トレハロースのエイジングケアへの魅力とグルコシルトレハロースとの違い

トレハロースのエイジングケアへの魅力とグルコシルトレハロースとの違い

VITAROMANは、VITAL, AROMATIC, and ROMANTIC LIFEの略称のことで、
活き活きと香り高く、ロマンティックに豊かな人生を過ごそう!という意味が込められている。

私は薬剤師です。
薬局を営みアロマテラピー・サプリメント等を取り扱うなかで、「トレハロース」という糖に出会いました。
トレハロースは天然の保湿剤とも呼ばれ、砂漠など厳しい大自然の環境の中を生き延びている動植物に多く存在し力強く乾燥から守っています。
私はそのトレハロースを主役にした高保湿クリームを開発しました。ぜひ多くの方使っていただきたいと願います。

●経歴
1980年 プライマリーファーマシー開局
2005年 バンビーノ薬局開局
2022年 VitaRoman Shop 開業

ビタロマン公式サイト

プライマリーファーマシー薬局

バンビーノ薬局

薬剤師であり株式会社ビタロマン代表取締役社長山村真一さんから、トレハロースのエイジングケア化粧品成分としての魅力や将来展望についてメッセージをいただきました。また、ナールスからトレハロースの補足やよく似た成分であるグルコシルトレハロースについて紹介します。
さらに、ナールスのエイジングケア化粧品でトレハロースやグルコシルトレハロースを配合したアイテムを紹介します。

トレハロースのエイジングケアへの魅力~薬剤師山村真一さんのメッセージ

トレハロースとの出会い

私は薬剤師として40年以上にわたって本業の薬局を営むなかで、加齢や外的刺激による肌トラブルの原因の大部分が肌の乾燥によるものであり、日々の保湿ケアの重要性を強く感じていました。
そのような中、ある日「トレハロース」という糖(物質)に出会いました。
「トレハロース」はとても不思議な糖で、自然界に存在し、砂漠のように乾燥した過酷な環境の中で生息している動植物などは自らの体内に取り入れていて、驚くような復活力を身につけ生き延びているというのです。
今ではその保水性、でん粉老化抑制、たんぱく質変性抑制、脂質変敗抑制等の作用を生かして、様々な食品に使われており、また医学的な有用性についても多くの研究論文が発表されています。
クマムシ、ワムシなどの微小動物、イワヒバなどの植物が砂漠などの厳しい環境の中で生き続けられるのは、トレハロースが生体内に存在するためであるといわれています。

トレハロースの魅力

トレハロースのスキンケアやエイジングケアへの効果が一目でわかるこちらの動画をご覧ください。

ビタロマンクリーム(プレミアムフェイスプロテクトクリーム)配合!トレハロースの魅力をお届けします~白玉編~

ご覧の通り、6時間後の「白玉粉」を比較すると「トレハロースあり」(右側)は弾力を感じます。これは、トレハロースに「凍結や乾燥によるストレスから保護する作用」があるためなのです。

トレハロース未来への展望

厳しい環境に耐えるときに水の代わりとなって命を守る働きをする「トレハロース」は、少し前まではごくわずかしか生産できない希少な糖質とされていました。
しかし株式会社林原の企業努力もあり、量産に初めて成功しました。
今では化粧品・食品のみならず、飼料、肥料、工業用素材や文化財保護分野に至るまでその用途は広がっています。

保湿性はもちろん、保水力も期待でき、外的刺激から肌を守るバリア機能を兼ね備えているトレハロース。
特に、30代からのエイジングケアに期待できる魅力的な成分だと思います。
その魅力を活かすことができれば、シワ・シミ・たるみ予防はもちろん、年齢性別を問わず、”つやのある美肌”を実現することができると信じています。
(参考)https://www.hayashibara.co.jp/data/69/rd_tp_four/

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ここからは、ナールスからまだあるトレハロースのエイジングケアへの魅力的なはたらきやよく似た成分であるグルコシルトレハロースを紹介します。

まだある!トレハロースの魅力

トレハロースはバリア機能を低下時こそ効果を発揮

エイジングケアに魅力的なトレハロースですが、健康な肌では浸透性が低く、保湿力を十分発揮できないといったデメリットが知られています。
しかし、肌のバリア機能が低下した乾燥肌や敏感肌では皮膚においては浸透性が高まるという特性があります。
そのため、乾燥肌が進みがちな30代以降の保湿ケアやエイジングケには都合よい化粧品成分です。
エイジングケア化粧品に配合することで、バリア機能が低下した方の角層の水分量を増加させたるはたらきが期待できます。

<参考記事>

トレハロースはヒアルロン酸と併用すると浸透力が高まる

トレハロースはヒアルロン酸Naと一緒に使うと健康な肌でも皮膚浸透性が高まることがわかっています。
そのため、トレハロースとヒアルロン酸Naが併用されている場合は、バリア機能の低下がない肌でも角層の水分量を増加・保持が期待できます。
つまり、乾燥肌や敏感肌出ない場合でも健やかな美肌を維持するためにも使えます。
しかし、最近ではDDS(drug derivery system:薬物輸送技術)の研究が進み、健常な皮膚に対しても浸透性の良いDDS処方のトレハロースも登場しています。

<参考記事>

トレハロースには加齢臭を抑えるはららきがある

トレハロースには、揮発性アルデヒド生成抑制による加齢臭抑制作用があるという研究報告があります。
揮発性アルデヒドとは、加齢臭の原因となる成分です。
55歳以上になると2-ノネナールや2-ヘキセナール、2-オクテナールなどの揮発性アルデヒドの検出率が大幅に増加することで、いわゆる加齢臭の原因となります。

2001年に林原生物化学研究所によって報告された揮発性アルデヒド類に対するトレハロースの消臭性試験で、トレハロースの作用が実際の高齢者の体臭抑制に効果を示すことがわかっています。
このようにトレハロースは保湿力だけでない魅力があります。
こうしたさまざまなはたらきから、トレハロースはエイジングケア化粧品や洗顔料、洗顔石鹸、マスク製品、ボディケア製品、ハンドケア製品から、頭皮ケアのためのシャンプー製品、コンディショナー製品、トリートメント製品にも配合されています。
さらに、メイクアップ製品、化粧下地製品、ボディソープ製品、アウトバストリートメント製品、デオドラント製品など多岐にわたって使われています。

<参考記事>

トレハロースは安全性が高い

トレハロースは、20年以上の使用実績がある中で重大な皮膚刺激および皮膚感作の報告がありません。
そのため、化粧品としては安全性に問題のない成分と考えられます。

ナールスのトレハロース配合のおすすめエイジングケア美容液

ナールスネオ

ナールスのエイジングケア化粧品は、すべて肌に優しく角質(コルネオ)を守ることを目指して開発しています。
中でも強力にコルネセラピーをサポートするのが、トレハロース配合で美容皮膚科医監修のエイジングケア美容液「ナールスネオ」です。
ナールスネオは、トレハロース以外に攻める成分であるネオダーミルやビタミンC誘導体を配合しています。
また、6種のセラミド、9種のアミノ酸がトレハロースとともにコルネセラピーをサポートします。

<参考記事>

ナールスのトレハロース配合のおすすめハンド美容ジェル

ナールスロゼ

ナールスのエイジングケア化粧品で唯一トレハロースを配合しているのは、ハンド美容ジェル「ナールスロゼ」です。
ナールスロゼにはトレハロース以外にも、ダマスクローズをはじめとする5種のバラ成分やナールスゲン、ヒト型セラミドなどを配合したエイジングケアにおすすめにハンド美容ジェルです。

<参考記事>

グルコシルトレハロースはトレハロースにグルコースを加えた成分

トレハロースによく似た成分にグルコシルトレハロースがあります。
グリコシルトレハロースは、トレハロース骨格に1個のグルコースが結合したものです。
グリコシルレハロースの特徴は、高い保湿力があり、安全性に問題がないことです。だから、乾燥肌や敏感肌などどんな肌質でも使えます。また、高齢の方でも使えます。
グリコシルトレハロース配合の化粧品は、乾燥肌の予防や改善、乾燥肌が原因の肌悩みの予防に役立ちます。たとえば、小じわやくすみなどのエイジングケアにも効果が期待できます。
グルコシルトレハロースはトレハロースのはたらきには少し違いがあります。
化粧品に配合される場合は、保湿力があることは同じですが、グルコシルトレハロースには、乳化安定化や立ちおよび泡持続性増強作用がある点が違いです。
グリコシルトレハロースは、エイジングケア化粧品にも配合されています。エイジングケアのための化粧水やフェイスマスクなどがあります。

ナールスのグルコシルトレハロース配合おすすめフェイスマスク

ナールスリジェパーフェクトマスク

ナールスのエイジングケア化粧品で唯一グルコシルトレハロースを配合しているのが、バイオセルロース製フェイスマスク「ナールスリジェパーフェクトマスク」です。 ナールス リジェ パーフェクトマスクは、ヒト幹細胞培養液のほかに、ナールスゲン、プラセンタ、キュアパッション、ヒアルロン酸などの美肌成分がたっぷり美容液1本分(25ml)入った、かなり贅沢なバイオセルロース製フェイスマスク。 ナールス リジェ パーフェクトマスクは、グルコシルトレハロースが主役ではありませんが、保湿を支えています。

バイオセルロース製ナールスリジェパーフェクトマスク

<参考記事>

まとめ

薬剤師であり株式会社ビタロマン代表取締役社長山村真一さんから、トレハロースのエイジングケア化粧品成分としての魅力や将来展望についてメッセージをいただきました。また、ナールスからトレハロースの補足やよく似た成分であるグルコシルトレハロースについて紹介しました。
さらに、ナールスのエイジングケア化粧品でトレハロースやグルコシルトレハロースを配合したアイテムを紹介しました。
トレハロースはそれほど有名な化粧品成分ではありませんが、とても魅力的なはたらきがあります。
また、安全性も高いことから30代からのエイジングケアにともおすすめです。
グルコシルトレハロースもトレハロースと似た化粧品成分ですが、少し違うはたらきがあります。
これらの化粧品成分のことを理解して美肌やエイジングケアに活かしましょう。

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