シクロペンタシロキサンは、揮発性のある無色無臭のシリコーンオイルです。
日焼け止め、ファンデーション、ヘアケア製品に配合されます。
この記事では、シクロペンタシロキサンとはどんな化粧品成分なのか、役割や効果、安全性について幅広くご紹介します。
また、どんな化粧品に配合されるのかを取り上げます。
さらに、おすすめのシクロペンタシロキサン配合の日焼け止めをご紹介します。
- シクロペンタシロキサンの特性や効果、はらたき、安全性がわかります。
- シクロペンタシロキサンが日焼け止めほか、どんな化粧品に配合されるかがわかります。
- シクロペンタシロキサン配合のおすすめの日焼け止めの特徴がわかります。
京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事
ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。
pluskampo株式会社代表
薬剤師
笹森有起(ささもり ゆうき)さん
「日常を彩る、新しい漢方の可能性の追求」をミッションに
オンラインで漢方処方を行う「+kampo(プラス漢方)」、オリジナル漢方製品の企画開発を行っております。
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新見正則医院ホームページ
<メッセージ>
化粧品はさまざまな成分が配合されて開発されています。
化粧品の効果は、個人の肌質や健康状態によって異なる結果になることがあります。つまり、化粧品の効果は個人差があるため、全ての人に同じ結果が得られるわけではありません。
また、新しい化粧品成分を使用する際には、パッチテストを行うなど安全に使えるように留意することも大切です。
化粧品成分を正しく理解して上手に化粧品を使いましょう。
CONTENTS
1.シクロペンタシロキサンに不安を感じるあなたへ
「シクロペンタシロキサンは危険な化粧品成分?効果と安全性に迫る!」をお届けします。
シクロペンタシロキサンは、シクロメチコンなどと同じく環状シリコーンオイルの1種で、日焼け止めなどによく使われます。
シリコーンオイルといえば、ジメチコンやジフェニルジメチコンもそうですが、これらは「鎖状」なので少し性質が異なります。
化粧品の成分や美肌に対する意識の高い方は、「シリコン」や「シリコーン」という言葉を聞けば、「大丈夫なの?」と気になる方も多いのではないでしょうか?
たとえば、次のような心配をされる方がいます。
- シクロペンタシロキサンは、皮膚に被膜をつくって皮脂分泌が抑制されたり、皮膚呼吸を妨げる
- シリコーンオイルは有害な化粧品成分なので使わないほうがよい
- シクロペンタシロキサンは、毛穴を詰まらせて角栓やイチゴ鼻の原因になる
- 頭皮や毛髪をコーティングして毛髪を傷める
- シクロペンタシロキサンは、皮膚常在菌のバランスを乱して肌荒れの原因になる
これは、本当でしょうか?
結論から先にいえば、シクロペンタシロキサンなどのシリコーンオイルは、化学的に極めて安定性が高く、安全性にも問題のある成分ではありません。
また、化粧品に配合される濃度では、毛穴に詰まるリスクもほとんどありません。
その証拠に、シリコーンオイルは、美容液や保湿クリーム、シャンプーなど頭皮ケアアイテムをはじめ、20000種を超えるさまざまなスキンケアアイテムに配合されています。
もちろん、敏感肌化粧品やエイジングケア化粧品にも配合されます。
また、シクロペンタシロキサンだけでも5000種を超えるスキンケアアイテムに配合されているのです。
もし、シリコーンオイルに問題があれば、こんなにたくさんの種類の化粧品に使われることはありません。
正しいエイジングケアを実践するにはシクロペンタシロキサンをはじめ、さまざまな化粧品成分を理解することが大切です。
この記事では、シクロペンタシロキサンの特性、効果、安全性について詳しくご紹介します。また、どんな化粧品にどんな目的で使われるかなどをご紹介します。さらに、シクロペンタシロキサン配合のおすすめの日焼け止めをご紹介します。
「シクロペンタシロキサンってどんな化粧品成分?役割を教えて!」
「シリコーンって本当に大丈夫?安全な根拠を知りたい!」
「シクロペンタシロキサンの特徴や効果を教えて欲しい!」
「ジメチコンとどう違うの?はたらきは同じなの?」
「シクロペンタシロキサンはどんな化粧品に使われるの?おすすめは?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。
<シクロペンタシロキサン配合のおすすめのノンケミカルの日焼け止め>
SPF50+&PA++++
*ナールスゲン&シクロペンタシロキサン配合日焼け止めナールス ヴェール
- シクロペンタシロキサンは、無色無臭のシリコーンオイルです。環状シリコーンまたは環状シロキサンに分類されます。
- シクロペンタシロキサンをはじめとするシリコーンは、安定性の高い化粧品成分です。熱や摩擦などにも強く、変質しにくい上に、酸化しにくい成分です。
- シクロペンタシロキサンには軽い皮膜をつくり、滑らかなテクスチャーをつくります。また、皮膚表面を保護します。だから、トリートメントなどヘアケア製品、日焼け止め、メイクアップ化粧品など、さまざまな化粧品に配合されます。
- シクロペンタシロキサンには、揮発性があります。その性質を利用してウォータープルーフの製品にも利用されます。
- シクロペンタシロキサンは、安全性の高い成分です。基本的にはどんな肌質にも使うことが可能です。つまり、敏感肌でも使える化粧品成分です。
2.シクロペンタシロキサンとは?
1)シクロペンタシロキサンの基本
シクロペンタシロキサンは、揮発性のある無色無臭の代表的なシリコーンオイルの1つです。
シロキサンとは、ケイ素(Si)と酸素(O)が交互に連なったシロキサン結合構造を骨格とする合成高分子化合物の総称です。
通常、この構造を持つ化合物はシリコーンと呼ばれます。
シクロペンタシロキサンは、5個のシロキサンが環状に結合してはたらいています。
だから、環状シリコーンまたは環状シロキサンに分類されます。
化粧品の全成分表示名称では、「シクロペンタシロキサン」、医薬部外品表示名称では、「デカメチルシクロペンタシロキサン」です。
2)シクロペンタシロキサンは安定性が高い
シクロペンタシロキサンをはじめ、シリコーンは安定性の高い化粧品成分です。
熱や摩擦などの外部からの刺激にも強くて変質しにくく、また、酸化しにくい性質があります。
化粧品に含まれるほかの成分と一緒でも、化学的に反応しにくい性質があります。
だから、化粧品に配合しやすく、品質も保ちやすいのです。
3)シクロペンタシロキサンは揮発性がある
シクロペンタシロキサンは、耐熱が高く沸点も高い成分です。
しかし、常温での揮発性も高いため、常温で一部の低分子シロキサンが気化する性質があります。
このように揮発性があることで、ウォータープルーフの化粧品に使いやすいのです。
4)皮膜性が軽い
シクロペンタシロキサンは、皮膜性があります。
しかし、分子と分子の間が比較的空いた環状構造のため、メッシュのように孔が開いた皮膜をつくります。
また、シクロペンタシロキサンは低分子なので、皮膜が軽くなめらかなのです。
このため、ジメチコンなどより軽いテクスチャーを生み出すことができるのです。
5)生分解性が高い
シクロペンタシロキサンは、生分解性があります。
生分解性とは、廃棄された後などに、地球上の微生物・酵素のはたらきによって最も無害な物質まで分解される性質のことをいいます。
この特性により
シクロペンタシロキサンは、地球環境に優しいのです。そのため、シリコーン溶剤としてよく使われるのです。
3.シクロペンタシロキサンのお肌への効果・安全性と役割
1)シクロペンタシロキサンの効果・役割
①感触改良
シクロペンタシロキサンが揮発すると、皮膜が形成されます。
その皮膜は水をはじきやすく、なめらかです。
また、低粘度でもベタつきを抑える性質があり、広がりも伸びもよいという特性があります。
だから、トリートメントなどヘアケア製品に配合すると毛髪のツヤがでたり、くし通りがよくなります。
また、水をはじく性質(撥水性)があることから一般的な日焼け止めだけでなく、ウォータープルーフのアイテムにも配合されます。
さらに、ファンデーションなどのメイクアップ化粧品にも化粧崩れの防止や滑らかさのアップ、また伸びをよくするために配合されます。
ほかでは、スキンケア製品などでも、感触改良のために配合されます。
②皮膜による保護で保湿
シクロペンタシロキサンの皮膜は、皮膚の保護膜となって水分の蒸散を防ぐことで、保湿ケアをサポートします。
また、日焼け止めに高濃度で配合されると、紫外線散乱剤や紫外線吸収剤が直接、肌に触れなくなるため、刺激を軽減する効果も期待できます。
③溶剤
シクロペンタシロキサンは、ジメチコンなどの分子量の大きな高重合シリコーンの溶剤として配合されます。
2)シクロペンタシロキサンの安全性は?
シクロペンタシロキサンは、皮膚への刺激性はなく、アレルゲンになることもないので皮膚感作性は認められていません。
また、毒性のない安全性が高い成分です。
だから、巷でいわれるような問題はなく、肌のバリア機能を壊すなどのリスクが低い化粧品成分です。
したがって、普通肌や脂性肌はもちろんのこと、乾燥肌や敏感肌、乾燥性敏感肌、インナードライ肌、混合肌のあらゆる肌質の方でも使うことが可能です。
しかし、どんな成分であっても、誰にでも安全とはいえません、肌荒れやかゆみが出る可能性を100%否定することはできません。
つまり、化粧品かぶれ(接触皮膚炎)のリスクがまったくないわけではないのです。
アトピー性皮膚炎などアレルギーのある方やお肌が弱い方は注意が必要です。
肌が弱いなどで気になる方は、パッチテストをすることをおすすめします。
3)シクロペンタシロキサンはどんな化粧品に配合されるの?
シクロペンタシロキサンは、オイルなので保湿化粧水やクレンジング料、洗顔料などに配合されることは少ないのですが、それ以外のさまざまなスキンケアアイテムに使用されます。
まず、多いのは化粧下地やコンシーラー、ファンデーションなどのメイク用のアイテムへの使用です。
また、ヘアコンディショナーなどの頭皮ケアアイテムや日焼け止めにもよく使われます。
ほかにも、保湿美容液、乳液、保湿クリーム、フェイスマスク、オールインワンゲル、ボディクリームなどからだの乾燥肌ケアのアイテム、ハンドクリーム、マニキュアなど爪ケア用のアイテム、口紅などの唇ケア用のアイテム、エイジングケア美容液、エイジングケア保湿クリーム、クレンジングオイルなどのクレンジング料にも配合されています。
このように、シクロペンタシロキサンはとても多くの種類の化粧品に配合される成分です。
4.シリコーンの危険性は本当?
ここでは、シクロペンタシロキサンをはじめとするシリコーンオイルについての都市伝説を検証します。
1)シリコーンとシリコン
「ノンシリコン」という言葉が、一時期、流行りました。
ここでいう「シリコン」は、本来は、「シリコーンオイル」のことです。
シリコーンオイルは、シリコンを含む高分子化合物の総称で、化学的には「シロキサン化合物」のことをいいます。
「~コン」もしくは「~シロキサン」と名前のつくものの多くは、シリコーンオイルです。
シリコーンは、化粧品成分以外でも医療用、電子機器などにも使われます。
一方、シリコンとは珪素(ケイ素)のことです。
シリコンは体内にもあるミネラルです。
化粧品成分や医薬品にも利用されますが、シリコーンオイルとはまったく違う成分です。
2)シクロペンタシロキサンなどシリコーンへの誤解
①皮膚に被膜をつくって皮膚呼吸を妨げる
シリコーンは、まったく孔のない構造をしているのではなく、メッシュのような孔が開いた構造になっています。
中でもシクロペンタシロキサンは環状の立体構造をしているので、密閉性はありません。
被膜をつくるはたらきはありますが、皮膚の代謝ができないほど皮膚を覆いつくすものではありません。
なお、皮膚呼吸という言葉は、いわゆる「美容用語」ですが、皮膚から酸素を取り入れる量は、肺呼吸で取り入れる酸素の量の0.6%程度です。
もちろん、「皮膚呼吸」が酸素を取り入れることだけでなく、皮脂分泌や代謝全般で使われることもありますが、そうだとしてもシリコーンオイルの特徴と配合濃度から悪影響を及ぼすことはありません。
また、シクロペンタシロキサンは皮脂分泌を妨げることもありません。
ただし、シリコーンオイルの中でもジメチコンは鎖状なので若干、そのリスクがあります。
といっても、化粧品に配合される濃度では大きな問題にはなりません。
つまり、シクロペンタシロキサンなどのシリコーンが、皮膚呼吸を妨げるというのは都市伝説です。
②シリコーンオイルは有害な成分で使わないほうがよい
シクロペンタシロキサンなどのシリコーンオイルは、有用性の高い成分です。
また、先ほども説明しましたが安全性も高い成分です。
使用することで問題となることはありません。
むしろ、多くの化粧品の開発に役立っている成分です。
③毛穴を詰まらせて角栓やイチゴ鼻の原因になる
シクロペンタシロキサンなどのシリコーンオイルは、先ほども説明したとおり、安定性が高く酸化しにくい特徴があります。
また、皮膜をつくるので皮膚内部へ浸透することはあまりありません。
だから、毛穴に詰まりにくく、角栓などの原因になるリスクも低いのです。
④頭皮や毛髪をコーティングして髪の毛を傷める
シクロペンタシロキサンなどシリコーンオイルは、皮膜性があることで頭皮や毛髪をコーティングして髪の毛を守ります。
だから、直接的に髪の毛を傷めることはありません。
ただし、シリコーンオイルでコーティングされた毛髪は、カラーやパーマを行う場合には、うまくできないことがあります。
これが、誤解の原因です。
⑤皮膚常在菌のバランスを乱して肌荒れの原因になる
皮膚常在菌は、表皮ブドウ球菌やアクネ菌などがありますが、これらがバランスを保つことで、バリア機能をサポートして、外の刺激から皮膚を守るはたらきを担っています。
化学構造を変えにくい安定した物質であるシクロペンタシロキサンなどのシリコーンオイルが、皮膚常在菌の栄養となって肌荒れをもたらすとは考えられません。
5.シクロペンタシロキサンの仲間や似た成分
1)シクロメチコン
シクロペンタシロキサンととてもよく似た環状シリコーンオイルです。
シクロペンタシロキサンは、5個のシロキサンが環状結合していますが、シクロメチコンは、4個と6個のシロキサンが混じっています。
性質もシクロペンタシロキサンととても似ています。
2)ジメチコン
これは鎖状シリコーンオイルです。
低分子のジメチコンは、粘度が低い以外に揮発性が高いことが特徴です。
一方、高分子のジメチコンは、粘度が高いためコーティング力に優れていますが、揮発性はありません。
3)ジフェニルジメチコン
ジフェニルジメチコンは、ジメチコンの一部のメチル基をフェニル基に置き換えた成分です。
ジメチコンと異なりエタノール(アルコール)によく溶けます。さまざまな成分と相性がよく、スキンケア製品やメイク用品でよく使われます。
4)(ジメチコン/メチコン)コポリマー
(ジメチコン/メチコン)コポリマーは、シリコーンオイルから得られる樹脂で、いまでは、ハイドロゲンジメチコンに名称が変更されています。
撥水性が高いので水をよくはじきます。また、皮膜をつくってツヤ出し効果を発揮します。
5)ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン
ジフェニルシロキシフェニルトリメチコンは、シリコーンオイルの1種です。
耐熱性や耐寒性、耐水性にも優れている化粧品成分です。
撥水性、皮膜性があり、安定性や安全性が高い成分で、化粧品の滑りやのびなど、テクスチャーをよくするために配合されます。
6)(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーは、シリコーンパウダーの1種です。
性状は粉体成分で球状です。
化粧品にさらさら感や滑らかな感触を与えるはたらきがあります。
また、毛穴や小ジワを隠して目立たなくする効果があります。
さらに、マットな質感によりメイクの演出効果に優れています。
7)PEG-9ジメチコン
PEG-9ジメチコンは、ジメチコンの側鎖に存在するメチル基の一部を親水性の酸化エチレンに置換して得られるポリマーです。
PEG-9ジメチコンは、普通の界面活性剤では乳化が難しいシリコーンオイルを乳化させるはたらきがあります。
6.おすすめのシクロペンタシロキサン配合の日焼け止め
1)おすすめのシクロペンタシロキサン配合の日焼け止め「ナールス ヴェール」とは?
シクロペンタシロキサン配合のエイジングケアにオススメの日焼け止めがナールス ヴェール。
ナールス ヴェールで最も配合濃度が高い化粧品成分が、シクロペンタシロキサンです。
全成分表示のトップです。
ナールス ヴェールは、UV化粧下地としても使えるノンケミカルの日焼け止めですが、春の紫外線対策や夏の紫外線対策にもおすすめです。
また、京都大学と大阪市立大学で共同開発されたエイジングケア化粧品成分である「ナールスゲン」を推奨濃度で配合したエイジングケアもできる日焼け止めです。
ナールス ヴェールは、紫外線散乱剤のみの配合ですが、SPF50+・PA++++という高いUVカット力を実現しています。
だから、春や夏の陽ざしでも十分にブロックする力があります。
さらに、シクロペンタシロキサンほか独自処方により、つけているのを忘れるほど軽いテクスチャーであることも大きな特徴です。
また、保湿もできるので敏感肌でも使える優しい日焼け止めです。もちろん、乾燥肌でも使える日焼け止めです。
シクロペンタシロキサン配合以外のナールス ヴェールの特徴を整理すると、次のとおりです。
- SPF50+&PA++++で春や夏でも日常生活や外出時の紫外線をしっかりカット
- 敏感肌の方にもオススメのノンケミカル&ノンパラベンでお肌に優しい処方
- お肌になじみやすい独自処方の肌色で白浮きしない
- べとべとしないノンオイリー処方で脂性肌の化粧下地としても使いやすい
- 汗や水でもメイクが崩れにくいウォータープルーフ処方
- ナールスゲン&油溶性ビタミンC誘導体(VCIP)配合でエイジングケアもできる
- スクワランやセラミド、ヒアルロン酸、グリセリンなどの保湿成分配合でうるおいをキープ
<全成分表示>
シクロペンタシロキサン、水、酸化亜鉛、ジメチコン、BG、ポリグリセリル-3ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー 、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー、リンゴ酸ジイソステアリル、水酸化Al、PEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、ハイドロゲンジメチコン、ステアリン酸、イソステアリン酸、グリセリン、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2、ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、スクワラン、ジステアルジモニウムヘクトライト、カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル(*)、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、セラミドNP、ヒアルロン酸Na、グリチルリチン酸2K、ヒメフウロエキス、イザヨイバラエキス、マグワ根皮エキス、トコフェロール、EDTA-3Na、フェノキシエタノール、酸化チタン、酸化鉄
(*)ナールスゲン
2)ブルーライトもカットする
酸化鉄配合のナールス ヴェールがブルーライトをカットすることがわかりました。
ブルーライトは、近赤外線などとともに太陽光線に含まれる有害光線です。
紫外線と同じく光老化による肌老化の原因となります。
このグラフでわかるとおり、波長の短いブルーライトの場合、ほとんど透過しません。
真ん中あたりだと15%程度透過、つまり85%程度をカット、最も長い500nmなら25%程度透過、つまり75%カットしています。
これは平均で84.8%のカット率です。
完全に十分とはいえませんが、ノンケミカルで敏感肌でも使えるタイプの日焼け止めなのに、ここまでブルーライトをカットできるなら、とても良い検証結果です。
3)シクロペンタシロキサン配合の日焼け止め「ナールス ヴェール」のレビューは?
シクロペンタシロキサン配合の日焼け止め「ナールス ヴェール」の使用者のレビュー記事は、下記をご覧ください。
*UV化粧下地「ナールス ヴェール」モデル白山真希さんインタビュー
7.まとめ
シクロペンタシロキサンがどんな化粧品成分か、その特徴、効果、安全性についてご紹介しました。
また、シリコーンオイルについての誤解なども説明しました。
さらに、どんな化粧品に配合されるのかを取り上げ、おすすめのシクロペンタシロキサン配合の日焼け止めをご紹介しました。
いかがでしたか?
シクロペンタシロキサンは、安全性と安定性が高い成分で、皮膜をつくってお肌を滑らかにするはたらきがあります。
また、地球環境に優しく溶剤としても使われます。
そのため、化粧下地や日焼け止めをはじめ、さまざまな化粧品に配合される成分です。
つまり、とても有用性の高い成分なのです。
ぜひ、シクロペンタシロキサンを正しく理解し、上手に使ってエイジングケアに活かしましょう。
この記事「シクロペンタシロキサンは危険な化粧品成分?効果と安全性に迫る!」が、エイジングケア世代の皆様のお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
ナールスエイジングケアアカデミー編集長
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト。
著作(共著)
KOLドクターの的確な人選と良好な関係作りのコツ
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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nahlsエイジングケアアカデミーを訪れていただき、ありがとうございます。nahlsエイジングケアアカデミーでは啓発的な内容が中心ですが、ナールスコムでは、ナールスブランドの製品情報だけでなく、お客様にご参加いただいた座談会やスキンケア・エイジングケアのお役に立つコンテンツが満載です。きっと、あなたにとって、必要な情報が見つかると思います。下記から、どうぞ。ナールスゲン配合エイジングケア化粧品なら「ナールスコム」
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