更年期障害の症状・原因・治療とセルフメディケーション・セルフケア

■略歴
杏林大学医学部医学科卒業
横浜市立市民病院、函館中央病院、
板橋中央総合病院、東京品川病院 等
2023年7月二子玉川女性のクリニック開院

■資格
日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医
母体保護法指定医
日本産科婦人科遺伝診療学会認定医 (周産期)
日本医師会認定健康スポーツ医
日本抗加齢医学会専門医

■所属学会
日本産科婦人科学会
日本産科婦人科遺伝診療学会
日本産婦人科内視鏡学会
日本抗加齢医学会

二子玉川女性のクリニック院長の佐賀絵美先生に、更年期障害の症状・原因・治療とセルメディケーションや日常のセルフケアの記事について監修をいただきました。

ナールスのエイジングケア化粧品のお客様の約40%が50代、30%が40代と、更年期の方が多くなっています。

この年代では、女性ホルモンのバランスの乱れや減少などにより、心身の不調と肌荒れや乾燥肌のほか、更年期が影響を及ぼす肌トラブルを経験することが多くなります。

そこで、この記事では、更年期障害の症状・原因・治療からセルフメディケーションや日常生活でできるケアまでを幅広く解説します。

<参考記事>

更年期について理解しよう

女性は年齢とともに、思春期・性成熟期・更年期・ 老年期の4つのライフステージがあります。
更年期とは、一般的に45〜55歳頃を指します。
個人差はありますが、女性は50歳前後の年齢で閉経を迎えます。
更年期は閉経の時期をはさんだ前後10年間のことです。
女性の体の変化は、エイジングや女性ホルモンの変化と深くかかわっています。
その点では自分自身の経年変化を理解してもらえて、いつでも相談できる婦人科のかかりつけ医がいると安心です。

<参考記事>

更年期障害とその症状

ここでは更年期障害とは何か、またその症状を紹介します。

更年期障害とは?

更年期特有の身体的、精神的症状が現れるのが更年期障害です。

日本産婦人科学会では、更年期障害を「閉経の前後5年間を更年期といい、この時期に現れる多種多様な症状の中で、器質的変化に起因しない症状を更年期症状と呼び、これらの症状の中で日常生活に支障を来す病態を更年期障害とする」と定義しています。

女性は加齢とともに、卵巣から分泌される女性ホルモン「エストロゲン」の量が低下します。
特に更年期に減少傾向が顕著になり、肌を含め女性の心身はその影響を受けて機能が低下します。

エイジングと女性ホルモン

同時に、社会環境や心理的、精神的要因が複雑に影響し合ってさまざまな症状が起こるのは更年期障害です。

症状の発現時期や消失時期、程度には個人差があります。
早い人は、40代に入ってすぐ症状が出てしまうことがあります。
一方、症状を感じないまま更年期を過ごせる方もいますし、日常生活に支障をきたすほどひどくなる場合もあります。

更年期障害のさまざまな症状

ここでは更年期の症状をご紹介します。

更年期障害の症状は100種類くらいあるともいわれていますが、大きく自律神経失調症状、精神的症状、そのほかの症状に分けられます。
ここでは、皮膚の症状をカテゴリーとして分け、4つに分類します。

症状の分類 具体的な症状
自律神経失調症状 顔のほてり・のぼせ(ホットフラッシュ)、異常発汗、めまい、耳鳴り、動悸などの血管運動神経症状と発汗、不眠、冷えなど
精神的症状 情緒不安定、イライラ、不安感、抑うつ、無気力、不眠など
肌の症状 乾燥肌、肌荒れ、湿疹、痒み、ハリ不足、たるみ、しわ
そのほかの症状 腰痛、関節・筋肉痛、嘔吐、食欲不振、乾燥感、排尿障害、頻尿、外陰部違和感など

エストロゲンは、肌の潤いを保つはたらきやコラーゲン産生を促すはたらきがあるため40代や50代の肌悩みや肌老化は、更年期とも深く関係しているのです。

また、更年期にエストロゲンが急に減ることで骨粗しょう症、動脈硬化や脂質異常症などの生活習慣病のリスクも高くなります

最近では、女性ホルモンの減少で骨粗しょう症が起こると、それが原因で顔のたるみやほうれい線が目立つこともあるといった研究報告もあります。

このように、更年期はエストロゲンの急激な低下とエイジングが進むことで、心身の健康を損なうリスクが高くなる時期です。

<参考記事>

更年期障害の原因

更年期障害の主な原因は、卵巣の機能が低下し、エストロゲンの分泌量が減ることです。
そこに、親の介護や夫婦関係、子供のことなどの家庭の事情、仕事上の問題など、さまざまな社会環境によるストレスが加わって、自律神経のバランスが乱れることでさまざまな症状を引き起こします。

エストロゲンの分泌量が減ると、脳の視床下部がエストロゲンを多く分泌させる「性腺刺激ホルモン放出ホルモン」(GnRH)を分泌します。これによって、脳下垂体から卵胞刺激ホルモン(FS)と黄体形成ホルモン(LH)が分泌されます。
思春期や性成熟期なら、性腺刺激ホルモンのはたらきで卵巣からエストロゲンが分泌されるようになります。
しかし、更年期では、卵巣の機能が低下しているため、性腺刺激ホルモン(FSH・LH)が多く出てもエストロゲンの量は増えにくい状態に陥っています。
この繰り返しによって、ホルモンのバランスや自律神経のバランスが乱れてしまうことが、更年期障害のメカニズムと考えられています。

どうやって更年期障害を診断する?

更年期障害には残念ながら、明確な診断基準はありません。
通常、更年期の女性では、症状の有無を問診などで確認して該当する症状があれば更年期障害が疑われます。

その後、主に女性ホルモン検査を行い、その結果によって医師が診断します。

また、更年期は甲状腺に問題が起きやすく、閉経後の女性の2.4%は甲状腺の疾患の治療が必要になると報告されています。
そのため婦人科などでは、ほかの疾患を除外するために甲状腺ホルモンの血液検査を行うことがあります。

更年期障害の治療

更年期障害の症状がひどく、日常生活に支障をきたすような場合は、早めの婦人科などで治療を開始しましょう。
更年期障害の治療法には、ホルモン補充療法(HRT)、漢方薬による治療、抗うつ薬・抗不安薬などによる治療、プラセンタによる治療、低用量ピルによる治療があります。
これらの治療は、婦人科などの場合、健康保険が適用されます。

ホルモン補充療法(HRT)

ホルモン補充療法は、英語では「Hormone Replacement Therapy」と呼ばれ、それぞれの単語の頭文字を取ってHRTと表記されます。
更年期障害の原因である女性ホルモンの減少を補うために、エストロゲンとプロゲステロン(子宮がある場合)を補充します。

更年期障害の根本的な治療法であり、自己負担も少ない点がメリットです。

ホルモン補充療法(HRT)に期待できる効果

ホルモン補充療法では、更年期障害の症状や関連する病気の予防や改善にも有効です。

  • ホットフラッシュ、発汗などの血管運動系の症状の改善
  • 動悸や知覚異常など自律神経系の不調の改善
  • 泌尿器の粘膜の萎縮や乾燥で起こる萎縮性腟炎や性交痛などの改善
  • 閉経後骨粗しょう症の予防と改善
  • 脂質異常の予防や改善
  • 不眠症状の改善
  • 肌の潤いを増やして乾燥肌を予防・改善
  • 真皮のコラーゲンを増やし肌のハリアップやシワの予防・改善

ホルモン補充療法(HRT)の製剤の種類と特徴

ホルモン補充療法に使う製剤には、貼り薬、塗り薬、飲み薬などがあります。
それぞれメリット・デメリットがあり、患者さんの特性に合わせて最適なものが選択されます。

製剤 メリット デメリット
飲み薬 投与が簡単 胃腸や肝臓に負担がかかることがある
飲み忘れが多いと不正出血になりやすい
貼り薬 飲み薬より胃腸や肝臓への負担が少ない かゆみ、かぶれなどの皮膚へのリスクあり
汗をかきやすいと効果が減る
塗り薬 飲み薬より胃腸や肝臓への負担が少ない かゆみ、かぶれなどの皮膚へのリスクあり
汗をかきやすいと効果が減る

ホルモン補充療法(HRT)の副作用や注意

ホルモン補充療法の主な副作用には、不正出血や乳房の張り・痛み、おりもの、下腹部のハリ、吐き気などがあります。
これらは、体が治療に慣れてくる1~2カ月後までに治まるものがほとんどです。 また、薬の頻度や量を調節して改善できます。

なお、ホルモン補充療法は、子宮体がんや乳がん、虚血性脳疾患や静脈塞栓症になったことがある方など、実施できない場合もあるため、注意が必要です。

<ホルモン補充療法の乳がんのリスク>
かつてホルモン補充療法は、乳がんのリスクが高くなるという情報が一部のメディアで取り上げられました。
その後、国際閉経学会などの専門機関があらためて調査・再解析したところ、ホルモン補充療法は更年期の女性にとって、よりメリットの多い治療として再評価されました。
今では、ホルモン補充療法の乳がんのリスクは低いことが明らかになってきており、悪影響を及ぼさないための新たな方法も登場しています。

プラセンタによる治療

更年期障害の治療にプラセンタ注射が使われることがあります。
メルスモンは、日本国内の安全なヒト胎盤から製造され、1956年に承認を受けた注射薬です。 多種アミノ酸をはじめ、ビタミンやミネラルなどを豊富に含んでいます。

更年期障害において、保険診療で使えるのは、更年期障害に対する効能・効果を取得しているメルスモンだけです。

ただし、45〜59歳の女性で更年期障害の治療に使う場合では、1週間に2回までの接種(1回1A)が保険適応の条件です。 血管内に注射する方法や2アンプルを同時に注射する方法は、保険適応とはなりません。

また、ラエンネックという製剤も医薬品として認可されていますが、更年期障害の適応はなく、使う場合は自由診療となります。

プラセンタによる更年期障害の治療を始めて約2カ月は、週に2回注射することを推奨されています。また、その後は週1回程度での継続がすすめられています。
しかし、事情もあるため、可能な範囲で継続することが大切です。

なお、美容クリニックなどで受けることが可能なプラセンタ注射は、自由診療で健康保険の適応外です。

プラセンタ注射に期待できる効果

プラセンタ注射による治療は、更年期障害の症状や関連する病気の予防や改善にも有効です。

  • のぼせ、冷え、不眠、イライラ感、頭痛、疲労、肩こり、腰痛などの更年期障害諸症状の改善
  • 肝臓の病気(肝硬変、慢性肝炎など)の改善
  • 美肌効果(皮膚代謝の促進とコラーゲン増殖促進)
  • 美白効果(活性酸素消去・メラニン抑制)
  • アトピー性皮膚炎、花粉症、アレルギー性鼻炎などの予防・改善

プラセンタによる治療の副作用や安全性

プラセンタの副作用としては、発赤、 疼痛 、過敏症、悪寒、悪心 、発熱 が報告されています。また、重大な副作用としてまれですが、ショックがあります。

<プラセンタとヤコブ病>
プラセンタ(ヒト胎盤)を原料として製造される医薬品の投与により、感染症が伝播したとの報告は現在まで国内・海外ともにありません。しかし変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)等の伝播のリスクを完全には否定できません。
そのため、使用においては同意書が必要で、献血ができなくなります。(輸血を受けることはできます)
<参考記事>

漢方薬を使う治療

漢方薬は、東洋医学から生まれた医薬品で、更年期障害の症状の改善によいといわれています。
ホルモン補充療法が使えない方、プラセンタに抵抗がある方に使います。
漢方薬は、さまざま生薬を組わせて使うことで、体質に合っている方にはホルモン補充療法と同等の効果があるといわれています。
そのため、症状や体質に合った漢方を処方してもらうことがポイントです。

主な漢方薬と効果

更年期障害の治療に使われる主な漢方薬の種類と効果をご紹介します。
漢方薬には、ここで紹介したものだけではなく、ほかにもたくさんの種類があります。

漢方薬の種類 効果・特徴
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん) 血の巡りを改善させる作用があり、ホットフラッシュ、上半身ののぼせ、発汗、下半身の冷え、頭痛、肩こりなどに効果を発揮
女神散(にょしんさん) ホットフラッシュやほてり、不安感や落ち込みなどにも効果が期待できる。めまいがある方や自律神経の弱い方に効果が期待できる
抑肝散(よくかんさん) 含まれている生薬の種類が少ないのが特徴で、いらいら症状が強い方に即効性が期待できる
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう) 不安感や恐怖感、それに伴う不眠、動悸、頭痛などの症状にも効果が期待できる
補中益気湯(ほちゅうえっきとう) 体力が低下して全身倦怠感や疲労感、食欲低下などがある場合の症状改善が期待できる
人参養栄湯(にんじんようえいとう) 疲労感、倦怠感、食欲不振などの改善が期待できるとともに、血を巡らせる作用もあるので冷え、寝汗にも効果が期待できる

漢方薬にも副作用がある

漢方薬には副作用がないと思っている方がいますが、誤りです。
漢方薬も医薬品であり、脱力感、胃もたれ、湿疹、かゆみ、むくみ、倦怠感、黄疸、下痢などの副作用があります。
漢方薬で副作用が出た場合は、医師に相談しましょう。

低用量ピルによる治療

更年期障害の治療に低用量ピルが使われることがあります。
特に、月経がまだある若い女性で更年期症状のような症状が出始めている方や、ホルモン補充療法で不正出血が起きやすい方におすすめです。
ただし、低用量ピルは、避妊薬の中では低用量であっても、ホルモン補充療法と比較するとホルモン量が多すぎます。
また、血栓症や心筋梗塞などの心臓や血管の病気のリスクが高くなります。
そのため、40代以上の場合は、低用量ピルによる更年期障害の治療はおすすめできません。

<参考記事>

抗うつ薬・抗不安薬などによる治療

更年期障害で、主にうつや不安などの精神神経症状が出ている場合やホルモン補充療法などが効果を発揮しない場合は、抗うつ薬や抗不安薬を使う治療が行われます。
また、専門のカウンセラーによるカウンセリングなどのメンタルケアもあわせて行われることがあります。

また、抗不安薬には眠気、ふらつき、離脱症状などの副作用があります。
抗うつ薬には、口が渇く、便秘、排尿障害、眠気、胃腸障害、頭痛などの副作用があります。
これらを処方されて、副作用が出た場合は、医師に相談しましょう。

OTC医薬品(市販薬)やアロマテラピーでセルフメディケーション

市販の漢方薬で対策

更年期障害の治療薬は、薬局で市販されています。これらは、薬局のカウンター越しで販売されていることから「Over The Counter」の略語としてOTC医薬品とも呼ばれます。
更年期障害で使う市販薬は漢方薬のため、エストロゲンは含まれていません。
症状がそれほど重くない場合は、セルフメディケーションとして市販薬を使うことも選択肢です。

症状やその度合いによって、個人差はありますが、まずは1カ月服用して様子を見ましょう。

それでも、症状が緩和されない場合や症状が重くなった場合、婦人科を受診することをおすすめします。

<参考記事>

アロマテラピーを取り入れる

アロマテラピーを取り入れることもおすすめです。
アロマテラピーとは、植物から抽出された「精油(エッセンシャルオイル)」を用いて心身の不調を回復させる自然療法です。

最近では、エストロゲン様作用を持つ精油を使ったアロマテラピーが、更年期障害の緩和にも効果が期待できることがわかってきました。
ローズ、ゼラニウム、ローズマリー、クラリセージなどはエストロゲン様作用があるので、更年期障害のセルフケアにおすすめです。

<参考記事>

更年期障害のセルフケアと生活習慣

更年期障害は治療を行うことに加えて、セルフケアや日常の生活習慣でも症状を軽減することが可能です。
また、サプリメントなどを使うこともおすすめです。

ホルモンバランスを整える食生活

更年期に限らず、バランスの良い食事をすることが健康の基本です。
更年期もたんぱく質、脂質、炭水化物をバランス良く摂り、ビタミン類やミネラルもあわせて摂りましょう。

また、腸内細菌叢の状態と女性ホルモンは深い関係があると考えられています。
腸内細菌叢を整えると、女性ホルモンのバランスが整います。そのため、大豆製品や発酵食品などを積極的に摂ることがおすすめです。さらに、女性ホルモン生成をサポートする亜鉛と鉄などの成分も意識して摂りましょう。
ほかでは、オメガ3系脂肪酸も情緒のコントロールに大事な役割を果たしているのでおすすめです。

<参考記事>

プラセンタやエクオールのサプリメントもおすすめ

更年期障害のセルフケアとして食べ物だけでは不十分な場合、サプリメントで補うこともおすすめです。
サプリメントは、分類としては「健康食品」であり、医薬品ではないため、はたらきはマイルドです。
更年期障害のセルフケアには、エクオールやプラセンタなどのサプリメントがあります。

エクオールサプリメント

エクオールとは、大豆イソフラボンの1種であるダイゼインが腸内細菌のはたらきによって代謝されることで生まれる成分です。
エストロゲンに似たはたらきをするため、更年期の女性には大切です。

しかし、日本人の約半分は、この腸内細菌を持っていません。そのため、エクオールが産生できません。
その場合は、エクオールのサプリメントを摂取することがおすすめです。
最近では、エクオールの摂取がホットフラッシュ、首・肩のこりなどに効果があるという研究報告(*)も登場しています。

なお、エクオールが産生できるかどうかは、簡単な検査キットで調べることが可能です。

(*)参照論文:Aso T, et al., J Womens Health 21(1): 92-100, 2012

<参考記事>

プラセンタサプリメント

プラセンタは、サプリメントで摂ることも可能です。プラセンタサプリメントは、医薬品としてのプラセンタとは異なり、豚や馬などの胎盤が原料です。
含まれている成分は医薬品と同じで、多種類のアミノ酸やビタミン、ミネラルなどです。
更年期の方は、医薬品に比べて作用はマイルドですが、食べ物の補助として摂り入れることもおすすめです。

<参考記事>

これ以外でも、オメガ3脂肪酸やビタミン類などを食事で摂るのが不十分な場合は、サプリメントで摂り入れることも検討しましょう。

適度な運動も大切

更年期を含め、運動は続けることが大切です。
運動習慣のある方は、慣れている運動を継続しましょう。ただし、過度な運動は活性酸素を増やすので、あまりハードにならないようにしましょう。
一方、運動習慣のない方は、ウォーキングやストレッチなど、比較的軽い有酸素運動を無理なくできる範囲から始めましょう。
有酸素運動としては、ジョギングや水泳、水中歩行、ヨガ、サイクリングなどもあります。
運動の頻度は1週間に3~4回が望ましいですが、可能な範囲で継続することを目指しましょう。
また、対応可能なら基礎代謝や筋力アップなどのために筋トレもおすすめです。

<参考記事>

ストレスを減らしリラックスできる工夫

更年期障害の症状はストレスも関係しています。
生活の中でストレスを減らす工夫をしてみましょう。
音楽を聴いたり、おしゃべりを楽しむ、趣味を楽しむなど、自分がやってみて楽しいこと、発散できることを定期的に行いましょう。

<参考記事>

まとめ

二子玉川女性のクリニック院長の佐賀絵美先生の監修の下、更年期障害の症状・原因・治療からセルフメディケーション・セルフケアについてまで、幅広く解説しました。
40代や50代の女性にとって、更年期との付き合い方はとても大切です。
症状がひどくて日常生活に支障をきたす場合は、早めに婦人科など専門医のいるクリニックを受診しましょう。
また、できればセルフケアで対策できるほうがベターです。
更年期のセルフケアや健康増進の一環として、日常生活やサプリメントなどでできる対策も行いましょう。
その上でエイジングケア化粧品を使うことによっても、美肌をキープすることができます。
ぜひ、更年期を上手に乗り切ってくださいね。

なお、更年期障害は女性だけではなく、男性にもあります。
男女とも更年期を上手に乗り切るために、知識を身に着けて対策をしていただければ幸いです。

<参考記事>
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