7)ナールスゲン推奨濃度配合フェイスマスク「ナールス パッション」の誕生物語
- ① ナールス パッションの開発に際して
- ナールスゲン配合のフェイスマスクの開発を開始したのは、2013年からです。
ナールスピュア新発売時には、ナールスゲン配合のフェイスマスクはありませんでしたが、 一部の方からは、特別なエイジングケアのためのフェイスマスクのご要望がありました。
そこで、フェイスマスクの開発を開始しましたが、そのとき、 化粧品の展示会場で出会ったのが、「バイオセルロース」という素材。
バイオセルロースとは、ナタデココと同じくココナッツを主成分とした 発酵技術を用いて作られたナノレベルの新素材です。 一般的な不織布のシートマスクよりも約10倍の保湿力があり、 シートの生物繊維は通常の物よりも500倍細かいのです。
そのため、
●肌に吸いつくようにぴったり密着
●凹凸部にもしっかり吸着し、肌のすみずみまで美肌成分が浸透
●みずみずしく、ひんやり心地よい
●液ダレが少なく、使いやすい
という特徴があります。
この素材をフェイスマスクとして使用することで、 特別感のあるエイジングケアのためのフェイスマスクを開発できると考えました。
- ②特別なエイジングケアのためのエイジングケア化粧品成分は?
-
次の課題は、「このフェイスマスクにどんなエイジングケア化粧品成分を配合するか?」です。
考えた条件としては
●ナールスゲンは、推奨濃度で配合する
●ナールスゲンを除いて、他のナールスブランドのエイジングケア化粧品成分と重複をできるだけ避ける
●ナールスゲンは、じっくりとお肌に働きかけるので、即効性のあるエイジングケア化粧品成分を配合する
●特別なエイジングケアにピッタリのエイジングケア化粧品成分を配合する
●一緒に開発していたナールスユニバやナールスネオなどとも一緒に使えることでした
そこで、ふさわしいエイジングケア化粧品成分の色々と考えたのです。
1つは、プラセンタエキス。
今やプラセンタは、エイジングケアでは誰もが知っているエイジングケア化粧品成分。
●肌表面のバリア機能と保湿機能を高めて、お肌のうるおいをキープ
●細胞分裂を促進して新陳代謝を高め、小ジワやシミのエイジングケア
●「活性酸素」を除去する、つまり、抗酸化作用
を持つ成分です。
もう1つは、これも誰も知らない人がいないほど有名な保湿成分ヒアルロン酸。
この2つは、他のナールスブランドのエイジングケア化粧品に配合がないこと、 また、その実績もあるエイジングケア化粧品成分であることから早々に決定。
しかし、これだけだと 「特別なエイジングケアという点では少し物足りないのでは?」という思いがありました。
- ③ 極めて珍しいリンパ管ケアに着目したエイジングケア化粧品成分「キュアパッション」
- その後、特別感のあるエイジングケア化粧品成分を探したところ、見つけたのが、
パッションフルーツの果実エキスから作った成分「キュアパッション」
実は、リンパ管は、老化することで、むくみになりやすくなったり、 紫外線ダメージを受けやすくなるため、シミやシワになりやすいことがわかってきたのです。
そのため、リンパ管ケアは、エイジングケアにとてとても大切なポイントの1つです。
しかし、リンパ管ケアに着目したエイジングケア化粧品はほとんどありません。
そんなことから、特別なエイジングケアを強く意識して、キュアパッションを配合することにしたのです。
キュアパッションは、リンパ管の老化によるエイジングサインの改善を サポートするエイジングケア化粧品成分で、
●リンパ管様構造の形成促進作用
●皮膚微小リンパ管内皮細胞の増殖促進作用
が認められています。
そして、
●お肌のくすみやむくみの改善
●お肌を引き締める
●リンパ管に注目した新しいUVケアのサポート
が期待できるのです。
- ④ ナールスゲン&キュアパッション配合フェイスマスク「ナールスパッション」に込めた想い
-
バイオセルロースという特別な素材、ナールスゲンに加えてキュアパッションという
ユニークなエイジングケア化粧品を使うことで、ナールスパッションは、2014年の冬に完成しました。
しかし、「特別なエイジングケア」を意識したため、大々的な販売は行わず、 ナールスブランドの定期コースの方や福袋などの特別な場合のプレゼントなどで提供していました。
しかし、その後、お客様から、「是非、販売して欲しい」とのお声をいただくことが増えてきました。
そんなことから、2016年2月19日から本格的に販売を開始することにしたのです。
是非、ナールスパッションで特別なエイジングケアをお試しいただければ幸いです。
名前の由来は、キュアパッションから「パッション」を頂いて命名したものです。
そして、その意味は「情熱を持って特別なエイジングケアにお取り組みいただきたい」との想いから 「ナールスパッション」と名づけたのです。
6)ナールスゲン推奨濃度配合ハンド美容ジェル「ナールス ロゼ」の誕生物語
- ① ナールス ロゼの開発に際して
実は、ナールスゲン配合のハンドクリームの試作を開始したのは、ナールスピュア新発売時の2013年です。
ナールスピュア新発売時には、もちろん、ナールスゲン配合のハンドクリームはありませんでした。
そのため、同時にナールスゲン推奨濃度配合のハンドクリームも開発を進めていました。
実は、そのときに考えたのは、日本やナールスゲンの故郷の京都のイメージにピッタリのサクラを意識して、「サクラの葉エキス」をナールスゲンと一緒に配合したものだったのです。
日本や京都のイメージだけでなく、この成分は抗酸化の働きがあって、 ハンドクリームに配合するには良い化粧品成分だと考えたからです。
それで、他の配合成分を検討し、2014年の冬、新発売を考えました。
お客様やモニターからの声を聞いたのですが、「サクラの葉エキス」の香りが、 好きな方が多い一方、あまり好きではない方も一定数いたのです。
そこで、より多くの方々に受け入れて頂ける香りの成分は?
もっと魅力的なハンドクリームを作れないか?
の答えを探し始めたのです。
② 魅力的な化粧品成分「ダマスクローズ」
香りを確認しながら、色んな化粧品成分を検討した結果、いきついたのが、ダマスクローズ。
花の女王と言われるバラの中でも、その豊潤な香りで有名なのがダマスクローズです。
ダマスクローズには、保湿作用に加えて
○体臭を抑える効果
○リラックス効果
○ホルモンバランスを整える効果
が期待されているのです。
③ ナールスゲン&ダマスクローズ配合ハンド美容ジェル「ナールスロゼ」に込めた想い
このダマスクローズを配合して2016年2月に発売するのがハンド美容ジェル「ナールスロゼ」
ナールス ロゼは、ナールスゲンを推奨濃度配合するとともに、ブルガリア産のダマスクローズを なんと50%という超高濃度で配合した美容ハンドジェルです。
ロゼの名前は、まさに「バラ」をイメージしていただきたいからです。
全成分表示のトップが、「ダマスクバラ水」(ダマスクローズの表示名)で、 おそらくこの配合濃度のハンドジェルはほぼ無いと思います。
ナールスロゼの開発のテーマは、「楽しんで本格的にエイジングケアをして頂く」ことでした。
そこで、「香り」と「色」もある製品を作ろうと考えました。
ただし、「本格的なエイジングケア」のためは、「無香料」かつ「無着色」で作ることが前提です。
また、できる限り無くても良い成分は配合しないで、ということも念頭にあったのです。
それを実現したのが、ダマスクローズの高濃度配合です。
ダマスクローズには、抗菌作用もあるのです。
ナールスロゼに防腐剤は全く配合せずに製品化できたのは、ダマスクローズを高濃度で配合したからです。
また、着色料を使わずに鮮やかなピンク色に仕上がりました。
これは、シアノコバラミン(ビタミンB12)とダマスクローズの混じった色で、 全く着色料を使うことなく、鮮やかなピンク色を出すことができたのです。
さらに、ダマスクローズとはたらきの異なるセンチュフォリアローズ、イザヨイバラ、ノイバラ、カニナバラの4種のバラを配合することで、まさにバラが主成分の美容ハンドジェルを実現しました。
もう1つの特徴は、ベタツキが残らないことです。
試作段階でお話を伺った際、いつまでもベタツキが残るタイプは、避けて欲しいとのお声を多く頂きました。
そこで、しっとりとサッパリを同時に実現できるテクスチャーにこだわりました。
それが、「ジェル」にした理由です。
使ったときはシットリ&べったりした感触があるのですが、2~3分でベタツキは無くなります。 お仕事などの合間でも使いやすいタイプです。
④ エイジングケアのために配合したエイジングケア化粧品成分
さて、手はナールスピュアをはじめお顔のスキンケアで使う大切なパーツです。
そんな手もエイジングケアをしっかりして頂きたいと願って エイジングケア化粧品成分をいくつか配合しました。
◆ヒト型セラミド(セラミド2)
手も保湿が基本、ヒト型セラミドは手にも使いたい保湿成分です。
◆ビタミンC誘導体&ビタミンE誘導体
ナールスピュアと同じくビタミンC誘導体とビタミンE誘導体
を配合して、本格的なエイジングケアも強く意識した製品です。
5)パパイン配合洗顔パウダー「ナールス フォーム」の誕生物語
- 2016年2月に発売のパパイン配合洗顔パウダー「ナールス フォーム」の開発のお話です。
わが社のエイジングケア化粧品第5弾です。
実は、ナールス フォームは、唯一、エイジングケア化粧品成分ナールスゲンを配合していない製品です。
- ① ナールス フォームの開発に際して
- エイジングケアの悩みの1つに不要な角質でお肌がゴワツク、不要な角栓で毛穴が目立つことがあります。
お客様からも、そんなお悩みの解決する製品開発のご要望のお声を頂いていました。
不要な角質や角栓が取れないのは、ターンオーバーの遅れが大きな原因で、根本的な改善のためには、 ターンオーバーを正常化することが大切です。
それをサポートするのが、ナールスピュアを初めとするナールスゲン配合のエイジングケア化粧品です。
しかし、ターンオーバーの正常化は、エイジングケアの最初のステップである洗顔も大切です。
洗顔がうまくいなかければ、その後のプロセスで良いエイジングケア化粧品を使っても 効果は十分に発揮できないのです。
実は、そんな洗顔に一生懸命になるあまり、失敗されるケースも散見されます。
その1つが、角栓や角質で悩む方の中には、洗顔で角質や角栓を取ろうと、 擦りすぎでお肌に刺激を与えてしまうことです。
そうした問題を解決できるエイジングケアのための良い洗顔料を作ろうと決め、 2014年の夏から、開発を進めたのがパパイン配合洗顔パウダー「ナールス フォーム」です。
- ②パパイン配合洗顔パウダー「ナールス フォーム」に込めた想い
- 角質や角栓は、ターンオーバーが正常なら、自然に剥がれおちるものです。
しかし、ターンオーバーが遅れると、皮膚の表面に溜まってしまいます。
この溜まってしまった角質や角栓は、石鹸や界面活性剤では落としきれないのです。
なぜなら、角質や角栓の70%程度が、「たんぱく質」だからです。
石鹸や界面活性剤だけでは、「たんぱく質」は落とせないのです。
そこで、酵素の力を借りることに
なぜなら、酵素には、たんぱく質を溶かす力があるから
中でも、不要な角質や角栓だけにアプローチする天然のパパインだけを使うことにしました。
といっても、酵素にはリスクもあるのでパパインの濃度は低く抑えることに
これ以外に満たすべき条件は、
○キメ細かい泡が豊富に泡立つ
○適度な洗浄力
○低刺激
○しっとりした洗い上がり
です。
この中で、ナールス フォームの名前のもとになったのは、「キメ細かい泡が豊富に泡立つ」ことです。
フォームの名前は、「もとから泡状」をイメージさせてしまいますが、「パウダー状」です。
なぜ混乱するかもしれない「フォーム」の名前をつけたかというと、「泡の質」が大きな特徴だからです。
パウダー自体の粒子が非常に細かく設計できているので、その泡もとてもキメ細か良質なものができます。
洗顔は、お肌を手で擦ることで刺激になってしまうので、泡の質は大切です。
そんな「泡」にこだわったことから、「フォーム=泡」と名づけました。
- ③石鹸だけで作った洗顔パウダー
- さらに、エイジングケアを意識したシンプルな配合にしたかったので、使う成分は少なくして、できるだけ良質なものにこだわりました。
そこで石鹸以外の界面活性剤は使わないことにしました。
石鹸は、一般的に、「界面活性剤ではない」と理解されている場合もありますが、物質の特性からは、界面活性剤の1つです。
そんな石鹸は、
○基本的に安全性が高い
○アルカリ性であることで、ある程度の強い洗浄力を実現できる
○使い終わった後は、界面活性力が無くなるので、仮に刺激があっても短時間
○洗顔後に、ナールスゲン配合化粧品を使っていただくことを前提にしているので、浸透を妨げない
特徴があります。
そして、その石鹸の質に最大限こだわったのです。
石鹸は、「脂肪酸」とアルカリでできていますが、通常の製造工程だと、
○不純物が残っている
○様々な脂肪酸が混ざってしまうので、思ったとおりの石鹸が作れない
といった問題が残ります。
そこで、ナールス フォームの石鹸は、「精密蒸留」という特許技術に支えられた方法で、
○一旦、脂肪酸をその種類ごとにバラバラにして、不純物は排除する
○あらためて、バラバラにした脂肪酸から、酸化しにくい飽和脂肪酸だけを選ぶ
という大変手間のかかる緻密なプロセスで作られた石鹸だけを使うことにしたのです。
そして、必要最小限のフィッシュコラーゲン、シリカ、タルクというたった5つの成分だけで防腐剤、香料、着色料を一切使わない洗顔パウダーができたのです。
- ④ナールス フォームの配合成分について
- ナールス フォームの配合成分は、パパインと石鹸以外は3つだけです。
◆コラーゲン
良質な保湿成分「海洋性コラーゲン」を配合しました。
フィッシュコラーゲンを配合することで、洗顔後のしっとり感をサポートします。
◆タルク
タルクは、滑石(かっせき)と呼ばれる鉱石の一種です。
お肌の表面を滑らかにして皮膚同士の摩擦を軽減させることで、刺激の少ない洗顔のために配合しました。
◆シリカ
シリカ(=ケイ素)は、ケイ酸塩として、もともと皮膚や骨、毛髪、爪、血管、 細胞壁など、に含まれている成分です。
滑らかな洗顔をサポートするとともに、パウダーが湿気などによって かたまってしまうのを防ぐために配合しました。
なお、冒頭でもお伝えしましたが、ナールスピュアなどとセットでお使いいただくこと、洗い流すと無駄になってしまうことを考慮して、「ナールスゲン」配合の無い製品です。
4)ナールスゲン推奨濃度配合美容液ナールス ネオの誕生物語
- 2015年7月28日に発売したナールスゲン推奨濃度配合美容液「ナールス ネオ」の開発のお話です。
わが社のナールスゲン配合のエイジングケア化粧品第3弾です。
- ① ナールス ネオの開発に際して
- 実は、ナールスゲンの美容液の原型は、ナールスピュア新発売時の2013年にありました。
ナールスピュア新発売時に記念セミナーを開催したのですが、その時点でナールスゲンの美容液の試作品はできていたのです。
では、なぜ、同時に進めなかったのか?
それは、まずナールスピュアを使っていただいて、ナールスゲン自体の良さをご実感いただきたいことと、その試作品に何かが足りないと感じていたことに理由があります。
まず、ナールスピュアを世に出し、次にナールス ユニバを発売したのですが、その間に、
・目元、口元などどうしても気になるエイジングサインに集中ケアしたい
・ナールスゲン配合の美容液も使ってみたい
・試作品のナールスゲンの美容液をもらったが、その後、製品化はどうなっているのか?
などのお声を、お客さまからいただいていました。
・ナールスピュアとナールス ユニバでエイジングケアをカバーしているので、エイジングケア美容液には、
より際立った特徴が必要
・目元、口元などどうしても気になるエイジングサインに集中ケアに実感できるエイジングケア美容液
・ナールスゲンの特性も活かしたい
と考えながら、良いエイジングケア成分が配合できないか?
と考え続けていました。
- ② 新規エイジングケア化粧品成分ネオダーミル発見
- そんな中で可能性のあるエイジングケア化粧品成分を見つけました。
それが、ネオダーミル。
ネオダーミルは、スイスのインデュケム社で開発され「in-cosmetics 2013」(パリ)で、「イノベーションアワード金賞」を受賞したエイジングケア化粧品成分です。
*in-cosmeticsとは、世界中の化粧品原料企業が集う、化粧品原材料の国際展示会です。
ネオダーミルは、ナールスゲンとは違って、グリセリン・水・メチルグルコシド6リン酸・銅・リシン・プロリンを合わせた混合物です。主軸成分であるエネルギー分子・メチルグルコシド6リン酸を細胞に与えることで、Ⅰ型コラーゲン、Ⅲ型コラーゲン、エラスチンなどの合成をサポートする成分です。
このようにネオダーミルはナールスゲンとは全く違うものです。
ナールスゲンは、酸化ストレス応答を応用したメカニズムで作用する一方、ネオダーミルは、エネルギー源そのもの。
ネオダーミルとナールスゲンを一緒に使っても、線維芽細胞に違うはたらきをします。
また、インデュケム社のデータでは、2週間でしわの体積を、13%減少、シワの深さを15%減少させる臨床成績が出ています。
2013年の夏にできていた美容液では、ナールスゲンは使っていましたが、このエイジングケア化粧品成分は使っていませんでした。
そこで、このネオダーミルを加えれば、目元や口元のエイジングケアへの実感がより高まるエイジングケア美容液が完成すると考えたのです。
それが、2014年の秋、ナールス ユニバを新発売するころです。
そして、ナールスゲンは推奨濃度とし、ネオダーミルの配合濃度を0.1%~最大推奨濃度である2%でいくつかの試作品をつくり、実感の面、安全性の面から検証を開始したのです。
その結果、どの濃度でも特に安全性の問題はなし。
実感は、予想どおり2%のものが良いという結果に。
そこで、ナールスゲンもネオダーミルも推奨最高濃度で配合することに決めたのです。
- ③ エイジングケア美容液ナールス ネオに込めた想い
- エイジングケアのためには、スキンケアだけでなく心身全体にことを考え、実践することが必要です。そのため、バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠といった質の高い日常生活を心がけることが大切です。
その上で、保湿や紫外線ケアを中心に、自分にあったスキンケアを実践することが大切です。
しかし、それでも年齢を重ねるにつれ、お肌の弾力は失われ、目元や口元など特に気になるパーツで悩みが増えてくることもあります。
その際は、コラーゲンやエラスチンなどのハリや弾力の元となる成分をサポートするエイジングケア成分を取り入れ、「攻める」エイジングケアを実践することも必要です。
どうしても気になるエイジングサインのお悩みを解決する一助として、開発したのがナールスゲン&ネオダーミル推奨最高濃度配合の集中エイジングケア美容液。
それが、ナールス ネオです。
スキンケアの基本になる保湿をベースとはしながらも、お肌のハリや弾力のもととなるコラーゲンやエラスチンのサポートを強く意識しました。
さらに、大学発のナールスゲンを推奨濃度とした上で、プロテオグリカン、ダエダリンAも。
この4つのエイジングケア成分を、同時に使ったエイジングケア化粧品は世界で初めての新しいアイテムであること、ネオダーミルを連想できる名前として、「nahls Neo(ネオ)」と命名しました。
こうして、わが社としてナールスゲンを使った3番目のエイジングケア化粧品が生まれました。
ナールスゲンとネオダーミル、両方のご実感を、特に、気になる目元や口元などで感じていただきたい、エイジングケア美容液です。
- ④ 配合したエイジングケア化粧品成分の主なポイント
- 目元や口元のエイジングサインへの集中ケアという観点から
○ナールスゲンを推奨濃度で配合
京都大学・大阪市立大学の共同研究成分ナールスゲンでコラーゲン、エラスチン、HSP47をサポート。
じっくり時間をかけて、お肌に潤いを与え、ハリやツヤをキープする「育むエイジングケア」をサポート。
○ネオダーミルを推奨最高濃度で配合
バイオテクノロジーによって生まれた細胞のエネルギー源で、Ⅰ型&Ⅲ型コラーゲン、エラスチンを強力にサポート。
2週間でしわの体積を、13%減少、シワの深さを15%減少させる臨床データを有するエイジングケア化粧品成分です。
○ 大学発、プロテオグリカン配合
糖とタンパクが複合した「糖たんぱく質」で、お肌の細胞の増殖や、ヒアルロン酸、コラーゲンの産生をサポート。また、ヒアルロン酸と同等以上の高い保湿力を持った成分です。
潤いのあるふっくらしたお肌をキープする「守るエイジングケア」と「攻めるエイジングケア」をサポート
○大学発ダエダリンA配合
ホウロクタケの菌糸体から抽出された成分で、お肌の細胞に働きかけターンオーバーをサポート。健やかで透明感のあるお肌をキープする「攻めるエイジングケア」をサポート。
○アミノ酸成分配合
NMFに含まれる8種のアミノ酸成分(グリシン、アラニン、プロリン、セリン、アルギニン、リシン、グルタミン酸、トレオニン)を配合し、潤いある健やかなお肌作りをサポートします。
○セラミド2、スクワランなどの保湿成分配合
高い保湿力を示すセラミド2やスクワランなどを配合して、保湿もしっかりサポートします。
○その他の配合のポイント
ビタミンA誘導体、ビタミンB誘導体、ビタミンC誘導体、ビタミンEの誘導体配合
無香料・無着色(*黄味がかった乳白色ですが、無着色です)
防腐剤は、添加していませんが、原料に含まれる防腐剤が、微量含まれます。
3)ナールスゲン配合美容クリームナールス ユニバの誕生物語
- 2014年11月5日に発売したナールスゲン推奨濃度配合エイジングケアクリーム「ナールス ユニバ」の開発のお話です。
- ① ナールス ユニバの開発に際して
- 「ナールスピュア」の発売以来、ご使用いただいたお客様から、「即効性のある保湿も欲しい!」 「ナールスピュアとのライン使いでよりエイジングサインへの効果を高めたい!」 「アルコール性の防腐剤に弱いので、より刺激の少ない防腐剤で作って欲しい」「ナールスゲンでもっと色んな製品を作って欲しい」などのお声をいただいていました。
そこで、2013年の秋から、2つめのナールスゲン配合のエイジングケア化粧品ができないか?
と考え始めました。
◆ナールスピュアは、ローションタイプなので、併せて使えるもの
◆ナールスゲンは推奨濃度で配合する
◆ナールスピュアと2つでエイジングケアをカバーできるもの
◆ナールスピュアが使えない方でも、使えるように防腐剤などを工夫する
◆保湿力の高いエイジングケア化粧品成分を加える
◆使いやすいテクスチャーのエイジングケア化粧品
などを条件に、開発を進めました。
ナールスゲンの良さを活かしつつ、より高い保湿力なども取り入れたいと考えました。
ナールスゲンは優れたエイジングケア化粧品成分ですが、これ1つで全てを解決してくれるわけではありません。
ナールスゲンそのものの実感は、ナールスピュアで感じてもらい、こちらはより広い範囲でエイジングケアをカバーできないか?
ということが課題でした。
- ② ナールス ユニバに込めた想い
- そこで考えたのが、「素肌の質」(Quality of Skin)。
Quality of Skinの高い素肌とは
1.キメが細かく整った素肌
2.内側からハリと弾力のある素肌
3.健やかな透明感・ツヤのある素肌
4.表皮にバリア機能が十分に備わった素肌
5.乾燥しにくい潤いのある素肌
つまり、若く健やかな素肌が本来の状態でいることだと定義しました。
そんな素肌のためには、スキンケアだけでなく心身全体にことを考え、実践することが必要で、バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠といった質の高い日常生活を毎日、心がけることが大切です。
その上で、ナールスゲンとそれ以外の良いエイジングケア化粧品成分をうまく配合することで、QOSをサポートできないか、と考えたのです。
そのためには、エイジングケアを3つ方向からアプローチすべきと考えました。
それは、育むエイジングケア、攻めるエイジングケア、守るエイジングケアの3つです。
この3つのエイジングケアを、ナールスゲンをはじめ、良いエイジングケア化粧品成分の配合された製品でサポートしよう!
と開発したのが、ナールス ユニバです。
<育むエイジングケアとは>
お肌の内側から、素肌の力が高まるように、お肌の環境に働きかけるエイジングケア
これは、ナールスゲンがサポートします。
<攻めるエイジングケアとは>
お肌のハリや弾力のもととなるコラーゲンやエラスチンにアプローチするエイジングケア
<守るエイジングケア>
お肌を乾燥から守るために、表皮のバリア機能を高めるとともに、 潤いを十分な保湿をサポートするエイジングケア
この3つのエイジングケアを目指して、ナールスゲンをはじめ、エイジングケアをサポートする成分を、バランスよく配合した高機能美容クリームとして開発を進めたのです。
命名に際しては、育むエイジングケア、攻めるエイジングケア、守るエイジングケアの3つを同時に実現するために、「良い成分を統合して1つに結合する」との想いがあるので、それにピッタリくる言葉を捜しました。
思いついた言葉が、「Uni」
「1つに結合」「万能」「大学」の語源となっている言葉です。
「Universal」「University」がそうです。
ナールスゲンが生まれたのが大学であることからもイメージにピッタリなので、ナールス ユニバと命名しました。
こうしてナールスゲン推奨濃度配合エイジングケア美容クリーム「ナールス ユニバ」が誕生したのです。
- ③ 配合したエイジングケア化粧品成分の主なポイント
- QOSの観点から、エイジングケア化粧品成分を厳選した結果
○ナールスゲンを推奨濃度で配合。
○保湿力に優れた3種のヒト型セラミド(2、AP、NP)で、お肌のバリア機能と水分保持をサポート。
○ナールスゲンと相性の良い持続型ビタミンVI-CPでコラーゲンをサポート。
○天然シアバターで、保湿力に加え、お肌へのなじみの良さとなめらかな質感を実現。
○安全性に配慮したビタミンA誘導体(レチノイン酸トコフェリル)で、お肌のハリ・ツヤをサポート。
○パラベンほかアルコール性防腐剤不使用。
2)初めてのナールスゲン配合エイジングケア化粧品、ナールスピュアの開発へ
- ① ナールスゲン以外に配合するエイジングケア成分は?
- わが社にとって、初めてのエイジングケア化粧品開発。
「画期的なエイジングケア化粧品成分ナールスゲンの良さを活かしたい」との想いから、ナールスゲン以外にどんなタイプのエイジングケア化粧品にするか?が、最初のテーマです。
これは、あっさり決定。
試作で使ったものが、ローションタイプであること、ナールスゲンが水溶性成分であったことから、「ローションタイプ」を作ることに。
次は、ナールスゲン以外にどんな成分を配合するか?
ここで、決めた条件は、
◆ できるだけナールスゲンの成分としての良さを実感できるようにしよう。
◆ ナールスゲンとの相性の良い成分を配合しよう。
◆ 安全性には、十分に配慮しよう。
ナールスゲンとの相加効果で、コラーゲンの増加をより助けるビタミンC。
酸化を抑える力があり、肌荒れを防ぐビタミンE。
この2つはすぐに決定です。
これ以外にもエイジングケアに良い化粧品成分をいくつか入れることを考えましたが、
「できるだけナールスゲンのエイジングケア化粧品成分としての良さを実感できるようにしよう!」
を大切にした結果、シンプルな配合で進めることになったのです。
- ② ナールスゲンが活かせるテクスチャーは?
- 続いて、ナールスゲン配合エイジングケア化粧品をどんな質感(テクスチャー)にするか?
化粧水タイプのさっぱり系か、美容液のようなしっとり系か…。
ここでちょっと、お話は専門的になりますが、お付き合いください。
エイジングケア化粧品をはじめ、スキンケア化粧品の構成成分は、ナールスゲン、ビタミンC、ビタミンEといった有効成分以外に、基本成分と品質保持を目的とした成分で成り立っています。
基本成分は、「基材」とも呼ばれ、化粧品の骨格をつくる成分です。
水溶性成分、油性成分と水溶性成分を混合するための界面活性剤などがあります。
この基本成分の配合バランスが、化粧品のさっぱり感やしっとり感などの使用感を決めています。
つまり、「有効成分が決まった=製品が完成」ではなく、基本成分の配合を質感(テクスチャー)と相談しながら決めることも重要です。
さらに、製品の安全性や品質を保つための成分、つまり、酸化防止剤や防腐剤なども、入れるかどうかを考える必要があります。
エイジングケア化粧品の成分をはじめ、化粧品の有効成分の多くは、栄養分が豊富なため、空気中や手についた雑菌が混入すると、その中で菌が繁殖してしまいます。
それを防ぐために、防腐剤や酸化防止剤は、最後まで安心して使うための大切な成分なのです。
もちろん、使う際は、できるだけお肌に刺激の少ない防腐剤を選ぶことが肝心です。
このように、エイジングケア化粧品をはじめ、「ものづくり」は本当に大変なのです。
こうした背景から、いくつか試作品を作って、
◆ サッパリした質感の方がよい。
◆ 極力シンプルさを大切にしよう。
◆「嫌い」と感じる方を少なくするため、色や匂いは無くそう。
◆ 安定剤や防腐剤はできるだけ少なく。
とういうことで、ナールスゲンを含め、10成分に決定したのです。
- ③ ブランド名の由来は?
- ナールスゲンをはじめとしてたった10成分。
◆ ナールスゲンの良さをシンプルに活かしたい!
◆ 「純粋」に私たちのエイジングケア化粧品の想いを届けたい!
◆ わが社初めてのナールスゲン配合エイジングケア製品
ということを考えれば、ブランド名は1つしかありません。
「ナールス」で商標登録を済ませ、「ピュア」が最適ということで決定。
ここに、ナールスゲン配合ローション「ナールス ピュア」の名前が誕生しました。
- ④ ナールスピュアは、「化粧水」ではないの?「素肌サプリメント」って?
- 「ナールスピュアは、ナールスゲン入りの化粧水ですね!」
よく聞かれる質問です。
ナールスピュアは、基本的な成り立ちから言えば「化粧水」です。
でも、実は、ちょっと違うのです。
ナールスゲン配合ローション「ナールス ピュア」のコンセプトは?
を考えたときつまり、「ナールスピュアがどんなエイジングケア化粧品かを世に問うための表現をどうしよう?」と考えました。
その際のお話です。
「ナールスピュアは、ナールスゲン入りの化粧水」と位置づければ、「ナールスゲン」の良さが伝わりにくいと考えました。
それは、ナールスゲンもつ特徴に理由があります。
ナールスゲンのエイジングケア化粧品成分としての良さは、お肌の細胞にはたらきかけて、お肌が本来持っている力を発揮させることです。
それは、「即効性」ではなく、じっくりと時間をかけることが必要です。
それは、素肌にサプリメントを与えるイメージ・・・
そんなことから、ナールスピュアを「素肌サプリメント」というコンセプトで伝えようと決めました。
もう1つの理由は、他の化粧水と一緒に使っても問題がないことです。
ナールスピュアのエイジングケア化粧品成分は、ナールスゲン、ビタミンC、ビタミンEです。
当時、ナールスゲン配合の化粧水は無く、多くの化粧水は、コラーゲンやヒアルロン酸などの保湿成分が配合されたています。
ナールスピュアには、コラーゲンやヒアルロン酸などが含まれていないことから、一緒に使っても成分は重複しません。
それでも、ナールスピュアをナールスゲン配合化粧水と言ってしまえば、「どっちを選ぶの?」ということになってしまいます。
そこで、ナールスピュアは、ナールスゲンという新しいエイジングケア化粧品成分が配合した「素肌サプリメント」として打ち出すことにしたのです。
- ⑤ ボトルはなぜこの形?
- ここまでは、「理論的」「科学的」な観点から発想すれば良かったのです。
しかし、「どんなボトルが女性の心をくすぐるのか?」は、私にはわかりません。
ということで、この部分は女性スタッフが中心に検討しました。
チームメンバーの協力者の方から、ボトルメーカーさんをご紹介いただき、ショールームを訪問して多種多様なボトルを見たり、百貨店で様々なブランドのボトルを見て回ったりと、日々、情報収集。
女性メンバーが、自分で「欲しい!」「かわいい!」と思ったものや気になったものを揃えました。
素材はガラスからプラスティックまで、形は医薬品的な堅い感じのものから、可愛い感じのものまで。
容量は50ml~300ml、滴下するものからスプレータイプやミストタイプなど…。
よくもこんなにあるなあ、と感心しました。
たくさん候補を取り揃えた上で、チームメンバーでさっそく検討です。
また、お客様候補である30代から50代の女性に意見を聞いてみたりもしました。
しかし、これが好みの問題なのか、チーム内の女性スタッフでも意見はバラバラ、他の女性の意見もさまざま。
そこで決めるポイントとして、
◆あまり世に出ていない形
◆たっぷり使えるタイプで、最低でも120mlの容量以上
◆過度にボトルに機能を追及しない
そこで決まったのが、今のナールスピュアのボトルです。
四角いボトルはあまりありませんし、「ナールスゲンの持つ科学的なイメージ」も伝わりそうです。
容量も150mlとピッタリ。
スプレーかどうかは最後まで悩みました。
好みも半々でしたし、最初のサンプル容器ではスプレータイプを使っていたからです。
しかし、一番肝心なのは、「ナールスゲンの良さを活かせるかどうか!」
目元や口元の乾燥はスプレーやミストタイプを使った場合、うまく使わないとそこにナールスピュアが届かない可能性が残ります。
それなら手やコットンにつけるタイプのボトルのほうが良いだろうということで、今の形に!
書けば簡単な話なのですが(笑)、何か月もずいぶん悩みながら、今のボトルに決定しました。
- ⑥ ナールスピュアこぼればなし。
- ご存じのとおり、ナールスピュアの容量は「150ml」と表記しています。
しかし、実は、「160ml」くらい入っているんです!(笑)
ナールスピュアの容器は、容器会社さんが示す規定容量では150mlなのですが、ボトルの容量自体に少し余裕があって、150ml入れても容器いっぱいにならず、上部が空いたように見えることがわかったんです。
機能的にも規則・規格上も問題はないのですが、実際、150mlを詰めた状態を見てみると、なんだか寂しい感じがします。
さあ、どうしようということになりました。
結論として、「ボトルの上部までしっかり満たされているようにしよう!」ということになり、実際には150mlより多い量が入っているのです。
ルールでは記載より少ない量のボトリングは絶対ダメですが、この程度の増量範囲なら、容器の容量(150ml)で記載することに問題はないということがわかりましたので、そのまま150mlとしました。
ほんの少しですが、お得に感じていただけたら幸いです(^^)
- ⑦ ナールスピュアのボトルの色は、「なぜあの色?」
- 実は、ボトルの色は当初、ブルーまたは紺色が候補にあがっていました。
ナールスゲンを生んだ京都大学のスクールカラーが「濃青」なので、それを基調とした色をブランドカラーにしようと考えていたのです。
ところが、青を基調としたボトルの化粧品はいろいろなメーカーから出ていることがわかり、「同じなのも、なんだかな~」ということになり、「もう一度、考え直そう!」ということに。
しかし、ご存じのとおり、世の中には本当に多くの化粧品が発売されているので、もう使われていない色はないほどです。
それでも、わが社にとって、ナールスゲン配合の初にエイジングケア化粧品。
「なんかと個性をもたせたい」
「ストーリー性のある色を使いたい」
と思いましたが、なかなか「これ!」といった決め手がないまま。
ふとしたとき、ナールスゲンの開発に携わったもう1つの大阪市立大学のスクールカラーを確認すると、宝石のメノウ(英語名:アガット)に見られる気品高いエンジ色であることがわかりました。
京大が「濃青」、大阪市立大が「エンジ」をこれは混ぜれば!
この2つを混ぜると、「バーガンディ」になりました。
珍しい色で、これを基調として、実際のボトルのカラーでは、鮮やかな色目を使ったが、「赤っぽいピンク」に見える今の色なのです。
ナールスゲンが、京都大学と大阪市立大学で共同開発されたように、ブランドカラーも両大学のスクールカラーを融合したら良いものができたのです。
こうして、ナールスピュアのボトルカラー、そしてブランドカラーは、「知の融合」を表す「バーガンディ」に決まりました。
このとき、2013年春。
- ⑧ ナールスのロゴの込めた「想い」
- ナールスゲン配合化粧品ナールスピュアの完成も間近。
2013年春、ナールスゲンをはじめとする配合するエイジングケア化粧品成分、ブランド名、ボトルカラーなど全てが決まりました。
次は、ロゴマーク、パッケージです。
まず、「nahls」のロゴですが、パッケージやボトル、パンフレットに記載しているロゴの「a」の文字だけ色がなく、形だけ抜けていることにお気づきでしょうか?
ご存じのとおり、「a」はアルファベットのはじまりの文字。
ナールスピュアを最初のステップにして、本気のエイジングケア習慣を始めていただきたいということから、デザインで表そう!と、「a」を目立たせることに。
そして、ナールスピュアだけでなく、ナールスゲン配合の製品で、さまざまな可能性を追求していくという想いもロゴに込めたい…。
ということで、「a」の上部にラインを描かないことで、「可能性を追求する姿勢に限りはない」という、私たちの決意みたいなものを表すことにしました。
こうして、2013年ゴールデンウィーク前に、ロゴが決定。
- ⑨ ナールスピュアのパッケージは?
- パッケージの色はどうしようか…と、他の化粧品のパッケージってどんな感じ?とたくさん見て回りました。
1.清潔感を表す色
2.大学での研究開発がイメージできる色
3.化粧品のパッケージにあまり使われてない色
と考えた結果、「白」に決定!
白色は信頼感や清潔感といったイメージがありますし、また、始まりや出発という「真っさらな」状態の色で、まさにナールスピュアにぴったりです。
そして、パッケージの右側にスタンプされている不思議な模様。
ナールスゲンの構造式をモチーフにデザインしたものです。
ナールスゲンが、研究室生まれの成分が入った「Evidence Based Cosmetic」であるということを表しています。
一方、左側のサイドにはみ出したnahlsのロゴ。
正面からは、ロゴの文字全体が見えないようになっていますが、実は、ここにもこだわりがあります。
ナールスゲンという成分の持つ可能性や小さな枠におさまらないスケール感を表すとともに、「お肌に浸透し、しっかり働きかける」という、メッセージを込めました。
これで、ようやくすべてが決定した上で製造開始。
2013年7月5日
ナールスゲン配合ローション「ナールスピュア」が新発売したのです。
- ⑩ 新発売1ヶ月!突然、訪れた幸運「TVニュース放映」
- 満を持して新発売したナールスピュア。
ナールスゲンという素晴らしいエイジングケア化粧品成分への期待もあり、新発売後、すぐに話題になるだろう!と大きな期待をしての船出。
しかし、現実は甘くありませんでした。
7月は、試作段階で実感して頂いた方やその方々の紹介、スタッフやご協力いただいた関係者などが殆どで、思ったほど知られることがないまま1ヶ月近くがすぎ、8月1日を迎えていました。
そんな8月1日の夕方 関西のテレビニュースで、ナールスゲンとナールスピュアが放映されたのです。
TVニュース URL
https://eijingukea.nahls.co.jp/movie/nahlsgen-news/
*「ナールスゲンとナールスピュアのTVニュース」
実は、5月に大阪のグランフロントで、アンチエイジングに関する「Beautiful-Aging Festa 2013」というイベントがあり、ナールスピュアを新発売する記念として、ブースを出典していたのです。
その際に、TV局からブースの様子を取材されていたのですが、それがTVニュースで放映されたのでした。
これで、ナールスゲン配合のエイジングケア化粧品ナールスピュアが、世に知られるきっかけになったのです。
これが、ナールスゲン配合ローション「ナールスピュア」が誕生したお話です。
はじめに
- ナールスゲンとの出会いから、ナールスピュア、ナールス ユニバ、ナールス ネオを開発しよとした想いやナールスブランド製品の名前に込めた想いを書き綴ってみました。
ナールスゲンやナールスブランド製品について、もっと知っていただければうれしいです。
1)ナールスゲンとの出会いとエイジングケア化粧品開発まで
- ① ナールスゲンとの出会い
- ナールスゲンは、いまでは名前も知られつつあります。
しかし、私が、ナールスゲンを知った2012年7月時点では、「知る人ぞ知る」の存在でした。
ナールスゲンは、京都大学と大阪市立大学で共同研究によって開発されたアミノ酸誘導体で、分子量331.26ドルトンという非常に小さなエイジングケア化粧品成分です。
そして、ナールスゲンは、美肌と関係の深いコラーゲン、エラスチン、ヒートショックプロテイン47を増やすことが実験で証明されているエイジングケア化粧品成分です。
今でこそナールスゲンについてお客様に説明する立場になりましたが、初めて知ったときには、まさか、ナールスゲン配合のエイジングケア化粧品を作ることになるとは、思っていませんでした。
その後、ナールスゲンの発表データや学術論文を読み、メカニズムも解明されていて、しっかりと有用性のエビデンスもあるとても優秀なエイジングケア化粧品成分であることに大いに興味を持ちました。
私自身、長年、医薬品に関連する業界にいますが、ナールスゲンが他のエイジングケア成分と違って、医薬品的な作用を持っていることが、一番のポイントでした。
ナールスゲンの安全性も気になりました。
やはり、画期的な成分だったゆえに、通常、化粧品で実施される安全性試験以外にも4つの試験が、課せられていました。
幸い、ナールスゲンは、すべての試験をクリアし、動物レベル、細胞レベル、人レベルで安全性が確認できていたのです。
つまり、ナールスゲンは、有効性の面でも安全性の面でも、期待できるエイジングケア化粧品成分であることが証明されていたのです。
そんなことから、「もしかしたらナールスゲンを使えば、今までに無い画期的なエイジングケア化粧品が作れるかも?いや、作ってみたい」という気持ちが、次第に強くなっていったのです。
しかし、ナールスゲンの特性やエビデンスには強く魅かれたものの、使ってみないと実際の効果はわかりません。
- ② ナールスゲン配合の試作品で検証
- そこで、ナールスゲンの製造企業様からナールスゲン入りの試作品を提供いただき、まず、家族や当社女性スタッフで実際に試してみることにしました。
この試作品は、ナールスゲン以外のエイジングケア化粧品成分も他の保湿成分なども入っていない化粧水のようなものでした。
つまり、ナールスゲンをダイレクトに感じることができるものです。
そして、一番身近な(?)妻の様子を、毎日観察してみました。
ナールスゲンを使って最初の1週間、特に変わった様子はなし。
しかし、2週間後くらいから、少し変化が現れてき、1ヵ月後では、かなり変化したようにみえます。
ナールスゲンのパワーでしょうか?いままで、いろいろなスキンケア化粧品を使ってきて、「これ!」と思えるほど実感するものはなかったそうなのですが、ナールスゲンに関しては違う感じがするという感想でした。
目の下がくすんでいたのが、1ヵ月程度使った後には、見た目にも明らかに顔の色が明るくなっていましたし、本人もそのように感じていたそうです。私の2人の娘も「お母さんの顔色が明るくなった」と口を揃えていました。
妻はすっかりナールスゲンのファンに。
間近で見ていた2人の娘たちも、ナールスゲン入りの試作品をすぐに使い始めました。(笑)
今も、妻、娘ともナールスピュアを使い続けています。
ちなみ、妻の年齢は本人の意思により非公開ですが、アラフィフのエイジングケア世代です。
ナールスゲンと出会うまでは、妻とエイジングケア化粧品の話は一度もしたことはありませんでしたが、まさかこんな会話をする日がくるとは、夢にも思っていなかったです。
そして、同じく使用していた当社の女性スタッフからも、ナールスゲン配合の試作品を使った後、
「乾燥が解消したみたい」
「お肌のキメが整ってきた」
「製品になったら使いたい」
など、ナールスゲンの力を裏付ける好意的感想が。
私自身、顔だけでなく、ひじなどにも使ったのですが、確かに、1ヵ月後くらいからひじのカサカサ感がしなくなったのです。
少人数ながら、ナールスゲンに関して、こうした実感を得ることができたことから、エイジングケア化粧品としての本格的な検証の準備に入ることにしたのです。
- ③ ナールスゲン配合エイジングケア化粧品開発へ
- ナールスゲン配合の試作品を、家族や当社のスタッフで試した結果は上々でしたが、まだ10人程度での実証です。
ナールスゲン配合のエイジングケア化粧品の製品化を行うなら、もっと多くの人数で本格的な実証実験が必要です。
もちろん、2012年7月の時点では、ナールスゲンは、エイジングケア化粧品成分として認可を受けていました。
しかし、「自分たちでやってみなければ」という思いが強く、これを避けて通れません。
そこで、ナールスゲン配合エイジングケア化粧品の試作品を、約200名の方に、2ヵ月続けてお使いいただき、3日、1週間、1ヵ月、2ヵ月の時点でのアンケートでデータを取ることに。
私やスタッフに知り合いに女性や一部の男性に声をかけ、「ナールスゲン」の説明をして、実証実験開始です。
そして、「口元」「目の下」「目じりの小シワ」「首すじ」の変化について確認。
約150名から回答をいただいた結果、ナールスゲン配合の試作品は、
●使用後1ヵ月時点で、約80%の人から、変化がでてきた。
●使用開始から2ヵ月後では、約90%の方に、変化が認められて良い実感があった。
●「刺激がある」「使えない」などの声は、2名のみ。
これで、ナールスゲンは、ほぼデータどおりに良く実感してもらえることに確信を持ったのです。
そして、「これなら商品化を進めても大丈夫!」と考え、本格的にナールスゲン配合のエイジングケア化粧品として、製品化を進めることになったのです。
このとき、2012年12月。
いよいよナールスゲン配合のエイジングケア化粧品開発に本格的に着手です。
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