手荒れは、多くの女性の悩みの種。
できれば予防したいものですね。
また、手荒れになれば早く改善したいですね。
そのためには、手の皮膚の知識や手荒れの原因をしっかり理解し、手荒れの予防や改善対策としてのハンドケアを実践することが大切です。
そうすれば、手肌の老化の予防や手肌のエイジングケアにもなるのです。
この記事では、手荒れの予防や改善の対策を幅広くご紹介します。
CONTENTS
1.手荒れのない美しい手肌でいたいあなたへ
「手荒れ予防と改善の対策とは?丸わかり!ハンドケア」をお届けします。
「お顔のエイジングケアは気にかけても、手までは・・・」とお考えの方も多いのでは?
しかし、多くの女性の悩みである「手荒れ」の予防は、基本的には、お顔のエイジングケアの知識が役立ちます。
ただ、手のお肌は、お顔と違った特徴もあります。
手荒れの予防や改善には、手の皮膚の知識や原因をしっかり理解して、ハンドケアをすることが大切。
また、それが手の老化を防ぐエイジングケアにも有効です。
この記事では、手の皮膚の特徴から手荒れのケアや予防、改善の対策に至るまでの基本的な知識が幅広く学べます。
また、日常生活の注意点やおすすめのハンドクリームをご紹介します。
「今年の冬こそ手荒れを予防したい!おすすめの対策は?」
「すでに手荒れしているので、早く改善したい!治療法は?」
「手荒れを予防するハンドケアを知りたい!おすすめのハンドクリームは?」
「いつまでも美しい手肌でいたい!毎日の生活で気をつけるポイントは?」
「手の乾燥対策を知りたい!良い方法は?」
とお考えなら、続きをチェックしてくださいね。
ぜひ、ハンドケア、手のエイジングケアで手荒れを予防して、健やかで美しい手を目指しましょう。
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手肌の保湿とエイジングケアで手荒れ予防!
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- 手荒れが治りにくいのは、手の皮膚に皮脂が少ない、ターンオーバーが顔より時間がかかるなどの特徴が影響しています。また、よく使うために摩擦が多いことも影響しています。
- 手荒れには、軽いものから重いまでありますが、日々のスキンケアや生活習慣で予防することが大切です。特に、水をよく使う方は要注意です。
- 手荒れ予防の基本は、手肌の乾燥を予防することです。そのためには、水仕事の際には手袋をしたり、こまめにハンドクリームを使うなどが大切です。
- 食べ物でビタミンやミネラルなどの栄養素を摂る、手の紫外線対策をする、物理的刺激を避ける、ストレスを回避するなども手荒れ予防には大切です。日々の生活にも手荒れの予防対策を組み込みましょう。
- あかぎれやひび割れなど手荒れがひどい場合は、早めに皮膚科を受診して改善のための治療をしましょう。治療には、ステロイド外用薬や保湿剤が使われます。
2.手荒れ予防と改善の第一歩。手の皮膚の特徴を知ろう!
1)手肌の特徴の基本
手には、手の甲と手のひらがあり、それぞれ構造に特徴があります。
手荒れ予防のハンドケアやエイジングケアを考える前に、その特徴を理解しましょう。
まず、一度、手のひらをつまんでいただけませんか?
いかがですか?
手のひらは、つまみにくいですね。
これは、手の皮膚の下にある組織(手掌腱膜=しゅしょうけんまく)が、靭帯や骨と連続していて、お肌が動きにくいからです。
一方、手の甲はどうでしょうか?
手のひらと比べて、つまむのは簡単ですね。
これだけでも手のひらと手の甲の違いがわかりますね。
このように皮膚としての構造や役割の基本は同じでも、手肌には特徴があり、手のひらと甲でも違いがあるのです。
2)手のひらの皮膚の特徴は?
①皮膚が厚い
手のひらは、表皮の角質層が厚く、皮膚が厚いので、物をつかむことに適しています。
また、外部からの刺激に対する防御力も高いのが特徴です。
②移動性が低い
いま、つまんだことでおわかりいただいたとおり、手のひらの皮膚は動きにくいのです。
③発毛がないが汗腺は多い
手のひらは、発毛がなく、汗腺があってしっとりしているため、物をつかむ際に、滑りにくい構造になっています。
④皮脂腺がない
手のひらには、皮脂腺がありません。
つまり、手のひらには毛穴がないのです。
だから、皮脂分泌がないのです。
3)手の甲の皮膚の特徴は?
①皮膚が相対的に薄い
手の甲の角質層は比較的厚いですが、手のひらと違い、甲の皮膚の皮下組織は薄くなっています。
だから、全体としては皮膚が相対的に薄いのです。
②皮膚の移動性が高い
いま、つまんだことでおわかりいただいたとおり、手の甲の皮膚は動きやすく、手の指を動かしやすい構造です。
これを、「皮膚の移動性が高い」といいます。
③発毛がある
発毛があり、皮膚静脈(ひふじょうみゃく)やリンパ管が非常に発達しています。
そのため、手のひらよりも手の甲のほうが、外傷や炎症などで腫れやすくなります。
④皮脂腺が少ない
皮脂腺はありますが、顔などに比べると少ないです。
このように手のひらと手の甲では、構造や特徴が異なっていますが、角層が厚いこと、皮脂腺がない、または少ないことは共通です。
だから、そもそも手肌は乾燥肌になりやすいのです。
手のスキンケアやエイジングケアを行う際には、この点を理解することが大切です。
また、手荒れになってしまうと、治りにくいのは、手の特徴によるものです。
手の甲の皮脂膜が薄い分だけ角質層が厚いのですが、一旦、角質層がダメージを受けると、回復するのに時間がかかるのです。
なぜなら、手肌は、この厚さと末梢部分は血行の関係もあって、ターンオーバーも顔より遅いのです。
手のスキンケアやエイジングケアも、乾燥肌対策のための保湿が大切ですが、顔のお肌とは少し違う点があることも理解しておきましょう。
3.手荒れの種類と症状は?
手荒れとは手の肌荒れ。
手荒れは、手の甲でも手のひらでも起こりますが、その原因や症状によっていくつかの種類に分けられます。
1)ひび割れ、あかぎれ
手荒れの中で、指などが部分的に、パクっと割れる症状がでることがあります。
これが、あかぎれです。
こうなると、乾燥でかゆみを感じたり、痛む、赤く腫れて出血するなどのつらい症状がでることがあります。
まだ、ここまで進まず、溝のような状態であれば、ひび割れです。
冬の季節に多く見られますが、手全体にまで広がることはあまりありません。
ひび割れ、あかぎれの主な原因は、手のお肌の乾燥です。
ひび割れ、あかぎれについての詳しい情報は、「ひどい手荒れ、ひび割れとあかぎれの予防と改善の対策とは?」をご覧ください。
2)手湿疹
手湿疹と手荒れは、ほぼ同じ意味で使われます。
炎症が原因で手全体に、湿疹・かゆみ・赤み・かぶれ・皮むけ・水疱を生じる症状がでることがあります。
ひび割れやあかぎれと手湿疹の違いは、手全体に手荒れが広がるかどうかです。
手湿疹は手全体、場合によっては両手に広がることもあります。
手湿疹についての詳しい情報は、「手湿疹は主婦や美容師に出来やすい手の病気。原因と対策は?」をご覧ください。
手湿疹は、よく使う手、利き手の親指、人差し指、中指のいずれか、あるいは複数の指先の皮膚が乾燥してはがれ落ちたり、指紋がなくなることもあります。
進行すれば、指先の皮膚が角化して硬くなり、ひび割れになったり、さらに、ひどくなるとほかの指にも広がり、手全体やもう片方の手にまで広がってしまうこともあります。
手湿疹のうち、水疱以外のものは、進行性指掌角皮症とも呼ばれます。
進行性指掌角皮症の詳しい情報は、「進行性指掌角皮症とはどんな皮膚病?症状・原因とケアと治療」をご覧下さい。
手荒れとは、手や指の肌が乾燥してお肌のバリア機能が低下することで起こります。
ひどくなるとバリア機能が壊れてしまっている場合もあります。
この状態は、手肌の角質層で、天然保湿因子(NMF)やセラミドやコレステロールなどの角質細胞間脂質が減っているために、外部の刺激に耐える力が弱いのです。
もともと、皮脂腺が少ない手。
季節としては、乾燥しやすい冬に起こりやすい傾向にあります。
また、主婦、美容師、医療従事者、飲食店スタッフほか、水を使う機会が多い人、また指先や手に刺激の多い職業の人などに多く発生します。
4.ハンドケア&エイジングケアの前に。手荒れの原因を考える!
1)手荒れの原因とは?
手荒れには、ひび、あかぎれ、手湿疹、進行性指掌角皮症といくつかの呼び方や症状の違いがありますが、その原因はいずれもお肌の乾燥が関係しています。
手荒れの原因は、大きく内的な要素と外的な要素に分かれ、いずれの種類の手荒れも、そのいずれかまたは複数の原因で起こります。
これらの原因を理解することは、ハンドケアやエイジングケアにとっても重要です。
2)手荒れの内的な原因となる要素
一般的にもともと敏感肌、乾燥肌の方は、手荒れになりやすいといわれています。
また、家族にアトピーの方がいる方、アトピー性皮膚炎に罹ったことのあるアトピー素因にある方は、外部の刺激に敏感なので、手荒れになりやすい傾向にあります。
これは、顔のお肌でも同じなので、アトピー素因がある場合、ハンドクリームもエイジングケア化粧品も刺激の少ないものを選びましょう。
また、よくない食生活によって栄養バランスが悪いと、お肌に大切なビタミンやミネラルなどの栄養素が不足し、手荒れの原因になります。
これは血行不良で手が冷え性になってしまうことで、手荒れを助長してしまうのです。
さらに、睡眠不足などで過度なストレスがかかることも手の肌老化や手荒れの原因になります。
3)手荒れの外的な原因となる要素
外的な要素としては、外的刺激によるバリア機能の低下が主な原因です。
手の皮膚も皮脂膜、NMF(天然保湿因子)、角質細胞間脂質の3つによって、守られています。
しかし、外的刺激でこのバランスが崩れた場合、乾燥とバリア機能の低下がおこるため、手荒れの原因になります。
これは、お顔でも同じで、このポイントはエイジングケアにとっても極めて大切なことです。
手の皮膚は角質層が顔より厚く、外的な刺激に強いのですが、皮脂があまり出ないため、一度乾燥するとなかなか皮脂が回復しません。
そのため、一度乾燥してしまうと、なかなか乾燥が改善せず、バリア機能も回復しづらい傾向にあります。
具体的には、水仕事でお湯や洗剤をよく使ったり、パソコンや紙を扱う場合に、繰り返す刺激によって皮脂が過剰に取れてしまうことが1つの原因です。
また、主婦や美容師さんなど、洗浄剤、洗髪剤を頻繁に使用する場合は、含まれる成分によっては、アレルギー反応で、手荒れを起こす場合もあります。
洗浄力の強い洗剤ほど、皮脂を流しやすいので、手荒れのリスクは高まります。
できるだけ、刺激の少ない製品を使いましょう。
これらに加えて、気温や湿度の低下も手荒れのリスクを高めます。
寒い冬は、皮膚の新陳代謝が低下したり、汗をかく機会が減ります。
乾燥しやすい上に、手の皮膚には皮脂を分泌する皮脂腺の分布が少ないため、ほかの部分に比べると肌表面の角質層はダメージを受けやすい状態なのです。
これが、冬に手荒れが多い原因です。
このように様々な外的刺激によって手荒れが起こるのです。
<参考記事>
*スマホやパソコンによる指荒れ・手荒れと予防・改善の7つの対策
4)withコロナで手荒れリスクは拡大
2020年からは新型コロナウイルス感染予防のため、手洗いをする機会やアルコールで消毒する機会が増えています。
これらも手荒れのリスクを増やすことになります。
詳しくは、「新型コロナウイルス感染予防で手洗いした後はたっぷり保湿を!」をご覧ください。
5)手荒れの原因は男女で違う!
ナールスエイジングケアアカデミーの編集部ニュース「手荒れの原因は男女で違う!?よりこだわった手荒れ対策とは?」で紹介しましたが、手荒れの原因には男女差があります。
女性は、「毎日の家事」が(44.5%)と一番多く、次いで「季節的な乾燥」(28.7%)、「日々の仕事」(16.3%)と続き、毎日の家事が季節性より約1.5倍多い結果となっています。
一方、男性は、「季節的な乾燥」(36.2%)が一番多く、次に「日々の仕事」(29.4%)、「毎日の家事」(15.6%)と続きました。
女性は日々の仕事以外にも、水仕事など家事をする機会が多いため、必然的に男性よりも手が荒れやすいことが調査からわかっています。
<手荒れの原因(男女別)のアンケート結果>
5.手荒れ予防のハンドケアとエイジングケア
ここでは、手荒れの改善や治療ではなく、手荒れの予防について説明します。
手荒れになってからの対策よりも、予防で手荒れにならないようにするほうが大切です。
手荒れの予防は、エイジングケアにも通じますが、基本は手の乾燥と刺激を避けることが一番の対策です。
また、バリア機能を維持するためのハンドケアが大切です。
つまり、しっかりと保湿することがポイントとなるのです。
1)手荒れ予防は、手の乾燥対策
①手肌の水分をしっかりふき取って手荒れ予防
手を洗った後、濡れたままの状態で放置していると、手に残った水分が蒸発する時に肌の水分もいっしょに奪われてしまい、乾燥肌の原因になります。
これが、続くと手荒れの原因になってしまいます。
必ず、タオルやハンカチを使い、指の間の水滴までしっかりと拭き取りましょう。
乾燥は、お肌のエイジングケアの大敵といいますが、皮脂膜の少ない手のエイジングケアでは、手荒れを予防するためにも水分の蒸発を防ぐことが、エイジングケアのポイントといえます。
②ハンドクリームを冬以外でも使う
冬の乾燥の季節は手荒れの対策のために当たり前のようにハンドクリームを使いますね。
そんな冬のハンドクリームの保湿成分は、シアバター、ワセリン、スクワランやホホバオイル、馬油などの美容オイルなど、水分の蒸発を防ぐエモリエント成分を配合したものがおすすめです。
これらはテクスチャーもこってりしています。
一方、あまり手荒れのリスクの少ない春や夏でもハンドクリームを使うことで、手荒れの予防ができます。
そんな季節は、水分を保持するグリセリン、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンなど、水溶性の保湿成分配合のさっぱタイプもおすすめです。
<参考記事>
*春こそ手肌のエイジングケアが大切!ハンドクリームを使おう
③ハンドクリームをしっかり使う
ハンドクリームは、こまめに塗ることが大切です。
水を使った後や入浴後は、30分以内をめどに、ハンドクリームを使いましょう。
また、夜寝る前にもハンドクリームを塗りましょう。
冬場の寒い日や乾燥が気になる日は、外出の際は、ハンドクリームを塗った上で手袋をすることをもオススメです。
ハンドクリームはつけ方も大切です。
たとえば、ハンドクリームをチューブなどから直接手の甲につけ、そのままこすり合わせて完了、といったつけ方をしていませんか?
ハンドクリームの効果を高めるには、手に取ったクリームを手のひらで温めてから、手の甲をやさしくプレスするようにしてなじませるのがポイント。
また、両手の指を組んで、指と指の間にまでしっかりと伸ばすようにしましょう。
指先や爪の周りをもむようにつけると、乾燥を防ぐことができ、マッサージ効果で血流もアップします。
<参考記事>
*ハンドクリームの効果的な使い方・塗り方で手肌美人!
2)手への刺激を避けて手荒れ予防
手荒れの予防には、外部刺激を減らすことも大切です。
水を使う仕事では、仕事はゴム手袋をして行いましょう。
もし、手肌の肌質が敏感肌、乾燥肌なら、木綿の手袋をしてからゴム手袋をはめるようにして、ゴムの刺激を避けましょう。
水仕事で使うお湯の温度をぬるめ(体温よりやや低い33~35温度)にすることもオススメです。
洗浄力の強い洗剤を避け、低刺激のものを選ぶことやシャンプー、石鹸、ハンドソープなども同じで、低刺激のものを選ぶことも大切です。
水を使わない場合でも、手に刺激が大きい家事(洗濯物を干す、重い荷物を持つ、掃除機をかけるなど)の場合は木綿の手袋をしましょう。
3)手肌の紫外線対策
エイジングケアのため、顔やデコルテには1年中日焼け止めを塗っていても、手の紫外線対策はおろそかになっているのではないでしょうか。
長袖を着る季節でも、露出されがちな手は、常に紫外線にさらされてしまいます。
その影響は、乾燥や手荒れを招くのはもちろん、手のしみや手のしわの原因に。
手の指先まで日焼け止めを塗る、手のエイジングケア習慣を、ぜひ身につけましょう。
もちろん、水に濡れた時などは、こまめに塗り直すのがポイントです。
4)食べ物や飲み物で手荒れ予防
手の肌もからだの一部。
手荒れや手の老化を防ぐには、肌荒れ予防と同じで日々のバランスのよい食生活が基本です。
また、年齢とともに、爪がもろくなったり、ツヤがなくなったりし、また指先もかさつきがちに。
ネイルアートで爪を華やかにするのもひとつですが、やはりエイジングケアの基本となる食事で爪の健康をサポートする栄養摂取を心がけましょう。
手荒れ予防の食べ物については、「美肌をもたらす食べ物と飲み物は?その種類から栄養素まで」や「美肌のための食事のとり方とアンチエイジングへの効果は?」で詳しく取り上げています。
また、アンチエイジングや手荒れ予防に大切な野菜の食べ方については、「野菜の食べ方で美肌に差がつく!?エイジングケアによい野菜」で取り上げています。
ここでは、特に、手荒れの予防のためには、ビタミンやミネラルについて簡単にご紹介します。
ビタミンAには、皮膚細胞のはたらきを正常に戻し、肌本来の力を引き出す作用があります。
ビタミンB群には、肌の再生力や抵抗力アップを促す効果がありますし、ビタミンCには美白効果や抗酸化作用、ニキビ改善効果、そしてビタミンEには強い抗酸化作用があることが知られています。
また、鉄、珪素(シリカ)、亜鉛などのミネラルも手荒れ予防に大切です。
食べ物で乾燥肌対策を行うことも手荒れ対策になります。
「乾燥肌は食べ物と飲み物で内側から保湿を!おすすめ10の栄養素とは?」や「セラミドを食べ物、飲み物で!乾燥肌とシワにも効果が期待?」も参考にしてください。
緑茶やコーヒーにもポリフェノールが含まれるので、上手に取り入れることで手荒れ予防が可能です。
5)生活習慣で手荒れ予防
アンチエイジングを意識した生活習慣が手荒れ予防につながります。
ストレスによる肌荒れや手荒れを減らすためには、適度な運動や笑いの多い生活を送ること、十分な睡眠も大切です。
また、喫煙習慣はお肌にはよくないために、手の老化や手荒れを助長します。
だから、喫煙を避けることや受動喫煙を避けることも手荒れ予防に大切なのです。
<参考記事>
*現役美容師がおすすめ!手ごわい手荒れの予防と改善の5つの実践術
6.手荒れ予防にオススメのハンドクリーム
エイジングケアもハンドケアも、保湿で乾燥を防ぐことと刺激を減らすことが大きなポイントです。
ハンドクリームは香料や着色料が無添加で、刺激の少ないものや防腐剤の少ないもの、また保湿力の高いものを選びましょう。
そんなハンドクリームは、ナールスロゼがオススメの1つです。
特徴は、次のとおりです。
- バラの女王「ダマスクローズ」を50%配合した芳醇な香り
- ダマスクローズに加えて、センチフォリアローズ、カニナバラ、ノイバラ、イザヨイバラのエキス配合
- 京都大学発のエイジングケア化粧品成分「ナールスゲン」推奨濃度配合
- ヒト型セラミドであるセラミド2配合で高い保湿力
- お肌の酸化を防ぐビタミンC誘導体とビタミンE誘導体を配合
- パラベンフリー、フェノキシエタノールフリー
- アルコールフリー、香料・着色料フリー
ぜひ、お顔のエイジングケアと同じように、手のエイジングケアを意識して、手荒れを防いで、健やかで美しい手を維持しましょう。
7.手荒れの改善の対策と治療の基本
今説明した手荒れ予防の対策を行えば、それほど手荒れになるリスクはありません。
しかし、すでに手荒れで悩んでいる方には改善のための治療も必要です。
軽い手荒れなら、市販のハンドクリームなどでも改善できますが、あかぎれやひび割れになると医薬品などで治療することが必要になります。
ひどい手荒れなら早めに皮膚科などを受診しましょう。
手荒れは、ステロイド外用薬で炎症を抑えながら、保湿剤を併用することが治療の基本です。
ここでは、手荒れの治療薬と紫外線治療をご紹介します。
1)保湿剤や抗炎症剤など
手荒れの原因である乾燥を改善するために医薬品でも保湿剤が使われます。
医薬品で使われるのは、ワセリン、亜鉛華、ヘパリン類似物質、尿素などです。
医薬品で治療が必要な手荒れは、保湿剤を1日数回、こまめに塗ってしっかりと保湿を行い、バリア機能の回復を図ることが大切です。
ほかにも、手肌の皮膚組織の修復を助けるアラントインや肌細胞の正常なはたらきを助けるパンテノール、かゆみをおさえるジフェンヒドラミン、血行を促進するトコフェロールなどが使われます。
2)ステロイド外用薬
炎症のある手荒れの治療や改善には、炎症を鎮静化するはたらきのあるステロイド外用薬が使われます。
ステロイドは、長年の使用経験によって有効性と安全性が立証されたエビデンスのある有用な医薬品です。
そんなステロイド外用薬は、効果の強さで5つのランクがあります。
だから、手荒れの症状や重症度に応じて、適切なランクにものを選ぶことがポイントです、
また、ステロイド外用薬の役割は、手荒れの炎症を鎮めることで、バリア機能を改善することではありません。
だから、炎症が治まるまでの期間の短期的な対症療法として使う医薬品です。
ステロイドには、線維芽細胞が増えるのを抑える力もあるので、長期間使用すると皮膚の菲薄化や皮膚萎縮などの副作用が起こるリスクもあるため、長期連用は控えるべき医薬品です。
3)内服の医薬品
手荒れでかゆみがある場合は、かゆみを止めるために、内服の抗ヒスタミン薬が使われることがあります。
また、アトピーが原因の手荒れには、抗内服のアレルギー薬が使われることがあります。
4)漢方薬
手荒れの治療に漢方薬が使われる場合があります。
漢方薬は、保湿剤やステロイド外用薬で改善がみられない方に、漢方薬によって血行促進や冷え症を改善することで手荒れの改善を試みる場合に多く使われます。
5)手荒れの紫外線治療
紫外線によるダメージは手荒れの原因ですが、実は紫外線を上手に利用して手荒れ治療する方法があるのです。
アトピーによる手荒れの場合は、免疫が亢進していますが、お肌にあるランゲンハンス細胞という免疫に関わる細胞が増えていることがその原因です。
紫外線によって、そのランゲンハンス細胞にダメージを与えて免疫を抑えようする治療法が、紫外線療法なのです。
紫外線治療は、光線過敏症の方は使えません。
また、副作用として光毒性急性皮膚症(ソラレンによるかぶれ)やメラニン色素の沈着があります。
このように手荒れ治療にも様々なものがあります。
詳しくは、「紫外線治療とは?アトピー性皮膚炎など皮膚の病気に有効な光線療法」をご覧ください。
<参考図書>
*「できるオンナは「手」を捨てない 仕事にも家事にも育児にも負けない、手と爪の守り方」(かずのすけ・川上愛子 著、トランスワールドジャパン株式会社)
8.まとめ
手のお肌の特徴と手荒れの原因や予防、手荒れの改善や治療法など全体的なお話をしました。
また、ハンドクリームの使い方やおすすめをご紹介しました。
いかがだったでしょうか。
手荒れを防ぐハンドケア、エイジングケアも、基本は、乾燥を防ぐための保湿をしっかり行うことです。
また、生活習慣を整えることも手荒れ予防には大切です。
手は顔と違って、角質が厚いので刺激に強い構造です。
しかし、それがかえって、手のエイジングケアを怠って、手荒れを招くことになる場合もあります。
ハンドケア、エイジングケアは日々の積み重ねなので、手も大切にしていただければ幸いです。
この記事「手荒れ予防と改善の対策とは?丸わかり!ハンドケア」が、エイジングケア世代の皆様の手荒れ対策のお役に立てば幸いです。
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著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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