ご高齢の方の乾燥肌の症状・原因からエイジングケアと治療|エイジングケア化粧品ナールス
ご高齢の方の乾燥肌の症状・原因と予防や改善の対策をご紹介します。
また、エイジングケアにおすすめのナールスの化粧品の組み合わせをご紹介します。
あわせて、皮膚科や美容医療によるご高齢の方の乾燥肌の治療法もご紹介します。
この記事の監修医師
東中野皮フ科クリニック
院長加藤 雄一郎先生
高齢の乾燥肌の症状と特徴
高齢になると乾燥肌になりやすい
加齢にともなって、肌のバリア機能が低下します。その傾向は高齢になるほど顕著になります。
だから、角質層のはたらきは低下します。
また、表皮全体や真皮、皮下組織の衰えも大きくなります。
そのため、60代を過ぎ70代、80代になると、お肌から落ちるべき古い角質細胞が表皮に残り、
角質層が厚くなってゴワゴワした肌になっていきます。
つまり、高齢になればなるほど肌が弱り、乾燥肌になりやすいのです。
<高齢の方の肌の特徴>
見た目 |
キメが乱れがち ハリやツヤがない |
角質 |
厚くなっていく 水分量が減っていく |
表皮全体 |
薄くなっていく 細胞の間に隙間ができて、整然と並ばなくなる |
真皮 |
コラーゲンやエラスチンが減ったり変性することで、薄くなるとともに、形も崩れていく |
参考記事
老人性乾皮症とは?
乾燥肌は医学的に、乾皮症(かんぴしょう)と呼びますが、高齢の方の乾燥肌が進んだ状態は、
老人性乾皮症(ろうじんせいかんぴしょう)と呼ばれます。
老人性乾皮症は、「下腿伸側」、「側腹部から腰部」、「肩」、「大腿」、「腕」などによく見られます。
老人性乾皮症は、皮膚の角層の水分保持機能の低下が進んだ状態です。
症状としては、肌がひどく乾燥することで、浅い亀裂や白いふけのような粉(鱗屑(りんせつ))が生じ、
掻痒(そうよう=かゆみ)をともないます。
中でもかゆみは、ご高齢の方にとって頻度が高い症状です。
また、かゆみは時には激しいかゆみとなり不眠の原因にもなります。また、症状によっては、痛みや発疹がともなうこともあります。
なお、老人性乾皮症は、高齢の方の皮脂欠乏性湿疹(乾燥性皮膚炎)とおおむね同じ意味で使われています。
高齢の方の乾燥肌の原因
乾燥肌の原因は、高齢の方であっても「お肌のバリア機能の低下」です。
加齢によるバリア機能の低下
<バリア機能が正常な肌と低下した肌>
若くて健康な皮膚は、天然保湿因子(NMF)や角質細胞間脂質(セラミドやコレステロール)が十分にあるため、
角質層の水分を保持する力があります。
また、皮脂膜によって、水分蒸散を防ぐ力があります。
このはたらきがバリア機能で、健やかな状態であれば、外的な刺激からも守られ、お肌に潤いが十分にあります。
しかし、年齢を重ねると、天然保湿因子やセラミドなどは減ってしまいます。
また、皮脂膜は、皮脂と汗などが混じってできますが、こちらも加齢で減ってしまいます。
つまり、高齢に方の場合は、バリア機能の低下が顕著で、ひどい乾燥肌になりやすいのです。
これは顔だけではなく全身に及びます。
参考記事
ほかにもバリア機能が低下する原因があります!
加齢以外でも、次のようなことが高齢の方の乾燥肌の原因になります。
・紫外線ダメージ
・低い気温・低い湿度
・摩擦・ずれ・圧迫による刺激
・排泄物などの刺激
・大気のほこりやPM2.5
・花粉などアレルゲン
・間違ったスキンケアやエイジングケア
・免疫の低下
・ストレス
・よくない生活習慣
・皮膚の病気(アトピー性皮膚炎など)
ターンオーバーも遅くなって改善が難しい
加齢とともに肌の表皮の新陳代謝であるターンオーバーが遅くなります。ターンオーバーの過程では、
天然保湿因子やセラミドはつくられますが、表皮細胞の分裂に時間がかかります。
だから、高齢になると乾燥しやすいのです。
参考記事
真皮から表皮への水分補給が減る
高齢になると、真皮のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が減ることによって、機能も器質も衰えます。
真皮には、表皮に水分を移動させることで潤いを保つはたらきがありますが、その力が衰えてしまうことも乾燥肌を進める原因の1つです。
参考記事
ご高齢の方の乾燥肌ケアにおすすめのナールスのエイジングケア化粧品
アミノ酸系洗浄成分のクレンジングジェルで優しく潤いを残すクレンジング
ヒト型セラミド、シアバター、スクワランが乾燥を強力サポート
「ナールスゲン」が保湿力アップをサポート
(*)おすすめの化粧品に関しては、医師監修の対象ではありません。
高齢の感想肌ナールスのエイジングケア化粧品を使った体験&感想 by YT
私は今年(2023年)85歳になります。
ナールスのエイジングケア化粧品は、ナールスピュア発売時の75歳から使用しています。
さすがにこの年齢になるとたるみやシワが目立ちますし、シミも気になります。
私は若い時から美容にお金を使うタイプではありませんし、今さら、美容医療を受けたいなどと思うこともありません。
それでも、冬に肌がカサカサしたり、白い粉がふくなど乾燥肌は何とかしたいなと思います。
幸い肌は強く若いころからシンプルなスキンケアで大きな肌トラブルはなく過ごせてきました。
それでも少しは良い化粧品を使いたいと思ってであったのがナールスピュアです。
テレビのニュース番組で、ナールスゲンが京都大学で発見された成分ということですご興味を持って使うようになりました。
それ以来、使い続けていますが幸いにも、今でも冬場にカサカサしたり、粉をふくことなく過ごせています。
そのため、友人10人くらいにおすすめしました。
自分の肌質が強いことも有ると思いますが、ナールスピュアも乾燥肌を防ぐのに大いに役立っています。
*内容は個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません。
また、化粧品には特定の肌悩みを改善・治療する効果は認められていません。
*体験・感想については、医師監修の対象ではありません。
高齢の方の乾燥肌の予防のための対策
優しい保湿
高齢の方の乾燥肌の予防にとっては、保湿ケアが欠かせません。
洗顔、クレンジングをしたあとは、なるべく早めにエイジングケア化粧品を使って保湿成分を補いましょう。
刺激が少なく保湿効果の高いエイジングケア化粧品を使用し、乾燥肌対策を行いましょう。
保湿ケアは、化粧水だけではなく、美容液や保湿クリームも使いましょう。また、冬なら美容オイルを加えることもおすすめです。
60代や70代以上の高齢の方のお肌は、皮脂量、角質細胞間脂質、NMF(天然保湿因子)、
水分量のすべてが減っており、乾燥しやすいので、それ以前よりさらにしっかりと保湿をすることが必要です。
参考記事
紫外線対策も大切
紫外線ダメージもバリア機能にダメージを与えるので、乾燥肌の原因になります。
帽子や衣類、日焼け止めなどを使って紫外線対策を行いましょう。
また、高齢の方は若年層の方と比べて免疫力が低下しているので、
健康のためにも紫外線が強い10時~14時の時間帯や夏などに長時間外出する際は、特に注意しましょう。
参考記事
生活の中でできる対策
高齢の方の乾燥肌を予防する上で、注意していただきたい日常生活のポイントをご紹介します。
① 入浴時の注意
高齢になると洗い過ぎや強い刺激で、お肌のダメージが大きくなります。
だから、石けんやボディーソープを使って体を洗うのは、1日1回にとどめましょう。
また、刺激が少ない弱酸性やアミノ酸系の洗浄剤を選びましょう。
洗浄剤はよく泡立てて、ナイロンタオルなどの強い摩擦刺激は避けて、泡で汚れを落とすように優しく洗います。
② お風呂の入り方
お風呂の温度は、39~40℃程度のぬるめのお湯がおすすめです。
また、長時間浸かり過ぎないようにし、適度な時間であがることがポイントです。
③ 部屋の温度や湿度を調整する
お部屋は暑すぎず寒すぎない室温で過ごすことが基本です。
また、湿度は50~60%程度を保てるようにしておくと、乾燥肌の予防に繋がります。
冷暖房も乾燥肌の原因になります。夏や冬にエアコンを使う場合には、部屋の加湿を行いましょう。
④ 肌着は天然素材がおすすめ
ご高齢の方のお肌は、化学繊維などのダメージを受けやすいです。
だから、肌着は、天然のシルクがおすすめです。
なるべくお肌にとって負担が少ない天然素材を選ぶことが大切です。
シルクは保温性も高いので冷え対策になります。
⑤ 電気毛布やこたつなどの長時間使用は控える
電気毛布やこたつを長時間使用していると、お肌が乾燥したり脱水症状を引き起こす場合もあります。
長時間の使用は控えましょう。
⑥ 水分を十分に摂る
お肌の乾燥を防ぐためにも、適度な水分補給が欠かせません。
ご高齢の方は、脱水症状になりやすい傾向があります。
1年を通して、水分を十分に摂取するように気を配りましょう。
食事とは別に、1日コップ5杯程度の水分を摂ることを心がけましょう。
個別に相談したい方へ
エイジングケア化粧品のナールスでは、みなさまがより気軽で簡単にお肌悩みの相談などができるように、公式LINEでの個別対応を行っております。
ぜひ気軽にご利用ください。
ひどい乾燥肌、老人性乾皮症は皮膚科で治療を
保湿剤が治療の基本
高齢の方の乾燥肌や老人性乾皮症の治療には保湿剤を使います。
そんな保湿剤は大きく2種類に分かれます。
1つは、エモリエントと呼ばれるワセリン、プロペト、天然油脂、ミツロウなどのロウ類など、密閉性の高い油分です。
エモリエントは、入浴後などの角質に水分を含んだ状態で使うと効果が高い製剤です。
もう1つは、角質層の水分を保持するヒューメクタントと呼ばれる成分で、エモリエントより保湿効果が高いと考えられています。
ヒューメクタントには尿素製剤(ウレパールなど)、ヘパリン類似物質製剤(ヒルドイド)などがあります。
ほかにもビタミンAが主成分のザーネ軟膏、ビタミンAとビタミンEが主成分のユベラ軟膏があります。
老人性乾皮症の治療薬は、医師や薬剤師の指示を守って使用することが大切です。
かゆみがひどい場合の治療
保湿剤だけでかゆみが軽減しない場合は、ステロイド外用薬を用いることもあります。
これは、短期間使って炎症やかゆみが軽減すれば中止して、保湿剤だけの治療に戻します。
また、痒み対策には、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤が用いられることもあります。
高齢の乾燥肌治療に美容医療は大丈夫?
自費診療となりますが、高齢の乾燥肌でも美容医療で治療を受けることは可能です。
かゆみや炎症があるなどの場合は、皮膚科での治療を受けることが先決ですが、特にひどい症状がない場合は、
乾燥肌の改善や予防のために美容医療も選択肢の1つです。
医師に肌状態を診断してもらった上で、適切な治療をうけましょう。
比較的受けやすい施術としては、イオン導入やエレクトロポレーション、ケミカルピーリングなどがあります。
参考記事
もっと美容医療を知りたい方へ
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このようなご希望にぴったりの情報を手軽にゲットするなら「ナールス美容医療アカデミー」の公式LINEがおすすめです。
まとめ
高齢の方の症状や原因、スキンケアやエイジングケアによる予防や改善の対策、日常の生活習慣でできる予防法、
皮膚科での治療などを幅広くご紹介しました。
高齢の方の乾燥肌は、主に加齢でバリア機能が低下することが原因です。
また、肌全体の機能が低下するとともに器質的な衰えもより乾燥を進ませる原因となってしまいます。
症状が軽い乾燥肌は、スキンケアやエイジングケア、生活習慣を見直すことで、改善が可能です。
まずは、正しいスキンケアやエイジングケアの実践と生活習慣の見直しを行ってみましょう。
しかし、高齢の方の乾燥肌は重症化しやすかったり、冬などは症状が悪化することもよくあります。
カサカサがひどく、湿疹やかぶれ、炎症がある場合は、積極的な治療が必要です。早めに皮膚科を受診しましょう。
ただし、医療機関で治療を受けていても、家庭でのスキンケアやエイジングケア、良い生活習慣を続けることは大切です。
ナールスでは、エイジングケア化粧品による高齢の方の乾燥肌のケアから、「ナールスエイジングケアアカデミー」や「ナールス美容医療アカデミー」を通して、エイジングケアや治療に関する情報提供まで、幅広くサポートしております。
ぜひ、年齢に応じた乾燥肌の対策を見つけていただければ幸いです。
この記事の監修医師
■ 経歴
- 2008年 帝京大学医学部卒業
- 2008年 千葉西総合病院 初期研修医
- 2009年 上尾中央総合病院 初期研修医
- 2010年 東京医科大学病院皮膚科 入局
- 2016年 東京医科大学病院皮膚科 助教
- 2018年 上尾中央総合病院 皮膚科 部長
- 2019年 戸田中央総合病院 皮膚科 部長
- 2020年 大手美容外科 院長
- 2021年 今泉スキンクリニック 常勤医師
■ 保有資格
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医/日本医師会認定 産業医
■ 所属学会
日本皮膚科学会 会員/日本美容皮膚科学会 会員/日本皮膚悪性腫瘍学会 会員/日本美容外科学会(JSAS) 会員
■ 診療外実績
アラガン・ジャパン株式会社 ボトックスビスタ® 認定医
この記事の執筆者
株式会社ディープインパクト 代表取締役
ナールス美容医療アカデミー編集長
ナールスエイジングケアアカデミー編集長
富本 充昭Mitsuaki Tomimoto
経歴
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務。その後、医学出版社、医学系広告代理店勤務を経て、ナールスブランドのエイジングケア化粧品開発に従事。
医薬品の開発支援業務、医学・薬学・香粧品の学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
自ら美容医療を体験するとともに、美容外科医、美容皮膚科医へのインタビュー経験、動画出演経験も豊富。
経歴
HIFU、Qスイッチレーザー(フラクショナル、トーニング)、ピコレーザー(ピコフラクショナル)、 ハイドラフェイシャル、高濃度ビタミンC点滴、白玉点滴、幹細胞上清液点滴、マイヤーズカクテル、テロメア点滴
この記事の編集者
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
保有資格
コスメコンシェルジュ
-
化粧品検定1級
-
日本エステティック協会認定エステティシャン
-
日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
-
ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
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