インナードライ肌の症状・原因と予防や改善の対策|エイジングケア化粧品のナールス
インナードライ肌の症状・原因と予防や改善の対策をご紹介します。
また、エイジングケアにおすすめのナールスの化粧品の組み合わせをご紹介します。
あわせて、皮膚科や美容医療によるインナードライ肌の治療法もご紹介します。
この記事の監修医師
形成外科・美容皮膚科 みやびクリニック
院長矢加部 文 先生
インナードライ肌とは?症状・特徴
症状
・お肌のテカリが気になる
・乾燥気味なのにニキビができる
・皮脂が多いのに、お肌がツッぱる
エイジングケア世代になってこうした症状が出る場合は、もしかしたらインナードライ肌かもしれません。
テカリやニキビができると「脂性肌かも?」と感じてしまうかもしれませんが、エイジングケア世代の女性の場合、多くはインナードライ肌です。
インナードライ肌とは、皮膚表面は皮脂でベタついているのに、角層の水分量が不足している肌状態です。
インナードライ肌は、乾燥性脂性肌とも呼ばれますが、本質は乾燥肌です。
だから、春夏秋冬の季節を問わず気になることがあります。
参考記事
インナードライ肌のチェック法は?
洗顔後にお肌の状態をセルフチェックすることで、インナードライ肌を簡便に診断することができます。
まず、洗顔後、スキンケアをせずに、15~20分程度待ちます。
もし、「皮脂が浮いてきたのにツッパリ感がある」などの状態になるようでしたら、インナードライ肌の可能性が高いといえます。
一方、脂性肌(オイリー肌)なら、洗顔後、ツッパリ感はありません。
もちろん、こうしたチェックをしなくても、先に説明したインナードライ肌の症状が気になるなら、その可能性が高いです。
乾燥肌と何が違う?
乾燥肌は肌表面の水分・油分とも少なく、肌内部の水分も少ない肌状態です。
つまり、皮脂分泌が少なくバリア機能が低下している状態です。
一方、インナードライ肌は、乾燥肌の症状の1つですが、バリア機能の低下が引き金となって、肌を守ろうと皮脂分泌が活発になっています。
脂性肌と何が違う?
脂性肌は肌表面の水分・油分とも多く、肌内部の水分も多い肌状態です。
つまり、皮脂分泌が活発でかつバリア機能が低下していない状態です。
一方、インナードライ肌は、皮脂分泌は活発ですがバリア機能が低下した肌状態です。
混合肌と何が違う?
混合肌は、一つの顔の部位に乾燥肌と脂性肌が混在している状態です。
混合肌では、Tゾーンはべたつき、Uゾーンは乾燥しているケースが多く、その差が大きいのです。
一方、インナードライ肌は顔全体の表面がテカっています。
<肌質の分類>
インナードライ肌の原因
バリア機能の低下が引き金となるターンオーバーの乱れ
インナードライ肌は、その本態は乾燥肌です。
だから、根本的な原因は、バリア機能の低下です。
バリア機能とは、肌を外的な刺激から守り、角質層に水分を閉じ込める肌の本来のはたらきのことです。
加齢や外的・内的な要因によってバリア機能がダメージを受けることで、肌の表面と肌内部の乾燥が進みます。
その結果、肌では自分自身を守ろうというはたらきが起こります。
つまり、バリア機能が低下することで、表皮の新陳代謝であるターンオーバーが促進するのです。
ターンオーバーとは、表皮の奥でできた細胞が徐々に角質層まで上がり、最後は垢となって肌から剥がれ落ちるプロセスです。
それが早くなりすぎると、未成熟な角質ができてしまうので、肌はそれを守るために一生懸命、皮脂を分泌させるのです。
その結果、肌内部の水分不足が回復しないまま、肌表面は皮脂が過剰なインナードライ肌になってしまうのです。
バリア機能が回復せず、それが続くと敏感肌になってしまうことがあります。
<バリア機能が正常な肌と低下した肌>
参考記事
バリア機能の低下やターンオーバーの乱れをもたらす要因
これらは乾燥肌の原因とも共通します。
① 内側の原因
・加齢と肌の質(お肌のタイプ)
・女性ホルモンの減少やバランスの乱れ
・よくない生活習慣・ライフスタイル(ストレス、喫煙習慣、過度の飲酒、睡眠不足など)
・皮膚病などの病気(皮脂欠乏性湿疹・老人性乾皮症・アトピー性皮膚炎など)
・過度の洗顔やクレンジングなどのスキンケアや間違った化粧品の使い方
・熱いお湯での入浴や石鹸の使いすぎ
・喫煙
・体の冷えなどによる血行不良
② 外側の原因
・紫外線ダメージ
・外気の乾燥
・衣類による摩擦
・急激な温度や湿度の低下
・大気汚染や花粉などのアレルギー源の影響
・金属や化学物質の刺激
・受動喫煙
特に気をつけたいインナードライ肌の原因
インナードライ肌で特に気をつけたい原因を3つ挙げます。
① 間違ったスキンケアやエイジングケア
インナードライ肌の原因でよくあるのは、脂性肌だと思って皮脂を抑えるスキンケアやエイジングケアを行うことです。
ゴシゴシ洗顔する、洗顔回数を増やす、スクラブ洗顔や酵素洗顔を高頻度で行う、収れん化粧水や拭き取り化粧水をたくさん使うなどは、すべてバリア機能低下の原因です。
これらは誤ったスキンケアやエイジングケアです。
② ストレス
過度なストレスは自律神経を乱し、皮脂の過剰分泌の原因になることがあります。
また、血行不良になり、十分な栄養素が肌に届かなかったリ、老廃物が溜まりやすくなります。
ストレスは、インナードライ肌の原因として特に気を付けたいものの1つです。
③ 睡眠不足
皮膚細胞を活性化し、肌の成長や回復を促す成長ホルモンは、質の高い十分な睡眠で活発に分泌されます。だから、良い睡眠は肌を健やかに保つためにとても大切です。
一方、睡眠不足だと成長ホルモンの分泌量は減ってしまいます。その結果、肌が十分に回復せず、肌内部の水分が少なくなり、インナードライ肌の原因になってしまうのです。
インナードライ肌におすすめのナールスのエイジングケア化粧品
アミノ酸系洗浄成分のクレンジングジェルで優しく潤いを残すクレンジング
ヒト幹細胞培養液などの贅沢な美容成分が保湿力アップをサポート
ヒト型セラミド、シアバター、スクワランが保湿を強力サポート
「ナールスゲン」が、じっくりと素肌の保湿力アップをサポート
(*)おすすめの化粧品に関しては、医師監修の対象ではありません。
ナールスのエイジングケア化粧品を使った体験&感想 by 美 にゃんにゃんさん
20代のころからインナードライ肌に悩んでいるので、普段から保湿はしっかりとするように心がけています。
また、敏感肌でもあるので、これまで色々なスキンケアを試す中でお肌に合わないものも結構たくさんあり、
自分に合うスキンケアを見つけるのは難しいと感じていました。
ナールスのエイジングケア化粧品はアルコールや香料、着色料、石油系界面活性剤が入っておらず、
防腐剤も必要最低限しか入っていないやさしい処方になっているので、
インナードライ肌であり敏感肌の私でも刺激を感じることなく続けて使えています。
エイジングケア化粧水のナールスピュアは、さらっとした使い心地でお肌の浸透がはやくて
べたつきがなくさっぱりしてるのに内側から潤う感じがして、毎日使い続けてお肌も好調です。
インナードライ肌にとっては内側が潤うのが嬉しいですね。
美 にゃんにゃんさんのInstagramはこちら
*内容は個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません。また、化粧品には特定の肌悩みを改善・治療する効果は認められていません。
*体験・感想については、医師監修の対象ではありません。
インナードライ肌の予防や改善のセルフケア
徹底した保湿による乾燥肌対策
お肌の表面は皮脂が多く、中身はカラカラというのが「インナードライ肌」。
乾燥肌に近いケアが大切です。
インナードライ肌対策の基本は、「刺激の少ないエイジングケア化粧品でしっかり保湿する」ことです。
また、避けたい成分は、合成香料・合成着色料・アルコール・石油系界面活性剤などです。
アミノ酸やアミノ酸誘導体の1つであるナールスゲン、BG、ヒアルロン酸、コラーゲン、プロテオグリカンなどを配合したエイジングケア化粧水をベースとして使いましょう。
加えて、セラミドやシアバター、スクワランなどが配合されたエイジングケア美容液やエイジングケア保湿クリームでしっかりバリア機能を守りましょう。
セラミドの中でも、特にヒト型セラミドはバリア機能を守る効果が高いので、ヒト型セラミド配合の美容液がおすすめです。
なお、皮脂分泌が多いので、Tゾーンなどは保湿クリームの量を減らしたり、テクスチャーの軽いものをつけるなどの工夫をしましょう。
また、週に1~2回程度は、フェイスマスクによるスペシャルケアでお肌に潤いを補給しましょう。
一方、美容オイルの使いすぎは、油分がバリア機能を壊す原因になってしまうので控えましょう。
クレンジングはオイルよりジェルやミルクを
ミネラルオイルやエステルオイルのクレンジング料は、脱脂力が高く肌の保湿成分や水分を取り過ぎてしまう可能性があります。
そのため、摩擦が少ないジェルタイプやミルクタイプ、クリームタイプがおすすめです。
洗浄成分は、お肌への刺激が少ないアミノ酸系洗浄成分をおすすめします。
また、ダブル洗顔不要のクレンジング料を選びましょう。
さらに、年齢を重ねるほどにクレンジングを優しく行うことも大切です。
エイジングケア世代でインナードライ肌の場合、クレンジングの時間も1分程度で終えましょう。
参考記事
洗顔は丁寧かつ時短で
ゴシゴシ洗顔は摩擦によってお肌にダメージを与えます。
インナードライ肌の場合は、特に優しく洗顔しましょう。
洗顔料は、充分に泡立てた後、泡をクッションとして手で擦らないように洗います。
時間の目安としては、丁寧に洗顔したとしても1分以内で終えましょう。
紫外線対策も大切
紫外線も肌のバリア機能を低下させ、ターンオーバーの乱れの原因になります。
インナードライ肌の場合は、日焼け止めで紫外線対策をしっかり行いましょう。
おすすめは、刺激の少ないノンケミカル処方の日焼け止めです。
また、帽子や衣類などでも紫外線をブロックしましょう。
インナードライ肌で皮脂が気になる!
インナードライ肌の基本は、皮脂対策を行わずに保湿を行うことです。
しかし、どうしても皮脂が気になってしまう方もいます。
そんなときに試したいのは、ビタミンC誘導体。
ビタミンC誘導体は、抗酸化作用やコラーゲンを増やすサポートに加え、皮脂をコントロールするはたらきがあります。
だから、ビタミンC誘導体化粧品は、皮脂が多い方にはよい選択肢なのです。
一方、ビタミンC誘導体には保湿作用はなく、刺激があるため、濃度や種類に注意して使うことが大切です。
そんなビタミンC誘導体の中でおすすめは、3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸です。
通称、セラミドプロモーターとも呼ばれ、セラミドを増やすはたらきがあります。
つまり、バリア機能をサポートするのです。
このはたらきは、ビタミンC誘導体の中でも極めてユニークです。
インナードライ肌の方が、ビタミンC誘導体配合のエイジングケア化粧水などを使う場合は、3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸配合のものがおすすめです。
インナードライ肌で注意したい美容オイル
た美容オイルを洗顔後すぐに使用する美容法があります。
美容オイルを使用するとお肌が柔かくなります。
だから、その後に続く化粧水などのスキンケアアイテムが浸透しやすくなるという理論があります。
しかし、オイルには水分を弾く作用があるので、洗顔後すぐに美容オイルを使用した場合、つづく化粧水を弾いてしまう危険性が高くなります。
また、美容オイルの使いすぎは、角質細胞間脂質であるセラミドと馴染んで肌のバリア機能を緩めるリスクがあります。
インナードライ肌では美容オイルの使い方に気をつけましょう。
参考記事
日常生活できる乾燥肌の予防
ストレスや睡眠不足もインナードライ肌を引き起こす原因となります。
まず、趣味など自分が楽しめる方法を見つけて、普段からストレスを発散し、過度に溜めない工夫をしましょう。
また、睡眠の質を高めることも大切です。
たとえば、就寝時間の1〜2時間前に入浴して、体を温めるのも良い方法です。
体温が下がるにつれて眠気が訪れ、熟睡しやすくなるので、睡眠の質が高まります。
ほかにも、バランスの良い食生活や適度な運動も大切です。
個別に相談したい方へ
エイジングケア化粧品のナールスでは、みなさまがより気軽で簡単にお肌悩みの相談などができるように、公式LINEでの個別対応を行っております。
ぜひ気軽にご利用ください。
インナードライ肌の治療
インナードライ肌は医学的な言葉ではなく、美容業界で生まれた言葉です。
つまり、インナードライ肌は病名ではなく、肌状態を表す言葉です。
だから、インナードライ肌は皮膚科で保険診療を受けることができません。
一方、最近では美容医療では、自由診療でインナードライ肌を改善するメニューが増えています。
イオン導入やメソアクティスなどのエレクトロポレーション、ケミカルピーリング、ハイドラフェイシャルほか、さまざまなメニューを用意しているクリニックもあります。
これらは、ダウンタイムや痛みがない治療なので、美容医療が初めてでも比較的安心して治療を受けることが可能です。
イオン導入
イオン導入は微弱な電流を用いて美容成分を肌の深部まで届ける治療法です。通常、肌にはバリア機能が備わっています。だから、化粧品を塗っただけでは肌の深部まで届きません。
一方、ビタミンC誘導体、アミノ酸、ナールスゲン、トラネキサム酸などイオン化する分子の小さな成分はイオン導入で肌の奥に届けることが可能です。
インナードライ肌や乾燥肌の治療に活用されます。
参考記事
メソアクティス
メソアクティスは「エレクトロポレーション理論」という新技術を活用し、針を使わず、高分子量の有効成分を肌に導入できる最新アンチエイジングができる機器や治療法のことです。
痛みもないので、美容医療が初めての方や痛みに弱い方でもとても受けやすい施術です。
美容成分を痛みなく肌深層まで浸透させることで肌悩みを治療します。
肌の悩みにあわせて導入剤を選べますので、インナードライ肌の肌質改善だけでなくさまざまな効果が期待できます。
参考記事
ハイドラフェイシャル
ハイドラフェイシャルとは、渦巻き水流とバキュームを利用したピーリング治療です。
水の力を活用することで肌への負担を最小限におさえながら肌表面や毛穴の奥にある古い角質、角栓、余分な皮脂だけを吸収・洗浄する美容医療の施術です。
また、同時に美容成分を浸透させることで保湿も行うことが可能です。
そのためインナードライ肌でもダメージを受けずにピーリングが可能です。
参考記事
もっと美容医療を知りたい方へ
「もっと詳しく美容医療について知りたい」
「美容医療がお得に受けられるような情報が知りたい」
「他のお肌悩みにも美容医療を検討したい」
このようなご希望にぴったりの情報を手軽にゲットするなら「ナールス美容医療アカデミー」の公式LINEがおすすめです。
まとめ
インナードライ肌の症状や特徴、原因、スキンケアやエイジングケアによる予防や改善の対策、日常の生活習慣でできる予防法、美容医療による治療などを幅広くご紹介しました。
インナードライ肌とは、肌表面がテカっていて内部が乾燥しているお肌ですが、その本質は乾燥肌です。
保湿を中心としたスキンケアやエイジングケア、良い生活習慣で予防しましょう。
また、肌へのダメージを避けましょう。
バリア機能が改善すれば、皮脂の過剰分泌は治まるので、インナードライ肌は改善します。
一方、肌質改善やより美肌を目指す場合には、美容医療に頼るのも良い方法です。
ナールスでは、エイジングケア化粧品によるインナードライ肌のケアから、「ナールスエイジングケアアカデミー」や「ナールス美容医療アカデミー」を通して予防や改善、治療に関する情報提供までを幅広くサポートしております。
ぜひ、自分に合ったインナードライ肌の対策を見つけていただければ幸いです。