美容外科・形成外科ビスポーククリニック福岡院 院長の五反田希和子先生からアンチエイジングの意識の高まりご自身のあり方についてメッセージをいただきました。
また、ナールスからアンチエイジングとは何か、また、若さを手に入れるためのおすすめのスキンケアや美容医療をご紹介します。
アンチエイジングの意識が高まる!|五反田希和子先生からのメッセージ
今では、20年、30年前の40歳や50歳と比べて若々しい方が増えています。
国民的アニメ「サザエさん」の登場人物のお母さん「磯野舟(いその ふね)」さんの年齢は52歳だそうですが、失礼ながら現代の感覚ではもう少し上の年齢に感じる方が多いと思います。
20世紀の終わりから21世紀にかけて、化粧品、美容医療などが大きく進歩するとともに、人々のアンチエイジング(*)への意識も高まっています。
つまり、今は科学の進歩によって、前向きな気持ちと少しの経済的な余裕があれば、「若さ」を手に入れることが可能な時代です。
たとえば、紫外線対策の方法ほか正しい知識を手に入れて、適切なスキンケアを続けるだけでも、十分の若々しさを保つことが可能になっています。
だからこそ、まずは紫外線対策や保湿ケア、肌を擦らないなど基本的なスキンケアを続けることが大切だと思います。
また、それだけでは不十分であったり、肌老化が改善できない場合、アンチエイジング(*)を望む際に考えていただきたい選択肢が、医薬品や施術による美容医療です。
だからこそ、私は、患者さまが美容医療に壁を感じずに、気軽に何でも相談しやすいと思っていただける美容外科医でありたいと考えています。
*ここで使っている「アンチエイジング」はクリニックへの誘因を目的としたものではありません。
<関連記事>
アンチエイジングとは?
「アンチエイジング(anti-aging)」とは、「anti=抗う」と「aging=加齢」の組み合わさった言葉です。
一般的には、抗老化、抗加齢の意味で使われます。実際には、暦年齢自体を変えること、時間を巻き戻すことはできないため、暦年齢よりも若い心身を維持することや医療などの介入によって、老化した体の若返りを実現することなどもアンチエイジングに含まれます。
アンチエイジングの手段の1つであるアンチエイジング医学は、日本抗加齢学会によると次のように定義されています。
”アンチエイジング(抗加齢)医学とは,予防医学であり,長寿科学の 一部である。老化を疾患ととらえ,長寿研究を基礎に,学際的に,実践を通して,健康長寿を目指す領域である。
さらに,近年,山中因子を用いてリプログラミングすることで老化を逆転させる治療が行われ出した。このため,アンチエイジング医学の領域は,権能寿命延伸のため,また老化関連疾患への治療介入だけではなく,再生医療を使った真の若返りを目指す領域となった。”
<参照記事>
一方、美容医療においては、たるみやしわ、くすみなどの肌老化を改善することも含めてアンチエイジングと呼ばれることが多いです。
<参考記事>
アンチエイジングは広告で使えない!
実は、医療機関の広告や化粧品の広告においては、「アンチエイジング」という言葉をつ使うことが禁止されています。
医療においては、アンチエイジングは診療科名として認められていません。また、公的医療保険の対象や薬事法上の承認を得た医薬品等による診療の内容でもありません。そのため、広告規制の対象範囲とされ「アンチエイジング」を押し出す広告は認められていないのです。
一方、化粧品の場合もアンチエイジングの効果はないので、もちろん広告で使えません。
<参照元>
エイジングケアとアンチエイジングの違いとは?
アンチエイジングとよく似た言葉に「エイジングケア」があります。
ナールスでもエイジングケアは良く使う言葉です。
エイジングケアとは、化粧品の場合は、「年齢に応じた肌のお手入れ」の意味です。
つまり、肌の老化に抗うのでは、自分自身の年齢の肌状態に応じて適切なスキンケアのことを意味します。
そのため、エイジングケアという言葉は、主に化粧品で使われています。
しかし、最近では美容クリニックのホームページ内でも「エイジングケア」という言葉が増えています。
一方、「アンチエイジング」という言葉を使うケースが増えています。
その理由は、アンチエイジングという表現が広告で使うことが禁止されているからです。
美容医療で使うエイジングケアは、「年齢に応じた肌のお手入れ」の範囲が、スキンケアの範囲を超えていることになります。
湘南美容クリニックや品川美容外科などのホームページでは、「アンチエイジング」という言葉は見当たらず、「エイジング対策」や「若返り」といった言葉が目立ちます。
次に似たような言葉に「エイジングケア」や「エイジング対策」があります。近年アンチエイジングに代わって、増えている表現の一つです。
一般の方には理解が難しい点が多いと思いますが、美容医療や化粧品の表現や広告では、法律や規制が大きな影響を与えているのです。
アンチエイジングやエイジングケアの言葉を超えて
ここまでアンチエイジングやエイジングケアの言葉の意味や広告規制などについて触れてきました。
しかし、ナールスのお客様や一般の方にとっては、その点にはあまり興味はないのではないでしょうか。
興味は、エイジングケア化粧品を使ったり、美容医療を受けたら、「自分がどうなるか?」ですね。
そこで大切なのがそれぞれについてしっかり理解をすることです。
エイジングケア化粧品の場合なら、成分の効果や刺激の有無を知ることが大切です。
美容医療の場合なら、効果やメリットだけではなくデメリットやリスクを知ることが大切です。
若返り・若さ維持のために人気な美容医療は?
本記事は美容クリニックの広告ではないため「アンチエイジングの美容医療」という表現が必ずしもNGとは言えないと考えます。
しかし、あえてアンチエイジングという表現ではなく「若返り・若さ維持」という表現でおすすめの美容医療を5つご紹介します。
ボツリヌストキシン注射
ボツリヌストキシン注射とは、ボツリヌス菌が産生する成分を加工して無毒化した薬剤を表情筋に注射し、筋肉をリラックスさせることにより、眉間や目尻の表情じわなどの改善効果が期待できる治療法です。
メスを使わずに、ダウンタイムが少ないことから、美容医療が初めての方も気軽に受けることができる人気の若返り施術です。
一般の方には、米国アラガン社にブランドである「ボトックス」という名前でよく知られています。
ナールスコムの店長の村上清美が、目尻のシワにボトックス注射を体験したことがあります。
<ボツリヌストキシン注射が効果を発揮するしわ>
<参考記事>
ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸注射とは、細い針を使って肌にヒアルロン酸製剤を注入し、ほうれい線やしわの改善、リフトアップなどの効果を狙う治療法です。
即効性があることもメリットで、施術後すぐに効果を感じられます。
また、ダウタイムも短い点もメリットです。
ナールスコムの店長の村上清美も体験している施術です。
施術 |
顔全体へのヒアルロン酸を注入 |
料金 |
動画撮影用体験のため無料 |
副作用・リスク |
稀に腫れや内出血、アレルギー反応が起きる可能性があります |
<参考記事>
レーザー治療
レーザーは美容医療においてさまざまな肌悩みで使われますが、シミやソバカスなどの色素病変に使われることが多いです。
また、最近ではレーザーが進化し、ピコレーザーを使った肝斑治療などもできるようになってきました。
ナールスの代表の富本充昭も村上清美もシミ取りにレーザー治療を体験しています。
<美容レーザーの種類と特徴>
<参考記事>
ハイフ
ハイフとは、高密度の超音波を気になる部位に集中照射し、顔のたるみを引き締め、リフトアップやボディの痩身などの美容効果が期待できる施術です。
ハイフは唯一、皮膚の奥深くにある脂肪と筋肉の間にある「SMAS層」と呼ばれるたるみの原因の筋膜層に熱ダメージを与えることで、筋肉を縮ませ、肌を引き締めます。その後、周辺の組織が修復しようとコラーゲンが再生・増殖し、リフトアップ効果を促します。
切らないたるみ治療として50代のエイジングケアにおすすめの治療の1つです。
ナールスの代表の富本充昭も3度、村上清美も1度体験しています。
施術 |
顔全体へのハイフ(第3世代タイタン) |
料金 |
顔全体(660ショット) 29,800円 |
副作用・リスク |
発赤・熱感・痒み・痛み・乾燥を生じる可能性があります |
<参考記事>
真皮線維芽細胞療法
真皮線維芽細胞療法は、再生医療の1つです。
自分自身の耳の裏から採取した真皮線維芽細胞を、国から認可を受けた医療施設設で培養。し、増殖した細胞をたるみやしわなどの気になる部位に移植する治療法です。
自分自身の細胞を使う根本治療であり、安全性の高い治療法です。
しかし、切開や機器を使う施術と比べて即効性はなく、ゆっくりと自分自身の力で肌の老化を遅くすることが期待できる治療です。
<参考記事>
まとめ
医療の進歩で今では、「若さ」を手に入れることが可能な時代になりました。そんな時代のキーワードが「アンチエイジング」です。アンチエイジングという言葉は魅力的で、医療や健康に関連するビジネスで使われるようになりました。
しかし、誤解されやすい言葉でもあることから広告の規制の対象になっています。
こうした時代においては、アンチエイジングやエイジングケアの表面的な意味だけではなく、その本質をしっかり理解することが大切です。
この記事が、アンチエイジングやエイジングケアについて理解を深めるためのお役に立てば幸いです。