グリコシルトレハロースとは、トレハロースに数個のグルコース(ブドウ糖)が結合した多糖体です。
化粧品やヘアケア製品などに幅広く配合されます。
グリコシルトレハロースは、その保湿力で乾燥肌の予防や改善に役立つ成分です。
また、細胞を保護することでエイジングケアの効果も期待できます。
この記事では、グリコシルトレハロースの効果や安全性をご紹介します。
また、配合されている化粧品に期待できる効果、どんな肌悩みに使えるかなどをご紹介します。
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆日本化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
- グリコシルトレハロースが、どのような化粧品成分なのかがわかります。
- グリコシルトレハロースのはたらきや効果、安全性がわかります。
- グリコシルトレハロースがどんな化粧品に使われるかがわかります。
京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事
ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。
CONTENTS
1.グリコシルトレハロースという化粧品成分が気になるあなたへ
「グリコシルトレハロースは高い保湿力のある化粧品成分!」をお届けします。
グリコシルトレハロースという化粧品成分をご存知でしょうか?
それほど知名度が高くないため、エイジングケア世代の方でも知らない方がたくさんいます。
グリコシルトレハロースは、化粧水やフェイスマスク、美容液からオールインワン化粧品ななどで使われる化粧品の保湿成分です。
また、このほかのスキンケアアイテムでも使われています。
なぜなら、グリコシルトレハロースは、高い保湿力によって美肌をもたらしてくれるからです。
そんなグリコシルトレハロースは、もちろん、エイジングケア化粧品にも配合されます。
正しいスキンケアやエイジングケアには、化粧品成分を正しく理解することが大切。
この記事では、グリコシルトレハロースの特徴や効果、安全性についてご紹介します。また、どんな化粧品に配合されるのかや、使い方についても取り上げます。さらに、グリコシルトレハロース配合のおすすめのエイジングケア化粧品をご紹介します。
「グリコシルトレハロースってどんな化粧品成分なの?特徴を教えて!」
「肌への効果って?保湿力は高いの?」
「グリコシルトレハロースに刺激はないの?敏感肌でも使える?」
「どんな肌悩みに使えばよいの?また、肌老化は防げるの?」
「グリコシルトレハロース配合のオススメのエイジングケア化粧品は?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。
<グリコシルトレハロース配合のナールス化粧品>
*エイジングケアのフェイスマスクなら!グリコシルトレハロース&ヒト幹細胞培養液配合フェイスマスク「ナールス リジェ パーフェクトマスク」
- グリコシルトレハロースは、二糖類であるトレハロースに、数個のグルコース(ブドウ糖)が結合した多糖体です。だから、よく似た特徴がある化粧品成分です。
- グリコシルトレハロースは、基礎化粧品から洗顔料やクレンジング料、ボディケア用品、ヘアケア用品、メイク用品、入浴剤などに幅広く利用されています。とても有用性の高い化粧品成分です。
- グリコシルレハロースの特徴は、高い保湿力があり、安全性に問題がないことです。だから、乾燥肌や敏感肌などどんな肌質でも使えます。また、高齢の方でも使えます。
- グリコシルトレハロース配合の化粧品は、乾燥肌の予防や改善、乾燥肌が原因の肌悩みの予防に役立ちます。たとえば、小じわやくすみなどのエイジングケアにも効果が期待できます。
- グリコシルトレハロースは、エイジングケア化粧品にも配合されています。エイジングケアのための化粧水やフェイスマスクなどがあります。
2.グリコシルトレハロースとは?
1)グリコシルトレハロースの基本特性
グリコシルトレハロースは、トウモロコシデンプンを分解してつくられるトレハロースに数個のグルコース(ブドウ糖)が結合した多糖体です。
トレハロースとは、2つの分子のグルコース(ブドウ糖)が結合した還元性をもたない酸化されにくい成分です。
だから、グリコシルトレハロースにも同じ特性があります。
2)トレハロースは自然界に存在する糖
グリコシルトレハロースのもととなるトレハロースは、自然界の多くの動物や植物、微生物の中に存在する成分です。
緩歩動物であるクマムシ、魚類ではエビ、昆虫ではバッタ、イナゴ、蝶、ハチなどの体内にあります。
植物ではひまわりの種子、イワヒバ、海藻類などにあります。
また菌類では椎茸、シメジ、マイタケ、ナメコ、キクラゲなどのキノコの中にあります。
さらに、パン酵母や酒酵母などの微生物にもあります。
トレハロースは、水分を保持する能力の高い成分です。
たとえば、カラカラの干しシイタケを水につけるとすぐに潤った状態に戻ります。
これは、シイタケに約20%も含まれているトレハロースのおかげなのです。
また、クマムシやイワヒバは、水分の乏しい砂漠の中の厳しい環境で生き続けることができますが、それに大きく貢献しているのが、トレハロースの保水力なのです。
グリコシルトレハロースもそんな力を期待できます。
3.化粧品成分としてのグリコシルトレハロース
1)グリコシルトレハロースは、どんな化粧品に配合されるの?
グリコシルトレハロースは、Gトレハロースと呼ばれることがあります。
基礎化粧品やメイクのためのアイテムなど、多様な種類の化粧品、スキンケアアイテムに配合されます。
石けん、洗顔料、クレンジング料、保湿化粧水、乳液、保湿美容液、保湿クリーム、フェイスパック、美白化粧品、ボディの乾燥ケア用品、化粧下地、日焼け止め、ファンデーション、パウダー、マスカラ、シャンプー、リンス、コンディショナー、トリートメント、入浴剤など多岐にわたります。
2)グリコシルトレハロースに期待できる効果は?
化粧品の全成分表示に記載される場合は、「グリコシルトレハロース」と表記されます。
製造するプロセスで糖アルコールである加水分解水添デンプンも同時にできるため、これら2成分の混合物として併用されます。
グリコシルトレハロースには、水溶性の成分で表皮の角質の水分をしっかりとらえます。
だから、グリコシルトレハロース化粧品の効果は、高い水分保持力による保湿です。
つまり、グリコシルトレハロースは肌荒れの防止や乾燥肌対策の成分なのです。
また、肌に皮膜をつくり、紫外線ダメージなどの外部刺激からお肌を守るはたらきや、細胞を活性化させるはたらきも期待されています。
そのため、バリア機能やターンオーバーの正常化をサポートします。
3)グリコシルトレハロースの安全性は?
グリコシルトレハロースは、皮膚に対する刺激性や毒性および眼刺激性はほとんどありません。
また、アレルギーの報告もありません。
だから、安全性の高い化粧品成分と考えられています。
そのため、普通肌や脂性肌はもちろんのこと、乾燥肌や敏感肌、乾燥性敏感肌、インナードライ肌、混合肌のあらゆる肌質の方でも使うことが可能です。
だから、40代からのエイジングケア化粧品の美容成分としてもオススメです。
また、高齢の方の乾燥肌対策や子供の乾燥肌対策にも使える成分です。
しかし、どんな成分でも誰にでも安全とはいえませんし、かゆみ、赤みが出るほか、刺激を感じる可能性を100%否定することはできません。
つまり、化粧品かぶれ(接触皮膚炎)のリスクがまったくないわけではないのです。
だから、アトピー性皮膚炎のある方、お肌が弱い方は注意が必要です。
肌が弱いなどで気になる方は、パッチテストをすることをおすすめします。
4)グリコシルトレハロース化粧品はどんな肌悩みに使うの?
肌悩みとしては、毛穴の黒ずみ、くすみ、小じわ、浅いほうれい線など、乾燥肌が原因で目立つエイジングサインを予防することが可能です。
つまり、肌老化によるエイジングサインの予防美容も期待されています。
しかし、顔のたるみが原因の深いしわを消すことやほうれい線を解消することなどはできません。
5)そのほかのグリコシルトレハロースのはたらき
①毛髪を修復するはたらき
グリコシルトレハロースには、キューティクルの損傷改善によって、毛髪を修復するはたらきがあります。
②洗顔料の泡立ちを改善するはたらき
グリコシルトレハロースには、洗顔料などの泡立ちを改善するはたらきがあります。
4.オススメのグリコシルトレハロース配合化粧品
エイジングケアにオススメのグリコシルトレハロース配合のフェイスマスク「ナールス リジェ パーフェクトマスク」をご紹介します。
ナールス リジェ パーフェクトマスクは、バイオセルロース製のシートタイプのフェイスマスクです。
バイオセルロースとは、ナタデココの原料を主成分として、食用菌による発酵技術を用いてつくられた食物由来のナノ繊維のことです。
不織布のシートマスクと比べて、美容成分の浸透力が高いことが大きなメリットです。
ナールス リジェ パーフェクトマスクは、グリコシルトレハロース以外に、次のような配合成分の特徴があります。
- EGFやFGFなどの成長因子含むヒト幹細胞培養液
- コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、HSP(ヒートショックプロテイン)47、HSP(ヒートショックプロテイン)70、グルタチオンを増やすナールスゲン
- リンパ管ケアのためのキュアパッション
- 高い保湿力のあるヒアルロン酸
- Ⅳ型コラーゲンを守り光老化を予防するヒメフウロエキス
- 糖化を防ぐカルノシン
- 酸化を防ぐはたきがあるビルベリー葉エキス
- 天然保湿因子(NMF)の元となる成分フィラグリンを増やすマンダリンオレンジ果皮エキス
- 美白作用のあるプラセンタエキス
このように、乾燥によるお肌の老化を予防するために大切な成分が配合されています。
1枚でなんと25mlという、美容液1本分もの美容成分が凝縮されたフェイスマスクです。
肌のキメを整え、ハリやツヤのある透明感に満ちたお肌に導きます。
また、次の肌悩みのエイジングケア対策にも役立ちます。
- むくみやくすみ
- 乾燥による小じわや乾燥によるほうれい線
- たるみ毛穴が気になった時
5.まとめ
グリコシルトレハロースとはどのような成分なのか、その特徴をご紹介しました。
また、化粧品成分としての効果や安全性、用途についても解説しました。
さらに、グリコシルトレハロース配合のおすすめのエイジングケア化粧品をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
グリコシルトレハロースは、水溶性の保湿成分で、高い保湿力が特徴です。
また、細胞を保護することでエイジングケアの効果も期待できます。
グリコシルトレハロースを正しく理解して、上手にエイジングケアに取り入れてくださいね。
この記事「グリコシルトレハロースは高い保湿力のある化粧品成分!」が、エイジングケア世代の皆様のお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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