プロリンという化粧品成分をご存知でしょうか?
プロリンは、保湿効果を持つ化粧品成分です。
また、お肌にもある成分の1つで、コラーゲンや天然保湿因子(NMF)に含まれるアミノ酸です。
この記事では、プロリンの特性や効果、安全性について詳しくご紹介します。
また、プロリン配合のオススメのエイジングケア美容液をご紹介します。
CONTENTS
1.プロリンに興味があるあなたへ
「プロリンとは?コラーゲンとNMFのもととなるアミノ酸成分!」をお届けします。
あなたは、プロリンという化粧品成分をご存知でしょうか?
化粧水や美容液をはじめ、さまざまなスキンケアアイテムに美肌をキープする目的で配合されます。
もちろん、エイジングケア化粧品にも配合されます。
なぜなら、健康な肌には穏やかでじっくり時間をかけて効果を発揮し、肌が弱っていると速やかに効果を発揮するから。
また、プロリンは、ヒトの体内にもある成分です。
お肌では、表皮にあってバリア機能をサポートする天然保湿因子(NMF)の構成成分の1つです。
また、真皮の線維芽細胞でつくられ、肌のハリのもととなるコラーゲンに含まれています。
アンチエイジングやエイジングケアを正しく行うためには、プロリンをはじめさまざまな成分について理解することも大切です。
この記事では、プロリンの効果や安全性、特性について詳しくご紹介します。
また、プロリン配合のオススメのエイジングケア美容液をご紹介します。
「プロリンってどんな化粧品成分?特徴は?」
「プロリンはどんな効果が期待できるの?教えて!」
「プロリンの保湿力は?バリア機能を守れるの?」
「プロリンの安全性や刺激性は?敏感肌でも使えるの?」
「プロリン配合のオススメのエイジングケア化粧品は?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。
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- プロリンは、お肌の中では天然保湿因子やコラーゲンに含まれる非必須アミノ酸です。人にとって大切な成分で、体内ではグルタミン酸からつくられます。
- プロリンには、コラーゲンの3重のらせん構造をサポートして、安定させるはたらきがあります。また、コラーゲンの中ではヒドロキシプロリンとして多く存在します。
- 化粧品成分としてのプロリンは、アルコールに溶けやすいという特徴を持つとても小さな保湿成分です。バリア機能が正常の場合は浸透しにくく、低下した場合はよく浸透することが大きな特徴です。
- プロリンは、医薬部外品にも使われる安全性の高い保湿成分なので、肌質を選ばずに使用できます。敏感肌やインナードライ肌でも使いやすい成分です。
- そのため、プロリンは、化粧水、美容液ほかクレンジング料や口紅など、さまざまなアイテムに配合されます。とても有用性の高い成分です。
2.プロリンとは?
1)お肌にあるプロリン
プロリンは、皮膚のコラーゲンに多く含まれる非必須アミノ酸で、グルタミン酸からつくられます。
非必須アミノ酸とは、人のからだでつくることができるアミノ酸のことです。
プロリンは、ヒドロキシ基が結合することで、ヒドロキシプロリンになったり、プロリンオキシダーゼという酵素によってピロリドンカルボン酸(PCA)になります。
プロリンは、体内でエネルギー源としても利用されやすいアミノ酸です。
また、ビタミンCと協力して、アミノ酸からコラーゲンを生成するのを助けます。
そのため、ビタミンCが不足するとコラーゲンの生成がうまくいかなくなってしまうのです。
コラーゲンを増やすために、ビタミンCやビタミンC誘導体が大切なのはこのためなのです。
また、プロリンは、ヒドロキシプロリンやグリシンとともに三重のらせん構造を形成するのを助けるはたらきがあります。
さらに、プロリンには脂肪を燃焼させる効果や、消化酵素であるリパーゼを活性化させるはたらきがあります。
<参考記事>
2)プロリンが豊富な食べ物は?
プロリンが豊富な食品としては、豚肉がよく知られています。
豚足や豚耳などゼラチン質の部位をはじめ、そのほかの部位にもプロリンが多く含まれています。
ほかでは、ゼリーやマシュマロなど動物性ゼラチン質の食品にも豊富です。
植物性の食べ物としては、焼き麩などの小麦たんぱくや、湯葉や高野豆腐といった大豆タンパクにもプロリンが豊富です。
これらは、美肌に大切な食べ物です。
3.化粧品成分としてのプロリン
1)プロリンの基本特性は?
化粧品成分のプロリンは、ゼラチンから加水分解によってつくられます。
プロリンは、無臭またはわずかに特異なにおいのある白色の結晶です。
また、エタノール(アルコール)に溶けやすいことが、プロリンとほかのアミノ酸の大きな違いです。
プロリンは水溶性の成分で、分子量が約115ダルトンと小さく、角質層まで浸透して水分を吸着し、保湿力を発揮します。
つまり、プロリンはヒューメクタントです。
また、ほかのアミノ酸などと一緒に配合することで相乗効果が得られるので、複数のアミノ酸を同時に配合されることがよくあります。
化粧品成分としての全成分表示では、「プロリン」です。
医薬部外品に配合される場合は、「L-プロリン」と表記されます。
2)プロリンの安全性
プロリンは、毒性や皮膚刺激性がほとんどなく、安全性が高い成分です。
また、アレルギーの報告もありません。
したがって普通肌や脂性肌はもちろん、混合肌、乾燥肌、敏感肌、乾燥性敏感肌、インナードライ肌のどんな肌質の方でも使うことが可能です。
また、その刺激の少なさから子供の乾燥肌対策や高齢の方の乾燥肌対策に使われることもある成分です。
しかし、どんな成分でも誰にでも安全とはいえません。
だから、肌荒れやかゆみ、赤みが出るほか刺激を感じる可能性を100%否定することはできません。
つまり、接触皮膚炎や化粧品かぶれの可能性が0%とはいえないのです。
肌が弱いなどで気になる方は、パッチテストをすることをおすすめします。
4.プロリンの化粧品としてのはたらきや効果
1)プロリンはバリア機能が低い時に保湿効果を発揮
プロリンは、バリア機能が正常な場合、時間とともにゆっくり肌に浸透して、じわじわと保湿効果を発揮します。
健康な肌に対して持続的な効果を発揮することは、美肌をキープするために十分なはたらきです。
一方、バリア機能が低下した肌ではそのスピードがアップして速く浸透します。
つまり、乾燥肌がある場合などは、速やかに保湿効果を発揮するのです。
これはとても肌にとって良いはたらきです。
2)なぜプロリンとほかのアミノ酸を配合すると良いの?
①水分の保持量が増えるから
プロリンはグリセリン、乳酸NaまたはPCA-Naのいずれかを併用することで、角質層におけるプロリンの肌への蓄積量が増えます。
つまり、高い保湿効果が期待できるのです。
また、プロリンは単体でも水分を保持する効果がありますが、イソロイシンやロイシンといったアミノ酸と併用すると、単体で使う以上に角層水分量が増えます。
②水分の蒸散が減るから
プロリンは水溶性なので水分の蒸散を防ぐ効果はそれほど高くありません。
しかし、イソロイシンやロイシンといったアミノ酸と併用すると、水分の蒸散を抑えることができます。
このように、アミノ酸は近いはたらきをしますが、特性が少し違うので上手に組み合わせると単独以上の保湿力を発揮するのです。
そのため、多くの化粧品ではいくつかのアミノ酸を混合して配合するのです。
3)プロリンの肌悩みへの効果は?
プロリン配合の化粧品には、保湿によって乾燥肌の予防や改善が期待できます。
乾燥肌から解放されると、肌のキメが整いハリやツヤをキープできます。
また、透明感のあるお肌が得られます。
さらに、乾燥肌が原因で目立つほうれい線、小じわ、くすみ、毛穴の黒ずみなどの肌悩みや肌老化の予防が期待できます。
プロリンの保湿効果は水分を吸着することで発揮されます。
水分を抱えて保湿効果を発揮するプロテオグリカンやヒアルロン酸、水分を挟み込んで保湿効果を発揮するセラミドなど、高保湿な成分が一緒に配合されたエイジングケア化粧品を使うことがオススメです。
4)プロリンはどんな化粧品に配合されるの?
プロリンは、保湿効果を期待して、ほかのアミノ酸成分とともにさまざまな基礎化粧品やスキンケア用品などに配合されます。
具体的には、クレンジングリキッドやクレンジングジェルなどのクレンジング料、洗顔フォームや洗顔パウダーなどの洗顔料、保湿化粧水、保湿美容液、乳液、保湿クリーム、フェイスマスク、オールインワンゲルやオールインワンジェル、口紅など唇ケアのアイテム、ハンドクリーム、頭皮ケアや毛髪ケアのアイテム、デコルテケアのアイテム、ボディマッサージやフェイスマッサージ用のクリームなどに使われます。
また、日焼け止めや化粧下地、パウダーなどメイクのアイテムにも使われます。
さらに、エイジングケア化粧水やエイジングケア美容液などにも配合されます。
5.オススメのプロリン配合エイジングケア美容液は?
プロリン配合のオススメのエイジングケア美容液がナールス ネオです。
美女が選ぶベスト美容液などでも高い評価を得ている目元・口元専用美容液です。
私たちの美容液ランキング第1位です。
そんなナールス ネオは、2019年5月にリニューアルしました。
1)ナールス ネオの開発コンセプト
目元のハリや口元のハリやツヤキープして、「目元・口元のエイジングサインへのファイナルアンサー」を目指して開発しました。
2)ナールス ネオの配合成分のポイント
ナールス ネオは、プロリンを配合することで保湿力アップと質の高いエイジングケアをサポートすることを目指しました。
プロリン配合以外には、次のような特徴があります。
①ナールスゲンを推奨濃度で配合
ナールスゲンは、コラーゲン、エラスチン、ヒートショックプロテイン(HSP)47を増やします。
また、からだや肌の酸化を防ぐ成分であるグルタチオンを増やします。
さらに、ヒアルロン酸やしわを防ぐヒートショックプロテイン(HSP)70も増やすことがわかってきました。
②ネオダーミルを推奨最高濃度で配合
ネオダーミルは、バイオテクノロジーによって生まれた細胞のエネルギー源で、Ⅰ型コラーゲン、Ⅲ型コラーゲン、エラスチンを強力にサポート。
2週間でシワの体積を13%減少、シワの深さを15%減少させる臨床データを有する成分です。
肌のハリや弾力をキープするための「攻めるエイジングケア」をサポートします。
③2種のビタミンC誘導体配合
ナールス ネオは、ビタミンC美容液です。
水溶性ビタミンC誘導体の中でも効果が高く刺激が少ないVCエチル(エチルアスコルビン酸)と、浸透性の高い両親媒性ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)を配合。
コラーゲン産生をサポートするとともに、皮脂をコントロールすることで毛穴ケアも期待できます。
④プロテオグリカン配合
ナールス ネオは、プロテオグリカン美容液です。
プロテオグリカンは、糖とタンパクが複合した「糖たんぱく質」で、お肌の細胞の増殖や、ヒアルロン酸、コラーゲンの産生をサポート。
また、ヒアルロン酸に匹敵する高い保湿力を持った成分です。
潤いのあるふっくらしたお肌をキープする「守るエイジングケア」をサポートします。
⑤ビタミンA誘導体配合
レチノールを改良したビタミンA誘導体レチノイン酸トコフェリル配合。
ターンオーバーを促進して、お肌のハリを取り戻します。
⑥6種のセラミド配合
セラミドの中でも保湿力に定評のあるヒト型セラミドを6種(NG、NP、NS、EOS、EOP、AP)配合したセラミド美容液です。
お肌のバリア機能を守ります。
⑦9種のアミノ酸配合
プロリンほかヒドロキシプロリン、グリシン、アラニン、セリン、アルギニン、リシン、グルタミン酸、トレオニンの9種のアミノ酸とその代謝物であるPCA-Naを配合してNMF(天然保湿因子)の構造に近い成分設計をしました。
⑧抗酸化成分を複数配合
半永久的に抗酸化作用を発揮する金コロイドとともに、強力な抗酸化成分であるコエンザイムQ10やエルゴチオネインを配合することで、お肌の酸化を防ぎます。
⑨お肌に不要な成分を無添加
無香料・無着色、旧指定成分は配合していません。
パラベン、フェノキシエタノールほか、アルコール性防腐剤の無添加化粧品です。
また、アルコールフリー化粧品です。
*フェノキシエタノール、パラベンが、キャリーオーバーとして微量含まれます。
ナールス ネオは、水分保持のパターンが異なる3種の保湿成分、コラーゲンやエラスチンにアプローチするエイジングケア化粧品成分、抗酸化作用のある成分をバランスよく配合し、安全性にも配慮したエイジングケア美容液なのです。
3)新しいナールスネオに追加された成分は?
そんなナールス ネオが、さらに「抗酸化」と「抗シワ」を強化して生まれ変わりました。
従来の成分はそのままに3つの成分を追加しました。
①レスベラトロール
レスベラトロールは、ポリフェノールの一種で高い抗酸化力を持っています。
間接的に長寿遺伝子を活性化することが研究でわかっています。
肌老化の予防、シミやくすみの予防、肌荒れや乾燥肌の予防が期待されています。
②ブドウ葉/種子/皮エキス
ブドウ葉/種子/皮エキスは、ポリフェノールを含み高い抗酸化力を持つことが大きな特徴です。
肌老化の予防、シミやくすみの予防、肌荒れの予防、アトピー性皮膚炎の予防などが期待できます。
③アセチルデカペプチド-3
アセチルデカペプチド-3は、アルギニン、メチオニン、グルタミン酸の3つのアミノ酸からつくったペプチドです。
FGF(線維芽細胞成長因子)に似たはたらきがあります。
FGFとは、細胞の増殖や分化を促す成長因子の1つで線維芽細胞を活性化させるはたらきがあります。
顔のたるみが原因のエイジングサインやシワ、ほうれい線の予防が期待されています。
これら3つの成分は、刺激性がなく、敏感肌をはじめどんな肌質でも使える成分です。
また、ボトルデザインがスタイリッシュになって、持ちやすく、出しやすく、1回に出す量の調節がしやすくなっています!
6.まとめ
プロリンとはどんな成分か、また化粧品成分としての特性、保湿効果や安全性について詳しくご紹介しました。
また、オススメのプロリン配合エイジングケア美容液「ナールス ネオ」についてもご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
プロリンは、肌の表皮で天然保湿因子、真皮でコラーゲンをつくるアミノ酸です。
その特徴は、アルコールに溶けやすいことです。
また、肌が健やかならじっくり保湿効果を発揮し、弱っていれば速やかに角質に浸透します。
さらに、化粧品成分としては安全性も高く、使いやすい水溶性の保湿成分です。
ぜひ、プロリン配合の化粧品を上手にエイジングケアに活かしてくださいね。
この記事「プロリンとは?コラーゲンとNMFのもととなるアミノ酸成分!」が、エイジングケア世代の皆様のお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
ぜひご登録をお待ちしております。
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nahlsエイジングケアアカデミーを訪れていただき、ありがとうございます。nahlsエイジングケアアカデミーでは啓発的な内容が中心ですが、ナールスコムでは、ナールスブランドの製品情報だけでなく、お客様にご参加いただいた座談会やスキンケア・エイジングケアのお役に立つコンテンツが満載です。きっと、あなたにとって、必要な情報が見つかると思います。下記から、どうぞ。ナールスゲン配合エイジングケア化粧品なら「ナールスコム」
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