美容や保湿の話題では、エモリエントという言葉がよく登場しますね。
また、スキンケアやエイジングケアなどでも同様です。
この記事では、そんなエモリエントの意味やお肌の保湿との関係についてご紹介します。
また、エモリエント効果のある化粧品成分の特徴や種類についてもご紹介します。
さらに、おすすめのエモリエント成分配合エイジングケア保湿クリームをご紹介します。
- エモリエントとは、お肌の水分の蒸散を防ぐことで、うるおいを保ち、皮膚を柔らかくすることをいいます。この効果をエモリエント効果と呼ぶことがあります。
- エモリエント成分とは、保湿成分(保湿剤)の一種です。水分の蒸発を抑える油溶性の成分で、主に乳液や保湿クリームに使われます。
- 代表的なエモリエント成分は、ワセリン、スクワラン、アルガンオイル、シアバター、セラミドなどです。セラミドは水分を保持するはたらきがありますが、それ以外の成分は皮脂膜のようにお肌の水分の蒸散を防ぎます。
- 保湿成分を含む化粧品成分は、モイスチャライザーとも呼ばれます。大きくは水溶性のヒューメクタントと油溶性のエモリエントに分かれます。また、水分を抱え込むヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンはモイスチャライザーですが、ヒューメクタントではありません。
- エモリエントは、保湿クリームや乳液に配合されることで乾燥肌の予防や改善が期待できます。その結果、乾燥肌が原因で起こるくすみや肌荒れなどの肌悩みの予防や改善も期待できます。
CONTENTS
1.エモリエントを上手に使って美肌になりたいあなたへ
エモリエントといえば、エイジングケアやスキンケアの話題、美容や保湿成分、保湿の話題でよく登場しますね。
保湿に関連する言葉としては、他にもモイスチャライザーやヒューメクタントなども登場しますが、それぞれどんな意味があるのでしょうか?
また、エモリエントクリームという言葉を聞くこともあります。
乾燥肌のスキンケアやエイジングケアを実践して美肌をキープするには、エモリエントやモイスチャライザー、ヒューメクタントについての理解が必要です。
この記事では、エモリエントの意味や効果のある保湿成分、保湿における役割をご紹介します。
また、おすすめのエモリエント成分配合エイジングケア保湿クリームをご紹介します。
「エモリエントって一体、何のこと?」
「その効果のある化粧品成分は?」
「エイジンケアやスキンケアにおけるエモリエント成分の役割は?」
「エモリエントとモイスチャライザー、ヒューメクタントはどう違うの?」
「代表的なエモリエント成分を教えて!」
などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。
<エイジングケアができる!エモリエント成分配合エイジングケア保湿クリーム>
2.エモリエントをちゃんと理解しよう!
1)エモリエントとは?
エモリエントとは、皮膚からの水分の蒸散を抑えてうるおいを保ち、皮膚を柔らかくすることです。
そんな効果のある化粧品成分をエモリエント成分またはエモリエント剤と呼びます。
あるいは、柔軟成分と呼ばれることもあります。
もともとお肌に備わっている天然のエモリエントは、皮脂膜の元となる皮脂です。
日本化粧品工業連合会のエモリエントの定義
https://www.jcia.org/user/public/knowledge/glossary/moisturizing
2)エモリエント成分と代表的な成分
エモリエント成分は、油脂、脂肪酸エステル、リン脂質など、油溶性の化粧品成分です。
動物や植物の油脂が代表的なエモリエント成分です。
例えば、オリーブオイル、アルガオンオイル、コメヌカ油、アボガド油、ローズヒップ油、月見草油、馬油、スクワランオイル、シアバター、などがあります。
また、ワセリン、セラミド、コレステロール、フィトスフィンゴシン、セタノールもエモリエント成分です。
ラノリン、ミンク油、豚脂などの動物性油脂もエモリエントですが、化粧品かぶれ(接触皮膚炎)のリスクからあまり使用されません。
3)エモリエントクリームとは?
エモリエントクリームとは、角層の水分を保ち、皮膚を柔軟に整えるためのクリームです。
エモリエント成分以外にも他の保湿剤が含まれることが多く、保湿クリーム、ナイトクリーム、モイスチャークリームなどとよばれることもあります。
剤型は油中水滴(w/o)型のものが多いようです。
また、乾燥による小じわ対策のエイジングケア化粧品成分であるレチノールやレチノイン酸トコフェリルが配合されることもあります。
<参考>
日本化粧品技術者会(SCCJ)のエモリエントクリームの定義
https://www.sccj-ifscc.com/library/glossary_detail/208
3.保湿と保湿成分の分類を理解しよう。
エモリエントについて理解を深めるためには、保湿のメカニズムや保湿成分の分類をしっかりと理解することが大切です。
1)お肌の保湿力とエイジング
お肌においては、水分を保持するために、皮脂腺から分泌される皮脂と汗が混じってできる皮脂膜、角質層にある天然保湿因子(NMF)、角質細胞間脂質の3つによってバリア機能が保たれ、保湿機能が発揮されています。
このうち皮脂は天然のエモリエント成分です。
また、皮脂膜がエモリエント効果を発揮します。
この3つは、保湿の3大因子と呼ばれ、20代の肌では十分な量があってお肌の保湿力が維持されています。
これは、うるおいのバランス、モイスチャーバランスがよい肌状態です。
しかし、30代のエイジングケア世代になると、その量が減ることでバリア機能が低下します。
また、表皮の新陳代謝であるターンオーバーも遅くなって、肌質・肌状態が乾燥肌に傾いていくのです。
こうしたエイジングに伴う保湿、つまり乾燥肌対策を行うためにエモリエント成分などを含むスキンケア化粧品、エイジングケア化粧品が大切になってくるのです。
2)保湿成分におけるエモリエント成分
お肌の保湿を目的に用いられる成分を、「保湿剤」や「保湿成分」または「モイスチャライザー」と呼びます。
保湿成分には、水溶性成分と油溶性成分があります。
どちらも乾燥肌の予防や改善のための成分です。
水溶性の成分のうち水分を吸着するタイプを「ヒューメクタント」、水分の蒸散を防ぐ油溶性の成分を「エモリエント」と呼びます。
エモリエント成分についてはすでに紹介しました。
代表的なヒューメクタントは、グリセリン、ソルビトール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム(PCA-Na)、尿素、アミノ酸などです。
また、コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチン、プロテオグリカンは、水分を抱え込むタイプの水溶性の保湿成分です。
したがって、これらはモイスチャライザーですが、エモリエントでもヒューメクタントでもありません。
3)セラミドはとてもユニークなエモリエント
セラミドは、油溶性の成分であることからエモリエントに分類されることがあります。
しかし、水分を挟み込む保水力があることから、エモリエントに分類されないこともあるのです。
セラミドは、とてもユニークな保湿成分なのです。
4.エモリエント成分のエイジングケアにおける役割
1)保湿におけるエモリエント成分の役割
エイジングケアやスキンケアにおけるエモリエントの役割は、水分の蒸散を防いで、乾燥肌を予防・改善することです。
また、同時に乾燥肌が原因となる肌悩みを予防・改善することです。
保湿には、次の3つのプロセスがあります。
- 水分を与える
- 水分を保持する
- 水分の蒸散・蒸発を防ぐ
エモリエントができるのは、主に「水分の蒸散・蒸発を防ぐ」ことです。
これは、皮脂膜に近いはたらきをするエモリエント成分が、主に乳液や保湿クリーム、美容オイルに配合されることで発揮されます。
2)高い保湿力はエモリエントと他のモイスチャライザーで!
しかし、保湿をしっかり行うには、水分を保持するヒューメクタントなど他のモイスチャライザーの力を合わせることが必要です。
水溶性の保湿成分ヒューメクタントなど他のモイスチャライザーは、主に化粧水や美容液などに配合されます。
保湿化粧水、保湿美容液、乳液、保湿クリーム、美容オイルを順に使うことで、ヒューメクタントとエモリエント成分がバランスよくお肌に届くのです。
また、オールインワンジェルなどのオールインワン化粧品は、ヒューメクタントなど他のモイスチャライザーとエモリエント成分が最初からバランスよく配合されています。
だから、1つでスキンケアのプロセスが済ませられるメリットがあります。
しかし、水溶性成分を先に使った後に油溶性成分を使う方が肌への美容成分の浸透がよいので、1つ1つのスキンケアアイテムを順番に使う方が効果的です。
3)季節や年齢に応じた保湿ケアで肌悩みを解消
季節や年齢に応じた保湿ケアが大切です。
必要に応じた使い分けで、ヒューメクタントなど他のモイスチャライザーとエモリエント成分のはたらきによるバリア機能とターンオーバーの正常化が期待できます。
その結果、顔のくすみ、毛穴の悩み、小じわ、肌荒れの予防や改善などが期待されるのです。
例えば、夏の乾燥肌対策ならべたつきの多いエモリエントを使わず他のモイスチャライザーだけが配合されている化粧水だけで十分な場合があります。
一方、冬の乾燥肌対策なら、化粧水や美容液に加えてエモリエントクリームも一緒に使うことがおすすめです。
また、年齢を重ねると皮脂分泌が減るのでエイジングケア世代なら、春や夏でもエモリエント成分配合のエイジングケア美容液やエモリエントクリームが必要なこともあります。
5.オススメのエモリエント成分配合エイジングケア保湿クリーム
1)ナールスユニバ開発のコンセプト
わたしたちがオススメするエモリエント成分配合のエイジングケア保湿クリームは、「ナールス ユニバ」。
私たちの保湿クリームランキング第1位です。
ナールス ユニバとは、QOS(Quality Of Skin=お肌の質)の向上、つまり、「細かく整ったキメ」、「お肌の内側からのハリと弾力」、「健やかな肌の透明感」、「表皮のバリア機能」、 「十分な潤い」を実現すべく、攻めと守りのエイジングケアをサポートする成分をバランスよく配合した高機能な保湿クリームです。
成分は濃厚、でも使い心地は軽く、すごく伸びがよいエモリエントクリームです。
2)ナールス ユニバに配合したエモリエント成分は?
ナールス ユニバに配合されているエモリエント成分は、次のとおりです。
- 浸透性に優れた3種のヒト型セラミド(2、AP、NP)で、お肌のバリア機能と高い保湿をサポート
- シアバター配合により、高い保湿力とお肌へのなじみのよさ、なめらかな質感を実現
赤ちゃんにも使える刺激の少ないスクワラン配合
3)ナールス ユニバに配合したエイジングケア化粧品成分とその他の特徴
ナールス ユニバは、エモリエント効果を発揮するだけでなく、エイジングケアの強い味方です。
40代からのエイジングケアにお使いいただきたいフェイスクリームです。
- ナールスゲンを推奨濃度で配合しています。ナールスゲンは、コラーゲン、エラスチン、ヒートショックプロテイン(HSP)47などの真皮のたんぱく質や、お肌の酸化を防ぐグルタチオンを増やします。最近では、ヒアルロン酸やヒートショックプロテイン(HSP)70も増やすことがわかってきました。
- 持続型ビタミンC誘導体VC-IPが、抗酸化作用とともに、ナールスゲンとの相乗効果を存分に発揮。
- 安全性の高いビタミンA誘導体(レチノイン酸トコフェリル)で、お肌のハリやツヤをサポート。
- 炎症を抑えるアラントインを配合して肌荒れを予防します。
- パラベン、フェノキシエタノールほか、アルコール性防腐剤不使用で低刺激。また、アルコール(エタノール)、香料、着色料などの無添加化粧品です。
このようにナールス ユニバは、どんな季節でも使えてエイジングケアができるエモリエントクリームです。
6.まとめ
エモリエントについて幅広くご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
エモリエントとは、皮膚からの水分の蒸散を抑えてうるおいを保ち、皮膚を柔らかくすることです。
そして、ヒューメクタントや他のモイスチャライザーと力を合わせて保湿効果を発揮し、乾燥肌の予防や改善のためにはたらくのがエモリエント成分です。
スキンケアやエイジングケアではさまざまなカタカナ言葉が登場しますが、意味をしっかり理解することが大切です。
この記事を参考に、エモリエントについての理解を深めていただければ幸いです。
あわせて、おすすめのエモリエント配合エイジングケア保湿クリームもご紹介しましたので、ぜひ、美肌のために上手に活用してくださいね。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
ぜひご登録をお待ちしております。
nahlsエイジングケアアカデミーを訪れていただき、ありがとうございます。nahlsエイジングケアアカデミーでは啓発的な内容が中心ですが、ナールスコムでは、ナールスブランドの製品情報だけでなく、お客様にご参加いただいた座談会やスキンケア・エイジングケアのお役に立つコンテンツが満載です。きっと、あなたにとって、必要な情報が見つかると思います。下記から、どうぞ。ナールスゲン配合エイジングケア化粧品なら「ナールスコム」
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