ストレスは肌荒れや肌老化の原因になります。そこで、美容ライターの北口慈子さんにエイジングケア世代の皆様に向け、ストレスを溜めないコツをご紹介していただきました。
また、ナールスからストレスと肌悩み・肌老化の関係、ストレスオフの方法についてご紹介します。
ストレスを溜めないコツは?|北口慈子さんからのメッセージ
エイジングケア世代の皆様にストレスを溜めないコツをご紹介させていただきます。
ストレスは肌荒れや肌老化の原因
日々の小さなモヤモヤやイライラなどのストレスがたまると、お肌にも影響が出てくるのをご存じですか?
ストレスは活性酸素を過剰に発生させる原因といわれています。
活性酸素は人体には必要なものではありますが、過剰な活性酸素は美容にも悪影響を与えるといわれているため、できれば取り除きたいもの…。
大切なのが過度にストレスをためないこと。言葉では簡単にいえますが、実際にストレスフリーな生活は難しいもの。
「ストレスレス」な生活はモノゴトの捉え方次第
しかし「ストレスレス」な生活は、モノゴトの捉え方次第でできるんです。
そこで、挑戦していただきたいのが、「できていることに目を向けること」。
「それだけ?」と思われる方は多いかもしれません。しかし意外とできていない方が多く、気づかないうちにストレスがたまってしまっている場合があります。
たとえば、1日のタスクが10個あったとします。そのうち8個のタスクが終わり、2個タスクが残りました。このときに多くの方は「2個のタスクを残してしまった…」と考えるのではないでしょうか?
これは「欠けている部分が気になる」という人間の習性があるから
。しかし、できていないことに目を向けていると気持が落ち込んだり、ストレスがたまったりしますよね。
そこで、これからはできている部分に目を向けてほしいのです。
今回の例でいうと、「8個のタスクを終わらせた自分はエライ!自分を褒めよう!」と考えてみてください。
全体をみたとき、「8個のタスクを終わらせた」ことのほうが割合は大きいですよね。
だから、できていることに目を向け、そんな自分を褒めたり、「ありがとう」と伝えたりしてあげてください。
モノゴトの捉え方でストレスは軽減できます。ストレスだと思っていたことが、受け取り方を変えるだけで、嬉しいことに変わる可能性も!ストレスが少なくなると、心も軽くなりますよね。
美肌のために心を整えよう
美肌にはスキンケアやエイジングケアも大切ですが、心を整えることも大切です。
日々の考え方を急に変えることは難しいかもしれませんが、それも毎日の積み重ね。はじめは「欠けている部分」に目を向けることが多いでしょう。
しかし、そこで落ち込むのではなく、「欠けている部分に目を向けていると気づいた自分」を褒めてあげてくださいね。
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ここからは、ナールスがストレスと肌悩みや肌の関係について解説を加えます。
また、ストレス解消法についてもご紹介します。
ストレスが肌悩み・肌老化の原因になるのはなぜ?
ストレスが肌や体に良くない影響を与えることは、ほとんどの方が体感として感じていると思います。
たとえば、仕事やプライベートでストレスが大きい状態が続くと、ニキビ、シワ、クマなどが目立つことがあります。また、肌のかゆみやアトピー性皮膚炎、赤ら顔の症状の悪化などで悩むこともあります。
実際、ストレスの肌悩み・肌老化に関しては、さまざまな研究も進んでいます。
ストレスが肌に悪影響を及ぼすのは、酸化ストレスとホルモン「コルチゾール」が増えてしまうことが大きく関わっています。
酸化ストレスによって肌老化が進む
ストレスによって活性酸素の産生が過剰になり、体や肌に良くない状態が引き起こされます。
これを酸化ストレスと呼びます。
紫外線、放射線、大気汚染、たばこなどが酸化ストレスを引き起こしますが、精神的なストレスも同じです。
その結果、お肌は酸化します。
酸化によってコラーゲンやエラスチンがダメージを受けると、たるみやシワの原因になります。
また、メラニンが増えてシミの原因になるのです。
このように、ストレスはたるみやシワ、シミなどの肌老化の原因になるのです。
<参考記事>
ストレスホルモン「コルチゾール」の肌への影響
ストレスによって「コルチゾール」と呼ばれるストレスホルモンが増えます。
コルチゾールの肌への影響に関しては、いくつの研究があり、さまざまな肌悩みを引き起こすことがわかっています。
特に、ストレスが続くと肌はコルチゾールへの感受性が高まり、さまざまな肌トラブルの原因になるのです。
具体的には、次のような問題が起こります。
- 表皮のバリア機能が低下する
- 天然保湿因子(NMF)の源であるフィラグリンの産生量が低下する
- 線維芽細胞がダメージを受けてコラーゲンの生成量が減る
- 線維芽細胞が肌の神経を刺激する
このようにストレスが続き、コルチゾールへの感受性が高まることで、真皮にとっても表皮にとってもダメージが増えるのです。
バリア機能の低下やフィラグリン量の減少は、乾燥肌をもたらします。
コラーゲン産生量の減少は、肌のハリを低下させてたるみやシワの原因になるのです。
また、神経線維が刺激されると、肌が赤くなったりごわついたりしやすくなります。
そのほかにも、ストレスホルモンは次のような肌悩みにも深く関わっています。
- ニキビ
- 脂漏性角化症
- 蕁麻疹
- アトピー性皮膚炎
- 接触性皮膚炎
- 乾癬
- 皮膚がん
<参照記事>
<参考記事>
ストレスを解消する方法は?
ここでは、ストレスオフを目指す方法を紹介します。
心を整えるためには、体を動かしたり、休めたりすることも必要です。
ぜひ、できることを取り入れてみましょう。
質の高い十分な睡眠
質の高い睡眠を十分に取ることで、ストレスオフが可能です。
また、成長ホルモンの分泌も増えて、肌のターンオーバーも正常化します。
ストレスオフのためにも、健康や美肌のためにも、質の高い十分な睡眠を取りましょう。
<参考記事>
適度な運動
ストレスを解消するために適度な運動、特に有酸素運動を取り入れましょう。
ウォーキングやストレッチ、水泳、水中歩行などの軽めの運動を、自分が苦しいと感じないレベルでやることがおすすめです。
逆に、ハードな運動は酸化ストレスとなって、活性酸素が増えて健康や肌にマイナスとなることもあるので、注意しましょう。
スキンケアやエイジングケアを楽しむ
スキンケアやエイジングケアを楽しんで行うことも大切です。
美容は、自分がキレイになることで自信を持つことが目的です。
義務的になるとストレスが増えて、本来の目的を見失ってしまいます。
スキンケアやエイジングケアは気持ちを軽くして、できるだけ楽しんで行いましょう。
深呼吸してみる
深呼吸をすることで、交感神経が優位な状態から、副交感神経が優位になります。
その結果、ストレスが減ってリラックスしやすくなります。
そこで、ストレスを感じるときに取り入れたいのが、深呼吸。
深呼吸は、腹式呼吸で次の方法で行います。
- 背筋を軽く伸ばしたら軽く目を閉じる
- お腹に手を当てるとともに凹ませてゆっくりと口から息を吐く
- 息を十分に吐き出したら、お腹を膨らませて鼻からたっぷり息を吸いこむ
これを数回繰り返すだけです。
日々の生活の中に深呼吸を取り入れ、ストレスを軽減しましょう。
趣味を楽しむ
趣味を楽しむこともストレスオフに大切です。
音楽を聴く・演奏する・歌う、映画を見る、本を読む、園芸など、自分が心の底から楽しめることに没頭することで、ストレスオフが期待できます。
ただし、ゲームなどを長時間続けると逆にストレスになることも。
無理なく自分に合う趣味を楽しんでストレスを発散するようにしましょう。
笑顔でいる機会をつくる
笑うことで、副交感神経が優位になり、ストレスホルモンの分泌が減少することがわかっています。
また、笑うと免疫力が高まり、健康や美肌にもプラスです。
さらに、笑うと腹式呼吸になり、大量の酸素を消費し呼吸の状態も良くなります。
お笑い番組を見たり、おしゃべりなどで笑える機会をつくることもストレスオフにおすすめです。
<参考記事>
湯船につかってリラックス
入浴は、シャワーだけより湯船に浸るのがおすすめです。
お湯の浮力で体の緊張がほぐれるため、心身がリラックスしやすくなります。
また、血行が促進され、疲労回復や美肌に効果的です。
38~40度くらいの熱くないお風呂に15分程度浸かりましょう。
高い温度で長時間湯船につかると、バリア機能が低下するので、特に乾燥肌や敏感肌の方は注意しましょう。
<参考記事>
酸化ストレスに応答するナールスゲン
ナールスのエイジングケア化粧品の主成分「ナールスゲン」は、体に害のないレベルの軽い「酸化ストレス」を肌に送ります。
人のお肌の細胞はしっかりと、「危険かもしれない?」と察知します。
そして、お肌は酸化ストレスに対する自己防衛システムを作動させることで、線維芽細胞がイキイキと活性化し始めます。
その結果、コラーゲンやエラスチンを増やすのです。
酸化ストレスはすべて悪いのではなく、瞬間的で軽いものは利用できる場合もあります。
ナールスゲンは、酸化ストレスをプラスに活かす稀有な化粧品成分です。
<参考記事>
まとめ
ストレスは、肌悩みや肌老化の原因になることがさまざまな研究でわかっています。
この記事では、美容ライターの北口慈子さんからエイジングケア世代の皆様に向け、ストレスを溜めない心の持ち様についてのメッセージをいただきました。
また、ナールスからストレスと肌悩み・肌老化の関係、ストレスオフの方法についてご紹介しました。
現代社会は何かとストレスにさらされることが多い状況です。
実際問題として、ストレスレスな生活を送ることは難しいですが、モノゴトの捉え方や心の持ち方を工夫したり、自分自身が楽しめることに取り組みましょう。
なお、最後にナールスゲンと酸化ストレスの関係も解説しました。
この記事が、ストレスを減らして美肌や健康に役立てば幸いです。