春は内側からも美肌を目指したい季節。旬の美味しい食べ物もたくさんあります。
また、冬のダメージ、寒暖差、紫外線、花粉など肌によくない環境があるので、内側からのアンチエイジングを意識したいものです。
そこで、今回は、「キレイナビ」代表で美容ライターの飯塚美香さんに、春が旬の美肌のための魚介・野菜・果物などの食べ物をご紹介いただきます。
1.春が旬の食べ物で美肌になりたい方へ
春になると旬の食べ物がたくさん出回ります。
野菜や果物から魚介類まで、旬を迎える栄養たっぷりの食べ物がたくさんあります。
春は食べ物で、乾燥肌などの肌悩みを解消し、美肌を目指したい季節です。
春の乾燥肌対策は、エイジングケア化粧品によるスキンケアやエイジングケアも大切ですが、健康やアンチエイジングを意識した食べ物で栄養素を上手に取り入れ、肌老化を防ぎましょう。
今回は、美容ライターで美容情報サイト「キレイナビ」代表でもある飯塚美香さんに、春が旬の美肌のための魚介・野菜・果物などの食べ物をご紹介いただきます。
「春に旬の美肌のための食べ物・食材は?」
「野菜や果物でおすすめは?」
「春の乾燥肌を防ぐ食べ物って?」
「肌悩みを改善する食べ物はあるの?」
「旬の魚介類で春の美肌をキープしたい!おすすめは?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。
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<飯塚美香さんプロフィール>
有限会社アイアール代表取締役。
美容情報サイト「キレイナビ」を運営するほか、JPMパーソナルメイクアドバイザー、日本ダイエット健康協会認定インストラクター、コスメコンシェルジュ、美容薬学、薬膳マイスター、スキンケアマイスター、アロマテラピー講師などの資格を生かし、全国各地でセミナー・イベントを開催。
また、サプリメントプロデュース、雑誌やWEBでの美容コラム執筆、美容関連サイトの監修、通販番組出演など美容家としても活動中。
パーソナルビューティーコンサルタントとして、美容・健康の悩み解決をサポートする活動もスタート。
<保有資格>
- JPMパーソナルメイクアドバイザー
- 日本ダイエット健康協会認定インストラクター
- 日本化粧品協会認定コスメコンシェルジュ
- 日本コスメティック協会認定スキンケアマイスター
- AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー
- 美容薬学検定1級取得
国際薬膳食育師3級取得(薬膳マイスター)
2.春はなぜ食べ物が大切?
春は、食べ物でしっかりと栄養を摂ってエイジングケアを心がけたい季節です。
なぜ食べ物に気を付ける必要があるのか、春が旬の食べ物を摂るとどんなメリットがあるのかなど、詳しく見ていきましょう。
1)春は内側からのケアが大切
寒い冬が終わり、春になるとなんだか気分がウキウキしますよね。
しかし、朝晩はまだまだ冷え込む日も多く、1日のなかの寒暖差が激しいため油断は禁物。
その寒暖差によって自律神経が乱れやすくなり、女性ホルモンのバランスも乱れがち。
それが、肌に影響を及ぼす可能性もあります。
一方で、春は思った以上に紫外線の強い季節でもあります。
「まだ真夏じゃないから大丈夫」と考えて紫外線対策を怠っていると、肌がダメージを受けてしまいます。
冬の間は少なかったUV-Bは3月ごろから急激に増え始めるといわれています。
空気の乾燥、花粉の影響などで肌がゆらぎやすい季節でもある春は、肌のバリア機能も低下しやすい時期。
放っておくとさらにバリア機能が低下して肌荒れなどが起こりやすくなり、どんどんと悪循環に陥ってしまいます。
ですから春の肌には、外からのスキンケアだけでは不十分。
美肌やアンチエイジングのためには、食べ物による内側からのケアも同時に行うことが大事だというわけなのですね。
2)春は旬の食べ物が満載
春の美肌に食べ物が有効な理由として、「春に旬を迎える食べ物の中には美肌に効く食べ物がたくさんある」という点も挙げられるでしょう。
旬の食べ物は、ほかの季節よりもおいしくて新鮮。
そのうえ、栄養素も通常より多く含まれています。
つまり、旬の食べ物を食べることによって、美肌効果のある成分や栄養素などの恩恵を存分に受けることができるのです。
乾燥肌や美肌に効果的な栄養素が含まれている食べ物だけでなく、腸内環境を整えて便秘を予防・解消できる食べ物、血行をよくする食べ物などにも注目したいですね。
そして春が旬の食べ物は、栄養のバランスも考えて摂取することが大事。
美肌に効きそうな栄養素だけに注目するのではなく、全体のバランスも意識して摂取しましょう。
3.春の美肌のための食べ物
春が旬で美肌に効く食べ物には、どのようなものがあるのでしょうか。
こちらで、種類別に詳しくご紹介していきます。肌悩みなどに合わせて、毎日の食事に取り入れてみましょう。
1)春に食べたいおすすめの4つの野菜
①菜の花
ビタミンCやカルシウム、β-カロテンなどが豊富です。β-カロテンは体内でビタミンAに変わる栄養素。
ビタミンAは粘膜を正常に保つ効果などがあるため、肌の乾燥が気になる方にもおすすめです。
さらに、葉酸やビタミンE、鉄分なども豊富。栄養価が高く、女性に嬉しい栄養素がたくさん含まれた野菜ですから、春にはぜひたくさん摂取したいですね。
②キャベツ
淡色野菜のなかでは、ビタミンCの含有量の多い野菜です。
ビタミンCはコラーゲンの生成などにもかかわる栄養素ですから、美肌を目指すなら積極的に摂りたいですね。
また、胃粘膜の修復等に必要なビタミン様物質であるビタミンU(キャベジン)も豊富。
カルシウムが豊富な点もポイントです。
芯の部分は捨ててしまう方も多いと思いますが、栄養価が高い部位なので、なるべく捨てずに活用するようにしましょう。
③アスパラガス
美容に効果的なビタミンB、C、Eやβ-カロテン、アスパラギン酸、ルチンなどが豊富です。
乾燥肌に効果が期待できる栄養素が豊富ですから、乾燥肌の方は積極的に摂りたいですね。
アスパラギン酸は、アスパラガスから発見されたアミノ酸の一種。
新陳代謝のアップ、疲労物質の分解などに効果があるとされています。
また、ルチンには血行を促進し、血管を丈夫にするはたらきが。
ゆでるよりも炒める、焼くといった調理方法の方がビタミン類の流出を少なくすることができます。
ゆでる場合には、切らずに長いままゆでましょう。鮮度が落ちやすいため、購入したら早めに調理するのがおすすめです。
④たまねぎ
たまねぎには新陳代謝を活発にし、コレステロールの上昇を抑える効果などが期待できます。
たまねぎに含まれる催涙成分の硫化アリルには、ビタミンB1の吸収をよくする効果が。
豚肉など、ビタミンB1が多い食材と組み合わせると、ビタミンB1の吸収力をアップさせてくれますよ。
2)春に食べたいおすすめの2つの果物
①いちご
いちごは、ビタミンCの含有量がとても多い食材です。
ビタミンCはコラーゲンの生成にかかわり、抗酸化作用の強い栄養素。
美肌を目指す方には、外せない旬の食材といえそうですね。
そのほかにも、葉酸やミネラルのモリブデン、ポリフェノールの一種のアントシアニン、エラグ酸などが豊富です。
エラグ酸は美白効果があるとされていますから、シミやソバカスを予防したい方にもおすすめ。
水洗いをする際にはヘタを付けた状態で洗ったほうが、ビタミンなどの流出が少なく済みます。
②甘夏、夏みかん
春から初夏にかけてが旬の柑橘類。
ビタミンCが豊富で、葉酸、カリウム、ビタミンB群なども含まれています。
夏みかんは酸味が強いため、現在では夏みかんの変異品種である甘夏の方が多く出回っています。
美肌になりたい方、むくみが気になる方などにおすすめ。
ただし、柑橘類に含まれているソラレンという成分には、光毒性があるため食べるタイミングに注意が必要です。
光毒性のある食べ物は、摂取して紫外線を浴びると、肌に炎症や日焼けなどを起こしてしまう可能性が。
そのため、朝食に柑橘類を食べるのはNGです。紫外線を浴びることがない夜に食べるとよいでしょう。
3)春に食べたいおすすめの2つの魚介類
①カツオ(初カツオ)
ビタミンB群やパントテン酸、ナイアシン、鉄分などが豊富です。
パントテン酸はストレスに対抗する副腎皮質ホルモンをつくる栄養素。
春に環境が変わったことなどによるストレスを抱えている方は、ぜひ食べてみてはいかがでしょうか。
さらに、ナイアシンには皮膚や粘膜などを正常に保つ効果があるため、肌の乾燥が気になる方にもおすすめします。
②アサリ
タウリン、鉄分などが豊富。鉄分はビタミンCと一緒に摂ることで吸収がよくなりますので、ビタミンCを含む食材と一緒に調理するのもおすすめです。
味噌汁などの汁物なら、調理によって溶けだした栄養素も摂ることができます。
4)まだある!春におすすめの食べ物
①ふき
食物繊維やカリウム、葉酸などが豊富です。
むくみや便秘などが気になる方におすすめでしょう。
ポリフェノールも含まれているため、抗酸化作用も期待できます。
ふきを食べるためにはあく抜きが必要。まずは塩を振って板ずりをし、鍋で数分茹でて冷水にとり、皮をむきましょう。
②わかめ
カルシウム、鉄分などのミネラルが豊富です。
また、新陳代謝を活発にし、成長を促進するはたらきなどをするヨウ素も含まれています。
さらに、β-カロテンやフコイダンなどの食物繊維も豊富。腸内環境を整えたい方におすすめです。
腸内環境を整えることによって、肌荒れなどの悩みの解消が期待できます。
4.春のおすすめの飯塚美香さんのレシピ
春が旬の美肌に効く食材を取り入れたいけれど、どのような料理で取り入れたらよいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
こちらでは、春のおすすめレシピをいくつかご紹介します。
1)菜の花とアサリのガーリック蒸し
春が旬の菜の花とアサリを使ったレシピです。
菜の花にはビタミンCが豊富なので、アサリの鉄分を効率よく吸収できそうですね。
材料(約2人前)
- 菜の花(1把程度)
- アサリ(10個前後)
- にんにく(1かけ)
- 料理酒(大さじ2)
- オリーブオイル(大さじ1)
- しょうゆ(大さじ1)
- みりん(小さじ1)
- 片栗粉(少々)
胡椒(少々)
作り方
①菜の花は、塩少々を入れた熱湯でさっと茹で、冷まして半分程度の大きさに切る
②アサリはよく洗っておく
③フライパンにオリーブオイルを熱し、にんにくの薄切りを入れる
④にんにくの香りが立ったらアサリと料理酒を入れ、ふたをしてアサリが開くまで蒸し煮にする
⑤菜の花、しょうゆ、みりん、胡椒を入れて煮る。最後に水溶き片栗粉でとろみをつけて仕上げる
2)アスパラガスの焼きびたし
ビタミン類やアスパラギン酸が豊富なアスパラガスを使ったレシピです。
手軽に作れるので、あと1品欲しいときにもおすすめ。
材料(約2人前)
- アスパラガス(5~6本)
- めんつゆ(つけつゆの濃さ、100㏄程度)
かつおぶし(お好みの量)
作り方
①めんつゆをつけつゆの濃さに薄めて用意しておく
②アスパラガスの固い部分を取り除く
③アスパラガスをオーブントースターで焼き色が付くまで数分焼く
④皿に盛り付け、めんつゆをかける
⑤お好みでかつおぶしを散らして完成
<春の美肌対策や乾燥肌対策の食べ物の関連記事>
*ほうれい線を予防・改善する食べ物・飲料・栄養素と食べ方は?
5.編集後記
美容家で美容情報サイト「キレイナビ」代表でもある飯塚美香さんに、春の美肌づくりに効果的な旬の食べ物をご紹介いただきました。
いかがでしたか?
春は、冬の乾燥のダメージや強くなる紫外線、花粉などの影響でバリア機能が低下してしまうこともあります。
そのため、美肌のためには、エイジングケアやスキンケアに加えて、内側からのアンチエイジングを意識することが大切です。
そこで、春が旬の食べ物を上手に摂ることをおすすめします。
ぜひ、この記事を参考に、春の美肌のために栄養バランスのよい食事を実践しましょう。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:美容ライター 飯塚美香)
プロフィールは前出
(編集・校正:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
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