トピー性皮膚炎の私がやっているスキンケアと日常生活~松本メグミさんのメッセージ~
私は、元々ひどい乾燥肌で、アトピー性皮膚炎が悪化した経験もあります。
特に20代後半にアトピー性皮膚炎の症状が悪化した際は、体に色素沈着が残ってしまうほどでした。
幸い今では症状が治まり、たまにかゆみは出ますが、病院に行くほどではありません。
そんな私の経験から、スキンケアやエイジングケア、日常生活で気を付けていることをもとに、アトピー性皮膚炎の症状悪化や乾燥肌を防ぐ方法をご紹介します。
このポイントは、肌が薄くなっていく30代以降のエイジングケア世代の方や乾燥肌、敏感肌の方にも役立つと思います。
といっても難しいことではなく、ごくごく当たり前のことかも知れません。よければ参考にしてくださいね。
1)保湿の徹底
セラミドが不足していたり、天然保湿因子の元の成分フィラグリンの異常などによって、肌の乾燥が進んでバリア機能が低下すると、少しの刺激でもかゆみが出やすくなります。
乾燥による肌荒れを防ぐためには、刺激の少ない保湿成分を使ってしっかりスキンケアやエイジングケアを行うことが大切です。
乾燥肌の方のスキンケアは、セラミドや天然保湿因子の元となるアミノ酸、ヒアルロン酸など、肌の水分と油分を補って保てるような保湿成分が入ったエイジングケア化粧品などを使用すると良いでしょう。
私の場合は、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が何種類か配合されたスキンケア商品を使っています。
脱保湿といって、あえてスキンケアやエイジングケアをしない方法や、ワセリンだけを塗るという方法がネットなどに出ていますが、アトピー性皮膚炎の方は自己判断せず、医師の指示を守って保湿をすることを心がけてほしいと感じます。
乾燥肌の方も保湿成分を使って肌を整えることを優先しましょう。
基本的には、保湿は水性成分と油性成分の両方をバランス良く使うことが大切だと思います。
特定の成分に頼るなどの極端な美容法は避けて、基本に忠実な保湿ケアを行うことが乾燥肌の予防や改善、エイジングケアにもつながります。
ほかでは、秋〜冬は部屋の乾燥にも気をつけるために加湿器を使ったり、部屋干しで部屋の湿度を維持しています。
2)たんぱく質を摂る
ご存じのとおり、お肌の材料はたんぱく質です。
肌のハリのもとであるコラーゲンやエラスチンもたんぱく質。
また、天然保湿因子もアミノ酸が成分です。
そのため、健康維持やうるおいを保つという意味で、たんぱく質を意識的に摂るようにしています。
厳密にたんぱく質量を計ることまではしませんが、いろんな成分表示を見てみた結果、100gの肉・魚=20gのたんぱく質が摂れるかなと思っています。
また、野菜や豆にもたんぱく質は含まれているので、それらも摂るようにしています。
ちなみに、たんぱく質が多い野菜ベスト5は次のとおりです。
順位 |
食材 |
たんぱく質量(100g中) |
第1位 |
野菜の豆類_枝豆 |
11.5g |
|
野菜の豆類_空豆 |
10.9g |
第2位 |
ブロッコリー |
5.4g |
第3位 |
豆苗 |
3.8g |
第4位 |
タケノコ |
3.6g |
第5位 |
アスパラガス |
2.6g |
3)睡眠をきちんととる
私は、眠れたり眠れなかったり差が激しいのですが、なるべく1日あたり8時間の睡眠時間を確保するよう心がけています。
最近では、睡眠のゴールデンタイム「午後10時から午前2時の間に」という考えは誤りであることがわかってきました。
体の組織の新陳代謝や肌のターンオーバーを促す成長ホルモンが最も分泌されるのは、睡眠の最初の90分をいかに深く眠るかが大切だということが明らかになったのです。
眠る前はリラックスするためにスマホを見ないようにしたり、クラシックなどの音楽を聴いたりすることも、深い睡眠をするためには良い方法です。
4)ストレスをためない
過度なストレスは普通肌の方でも肌荒れを起こすきっかけになることがあります。
ましてやアトピー性皮膚炎の場合はなおさらです。
私もアトピー性皮膚炎がひどいときは、かゆみのストレスでさらに肌荒れを引き起こすという負の連鎖を実感していました。
一時期は「腸に悪いらしいから小麦は食べない!」のように食事内容にも厳しくなっていましたが、ストレスを感じることもありました。
今は何事もやりすぎないほうがいいかなと思い、いろんなものを満遍なく食べるようにしています。
また、私の場合は、仕事や日常生活のストレスを減らしたら、ジャンクフードを食べたりお酒を飲んだりすることがだいぶ減りました。
ストレスを解消するのは、なかなか難しいと感じる方も多いと思いますが、音楽、おしゃべり、映画、スポーツ、買い物など、自分に合ったリフレッシュ方法を1つでも見つけていただければと思います。
体のためにも美肌のためにも、ストレスを溜めないことはとても大切だと思います。
<参考記事>
5)血行を良くする
私は冷え性で体が冷えやすい体質です。
そのため、肌のターンオーバーが乱れがちで顔のくすみが目立つことがあります。
それを改善するために、湯船に浸かったり、温かい飲み物を飲んだりしています。
時々、顔の血行をよくするためにマッサージをする際には炭酸美容液を使っています。
また、私はあまりできていませんが、軽い運動やストレッチなども血行促進に良いのでおすすめです
私が実践している方法やできていなくても良いと思う方法をご紹介しました。
乾燥肌の方、アトピー性皮膚炎の方、エイジングケア世代の方にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。
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