キサンタンガムという化粧品成分をご存知でしょうか?
キサンタンガムは、天然のガム質の増粘剤です。
キサンタンガムは、化粧品の粘性を増すことで、テクスチャーを改善するはたらきがあるのです。
この記事では、キサンタンガムの特性や効果、安全性について詳しくご紹介します。
また、キサンタンガム配合のオススメのエイジングケア美容液をご紹介します。
この記事(1章から2章、4章から5章)の監修者
pluskampo株式会社代表
薬剤師
笹森有起(ささもり ゆうき)さん
「日常を彩る、新しい漢方の可能性の追求」をミッションに
オンラインで漢方処方を行う「+kampo(プラス漢方)」、オリジナル漢方製品の企画開発を行っております。
+kampo公式サイト
+kampoのアドバイザー医師:新見正則先生
新見正則医院ホームページ
<メッセージ>
化粧品はさまざまな成分が配合されて開発されています。
化粧品の効果は、個人の肌質や健康状態によって異なる結果になることがあります。つまり、化粧品の効果は個人差があるため、全ての人に同じ結果が得られるわけではありません。
また、新しい化粧品成分を使用する際には、パッチテストを行うなど安全に使えるように留意することも大切です。
化粧品成分を正しく理解して上手に化粧品を使いましょう。
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
1.キサンタンガムに興味があるあなたへ
あなたは、キサンタンガムという化粧品成分をご存知でしょうか?
キサンタンガムは食品にも使われる増粘剤で、化粧品では美容液や保湿クリームほかエイジングケア化粧品にも配合されます。
化粧品においては、テクスチャーを調整する、粘性を高めるために増粘剤として使われます。
エイジングケアを正しく行うためには、こうしたキサンタンガムをはじめさまざまな成分の理解も大切です。
この記事では、キサンタンガムの特性について詳しくご紹介します。また、キサンタンガム配合のオススメのエイジングケア美容液をご紹介します。
「キサンタンガムってそもそも何?」
「キサンタンガムってどんな化粧品成分?」
「エイジングケアにどのようなはたらきをするの?」
「キサンタンガムの安全性や刺激は?」
「どんな化粧品に配合されるの?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。
<オススメのキサンタンガム配合エイジングケア美容液なら>
キサンタンガム&ナールスゲン配合エイジングケア美容液「ナールス ネオ」
- キサンタンガムは、グルコースなどの単糖類がたくさん結びついた高分子の多糖類です。
- また、デンプンを土壌に生息する微生物を発酵させてつくる天然のガム質です。
- キサンタンガムは少量で高い増粘効果を発揮するほか、安定性の高い成分です。そのため、エイジングケア化粧品をはじめ、さまざまな化粧品の増粘剤として幅広く使われています。
- キサンタンガムには、保湿性や乳化を安定させるはたらきもあるので、美容液や保湿クリームに適した成分です。
- さらに、キサンタンガムは糖類であり食品にも使われる安全性の高い成分なので、肌質を選ばずに使用できます。
2.化粧品成分としてのキサンタンガム
1)キサンタンガムの基本特性とは?
キサンタンガムは、トウモロコシなどのデンプンを土壌に生息する微生物であるキサントモナス属(Xanthomonas campestris)の菌類で発酵させてつくる多糖類です。
多糖類とは、グルコースなどの単糖類がたくさん結びついた成分のことです。
キサンタンガムは、マンノース2分子、グルコース2分子、グルクロン酸1分子を1セットとし、繰り返したくさんつながることでとても大きな分子を形成しています。
その分子量は、200万から1500万程度と考えられています。
また、キサンタンガムには、カリウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩 も含まれています
キサンタンガムは、親水性の天然のガム質で増粘作用を発揮します。
その力はとても強く、水と混じると微量で高い粘性を得ることができます。
そのため、さまざまな化粧品において、増粘剤または増粘安定剤として幅広く用いられています。
化粧品成分としての全成分表示でも医薬部外品でも「キサンタンガム」と表記されます。
2)キサンタンガムの特徴と役割
キサンタンガムには、次のような特徴があります。
- 化粧品に配合する場合、少量の配合で高い粘度を発揮するとともに滑らかにする
- 凍結、冷水、温水問わず溶解し、加熱や温度の変化に対して粘度は安定している
- 高濃度のさまざまな塩を含む水溶液に対して安定している
- 乳化安定性に優れている
- 肌の表面に保護膜をつくり保湿性を高める
こうした特徴から、保湿クリームや美容液のテクスチャー調整、粘性アップ、乳化安定性の向上に加えて、保湿力を高めるために使われます。
3)キサンタンガムはどんな化粧品に配合されるの?
キサンタンガムは、その使い勝手の良さからさまざまな化粧品に配合されます。
クレンジングジェルやクレンジングリキッドなどのクレンジング料、洗顔フォームなどの洗顔料、保湿化粧水、保湿美容液、乳液、保湿クリーム、フェイスマスク、オールインワンゲル、ハンドクリーム、頭皮ケアや毛髪ケアのアイテム、口紅やリップグロスなどの唇ケア用品、デコルテケアのアイテム、日焼け止め、UV化粧下地、化粧下地、ファンデーション、パウダー、マスカラ、アイライナーなどメイクのアイテムなどに使われます。
また、エイジングケア化粧水やエイジングケア美容液、エイジングケア保湿クリームなどにも配合されるようになっています。
4)キサンタンガムの安全性は?
キサンタンガムは、糖からできている成分であり、毒性や刺激性がほとんどなく安全性が高い成分です。
また、アレルギーのリスクや眼刺激性もありません。
したがって、普通肌や脂性肌はもちろん、乾燥肌や混合肌、敏感肌、インナードライ肌などをはじめ、どんな肌質の方でも使うことが可能です。
しかし、キサンタンガムをはじめどんな成分でも誰にでも安全とは言えません。
肌荒れや赤み、かゆみを感じる可能性を100%否定することはできません。
アトピー性皮膚炎があったり、お肌が弱い方は、パッチテストをすることをおすすめします。
3.オススメのキサンタンガム配合美容液は?
キサンタンガム配合のオススメのエイジングケア美容液がナールス ネオです。
美女が選ぶベスト美容液などでも高い評価を得ている目元・口元専用美容液です。
私たちの美容液ランキングの第1位です。
1)ナールス ネオの開発コンセプト
目元のハリや口元のハリやツヤをキープして、「目元・口元のエイジングサインへのファイナルアンサー」を目指して開発しました。
2)ナールス ネオの配合成分のポイント
ナールス ネオは、キサンタンガムを配合することで粘性を高め、よりよいテクスチャーを目指しました。
また、お肌表面を保護することでバリア機能を守ることも目指しました。
キサンタンガム配合以外には次のような特徴があります。
①ナールスゲンを推奨濃度で配合
ナールスゲンは、コラーゲン、エラスチン、ヒートショックプロテイン(HSP)47を増やします。
また、身体や肌の酸化を防ぐ成分であるグルタチオンを増やします。
②ネオダーミルを推奨最高濃度で配合
ネオダーミルは、バイオテクノロジーによって生まれた細胞のエネルギー源で、Ⅰ型コラーゲン、Ⅲ型コラーゲン、エラスチンを強力にサポート。
2週間でシワの体積を13%減少、シワの深さを15%減少させる臨床データを有する成分です。
肌のハリや弾力をキープするための「攻めるエイジングケア」をサポートします。
③2種のビタミンC誘導体配合
ナールス ネオは、ビタミンC美容液です。
水溶性ビタミンC誘導体の中でも効果が高く刺激が少ないVCエチル(エチルアスコルビン酸)と、浸透性の高い両親媒性ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)を配合。
コラーゲン産生をサポートするとともに、皮脂をコントロールすることで毛穴ケアも期待できます。
④プロテオグリカン配合
ナールス ネオは、プロテオグリカン美容液です。
プロテオグリカンは、糖とタンパクが複合した「糖たんぱく質」で、お肌の細胞の増殖や、ヒアルロン酸、コラーゲンの産生をサポート。
また、ヒアルロン酸に匹敵する高い保湿力を持った成分です。
潤いのあるふっくらしたお肌をキープする「守るエイジングケア」をサポートします。
⑤ビタミンA誘導体配合
ほうれい線対策やシワ対策に使うレチノールを改良したビタミンA誘導体レチノイン酸トコフェリル配合。
ターンオーバーを促進して、お肌のハリを取り戻します。
⑥6種のセラミド配合
セラミドの中でも保湿力に定評のあるヒト型セラミド6種(NG、NP、NS、EOS、EOP、AP)を配合したセラミド美容液です。
お肌のバリア機能を守ります。
⑦9種のアミノ酸配合
ヒドロキシプロリンほかグリシン、アラニン、プロリン、セリン、アルギニン、リシン、グルタミン酸、トレオニンの9種のアミノ酸とその代謝物であるPCA-Naを配合してNMF(天然保湿因子)の構造に近い成分設計をしました。
アミノ酸は水分を吸着して保湿するヒューメクタントで、お肌のバリア機能を守ります。
⑧抗酸化成分を複数配合
半永久的に抗酸化作用を発揮する金コロイドとともに、強力な抗酸化成分であるコエンザイムQ10やエルゴチオネインを配合することで、お肌の酸化を防ぎます。
⑨お肌に不要な成分を無添加
無香料・無着色、旧指定成分は配合していません。
パラベン、フェノキシエタノールほか、アルコール性防腐剤の無添加化粧品です。
また、アルコールフリー化粧品です。
*フェノキシエタノール、パラベンが、キャリーオーバーとして微量含まれます。
ナールス ネオは、水分保持のパターンが異なる3種の保湿成分、コラーゲンやエラスチンにアプローチするエイジングケア化粧品成分、抗酸化作用のある成分をバランスよく配合し、安全性にも配慮したエイジングケア美容液なのです。
3)リニューアルしたナールスネオに追加された成分は?
そんなナールス ネオが、さらに「抗酸化」と「抗シワ」を強化して生まれ変わりました。
従来の成分はそのままに3つの成分を追加しました。
①レスベラトロール
レスベラトロールは、ポリフェノールの一種で高い抗酸化力を持っています。
間接的に長寿遺伝子を活性化することが研究でわかっています。
肌老化の予防、シミやくすみの予防、肌荒れや乾燥肌の予防が期待されています。
②ブドウ葉/種子/皮エキス
ブドウ葉/種子/皮エキスは、ポリフェノールを含み高い抗酸化力を持つことが大きな特徴です。
肌老化の予防、シミやくすみの予防、肌荒れの予防、アトピー性皮膚炎の予防などが期待できます。
③アセチルデカペプチド-3
アセチルデカペプチド-3は、アルギニン、メチオニン、グルタミン酸の3つのアミノ酸からつくったペプチドです。
FGF(線維芽細胞成長因子)に似たはたらきがあります。
FGFとは、細胞の増殖や分化を促す成長因子の1つで線維芽細胞を活性化させるはたらきがあります。
顔のたるみが原因のエイジングサインやシワ、ほうれい線の予防が期待されています。
これら3つの成分は、刺激性がなく、敏感肌をはじめどんな肌質でも使える成分です。
また、ボトルデザインがスタイリッシュになって、持ちやすく、出しやすく、1回に出す量の調節がしやすくなっています!
4.食品としてのキサンタンガム
キサンタンガムは、天然発酵によってつくられる多糖類「バイオガム」のひとつとして、食品によく利用されます。
食品へのキサンタンガムの用途としては、増粘目的とゲル化目的の2種類があります。
増粘剤としては、ドレッシングやソースのとろみをつけるためにキサンタンガム単体で使われます。
ゲル化剤としては、ローカストビーンガムと併用することで、冷凍食品やカスタードクリームに使われます。
5.まとめ
キサンタンガムの化粧品成分としての特徴や効果、安全性について詳しくご紹介しました。
また、オススメのキサンタンガム配合エイジングケア美容液「ナールス ネオ」についてもご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
キサンタンガムには、化粧品に配合する場合、少量の配合で高い粘度を発揮するとともに滑らかにするはたらきがあります。
また、安定性が高く安全な成分なので使い勝手がよく、エイジングケア化粧品をはじめさまざまな化粧品に配合されます。
他にも増粘剤、ゲル化剤として食品にも幅広く使われています。
ぜひ、キサンタンガム配合の化粧品を上手にエイジングケアに活かしてくださいね。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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