形成外科は肌再建に大切!選び方や皮膚科・美容外科との違いも解説!

◆経歴
2006年 久留米大学医学部医学科卒業
2006年 北九州市立八幡病院
2008年 久留米大学形成外科・顎顔面外科学講座 入局
2012年 形成外科専門医取得
2015年 飯塚病院形成外科 部長
2020年 大牟田市立病院形成外科 部長
2021年 大手美容外科勤務(院長就任)
2023年 山内皮ふ科スキンケアクリニック開院
◆資格
日本形成外科学会専門医
日本創傷外科学会専門医
熱傷専門医
日本形成外科学会再建・マイクロサージャリー分野指導医
日本形成外科学会領域指導医
◆所属学会
日本形成外科学会
日本創傷外科学会
日本熱傷学会
日本美容外科学会(JSAPS)
日本美容外科学会(JSAS)
日本マイクロサージャリー学会
日本手外科学会

よくご存知だとおもいますが、皮膚の病気の場合はどんな優れたエイジングケア化粧品を使っても効果を期待することができません。
エイジングケア化粧品は、今ある肌が健やかな状態をキープしたり、乾燥肌を防ぐなど、あくまで「ケア」のための手段です。
スキンケアやエイジングケアという言葉もそれを表しています。

一方、医学である皮膚科や形成外科は、皮膚の疾患の治療によって、治癒、つまり「キュア」を目指すことが可能です。また、シミやシワ、たるみなどの肌悩みを改善したり、今以上にきれいになることを目指すのが美容皮膚科や美容外科の美容医療です。

皮膚科や形成外科など「病気」を治すための治療は、保険診療となります。
一方、美容医療は、より美しくなるための治療なので自費診療です。

皮膚科や美容皮膚科、美容外科は比較的なじみがあると思いますが、形成外科に関してはあまりピンとこない方もおられるのではいでしょうか。

エイジングケア化粧品だけでは対処が難しいお肌悩みに、形成外科や美容外科のクリニックや病院を受診される際の参考になれば幸いです。

形成外科とは?

形成外科とは、身体表面の傷や変形をきれいに治すことを主な目的とし、顔や手足などのケガ、顔面骨折、やけど、腫瘍、先天異常、皮膚潰瘍、再建など、専門的な知識と技術を駆使して、機能はもちろん、形態的にもより正常に美しくする診療科です。
また、美容医療の美容外科も形成外科の一部として位置づけられます。
簡単に言えば、形成外科とは「傷を治す専門家による治療を行う診療科」です。

<日本形成外科学会専門医 山内皮ふ科スキンケアクリニック院長 山内 大輔 先生>

日本形成外科学会専門医山内皮ふ科スキンケアクリニック院長 山内 大輔 先生

具体的には、傷や傷あと、やけど、ケロイド、ホクロなどをキレイに治す診療科です。
また、顔の骨折や交通事故などにより皮膚がはがれてしまった場合なども形成外科が活躍する領域です。
形成外科が「傷を治す」「肌を再建する」という特性を持つため、きれいにするためには、初期治療がとても大切になります。
例えば、傷口の縫合ひとつとっても、皮膚の場所によって縫い方を変えるなど熟練のテクニックが必要な診療科なのです。
傷を目立たせずに手術を行うということをテーマにした診療科である特性上、美容外科領域には形成外科的な手術法が多く転用されています。
代表的なものとしては眼瞼下垂症手術や逆まつげの治療などを基本に目元の美容手術というものは発展しています。

<眼瞼下垂の施術を受けた女性のビフォーアフター>

眼瞼下垂の施術を受けた女性のビフォーアフター

施術内容 眼瞼下垂症手術
施術回数 1回
施術料金 286,000円
一般的なリスク・副作用 内出血・腫れ
左右差
ドライアイ
効果不十分
目ヤニや目の充血
[提供:山内皮ふ科スキンケアクリニック]

皮膚科とは?

皮膚科は、主に手術の必要がない皮膚に病変がある疾患を取り扱う専診療科です。 顔や手足、体全体もそうですが、口の中でも肉眼で見える範囲は皮膚科で対応ができると考えて良いです。
また、爪や髪の毛に関する疾患も皮膚科の領域になります。

<皮膚科専門医山内皮ふ科スキンケアクリニック副院長 山内恵 先生>

皮膚科医山内皮ふ科スキンケアクリニック副院長 山内恵 先生

例えば、次のような皮膚の病気が皮膚科の対象です。

●皮脂欠乏性湿疹
●乾皮症
●手湿疹
●じんましん
●アトピー性皮膚炎
●ニキビ(尋常性ざ瘡)
●水虫
●ヘルペス
●乾癬
●帯状疱疹
●皮膚腫瘍
●やけど
など

皮膚科では乾燥肌が原因の疾患の治療のために医薬品の保湿剤やステロイドの外用薬、内服の抗アレルギー薬などを使います。
また、スキンケア化粧品をおすすめされることもあります。

このように皮膚科は形成外科と違って主に医薬品を使って治療する診療科です。

<参考記事>

形成外科と美容外科との違いは?

先ほど、美容外科が形成外科の一部だとお伝えしました。
では、形成外科の美容外科はどう違うのでしょうか?
実は、これらに求められる技能や経験は重複するものが多いのです。
しかし、目的が違います。
形成外科は、障害のある部位を正常な状態にまで治療するのが目的です。
一方、正常な状態をさらにより良い状態に治療・施術するのが美容外科です。
美容外科の施術は、二重まぶたにする、鼻を高くする、目の下のくまとり、顔やまぶたのたるみを取る、バストを大きくする、やせる(脂肪吸引)などです。
これらは、自由診療で全額自費負担となります。

<二重埋没法の施術を受けた女性のビフォーアフター>

二重埋没法の施術を受けた女性のビフォーアフター

施術内容 二重埋没法
施術回数 1回
施術料金 99,000円(1年保証含)
一般的なリスク・副作用 内出血・腫れ
糸の露出、感染
左右差
重瞼ラインの経時的な消退
目ヤニや目の充血
[提供:山内皮ふ科スキンケアクリニック]
<参考記事>

良い形成外科や美容外科を選ぶために

1)高い技術と豊富な経験がある

大学病院や美容外科で培ってきた専門的知識があり技術力の高い形成外科や美容外科を選ぶことが大切です。
また、保険診療と自由診療の両方の豊富な経験があるとなおベターです。

2)丁寧でわかりやすいカウンセリングやコンサルテーション

形成外科やであっても美容外科であっても、しっかりと患者様の話を聞いて、希望をしっかり確認し共有することが大切です。
専門知識を持つ医師と患者様の間には、情報格差があります。
つまり、医師が専門的で難解な用語を使うと患者さまが理解できなくなります。
その点を踏まえて、患者様がわかりやすい言葉でコミュニケーションできる医師がいる形成外科や美容外科を選ぶことが大切です。
また、手術においては途中経過で思わぬ合併症を発症してしまう可能性もゼロではありません。
どれだけ腕の良い外科医でも合併症の確率をゼロにすることはできませんが、合併症が発生するリスクをいかに少なくするか、 発生してしまった合併症に対していかに最終的に良い状態に近づくようにフォローできるかという視点で 手術のデメリットとその対処法などについても説明を行える医師であれば、その経験と知識が豊富であると判断しても良いでしょう。

3)痛みに対する配慮がある

形成外科や美容外科の施術には多かれ少なかれ痛みが伴います。
そんな痛みを抑える配慮もクリニックの大切なポイントです。
具体的には、局所麻酔といった直接的な麻酔に加えて、恐怖心を和らげ精神的な不安を軽減する笑気麻酔なども導入しているクリニックがおすすめです。

4)傷跡のフォローが丁寧

傷あとの経過は体質的なものや術後の生活環境にも大きく影響されるため、たとえ形成外科や美容外科の施術の後であっても傷が残ってしまうことがあります。
傷への配慮や傷がふさがった後も、傷跡をより目立ちにくくするために必要なホームケアの指導など、きめ細やかなアフターフォローを行ってくれるクリニックを選びましょう。

<参考記事>
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