30代からのシンプル洗顔・クレンジング~私の考え方と方法~

30代からのシンプル洗顔・クレンジング~私の考え方と方法~

薬剤師

松りさ さん

平日は薬局薬剤師として働きながら6歳息子と4歳娘を育成中
*ワーママゆえ、時短家事・なるべくモノを増やさずに工夫をすることが得意
*生活を楽にするライフハックや、実際に使ってよかったものを中心に配信中
*薬剤師、FP(ファイナンシャルプランナー)2級、整理収納アドバイザー2級、ライフオーガナイザー2級、着物着付け師等資格を持っています。

松りささんのブログ「子育て中こそミニマリスト」

薬剤師の松りささんに「30代からのシンプル洗顔・クレンジング~私の考え方と方法」についてメッセージをいただきました。また、ナールスから30代からのエイジングケア世代の洗顔やクレンジングのコツやおすすめのアイテム「ナールスエークレンズ」をご紹介します。

30代からのシンプル洗顔・クレンジング~薬剤師の松りささんのメッセージ

私は、中学生のときニキビに悩んでいました。
当時、知識が無いことからファンデーションを塗りたくり、ニキビが悪化したあげくニキビ跡ができるという悪循環を繰り返していました。
大人になった今では知識も増えた一方で、子育て中の忙しい身になりたどり着いたのは、シンプルなケア。

  • 肌を刺激しない
  • とにかく保湿する

この2つです。
30代以上のエイジングケアを始める年代になった方や、私と同じく子育て中に忙しい方の参考になればと思い、「肌を刺激しない」、「ダメージを与えない」シンプルな洗顔について私がおすすめする方法や考え方をご紹介します。

松りささんおすすめの洗顔・クレンジングの方法と選び方ポイント

私がおすすめする洗顔のポイントは、次の通りです。

  • クレンジングオイル、クリームは使わない
  • こすらない
  • 長時間かけて洗顔をしない
  • たっぷりの泡で洗顔する
  • 朝の洗顔は水のみで済ませる
  • クレンジングを不要にするため、ファンデーションやマスカラなど水で落とせない化粧品は使わない

洗顔料で作った泡

洗顔は肌の汚れや古い皮脂を落とすことで、肌を清潔にすることが目的です。
また、お肌を清潔に保つことで、皮膚のターンオーバーを整えることができます。
さらに、洗顔後に使う化粧水などの浸透をよくすることも可能です。

一方、洗顔料やクレンジング料の洗浄成分である界面活性剤は肌の負担になってしまいます。
また、肌を擦る行為も肌ダメージになるのです。

だからこそ、できるだけ優しい洗顔を心がけることが大切です。 そのポイントは、先ほどと一部重なりますが、次の3つ。

  • 敏感肌向けで低刺激の洗顔料やクレンジング料を使う
  • 泡のクッションで洗顔して摩擦を起こさない
  • 短時間(1分程度)で洗顔やクレンジングを終了

私の場合は、石鹸を泡立てネットでたっぷり泡立てて、手のひらが直接肌に触れない程度の力加減で顔全体を洗ったあと、お湯ですぐにすすぎます。

また、クレンジングを不要にするため、ファンデーションやマスカラなど水で落とせない化粧品は使っていません。
しかし、多くの方にとってメイクは必要だと思うので、クレンジング不要にするのは難しいかと思います。

そのような場合のクレンジング料としては、次の3つがポイントです。

  • 摩擦の小さなクレンジングジェルなどを選ぶ
  • 界面活性剤は低刺激性のアミノ酸系を選ぶ
  • ダブル洗顔不要のクレンジング料

洗顔後は素早く保湿が大切

30代からはお肌のバリア機能が少しずつ弱くなるので、正しいエイジングケアが大切。
その第一歩が低刺激性の優しい洗顔やクレンジングではないでしょうか。
なお、洗顔後はできるだけ早く保湿することが大切です。
私もお風呂から出たら、すぐに保湿するなどを実践しています。
エイジングケア世代は、お肌のバリア機能が低下気味です。
洗顔後やお風呂上りは、早いタイミングでの保湿をすることで肌の水分量を保持することが大切です。

<関連記事>

薬剤師の松りささんの30代からの洗顔やクレンジングの考え方は、ナールスも賛同しています。 年代を重ねるほどシンプルで優しい洗顔とクレンジングが大切です。 次の章からは、30代からの洗顔やクレンジングがなぜやさしさが大切かを深堀りするととともにおすすめのクレンジング料を紹介します。

洗顔やクレンジングの目的は?メリットとデメリット

洗顔の目的とメリット

洗顔やクレンジングの目的は、顔に付いた汚れや皮脂、汗、古い角質、メイクをしっかり洗い流し、肌を清潔に保つことです。
汚れをそのまま放置しておくと、やがて皮脂が酸化したり雑菌が繁殖したりします。
その結果、皮膚常在菌や顔ダニのバランスが崩れ、pHが弱酸性からアルカリ性に傾き、結果的にニキビや肌荒れなどの肌トラブルを引き起こします。
こうした状態にならないように洗顔やクレンジングを行います。
洗顔でお肌を清潔に保つことで、ターンオーバーを整え、エイジングケア化粧品の浸透が良くなるのです。
これが洗顔やクレンジングで洗顔する目的でありメリットです。

<参考記事>

洗顔やクレンジングはデメリットになる

洗顔やクレンジングはやり方を間違えるとデメリットが大きくなります。
それは洗顔やクレンジングが、界面活性剤によるダメージを与えたり、こすることで物理的なダメージを与えてしまうリスクがあるからです。
また、すすぎの際も水の当て方がきつかったり、すすぎ時間が長いこともマイナスです。
これらは、すべて肌のバリア機能を低下させるリスクがあります。
洗顔やクレンジングには、成分のよる化学的なリストと手などによる物理的なリスクがあるのです。
例えば、一時期、ブームとなったダブル洗顔ですが、これはクレンジング料を使った後に、洗顔料も使う方法です。
より肌を清潔にする点ではメリットがあります。
しかし、界面活性剤を何種も使い、物理的な刺激も多くなるため、肌が弱い方や乾燥肌・敏感肌の方には、デメリットが多く向かない方法です。
洗顔やクレンジングのデメリットを避け、メリットを享受するには、肌に合う洗顔料やクレンジング料を選んで正しく使うことが大切です。
特に肌の老化が進む30代からは特にその点を意識して実践することが大切です。

<界面活性剤のはたらき>

界面活性剤の働き

界面活性剤には、普通は混じり合わない水と油を混じり合わせるというはたらきがあります。洗顔料に使われる界面活性剤の形は、マッチ棒をイメージしていただくとわかりやすいです。
マッチの頭の部分は水になじみやすく、棒の部分は油に馴染みやすくなっています。
頭は「親水基(しんすいき)」、棒は「親油基(しんゆき)」と呼ばれます。
お肌に界面活性剤がつくと、マッチ棒は頭が上になっているので、棒の部分がお肌にくっついて、油分であるお肌の汚れと馴染みます。
その後、マッチ棒は汚れを囲んで、汚れを球状にしてしまいます。
これを「ミセル」と呼びます。
ミセルは、マッチ棒の頭を上にして、汚れを囲んでいます。
この後、水ですすげば、水になじみやすいマッチ棒の頭と水がひっついて、ミセルはお肌から剥がれていくのです。
これが、洗顔料の界面活性剤の役割です。

<参考記事>

なぜ30代からはシンプルな洗顔やクレンジングが大切?

なぜ、30代からはシンプルな洗顔やクレンジングが大切なのでしょうか?
それは、30代になると肌のエイジングが進み20代と比べて、バリア機能の低下のリスクが高くなるからです。
ナールスでは独自の指標「エイジングケアインデックス」を考案し、年代別の肌状態を8つの要素で可視化できるようにしました。

8つの要素とは以下のとおりです。

  • エストロゲン量
  • お肌の水分量
  • お肌の皮脂分泌量
  • セラミド量
  • エラスチン量
  • コラーゲン量
  • ヒアルロン酸量
  • お肌のターンオーバー(新陳代謝)周期

これらのバランスによって、お肌の状態が左右されます。 それをレーダーチャート化したのでエイジングインデックスのグラフです。
レーダーチャートでは、各項目の指標として以下を用いました。

  • お肌全体のエイジングの指標は、「ターンオーバー」「エストロゲン量」
  • 表皮のエイジングの指標は、「お肌の水分量」「皮脂分泌量」「セラミド量」
  • お肌の皮脂分泌量
  • 真皮のエイジングの指標は「コラーゲン量」「エラスチン量」「ヒアルロン酸量」

それぞれのピークを100として、年代ごとに相対的に表しています。
30代のエイジングインデックスは次のとおりです。

<お肌のエイジングインデックス>

お肌のエイジングインデックス

30代になると、表皮では、皮脂の分泌が低下し始め、セラミドの減少が進みます。
また、真皮では、コラーゲンやエラスチンの低下が顕著になってきます。
そのため、30代のお肌は、少しずつ老化を感じ始めます。

<30歳のエイジングインデックス>

30歳のエイジングインデックス

<35歳のエイジングインデックス>

35歳のエイジングインデックス

肌のバリア機能の大きな影響を与えるのは、肌の角質の水分量、セラミドの量、皮脂の分泌量です。
20代から30代のはいるとそれらはすべて低下します。
また、30歳から35歳、さらに40代へとエイジングを重ねると、より低下が進むのです。
そのため、30代からバリア機能を低下させないシンプルで優しい洗顔やクレンジングが大切になるのです。

<参考記事>

30代からの洗顔料の選び方のコツ

洗顔料は、基本的には自分の肌に合ったもので汚れがしっかり落とせるものを選ぶことが大切です。
しかし、洗浄成分である界面活性剤は肌の負担になります。
また、香料や着色料、エタノールも肌の負担になります。
こうした点から、30代の洗顔料は、アミノ酸系や弱酸性の界面活性剤使用で乾燥肌向けや敏感肌向けの優しいタイプがおすすめです。
また、合成香料、合成着色料、エタノールフリーがおすすめです。

<参考記事>

30代からのクレンジング料の選び方のコツ

クレンジング料は、界面活性剤を使ったタイプとオイルの脱脂力を使ったタイプがあります。
また、ジェルタイプ、クリームタイプ、リキッドなどさまざまなタイプあります。
洗浄力と刺激の強さは、おおむね次の図の通りです。

クレンジングの洗浄力と肌への刺激の強さ

30代からのクレンジング料は洗顔料と同じく、アミノ酸系や弱酸性の界面活性剤使用で乾燥肌向けや敏感肌向けの優しいタイプがおすすめです。
また、合成香料、合成着色料、エタノールフリーがおすすめです。
タイプとしは、摩擦が少ないクレンジングジェルがおすすめです。
一方、オイルタイプならミネラルオイルにクレンジングは脱脂力が強いのでおすすめしません。
オイルなら油脂系を選びましょう。

<参考記事>

30代におすすめ!ナールスの洗顔・クレンジング料

クレンジングジェルのナールスエークレンズ

30代におすすめのクレンジングジェル「ナールスエークレンズ」

30代から洗顔料・クレンジング料には、乾燥肌や敏感肌、エイジングケア世代におすすめの洗顔料、アミノ酸系界面活性剤配合クレンジングジェル「ナールス エークレンズ」をおすすめします。
皮膚科医監修による水性のオイルフリーのクレンジングジェルで、メイクしていない際の洗顔料としても使えます。

洗浄成分は優しいタイプが2種。
アミノ酸系界面活性剤ラウロイルグルタミン酸Naと非イオン界面活性剤ラウリン酸ポリグリセリル-10で、刺激が小さいので、乾燥肌や敏感肌はもちろん、マスク生活でバリア機能が低下している肌でも使いやすい洗浄成分です。
また、pHが弱酸性であることもマスク肌荒れを防ぐ上でメリットです。

ナールス エークレンズの特徴

  • ジェルが優しく肌を包む
  • 粘りのあるジェルがお肌に密着し、汚れをしっかり落とす
  • クレイ(軟質多孔性の海泥)が毛穴の汚れを吸着し、クリアな素肌をサポート
  • アーチチョーク葉エキス配合で、毛穴のたるみ、開き、詰まり、いちご鼻、ザラつきなどにアプローチし、毛穴の目立ちにくいお肌をサポート
  • ユズ果実エキスの効果で、バリア機能の改善をサポート
  • 肌荒れ防止成分のカワラヨモギ花エキス、シソ葉エキスが、デリケートなお肌を優しくいたわる
  • 10の無添加(無香料、無着色、無鉱物油、オイルフリー、アルコールフリー、パラベンフリー、フェノ
  • キシエタノールフリー、石油系界面活性剤フリー、PG・DPGフリー、旧表示指定成分フリー)を実現
  • マツエクもOKで、ダブル洗顔不要
<参考記事>

まとめ

薬剤師の松りささんに「30代からのシンプル洗顔・クレンジング~私の考え方と方法」についてメッセージをいただきました。また、ナールスから30代からのエイジングケア世代の洗顔やクレンジングのコツやおすすめのアイテム「ナールスエークレンズ」をご紹介しました。
30代になると肌のバリア機能が低下するリスクが高くなります。
そのためしっかり汚れやメイクを落としつつも、優しく肌の負担が少ない洗顔やクレンジングが大切です。
30代の洗顔料やクレンジング料は肌に合うものを選ぶとともに正しく使いましょう。

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