美容家・化粧品成分上級スペシャリストの西川美佐子さんに40代の敏感肌のスキンケア&エイジングケアのコツを紹介いただきます。また、ナールスからは40代が敏感肌になりやすい理由とNGスキンケアをご紹介します。また、40代の敏感肌におすすめのスキンケアやエイジングケアのアイテムをご紹介します。
<参考記事>
40代の敏感肌のスキンケア&エイジングケアのコツ|西川美佐子さんのメッセージ
「敏感肌」とは、皮膚のバリア機能が低下することで不安定になり、「肌表面の水分量が減る」「些細なことも刺激に感じる」というように肌が繊細になっている状態です。
加えて、40代はホルモンバランスの変化による肌変化が現れてくるので安定させるのは至難の業です。
そこで、「敏感肌」x「40代」の肌悩みを増やさないために意識していただきたいスキンケアやエイジングケアのポイントを3つお伝えします。
<参考記事>
40代の敏感肌対策は守るケアから
1つ目は「守る」ケアです。
まずはクレンジングや洗顔などで、お肌に必要な水分や油分を落としすぎないことが大切です。洗浄力がマイルドな「ラウロイル〜」「ココイル〜」で始まる「アミノ酸系洗浄剤」を使用したものや、人の皮脂に近い「マカダミアナッツ油」「アーモンド油」といった「油脂系」のクレンジングを使ってお肌を守りながらやさしく洗い上げましょう。
さらに、紫外線や刺激などからお肌を守ることも大切です。ノンケミカル処方などのUVケアをしっかりしながら、アルコールや香料・着色料といった刺激を感じる可能性がある成分は避けるようにしましょう。
与えるスキンケアやエイジングケアも大切
2つ目は「与える」ケアです。
健やかなお肌・バリア機能を保つために必要な成分を補うケアです。大きく分けて3つの成分があります。
セラミド・コレステロールなど水分を挟み込んで高い保水力を発揮する「細胞間脂質成分」、セリンやグリシン、アラニン、プロリン、セリンといった肌内部にも含まれる天然保湿因子のもとになる水分を吸い込んで保湿するアミノ酸やグリセリン、スクワランやシアバターなどの水分の蒸散を防ぐ「エモリエント成分」。この3つを意識しながら、適度な水分と油分を与えていきましょう。
40代は肌を整えて敏感肌をケア
3つ目は「整える」ケアです。
40代はホルモンバランスが変化しやすいので、内側からもケアをすることが大切です。女性ホルモンに似た働きをする成分として、大豆製品に多く含まれる「イソフラボン」、大豆製品が苦手な人は、イソフラボンと同様の働きをしてくれる、アマニ油や緑黄色野菜などに含まれる「リグナン」の摂取を心がけるようにしましょう。
また深呼吸やストレッチ、ウォーキングといった軽い運動は自律神経を整え、ホルモンバランスを整えることにもつながりますので、できる範囲で取り入れるのもおすすめです。
「敏感肌」x「40代」のスキンケア&エイジングケアは、「守る」「与える」「整える」の3つのポイントをおさえて、理想のお肌に近づいてくださいね。
<関連記事>
ここからは、ナールスから40代が敏感肌になりやすい理由を紹介します。
また、やってはいけないNGスキンケアをご紹介します。
さらに、40代の敏感肌におすすめのスキンケアやエイジングケアのアイテムをご紹介します。
40代が敏感肌になりやすい理由は?
40代はエイジングで表皮の機能が衰えます。
中でも、バリア機能を守る角質間細胞脂質のセラミドが減ることで、角質層のミルフィーユのような「ラメラ構造」が乱れます。
また、天然保湿因子(NMF)、皮脂が減ってしまうこともバリア機能低下を招きます。
さらに、お肌の中で隣り合う上皮細胞同士が密着し、お肌の中の成分が細胞と細胞の間を通過するのを防ぐ、結合である「タイトジャンクション」が弱まったり、角質細胞を覆って守るタンパク質の膜「CE(コーニファイドエンベロープ)も弱くなります。
このように40代はバリア機能の低下で肌乾燥しやすくなり、それが進んで乾燥性敏感肌になりやすいのです。
これに加えて、40代半ばからは更年期に入り、女性ホルモンの分泌量が急激に減少します。女性ホルモンの中でもエストロゲンは肌の潤いに大切ですが、それが減ることで乾燥肌が進み敏感肌になりやすいのです。
このように40代は、遺伝的な素因がなくてもエイジングに伴う表皮の機能の低下で敏感肌になりやすいのです。
<参考記事>
敏感肌でやってはいけない!NGスキンケア&エイジングケア
敏感肌は肌への刺激になる行為がNGです。
肌をたたく、擦る、ひっぱるなど物理的なダメージを与える行為と洗顔料や保湿ケアなどによる過剰なスキンケアによる化学的なダメージがあります。
実はこれを同時にやってしまうことがあり、最も避けたい行為です。
ごしごし洗顔
洗顔の際に泡立てせず、手でごしごし洗顔することは肌の摩擦が大きいので、敏感肌でなくてもNGです。
刺激や脱脂力の強いクレンジング料での長時間の洗顔
ミネラルオイルなど脱脂力の強いクレンジング料を使って1分以上のメイク落としは、40代の敏感肌で避けたい行為です。
皮脂がどんどん流され、セラミドや天然保湿因子も肌から流れ落ちるリスクがあるからです。
大量の化粧水でパッティング
化粧水を何度もつけてパッティングを繰り返す行為も敏感肌ではNGです。
大量に化粧水を使っても必要以上に保湿できませんし、肌が水浸しでバリア機能が低下します。その上に肌をパッティングでたたくことで一層、ダメージが大きくなります。
<参考記事>
ナールスのおすすめの敏感肌対策アイテムご紹介
ここからは40代の敏感肌でも使いやすいおすすめのナールスのエイジングケア化粧品をご紹介します。
敏感肌の化粧品は、刺激成分が少ないものがおすすめです。
<参考記事>
ナールスエークレンズ
敏感肌でも使いやすいおすすめの皮膚科医監修クレンジングジェル「ナールスエークレンズ」。
石鹸よりも優しいアミノ酸系洗浄成分配合で、お肌に優しくメイクや汚れをオフ。
ダブル洗顔不要、マツエクOK、オイルフリーのジェルで、さらにお肌に優しい。
粘りのあるジェルがお肌に密着し、クレイ(海泥)が毛穴の汚れを吸着。
洗いあがりはサッパリ感がありながらも、お肌はしっとり潤っています。
毛穴ケア成分やエイジングケア成分も配合した、大人肌にうれしい仕上がり。
香料・着色料・アルコール・防腐剤が全てフリー。
マツエクOK。
朝の洗顔料としてもお使いいただけます。
<参考記事>
化粧水「ナールスピュア」
ナールスピュアは、「ナールスゲン」推奨濃度配合の医師監修のエイジングケア化粧水。
界面活性剤・香料・着色料・アルコール・パラベンが全てフリーで40代の敏感肌にもおすすめです。
今話題のヒト幹細胞培養液(純国産)、ナイアシンミド、3種のビタミンC誘導体(APPS、セラミドプロモーター、アスコルビルリン酸Na)、プロテオグリカン、CICA(ツボクサエキス)などの贅沢な美肌成分を配合。
使用感はサラっとしているけど、お肌はとてもしっとり。
<参考記事>
美容液「ナールスネオ」
ナールスネオは、ナールスゲン&ネオダーミル推奨濃度配合の医師監修のエイジングケア美容液。
香料・着色料・アルコール・パラベン・フェノキシエタノールが全てフリーで40代の敏感肌にもおすすめです。
ナールスネオは、攻める成分であるネオダーミルやビタミンC誘導体などの機能性成分が注目されがちですが、コルネセラピーに大切な6種のセラミドや9種のアミノ酸がバリア機能を守ります。
<参考記事>
日焼け止め「ナールスヴェール」
ナールスヴェールは、皮膚科専門医監修の敏感肌のためのノンケミカルの日焼け止め・UV化粧下地。
赤ちゃんでも使えるほど優しいのに、最高レベルの紫外線防御力「SPF50+/PA++++」を実現。
ナールスゲン、ヒト型セラミド(NP)、ヒアルロン酸、スクワランなどの保湿成分配合で、敏感肌の方の潤いをキープします。
ウォータープルーフタイプです。
<参考記事>
40代の敏感肌に関するよくある質問
40代のかゆみの原因は外からの刺激とバリア機能の低下などで肌の神経線維が刺激されやすくなることで起こります。
敏感肌そのものがかゆみの直接的な原因ではありませんが、40代でバリア機能低下がひどいとかゆみを感じやすくなります。
Q1.40代で肌がかゆいのは敏感肌だからですか?
40代のかゆみの原因は外からの刺激とバリア機能の低下などで肌の神経線維が刺激されやすくなることで起こります。
敏感肌そのものがかゆみの直接的な原因ではありませんが、40代でバリア機能低下がひどいとかゆみを感じやすくなります。
<参考記事>
Q2.アトピー性皮膚炎だと敏感肌になりやすいですか?
はい。アトピー性皮膚炎だと敏感肌になりやすいです。
アトピー性皮膚炎は遺伝をはじめとするさまざまな原因で起こる皮膚の病気の1つです。
アトピー性皮膚炎の方は、セラミドが少なかったり、天然保湿因子の元となるフィラグリンに問題があることが多く、バリア機能が著しく低下していることがあります。
そのため、敏感肌の症状を感じやすくなります。
<参考記事>
Q3.敏感肌だと赤ら顔になりやすいですか?
はい。敏感肌だと赤ら顔になりやすいです。
敏感肌の方は、角質層の水分量が少なく皮膚が薄くなりがちです。そのため、毛細血管が透けて見えて赤ら顔が目立つことがあります。
また、炎症によって顔が赤くも見えることがあります。
赤ら顔は、酒さという皮膚の病気の場合もありますが、敏感肌の方が多いと言われています。
<参考記事>
Q4.皮膚の常在菌と敏感肌は関係ありますか?
はい。皮膚の常在菌と敏感肌は関係あります。
皮膚常在菌の1つで善玉菌である表皮ブドウ球菌が少ないと、肌の乾燥を招きます。
また、敏感肌の人は皮膚常在菌叢の多様性が低く、表皮ブドウ球菌が少ないことが確認されています。
40代の敏感肌のスキンケアは皮膚常在菌のバランスを意識することも大切です。
<参考記事>
Q5.花粉の刺激は敏感肌に良くないですか?
はい。花粉をはじめとするアレルゲンはバリア機能の低下した敏感肌では肌の悪化のリスクが高くなるので、良くないです。
<参考記事>
Q6.40代で敏感肌ですが、無添加化粧品を使うほうが良いですか?
いいえ。無添加化粧品が敏感肌に良いとは言い切れません。無添加化粧品には、定義がありませんが、かつては「表示指定成分無添加化粧品」のことでした。
呼び方に惑わされず、敏感肌で気をつけたい成分は、アルコール、PG、植物エキス、合成香料、合成着色料です。これらが無添加、あるいは配合濃度が低い化粧品がおすすめです。
<参考記事>
Q7.40代になってお肌が揺らぎやすくなってきたのは敏感肌だからですか?
ゆらぎ肌とは、季節の変わり目などの外部環境の変化・刺激、体調などの変化によって、突然お肌が敏感になってしまう状態のことです。
つまり、季節的な敏感肌状態ともいえます。
状態化すると敏感肌になるので、バリア機能の回復を心がけましょう。
<参考記事>
まとめ
美容家・化粧品成分上級スペシャリストの西川美佐子さんに40代の敏感肌のスキンケア&エイジングケアのコツを紹介いただきました。
また、ナールスからは40代が敏感肌になりやすい理由とNGスキンケアをご紹介しました。さらに、40代の敏感肌におすすめのスキンケアやエイジングケアのアイテムをご紹介しました。
敏感肌は症状を表す言葉で病名ではありません。その本質はバリア機能の低下で多くの場合は、乾燥肌が進んでひどくなった状態です。
40代になるとエイジングの影響でバリア機能の低下が進むので敏感肌になりやすい傾向にあります。
刺激の少ない洗顔とクレンジング、適切な保湿ケア、紫外線対策で予防や改善を目指しましょう。