エルゴチオネインという成分をご存知でしょうか?
エルゴチオネインは、キノコなどの菌類や一部の細菌のみが合成できる成分です。
この成分には、優れた抗酸化作用があることから、身体や肌の酸化を予防することが期待されます。
今では、エルゴチオネインはサプリメントや化粧品成分として美容のために使えるようになりました。
この記事では、エルゴチオネインの特性や効果、安全性について詳しくご紹介します。
また、エルゴチオネイン配合のオススメの美容液をご紹介します。
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆日本化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
CONTENTS
1.エルゴチオネインに興味があるあなたへ
あなたは、エルゴチオネインという成分をご存知でしょうか?
エルゴチオネインは、アミノ酸の一種で、さまざまな動植物の体内にあります。
しかし、キノコ類などの菌類や一部の細菌のみしか合成できない成分なのです。
エルゴチオネインには強い抗酸化作用があるため、身体や肌の酸化を抑えて肌老化を防ぎ、美肌をキープするはたらきがあります。
そんなはたらきから、サプリメントや化粧品にも使われるようになってきました。
もちろん、エイジングケア化粧品にも配合されます。
アンチエイジングやエイジングケアのためには、こうした成分について理解することが大切です。
この記事では、エルゴチオネインの特性、効果、安全性について詳しくご紹介します。また、エルゴチオネイン配合のオススメの美容液をご紹介します。
「エルゴチオネインってどんな成分?」
「その特徴は?」
「エルゴチオネインの効果は?」
「安全性は大丈夫なの?」
「エルゴチオネインを多く含む食べ物は?」
「増やす方法ってあるの?」
「エルゴチオネイン配合のオススメの化粧品は?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。
<オススメのエルゴチオネイン配合化粧品なら>
エルゴチオネイン&ナールスゲン配合エイジングケア美容液「ナールス ネオ」
- エルゴチオネインは、アミノ酸の1種でとても小さな分子量の水溶性成分です。そのため、化粧品に配合されると角質層の奥まで浸透します。
- エルゴチオネインの大きな特徴は、ビタミンCやビタミンEより強い抗酸化作用があることです。しかし、その名はあまり知られていません。
- エルゴチオネインは、生活習慣病、がん、お肌の老化の予防に有効な成分です。だから、意識して摂ることや減らさないことが大切です。
- エルゴチオネインは刺激性もなく、どんな肌質でも使いやすい成分です。そのため、化粧水や美容液をはじめ、さまざまなスキンケア製品に配合されます。
- エルゴチオネイン配合の化粧水や美容液は、エイジングケアにオススメです。30代からのエイジングケアに積極的に使いましょう。
- 酸化を防ぐはたらきがあるため、肌老化を予防することが期待できます。つまり、ほうれい線やしわの予防効果が期待できるのです。
- エルゴチオネインは、きのこ類や米麹からつくった甘酒、さらにはサプリメントから摂ることが可能です。
2.エルゴチオネインとは?
1)エルゴチオネインの基本的な特性
エルゴチオネインは、20世紀のはじめに発見されたアミノ酸の1種です。その後、動物の血液中にも存在するということがわかりました。
エルゴチオネインは、分子量が約230ダルトンの水溶性の成分で、熱や酸に強く100度以上の温度でも影響を受けない性質があります。
エルゴチオネインは、人体では腎臓、肝臓、眼の水晶体など酸化ストレスが強い部位にあります。また、赤血球の中にもあってヘモグロビンの酸化を防止しています。
エルゴチオネインは、ビタミンCやコエンザイムQ10(ユビキノン)、グルタチオン、ビタミンEよりも高い抗酸化力があります。
たとえば、ビタミンEの7000倍もの抗酸化力があるのです。
化粧品成分としての全成分表示では、エルゴチオネインです。
2)エルゴチオネインの安全性は?
エルゴチオネインは、食べ物に含まれる成分で毒性やアレルギーの報告もありません。
したがって、食べ物としても安全性の高い成分です。
また、化粧品成分としても皮膚刺激性などはなく、乾燥肌、インナードライ肌、敏感肌などの肌質でも使える成分です。
しかし、誰にでも全く安全とは言えません。
人によっては、赤みやかゆみがでたり、肌荒れなどが起こる可能性も100%否定できませんので、気になる方はパッチテストをすることをおすすめします。
3.エルゴチオネインのカラダやお肌への効果
1)抗酸化作用による生活習慣病やがんなどの予防
エルゴチオネインには強い抗酸化作用があります。
そのため、活性酸素のダメージによるDNAの損傷や過酸化脂質の生成を抑え、動脈硬化などの生活習慣病やがんの予防に役立つことが期待されています。
また、脳などの神経細胞へのダメージを抑えることで、認知症やアルツハイマー病などの予防効果が期待されています。
さらに、抜け毛や薄毛の予防効果も期待されています。
2)肌老化の予防効果
エルゴチオネインには、コラーゲンを分解する酵素であるMMP-1の活性を抑えるはたらき、エラスチンを分解する酵素であるエラスターゼの活性を抑えるはたらきがあります。
そのため、肌のたるみやたるみが原因の肌悩みであるほうれい線やしわ、たるみ毛穴、マリオネットライン、ゴルゴライン、目の下のたるみ、まぶたのたるみ、目の下のクマ(黒クマ)などの予防が期待できます。
また、メラニンをつくるチロシナーゼの活性を抑えるはたらきがあることから、シミの予防効果が期待できます。
さらに、紫外線によって皮膚の表皮や真皮がダメージを受けて肌が老化する光老化の抑制にも期待できます。
4.エルゴチオネインの化粧品としての役割は?
1)エルゴチオネインはどんな化粧品に配合されるの?
エルゴチオネインは、エイジングケアにとってよいはたらきがあり、安全性も高い成分です。
そのため、エルゴチオネインはさまざまな化粧品に配合されます。
クレンジングジェルなどのクレンジング料、洗顔料、保湿化粧水、保湿美容液、乳液、保湿クリーム、フェイスマスク、オールインワン化粧品、マニキュアなどネイルケアのアイテムに使われます。
また、エイジングケア化粧水やエイジングケア美容液などにも配合されるようになっています。
他にも、日焼け止め、UV化粧下地、ファンデーションなどのメイク用品にも配合されます。
2)エルゴチオネインの化粧品としての役割
エルゴチオネインはアミノ酸なので保湿力があります。そのため、乾燥肌対策にも役立ちます。
しかし、その保湿力はそれほど高くありません。
エルゴチオネインに期待されるのは、むしろエイジングケア効果です。
エルゴチオネインには高い抗酸化作用があるので、真皮のコラーゲンやエラスチンを守ってお肌のハリやツヤをキープすることが可能です。
だから、ほうれい線ケア化粧品、しわケア化粧品などに配合されています。
これらは、40代からのエイジングケア化粧品としてオススメです。
しかし、たるみは表情筋や皮下組織の衰えが原因になることがあります。
エルゴチオネイン配合化粧品であっても、表情筋の衰えまで改善することはできません。
そのため、表情筋の衰えが原因の深いほうれい線を消すまではできません。
エルゴチオネイン配合のエイジングケア化粧品でも予防美容としての効果以上のものは難しいのです。
深いほうれい線や深いしわは美容医療の対象です。
5.オススメのエルゴチオネイン配合美容液は?
エルゴチオネイン配合のオススメのエイジングケア美容液がナールス ネオです。
美女が選ぶベスト美容液などでも高い評価を得ている目元・口元専用美容液です。
私たちの美容液ランキングでは第1位です。
そんなナールス ネオは、2019年5月にリニューアルしました。
1)ナールス ネオの開発コンセプト
目元のハリや口元のハリ、ツヤをキープして、「目元・口元のエイジングサインへのファイナルアンサー」を目指して開発しました。
2)ナールス ネオの配合成分のポイント
ナールス ネオは、エルゴチオネインを配合することで抗酸化力のアップを目指しました。
エルゴチオネイン配合以外には、次のような特徴があります。
①ナールスゲンを推奨濃度で配合
ナールスゲンは、コラーゲン、エラスチン、ヒートショックプロテイン(HSP)47を増やします。また、肌の酸化を防ぐ成分であるグルタチオンを増やします。
②ネオダーミルを推奨最高濃度で配合
ネオダーミルは、バイオテクノロジーによって生まれた細胞のエネルギー源で、Ⅰ型コラーゲン、Ⅲ型コラーゲン、エラスチンを強力にサポート。
2週間でしわの体積を13%減少、シワの深さを15%減少させる臨床データを有する成分です。
肌のハリや弾力をキープするための「攻めるエイジングケア」をサポートします。
③2種のビタミンC誘導体配合
ナールス ネオは、ビタミンC美容液です。
水溶性ビタミンC誘導体の中でも効果が高く刺激が少ないVCエチル(エチルアスコルビン酸)と、浸透性の高い両親媒性ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)を配合。
コラーゲン産生をサポートするとともに、皮脂をコントロールすることで毛穴ケアも期待できます。
④プロテオグリカン配合
ナールス ネオは、プロテオグリカン美容液です。
プロテオグリカンは、糖とタンパクが複合した「糖たんぱく質」で、お肌の細胞の増殖や、ヒアルロン酸、コラーゲンの産生をサポート。
また、ヒアルロン酸に匹敵する高い保湿力を持った成分です。
潤いのあるふっくらしたお肌をキープする「守るエイジングケア」をサポートします。
⑤ビタミンA誘導体配合
レチノールを改良したビタミンA誘導体レチノイン酸トコフェリル配合。
ターンオーバーを促進して、お肌のハリを取り戻します。
⑥6種のセラミド配合
セラミドの中でも、保湿力の高いヒト型セラミド6種(NG、NP、NS、EOS、EOP、AP)を配合したセラミド美容液です。
お肌のバリア機能を守ります。
⑦9種のアミノ酸配合
ヒドロキシプロリン、グリシン、アラニン、プロリン、セリン、アルギニン、リシン、グルタミン酸、トレオニンの9種のアミノ酸と、その代謝物であるPCA-Naを配合してNMF(天然保湿因子)の構造に近い成分設計をしました。
アミノ酸は水分を吸着して保湿するヒューメクタントです。
⑧抗酸化成分を複数配合
エルゴチオネイン以外にも半永久的に抗酸化作用を発揮する金コロイドとともに、強力な抗酸化成分であるコエンザイムQ10を配合することで、お肌の酸化を防ぎます。
⑨お肌に不要な成分は無添加
無香料・無着色、旧指定成分は配合していません。
パラベン、フェノキシエタノールほかアルコール性防腐剤の無添加化粧品で、アルコールフリーです。
*フェノキシエタノール、パラベンが、キャリーオーバーとして微量含まれます。
3)新しいナールス ネオに追加された成分は?
そんなナールス ネオが、さらに「抗酸化」と「抗シワ」を強化して生まれ変わりました。
従来の成分はそのままに3つの成分を追加しました。
①レスベラトロール
レスベラトロールは、ポリフェノールの一種で高い抗酸化力を持っています。
間接的に長寿遺伝子を活性化することが研究でわかっています。
肌老化の予防、シミやくすみの予防、肌荒れや乾燥肌の予防が期待されています。
②ブドウ葉/種子/皮エキス
ブドウ葉/種子/皮エキスは、ポリフェノールを含み高い抗酸化力を持つことが大きな特徴です。
肌老化の予防、シミやくすみの予防、肌荒れの予防、アトピー性皮膚炎の予防などが期待できます。
③アセチルデカペプチド-3
アセチルデカペプチド-3は、アルギニン、メチオニン、グルタミン酸の3つのアミノ酸からつくられたペプチドです。
FGF(線維芽細胞成長因子)に似たはたらきがあります。
FGFとは、細胞の増殖や分化を促す成長因子の1つで、線維芽細胞を活性化させるはたらきがあります。
顔のたるみが原因のエイジングサインやシワ、ほうれい線の予防が期待されています。
これら3つの成分は、刺激性がなく、敏感肌をはじめどんな肌質でも使える成分です。
また、ボトルデザインがスタイリッシュになって、持ちやすく、出しやすく、1回に出す量の調節がしやすくなっています!
6.エルゴチオネインを含む食べ物やサプリメント
美肌のための食べ物はさまざまなものがありますが、エルゴチオネインを含む食べ物もその1つです。
1)エルゴチオネインはきのこ類に豊富
エルゴチオネインは、タモギタケ、シイタケ、ヒラタケ、マイタケ、ササクレヒトヨタケ、エリンギなどのきのこ類に豊富に含まれます。
エルゴチオネインは、熱に強いので、焼いたり、鍋に入れたりしても成分は壊れることなく摂取できます。
また、きのこ類には、食物繊維も豊富なので腸内フローラを整えて便秘の予防や改善にも役立ちます。
2)甘酒でもエルゴチオネインが摂れる
エルゴチオネインは、米麹とお米だけでつくる甘酒に豊富です。
他にもアミノ酸や乳酸菌などが含まれるので、こちらも腸内細菌を整えることが可能です。
3)エルゴチオネインはサプリメントでも摂れる
最近では、何種類ものエルゴチオネイン配合のサプリメントが登場しています。
エルゴチオネインは食べ物から摂ることが基本ですが、不足を感じるならサプリメントで補うことも選択肢の1つです。
7.まとめ
エルゴチオネインの効果や安全性について詳しくご紹介しました。
知名度は低くても、よい成分であることがおわかりいただけたのではないでしょうか。
また、エルゴチオネイン配合のオススメの美容液をご紹介しました。
このエイジングケア化粧品成分には、優れた抗酸化作用があることから美肌をキープすることが期待されます。
エルゴチオネインは、今ではサプリメントや化粧品成分として普及しています。
ぜひ、エルゴチオネイン配合の化粧品を上手にエイジングケアに活かしてくださいね。
もちろん、日常生活も大切です。
エルゴチオネインが豊富なきのこ類などを積極的に食べてアンチエイジングを意識しましょう。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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