シミの種類・原因と予防のスキンケアやエイジングケアから治療|エイジングケア化粧品のナールス
シミの種類と症状・原因をはじめ、スキンケアやエイジングケア、美白化粧品による予防や改善の対策、治療法をご紹介します。
また、おすすめのナールスの化粧品の組み合わせをご紹介します。あわせて、美容医療による手のシミの治療法もご紹介します。
この記事の監修医師
女医によるファミリークリニック
院長大井 美恵子先生
シミとは?種類・症状・特徴
シミとは?
シミとは、主に皮膚の表皮の中でメラニンが色素沈着したものです。
シミで最も多いのは、紫外線ダメージの蓄積でできる老人性色素斑ですが、
子供の頃でも目立つ雀卵斑(ソバカス)やホルモンバランスの影響を受ける肝斑をはじめ、多くの種類があります。
それぞれ症状や原因が異なりますが、多くの場合は紫外線ダメージが悪影響を与えます。
参考記事
シミの種類は6種
シミは、細かく分けると6種類あります。それぞれの特徴を紹介します。
ただし、気を付けるべき点は多くの場合、シミが1種類だけ現れるのではなく、いくつかの種類のシミが同時に現れます。
① 老人性色素斑
シミといえば、多くの場合、老人性色素斑のことを指します。
日光黒子、日光性色素斑、日光性黒子とも呼ばれます。
症状としては、数mm程度の丸い色素斑で、顔の骨格の高いところにできやすく、最初は薄い茶色ですが、だんだん黒っぽくなり、シミの境界がはっきりしてくるのが特徴です。
顔以外にも、腕、肩、デコルテ、手の甲にもできやすいシミです。
また、花弁状色素斑と呼ばれる極度な紫外線ダメージを受けた後に多発するシミもありますが、これは老人性色素斑の1つと考えられます。
参考記事
② 雀卵斑(ソバカス)
雀卵斑(ソバカス)は、目の周りや頬などに多く現れる小さな茶色の斑点です。
スズメの卵の殻に似ていることでこの名前がつきました。
多くの場合は遺伝性で、子供の頃から発生し、思春期により目立つことが多いです。
色白の人に多く、一般的なシミよりも小さく、目や鼻の周り、頬に現れやすいことが特徴です。
また、年齢とともに薄くなることが多いです。
参考記事
③ 肝斑
肝斑は、女性ホルモンのバランスの影響などにより、主に30代後半〜40代以降の女性に多く見られるシミです。
肝斑は、慢性の炎症性のシミで、メラニンが活発に生成されている状態と考えられています。
頬骨のあたりを中心に、額や口の周辺などに左右対称で現れますが、輪郭がはっきりせず、薄い褐色のシミが広範囲に現れるのが特徴です。
肝斑の症状が現れるのは50代後半までで、60歳以降は薄くなったり、消えたりすることがあります。
<かわもと医院きれいクリニック院長 河本英恵先生提供>
参考記事
④ 炎症後色素沈着
炎症後色素沈着は、ニキビや傷、肌荒れなどで皮膚が炎症を起こし、その後色素沈着してシミになったもので、PIH(Post-Inflammatory Hyperpigmentation)とも呼ばれます。
虫刺され、やけどや外傷、シミ取りレーザーの施術によるダメージなどで目立ちますが、紫外線は関係していません。
また、最近ではマスクによる肌ダメージでも炎症後色素沈着が増えています。
炎症を起こした痕がシミとなって残るため、形や色など症状はさまざまです。
<炎症後色素沈着>
<かわもと医院きれいクリニック院長 河本英恵先生提供>
参考記事
⑤ 脂漏性角化症
脂漏性角化症は、シミがイボのように盛り上がってきたものです。
その本態は老人性色素斑と同じで、2つをあわせてSK(Seborrheic Keratosis)とも呼ばれます。
また、老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)、年寄りイボ、出っ張りジミなどとも呼ばれ、イボの表面はザラザラ、ボツボツして膨らみを持っているのが特徴です。
色は淡褐色から黒色で、形も平らなものから隆起しているものまでさまざまです。
最初は1〜2mmくらいの大きさですが、放置すると大きくなることもあります。
<脂漏性角化症>
<かわもと医院きれいクリニック院長 河本英恵先生提供>
参考記事
⑥ 後天性真皮メラノサイトーシス
後天性真皮メラノサイトーシスは、真皮内にメラニンが増えて目立つシミです。
ADM(Acquired Dermal Melanocytosis)や遅発性太田母斑様色素班とも呼ばれています。
ADMはシミではなく、アザの一種と考えられています。
多くの場合、20歳以降に小さな斑点状のシミとして、両側の頬や額、鼻翼部のあたりに左右対称で現れるため、肝斑と間違われることもあります。
1〜3mm程度の大きさのシミがまとまって現れるのが特徴で、色は灰色、灰褐色、茶褐色、濃褐色などさまざまです。
参考記事
気をつけたいシミ以外の怖い病気
一見、ただのシミだと思っていても深刻な皮膚の病気のケースもあります。
たとえば、表在型基底細胞癌や悪性黒色腫(悪性黒子)などの皮膚がんであったり、光老化でできる日光角化症という病気があります。
また、シミがただれたり、盛り上がってくるなどの場合は、すぐに皮膚科などを受診しましょう。
また、通常の生活なら紫外線が当たらない背中や胸などにシミが目立つ場合も、何らかの病気の可能性が否定できません。
その場合も、皮膚科などを受診しましょう。
シミの原因
シミができるメカニズム
① メラニンの過剰な産生
皮膚の表皮の奥の基底層には、メラノサイト(色素細胞)があります。
メラノサイトは、メラニンをつくる細胞です。
また、表皮には、ケラチノサイトと呼ばれる細胞があります。
紫外線ダメージや物理的なダメージ、精神的なストレスを受けると活性酸素が発生します。
それが増えると、ケラチノサイトは肌を守ろうとして、メラノサイトに対してメラニン色素を生成するように指令を出します。
そうすると、チロシナーゼという酵素が活発になってメラニン色素ができます。
本来、メラニンは肌のダメージを守るもので、ダメージがそれほど大きくなければ、肌のターンオーバーで排泄されます。
しかし、紫外線ダメージが大きかったり、蓄積するとメラニンが常につくられる状態となってしまいます。
つまり、メラニンが過剰な状態になってしまうのです。
これがシミのできるメカニズムの第一歩です。
② ターンオーバーの乱れによるメラニンの蓄積
加齢やそのほかの問題で、肌のターンオーバーが遅れることがあります。たとえば、紫外線ダメージもその1つです。
また、バランスの良くない食生活や睡眠不足など、不規則な生活もターンオーバーが遅くなる原因です。
20代ならターンオーバーの周期は1ヶ月程度ですが、40代、50代のエイジングケア世代になると45日〜60日程度になります。
ターンオーバーが遅くなるとメラニンを肌の外へ出す力が衰え、肌内部に蓄積されます。
つまり、シミが目立ちやすくなるのです。
このようにシミは、紫外線を中心とする肌へのダメージによってメラニンが過剰にでき、それがターンオーバーの遅れで肌の外へ排出できないことが原因なのです。
だから、肌が衰えてくるエイジングケア世代でシミが目立ちやすくなるのです。
シミの種類別の主な原因
シミの原因の多くは紫外線ダメージです。また、肝斑は紫外線が直接的な原因ではありませんが、憎悪因子となります。
一方、まだ明らかになっていませんが、後天性真皮メラノサイトーシスは紫外線とは関係が薄いシミと考えられています。
<シミの種類と主な原因>
シミの種類 |
主な原因 |
老人性色素斑 |
紫外線ダメージの蓄積 |
雀卵斑 |
遺伝 |
肝斑 |
ホルモンバランスの乱れ、薬剤、ストレス |
炎症後色素沈着 |
外傷、熱傷、虫刺され、薬剤などによる炎症 |
脂漏性角化症 |
紫外線ダメージの蓄積 |
後天性真皮メラノサイトーシス |
不明(何らかの原因で真皮メラノサイトが活性化) |
シミ予防をサポートするナールスのエイジングケア化粧品
ビタミンC誘導体が日焼けによるシミ・そばかすの予防をサポート
美白美容液
キュアパッションが紫外線のビフォー&アフターケアをサポート
(*)おすすめの化粧品に関しては、医師監修の対象ではありません。
ナールスのエイジングケア化粧品を使った体験&感想 by みっきー🌺さん
40才ごろからシミが気になりはじめ、ホワイトニング系の化粧品を使ったり、
ビタミンCを飲んだりしていまが、今のところあまり変化はありません。
そんな中、ホワイトニング系ではありませんが、
半年ほど前からナールスのエイジングケア化粧品を使うようになりました。
保湿力が高いのか、肌がしっとりモチモチして、小ジワは改善されているように思います。
シミに関しては、シミが消えるということより、肌のターンオーバーを整えることで今よりシミが増えないように、
でてこないようにとスキンケアをしています。
また、ナールスヴェールをつけるようにして紫外線ケアを日々頑張っています。
気になっているシミは、美容医療的なものにチャレンジしてもよいかなと思っています。
みっきー🌺さんのInstagramはこちら
*内容は個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません。また、化粧品には特定の肌悩みを改善・治療する効果は認められていません。
*体験・感想については、医師監修の対象ではありません。
シミの予防のスキンケアやエイジングケア
紫外線対策
老人性色素斑や脂漏性角化症の原因は紫外線です。また、肝斑や雀卵斑、炎症後色素沈着も紫外線によって悪化します。
だから、紫外線対策をしっかり行うことでほとんどのシミを予防したり、進行を防ぐことができるのです。
手段としては、日焼け止め、帽子、UVカットサングラスなどがあるので、それらを上手に組み合わせましょう。
また、紫外線は春や夏に強くなりますが、秋や冬でも降り注いでいます。
紫外線ダメージは、紫外線の強さと浴びる時間の掛け算なので、季節を問わずしっかりブロックすることが大切です。
日焼け止めの紫外線ブッロク力は、UVAをカットする指標であるPAとUVBをカットする指標であるUVBがあります。
生活シーンに合わせて上手に選びましょう。
なお、エイジングケア世代は、刺激の小さなノンケミカル処方の日焼け止めがおすすめです。
<日焼け止めの生活シーンに合わせたSPF・PAの選び方・使い分け>
参考記事
保湿ケアによるターンオーバーの正常化
実は、目立たなくても肌の中で小さなシミができていることがあります。これを隠れシミといいます。
隠れシミをはじめ、まだ目立たないうちに肌の外へメラニンを排出するために、常にターンオーバーの正常化を心がけましょう。
また、ターンオーバーの正常化のためにはバリア機能を守ることも大切です。
そのために、しっかり保湿ケアを行いましょう。
保湿には、天然保湿因子(NMF)に近いはたらきをするアミノ酸やナールスゲン、
角質細胞間脂質の成分であるセラミド、皮脂膜に近いはたらきをするスクワランやシアバターなどが入った化粧品を使いましょう。
保湿ケアは、肌質や年齢、季節に応じて、化粧水、美容液、乳液、保湿クリームを上手に組み合わせることが大切です。
美白化粧品
美白化粧品とは、「日焼けによるシミ・ソバカスを防ぐ」という効能を持つ医薬部外品です。
できてしまったシミを消すことはできませんが、予防には有効です。
アルブチン、カモミラET、トラネキサム酸、ビタミンC誘導体、ナイアシンアミド、プラセンタエキスなどが美白成分です。
参考記事
機能性の高いエイジングケア化粧品もおすすめ
最近では、ターンオーバーの正常化をサポートするなど、機能性の高いエイジングケア化粧品成分が登場しています。
ヒト幹細胞培養液、プラセンタエキス、EGFやFGFなどの成長因子を含むペプチド、レチノール、ナイアシンアミドなどがターンオーバーの正常化におすすめの成分です。
また、ビタミンC誘導体やビタミンE誘導体、フラーレン、エルゴチオネイン、金コロイドなどの酸化を防ぐ成分もおすすめです。
さらに、リンパ管ケア成分のキュアパッションや糖化を防ぐカルノシンなども良い成分です。
もう1つ、HSP(ヒートショックプロテイン)70というたんぱく質は、メラニンの過剰な生成を抑制することでシミを防ぎます。
ナールスゲンは、HSP70を増やすおすすめの成分です。
参考記事
正しい洗顔やクレンジング
摩擦の大きな洗顔やクレンジングは炎症を起こすリスクがあるので、炎症後色素沈着のリスクになります。また、今あるシミを悪化させるリスクにも。
だから、シミを予防するために優しい洗顔やクレンジングが大切です。
エイジングケア世代では、肌に優しいアミノ酸系界面活性剤の洗顔料やクレンジング料がおすすめです。
また、ジェルなどの摩擦の少ないタイプがおすすめです。
方法としては、肌をゴシゴシ擦らず、泡やジェルなどで優しく洗い、ぬるま湯で流しましょう。
また、界面活性剤やオイルが肌に長時間触れることも刺激になるので、洗顔やクレンジングの時間は1分程度を目安にしましょう。クレンジング中のマッサージはNGです。
洗い終わった後は、コットンなど優しい素材のタオルで優しく水分をふき取りましょう。
洗顔やからだを洗うときにも、肌をゴシゴシと擦らないように注意しましょう。
参考記事
シミを予防する日常生活
質の高い睡眠でターンオーバーを正常化
睡眠不足は、成長ホルモンの分泌が不十分となって肌のターンオーバーを乱す原因となります。
その結果、メラニン色素を上手く肌の外に排出できなくなってシミになってしまいます。
だから、シミの予防のためには質の高い睡眠を十分に取ることが大切です。
次のような方法がおすすめです
・就寝の90分〜2時間前にぬるめのお湯で入浴する
・就寝前にスマホやTVを見ない
・寝具は吸湿、放湿性が良く、保温性の高いものを使う
・就寝前のアルコールやカフェインを控える
・音楽を聴くなど自分に合った方法でリラックスする
シミを防ぐ食べ物を摂る
美肌や美白のためには、たんぱく質、炭水化物、脂質をバランスよく摂ることが大切です。また、ビタミンやミネラルを十分に摂ることも大切です。
特に、メラニンの蓄積を防ぐビタミンC、肌の新陳代謝を正常にしてシミを薄くする効果が期待できるビタミンB2、
抗酸化作用のあるビタミンE、リコピン、ターンオーバーの正常化をサポートする亜鉛などがおすすめです。
また、コーヒーや緑茶などの飲料にも抗酸化成分が含まれるので、上手に摂れば美白や美肌につながります。
さらに、ダークチョコレートに含まるカカオも美白をサポートします。
<シミの予防におすすめの栄養素と食べ物>
栄養素 |
豊富な食べ物 |
ビタミンC |
赤いピーマン、ブロッコリー、キウイフルーツ、イチゴ、アセロラ、パセリ、柑橘類など |
ビタミンB2 |
サケ、豚、パン酵母、海苔など |
ビタミンE |
アーモンドなどナッツ類、うなぎ、豆類、かぼちゃ、アボガド、胚芽米、サケなど |
リコピン |
トマト、スイカ、グレープフルーツ、柿、さくらんぼなど |
亜鉛 |
小麦胚芽、牡蠣、煮干し、からすみなど |
飲む日焼け止めやサプリメントを活用する
ニュートロックスサンやフェーンブロックなどの成分を配合した飲む日焼け止めやビタミンC、ビタミンE、リコピンなどを配合したサプリメントは、シミ予防に効果的です。
また、コラーゲンペプチドには、紫外線による日焼けを軽減したり、隠れシミを改善する効果があります。
これらのサプリメントを活用することで、シミを予防することが可能です。
ただし、これらのサプリメントは塗る日焼け止めの代わりではないので、併用するようにしましょう。
参考記事
心身のストレスを避ける
タバコ、お酒の飲みすぎ、過労、不安などは心身のストレスになります。
ストレスはホルモンバランスを崩すので、メラニンが増えてシミの原因や悪化をもたらすことに。
できるだけストレスのない生活を心がけましょう。
趣味を楽しむなど、ストレス発散の方法を考えましょう。
セルフメディケーションによるシミの治療
シミの治療にはたくさんの選択肢がありますが、シミの種類によって適切なものが異なります。
小さなシミや隆起のないシミならセルフメディケーションでも改善が可能ですが、大きなシミや盛り上がったシミなどは美容皮膚科で治療を受けないと改善しない場合が多いです。
セルフメディケーション、つまり市販の医薬品でシミに効果のある医薬品成分には、トラネキサム酸やL-システイン、ビタミンC、ビタミンEがあります。
トラネキサム酸は肝斑の改善にも効果があり、美容皮膚科などでもよく処方されます。
ブランドとしては、ハイチオールやトランシーノなどがあります。
薬局で薬剤師と相談の上、自分のシミにあう医薬品を選びましょう。
個別に相談したい方へ
エイジングケア化粧品のナールスでは、みなさまがより気軽で簡単にお肌悩みの相談などができるように、公式LINEでの個別対応を行っております。
ぜひ気軽にご利用ください。
美容医療でのシミの治療
美容皮膚科や美容クリニックなどで受けることができるシミの治療には、たくさんのバリエーションがあります。
シミの種類によって、適切な治療法が異なるので、正しい診断を受けることが大切です。
そのためには、シミの治療経験が豊富なクリニックを選びましょう。
また、美容医療で治療している間や治療後は、ホームケアも大切です。特に、紫外線対策は徹底しましょう。
参考記事
ハイドロキノンやトレチノインの外用
トレチノインは、ビタミンA誘導体でターンオーバーを促進するはたらきがあります。
ハイドロキノンは、メラニン生成を防ぎます。
この2つの塗り薬が皮膚科や美容クリニックの処方薬として使われています。
老人性色素斑や脂漏性角化症、雀卵斑に効果を発揮します。
参考記事
トラネキサム酸の内服・外用
トラネキサム酸の内服は、内側から炎症を鎮めることでメラニンの活性化を抑えます。
そのため、肝斑の治療の第一選択です。
また、トラネキサム酸の塗り薬は、内服ほど効果はありませんが、肝斑の治療に有効です。
すべてオンラインで完結する美容内服薬なら
光治療
光(IPL)治療とは、複数の周波数の光を比較的弱いエネルギーで照射する治療法です。
代表的な医療機器の名前であるフォトフェイシャルと呼ばれることが多いです。
メラニンを破壊し、ターンオーバーを促進することで、シミを目立たなくします。
老人性色素斑、雀卵斑などの薄いシミや小さなシミがたくさんある場合におすすめです。
参考記事
シミ取りレーザーのスポット照射
Qスイッチレーザーやそれよりも高速のピコレーザーのスポット照射は、老人性色素斑、雀卵斑、脂漏性角化症、後天性真皮メラノサイトーシスの治療に有効です。
一方、肝斑や炎症後色素沈着には使えません。
肝斑に使えば悪化します。また、副作用として炎症後色素沈着が発症します。
参考記事
レーザートーニング
レーザートーニングとは、スポット照射と異なり、やさしいパワーでシャワーを浴びるようにレーザーを照射し、
大きな刺激を加えずに徐々にメラニンを減らすことでシミを改善する治療法です。
ピコレーザーを使ったトーニングは、ピコトーニングと呼ばれます。
薄いシミやぼんやりしたシミがたくさんあって、顔全体がくすんでいる場合に効果的です。
また、肝斑に使うことが可能ですが、悪化させるリスクもあります。
参考記事
炭酸ガス(CO2)レーザー
炭酸ガス(CO2)レーザーは、盛り上がりのある老人性色素斑や脂漏性角化症に有効です。
レーザーを照射しても深部組織や正常な皮膚にはダメージを与えないため、メスで切除した場合よりもキズ痕が残りにくいメリットがあります。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングとは、皮膚にグリコール酸やサリチル酸などの薬剤を塗り、皮膚を剥がすことでターンオーバーを改善する美白治療です。
比較的薄い老人性色素斑や肝斑、炎症後色素沈着などにはある程度有効ですが、脂漏性角化症や後天性真皮メラノサイトーシスには効果は期待できません。
参考記事
シミの種類 |
治療の選択肢 |
老人性色素斑 |
・トレチノインやハイドロキノン
・光治療
・レーザーのスポット照射
・レーザートーニング
・ケミカルピーリング |
雀卵斑 |
・トレチノインやハイドロキノン
・光治療
・レーザーのスポット照射
・レーザートーニング
・ケミカルピーリング |
炎症後色素沈着 |
・光治療
・トレチノインやハイドロキノン(リスクあり)
・ケミカルピーリング |
脂漏性角化症 |
・トレチノインやハイドロキノン
・炭酸ガスレーザー
・レーザーのスポット照射 |
後天性真皮メラノサイトーシス/td>
| ・Qスイッチレーザーのスポット照射
・ピコレーザーのスポット照射 |
参考記事
もっと美容医療を知りたい方へ
「もっと詳しく美容医療について知りたい」
「美容医療がお得に受けられるような情報が知りたい」
「他のお肌悩みにも美容医療を検討したい」
このようなご希望にぴったりの情報を手軽にゲットするなら「ナールス美容医療アカデミー」の公式LINEがおすすめです。
まとめ
シミの症状や種類、特徴、原因、スキンケアやエイジングケアによる予防や改善の対策、日常の生活習慣でできる予防法、美容医療による治療など幅広くご紹介しました。
シミにはたくさんの種類がありますが、紫外線が原因となったり悪化の因子となるケースが大半です。
シミが目立つとスキンケアやエイジングケア、美白化粧品では消すことはできません。
だからこそ、紫外線対策を中心に予防することが大切です。
また、保湿ケアでターンオーバーを正常化することや美白化粧品を使うことも良い予防法です。
しかし、一旦シミが目立つと美白化粧品を使っても改善することができません。
シミが目立っていて改善したいと思う場合は、美容医療に頼るのも良い方法です。
今ではたくさんの治療法があるので、美容クリニックでカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
ナールスでは、エイジングケア化粧品によるシミの予防から、「ナールスエイジングケアアカデミー」や
「ナールス美容医療アカデミー」を通してケア・治療に関する情報提供までを幅広くサポートしております。
ぜひ、自分に合ったシミ対策を見つけていただければ幸いです。
この記事の監修医師
■ 経歴
- 広島大学附属幼稚園/広島大学附属小学校/広島大学附属中学校/広島大学附属高等学校卒業平成
- 21年3月 金沢医科大学医学部医学科卒業
- 平成21年4月〜平成23年3月 医療法人あかね会 土谷総合病院勤務
- 平成23年4月〜 広島市立広島市民病院小児科勤務
- 平成28年12月 女医によるファミリークリニックを開業他:広大前皮フ科内科・アーバンビューグランドタワーメディカルコート・重症心身障害児施設 ときわ呉・日本赤十字社等で勤務
■ 資格
難病指定医・キレーション認定医、小児慢性特定疾患指定医、子どもの心相談医、高濃度ビタミンC点滴療法認定医
■ 所属学会
日本小児科学会、日本周産期新生児医学会、日本小児神経学会、日本リウマチ学会、抗加齢医学会、高濃度ビタミンC点滴療法学会、日本アレルギー学会、日本小児皮膚科学会、日本小児科医会、広島県小児科医会、赤ちゃん成育ネットワーク、点滴療法研究会
この記事の執筆者
株式会社ディープインパクト 代表取締役
ナールス美容医療アカデミー編集長
ナールスエイジングケアアカデミー編集長
富本 充昭Mitsuaki Tomimoto
経歴
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務。その後、医学出版社、医学系広告代理店勤務を経て、ナールスブランドのエイジングケア化粧品開発に従事。
医薬品の開発支援業務、医学・薬学・香粧品の学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
自ら美容医療を体験するとともに、美容外科医、美容皮膚科医へのインタビュー経験、動画出演経験も豊富。
経歴
HIFU、Qスイッチレーザー(フラクショナル、トーニング)、ピコレーザー(ピコフラクショナル)、 ハイドラフェイシャル、高濃度ビタミンC点滴、白玉点滴、幹細胞上清液点滴、マイヤーズカクテル、テロメア点滴
この記事の編集者
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
保有資格
コスメコンシェルジュ
-
化粧品検定1級
-
日本エステティック協会認定エステティシャン
-
日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
-
ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
お悩みで選ぶ