ノイバラは、バラの一種でノバラとも呼ばれます。
その果実エキスはどんな化粧品成分なのでしょうか?
また、特徴や効果は?
この記事では、エイジングケアで美肌を目指す方のために、化粧品成分としてのノイバラ果実エキスの特徴をはじめ、効果や安全性をご紹介します。
また、ノイバラ果実エキスを配合したオススメのハンドクリームを合わせてご紹介します。
- ノイバラとは言えば、日本の代表的なノバラです。ノイバラ果実エキスは、ノイバラから抽出された植物エキスの1種です。
- 化粧品成分としてのノイバラ果実エキスには、美白や抗酸化、収れんなどの作用があります。そのため、肌老化予防に役立ちます。
- また、ノイバラ果実エキスは安全性に問題がないので、敏感肌や乾燥肌でも肌質を選ばず使うことができる成分です。しかし、どんな成分でも100%安全ではないので、その点は留意しましょう。
- 最近の研究では、ノイバラ果実エキスにたるみを予防できる可能性があることがわかってきました。つまり、エイジングケアのためにも使えるのです。
- ノイバラ果実エキスは、化粧水、美容液、クレンジング料、洗顔料など、さまざまなスキンケア化粧品に配合されています。
CONTENTS
1.ノイバラ果実エキスに興味があるあなたへ
植物エキスの1つであるノイバラ果実エキスってご存知ですか?
ノイバラ果実エキスとは、その名のとおりバラの一種であるノイバラの果実から抽出したエキスです。
ノイバラは、ノバラとも呼ばれる日本の代表的なバラの1つです。
そんなバラの化粧品成分であるノイバラ果実エキスには、保湿成分としてだけでなく美肌のためのさまざまなよい効果があります。
そのため、化粧水や美容液をはじめ、エイジングケア化粧品にも配合されます。
アンチエイジングやエイジングケアを正しく行うためには、ノイバラ果実エキスをはじめ、さまざまな化粧品成分について理解することが大切です。
この記事では、ノイバラ果実エキスの特徴や効果、安全性についてご紹介します。
また、ノイバラ果実エキス配合のオススメのハンドクリームをご紹介します。
「ノイバラ果実エキスってどんな化粧品成分なの?特徴は?」
「ノイバラ果実エキスにはエイジングケアによい効果があるの?教えて!」
「ノイバラ果実エキスの効果は?また、安全性について知りたい!」
「ノイバラ果実エキスはどんな化粧品に使われるの?教えて!」
「ノイバラ果実エキス配合のオススメのエイジングケアハンドクリームは?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。
<ノイバラ果実エキス配合のハンドクリーム>
ノイバラ果実エキス&ナールスゲン配合ハンド美容ジェル「ナールス ロゼ」
2.ノイバラとは?
ノイバラは、ノバラ(野薔薇)とも呼ばれる日本のノバラの代表的なバラです。
学名は、「Rosa multiflora」です。
高さ2m程度の落葉性のつる性低木で、沖縄以外の日本各地の山野に自生しています。
ノイバラは、バラの中でも生命力が強く丈夫な種類です。
そのため、品種改良や貴重なバラの品種を増やすための台木として使われます。
花期は5~6月で、白く丸い花びらが5弁あります。
また、ノイバラの果実は、秋に出来て赤く熟します。果実は営実(エイジツ)と呼ばれます。
ノイバラの果実のエキスは、化粧品成分以外でも日本薬局方の医薬品として瀉下薬や利尿薬としても処方されます。
また、おでき、にきび、腫れ物に効果があると言われています。
3.ノイバラ果実エキスの化粧品成分としての特徴
1)ノイバラ果実エキスとは?
ノイバラ果実エキスは、ノイバラの実から抽出された植物エキスです。
化粧品の全成分表示でも「ノイバラ果実エキス」と表記されます。
一方、医薬部外品表示名は、「エイジツエキス」です。
多くの場合、ノイバラ果実エキスは水やBGに溶かした状態の製品として化粧品原料メーカーから供給されます。
構成成分としては、ムルチノシドA,B、クエルシトリンなどのフラボノイド、リコピン、タンニンなどです。
2)ノイバラ果実エキスの効果
①乾燥肌を防ぐ効果
ノイバラ果実エキスには、フィラグリンを増やす作用が実験で認められています。
フィラグリンは、表皮のターンオーバーの過程でつくられるたんぱく質で、アミノ酸に分解されて天然保湿因子(NMF)になります。
このようにノイバラ果実エキスは、保湿を助け乾燥肌対策に効果を発揮します。
②抗菌効果
ノイバラ果実エキスには、弱酸性の健やかな皮膚において黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌などの皮膚常在菌のバランスを保ち、抗菌作用を発揮することが実験で認められています。
③エイジングケアをサポートする効果
ノイバラ果実エキスは、フラボノイドを含むことから、酸化の防止効果が期待できます。
他にも、美白効果、収れん効果、抗アレルギー効果が期待できます。
また、紫外線ダメージによるメラニン生成を抑えて色素沈着を抑えるはたらきや炎症抑制作用もあります。
そのため、肌のハリやツヤをキープして、肌老化を予防することが期待できるのです。
④頭皮ケア
さらに、ノイバラ果実エキスの効果は、頭皮のケアでも発揮されます。
頭皮を健やかに保つことで、女性の薄毛の予防が期待できます。
⑤消臭効果
ノイバラ果実エキスには、足の臭いの元であるイソ吉草酸アルデヒドの発生を抑える作用が実験で認められています。
つまり、消臭効果があるのです。
3)ノイバラ果実エキスの安全性は?
バラをはじめ植物エキスには、本来的にアレルギーのリスクがあります。
しかし、ノイバラ果実エキスにはアレルギーの報告や刺激性の報告はありません。
また、化粧品での配合濃度は低いため、安全性に対して不安は少ない成分だと考えられます。
したがって、ノイバラ果実エキスは、肌質を選ばずに使うことが可能です。
普通肌、脂性肌、乾燥肌、インナードライ肌の4つの基本肌タイプに加え、混合肌や敏感肌でも問題なく使用できる成分です。
そのため、敏感肌化粧水など敏感肌化粧品にも配合されることがあります。
しかし、ノイバラ果実エキスが誰にでも全く安全とは言えません。
バラにアレルギーがある方は控えた方がよいでしょう。
また、人によっては、赤みがでたり肌荒れやかゆみなどが起こる可能性も100%否定できません。
つまり、化粧品かぶれ(接触皮膚炎)を起こすこともありえます。
アトピー性皮膚炎がある方やお肌が弱い方は、パッチテストをすることをおすすめします。
4.ノイバラ果実エキスはどんな化粧品に配合されるの?
ノイバラ果実エキスは、美白やニキビケア、毛穴ケアなどの化粧品、日焼け止めといったUV製品にも活用されています。
さらに、顔から手肌、デコルテやボディなど、さまざまなパーツのスキンケアアイテムに使われています。
洗顔パウダーや洗顔フォームなどの洗顔料、クレンジングジェルなどのクレンジング料、保湿化粧水、収れん化粧水、美白化粧水、保湿美容液、乳液、保湿クリーム、フェイスマスク、オールインワンゲル、ハンドクリーム、口紅やリップグロスなどの唇のケア用品、マスカラなどのアイメイク用品、ボディケア用品、シャンプーやヘアムースなど頭皮ケア用品などに使われます。
さらに、ファンデーションや化粧下地などのメイクのアイテムにも使われます。
最近では、エイジングケア化粧水やエイジングケア美容液などにも配合されるようになっています。
5.オススメのノイバラ果実エキス配合のハンドクリーム
オススメのノイバラ果実エキス配合のハンドクリームは、ナールス ロゼです。
ナールスロゼは、豊潤な香りのブルガリア産ダマスクローズを50%という高濃度で配合。
ナールス ロゼは「ハンドクリーム」とは呼ばず「ハンド美容ジェル」と呼んでいます。
私たちのハンドクリームランキングの第1位です。
それは、一般のハンドクリームと比較して、次のような理由があるからです。
- 美容液に配合するのと同じレベルで、エイジングケア化粧品成分や保湿成分を配合していること
- 油溶性成分(エモリエント)が少なく、テクスチャーがジェル状であること
春や夏でも使えるハンド美容ジェルで、しっかりと手肌の乾燥を防ぎます。
また、手肌のしわを予防します。
油分の多いハンドクリームにはない、水分の保持力に優れたエイジングケアハンドクリームです。
ナールス ロゼの特徴をまとめると、ノイバラ果実エキス配合以外では、次のポイントがあります。
- ダマスクローズの芳醇な香りで心身のリラックスができるハンド美容ジェル
- 他のバラ成分として、センチフォリアバラ花エキス、イザヨイバラエキス、カニナバラ果実エキスを配合
- エイジングケア化粧品成分ナールスゲンが、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチン、ヒートショックプロテイン(HSP)47、HSP70、グルタチオンをサポート
- ジェルタイプでしっとり感がありながら、ベタツキが残らないテクスチャー。オフィスなどでも使いやすいハンド美容ジェル
- セラミドの中でも保湿力に優れたヒト型セラミド(セラミド2)で、お肌のバリア機能と高い保湿をサポート。手肌のハリやツヤをキープ
- 赤いビタミン「シアノコバラミン」配合することで、保湿と鮮やかな色を演出
パラベンやフェノキシエタノールなど防腐剤フリー、アルコール(エタノール)フリー、無香料、無着色、合成界面活性剤フリーで低刺激
ノイバラ果実エキスとダマスクローズを高濃度で配合したハンドクリーム「ナールス ロゼ」の詳しい情報は、こちら。
6.ノイバラ果実エキスの新たな研究
1)ノイバラ果実エキスがたるみの原因にアプローチ
2017年になって、ノイバラ果実エキスがエイジングによる頬やフェイスラインのたるみの予防や改善が期待できるという研究成果が発表されました。
皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3 層に分かれています。
最も奥の皮下組織には、RC(retinacula cutis) と呼ばれる線維構造が存在します。
RCには、皮下組織を柱のように支えることで肌の形態をキープする重要な役割があります。
ポーラ化成工業では、RCが減ることが、たるみの原因であることを解明していました。
2017年同社は、RC が減少する原因を詳しく調べました。
その結果、は次の通りでした。
- RCを構成する主成分の「Ⅰ型コラーゲン」と糖たんぱく質の一種である「ミメカン」が加齢によって著しく減少している。
- RCには「腱細胞」が存在し、これらの RC 構成成分は加齢によって産生量が顕著に減少する。
こうした研究を受けて、同社はRCの主成分であるⅠ型コラーゲンとミメカンの産生を促進する成分を探索したところ、ノイバラ果実エキスにそのはたらきがあることを突き止めました。
詳しくは、次の記事をご覧ください。
*美容業界新聞「ポーラ化成、シワ・たるみの改善、肌荒れの原因等解明②」
2)ノイバラ果実エキスが、CEをサポート
他のエイジングケアによい効果としては、ノイバラ果実エキスには最近注目を浴びているCEの成熟を助ける効果があります。
CEとは、角質細胞の外を覆う膜で「Cornified Envelope=コーニファイドエンベロープ」の略号です。
CEは、お肌のバリア機能を健やかに維持する上で重要であることがわかってきました。
つまり、CEがしっかりはたらかないとバリア機能が低下し、乾燥肌の原因になったり、敏感肌になるリスクがあるのです。
だから、CEの成熟はとてもお肌に大切なことですし、エイジングケアにも大切です。
このCEの元となるのが「インボルクリン」というたんぱく質です。
ノイバラ果実エキスは、「インボルクリン」を増やすことにより、正常な角質層の形成、バリア機能を高める効果が期待できます。
CEについては、「CE(コーニファイドエンベロープ)とは?敏感肌なら大切!」をご覧ください。
7.まとめ
ノイバラは、日本の代表的なノバラ。
そんなノイバラのエキスであるノイバラ果実エキスの化粧品成分としての特徴や効果、安全性についてご紹介しました。
ご理解いただけましたか?
また、ノイバラ果実エキス配合のエイジングケアのためのハンドクリームについてもご紹介しました。
手肌のエイジングケアにお役立ちするおすすめのハンド美容ジェルです。
最近では、ノイバラ果実エキスはたるみの原因にアプローチできるなどの研究も行われています。
また、他にもさまざまな効果があり安全性も高いことから、エイジングケアに活かせる化粧品成分です。
ぜひ、ノイバラ果実エキスをしっかり理解してエイジングケアに役立ててくださいね。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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