セラミド配合の保湿クリームは、角質層の水分保持力やバリア機能を高めて、お肌を健やかな状態に保ってくれます。
つまり、乾燥肌対策やエイジングケアに効果を発揮します。
この記事では、おすすめのセラミドクリームをご紹介します。また、選び方のコツをご紹介します。
CONTENTS
1.おすすめのセラミド配合クリームが気になるあなたへ
最強の保湿成分といわれるセラミド配合の保湿クリームは、高い保湿効果でお肌のうるおいをキープするとともに、角質層のバリア機能を改善し、紫外線やアレルゲンなどの外的刺激からお肌を守ります。
だから、セラミドクリームをスキンケアやエイジングケアに取り入れることが、いつまでも健やかで若々しい美肌づくりに役立ちます。
この記事をお読みのあなたは、きっとおすすめのセラミドクリームを知りたいのではないでしょうか?
そこで、この記事では、おすすめのセラミド配合の保湿クリーム、フェイスクリームをご紹介します。また、選び方のコツをご紹介します。
「セラミドクリームがなぜエイジングケアに必要なの?」
「セラミドと保湿クリームって相性がよいの?」
「たくさんあるアイテムからどうやって選べばよいの?」
「おすすめのセラミドクリームが知りたい!」
「どんな肌悩みに使えばよいの?」
などが知りたい方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。
なお、先におすすめのセラミドクリームを詳しく知りたい方は、こちらをチェック
<3分動画でわかるセラミド の保湿力>
<敏感肌対策のおすすめのセラミドクリームなら!>
3種のヒト型セラミド配合!エイジングケア保湿クリーム「ナールス ユニバ」
<おすすめのセラミドクリーム>
*市販のセラミドクリームおすすめ15選!プチプラ&人気韓国コスメも
<この記事の大切なポイント>
- セラミドクリームとは、セラミドを配合した保湿クリームです。お肌の水分を保持するとともに、蒸散を防ぎます。
- セラミドは、もともと私たちのお肌の角質層にある成分です。角質層の細胞間脂質の50%以上を占める保湿物質で、お肌のバリア機能に重要なはたらきをしています。
- セラミドクリームは、加齢や環境の変化、生活習慣などによって、減っていくセラミドを補うためのアイテムです。ぜひ、上手に選んでスキンケアやエイジングケアに取り入れましょう。
- 人のお肌に近いヒト型セラミドは、保湿力が高く低刺激です。だから、エイジングケアや敏感肌におすすめしたいのはヒト型セラミド配合クリームです。
- セラミドクリームは、他の保湿成分やエイジングケア化粧品成分にも注目して選びましょう。
2.セラミドクリームを選ぶのは難しい?
1)セラミドクリームの役割
保湿クリームの役割は、主に次の3つです。
- お肌の水分を保持してバリア機能を守る
- お肌に油分を与えて、水分の蒸散を防ぐ
- お肌を柔軟に保つ
こってりとしたテクスチャーで、加齢によって低下しがちなお肌の油分を補い、なめらかさを保ちます。
お肌が乾燥する冬場だけでなく、スキンケアやエイジングケアの基本として年間を通して意識しておきたいのが保湿ケア。
そのための頼もしいアイテムが、保湿成分セラミドを配合したクリームです。
皮脂の分泌量が十分な30代くらいまでは、きちんとした保湿ができていれば油分の補給は必要ありませんが、年齢とともに水分、油分が低下。
自分のお肌のセラミドの量も減ってしまうため、セラミド配合の保湿クリームで補うことが大切です。
最近では、アットコスメのランキングでもセラミド化粧品、セラミドクリームが話題になったり、有名な美容ブロガーさんなどもおすすめのセラミド化粧品を紹介したりしているので、セラミドの知名度も上がっていますね。
エイジングケア世代の女性なら知らない方がいないくらいですし、男性でもセラミドの名前を聞いたことのある方が増えているようです。
2)セラミドクリームを上手に選ぼう!
そんな中、「エイジングケアのためにセラミドクリームを使おう!」
と思っても、数多くの製品の中からどれを選んでいいのか、迷ってしまうのではないでしょうか。
セラミドクリームは、価格も安いものから高級ブランドまでさまざまあり、また、無添加化粧品がいいのか医薬部外品がいいのかなど、選び方に悩みますね。
ネットの人気ランキング上位や口コミで評判のセラミドクリームが、自分のお肌に合うとは限りませんし、クリームに配合されるセラミドの種類によっても得られる保湿効果が違ってきます。
そこで、この記事では、セラミドについての基本的な知識を整理するとともに、セラミド配合のクリームを選ぶ際のポイントをわかりやすく説明しました。
ぜひ続きをお読みいただき、効果を実感できるセラミドクリーム選びにお役立てくださいね。
なお、まずセラミド全体の知識やセラミド配合化粧品の選び方について知りたい方は、
こちらをお読みください。
セラミドは、保湿クリームだけでなく、化粧水や美容液、オールインワンゲルなどの基礎化粧品に配合されており、セラミドの原液もあります。
気になる方は、次の記事も参考にしてくださいね。
<第2章のまとめ>
セラミド配合の保湿クリームは、加齢によって低下しがちなお肌の油分を補い、なめらかさを保ちます。
しかし、今では種類がたくさんあって選ぶのが難しくなっています。
正しい知識で、自分の肌に合ったセラミドクリームを選びましょう。
3.セラミドを知る
口コミやランキングに頼らずに、自分のお肌に合ったセラミドクリームを選ぶためには、まずセラミドとはどのような成分なのかを知っておくことが大切です。
1)セラミドとは?
私たちの皮膚は、表皮・真皮・皮下組織(皮下脂肪)という3つの層でできています。
セラミドは、表皮の1番外側の角質層という部分に存在する成分で、エイジングケアにとって重要なはたらきを担っています。
角質層にはたくさんの角質細胞があり、細胞と細胞の間には角質細胞間脂質という油分が詰まっているのですが、セラミドはその角質細胞間脂質の50%以上を占める主成分。
細胞と細胞をつなぐ役割をするとともに、スポンジのように水分や油分を抱え込んでお肌の保湿をサポートします。
角質層の水分を守っている保湿成分には、セラミドなどの角質細胞間脂質の他、皮脂や天然保湿因子(NMF)があり、これらが助け合いながら水分を保っています。
なお、角質の水分のうち80%以上を角質細胞間脂質が守っているので、セラミドはお肌のうるおいのカギを握っているといえるのです。
赤ちゃんの素肌がプルプルしているのは、大人の肌よりもセラミドがたっぷりあって、十分にうるおっているから。
セラミドは、コラーゲンやヒアルロン酸などとともに、女性にとって理想のお肌ともいえる赤ちゃん肌を支えているのです。
2)セラミドのはたらきは?
次に、お肌におけるセラミドのはたらきについてみてみましょう。
セラミドは、表皮の角質層を構成する角質細胞間脂質の主成分として、健やかな角質層を形成するための重要な役割を担っています。
角質層は、皮膚の一番外側にあり、0.02mmほどしかない組織ですが、吸水性や保湿性に優れ、正常な状態では約20%の水分を含んでいます。
健やかな角質層では、油分と水分が交互に重なり合ってバランスよく構成されている「ラメラ構造」と呼ばれる状態が維持されています。
油分であるセラミドは、角質層の中で水分をサンドイッチのようにはさみ込み、水分が蒸散しないように強力な保水機能を発揮します。
保湿成分には、セラミドのような「水分をはさみ込む」タイプ、ヒアルロン酸やコラーゲンのような「水分を抱え込む」タイプ、グリセリンや天然保湿因子(NMF)の成分であるアミノ酸のような「水分を吸着する」タイプがあります。
その中でも、「水分をはさみ込む」タイプの水分保持力は、最強といわれているのです。
3)生成のメカニズム
では、このように、お肌のうるおいにとって大切なはたらきをするセラミドは、どのようにしてつくられるのでしょうか?
実は、セラミドは、ターンオーバーと呼ばれるお肌が一定の周期で生まれ変わる新陳代謝の過程でつくられているのです。
表皮は、外側から角質層、顆粒層、有刺層、基底層の4層に分かれています。
お肌のターンオーバーでは、1番奥の基底層で新しい表皮細胞が生まれ、形を変えながら表皮へと上がっていきます。
この肌表面へと上がる過程で、表皮細胞は核を捨てて死んでいき角層となり、同時にセラミドやNMFを生成します。
そして、生み出された角層、セラミド、NMFなどは、肌表面で角質層を形成してお肌のバリア構造をつくり、最後は垢となって剥がれていきます。
これが、お肌でセラミドが生成される一連のしくみです。
もうおわかりのように、お肌にとって必要なセラミドが生み出されるには、ターンオーバーが正常に行われることが重要なのです。
4)セラミドが不足すると?
お肌が健やかな状態では、セラミドがしっかり水分をはさみ込み、角質層のラメラ構造をキープしています。
しかし、セラミド不足のお肌では、正常なラメラ構造を維持することができず、お肌の内側に蓄えられているはずの水分が細胞間の隙間からどんどん蒸発して、お肌は慢性的な乾燥状態になってしまいます。
さらに、お肌の内側だけでなく、肌表面のバリア機能が低下することから、外部からの刺激を受けやすくなったり、肌荒れや乾燥によるかゆみ、赤みなどの炎症も起こしやすくなります。
さらに、紫外線ダメージも受けやすくなるのです。
洗顔するとヒリヒリしたり、いつもの化粧水がしみるといった敏感肌の症状も、セラミド不足が原因の1つと考えられています。
また、アトピー性皮膚炎の人は、もともとセラミドをつくり出す力が弱いことがわかっています。
セラミドとアトピー性皮膚炎との関連性については、下記の記事を参考にしてください。
5)不足する原因とは?
セラミドが不足する原因として考えられるのは、次にあげる3つの点です。
①加齢
セラミドは、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった他の美肌成分と同様、年齢とともに減少することがわかっています。
その理由として、セラミドはターンオーバーの過程でつくられるため、年齢を重ねることによってターンオーバーの周期が長くなったり、1回あたりに生成されるセラミドの量が減ることで、お肌に必要なセラミドの量をキープできなくなるのです。
若い頃はターンオーバーが正常に行われていても、30代になるとセラミドの減少が顕著になるため、お肌が乾燥したり、季節の変わり目に肌が揺らぎやすくなるなど、肌質の変化を感じることが多くなります。
また、50代のセラミド量は、20代の半分ともいわれています。
年代によるセラミドの量の変化については、下記の記事を参考にしてください。
また、各年代のお肌の状態やエイジングケアについては、下記に詳しくまとめています。
*60代・70代も大切!エイジングケア化粧品の選び方と使い方
②生活習慣
加齢によるお肌の老化は、自然現象のため仕方がないことですが、気をつけておきたいのはふだんの何気ない生活習慣です。
睡眠不足やストレスなど、よくない生活習慣はターンオーバーの乱れを招きます。
このため、加齢の場合と同様にセラミドの量が減少しがちになるのです。
また、食生活も重要。
ターンオーバーを整えるためには、食べ物や飲み物で栄養を取り込むことも大切です。
たんぱく質や脂質、糖質のバランスのよい食生活を心がけましょう。
また、セラミドは、食事によっても増やすことができるので、セラミドを含む食品を意識して摂取したり、サプリで補う方法もあります。
他に、日常生活の中で気をつけたいのは身体の冷え。
冬場だけでなく、最近ではオフィスや車内などのエアコンの影響で、夏も冷えに悩む女性が増えています。
身体が冷えて血行不良になると、お肌のターンオーバーが乱れ、それと同時にセラミドの産生量が減ってしまいます。
お肌のくすみも目立つようになります。
このため、ふだんからターンオーバーが正常に行われるような生活習慣を心がけるとともに、セラミド不足が気になる場合には、スキンケア化粧品やエイジングケア化粧品で外部から補うことが必要です。
また、身体の冷え性対策には、次の記事も参考にしてください。
③間違ったスキンケア
加齢、生活習慣以外に、セラミドが減ってしまう原因として考えられるのが、毎日のスキンケアです。
中でも、洗顔やクレンジングの影響がセラミド不足の要因になることがあります。
なぜなら、洗浄力の強いクレンジング剤でメイクといっしょに貴重なセラミドを落としてしまったり、汚れを取ろうとしてゴシゴシ洗ってしまうことでお肌に負担がかかり、お肌のバリア機能が低下してしまうからです。
洗顔やクレンジングは毎日行うことなので、大切なセラミドを守るためにも、クレンジング料や洗顔料の選び方、使い方に注意しましょう。
クレンジング料や洗顔料の選び方、また正しいクレンジング方法、洗顔方法については、次の記事が参考になります。
*洗顔の正しい知識でランキング不要のオススメの洗顔料の選び方
<第3章のまとめ>
セラミドは、もともと私たちのお肌の角質層に存在し、お肌のうるおいに深く関わっている保湿物質です。
セラミドはお肌のターンオーバーの過程でつくられるため、必要なセラミドが生成されるには、お肌のターンオーバーを正常にすることが大切です。
しかし、加齢とともにターンオーバーが乱れたり、その他、生活習慣の乱れや間違ったスキンケアなどによっても減少すると考えられます。
セラミドが不足すると、お肌は乾燥をはじめとする肌トラブルが生じやすくなります。
そのため、不足したセラミドは、エイジングケア化粧品で外から補うことが大切です。
4.保湿クリームを知る
化粧水、美容液、乳液、保湿クリームなど、スキンケアアイテムすべての目的は「保湿」をすることです。
もちろん、セラミドクリームも同じです。
では、どれを使っても保湿できるのであれば、アイテムはどれか1つがあればいいのかというと、そうではありません。
化粧水、美容液、乳液、クリームそれぞれに役割があり、お肌の「保湿」においては、違ったはたらきをするのです。
このことを理解するために、まずは「保湿」とは何かをおさらいしてみましょう。
1)そもそも保湿とは?
「保湿」とは、お肌の水分を適度に維持するためのスキンケアのこと。
文字通り、“湿気を保つ”ことを言います。
保湿はスキンケアやエイジングケアの基本といわれ、保湿が十分でないお肌は、乾燥をはじめさまざまな肌トラブルが現れます。
保湿には、次の3つの役割があります。
- 水分を与える(Give Water)
- 水分を保持する(Keep Water)
- 水分の蒸発を防ぐ(Cover Water)
このうち、お肌に「水分を与える」のは、水分の多い化粧品、つまり化粧水やローション系の基礎化粧品の役割です。
しかし、水分だけを与えても蒸発してしまうため、保湿にはなりません。
化粧水やローションには、水溶性の保湿成分やエイジングケア化粧品成分などが配合されていますが、油溶性成分は含まれないか、含んでいても濃度は低い場合が多いのです。
このため、化粧水だけでは保湿が完了しないことを理解しておきましょう。
実は、この中で最も大切なのは「水分を保持する」こと。
なぜなら、お肌の乾燥を防ぐ根本的な対策は、お肌が水分を保持する力を持つことだからです。
お肌の「水分を保持する」のは、保湿成分が得意とする分野。
お肌に元からあるNMF(天然保湿因子)や細胞間脂質であるセラミドが自らの力でそれを担っています。
ただし、第3章で説明したように、加齢などの原因によってその力が衰えてしまいます。
そこで、化粧品で保湿成分を補給してあげないといけなくなるのです。
お肌の水分を保持する成分としては、セラミド、NMFの元となるアミノ酸、プロテオグリカン、ヒアルロン酸、コラーゲン、グリセリンなどがあります。
これらの化粧品成分は、ヒューメクタント、それが含まれる化粧品をモイスチャライザーと呼ばれることがあります。
ヒューメクタントは化粧水にも含まれますが、美容液に凝縮して配合される場合の方が多く、より強い保湿力が期待できます。
3つ目の「水分の蒸発を防ぐ」のは、本来はお肌の皮脂膜の役割なのですが、加齢によって皮脂の分泌量が減ると、天然の保湿クリームと呼ばれる皮脂膜も減ってしまいます。
そのため、お肌の水分の蒸発を防ぐための化粧品成分で補う必要があるのです。
これらの化粧品成分はエモリエントと呼ばれ、乳液や保湿クリームに多く含まれています。
エモリエントには、スクワラン、シアバター、ホホバオイル、アルガンオイル、オリーブオイル、ワセリンなどがあります。
このように、化粧水、美容液、保湿クリームは、保湿やエイジングケアを目的にしながらも、得意とする範囲が異なるのです。
保湿については、「お肌の保湿とは?本当にわかるスキンケアの基本と保湿成分」も参考にしてください。
2)保湿クリームの役割
保湿クリームはフェイスクリームとも呼ばれ、主に顔のお肌の保湿のために使用する基礎化粧品です。
保湿クリームには、水や水溶性成分も含まれていますが、油溶性成分の配合比率が高いのが特徴で、およそ25〜50%を油溶性の成分が占めています。
基本的な役割としては、皮脂膜に近いはたらきをする油溶性の成分によって、「水分の蒸発を防ぐ」ことですが、「水分を保持する」ためのセラミドなどの保湿成分もいっしょに配合されることで、保湿を両面からサポートします。
また、油分でお肌にフタをすることによって、先に使った化粧水や美容液の効果を維持するはたらきもあるのです。
このような油分の補給目的に加え、最近では機能性の高いエイジングケア化粧品成分の登場とともに、エイジングケアのための保湿クリームも増えています。
たとえば、ほうれい線対策やしわ対策としてレチノールを配合したもの、油溶性ビタミンC誘導体をはじめとする美白成分を配合したものなど、特別な美容効果を狙った保湿クリームの種類も豊富です。
テクスチャーも、コクのあるタイプからジェルのように軽いタイプまでさまざまなので、べたつくのが苦手でクリームを使っていないという人も、自分の好みのテクスチャーのものを選ぶことができます。
3)乳液との違いは?
「水分の蒸発を防ぐ」という役割の基礎化粧品には、乳液もありますね。
では、乳液と保湿クリームでは何が違うのでしょうか?
乳液と保湿クリームとで違うのは、水分と油分の配合バランス。
クリームでは油溶性成分は25〜50%配合されていますが、乳液には15〜20%程度しか配合されていません。
そのため、乳液はどちらかといえば軽めのテクスチャーで、クリームの方はこってりした重めのテクスチャーになっているのです。
ですので、乳液と保湿クリームの両方を使う必要はなく、どちらか1つで十分。
好みのテクスチャーで選ぶ、あるいは、ご自身のお肌の状態に合わせて使い分けるとよいでしょう。
たとえば、次のような使い分けが考えられます。
- 朝は乳液、夜はクリームというふうに、朝晩で使い分ける
- 乾燥しがちな冬はクリームを、夏は乳液というふうに季節で使い分ける
- 女性ホルモンのバランスを考えて乳液とクリームを使い分ける(生理周期、更年期)
乳液と保湿クリームの使い分けについては、次の記事を参考にしてください。
4)セラミドとクリームの相性は?
セラミドは特殊な油分で、水になじみやすい構造(親水基)を持っていますが、その本質は油分。
セラミドの成分特性から考えると、大半が水で構成される化粧水やローション系の基礎化粧品との相性はそれほどよいとは言えず、また配合していたとしても、高い濃度で配合されるケースは少ないのです。
セラミドの保湿効果を発揮させるには、やはり油溶性成分の多い保湿クリームや美容液などの相性のよいものを使い、保湿クリームの「水分を保持する」、「水分の蒸発を防ぐ」という2つのはたらきで、お肌の保湿を強力にサポートしましょう。
保湿クリームについては、下記の記事もぜひお読みください。
<第4章のまとめ>
保湿クリームは、保湿の3つの役割のうち主に「水分の蒸発を防ぐ」役割を担っています。
また、配合される保湿成分によっては、「水分を保持する」役割も併せ持ち、保湿を両面でサポートします。
セラミドは、脂溶性の成分のため油分との相性がよく、油溶性成分が25〜50%配合されたクリームで取り入れるのが効果的です。
乳液と保湿クリームははたらきが似通っているため、両方を使う必要はなく、どちらかをお肌の状態に合わせて使い分けるとよいでしょう。
5.保湿クリームに配合されるセラミドの種類
1)セラミド配合のクリームは多種多様
角質層で水分をはさみ込み、高い保湿力を発揮するセラミドは、保湿クリームをはじめさまざまなエイジングケア化粧品に配合されています。
「ノブⅢ モイスチュアクリーム」、「ヒフミドエッセンスクリーム」、「エトヴォスモイスチャライジングクリーム」、「アスタリフトクリーム」、「アヤナスASクリーム」、「キュレル潤浸保湿フェイスクリーム」、「オウンセラ リペアフィルム」、「ライスフォース」など、人気の保湿クリームにもセラミドが配合されています。
また、「メディプラスゲル」などのオールインワン化粧品にも、セラミド配合のものがあります。
この他、アットコスメの口コミでもセラミド配合の保湿クリームが上位にランキングされるなど、セラミドの認知度もアップ。
今や、通販はもちろん、ドラッグストアやコンビニでもセラミド化粧品を買うことができます。
ところで、保湿クリームなどの基礎化粧品に配合されているセラミドには、いくつかの種類があることをご存知でしょうか?
保湿クリームと一口に言っても、配合されているセラミドの種類によっては、期待できる効果や実感が違ってくることもあるのです。
ここでは、自分のお肌に合ったセラミドクリームを選ぶための基礎知識として、セラミドの種類について説明します。
2)お肌のセラミドの種類
まず、私たちのお肌のセラミドについて、主なものをご紹介します。
- セラミド1 水分保持機能と外部の刺激からお肌を守るはたらきがある
- セラミド2 水分を保持する力が強い
- セラミド3 水分を保持するとともに、しわを浅くする
- セラミド4 バリア機能に関係が深い
- セラミド5 水分保持機能に加え、ターンオーバーを促進したり、しわを浅くする
- セラミド6 水分保持機能に加え、ターンオーバーを促進したり、しわを浅くする
- セラミド6II ターンオーバーを促進したり、しわを浅くするはたらきがある
- セラミド7 細胞の増殖分化をコントロールし、皮膚にある菌(皮膚常在菌)のバランスを整える
この中で、お肌に最も多く含まれているのはセラミド2で、全体の20%といわれています。
また、保湿力も高く、お肌の乾燥などに及ぼす影響も一番大きいと考えられています。
3)化粧品成分のセラミドの種類
もともとお肌に存在するセラミドと化粧品成分で補うセラミドには違いがあり、化粧品成分のセラミドもその種類によって分類されています。
化粧品原料としてのセラミドは、大きく次の4種類に分けられます。
<合成由来>
①ヒト型セラミド
ヒトのセラミドに近い構造になるように、酵母を利用して生成された化粧品成分です。
化粧品成分の表示は、セラミド1、セラミド2、セラミドNP、セラミドAPなどです。
ヒト型セラミドについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
②合成セラミド
セラミドに類似した物質を化学的に合成したもので、疑似セラミドとも呼ばれています。
化粧品成分の表示は、セチルPGヒドロキシエチルパルミタミドなどです。
<天然由来>
③天然セラミド
馬などの脳や脊髄から抽出される動物由来の化粧品成分です。
化粧品成分としての表示は、ビオセラミド、セレブロシド、ウマスフィンゴ脂質です。
④植物性セラミド
コメ、トウモロコシ、大豆、コンニャクなど植物由来の化粧品成分です。
化粧品成分の表示は、グルコシルセラミド、ユズセラミド、植物性セラミド、コメヌカスフィンゴ糖物質などです。
<第5章のまとめ>
もともと、人のお肌の角質層に存在するセラミドは、その種類によって少しずつ違った特性があります。
また、化粧品に配合されるセラミドにもいくつかの種類があり、セラミド化粧品やセラミドクリームと言っても、どんなセラミドが配合されているかで期待できる効果や実感が変わってきます。
化粧品原料のセラミドの中で、人のお肌のセラミドの構造に近いのはヒト型セラミドです。
6.セラミドクリームの選び方
では、ここからはこれまでの説明を踏まえ、セラミド配合の保湿クリームを選ぶ際のポイントを説明しましょう。
ここで示すチェックポイントを理解すると、ランキングや口コミだけでなく、正しい知識でセラミドクリームを選べるようになります。
1)ヒト型セラミドが配合されているか?
前述のように、ヒト型セラミドは、人のお肌にあるセラミドと同じ構造をしているため、浸透しやすく、高い保湿効果が期待できます。
また、低刺激のため、敏感肌の方も使えるというメリットがあります。
パッケージの全成分表示欄を確認し、ヒト型セラミドが配合された保湿クリームを選ぶようにしましょう。
成分表示では、「セラミド1」や「セラミドNP」などのように、セラミドの後に番号かアルファベットが表記されています。
ヒト型セラミドが複数、配合されているフェイスクリームが特にオススメです。
2)セラミドの配合量はどうか?
セラミドの効果を実感するには、配合されているセラミドの種類だけではなく、どのくらいの濃度で配合されているかという、配合量も重要です。
化粧品には、全成分表示が義務付けられ、配合量の多いものから順に記載されています。(1%以下は順不同)
成分表示だけでは正確な量は把握できませんが、セラミドが上の方に記載されている製品は、比較的多く配合されているという目安になります。
また、セラミドは比較的高価な成分になるため、極端に価格が安いクリームはセラミドが微量しか配合されていない場合もあります。
購入の際には、これらの点もチェックすることをおすすめします。
ただし、セラミドクリームは使い続けてこそ効果を得ることができます。
一時的に高価な保湿クリームを使用しただけでは、期待する効果が出ないこともあります。
価格についてもしっかり考え、使い続けることができる製品を選びましょう。
最近では、「原液サプリメントコスメ」をコンセプトとするチューンメーカーズなどで、セラミドの原液を配合した「原液保湿クリーム」などが登場していますが、
セラミドクリームを選ぶ際に大切なのは、上記のようにどんな種類のセラミドがどれくらいの濃度で配合されているかです。
3)他の保湿成分は配合されているか?
セラミドクリームを選ぶ際は、セラミドに加えて「水溶性の保湿成分」が配合されたものを選びましょう。
保湿成分にはそれぞれ特徴があるため、複数の成分を取り入れることで、よりうるおい効果を実感できます
中でも、「ヒアルロン酸」、「コラーゲン」、「プロテオグリカン」などは、セラミドとは異なるタイプの保湿成分で、刺激もなくお肌へのなじみがよいので、セラミドとの相乗効果も期待できます。
4)エイジングケア化粧品成分が配合されているか?
セラミドはその保湿力では大きな期待が持てる成分ですが、30代以降のエイジングケアには、抗酸化作用があったりコラーゲンやエラスチンにアプローチするエイジングケア化粧品成分が一緒に配合されているものが一層、オススメです。
抗酸化作用のある成分としては、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体、フラーレン、アスタキサンチン、コエンザイムQ10、プラセンタなどです。
コラーゲンやエラスチンにアプローチする成分としては、ナールスゲンやネオダーミルです。
5)お肌への刺激は少ないか?
セラミドクリームは、乾燥したお肌に使用する場合が多いのではないでしょうか。
乾燥が進んだお肌は、少しの刺激にも弱く、化粧品によってはヒリヒリしたり、赤くなったりすることも。
お肌への刺激となるアルコール(エタノール)やPG、合成着色料、合成香料が不使用か、あるいは極力少ないものを選ぶようにしましょう。
防腐剤も刺激を与えますが、これが無添加である場合はほとんどありませんし、化粧品の清潔性や品質管理上は必要な成分です。
また、配合濃度は低く必要最小限なので、防腐剤無添加に過度にこだわる必要はありません。
例えば、セラミドクリームの1つであるナールス ユニバは、パラベンやフェノキシエタノールなどの防腐剤に刺激を感じる方のためにこれらの防腐剤は不使用です。
だから、パラベンやフェノキシエタノールがNGな方でも使用可能です。
一方、抗菌効果は必要なので、ヒノキチオールを配合して防腐剤的に使っています。
そのため、ヒノキチオールに刺激を感じる方には使えないのです。
フェノキシエタノール無添加、パラベン無添加といっても、何らかの防腐効果を発揮できる成分を配合しているケースが殆どなので、「無添加」は、何が無添加か、その代わりの役割はどの成分が果たしているのか?などを確認しましょう。
なお、アルコール不使用の化粧品については、
こちらを参考にしてください。
6)1日あたりの経済性(コスパ)
セラミドクリームは、できれば長く使えることも大切です。
その要素はセラミドクリームの価格、つまりお値段です。
ただ、ここで言うお値段は、単に価格のことではなくコストパフォーマンスです。
基本的には、価格を容量で割れば、1g当たりのお値段がわかるのでそれをチェックしましょう。
もう1つは、テクスチャーで同じ1回あたりに必要な用量が異なることです。
伸びのよいセラミドクリームなら同じ容量でも長く使えるので、1箱でどれくらいの期間が使えるかの方が大切です。
つまり、容量だけにこだわらず、1カ月あたりあるいは1日あたりのコストを計算してみましょう。
もう1つは、どれくらい実感できる成分が含まれているか、コスパはトータルで考えましょう。
7)お試し・初回価格などがあるか?
どんな化粧品もやはり試してみないと実際のところはわかりませんね。
セラミドクリームも同じです。
無料サンプル、トライアルキット、初回価格、あるいは返品保証・返金保証などの有無もチェックしてセラミドクリームを選びましょう。
<第6章のまとめ>
セラミドの中でも、セラミドの高い保湿効果を実感するには、人のお肌のセラミドに近い構造のヒト型セラミドを配合した保湿クリームを選ぶのがポイントです。
そのためには、パッケージの全成分表示などで表記を確認するようにしましょう。
同時に、その配合量やセラミドとの相乗効果が期待できる「ヒアルロン酸」や「コラーゲン」、「プロテオグリカン」などの水溶性成分も配合されているかどうかをチェックしましょう。
さらに、機能性の高いエイジングケア化粧品成分が配合されているものもよい選択です。
乾燥肌や敏感肌の方はとくに、アルコール不使用や合成香料、合成着色料など、お肌への刺激となる成分を避けることも大切です。
7.おすすめのセラミド配合クリーム「ナールス ユニバ」の特徴と使い方
おすすめセラミドクリームは、エイジングケア保湿クリームは、「ナールス ユニバ」です。
私たちの保湿クリームランキング第1位です。
*保湿クリームランキング一位 リンクつける
1)ナールス ユニバの開発コンセプト
ナールス ユニバとは、QOS(Quality Of Skin=お肌の質)の向上、つまり、「細かく整ったキメ」、「お肌の内側からのハリと弾力」、「健やかな肌の透明感」、「表皮のバリア機能」、「十分な潤い」などを実現すべく、攻めと守りのエイジングケアをサポートする成分をバランスよく配合した高機能な保湿クリームです。
成分は濃厚、でも使い心地は軽く、ジェル状のすごく伸びがよいクリームです。
低刺激なので敏感肌にもおすすめのセラミドクリームです。
2)ナールス ユニバの配合成分のポイント
配合成分には、次のような特徴があります。
①保湿成分について
ナールス ユニバには、セラミドの中でも浸透性に優れた3種のヒト型セラミド(2、AP、NP)を配合しています。
他には、シアバター、スクワラン、水添レシチン、リゾレシチンなどのエモリエント成分を配合しています。
また、ヒューメクタント成分としては、グリセリン、BG、トリエチルヘキサノイン、ジグリセリンなどを配合しています。
②エイジングケア化粧品成分
ナールス ユニバは、ナールスゲンを推奨濃度で配合しています。
また、持続型ビタミンC誘導体VC-IP 、レチノールを改良したレチノイン酸トコフェリルで、しわの改善をサポートします。
他にも抗炎症成分であるアラントインを配合しています。
③お肌に不要な成分を無添加
パラベンフリー、フェノキシエタノールフリーほか、アルコール性防腐剤の無添加です。
合成香料、合成着色料も無添加です。
特に、エイジングケア世代におすすめのセラミドクリームなのです。
3)ナールス ユニバなどセラミドクリームの使い方
ナールス ユニバを使用する際の順番としては、「化粧水→美容液→乳液→クリーム」の順が基本となります。
保湿クリームをつける時に、こすったり、強くすり込むなどのつけ方はお肌の刺激になり、乾燥の原因にもなるので注意しましょう。
また、保湿クリームは、一度に大量につけ過ぎたりせず、皮脂分泌が少なく乾燥しやすい目元や口元からなじませるのもポイントです。
セラミドクリームに限らず、化粧品は適量を使うことが大切です。
その後、お顔全体をクリームでフタをするように、ハンドプレスでやさしく押さえ込むとよいでしょう。
エイジングケア美容クリーム『ナールス ユニバ』使用実感
<第7章のまとめ>
ナールス ユニバは、3種のヒト型セラミドほか、保湿成分とエイジングケア化粧品成分をバランスよく配合したおすすめのセラミドクリームです。
また、刺激の少ない成分にこだわって配合しているのでどんな肌質でも使えます。上手に使いましょう。
8.まだある!おすすめのセラミドクリーム10選
ここでは、ナールス ユニバ以外のおすすめのセラミドクリームを10アイテムご紹介します。
ご紹介の順序は、ランキングやおすすめの順ではありません。
1)アヤナス クリーム コンセントレート
メーカー:ディセンシア
容量:30g
価格:5,500円(税込)
<特徴や評価>
現代女性のストレスに着目した敏感肌用エイジングケアのアヤナス。
そんなアヤナスの敏感肌用クリームが「アヤナス クリーム コンセントレート」です。
ディセンシアオリジナル特許技術「ヴァイタサイクルヴェール®」で角層を包み、外部刺激をブロックしながら、しっかり保湿し、肌本来のバリア機能を高めてくれます。
感触の異なる4種のオイルを配合することで、徐々に溶け出し、お肌に塗布すると滑らかになじみ、後肌はコクを実感できる特殊設計となっています。
パルマリン、ジンセンX、ビルベリー葉エキスの3種の成分を複合化したディセンシアオリジナル成分「ストレスバリアコンプレックス®」により、ストレスに負けないお肌へと導きます。
合成香料は不使用。ストレスがかかりやすい現代女性へ向けた、リラックス効果を持つゼラニウムとラベンダーの2種の天然植物エキスが厳選して配合されており、使うたびに香りのリラックス効果を実感できるクリームです。
<全成分表示>
シクロペンタシロキサン、水、ジグリセリン、グリセリン、BG、PEG-10ジメチコン、ジメチコン、リンゴ酸ジイソステアリル、ジステアルジモニウムヘクトライト、ワセリン、水添ポリオレフィン(C6-12)、ステアリン酸スクロース、セラミド2、コウキエキス、オタネニンジンエキス、紅藻エキス、ビルベリー葉エキス、アルギン酸硫酸Na、ローズマリーエキス、ニオイテンジクアオイ水、ラベンダー花水、ポリHEMAグルコシド、フィトステロールズ、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、パルミチン酸スクロース、アミノプロピルジメチコン、エチルヘキシルグリセリン、トコフェロール、オレイン酸ポリグリセリル-2、セタノール、クエン酸Na、クエン酸、フェノキシエタノール
2)トリニティーライン ジェルクリーム プレミアム
メーカー:ドクタープログラム
容量:50g、80g、120g
価格:3,800円(税別)、5,600円(税別)、7,800円(税別)
<特徴や評価>
大正製薬グループのセラミドケア化粧品シリーズである、「トリニティーライン」。
年齢肌に必要なケアを追求してたどり着いた、乾燥などの外的刺激にも負けない、健やかで美しいお肌へと導くシンプルなお手入れが可能な製品です。
そんなトリニティーラインのエイジングケアクリームとして販売されている「ジェルクリーム プレミアム」は、95%が美容成分というジェルクリームです。
人の肌に存在するセラミドと同じ形の天然型セラミド配合で、しっかりと保水し、年齢肌のうるおいを保ちます。
また、トリニティーラインこだわりの浸透技術である、角層細胞のすき間を通り抜ける2つのナノカプセルを採用し、必要な場所に必要な成分をしっかりと届けます。
抗シワ試験にて、効能評価試験済みで、乾燥による小ジワを目立たなくすることが実証されています。
<全成分表示>
シラカンバ樹液、BG、グリセリン、スクワラン、水添レシチン、メチルグルセス-10、DPG、ベタイン、セラミド2、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)、ジメチコン、ヒドロキシプロリン、アセチルヒドロキシプロリン、ジパルミトイルヒドロキシプロリン、アスパラギン酸メチルシラノールヒドロキシプロリン、ツボクサエキス、加水分解コラーゲン、アセチルヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ジメチルシラノール、ヒアルロン酸Na、グリチルリチン酸2K、マルチトール、ダイズステロール、PEG-32 、イソステアリン酸、バチルアルコール、イソステアリルアルコール、ポリクオタニウム-61、PVP、セリン、グリシン、アラニン、シトルリン、トレオニン、ヒスチジン、アスパラギン酸、バリン、アルギニン、イソロイシン、リシンHCl、ロイシン、グルタミン酸、プロリン、カンゾウ根エキス、オトギリソウエキス、クチナシエキス、ゼニアオイ花エキス、水酸化K、1,2-ヘキサンジオール、ペンチレングリコール、フェノキシエタノール、PEG-60水添ヒマシ油、セスキイソステアリン酸ソルビタン、HEDTA-3Na、ポリメタクリル酸メチル、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、カルボマー、キサンタンガム
3)ヒフミド エッセンスクリーム
メーカー:小林製薬
容量:22g、40g
価格:4,000円(税別)、6,000円(税別)
<特徴や評価>
人の肌にあるセラミドとまったく同じ構造をもつ「天然型セラミド(保湿成分)」を配合した小林製薬の[ヒフミド]シリーズ。
そんなヒフミドの保湿クリーム「エッセンスクリーム」は、3種類のヒト型セラミドが4%配合されており、お肌にしっかりとうるおいを与え、肌の奥から弾むようなふっくらとしたハリのあるお肌へと導いてくれます。
お肌にしっかりとうるおいを与えることで、乾燥による小じわを目立ちにくくする効果も期待できます。
製薬会社品質で、無香料無着色、パラベン・エタノール不使用、低刺激性、アレルギーテスト、スティンギングテスト(皮膚の刺激を確かめるテスト)済みなので安心して使用できます。
クリーム特有のべたつきがなく、お肌にすっとなじむテクスチャーながら、長時間の保湿効果を実感できるクリームです。
<全成分表示>
水、BG、ミリスチン酸ポリグリセリル-10、グリセリン、セラミド2、ダイズステロール、イソステアリルアルコール、ペンチレングリコール、ホホバ種子油、スクワラン、セラミド1、セラミド3、グルコシルセラミド、ポリクオタニウム-51、ポリクオタニウム-61、キハダ樹皮エキス、PCA-Na、マカデミア種子油、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、α-グルカン、カルボマー、フェノキシエタノール、トコフェロール、水酸化Na
4)セルピュア ホワイトクリーム
メーカー:フロンティア
容量:50g
価格:6,500円(税別)
<特徴や評価>
皮膚の専門家 三浦麻由佳医師が、素材と効果にこだわり開発した敏感肌用のエイジングケアシリーズ「セルピュア(Cell Pure)」。ホワイトクリームは、みずみずしい使い心地の高保湿ジェルクリームです。
人のお肌に優しくなじむ「ヒト型セラミド」を3種類配合し、リピジュアがバリア機能を補修し水分保持効果をアップ。さらに、ヒアルロン酸や天然保湿成分がしっかりとお肌にうるおいを与えてくれます。
2種類のビタミンC誘導体と、より透明感を高める「アルブチン」配合により、ワントーン明るいお肌を実現するとともに、くすみやシミの予防にも効果が期待できます。
エイジングケア成分「アルジルリン(ハリ肌成分)」配合なので、目元・口元の年齢サインが気になる方にもおすすめです。
また、年齢により減少する女性ホルモンを「イソフラボン」「セイヨウミザクラエキス」で補い、キメの整ったお肌に導きます。
香料・着色料・鉱物油・アルコールを一切使っていないため、敏感肌でも安心して使用できるクリームとなっています。
ただし、防腐剤としてパラベン2種が微量ながら配合されている点には注意が必要です。
<全成分表示>
水、グリセリン、スクワラン、プロパンジオール、ソルビトール、ベタイン、メチルグルセス-10、マカデミア種子油、PEG-50水添ヒマシ油、セラミドEOP、セラミドNP、セラミドAP、フィトスフィンゴシン、アルブチン、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、リン酸アスコルビルMg、ヒアルロン酸Na、水溶性コラーゲン、加水分解エラスチン、アセチルヘキサペプチド-8、パルミチン酸レチノール、プラセンタエキス、水溶性プロテオグリカン、セイヨウミザクラ果実エキス、ダイズ種子エキス、アカヤジオウ根エキス、ローヤルゼリーエキス、トコフェロール、酢酸トコフェロール、アルギニン、プルラン、ココイルアルギニンエチルPCA、ポリクオタニウム-61、カニナバラ果実油、アンズ核油、アボカド油、ヒマワリ種子油、ピーナッツ油、グレープフルーツ果皮油、コレステロール、ラウリン酸ポリグリセリル-10、ラウロイルラクチレートNa、PEG-32、BG、キサンタンガム、カルボマー、クエン酸、クエン酸Na、水酸化K、メチルパラベン、プロピルパラベン
5)ローズリバイタルエッセンスクリームS
メーカー:ブルークレール
容量:40g
価格:6,200円(税別)
<特徴や評価>
豊富な美容成分、白神山地の湧水、そして徹底的なオーガニック・無添加にこだわってつくられているブルークレールの国産オーガニック化粧品。
そんなブルークレールの製品の中でも、敏感肌の方にも高いリピート率を誇る美容保湿クリームがローズリバイタルエッセンスクリームです。
美容液や化粧水で補給した栄養と水分を逃さず、あらためて幅広い美容成分を補います。
べたつきや重さを感じない、柔らかなテクスチャーでお肌にすっとなじみ、深いうるおいを与えることから、繊細なお肌やエイジングケアを意識される方にも好評の美容保湿クリームになっています。
天然植物成分(植物性プラセンタ、オウゴンエキス他)、セラミドや植物性プラセンタなどうるおいを構成する成分、ハリを出すアルカリゲネス産生多糖体やビタミンC誘導体が豊富に配合されており、オーガニックのローズがほのかに香るお肌に優しいクリームです。
合成保存料、合成界面活性剤、合成ポリマー、シリコンオイル、鉱物油、合成着色料、合成香料などの化学剤は無添加。ただし、サトウキビ醸造による100%天然由来のエタノール(アルコール)が配合されています。
<全成分表示>
水、グリセリン、エタノール、スクワラン、コメヌカ油、ホホバ油、レシチン、プラセンタエキス、水溶性コラーゲン、セラミド1、セラミド2、セラミド3、セラミド6Ⅱ、リン酸アスコルビルMg、コンドロイチン硫酸Na、DNA-Na、アルカリゲネス産生多糖体、ヒアルロン酸Na、水溶性エラスチン、シア脂、植物性プラセンタ、オウゴンエキス、カミツレ花エキス、ダイズエキス、ザクロエキス、シソ葉、セージ、ローズマリー葉エキス、ダマスクバラ花油、トコフェロール
6)菊正宗 日本酒のクリーム
メーカー:菊正宗酒造
容量:150g
価格:940円(税込)
<特徴や評価>
1659年創業の酒造「菊正宗」から販売されている、日本酒を使ったスキンケアシリーズです。
全国のドラッグストアで購入可能なプチプラ製品ながら、しっかりと成分にこだわってつくられています。
うるおいを与えて肌の状態を整える日本酒(コメ発酵液・保湿成分)を配合。
日本酒は「菊正宗の純米吟醸酒」を使用し、4種のアミノ酸と3種のセラミド(保湿成分)が配合されているのでお肌にしっかりとうるおいを届け、しっとりやわらかな素肌に導きます。
こっくりとした硬めのテクスチャー、コクがあるのにベタつきのない使い心地で、お肌を乾燥から守ります。
顔にも体にもたっぷり使える大容量でプチプライスがうれしいクリームとなっています。
甘くやさしい日本酒の香りが特徴。
弱酸性、無着色です。
フェノキシエタノール、パラベンがともに含まれているので、これらの防腐剤に弱い方は注意しましょう。
<全成分表示>
水、グリセリン、ミネラルオイル、セタノール、ステアリン酸グリセリル、ステアリルアルコール、コメ発酵液、グルタミン酸、アルギニン、ロイシン、グリシン、セラミドEOP、セラミドNP、セラミドAP、プラセンタエキス、アルブチン、グリチルリチン酸2K、コメヌカ油、コメ胚芽油、ホホバ種子油、スクワラン、プロパンジオール、ジメチコン、コレステロール、フィトスフィンゴシン、ラウロイルラクチレートNa、トコフェロール、セテス-20、ステアレス-20、ステアリン酸PEG-75、カルボマー、キサンタンガム、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、EDTA-2Na、水酸化K、クエン酸、クエン酸Na、フェノキシエタノール、メチルパラベン、エチルパラベン、香料
7)パーフェクトワン モイスチャージェル
メーカー:新日本製薬
容量:75g
価格:3,800円(税別)
<特徴や評価>
新日本製薬の大人気のオールインワン美容液ジェルシリーズ「パーフェクトワン」の中で、基本となるジェルがこちらのモイスチャージェルです。
これひとつで化粧水、乳液、クリーム、美容液、パック、化粧下地の機能をもつオールインワン美容液ジェルとなっています。
大きさの異なる7種のコラーゲンを組み合わせた複合型コラーゲンEXがお肌の表面をはじめ、角質層のすみずみまで浸透し、状態や環境に応じて乾燥にアプローチし、お肌全体を保湿してくれます。
また、角質に付着してうるおいを補い保つモイスチャーマグネット(保湿成分)を配合し、毎日のスキンケアで使うたびにうるおいをチャージします。
さらに、自社栽培の希少な国産和漢植物 ムラサキの根から抽出した「紫根エキス」をはじめ、ハリサポート成分の「ツボクサエキス」「パシャンベエキス」が配合されており、50種の保湿成分で充実したうるおいを与えます。
さらっとしていてべたつかず、みずみずしい使用感です。
合成香料、合成着色料、パラベンは無添加。エタノール(アルコール)が高濃度で配合されている点には注意が必要です。
<全成分表示>
水、グリセリン、ジメチコン、BG、エタノール、DPG、ペンチレングリコール、水溶性コラーゲン、加水分解コラーゲン、サクシノイルアテロコラーゲン、イソステアロイル加水分解コラーゲン、ヒドロキシプロリン、異性化糖、イノシトール、ツボクサ葉エキス、ベルゲニアリグラタ根エキス、加水分解ヒアルロン酸、ヒアルロン酸Na、加水分解エラスチン、水溶性プロテオグリカン、セラミドEOP、セラミドNG、 セラミドNP、セラミドAP、スクワラン、乳酸Na、PCA、PCA-Na、グリシン、アラニン、セリン、バリン、プロリン、トレオニン、アルギニン、イソロイシン、ヒスチジン、フェニルアラニン、アスパラギン酸、ムラサキ根エキス、ハトムギ種子エキス、プラセンタエキス、ローヤルゼリーエキス、メアカンキンバイカルスエキス、ポリ-ε-リシン、ポリグルタミン酸、イソステアリン酸、 コンドロイチン硫酸Na、ベタイン、グリコシルトレハロース、ソルビトール、水添ポリイソブテン、加水分解水添デンプン、リン酸アスコルビルMg、トコフェロール、アルギン酸Na、ダイズステロール、シクロペンタシロキサン、カンテン、キサンタンガム、カルボマー、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、 ポリアクリルアミド、ジメチルシリル化シリカ、シリカ、ベヘニルアルコール、水添レシチン、ポリソルベート60、ラウレス-7、水酸化Na、クエン酸、クエン酸Na、フェノキシエタノール、オレンジ油、ローマカミツレ花油
8)エトヴォス モイスチャライジングクリーム
メーカー:エトヴォス
容量:30g
価格:3,800円(税別)
<特徴や評価>
ヒト型セラミドやアミノ酸などの高機能美容成分に加え、なりたい肌に応じて、パワープランツ(植物のチカラ)を積極的に配合してつくられている、エトヴォスのスキンケアシリーズ。
そんなエトヴォスの保湿クリーム「モイスチャライジングクリーム」は、5種のヒト型セラミド等の保湿成分がたっぷり配合されたリッチな保湿クリームで、油分の足りないお肌をツヤのあるやわらかなお肌へと導きます。
保湿成分ヒト型セラミド5種類(セラミドⅠ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅴ,ⅥⅡ)がバランスよく高濃度で配合されています。
人の肌にあるセラミドと同じ「ラメラ構造」のため、肌なじみがよくさっと浸透しうるおいが持続します。
また、ヒアルロン酸や天然保湿因子(NMF)といったお肌の保水力維持に必要な保湿成分も配合されており、かさつきがちなお肌のうるおいを保ちます。
こっくりとしたリッチなテクスチャーでお肌を乾燥などのダメージから守り、キメを整えながらツヤとハリを与えます。
しっとりうるおうのにベタつかず、白浮きしないテクスチャーながら、シリコンフリーを実現。また、パラベン、石油系界面活性剤、鉱物油、合成香料、タール系色素も不使用のお肌にやさしい低刺激処方で、敏感に傾きがちなお肌にも安心です。
天然ラベンダーの穏やかで落ち着く香りも魅力です。
<全成分表示>
水、シア脂、ステアリルアルコール、グリセリン、マカデミア種子油、ジ(クエン酸/ステアリン酸)ポリグリセリル-3、ペンチレングリコール、ラベンダー花水、ベヘニルアルコール、オリーブ果実油、ステアリン酸グリセリル、BG、セラミド1、セラミド2、セラミド3、セラミド5、セラミド6Ⅱ、フィトスフィンゴシン、コレステロール、フィトステロールズ、ヒアルロン酸Na、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、トコフェロール、パルミチン酸レチノール、パンテノール、PCA-Na、セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、アルギニン、トレオニン、プロリン、タウリン、ロイシン、バリン、イソロイシン、チロシン、フェニルアラニン、アスパラギン酸Na、リシンHCl、ヒスチジンHCl、イノシン酸2Na、グアニル酸2Na、アラントイン、テオブロマグランジフロルム種子脂、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、ヒマワリ種子油、ラウリン酸メチルへプチル、コーン油、アロエベラ葉エキス、クズ根エキス、クロレラエキス、ローマカミツレ花エキス、トウキンセンカ花エキス、ヤグルマギク花エキス、カミツレ花エキス、セイヨウオトギリソウ花/葉/茎エキス、フユボダイジュ花エキス、ジグリセリン、キサンタンガム、カルボマー、水添レシチン、ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10、ラウロイルラクチレートNa、ステアロイルラクチレートNa、ラベンダー油、エチルヘキシルグリセリン、フェノキシエタノール
9)コラージュ薬用保湿クリーム
メーカー:持田ヘルスケア
容量:30g
価格:3,300円(税別)
<特徴や評価>
持田製薬グループの乾燥肌・敏感肌をケアするスキンケアシリーズ「コラージュ」。
皮膚科で勧められることもある製品です。
そんなコラージュシリーズの薬用保湿クリームは、敏感な肌に必要な三大保湿因子類似成分(アミノセラミド、セラミド2、植物性(アミノ酸系)保湿成分トリメチルグリシン、スクワラン)配合で、乾燥による小じわを目立たなくする医薬部外品のクリームです。
肌あれ、あれ性、あせも・しもやけ・ひび・あかぎれを防ぐ、日やけ・雪やけ後のほてりを防ぐ、肌を整える、皮膚の乾燥を防ぐ、皮膚にうるおいを与える、皮膚を保護する、皮膚をすこやかに保つ等の効果効能があり、低刺激性でとろけるように肌へなじんでお肌を保護し、しっとりなめらかな肌へと導きます。
敏感肌、乾燥肌の方、季節の変わり目などにお肌がデリケートになる方、セラミド様成分配合や低刺激性のスキンケアをお求めの方におすすめです。
エタノール(アルコール)は無添加、パッチテスト・スティンギングテスト・ノンコメドジェニックテストなど、効能評価試験済みです。
<全成分表示>
酢酸トコフェロール*、グリチルレチン酸ステアリル*、セラミド2、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル・オクチルドデシル)、水溶性コラーゲン液(4)、トリメチルグリシン、スクワラン、ステアリン酸、セタノール、パルミチン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、自己乳化型モノステアリン酸グリセリル、濃グリセリン、パラベン、ソルビトール液、水酸化Na、アシルグルタミン酸Na、水
*印は有効成分
10)ケアセラ APフェイス&ボディクリーム
メーカー:ロート製薬
容量:70g
価格:1,200円(税別)
<特徴や評価>
ロート製薬が考える本気の乾燥肌対策ブランド「ケアセラ」。
本当に必要な乾燥肌のスキンケアとして、お肌のうるおい成分「セラミド」に着目。
さらに「セラミド」のはたらきを守る「セラミドバリアケア」の考えに基づき、誕生したブランドです。
そんな「ケアセラ」のフェイス&ボディクリームは、肌機能を根本から見直し、皮膚科学研究から生まれた機能性ボディケアクリームです。
お肌のセラミドのはたらきを守り補うセラミドバリアケアとして、保湿成分セラミドプラスが配合されており、バリア機能に大切なうるおいを補います。
また、ペプチドCPがうるおいの元となってお肌を保水し、7種の天然型セラミドの配合により、角層からうるおいがみなぎる健やかなお肌へ導きます。
特に乾燥が気になるお肌もしっかりとうるおう、コクのあるリッチな使い心地のクリームです。
<全成分表示>
水、BG、グリセリン、セタノール、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、ワセリン、トリエチルヘキサノイン、ミネラルオイル、シア脂、PEG-60水添ヒマシ油、ペンチレングリコール、ラノリン、ジメチコン、ステアリン酸グリセリル、セラミド1*、セラミド2*、セラミド3*、セラミド6Ⅱ*、セラミドEOS*、カプロオイルフィトスフィンゴシン*、カプロオイルスフィンゴシン*、ジヒドロキシリグノセロイルフィトスフィンゴシン、コレステロール、ベヘン酸、塩化Na、塩化K、ピリドキシンHCl、セリン、オリゴペプチド-24、セテアレス-25、EDTA-2Na、カルボマー、TEA、ベヘニルアルコール、フェノキシエタノール
*天然型セラミド
<第8章のまとめ>
おすすめのセラミドクリームを10アイテムご紹介しました。
ブランド名、メーカー、価格、特徴をまとめました。また、全成分も掲載しました。
自分に合うセラミドクリーム選びの参考になれば幸いです。
9.セラミドクリームで改善できる肌悩み
20代では、あまり保湿クリームを使う場面は多くないと思いますが、少しずつ乾燥が気になりだす30代になると、乾燥対策のために保湿クリームを使い始める方も増えてくるのではないでしょうか。
乾燥が気になるお肌には、水分と油分を効率よく補給し、お肌を滑らかに保つスキンケアが大切。
セラミドクリームは、高い保湿力とともにお肌のバリア機能を正常にすることで、乾燥肌の改善や乾燥がさらに進んだ敏感肌の改善に効果的です。
1)乾燥肌を改善
十分に保湿されたお肌の角質層には、約20〜30%の水分が含まれていますが、
バリア機能の低下やターンオーバーの乱れで、水分量が減ってしまうと乾燥肌になってしまいます。
乾燥肌になると、お肌がカサつく、つっぱった感じがする、白く粉をふいたような「粉ふき肌」になる、といった肌トラブルが。
また、乾燥肌は、くすみや小じわ、毛穴の開きなども目立ち、さらに乾燥が進むとほうれい線が目立つこともあります。
こうしたお肌の状態では、水分不足だからといって単に水分だけを与えても、一時的にはしっとりしても時間が経てば蒸発してしまい、またすぐに乾燥してしまいます。
乾燥肌を改善するために必要なのは、角層の中の水分保持力を高める保湿物質を補うことに加え、水分の蒸発を防ぐこと。
そして、バリア機能を正常に保つことです。
セラミドと他の保湿成分との大きな違いは、角質層内でラメラ構造を形成して、バリア機能を守ることなので、セラミドクリームなどのセラミド配合化粧品は、乾燥肌の根本対策になるのです。
しかし、セラミドでも深いほうれい線など顔のたるみが原因の肌老化を改善することはできません。
2)敏感肌を改善
実は、医学的には敏感肌というお肌の分類はないのですが、敏感肌で悩んでいる女性が多いのも事実です。
敏感肌とは、乾燥が続くことや乾燥の程度がひどくなることによって、お肌が敏感になっている状態をいいます。
- 普通の化粧品を使っただけでもお肌がピリピリする
- 洗顔剤で顔を洗うと赤くなってしまう
- タオルや衣類に触れると、お肌が刺激を感じる
- 生理前や季節の変わり目などに肌荒れする
などが、一般的な敏感肌の症状。
お肌のバリア機能が低下し、ちょっとした刺激にもお肌が反応してしまうのです。
敏感肌の最も大きな原因は、バリア機能の低下によるお肌の乾燥です。
セラミドは、バリア機能を整え、外的刺激からお肌を守るとともに、お肌内部の水分を逃さないようにはたらくことで、敏感肌の根本的な要因である乾燥の進行を防ぎます。
前述のように、脂溶性成分であるセラミドは保湿クリームとの相性がよいのですが、乾燥肌や敏感肌が深刻な状態であったり、お肌内部は乾燥しているのに表面はテカテカするといったインナードライ肌の場合は、化粧水や美容液なども含め、セラミド化粧品をライン使いするなど、お肌の状態に合わせて取り入れることも大切です。
<第9章のまとめ>
セラミドクリームは、お肌内部の水分の蒸散を防ぎ、乾燥肌の症状を改善するとともに、お肌が乾燥することによる小じわや毛穴の開きといったエイジングサインを予防します。
また、バリア機能を整えることで、乾燥の進行を防いで敏感肌の改善にも効果が期待できます。
乾燥肌や敏感肌の症状が深刻な場合は、クリームはもちろん、化粧水や美容液なども含めてライン使いでセラミド化粧品を使用するのもよい選択肢です。
10.まとめ
おすすめのセラミドクリームを11アイテムご紹介しました。また、選び方のコツもご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
さらに、この記事では、セラミドのはたらきや不足する原因など、基本的な知識を紹介するとともに、セラミドの効果を実感できるアイテムとして保湿クリームの役割についても説明しました。
保湿クリームは、「水分の蒸発を防ぐ」ための、エイジングケアにとっては大切な基礎化粧品の1つです。
さらに、セラミドなどの保湿成分を配合することにより、「水分を保持する」役割も担います。
健やかな素肌にとって欠かせないセラミドですが、加齢や環境の変化によって減少してしまいます。
この記事を参考に、セラミド配合の保湿クリームで効果的に補うことによって、セラミド不足によるお肌のトラブルを防いでいただければ幸いです。
ナールスのセラミド配合化粧品のご紹介
*3種のヒト型セラミド配合エイジングケア保湿クリーム「ナールス ユニバ」
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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