レスベラトロールは、ポリフェノールの一種でアンチエイジングやエイジングケアによいはたらきがあることから注目の成分。
サプリメントやエイジングケア化粧品にも使われます。
この記事では、レスベラトロールの特性やメリット、効果や安全性についてご紹介します。
また、レスベラトロール配合のオススメのエイジングケア美容液をご紹介します。
- レスベラトロールとは、ブドウの果皮や赤ワインなどに豊富なポリフェノールの一種です。高い抗酸化力を持つことが大きな特徴で、最近ではサプリメントや化粧品によく使われます。
- レスベラトロールについては多くの医学研究が行われ、抗がん、抗動脈硬化、抗肥満、抗糖尿病、抗炎症などの効果が示唆されています。期待は大きいもののエビデンスが確立しているわけではなく、今後のさらなる検証が待たれています。
- レスベラトロールの長寿遺伝子の活性化は、直近の研究においては直接的なものではなく、間接的なものだと判明しています。
- レスベラトロールの食品としての効果は、メタボリックシンドロームや生活習慣病の予防、肌老化の予防、シミやくすみの予防、肌荒れや乾燥肌の予防が期待されています。
- レスベラトロールは医薬品ではないので、病気を治したり大きな肌の改善を期待するものではありません。適量を摂ることが大切です。
- レスベラトロールの化粧品としての効果は、肌老化の予防、シミやくすみの予防、毛穴の悩みの予防、ニキビの予防が期待されています。
- レスベラトロールは化粧品成分としては刺激性もなく、どんな肌質で使える成分です。
CONTENTS
1.レスベラトロールに興味があるあなたへ
レスベラトロールとは、ブドウやリンゴンベリー(コケモモ)などに含まれるポリフェノールの一種です。
生活習慣病やアンチエイジング効果の研究報告などがたくさんあり、美容や健康のために化粧品やサプリメントに配合されることが増えています。
レスベラトロールは強い抗酸化力があるので、細胞の酸化を防ぐはたらきが期待されます。
その結果、ほうれい線やシワ、たるみ毛穴などのお肌悩みの原因になるのです。
だから、酸化を防ぐことは予防美容としても大切なのです。
レスベラトロールの抗酸化作用は、そんなお肌の老化を防ぎ、美肌をサポートします。
そのため、レスベラトロールがエイジングケア化粧品に配合されることも増えています。
また、寿命を延ばすとされる長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)を間接的に活性化することから、エイジングケアやアンチエイジングへの期待もある成分です。
この記事では、あなたのエイジングケアを応援するためにレスベラトロールの特性、効果や安全性についてご紹介します。また、化粧品成分としてのはたらきやオススメのレスベラトロール配合のエイジングケア美容液をご紹介します。
「レスベラトロールって何?」
「アンチエイジングやエイジングケアの効果は?」
「レスベラトロールの化粧品成分としてのはたらきは?」
「どんなエイジングサインや肌悩みのケアに使えばよいの?」
「レスベラトロール配合のオススメのエイジングケア美容液は?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。
<レスベラトロール配合のエイジングケア美容液なら!>
レスベラトール&ナールスゲン配合エイジングケア美容液「ナールス ネオ」
2.レスベラトロールとは?
1)レスベラトロールの特徴
レスベラトロールとは、リンゴンベリー(コケモモ)やブドウの果皮や赤ワイン、ピーナッツの渋皮などに含まれるポリフェノールの一種です。
ポリフェノールとは、香料や色素として利用される植物成分の総称です。
レスベラトロールのポリフェノールは、スチルベノイドポリフェノールの一種で高い抗酸化力があります。
これまで小規模ながら多くの医学などの研究が行われ、抗がん、抗動脈硬化、抗肥満、抗糖尿病、抗炎症などの効果が示唆されています。
また、今でもいくつかの研究が進んでおり、認知症予防やEDなどへの効果も期待されています。
ただし、まだ研究段階であり明確なエビデンスが確立されているのではなく、今後のさらなる検証が待たれています。
なお、レスベラトロールには、ちょっとした化学構造の違いによりトランス型とシス型の2つがあります。
体内で有効にはたらくのはトランス型であると考えられています。
そのため、サプリメントや化粧品にはトランス型のレスベラトロールが多く使用されています。
2)レスベラトロールとサーチュイン遺伝子
21世紀になり、レスベラトロールが酵母菌のサーチュイン遺伝子に作用し、活性化させることが研究でわかりました。
マウスでもレスベラトロールの長寿効果を確かめる実験が行われ、サーチュイン遺伝子を活性化させることが示唆されました。
この実験結果は、科学雑誌「Nature」に学術論文として掲載され、レスベラトロールのアンチエイジング効果に大きな期待が寄せられました。
しかし、その後の研究で、レスベラトロールの長寿遺伝子の活性化は、直接的なものではなく間接的なものだと判明しました。
3)レスベラトロールとフレンチ・パラドックス
レスベラトロールが注目を集めたきっかけの1つがフレンチ・パラドックスです。
フランス料理からもわかるように、フランス人は肉やチーズなどの乳製品をよく食べます。
また、アメリカや他の国人々よりも喫煙率が高いことも知られています。
そのことから、動脈硬化や心疾患といった生活習慣病にかかりやすく、平均寿命も長くないという仮説が立てられます。
しかし、WHO(世界保健機構)の調査では、フランスの平均寿命、健康寿命は世界ランキングでも常に上位です。
この結果は、フランス人が大量に摂取する赤ワインに含まれているポリフェノールによるものではないかと考え、研究が進められたのです。
これが、フレンチ・パラドックス=フランスの逆説と呼ばれるものです。
この説によって、レスベラトロールや赤ワインの人気が高まったのです。
3.レスベラトロールのサプリメントや食品としての効果
健康食品としてのレスベラトロールは、食品の1つです。
特徴で挙げたような効果が期待できるといっても、薬ではなくあくまで予防的で緩やかな効果です。
また、安全なものと考えられていますが、大量に摂ることは健康にとってよくありません。
サプリメントで摂る場合も食べ物から摂る場合も適度な量を意識しましょう。
1)メタボリックシンドロームや生活習慣病を予防する効果
レスベラトロールは、いくつかの研究で肥満や高脂血症などの改善が期待できることが示されています。
また、レスベラトロールには心臓病や糖尿病、動脈硬化といった生活習慣病の予防効果が期待できます。
2)肌老化の予防
レスベラトロールには強い抗酸化作用があります。
顔のたるみなどは、真皮のコラーゲンやエラスチンが減ることが大きな原因です。
コラーゲンやエラスチンは、紫外線ダメージを受けると活性化するコラゲナーゼやエラスターゼという酵素で分解されます。
レスベラトロールは、その抗酸化力でコラゲナーゼやエラスターゼの活性化を抑えます。
その結果、顔のたるみが原因で起こるほうれい線やシワなどを防ぐはたらきが期待されます。
また、レスベラトロールは、同じく真皮にあるヒアルロン酸を分解する酵素であるヒアルロニダーゼの活性を抑えます。
その結果、ヒアルロン酸を維持し肌の潤いや柔らかさを保つことを助けるのです。
3)シミやくすみの予防
レスベラトロールは美白成分と同じく、メラニンを増やす酵素であるチロシナーゼという酵素の活性を阻害します。
そのため、肌のシミを予防する効果が期待できます。
4)ターンオーバーの正常化をサポート
レスベラトロールには、血管を拡張させるはたらきのある一酸化窒素を増やすはたらきがあります。
血管が拡張することで、肌の真皮や表皮に栄養素が十分に運ばれます。
また、老廃物の排出もスムーズになることで肌の新陳代謝がアップします。
その結果、肌のターンオーバーの正常化を助け、乾燥肌の改善や顔冷えなどの予防が期待できます。
4.化粧品成分としてのレスベラトロール
1)化粧品成分としてのレスベラトロールの基本
化粧品成分としてのレスベラトロールは、酸化防止剤または皮膚保護剤としてスキンケア化粧品やメイク用品などに配合されます。
化粧品の全成分表示でもレスベラトロールと表記されます。
2)レスベラトロールの美肌効果
レスベラトロールは、抗酸化作用によるさまざまな美肌やエイジングケアの効果が期待されています。
①肌の老化予防
酸化を防ぐことで、肌のハリやツヤをキープする効果が期待されています。
その結果、顔のたるみによるほうれい線やシワなど肌老化の予防的なケアが期待されています。
②シミの予防
レスベラトロールには、紫外線ダメージによるメラニンの沈着を防ぎ、シミを予防するということが期待されています。
③毛穴の悩みの予防
レスベラトロールは、毛穴の悩みの原因になるNF-κB(エヌエフカッパービー)という転写因子の活性化を抑制するはたらきがあります。
これはアーチチョーク葉エキスと同じはたらきで、たるみ毛穴や毛穴の黒ずみの予防が期待できます。
④肌荒れ予防
レスベラトロールは、NF-κBの活性化を抑制するはたらきによって、抗炎症作用を発揮します。
そのため、肌荒れの予防や大人ニキビ、かゆみなどの予防が期待できます。
⑤ニキビ予防効果
レスベラトロールは、ニキビの発症・悪化の原因となる皮膚常在菌の1つであるアクネ菌が増えることを抑えます。
そのため、抗炎症作用と相まってニキビを予防することが期待されます。
ただし、これらの効果はあくまで予防的なものです。
化粧品成分としてのレスベラトロールのはたらきは緩やかです。
レスベラトロール配合のエイジングケア化粧品でも深いシワや目の下のたるみ、深いほうれい線を消すのは難しいのです。
3)レスベラトロールの安全性
レスベラトロールは、化粧品成分として刺激性のあるものではありませんし、アレルギーの報告もありません。
だから、どんな肌質でも気にせず使える成分だと考えられます。
したがって、普通肌や脂性肌はもちろんのこと、乾燥肌や敏感肌、インナードライ肌、
混合肌にも使えます。
しかし、どんな化粧品成分も100%安全とは言えません。
赤みがでたり、肌荒れなどが起こる可能性も否定できません。
アトピー性皮膚炎がある方や敏感肌の方、お肌が弱い方は、パッチテストをすることをおすすめします。
4)レスベラトロールが配合されている化粧品
レスベラトロールは、エイジングケア効果を期待して、エイジングケア化粧水やエイジングケア美容液などに配合されます。
他にもさまざまな基礎化粧品やスキンケア用品などに配合されます。
具体的には、クレンジングミルクやクレンジングオイル、クレンジングジェルなどのクレンジング料、洗顔フォームなどの洗顔料、保湿化粧水、美白化粧水、保湿美容液、目元美容液、乳液、保湿クリーム、フェイスマスク、オールインワンゲルやオールインジェル、口紅など唇ケアのアイテム、シャンプーやコンディショナーなどの頭皮ケアや毛髪ケアのアイテム、ボディケアローションなどに使われます。
さらに日焼け止めやUV化粧下地、ファンデーションなど、メイクのアイテムにも使われます。
5.おすすめのレスベラトロール配合のエイジングケア美容液
レスベラトロール配合のオススメのエイジングケア美容液がナールスネオです。
美女が選ぶベスト美容液などでも高い評価を得ている目元・口元専用美容液です。
1)ナールス ネオの開発コンセプト
目元のハリや口元のハリ、ツヤをキープすることで、目元のシワなどをケアする「目元・口元のエイジングサインへのファイナルアンサー」を目指して開発しました。
ほうれい線ケア美容液、しわケア美容液として使っていただきたいエイジングケア化粧品です。
2)ナールス ネオの配合成分のポイント
ナールス ネオは、レスベラトロールを配合することで、エイジングサインの予防を目指しました。
レスベラトロール以外の配合成分の特徴は次の通りです。
①ナールスゲンを推奨濃度で配合
ナールスゲンは、コラーゲン、エラスチン、ヒートショックプロテイン(HSP)47を増やします。また、身体や肌の酸化を防ぐ成分であるグルタチオンを増やします。
②ネオダーミルを推奨最高濃度で配合
ネオダーミルは、バイオテクノロジーによって生まれた細胞のエネルギー源で、Ⅰ型コラーゲン、Ⅲ型コラーゲン、エラスチンを強力にサポート。2週間でシワの体積を13%減少、シワの深さを15%減少させる臨床データを有する成分です。
肌のハリや弾力をキープするための「攻めるエイジングケア」をサポートします。
③2種のビタミンC誘導体配合
ナールス ネオは、ビタミンC美容液です。
水溶性ビタミンC誘導体の中でも効果が高く刺激が少ないVCエチル(エチルアスコルビン酸)と、浸透性の高い両親媒性ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)を配合。
コラーゲン産生をサポートします。
④プロテオグリカン配合
ナールス ネオは、プロテオグリカン美容液です。
プロテオグリカンは、糖とタンパクが複合した「糖たんぱく質」で、お肌の細胞の増殖や、ヒアルロン酸、コラーゲンの産生をサポート。
また、ヒアルロン酸に匹敵する高い保湿力を持った成分です。
潤いのあるふっくらしたお肌をキープする「守るエイジングケア」をサポートします。
⑤ビタミンA誘導体配合
レチノールを改良したビタミンA誘導体レチノイン酸トコフェリル配合。
ターンオーバーを促進して、お肌のハリを取り戻します。
⑥6種のセラミド配合
セラミドの中でも、保湿力の高いヒト型セラミド6種(NG、NP、NS、EOS、EOP、AP)を配合したセラミド美容液です。
⑦抗酸化成分を複数配合
レスベラトロール以外の抗酸化成分として、金コロイド、コエンザイムQ10やエルゴチオネインを配合。
お肌の酸化を防ぎます。
⑧アセチルデカペプチド-3配合
アセチルヘキサペプチド-3は、アルギニン、メチオニン、グルタミン酸の3つのアミノ酸にアセチル基が導入されたペプチド成分。
FGF(線維芽細胞増殖因子)やボトックス注射に似たはたらきがあります。
顔のたるみが原因のエイジングサインや表情ジワの改善などが期待される成分です。
⑨お肌に不要な成分は無添加
無香料・無着色、旧指定成分は配合していません。
パラベン、フェノキシエタノールほかアルコール性防腐剤の無添加化粧品で、アルコールフリーです。
*フェノキシエタノール、パラベンが、キャリーオーバーとして微量含まれます。
7.まとめ
レスベラトロールの特性やはたらき、エイジングケアへの効果や安全性についてご紹介しました。
また、レスベラトロール配合のオススメのエイジングケア美容液をご紹介しました。
いかがでしたか?
レスベラトロールにはアンチエイジングに関するさまざまな研究報告や強い抗酸化作用があるので、サプリメントやエイジングケア化粧品によく配合されるようになってきました。
しかしながら、あくまで食品としてのはたらきであったり、エイジングケア化粧品の成分としての範囲でのはたらきです。
つまり、期待できる効果はあくまで予防美容的な範囲なのです。
正しくレスベラトロールを理解して、上手にエイジングケアに取り入れてくださいね。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
ぜひご登録をお待ちしております。
▶キレイと健康のお役立ち情報が届く、ナールスのメルマガ登録はこちらから
nahlsエイジングケアアカデミーを訪れていただき、ありがとうございます。nahlsエイジングケアアカデミーでは啓発的な内容が中心ですが、ナールスコムでは、ナールスブランドの製品情報だけでなく、お客様にご参加いただいた座談会やスキンケア・エイジングケアのお役に立つコンテンツが満載です。きっと、あなたにとって、必要な情報が見つかると思います。下記から、どうぞ。ナールスゲン配合エイジングケア化粧品なら「ナールスコム」
SNS Share
\ この記事をシェアする /