大人のアトピー性皮膚炎の症状・原因とスキンケア・治療

■専門
耳鼻咽喉科、皮膚科における疾患のレーザー治療

■経歴
慈恵医大卒
慈恵医大附属病院、聖路加国際病院で勤務
医学博士
日本耳鼻咽喉科学会専門医
日本レーザー医学会認定医
日本アレルギー学会専門医

いなばクリニックは、耳鼻咽喉科・皮膚科・アレルギー科の専門クリニックです。
先端医療を担う専門クリニックとして、最先端のシステムを導入し、さらに地域に密着したホームドクターとして丁寧な治療を心がけ、安心してかかれるクリニックになるよう努めてまいります。
近隣の病院・医院と密接な連携をとりながら、地域の皆様に親しまれお役に立てる医療を実践していきたいと考えております。
職員一同努力してまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。

アトピー性皮膚炎は、一般的に乳幼児期に発症することが多く、成長すれば改善傾向にあります。
しかし、大人になってもアトピー性皮膚炎の症状が持続する方や大人になってから発症する方もいます。
この記事では、大人のアトピー性皮膚炎の症状・原因とスキンケア、治療について解説します。

アトピー性皮膚炎とは?

アトピー性皮膚炎とは、痒い湿疹が顔や体にでて良くなったり、悪くなったりを繰り返しながら、慢性的に続く難治性の皮膚の病気です。
顔では赤み(紅斑)がでて、ザラザラと乾燥した状態(鱗屑)になることが多いです。
また、肘、膝などの関節部に湿疹が伴うことが多いです。

アトピー性皮膚炎の方は、肌のバリア機能が低下していて、肌が敏感になっていることが多いです。
その理由は、保湿に大切な表皮の角質細胞間脂質の約半分を占めるセラミドが少なかったり、天然保湿因子(NMF)のもととなるフィラグリンの遺伝子異常などがあるからです。

フィラグリンと天然保湿因子の関係

そんなアトピー性皮膚炎は、発症の時期で3つに分かれます。

タイプ 特徴
乳児期タイプ 頭部を中心に全身に湿疹が出来る
2才頃までに多くは治癒し再発しない
乳児脂漏性湿疹と鑑別に困難なことがしばしばある
幼小児期タイプ 肘や膝の屈側に湿疹が出来て全身の皮膚が乾燥し角化肥厚して慢性湿疹の様になる
かゆみが強く引っかき傷もみられます。
10才から12才で多くは治癒して再発しない
成人期タイプ
(大人)
肘や膝の屈側以外にも、顔、首、胸、背中など上半身に広範囲に赤みを伴う湿疹が強く出現する
皮膚が乾燥して角化肥厚することが多い
かゆみが強く引っかき傷もみられることもある
多くは30才までに自然治癒するが一定数は治らない

これらのうち、乳児期タイプや幼少児期タイプのアトピー性皮膚炎は、未熟だったバリア機能が成熟するにつれて、改善する傾向にあります。

<参考記事>

大人のアトピー性皮膚炎の特徴

子供の頃に発症したアトピー性皮膚炎が大人になっても症状が持続する場合や、一旦治まっていたものは再発する場合、大人になってからアトピー性皮膚炎を発症することもあります。

大人のアトピー性皮膚炎では、皮疹が顔から首にひどく出る顔面型や、かゆみの強いぶつぶつとした皮疹が体や腕、脚に多発する痒疹型といわれる状態になることがあります。

また、全身に湿疹が広がり、皮膚の広範囲にわたって赤くなり、炎症が発症してかゆみやほてり感が出る状態に進行する重症な例もあります。

大人のアトピー性皮膚炎の発症の割合

年代を重ねるとその発症比率が下がっていきますが、大人でもアトピー性皮膚炎に罹患している方が一定数いることがわかります。

アトピー性皮膚炎を発症している割合

【調査年度】2006-2008年度
【調査対象】東京大学、近畿大学、旭川医科大学の3大学の教職健診

[参照元]
一般社団法人日本アレルギー学会/公益社団法人日本皮膚科学会/アトピー性皮膚炎診療ガイドライン作成委員会
アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2021. アレルギー 2021; 70: 1257-1342

大人のアトピー性皮膚炎の原因

アトピー性皮膚炎の原因

アトピー素因とは、家族や本人の既往歴に気管支ぜんそくやアレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎の1つ以上にかかったことがあることを指します。
また、アレルギー反応を引き起こすIgE抗体を産出しやすい体質であることもアトピー素因とされています。

そんなアトピー性皮膚炎の発症要因にはアレルギー的要因と非アレルギー的要因があります。
アレルギー的要因の代表的なものがダニ、食物、動物の毛、花粉などです。これらがアレルゲンとなってアトピー性皮膚炎を発症します。
一方、非アレルギー的要因としては、バリア機能が低下した乾燥肌(ドライスキン)や敏感肌があります。
バリア機能が低下しているため、外部刺激に肌が敏感に反応します。そのため、冬の空気の乾燥、夏の汗、引っ掻くことなど、紫外線ダメージなどで湿疹などを発症しやすいです。

子供も大人も大きな意味ではアトピー性皮膚炎の原因は同じです。

子供の時にアトピー性皮皮膚炎になり、大人になっても治らないのは、今挙げた要因が影響を与えているためです。

<参考記事>

なぜ大人になってアトピー性皮膚炎が発症するの?

大人になってから急にアトピー性皮膚炎を発症する方は、もともとアトピー素因を持っています。
成人後に生活環境の変化や仕事などによる慢性的なストレス、喫煙や飲酒、睡眠不足など生活リズムの乱れ、ホルモンバランスの変化などそれまでなかった何かが原因となってアトピー性皮膚炎が発症することがあります。

また、大人になってダニやハウスダスト、花粉などのアレルゲンに反応してしまう場合や、汗、衣類、細菌などが原因となってアトピー性皮膚炎が発症してしまうことがあります。

この状態を放置すると、症状の悪化や慢性化のリスクがあるので、早めの受診をおすすめします。

大人のアトピー性皮膚炎の医療機関での治療

大人のアトピー性皮膚炎の治療は、自己判断で市販薬などを使うより、皮膚科やアレルギー科など専門医のいる医療機関を受診することをおすすめします。
アトピー性皮膚炎の治療の多くは、健康保険が適応されます。

アトピー性皮膚炎の治療は、皮疹の症状の重さが考慮されます。

重症度 皮疹や症状の特徴
軽微 皮疹や症状の特徴
軽症 炎症症状に乏しく乾燥症状が主体
中等症 中等度までの紅斑、鱗屑、少数の丘疹、掻破痕などが主体
重症 高度の腫脹/浮腫/浸潤ないし苔癬化を伴う紅斑、丘疹の多発、高度の鱗屑、痂皮の付着、小水疱、びらん、多数の掻破痕、痒疹結節などが主体

軽微・軽症の場合の治療法

ヘパリン類似物質、尿素、ワセリンなどの保湿剤の外用薬(塗り薬)を使ってバリア機能を保護することでアトピー性皮膚炎の症状の改善を図ります。

ただし、かゆみが強い場合には、には抗アレルギー剤の内服を行います。抗アレルギー薬の多くは、かゆみを抑える抗ヒスタミン薬が使われます。
代表的な抗ヒスタミン薬は、エバスチン(製品名:エバステル)、エピナスチン塩酸塩(製品名:アレジオン)、オロパタジン塩酸塩(製品名:アレロック)、セチリジン塩酸塩(製品名:ジルテック)などがあります。

また、中等症に近い軽症でステロイド外用薬を使う場合は、最も効果がマイルドなタイプ(Ⅴ群=ウィーク)が使われます。
これらには、プレドニゾロン(0.5%)(製品名:プレドニゾロン)や酢酸ヒドロコルチゾン(1%)(製品名:コルテス)があります。

<参考記事>

中等症の場合の治療法

アトピー性皮膚炎が中等症以上の場合はステロイドの外用薬を使います。
ステロイドの種類は、主に3群(ストロング)や4群(ミディアム)のものが使われます。

ストロングには、吉草酸ベタメタゾン(0.12%)(製品名:リンデロンV・VG、ベトネベートN)やプロピオン酸ベクロメタゾン(0.025%)(製品名:プロパデルム)、プロピオン酸デキサメタゾン(0.1%)(製品名:メサデルム)などがあります。

ミディアムには、吉草酸酢酸プレドニゾロン(0.3%)(製品名:リドメックス)やトリアムシノロンアセトニド(0.1%)(製品名:ケナコルトA、レダコート)、酪酸ヒドロコルチゾン(0.1%)(製品名:ロコイド)などがあります。

重症の場合の治療法

重症のアトピー性皮膚炎の治療は、より強い1群(ストロンゲスト)や2群(ベリーストロング)のステロイド外用薬を使うこともあります。
ストロンゲストのステロイド外用薬には、0.05% クロベタゾールプロピオン酸エステル(製品名:デルモベート)や0.05% ジフロラゾン酢酸エステル(製品名:ダイアコート)などがあります。

ベリーストロングのステロイド外用薬には、0.1% モメタゾンフランカルボン酸エステル(製品名:フルメタ)や0.05% ベタメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステル(製品名:アンテベート)などがあります。

また、必要に応じてステロイドの内服薬を短期間だけ使ったり、免疫抑制剤であるタクロリムス軟膏(製品名:プロトピック軟膏)が使われることもあります。

さらに、とびひを併発した場合は抗生剤、カポジー水痘様発疹症の場合は抗ウイルス剤、カンジダを併発した場合は抗真菌剤を使用します。

紫外線療法がアトピー性皮膚炎に用いられること

紫外線治療は、免疫抑制力を活用したアトピー性皮膚炎や乾癬などの治療法です。ステロイド外用薬などの塗り薬だけでは改善しない場合に用いられます。
PUVA(プーバ)療法、ナローバンドUVB療法、エキシマライト、エキシマレーザーによる紫外線治療の4つがあります。
照射回数や紫外線量は、重症度、個人の症状によって異なります。

<参考記事>

大人のアトピー性皮膚炎の新しい治療法

2020年前後から新たな作用機序を持つアトピー性皮膚炎の治療薬が登場することで治療に選択肢が広がっています。

生物学的製剤

生物学的製剤は、炎症性サイトカインが細胞に付着するのを直接的に抑えることでアトピー性皮膚炎を改善する作用を発揮します。
生物学的製剤は、一般的な治療では改善されない難治性・重症のアトピー性皮膚炎への適応となります。

2018年にヒト型抗ヒトIL-4/13受容体モノクローナル抗体「デュピルマブ(製品名:デュピクセント)」という皮下注射薬が登場した後、2022年に「ネモリズマブ(製品名:ミチーガ)、トラロキヌマブ(製品名:アドトラーザ)の2剤が登場しています。

重症のアトピー性皮膚炎に大きな効果が認められていますが、保険診療であっても、初診時が3万5000円程度、再診以降では1万7600円程度かかる点がデメリットです。

また、副作用は少ないながらも、免疫作用を強く抑制するため、感染症などにかかりやすくなるため注意が必要です。

JK阻害薬

炎症性サイトカインのシグナル伝達に必要なJAK(ヤヌスキナーゼ)という酵素の働きを抑えるJAK阻害薬も登場しています。
JK阻害薬は、一般的な治療では改善されない難治性・重症のアトピー性皮膚炎への適応となります。

2020年にバリシチニブ(製品名:オルミエント)という内服薬とデルゴシチニブ(製品名:コレクチム)という外用薬が登場しました。
その後、2021年にウパダシチニブ(製品名:リンヴォック)とアブロシチニブ(製品名:サイバインコ)という2種の内服薬が登場しています。
こちらも免疫作用を抑制するため、使用中は感染症に気をつけなければいけません。
一般的な治療では改善されない難治性・重症のアトピー性皮膚炎への適応となります。

PDE4阻害薬

DE4阻害薬は、炎症性サイトカインの産生を抑えるcAMPという物質を分解してしまうPDE4という酵素の働きを抑える軟膏製剤です。
軽症のアトピー性皮膚炎でも使え、ステロイドの維持期に置き換えて使うことで、ステロイドの使用を減らせる可能性があると考えられます。

2021年にジファミラスト(製品名:モイゼルト)が登場しました。
色素沈着障害、毛包炎、搔痒症などが報告されているので注意が必要です。

再生医療が選択肢に加わる

保険診療でさまざまな治療法を行っても改善しない場合の選択肢として、「幹細胞点滴治療」と呼ばれる再生医療による新しい治療が期待されています。
難治性のアトピー性皮膚炎では、免疫が過剰であったり、バリア機能が著しく低下していることがあります。
幹細胞には免疫を整える作用がありは傷ついた組織を各種増殖因子によって修復する働きがあります。
幹細胞点滴治療は、これらのはたらきによってアトピー性皮膚炎の改善を期待するものです。

自由診療で高額になることやまだ十分なエビデンスが無い点など課題のある治療法ですが、他のどんな治療でもアトピー性皮膚炎が改善しない場合の最後の選択肢となりえます。

アトピー性皮膚炎のスキンケアやエイジングケア

大人のアトピー性皮膚炎の方にとって、乾燥を防ぎ、皮膚のバリア機能を守り、正常に保つためのスキンケアは、治療の一環です。
ポイントは、症状が無い場合や軽い場合でも徹底した保湿ケアで肌に潤いを与え続けることです。
また、肌を清潔に保つことも同じく大切です。
さらに、紫外線を肌に浴びることも良くありません。

保湿ケアでバリア機能を正常化

皮膚のバリア機能を正常に保つためには角質層の保湿成分を十分な状態にする必要があります。
もともとは、角質層には、アミノ酸などからできている天然保湿因子(NMF)やセラミドなどからできている角質細胞間脂質があります。
また、表面には皮脂腺から分泌される皮脂からできた皮脂膜がヴェールの役割を果たしています。
しかし、アトピー性皮膚炎の方はこれらが不足していることがあります。また、冬は不足しがちですし、エイジングを重ねると、これらの保湿成分が減ってしまいます。

そのため、大人のアトピー性皮膚炎の方は、これらの人が持つ保湿成分に似た化粧品成分を配合したスキンケア化粧品やエイジングケア化粧品を使って保湿ケアを徹底することが大切です。

おすすめの保湿成分としては、ヒト型セラミドやアミノ酸(プロリンやグリシン、リシンなど)、スクワランなどがあります。
また、医薬品として使われるヘパリン類似物質や尿素、ワセリンなども医薬部外品や化粧品でも配合したアイテムがあります。
一方、合成香料や合成着色料、アルコール(エタノール)などは刺激になるので控える方がベターです。

<参考記事>

肌を清潔に保つ

アトピー性皮膚炎では皮膚を清潔に保つことが大切です。入浴やシャワーで汗や皮膚の汚れを落としましょう。
ただし、ゴシゴシ擦らず優しく行うこと、ナイロン製タオルより綿のタオルを使うこと、適度な温度(38度~40℃以)の入浴などが大切です。
洗浄料は、肌への刺激が少ない弱酸性やアミノ酸系のマイルドなものがおすすめです。また、洗浄料を泡立てずに、直接体につけることはやめましょう。

もちろん、シャワーや入浴後は、すぐに顔や体の保湿を行うことも大切です。

<参考記事>

紫外線対策も大切

紫外線はアトピー性皮膚炎にとって熱で炎症をもたらす点とバリア機能を低下させる点で避けるべきものです。
炎症はかゆみの原因となりますし、バリア機能の低下は乾燥肌を進めるからです。
外出時には紫外線対策をしっかり行いましょう。
アトピー性皮膚炎の症状のある部位に紫外線があたらないように日傘、帽子、衣類、日焼け止めを使いましょう。

日焼け止めは、紫外線吸収剤(ケミカル)は熱がこもりやすく、かゆみが増してしまうことがあるので、紫外線散乱剤だけを配合したノンケミカル処方がおすすめです。

<参考記事>

大人のアトピー性皮膚炎でも使えるナールスのエイジングケア化粧品

この章では、ナールスから、大人のアトピー性皮膚炎でも使えるおすすめのエイジングケア化粧品を3つご紹介します。

大人のアトピー性皮膚炎の方におすすめのナールス

クレンジングジェル「ナールスエークレンズ」

クレンジングジェルナールスエークレンズ

ナールスエークレンズの洗浄成分は、脱脂力のあるオイルは完全にフリーにし、刺激が少ないアミノ酸系界面活性剤を配合。また、ジェルタイプにすることで、クレンジング中の摩擦を軽減。
防腐剤、着色料、香料は全てフリーです。

エイジングケア美容液「ナールスネオ」

エイジングケア美容液ナールスネオ

ナールスネオには、ヒト型セラミドを6種類、天然保湿因子の成分であるアミノ酸を8種類配合。スクワランも配合。角質層をしっかり守る成分をベースにして作られています。
また、フェノキシエタノールやパラベンは「キャリーオーバー」といって、化粧品成分(原料)にもとから配合されている極めて低い濃度でのみ配合で、お肌に優しく保湿とエイジングケアができます。

日焼け止め&化粧下地「ナールスヴェール」

日焼け止め&化粧下地ナールスヴェール

ナールスヴェールはお肌に優しいノンケミカル処方。さらに、伸びの良いテクスチャーで摩擦感を軽減することに加え、日焼け止めと化粧下地がこれ1本でできるので、お肌に塗布するときの摩擦回数を減らすこともできます。
お肌に優しいだけではなく、SPF50+、PA++++と、国内最高レベルのUVカット効果。
また、ヒト型セラミドやスクワラン配合で、乾燥からお肌を守ってくれます。

日常生活も気をつけよう

かゆみに注意

皮膚の炎症やほてりはかゆみの原因になります。紫外線を浴びてしまうなどほてりや炎症のリスクがある場合は、保冷剤をハンカチやタオルにくるんで肌に当てましょう。
そのあと、しっかり保湿ケアも行いましょう。
また、かゆみがあると搔いてしまうこともあります。爪を短く切る、掻きやすい部分にガーゼを巻いておくなどの工夫も大切です。

<参考記事>

バランスの良い食生活

アトピー性皮膚炎は食事制限の必要はありませんが、バランス良く栄養素を摂ることは大切です。
タンパク質を中心に糖質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランス良く摂りましょう。
一方、甘いものや肉類、油、脂肪の多い食事などの摂りすぎにはアトピー性皮膚炎の症状悪化のリスクになることもあるので注意しましょう。

<参考記事>

ストレスを溜めない

ストレスもアトピー性皮膚炎の症状の悪化をもたらします。
趣味やスポーツなどを持つなどストレス発散の方法を身に付けましょう。
また、質の高い十分な睡眠も大切です。

<参考記事>

汗のケアも大切

スポーツや外出などで汗をかいた後は、できるだけ早くシャワーや水で汗を洗い流しましょう。
汗を拭く場合は、綿のタオルや刺激の少ないウェットティッシュを使って、押さえるようにしましょう。

<参考記事>

部屋の状態に気を配ろう

室内の清潔と湿度も大切です。
ほこりやダニなど接触源が少なくできるよう掃除を頻回にしっかり行いましょう。
また、ペットを飼わない。フローリングの床にするなどの工夫も大切です。

部屋の湿度や温度にも気を配ることが大切です。 暖房器具の過度の使用によって部屋の空気を乾燥させないことや発汗を抑える適度な温度に調整するようにしましょう。

衣類による刺激も避ける

チクチクする衣類は、肌の刺激になるので避けましょう。また、きつい下着によって肌を締め付けることや過度な厚着も控えましょう

まとめ

大人のアトピー性皮膚炎の症状・原因とスキンケア、治療について幅広く解説しました。
アトピー性皮膚炎の多くは、大人になる前に治りますが、一部には治らない方もいます。
また、大人になって発症するケースもあります。
アトピー性皮膚炎はセルフケアに頼らず、早めに皮膚科やアレルギー科の医療機関で治療することが重症化の予防や早期の改善につながります。 もし、アトピー性皮膚炎の可能性があると思ったら医療機関を受診しましょう。
また、日々の保湿や清潔を保つスキンケアやストレスの少ない生活習慣も大切です。
この記事が、大人のアトピー性皮膚炎の方のお役に立てば幸いです。

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