手荒れの症状・原因からハンドケアによる予防から治療まで|エイジングケア化粧品のナールス

手荒れの原因と対策のお悩み別スキンケア

手荒れの症状・原因と予防や改善の対策をご紹介します。
また、エイジングケアにおすすめのナールスのハンドケアアイテムなどをご紹介します。
あわせて、皮膚科や美容医療による手荒れの治療法もご紹介します。

河本 英恵先生
この記事の監修医師

かわもと医院きれいクリニック院長

皮膚科医河本 英恵先生

手荒れとは?症状と特徴

手荒れは、その名のとおり、手肌が荒れた状態です。
手湿疹(主婦湿疹)は、ほぼ同じ意味で使われたり、症状によって使い分けることがあります。
医学的に手湿疹は「接触皮膚炎」の一種です。

<荒れた手肌>

荒れた手肌

手のひら、手の甲、手指の皮膚が水分を失い、乾燥することで始まります。
初期症状は、軽度のカサツキや乾燥です。
症状が進むと皮がむけたり、かるいひび割れや炎症を生じます。それが進むとかゆみ、深いひび割れ、あかぎれ、赤く腫れるなどの症状を伴い痛みを生じます。
さらに悪化した場合は、手肌がジュクジュクしたり、ただれてしまうことがあります。
このように手荒れは、進行してしまうことから、進行性指掌角皮症とも呼ばれます。

<手荒れの呼び方と症状・特徴>

手荒れの呼び方 症状・特徴
ひび割れ 手肌の皮脂が失われて乾燥した肌に、亀裂が起こった状態。
あかぎれ ひびの症状からさらに乾燥が進み、肌の柔軟性が低下して亀裂が深くなった状態。痛みや出血などを伴う。
進行性指掌角皮症 ジュクジュクやただれた状態。強いかゆみや痛みを伴う
参考記事

手荒れの原因と分類

手荒れの原因

手荒れは、水仕事などによる手肌の乾燥や化学物質、スマホの触りすぎなどの外部からの刺激が原因でおこります。 これらによって手肌のバリア機能が低下することが原因です。

特に、近年のコロナ禍においては、感染予防のために頻回な手洗い・消毒によって手荒れに悩む方が増えました。 これは、手肌のバリア機能が低下して乾燥が進んでしまって、手荒れ(刺激性接触皮膚炎)が起こっている状態です。

<手荒れの原因となる刺激>

手荒れの原因となる物理的刺激 水仕事、掃除、手洗い、パソコン作業、スマホ作業・閲覧
手荒れの原因となる化学的刺激 石鹸、洗浄剤、シャンプー、リンス、アルコールなどの消毒剤、たんぱく質、花粉などのアレルゲン

また、手肌の冷えや血行不良も、皮膚への栄養が不足することで、手荒れの原因になることがあります。

参考記事

手荒れの分類

手荒れは、大きく「刺激性接触皮膚炎」、「化学物質によるアレルギー性接触皮膚炎」、「蛋白質接触皮膚炎」、「アトピー型手湿疹」の4つに分かれます。

最も多いのは、刺激性接触皮膚炎で、全体の約70%と考えられています。手の洗いすぎやアルコール消毒などによる手荒れもその一つです。

手荒れの分類 特徴
刺激性接触皮膚炎 手に触れる物質の刺激によって、皮膚の角層のバリア機能が低下することによる手荒れ(手湿疹)。
利き手の手のひら、指先、爪周囲に多く発生。
アレルギー性接触皮膚炎 触れた化学物質(アレルゲン)によるアレルギー反応による手荒れ(手湿疹)。赤みや炎症、水ぶくれになることがよくある。
蛋白質接触皮膚炎 触れたたんぱく質(アレルゲン)による即時型アレルギーで起こる膨疹やかゆみを伴う手荒れ(手湿疹)。ひどい場合は、痛痒さや灼熱感がある。
アトピー性型手湿疹 アトピー因子を持つ人は、フィラグリンやセラミドが少なく皮膚のバリア機能が低下していることが多い。そのため、外からの様々な刺激で皮膚の炎症が起き、赤くなったり、小さいブツブツとした発疹やかさぶたができたり、皮がカサカサになったりといったかゆみを伴う湿疹ができることがある。

<参照元> 公益社団法人日本皮膚科学会 手湿疹診療ガイドライン

手荒れケアにおすすめのナールスのハンド美容ジェル

  • 保湿
ナールスロゼ

「ナールスゲン」が保湿力アップとエイジングケアをサポート

(*)おすすめの化粧品に関しては、医師監修の対象ではありません。


手荒れケアにナールスのハンド美容ジェルを使った体験&感想

手洗いや手の消毒をする機会が増えましたね。
私も仕事柄、通勤電車に乗ったり、多くの人と接する機会がありますので、外出先のお店などに入るたび、アルコール消毒をしています。
そして、職場や家に戻るたびに石鹸で手を洗います。
洗う機会が多くなったため、手がカサカサになることが増えました。
そのため手荒れをしやすい冬の時期だけでなく、年中ハンドクリームが手放せなくなってしまいました。
おそらくハンドクリームが季節を問わず必要なのは、コロナ禍やその後も皆さん同じような状況ではないでしょうか。
そんな今だからこそ、ナールス ロゼがとても役にたっています。
自宅での手洗い後、日々愛用させていただいています。
ナールス ロゼは、小豆大を手に取り、両手に伸ばして使用します。
お肌にすっとなじんで全くべたつかないのにしっとりと潤います。
おかげで、いつもより手洗い・消毒の頻度が上がっているにもかかわらず、手のカサカサは例年よりも少なく、手荒れしらずの冬を過ごしています。
ナールス ロゼ35gはコンパクトでカバンのポケットにも忍ばせやすいサイズなので、家用、外出用、職場用と複数用意しておきたいですね。

参照記事

予防やスキンケアによる対策 水仕事の際の工夫、保湿ケアなど

手荒れ予防の基本は、手肌の乾燥を予防することです。水仕事の際の工夫と保湿ケアが大切です。

水仕事の工夫

まずは、水仕事の際には手袋をしたり、水仕事や手洗い後にしっかり水分を拭き取ることも大切です。 次のようなことを心掛けましょう。

・水仕事は冷たい水や熱いお湯ではなく、ぬるま湯を使用する
・水仕事や洗剤を使う際はゴム手袋を着用する
・石けんやハンドソープは、低刺激タイプを使う
・手が濡れたら、すぐに清潔なタオルで優しく拭く
・手洗いの回数を過度にしない

ハンドクリームを上手に選ぼう

こまめにハンドクリームで保湿することが大切です。
特に冬はワセリンやシアバターなどのエモリエント成分が入った水分の蒸散を防ぐコッテリしたテクスチャーのハンドクリームがおすすめです。
あかぎれやひび割れなど手荒れがひどい場合は、尿素配合の薬用ハンドクリームを使うこともよい方法です。
また、グリチルリチン酸ジカリウム、dl-カンフル、グリチルレチン酸などの抗炎症成分が配合されたもの、血行を促進するビタミンEやヘパリン類似物質などの成分が入ったものもおすすめです。

一方、春や夏でも、さっぱりタイプのハンドクリームで手肌の保湿ケアを行いましょう。手荒れが無い時期に手肌の保湿力を高めることで秋や冬の手肌の予防が可能です。

ハンドクリームは、化粧品から医薬部外品や指定医薬部外品、医薬品があります。手荒れがよりひどい場合は、指定医薬部外品か医薬品を使いましょう。

参考記事

ハンドクリームの上手な使い方

① ハンドクリームの前に化粧水を使う

冬に使う多くのハンドクリームは、油溶性の成分であるエモリエント成分が主力成分です。
エモリエント成分は、水分の蒸散を防ぐことは得意ですが、水分を保持する力はありません。
だから、ヒアルロン酸やアミノ酸などの水溶性の成分、つまりヒューメクタントを多く含む化粧水をハンドクリームの前に使うのも手荒れの対策におすすめです。

② 適量使う

ハンドクリームは適量を塗ることが大切です。
ハンドクリームは人差し指の第一関節までの長さくらいが適量だといわれています。
やや多めに感じるかも知れませんが、手のひら、手の甲、爪のケアまで手全体にしっかりと塗り込んで使えば、丁度よいと感じる量です。

③ 塗るタイミングは?

ハンドクリームは、手洗いした後に毎回塗るのがおすすめです。
出来れば外出時も携帯して、手洗い後に塗りましょう。
特に、アルコール消毒後はバリア機能が低下しているので、こまめに塗るようにしましょう。

また、パソコンでの仕事や家事などの作業が多い方は、ジェルタイプなどの軽めのものを昼に使いましょう。

さらに、1日の最後の就寝前には、高保湿なハンドクリームを使い、マッサージしながら塗りましょう。
その後、綿100%の手袋をするのがおすすめです。

④ 塗り方

・両手の甲を重ね合わせるようにして、ハンドクリームを少しずつ広げる。
・手のひらでハンドクリームを反対側の手の甲に親指側から小指側へ、すりこむようになじませる。
・親指から小指に向かって1本ずつていねいになじませる。
・爪の周りも1本ずつマッサージするように塗る。
・指の股にもしっかりと塗り込む。
・気持ち良いと感じる強さで親指と人差し指の間を押す。

参考記事

その他の手荒れ予防の対策

手荒れの予防にはほかにもできることがあります。
食べ物でたんぱく質やビタミンやミネラルなどの栄養素を摂る、手の紫外線対策をする、物理的刺激や化学的刺激を避ける、ストレスを回避するなども大切です。

手荒れの症状別の対策

手荒れの症状、進行別のハンドケアや対策について表にまとめます。

症状 対策・ハンドケア
特に症状はない 高保湿のハンドジェルや軽いテクスチャーのハンドクリームで手荒れ予防。
カサカサ感や軽度の乾燥 手荒れがひどくならないように、水を使うごとにしっかり手をふき、こまめにハンドクリームを使う。
軽い皮むけ・軽いひび割れ 手荒れがひどくならないように、水を使うごとにしっかり手をふき、こまめにハンドクリームを使う。
ひび割れ・あかぎれ 水仕事は極力避ける。
抗炎症成分が入った医薬部外品または医薬品のハンドクリームを使う
寝る前は、綿手袋をして、手を保護する。
出血やかゆみ、赤い腫れ 皮膚は受診がおすすめ。
水仕事を避ける。
水仕事をする時は、必ず手袋を使う。
抗炎症成分が入った医薬部外品または医薬品のハンドクリームを使う
寝る前は、綿手袋をして、手を保護する。
ただれ、水ぶくれ、強い痛み すぐに皮膚科を受診。
医師のアドバイスに従って治療とホームケア。
参考記事
個別に相談したい方へ

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手荒れの治療 皮膚科で治療しよう!

ひどくなる前に皮膚科へ

スキンケアで手肌をケアしていても、次のような症状があれば、薬局で治療薬を買ったり、早めに皮膚科を受診して改善のための治療をしましょう。

・手肌から粉が吹いた状態が続く
・ブツブツ(湿疹)がある
・水ぶくれがある
・じゅくじゅくしている
・かゆみが治まらない
・あかぎれ・ひび割れがある

手荒れがひどくなると、手洗いを行っても細菌などが皮膚に残りやすくなってしまうので、症状が改善しない場合は、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。

皮膚科でも保湿剤などで治療

皮膚科では、問診やパッチテストなどの検査を受けるなどで、手荒れを起こす原因を特定します。
その上で、適切な治療が行われます。

多くの場合は、保湿剤で治療を開始します。
保湿剤が入ったローション、クリーム、軟膏などの医薬品を使って治療を行います。
保湿剤としては、ヘパリン類似物質やワセリン、尿素などを使います。
症状などでこれらの保湿剤を使い分けます。

炎症がある場合には、アラントインやグリチルリチン酸2Kなどの抗炎症成分を使います。

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まとめ

手のシワの症状や特徴、原因、ハンドケアやエイジングケアによる予防や改善の対策、日常の生活習慣でできる予防法、美容医療による治療など幅広くご紹介しました。

症状が軽い手荒れは、ハンドケアを見直すことで、改善が可能です。
まずは、正しいハンドケアを実践しましょう。
一方、湿疹やかぶれがひどい場合は、積極的な治療が必要です。早めに皮膚科などを受診しましょう。
また、より積極的に美しい手肌を目指したいなら、美容医療に頼るのも良い方法です。
ただし、医療機関で治療を受けていても、ハンドケアや手肌に優しい生活習慣を続けることは大切です。

ナールスでは、ハンドクリームによる手荒れのケアから、「ナールスエイジングケアアカデミー」や「ナールス美容医療アカデミー」を通して、治療に関する情報提供まで、幅広くサポートしております。
ぜひ、自分に合った手荒れの対策を見つけていただければ幸いです。

この記事の監修医師

■ 資格・所属学会

医学博士、大阪府女医会理事、旭区医師会理事、日本医師会認定スポーツ医、大阪市難病指定医、化粧療法士、産業医

■ メディア登場歴

  • 健康手帖 TV 大阪
  • 毎日新聞 寄稿 手は口ほどに物を言う、マスク皮膚炎、多汗症、そのシミ、どんなシミ? 等
  • 毎日新聞 寄稿 多汗症 等
  • NHKラジオ 手荒れのお話し 帯状疱疹 等
この記事の執筆者
株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭
株式会社ディープインパクト 代表取締役
ナールス美容医療アカデミー編集長
ナールスエイジングケアアカデミー編集長
富本 充昭Mitsuaki Tomimoto

経歴

京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務。その後、医学出版社、医学系広告代理店勤務を経て、ナールスブランドのエイジングケア化粧品開発に従事。
医薬品の開発支援業務、医学・薬学・香粧品の学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
自ら美容医療を体験するとともに、美容外科医、美容皮膚科医へのインタビュー経験、動画出演経験も豊富。

著作

メディカル視点で「カッコイイ」を目指す大人のスキンケア&美容ブック

経歴

HIFU、Qスイッチレーザー(フラクショナル、トーニング)、ピコレーザー(ピコフラクショナル)、 ハイドラフェイシャル、高濃度ビタミンC点滴、白玉点滴、幹細胞上清液点滴、マイヤーズカクテル、テロメア点滴

この記事の編集者
ナールスコム店長 村上清美
ナールスコム店長
ナールスコム
村上 清美Kiyomi Murakami

メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。

保有資格

コスメコンシェルジュ
日本化粧品検定特級 コスメコンシェルジュ
  • 化粧品検定1級
  • 日本エステティック協会認定エステティシャン
  • 日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
  • ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
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