ナイアシンアミドは、ビタミンB群の一種で、ビタミンB3やニコチン酸アミドとも呼ばれます。
肌荒れ、シワ改善、美白の3つの有効成分として、医薬部外品の承認を得ている稀有な化粧品成分です。
この記事では、ナイアシンアミドの特徴や効果、安全性などをご紹介します。
また、どんな化粧品に配合されるかを取り上げます。さらに、おすすめのナイアシンアミド配合コスメをご紹介します。
CONTENTS
1.ナイアシンアミドをシワの改善に使いたいあなたへ
「ナイアシンアミドの効果は?話題のシワ改善化粧品のおすすめ紹介!」をお届けします。
ナイアシンアミドは、ビタミンB群の一種で、別名として「ニコチン酸アミド」または「ビタミンB3」とも呼ばれます。化粧品成分として、古くから使われていました。
そんなナイアシンアミドは、マルチな効果・はたらきがあることやシワ改善へのニーズからポーラのニールワン(成分名:三フッ化イソプロピルオキソプロピルアミノカルボニルピロリジンカルボニルメチルプロピルアミノカルボニルベンゾイルアミノ酢酸Na)、資生堂の純粋レチノールに続き、コーセーが2017年にシワに対する有効成分「リンクルナイアシン」として医薬部外品の承認を得たことで一躍有名になりました。
このほかにも、カネボウの「リンクル リフト セラム」に配合されています。
そのため、この美容成分を配合した医薬部外品や化粧品が@コスメなどで人気ランキングの上位となることも。
ナイアシンアミドは、それまでに肌荒れ対策や美白ケアの医薬部外品の有効成分としての認可を得ていました。
「2019年エイジングケアに関するアンケート調査結果」からもわかるとおり、エイジングケア世代の肌悩みはしみ、毛穴、乾燥肌、顔のたるみ、ほうれい線、くすみ、しわが上位を占めます。
ナイアシンアミドは、そんな肌悩みや肌老化のケアにとって効果的で有用な化粧品成分です。(*1)
<(*1)参照記事>
【医師が監修】ニコチン酸アミド(ナイアシンアミド)とは? 美容に役立つ成分の特徴について-美容成分事典-
そのため、美白化粧水やシワ化粧水ほか、多くのエイジングケア化粧品や医薬部外品(薬用化粧品)に配合されています。
つまり、美肌のためのスキンケアやエイジングケアにとって大切な成分なのです。
そこで、この記事では、ナイアシンアミドの特徴や効果、安全性などを幅広くご紹介します。
また、どんな化粧品に配合されるかを取り上げます。さらに、おすすめのナイアシンアミド配合コスメをご紹介します。
などが気になる方は、続きをチェックして鮮度の高い美容知識を身につけてくださいね。
<ナイアシンアミド配合のエイジングケア化粧水なら>
<おすすめのナイアシンアミド化粧品をご紹介!>
*ナイアシンアミド化粧品おすすめ27選!効果や選び方徹底解説
- ナイアシンアミドはビタミンB群の一種で、ニコチン酸アミドとも呼ばれる効果が高い成分です。医薬部外品の承認を受けていてエイジングケア化粧品にもよく配合される人気の成分です。
- ナイアシンアミドにはセラミドを増やす効果・はたらきがあります。そのためバリア機能を改善し、乾燥肌や敏感肌、インナードライ肌の改善が期待できます。このはたらきで、肌荒れ対策の医薬部外品の有効成分として承認を得ています。
- ナイアシンアミドは、メラニンを抑える効果があります。そのためシミやソバカスを予防するはたらきがあります。このはたらきで、美白ケアの医薬部外品の有効成分として承認を得ています。
- ナイアシンアミドには、コラーゲンを増やす効果・はたらきがあります。そのため、ほうれい線やシワを予防して肌のハリをキープすることが期待できます。このはたらきで、シワ改善の医薬部外品の有効成分として承認を得ています。
- ナイアシンアミドは、長年の使用実績があり、肌への刺激性がほとんどない化粧品成分です。そのため肌質を選ばず使用できます。
2.ナイアシンアミドとは?
1)化粧品成分としてのナイアシンの基本
ナイアシンアミドは、栄養素の1つであるビタミンB3としてよく知られているナイアシンが脱水結合した成分で、ニコチン酸アミドとも呼ばれます。
脱水結合した構造のことをアミドと呼ぶことからこの名前がついています。
ナイアシンは、体内で必須アミノ酸のトリプトファン60個から1つできる成分(*2)です。
<(*2)参照記事>
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 「健康食品」の安全性・有効性情報 ナイアシン
ナイアシンという名前は、ニコチン酸がタバコに含まれる有害物質「ニコチン」と誤解されるのを避けるためです。
もちろん、ニコチン酸には害はありません。
化学構造式は、C6H6N2Oで、分子量は122.12の小さな成分(*3)です。
<(*3)参照記事>
厚生労働省「ナイアシン」
ナイアシンアミドは、水溶性の成分で化粧品の全成分表示では、「ナイアシンアミド」、医薬部外品では、「ニコチン酸アミド」または「ナイアシンアミド」と記載されます。
慣用的に、ニコチンアミドやシワ改善効果からリンクルナイアシンとも呼ばれます。
2)ナイアシンアミドの効果・はたらき
ナイアシンアミドは、体内でエネルギー産生やアミノ酸、脂質代謝をサポートする活性型補酵素としてはたらきます。
また、皮膚や粘膜の健康、遺伝子やホルモンの合成、細胞の分化とも関係しています。
さらに、血管拡張作用があるので血液循環をスムーズにします。つまり、からだにとってとても大切な栄養素なのです。
そんなナイアシンアミドは、肉体疲労時の滋養強壮や栄養補給のためのドリンク剤、にきび、肌荒れケアの医薬品などにも配合されます。
ナイアシンが不足すると、水疱、角化、乾燥、口角炎、口内炎などの粘膜の病気、食欲不振、神経衰弱、不眠症になることもあります。
また、ナイアシン欠乏症は、下痢、皮膚炎、認知症の症状を経て死に至るといわれる「ペラグラ」のリスクが高くなります。(*4)
<(*4)参照記事>
厚生労働省「水溶性ビタミン」
ナイアシンは、肉や魚に多く含まれています。
また、酵母、牛乳、緑黄色野菜、豆類、穀物など幅広い食べ物に含まれています。
また、ナイアシンは体内で必須アミノ酸であるトリプトファンからもつくられます。
トリプトファンは、健康や美肌のための質の高い睡眠をもたらす栄養素ですが、ナイアシンと同じくさまざまな食べ物に含まれます。
そのため、健康や美肌を意識してバランスのよい食べ物を摂っていれば不足する心配はありません。
3)ナイアシンアミドとNMN
今話題のアンチエイジングの成分にNMN(βニコチンアミド・モノヌクレオチド)があります。
これは、体内でNAD(ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド)に変換され、7種類あるすべての長寿遺伝子(サーチュイン)にエネルギーを与えると考えられています。
その結果、アンチエイジングや老化にともなう病気への効果が期待されています。(*5)
<(*5)参照記事>
医師が解説!新しいエイジングケア「NMN点滴療法」の効果や副作用とは?
実は、ナイアシンアミドは酵素によってNMNになる成分です。
だから、NADが減っている場合には、ナイアシンだけでも効果がある可能性があると考えられています。
臨床研究の結果も既に発表されています。
副作用として、ナイアシンを大量に摂ると、肝臓障害や膵臓から分泌されるインスリンの効きが悪くなるリスクがあります。
<参考記事>
*最先端のアンチエイジング物質「NMN」の効果と安全性に迫る!
3.ナイアシンアミドの化粧品成分・医薬部外品としての効果
1)バリア機能を改善する効果がある!
ナイアシンアミドには、表皮の角質層で角質細胞間脂質としてバリア機能を担っているセラミドやグルコシルセラミド、スフィンゴミエリンを増やすはたらきがあります。
このセラミドを増やす効果で、肌荒れの有効成分として医薬部外品の承認を得ているのです。
ターンオーバーの過程で、まず前駆体としてグルコシルセラミドやスフィンゴミエリンがつくられます。その後、これらはセラミドに変わります。
セラミドは、「エイジングインデックスはエイジングケアの道しるべ!肌老化を数値化」でも取り上げているとおり、エイジングとともに減っていきます。
そのため、エイジングが進むと乾燥肌や肌荒れが起こりやすくなる場合があります。ひどくなると乾燥によるかゆみや粉吹き肌になることも。
また、アトピー性皮膚炎の患者さんはセラミドが少ないことがわかっています。特に冬は肌の乾燥や肌荒れの症状がひどくなります。
<セラミドは加齢で減る>
<ナイアシンアミドのセラミドを増やす効果>
ヒト正常培養ケラチノサイトに1μM 〜30μMの各濃度のナイアシンアミドを添加し、セラミド合成を14C-セリンのセラミドへの取り込みで測定したところ、上のグラフのように濃度1μM以上のナイアシンアミドで、有意(p<0.01)にセラミドの合成を高めるという研究結果があります。
ナイアシンアミドは、セラミドやグルコシルセラミド、スフィンゴミエリンを増やしてバリア機能を改善するので、エイジングケア世代の乾燥肌のスキンケアにとってオススメの成分です。
<参照論文>
*Fragrance J.(27)(10).23-28
<ナイアシンアミドの水分保持効果>
また、in vitro(試験管)の実験で、角化細胞を増やし、フィラグリンとCE(コーニファイドエンヴェロープ)の元の成分であるインボルクリンを増やすことがわかっています。
これらのことから、ほかにも、乾燥肌が原因のニキビや顔のくすみ、毛穴の悩みなどの改善効果が期待できます。
また、インナードライ肌の改善や敏感肌の改善も期待できます。
なお、2020年になって流行している新型コロナウイルスの感染予防対策として、マスク着用が日常化したため、マスクによる肌荒れが増えています。
ナイアシンアミドは、こんな場合のスキンケアにおすすめの化粧品成分です。
マスクを着用すると、蒸れや摩擦の刺激によってお肌のバリア機能が低下するため、肌荒れが起こります。肌荒れを予防するためには、オーガニックコットンやガーゼのようなお肌に優しい素材のマスクを使うこと、マスクを外した後は念入りに保湿ケアをすることが大切です。保湿ケアの際は、ぜひナイアシンアミドの化粧品を試してみてください。
<参照論文>
*Fragrance J.(27)(10).23-28
2)ナイアシンアミドには美白効果がある
ナイアシンアミドにはメラニンを抑えるはたらき、つまり美白効果があります。
紫外線ダメージなどでできるメラニンは、メラノソームと呼ばれる細胞小器官に貯蔵され、それが肌表面に運ばれてシミとして目立ちます。
ナイアシンアミドは、メラノソームの輸送を25%〜40%程度抑えることで、メラニンがシミとして目立つプロセスをブロックするはたらきがあります。
<参照論文>
フレグランスジャーナル33(5)53-59
この効果は美白成分として承認を受けています。
つまり、「新規効能取得のための医薬部外品美白機能評価試験ガイドライン」に則って、1か月以上の試験で色素沈着をおだやかに改善していく効果が認められているのです。
そのため、加齢によるシミである老人性色素斑やソバカス、炎症性色素沈着の予防が期待できます。
また、ナイアシンアミドによって、顔のくすみが改善することで透明感のある肌が期待できます。
3)ナイアシンアミドにはシワを改善する効果が!
2018年、ナイアシンアミドは医薬部外品のシワ改善有効成分として承認されました。
これは「抗シワ機能評価試験ガイドライン」に則って、シワグレード標準を示す写真を用い,目視評価および写真評価を実施し,機器測定によるシワ計測の結果と合わせて有効性を2か月以上検討した結果です。
つまり、目視評価あるいは写真評価、および機器測定の両方においてシワ改善の効果が有意に確認できたからです。
残念ながら、このデータは見つけることができませんでした。
一方、2008年に近畿大学医学部皮膚科および京都大学大学院医学研究科によって報告されたナイアシンアミドのヒト皮膚シワにおける有用性検証の研究データがあります。
この研究の対象者は、目の周りに細かいシワを有する28名の日本人被検者(31-49歳、平均39.4歳)です。
この28名の半顔に4%ナイアシンアミド配合O/W型保湿剤を、残りの半顔にナイアシンアミド未配合O/W型保湿剤を、二重盲検法に基づいて8週間にわたって塗布して結果を比較しました。
4週目および8週目に日本化粧品工業連合会のガイドラインに基づいて、2名の研究者による観察と写真の組み合わせ、「著効」「有効」「やや有効」「不変」「悪化」の5段階で評価しました。
その結果、4%ナイアシンアミド配合保湿剤の塗布は、4週目で著効3名、有効10名、やや有効12名でした。
また、8週目において、著効4名、有効14名、やや有効9名でした。
つまり、28名中18名に中程度以上のシワ改善効果を示しました。
シワの原因には表皮の乾燥によるものと真皮のコラーゲンの減少のよるものがあります。
ナイアシンアミドは、バリア機能を改善することで乾燥による小じわを改善します。
また、真皮のコラーゲンを増やすはたらきでシワを改善します。
これは、in vitro試験で線維芽細胞の数を増やした結果や、ヒトから採取した皮膚でⅠ型コラーゲンやⅢ型コラーゲンを増やす伝達物質メッセンジャーRNAを増やした結果などに裏づけられています。
そのため、肌のハリやツヤをキープするはたらきが期待できます。
シワは、乾燥のほか真皮のコラーゲンやエラスチンの減少、表情筋の衰え、皮下組織の衰えなどが原因です。
原因によってシワの種類が異なりますが、乾燥が原因のタイプや浅いタイプならナイアシンアミドで予防的なケアが可能です。
しかし、たるみが原因の深いシワを消すことや深いほうれい線を消すことはできません。
真皮の衰えによって起こる深いシワを対策するには、美容医療を受ける必要があります。そうならないよう日頃からしっかり予防し、もしもシワに気づいたら早めに対策を始めてください。乾燥が原因の小さなシワ対策なら、ナイアシンアミド以外に純粋レチノール、リンクルショットなどの成分が使われた化粧品の使用がおすすめです。
4)ナイアシンアミドのそのほかの効果
①皮脂抑制効果
ナイアシンアミドには、皮脂抑制効果があります。
ナイアシンアミド2%配合の保湿クリームを2週間使用することで、皮脂分泌量が有意に低下するという研究報告があります。
また、ナイアシンアミド4%を含むジェルを8週間使うことで、ニキビの重症度が52%低下したという研究報告があります。
②吸収アップ
ナイアシンアミドを一緒に使うことで、ほかの美容成分が吸収されやすくなります。
そのため、ナイアシンアミド配合のスキンケア化粧品全体のパフォーマンスがアップします。
③抗炎症効果
ナイアシンアミドは抗炎症作用を発揮し、日光による肌の赤みを減らすはたらきがあります。
<参考書籍>
『医者が教える 人生が変わる美容大事典』(上原 恵理 著、KADOKAWA)
5)医薬部外品と化粧品ではどっちの効果が高い?
ナイアシンアミドは、医薬部外品(薬用化粧品)としても化粧品としても使える成分です。
医薬部外品として使う場合は、厚生労働省が許可した0.0001%から3%までの濃度で配合すると決められています。
そして、有効成分として医薬部外品のパッケージへの記載が可能です。
一方、ナイアシンアミドを化粧品として使う場合は、濃度の規定はありません。また、有効成分として記載することはできません。
ここで少し不思議なことが起こりえます。実は、化粧品では、ナイアシンアミドを4%で配合することが可能です。
そうすると、医薬部外品より化粧品のほうがナイアシンアミドの効果が高いということが起こりえるのです。
一般的には、医薬部外品の効果が高いのですが、こうした不思議なことも起こりえるのです。
<ナイアシンアミド配合のエイジングケア化粧水なら>
4.ナイアシンアミドの安全性は?
1)ナイアシンアミドはどんな肌質でも使える?
ナイアシンアミドは、長年、化粧品成分として使われてきました。
皮膚への刺激性はほとんどなく、アレルギーや、光毒性および光感作性もありません。(*6)
<(*6)参照記事>
化粧品成分オンライン「ナイアシンアミドの基本情報・配合目的・安全性」
また、眼刺激性はまったくないわけではありませんが、最小限と考えられています。
これらから、ナイアシンアミドは、安全性の高い成分であるといえます。
したがって普通肌や脂性肌だけでなく、乾燥肌や混合肌、敏感肌、乾燥性敏感肌、インナードライ肌などのどんな肌質の方でも使うことが可能です。
また、高齢者の乾燥肌や子供の乾燥肌でも使えます。しかし、どんな成分でも誰にでも安全とはいえません。
化粧品かぶれによる接触皮膚炎になる可能性が、ゼロではないのです。
アトピー性皮膚炎がある方や肌が弱いなどで気になる方は、パッチテストをすることをおすすめします。
接触皮膚炎は、新しい化粧品を使い始めてすぐに起こる人もいれば、日数が経ってから症状が現れる表れる人もいます。いずれにしても肌に異常を感じたらが荒れたり、赤くなったりしたら使用を中止してください。また、お肌の調子が悪い時は接触皮膚炎の症状が出やすいです。ので、新しい化粧品は月経前や季節の変わり目など、お肌が敏感な時期を避けて試すようにしましょう
2)ナイアシンアミドはレチノールやビタミンC誘導体と併用できる?
コラーゲンを増やしシワを改善する成分として、レチノールがあります。
これは比較的刺激がある成分ですが、ナイアシンアミドは、刺激性がなく使いやすい成分です。
そのため、この2つの成分を併用することは可能です。
また、同じくコラーゲンを増やしたり、美白効果を発揮する成分としてビタミンC誘導体があります。
ナイアシンアミドは、ビタミンC誘導体とも併用することが可能です。
肌にメラニン色素が沈着するのを防ぐナイアシンアミドに対して、ビタミンC誘導体はメラニンの生成を防ぐという異なる働きを持っています。ナイアシンアミドとは異なるアプローチでシミ対策ができるので、ナイアシンアミドとビタミンC誘導体を併用すると、より高い美容効果を実感できます。
5.ナイアシンアミド配合化粧品の種類は?
ナイアシンアミドは、水溶性で温度変化に強く、安全性・安定性の高い成分です。
使いやすいため古くからさまざまな化粧品に配合されています。
具体的には、洗顔料、クレンジングジェルなどのクレンジング料、保湿化粧水、保湿美容液、乳液、保湿クリーム、フェイスマスク、オールインワン化粧品、ボディの乾燥肌対策のアイテム、ハンドクリーム、頭皮ケアや爪ケア用のアイテム、日焼け止めや化粧下地、ファンデーションなどのメイク用のアイテムに使われます。
エイジングケア化粧水、エイジングケア美容液、エイジングケア保湿クリームなどにも配合されます。
医薬部外品としても、シワ改善美容液やほうれい線対策の美容液などにも使われ、人気となっているアイテムもあります。
6.ナイアシンアミド配合化粧品でケアしたい肌悩みは?
ナイアシンアミドにはスキンケアやエイジングケアにとって大きなメリットとなるバリア機能改善、シミとシワの改善の3つのはたらきがあります。
こうした効果から、エイジングサインが出やすく、刺激に敏感な目元や口元などに使うことがおすすめです。
顔の中でも、目元や口元は皮膚が薄く、シワが目立ちやすいパーツです。
目元のシワのほか、目の下のたるみ、目の下のくまなどがエイジングケア世代で目立つ肌悩みです。
これらが目立つと目元のハリがなくなります。
また、口元もシワが目立つほか、ほうれい線やマリオネットラインなどが目立ちます。
ナイアシンアミド配合の化粧品は、このような肌悩みの予防美容に使うことをおすすめします。
このほか、さまざまなパーツのシワのケアにもおすすめです。
顔だけでも、額のシワ、眉間のシワ、鼻の周りのシワがあります。また、デコルテや首のシワ、手のシワなどもあります。
こうした気になるパーツのシワのケアに、ナイアシンアミド配合化粧品はおすすめです。
シワは年齢を重ねてから現れるイメージがありますが、目元や口元のように皮膚の薄い場所は、若い方でもシワが目立ちやすいです。こうした皮膚の薄い場所だけでも若いうちからナイアシンアミド配合化粧品を使って、シワ予防の対策をしておくことをおすすめします。
7.おすすめのナイアシンアミド配合化粧水
私たちがオススメするナイアシンアミド配合のエイジングケ化粧水は、ナールスピュア。
なぜなら、本格的なエイジングケアができる上に、敏感肌やインナードライ肌の方でも、オイリー肌の方でも、使いやすいからです。
そんなナールスピュアは、2020年11月にリニューアルされ、ナイアシンアミドのほか3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸(セラミドプロモーター)、PCA-Naの3つの美容成分が加わりました。
そんなナールスピュアの特徴は次のとおりです。
- 肌の細胞力を高め長く使えば使うほど効果を実感
- エイジングケアにオススメのナールスゲンを推奨濃度で配合
- 3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸、APPSの両親媒性ビタミンC誘導体配合
- 抗酸化作用を持つビタミンE誘導体(トコフェリルリン酸Na)配合
- シンプルな処方で全成分たったの15種類
- ナイアシンアミドとセラミドプロモーターがセラミドを増やす
実際に、敏感肌の方でも使える場合も多い
アットコスメの化粧水ランキングでも1位になった、ナールスゲン配合のエイジングケアローションです。
このナールスピュアですが、「素肌サプリメント」をコンセプトに開発しました。
従来の化粧水が、「水分を補う」「水溶性の保湿成分を補う」ことがメインの機能であるのに対して、「素肌本来の力を引き出す」ことによって、「自ら潤う」ことを目指して開発したものです。
もちろん、アルコールフリー化粧水なので、エタノールは入っていません。
そのほか、香料、着色料、パラベンなどは無添加の化粧水です。
<ナールスピュアの体験談>
思いのほか、さらっとしています。
これまで「しっとりタイプ」の化粧水を使っていたので、最初は少し物足りないかもって思ったんですけど、これがなんと、とてもしっかりしっとりするんです!
意外でした(笑)
化粧水ってあまりケチケチ使うと効果が薄いってきいたことがあって割と贅沢にたっぷり目に手に取り「しみ込め~しみ込め~」って心で念じながら肌に押さえ込む感じです。
小さな小さな成分「ナールスゲン」が角質層の奥深~くに浸透してくれているのだと思うと満足感がありますよね♪
それにオイルや香料等も無添加なのでたっぷり使っても安心です。
冬場は特に暖房などで室内もとても乾燥しているのでコンタクトレンズを入れている目なんかは乾燥してパリパリになりがちですが、肌は乾燥を感じないので保湿力は抜群だと思いました。
使い続けることで肌のハリや透明感なども期待出来そうです!
引用元:画期的エイジングケア化粧水「ナールスピュア」を使ってみて byひろ
ナールスピュアのポジティブな口コミ
30代・女性
サラッとしていて使いやすい化粧水。すーっとお肌に吸い込まれるような化粧水で、お肌ふっくらに仕上がりました♪
仕上がりさっぱりなのに、ベタつきなし、プニプニ肌に
使い続けるとすごいらしい。
エビデンスのしっかりした最先端美容成分配合だから、口コミでも1、2カ月と長く使えば使うほど、体感しているようです
これは続けるのが楽しみ!
@コスメ
40代・女性
モンドセレクション金賞受賞のエイジングケア化粧水 ナールスピュア。サラッとしたローションが角質層まで浸透。
うるおいで満たされる使用感。全体的にたるみが気になっていましたが、ナールスピュアを使うと肌がピンとして毛穴も目立たなくなる気がします。
さっぱりしているので季節を問わず使えるのも良いです。
50代・女性
かなり前にいちど使ったことがあるのですが、リピートで久しぶりに使ってみました。
コラーゲン生成を促進させる独自成分配合で、エイジングサインが気になる肌に弾力、潤いを与えてくれます。
どちらかと言うと、さらりとしたテクスチャーですが、肌の内側から潤いが出る感じがします。
刺激なく、ベタつきのない仕上がりですが、使っていくことに肌が柔らかくなる感じもよかったです。
@コスメ
ナールスピュアのイマイチな口コミ
40代・女性
今年は暑い時期が長かったため、購入した時はまだ暑かったです。その様な気候の時は、さっぱり系の化粧水でも良いと思います。
ただ、その後すぐに寒くなり、一気に乾燥してきたので、乾燥肌の自分には保湿感が物足りない気がしてきています(現在は10月)。
自分のような乾燥肌には、秋冬ではなく春夏の使用が良いと思いました。
@コスメ
20代・女性
初めて購入してみましたが、個人的には可も不可もない感じでした( ; ; )
かなり評価が高かったので気になっていましたがもう少し長く使い続けると変化が見えてくるのでしょうか?
根気強く続けてみようと思います!
40代・女性
肝心の効果は…と言うと、鈍感なのかイマイチよく分かりません^^;
お値段もそれなりなので、1本使い切ったのを機に他のものも試してみたい!という気持ちが湧き上がってきているところです。
8.その他のおすすめのナイアシンアミド配合コスメ
ここではナイアシンアミド配合のおすすめのエイジングケア化粧品を7つご紹介します。
医薬部外品としての効果を認められているものもあります。
楽天やアマゾンなどで販売されているもの、専門店やデパートで売られているものまでさまざまです。
ナイアシンアミド以外の成分の効果にも着目して選びましょう。
1)カネボウ リンクル リフト セラム(医薬部外品)
①メーカー
カネボウ化粧品
②容量
20ml・30ml
③価格
14,850円・17,600円(ともに税込)
④特徴
カネボウのシワ改善美容液「リンクル リフト セラム」は、目元や口元などの集中美容液です。
ナイアシンアミドに加えて、月桃葉エキスがコラーゲンを増やしてシワをケアします。
また、ゼニアオイ花エキスやヒメフウロエキスなどがエイジングケアをサポートします。
2)エスト リンクル ソリューション プラス (医薬部外品)
①メーカー
花王
②容量
20g
③価格
11,000円(税込)
④特徴
花王の「エスト リンクル ソリューション プラス」は、シワ改善と同時に美白ケアもできる美容液。
ナイアシンアミドに加えて保湿成分としてATPスピラル(ヒバマタエキス、月下香培養エッセンス、グリセリン)、ショウキョウエキス、マロニエエキス、キキョウエキスを配合。
シワを改善してふっくらとした肌に導きます。
3)アヤナス リンクルO/L コンセントレート(医薬部外品)
①メーカー
ディセンシア
②容量
30ml
③価格
7,150円(税込)
④特徴
「アヤナス リンクルO/L コンセントレート」は、敏感肌に起こりやすいシワに着目し、シワ改善有効成分のD-リンクルアミドを配合。
ジグリセリンやヒト型セラミド配合で、乾燥肌対策にも使えます。
また、成分をナノサイズ化した軽い使用感のオイル状美容液で、肌にやさしく浸透します。
4)コスメデコルテ iP.Shot アドバンスト(医薬部外品)
①メーカー
コスメデコルテ
②容量
20g
③価格
11,000円(税込)
④特徴
「コスメデコルテ iP.Shot アドバンスト」は、シワ改善有効成分のリンクルナイアシン配合。
肌のエネルギー産生を促進する加水分解黒豆エキスなどを加えた複合成分で、気になるシワに強力にアプローチ。
肌表面にフェイスパックのように密着して成分を浸透させ、ピンとしたハリ肌をも導きます。
ただし、アルコール(エタノール)の配合濃度が高いので肌質が弱い方は注意が必要です。
5)リンクルホワイトエッセンス(医薬部外品)
①メーカー
オルビス
②容量
30g
③価格
4,950円(税込)
④特徴
オルビスの「リンクルホワイトエッセンス」は、その名のとおりシワとシミのケアができる美容液。
グリセリン、BG、ワセリンなどの保湿成分をはじめ、肌の環境を整えるベニバナエキスやローズマリーエキスなどを配合。
肌のキメを整え、ふっくらとした透明感のある明るい肌へ導きます。
6)DUO ザ エマルジョン
①メーカー
プレミアアンチエイジング
②容量
60ml
③価格
5,060円(税込)
④特徴
「DUO ザ エマルジョン」は、ナイアシンアミド配合の夜用美容乳液。
夜のスキンケアでシワやシミをケアします。
EGF成分やFGF成分がエイジングケアをサポートするとともに、シアバターやホホバオイルなどのエモリエント成分やキュアパッション(クダモノトケイソウエキス)でしっかり保湿もできます。
また、ダマスクローズの香りでリラックスできます。
7)ドゥ・ラ・メール ザ・RG セラム
①メーカー
ドゥ・ラ・メール
②容量
30ml
③価格
47,850円(税込)
④特徴
ドゥ・ラ・メールの「ザ・RG セラム」は超高級コスメ。
なかなか手が出しにくいお値段ですが、初代のザ・RG セラムからさらに研究を重ねて誕生した美容液です。
先進科学を取り入れ、海由来の新たな発酵成分やミラクル ブロス(ジャイアント シーケルプ(海藻)などからなる独自の保湿成分)に加え、濃縮ミラクル ブロス(グリセリンとアルゲエキスからなる保湿成分)を配合。
肌本来が持つ美しさを高め、若々しくなめらかで、輝きにあふれた肌印象へと導きます。
『美的グラン』スタッフのベストコスメ2019 <天野佳代子賞> スキンケア部門 1位 を受賞しています。
<参考記事>
*インスタで多かった質問!私に合うコスメ・化粧品の選び方は?
*ナイアシンアミド化粧品おすすめ27選!効果や選び方徹底解説
9.まとめ
ナイアシンアミドの特徴や効果、安全性などをご紹介しました。また、どんな化粧品に配合されるかを取り上げました。
さらに、おすすめのナイアシンアミド配合コスメをご紹介しました。いかがだったでしょうか?
ナイアシンアミドにはセラミドを増やすはたらき、メラニンを抑えるはたらき、コラーゲンを増やすはたらきがあります。
そのため、バリア機能の改善、美白、シワ改善が期待できます。
つまり、スキンケアやエイジングケアに有用なはたらきをするのです。
この記事「ナイアシンアミドの効果は?話題のシワ改善化粧品のおすすめ紹介!」が、エイジング世代の男性や女性の肌悩み、また肌老化改善のお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト。
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報をご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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