お肌にハリがあればいつまでも若々しくて元気そう!
自信をもって人前に出ることもできますし、何歳でも美肌に見えますよね。
あなたも、そんなハリのある美肌に憧れるのではないでしょうか?
でも、逆に年齢とともにお肌のハリが失われると、自信もなくなってしまいます。
この記事では、そんなお肌のハリを失うことなくキープするための方法や、なくなったハリを取り戻す方法を幅広くご紹介します。
いつまでもハリのある素肌でいたい方は、ぜひ、続きをお読みくださいね。
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- 肌のハリの根本は、真皮、皮下組織、表情筋の若々しさでもたらされます。しかし、表皮の状態が悪いとハリがあるように見えません。だから、どちらも健やかな状態をキープすることが大切です。
- ハリとツヤは美容の中では、よく同時に使われる言葉ですが、それぞれ違うものです。しかし、どちらかが欠ければ、ともに減ってしまう関係にあります。
- なくなった肌のハリを取り戻したり、復活させるのは大変です。だから、予防美容が大切。ハリがなくならないように、健康やアンチエイジングを意識した生活習慣やスキンケア、エイジングケアが大切です。
- 肌のハリを取り戻す方法には、表情筋のエクササイズ、美顔器の利用、美容外科や美容整形での美容医療などがあります。即効性があるのは美容医療です。スキンケアやエイジングケアに加えて、上手に組み合わせましょう。
京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事
ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
*乾燥肌の原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
CONTENTS
1.肌のハリを取り戻したいあなたへ
「肌のハリとは?弾力がなくなる原因と取り戻すための方法・対策」をお届けします。
肌のハリが失われるとフェイスラインがたるんで、ほうれい線やたるみ毛穴などのエイジングサインが目立つ原因になります。
もちろん、肌のハリが失われればしわや毛穴の開きも目立ちます。
また、疲れ顔に見えることも。
そんな肌のハリは、もちろん、美肌の大切な条件。
いつまでも若々しいエイジレスなお肌でいるためには、男性でも女性でも、弾力に富んだ肌「肌のハリ」は絶対に必要。
ただし、エイジングケア世代になると、どうしてもそれが難しくなってきますね。
でも、誰でもあきらめずに何とかしたいですね。
そこで、この記事では、肌のハリをキープする方法や取り戻すための対策についてご紹介します。
また、弾力ある肌のためのおすすめの美容成分をご紹介します。
「肌のハリってそもそも何なの?なぜ、エイジングでなくなるの?」
「肌のハリをキープするには?どんな対策があるの?」
「肌のハリによい化粧品成分って?おすすめは?」
「肌のハリがなくなってきたので、改善したい!スキンケアでできる?」
「美容医療で肌のハリは改善できるの?どんな施術が良いの?」
などの疑問のある方は、必見の記事です。
正しいエイジングケアの知識で、肌のハリのキープや改善の対策を実施しましょう。
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2.肌のハリとは
1)お肌のハリって?
お肌に関する言葉は、たくさんありますが、中でもよく使われるのが「ハリのあるお肌」。
また、ハリとツヤは、セットで使われることがあります。
このハリやツヤのあるお肌とは、どんなお肌でしょうか?
①ハリのあるお肌とは?
ハリがなくなると、次のような症状が気になります。
- ほうれい線が目立ち始める
- 目元や首に小じわが目立ち始める
フェイスラインがすっきりしない
では、逆にハリのあるお肌とはどんなお肌でしょうか?
お肌が自然にリフトアップされ、重力に負けないで「ピーン」と張った状態のお肌、見た目も弾力に富んで、顔のたるみのないお肌が「ハリのあるお肌」です。
そんな肌のハリは、引っ張ったときの強度と押したときの戻りで、ある程度感触がつかめます。
一度、自分でお肌を押してみて今の「ハリの状態」をつかんでみてください。
自宅では数値として測定することはできませんが、何となくハリのある、なしの感覚はつかめますね。
そんなお肌のハリは、真皮と深い関係があり、皮下組織や表情筋も影響を与えているのです。
②お肌のツヤとハリの関係は?
一方、「お肌のツヤ」は、お肌の透明感や明るさ、整った肌理(キメ)によるお肌の細かさと光の反射によってもたらされます。
だから、主に表皮の肌状態が影響を与えます。
肌質も関係しますが、ターンオーバーとバリア機能が正常であればツヤのあるお肌を手に入れることができるのです。
ここで大切なことは、いくらお肌にハリがあっても、表皮の状態が悪くツヤがなければ、お肌はハリがあるように見えないことです。
逆にツヤもお肌の土台である真皮が老化して衰えれば、なくなっていくのです。
だから、ハリとツヤは一緒に語られることが多いのです。
なぜなら、皮膚は表皮と真皮がつながっているからです。
このように、ハリのあるお肌を目指すには、同時にツヤのことも考える必要があるのです。
つまり、スキンケアやエイジングケアは、基礎化粧品でカバーが可能な表皮だけでなく、真皮も意識することが大切なのです。
③失ったハリを取り戻すのは、大変
10代や20代では当たり前にようにハリがあったので気にしない方も多いでしょう。
しかし、30代、40代、50代と年代を重ねれば、誰でも肌のハリは減ってしまいます。
さて、肌のハリについて、気を付けていただきたいポイントを先にお伝えします。
ハリは、真皮が深く関わっているとお話しましたが、真皮が生まれ変わる期間は、3年とも5年ともいわれています。
だから、一旦、ハリが失われると取り戻すのに時間がかかります。
また、その間にもエイジングが進み、お肌の老化も進みます。
だから、お肌のハリは、十分にキープできている間から、予防美容的なケアをすることが大切なのです。
一方、ツヤは表皮の影響が大きいので、ハリに比べると取り戻しやすいのです。
表皮の細胞の新陳代謝は早く、20代であれば28日、それ以降だんだん長くなりますが、それでも2~3か月です。
これが、ターンオーバーです。
「ハリがあるお肌」なのに、ツヤがないためハリもなさそうに見える場合、表皮の角質層をしっかりケアすればハリが戻ったように実感することがあります。
この場合は、本当にハリが失われているわけではないのです。
しかし、肌のたるみでハリがなくなっているなら、エイジングケア化粧品を使っても、取り戻すことは難しいのです。
つまり、お肌の弾力やハリはなくなってしまえば、復活させることが難しいので、若い時代からの予防がとても大切なのです。
ここでは、ツヤについて詳しく触れませんので、詳しく知りたい方は、「肌のツヤとは?無くなる原因と改善・取り戻すための方法と対策」をご覧ください。
また、年代別のお肌の状態やエイジングケアについての詳しい情報は、「エイジングインデックスはエイジングケアの道しるべ!肌老化を数値化」をお読みください。
2)お肌にハリをもたらす要素は?
お肌のハリの源は「弾力」です。
だから、何が弾力をもたらしているかを考えることが、お肌にハリをもたらす要素を考えることです。
目に見えているのは、お肌の表皮の角質層ですが、たったの0.02mm。
また、表皮すべてでも0.2mmです。
表皮は、弾力をもたらす要素としての影響は大きくありません。
ハリをもたらしているのは、表皮の奥にある3つの層「真皮」「皮下組織」「表情筋」の3つです。
それぞれがお肌のハリを保つ上で大切な役割をしていますが、中でも真皮は、表皮の土台となってしっかり支えているのです。
だから、真皮が元気でイキイキとした状態は、お肌にハリがある状態です。
<肌の断面図とコラーゲン>
真皮の中で、ハリに直接影響を与える大きな要素は、線維芽細胞と間質成分、そして栄養を届ける毛細血管です。
線維芽細胞は、間質成分であるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンをつくり出す細胞です。
コラーゲンは、真皮の70%を占めるお肌のハリに最も影響を与える「膠原線維(こうげんせんい)」と呼ばれるたんぱく質です。
3重のらせん構造で真皮の中を網目状に巡らされている伸縮性が少ない強靭な線維です。
お肌のハリにはある程度のお肌の強さが必要ですが、それをもたらしているのがコラーゲンです。
その中で最も多いのがⅠ型です。
そして、肌の柔らかさを保つのがⅢ型コラーゲンです。
また、表皮と真皮の間にあって、しっかりそれぞれを密着させているのがⅣ型コラーゲンです。
いずれも肌のハリをキープするために大切です。
一方、エラスチンは真皮の2~3%しかありませんが、コラーゲンより柔らかい弾力のあるたんぱく質です。
エラスチンは、その性質から「弾性線維」と呼ばれます。
エラスチンは、コラーゲンをしっかりつなぎとめるはたらきもあります。
ヒアルロン酸やプロテオグリカンは、糖やタンパクを含むゲル状の無定型物質で、細胞外マトリクスとも呼ばれています。
この2つは、水分を保持することで柔らかな潤いのあるお肌を保つとともに、コラーゲンやエラスチンと結びついて線維組織を安定させているのです。
若々しくて健やかなお肌では、真皮の中で絶妙なハーモニーがはたらき、お肌に弾力・ハリをもたらしているのです。
そんな真皮に栄養を送り届けるはたらきを果たしているのが血管です。
血管が健康で、しっかりと栄養素が真皮に届けば、線維芽細胞をはじめ真皮の組織も元気になって、ハリのあるお肌がキープできます。
このようにハリのあるお肌は、真皮で細胞と間質、そして血管などが健やかな状態でコラボレーションすることでもたらされているのです。
そして、この真皮をさらにからだの奥から支えているのが皮下組織と表情筋です。
皮下組織は、ほとんどが皮下脂肪で外部からの刺激や衝撃をやわらげ、からだの内部を守るクッションの役割を果たしています。
また、熱を伝えにくいので、断熱・保温のはたらきもあります。
表情筋は、その名のとおり顔の表情を生み出す筋肉で、皮膚に直接つながっています。
だから、表情筋が直接、顔表面のお肌を動かすことができるのです。
表情筋は、30種類以上もあって、相互に関係しあうことで豊かな表情を生み出すことができます。
皮下組織と表情筋が若々しい状態であれば、皮膚の土台である真皮をしっかり支えることができるので、ハリのあるお肌をキープできるのです。
人のからだやお肌は、すべてつながっています。
また、一緒に老化してしまいます。
だから、肌のハリの低下が起こるのは、たった1つの原因というより、真皮、皮下組織、表情筋がいずれも老化した場合に多いのです。
3.肌のハリがなくなる原因は?
1)お肌のハリがなくなる直接の原因は?
今、お肌にハリをもたらす要素について、お話しました。
だから、これらに問題があったり、衰えることによって肌のハリはなくなってしまいます。
つまり、主に次のようなことが原因です。
- 真皮の衰え
- 皮下組織の衰え
表情筋の衰え
①真皮の衰え
真皮の活力の源は、線維芽細胞です。
線維芽細胞が衰えると、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンをつくる能力が衰えます。
そうすると、真皮内のコラーゲンやエラスチンの量が減ってしまいます。
また、加齢などでコラーゲンやエラスチン自身も衰えます。
さらに、毛細血管が衰えて減ってしまうゴースト化が起これば真皮も衰えてしまいます。
ほかでも、最近では、コラーゲンがスライムのように過度に柔らかくなって伸びた状態である「カルバミル化」も真皮の衰えをもたらす原因の1つとわかってきました。
これらが、お肌のハリがなくなる大きな原因です。
②皮下脂肪の衰え
皮膚の1つ奥の、皮下組織の衰えは、主に皮下脂肪の衰えによるものです。
皮下脂肪が衰えてたるむ原因は、「脂肪を包むネットのたるみ」と「脂肪線維のたるみ」の2つがあります。
脂肪を包むネットのたるみは、エイジングで皮下脂肪を包むネットが弾力を失うことが原因です。
一方、脂肪線維のたるみは、脂肪が肥大化するなどで線維組織がその重みに耐えきれなくなって起こります。
また、顔のむくみも皮下脂肪を下げる原因になるので、肌のハリがなくなる原因の1つでこれらに理由で皮下脂肪が衰えると、お肌のたるみやハリ低下の原因になるのです。
③表情筋の衰え
加齢で表情筋も衰えます。
また、筋肉を包む筋膜には、リンパ管が流れていますが、表情筋の衰えでリンパの流れが悪化します。
その結果、老廃物が溜まりやすくなって、むくみが起こることもあります。
そうした状態が続けば、表情筋が真皮や皮下脂肪を支えきれなくなります。
その結果、たるみが起こって、お肌のハリがなくなるのです。
<参考記事>
*顔のむくみ!美容高感度の女性はどう感じている?イプサの調査と対策
2)お肌のハリ不足をもたらす要素は?
加齢は、真皮、皮下組織、表情筋の衰えの大きな原因ですが、加齢以外にもお肌のハリの低下につながる要素はたくさんあります。
そんな要素をリストアップします。
①紫外線のダメージ
加齢よりも肌のハリの低下の影響が大きいのが紫外線のダメージです。
紫外線A波は、真皮にまで届いて線維芽細胞やコラーゲン、エラスチンに大きなダメージを与え、お肌に老化をもたらします。
これを光老化と呼びますが、ハリをなくす大きな原因です。
また、紫外線を浴びるとお肌で過剰に活性酸素が発生します。
その結果、お肌が酸化することで、コラーゲン線維やエラスチン線維が酸化して変性してまったり、線維芽細胞が死滅するのです。
こうしてお肌のハリがなくなることで、深いしわやほうれい線の原因になってしまうのです。
紫外線による活性酸素は、カルボニル化の原因になることもあります。
カルボニル化とは、酸化した脂質の分解物であるアルデヒドがコラーゲンなどのタンパク質と結合することです。
その結果、ALEs(Advanced Lipoxidation Endproducts=最終脂質過酸化産物)を生み出すのです。
カルボニル化は、肌のくすみの1種である黄ぐすみの原因の1つです。
もちろん、黄ぐすみもお肌のハリを奪う原因の1つです。
<参考記事>
②活性酸素
紫外線以外でも過剰な活性酸素が発生する原因があります。
ストレス、喫煙、激しい運動、化学物質、過度な飲酒なども活性酸素の原因です。
自分自身にもダメ―ジを与えるのです。
活性酸素によるお肌の酸化もハリが減少する原因なのです。
③お肌の乾燥
お肌の乾燥は、ありとあらゆる肌悩みと関係していますが、やはり、肌のハリとも関係があります。
お肌が乾燥して、角質層のバリア機能が低下すれば、異物が侵入しやすくなります。
また、保湿能も低下して、紫外線ダメージを受けやすくなります。
本来、活性酸素は、細菌など外部から侵入する異物を退治するはたらきがあり、一定量は必要です。
しかし、過度に発生するとお肌を酸化させて角質層にダメージを与えることで、お肌の乾燥を招いてしまいます。
乾燥肌は表皮にダメージを与え、その状態が続けば、真皮まで悪影響を受けるのです。
だから、乾燥肌の原因である大気の乾燥、大気汚染、花粉、女性ホルモンのバランスの乱れや減少、よくないライフスタイル、アトピー性皮膚炎や乾皮症などの皮膚病、間違ったスキンケアや化粧品の使い方などもお肌のハリ低下の間接的な原因になるのです。
④女性ホルモンの減少
女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンがあります。
エストロゲンには、コラーゲンの生成を促す作用がありますが、年齢とともにエストロゲンは減少します。
特に、女性の場合は、更年期を経て閉経を迎える時期からは、女性ホルモンが激減します。
エストロゲンはコラーゲンの産生を促進しますから、その減少は真皮の衰えの原因となります。
その結果、お肌のハリが低下してしまうのです。
<参考記事>
*女性ホルモンのはたらきを知って更年期対策とアンチエイジング!
*女性ホルモンのバランスを整えて美肌をキープ!(飯塚美香さん)
⑤顔冷えや冷え性
顔冷えとは、気温の低下などによって顔の血管が収縮して血行が悪くなることで、顔のお肌の体温が下がって、「顔が冷たい」と感じる状態です。
血液のめぐりが滞ると、酸素や栄養分が十分にお肌の細胞に届かなくなります。
これが真皮にも悪影響を与えて、肌のハリ低下の原因になるのです。
また、からだ全体の冷えである冷え性も肌のハリの低下の原因の1つです。
⑥バランスのよくない生活習慣
偏った食生活、乱れた食習慣、睡眠不足や過労など、ストレスの多い生活習慣も肌のハリがなくなる原因の1つです。
特に、糖分の取り過ぎは、糖とたんぱく質が結びついて、AGEs(終末糖化生成物)をつくる糖化の原因となります。
その結果、お肌のたんぱく質であるコラーゲンやエラスチンを変性させてしまいます。
肌の糖化は、カルボニル化と同じく、くすみの中の黄ぐすみの原因の1つです。
⑦喫煙
喫煙は活性酸素を発生させることはもちろん、その煙にはさまざまな有害物質が含まれています。
また、ビタミンCを破壊するので、コラーゲンの生成が減ってしまいます。
タバコを長い期間吸っている方の特徴的な顔を「スモーカーズフェイス」と呼びますが、明らかに肌にハリもツヤもありません。
喫煙と肌老化の関係については、「喫煙がお肌の老化を加速!タバコで老け顔になる原因と対策」をご覧ください。
⑧過度なダイエット
過度なダイエットや急激なダイエットは、たんぱく質が急激に減るリスクがあり、顔のたるみの原因にもなって、ハリの低下をもたらすのです。
急激なダイエットはほうれい線の原因になることもよく知られています。
⑨誤ったスキンケア
誤ったスキンケアもお肌のハリがなくなる原因の1つです。
多いのが、スキンケアのしなさすぎではなく、スキンケアのやりすぎです。
お肌は、年齢による衰えはあっても、今、説明してきたようなハリ低下の原因を避けていれば、過剰なスキンケアは不要で、むしろマイナスになります。
たとえば、洗顔の回数が多すぎたり、クレンジングや洗顔に時間をかけすぎる、化粧品を使いすぎる、なども刺激や摩擦が大きくなって、お肌を傷める原因になることがあるのです。
年齢や肌質、肌状態に応じたスキンケアやエイジングケアを行わないと、かえって肌のハリは減ってしまうのです。
⑩猫背もハリ低下の原因
姿勢が悪いと肩のコリや筋肉のコリができて、骨格にも悪影響を与えます。
特に、猫背のような姿勢が続くと背筋が衰えます。
顔の筋肉は背筋に支えられていますから、背筋の衰えは顔のたるみの原因となって、肌のハリ低下をもたらすのです。
また、スマホを見る際の良くない姿勢も問題です。
アンチエイジングやエイジングケアによい姿勢づくりのポイントは、「エイジングケアによい姿勢とウォーキング | 高岡よしみさん」の記事でご紹介しています。
<参考記事>
3)気を付けたいパーツはここ!
①目元や口元
お肌のハリで特に気を付けたい顔のパーツは、目元や口元。
なぜなら、目元や口元は皮膚が薄いため外部の刺激を受けやすく、乾燥しやすいのです。
だから、真皮もダメージを受けやすいのです。
顔の中でも、目元や口元は、特に意識してスキンケアやエイジングケアが必要です。
肌のハリがなくなる前に、口元や目元には乾燥による小じわやちりめんじわが目立ちます。
これを放置すれば、たるみにつながるので早く対策しましょう。
たるみによって、ほうれい線もめだってきます。
たるみによるほうれい線を消すことは、化粧品にはできないので予防が大切なのです。
目元や口元と肌のハリと関係する情報は、次の記事を参考にしてください。
*目の下のたるみの予防と改善・解消!全てが学べる7つのポイント
*まぶたのたるみやしわの3つの原因を避ける予防・改善の対策の全て!
②唇
唇は、粘膜に近く、角質層が数層程度で顔のお肌よりもとても薄いのです。
また、皮脂腺や汗腺、メラニンを分泌するメラノサイトがないという特徴があります。
そんな唇はハリがあればプルプルした状態ですが、食べ物の刺激などで乾燥しやすくハリが失われやすいのです。
唇の乾燥を防いでハリをキープするために、リップクリームやはちみつパックなどでケアを行いましょう。
<参考記事>
*唇の縦のシワの7つの原因は?改善・解消のためのエイジングケア
③デコルテ
デコルテや首は、紫外線のダメージを受けやすいパーツです。
また、アクセサリーや衣類、汗による刺激を受けやすいパーツです。
そのため、ハリを失いやすいパーツの1つです。
ハリを失うと首のしわが目立つことがありますし、汗などでデコルテにニキビもできることがあります。
デコルテの保湿や紫外線対策を行って、ハリをキープしましょう。
④手肌
手肌は、皮膚は厚いのですが、水仕事など刺激を受けやすく紫外線にもさらされやすいパーツです。
特に、主婦や飲食業の方は手荒れになりやすいことがよく知られています。
そんな手肌もハリが失われて、手の老化や手のシワが目立ちやすいパーツです。
冬だけではなく、夏もハンドクリームでケアしたり、日焼け止めで紫外線対策を行って手肌のハリをキープしましょう。
4.肌のハリをキープするためのエイジングケア
ここからはスキンケアアイテムやエイジングケア化粧品を使って、お肌のハリをキープする方法をご紹介します。
これは、スキンケアやエイジングケアの3大基本対策です。
しかし、この3つは肌のハリをキープしたり、肌のハリの低下を予防するには効果的ですが、お肌のたるみを改善する効果は期待できません。
だから、「エイジングケアはいつから始めるの?」と迷ったときは、まだ、ハリが十分あっても始めるべきなのです。
1)清潔を保つためのクレンジングや洗顔
肌のハリを保ち、低下の原因をつくらない第一歩は、お肌を清潔に保つこと、つまり、正しい洗顔やクレンジングです。
クレンジングや洗顔と肌のハリとの関係には、2つの要素がかかわっています。
1つは、皮脂やメイクを放置したり、しっかり洗い流さないと酸化して、過酸化脂質になってしまうということです。
これがお肌に残ったままだと、お肌の老化を進め、ハリを失うことになります。
特に毛穴は汚れが残りやすいパーツです。
うまくメイクや汚れがおちないと角栓が大きくなって毛穴の黒ずみやいちご鼻の原因になってしまいます。
肌のハリをキープするために、しっかりと毛穴汚れが落とせるクレンジング料を使いましょう。
もう1つは、擦り過ぎや流し過ぎ、強い洗顔料やクレンジング料を使うと、お肌のバリア機能にダメージを与え、乾燥しやすくなるのです。
だから、クレンジングや洗顔では、不要な汚れ、皮脂、メイクは洗い流しながらも、保湿に必要なお肌の成分であるNMF(天然保湿因子)やセラミドを流さないバランスのよい洗い方が大切なのです。
また、加齢とともに洗顔料やクレンジング料は、刺激の少ない優しいものへと切り替えることもハリをキープする対策の1つです。
なぜなら、お肌の角質は厚くなっても、真皮は薄くなっていくので、できるだけお肌へのダメージを避けるための工夫が必要だからです。
30代以上ならアミノ酸系界面活性剤や弱酸性界面活性剤を洗浄成分にした敏感肌向けのクレンジング料や洗顔料がおすすめです。
クレンジング料のタイプとしては、クレンジングジェル、クレンジングミルク、クレンジングクリームがおすすめです。
クレンジングや洗顔については、次の記事を参考にしてください。
*洗顔の正しい知識でランキング不要のオススメの洗顔料の選び方
2)紫外線対策&有害光線対策
①紫外線対策
肌のハリをキープして減らさないための対策として、紫外線を避けることの重要性を先ほどもお話しました。
春や夏だけではなく、紫外線対策は冬も行うことが大切です。
特に、紫外線A波は、夏でも冬でも窓を透過してお肌にじわじわダメージを与えます。
つまり、知らない間に肌のハリを奪ってしまうのです。
夏は、波長の長いロングUVAも多くなります。
だから、夏を意識した紫外線対策を行うことが大切です。
もちろん、冬でも出かける前などは日焼け止めを塗りましょう。
エイジングケア世代には、ノンケミカルの日焼け止めがおすすめです。
また、日焼け止め以外でも、衣類などのファッションでも紫外線対策を行いましょう。
目元のハリのためには、UVカットサングラスをかけるなど目の紫外線対策も大切です。
さらには、紫外線を浴びた後のアフターケアも大切です。
紫外線対策については、次の記事を参考にしてください。
*日焼け止めの使い分けと選び方は、年齢・季節・利用シーンで!
②有害光線対策
最近では、紫外線以外の太陽光である近赤外線やブルーライト、高エネルギー可視光線(HEV)が肌のハリを奪うリスクであることがわかってきした。
紫外線散乱剤の1つである酸化鉄にはブルーライトをカットするはたらきがあるので、これを配合したアイテムがおすすめです。
<参考記事>
*酸化鉄配合の日焼け止めでブルーライトはカットできる?検証結果!
3)スキンケア化粧品で保湿
肌のハリをキープするために基礎化粧品やエイジングケア化粧品にできる最も大切なことは、保湿です。
だから、スキンケアによる保湿とは何かを理解した上で、年齢や肌質、肌状態に合わせて自分に合ったエイジングケア化粧品などを選んで、乾燥肌の予防や改善を行うことで、肌のハリの低下の予防につながるのです。
スキンケアでいう保湿とは、「お肌の保湿とは?本当にわかるスキンケアの基本と保湿成分」で詳しく説明していますが、「水分を与える」「水分を保持する」「水分の蒸発を防ぐ」の3つにプロセスがあります。
「水分を与える」は、「水」が担うので、主に化粧水が得意なプロセスです。
「水分を保持する」のは、美容液が得意でセラミド、プロテオグリカン、ヒアルロン酸、コラーゲンなどがよく配合される保湿成分です。
もちろん、化粧水にもこれらの保湿成分が配合されるのですが、美容液のほうが凝縮されて高い配合濃度の場合が多いのです。
そして、「水分の蒸発を防ぐ」のが、シアバターやスクワラン、アルガンオイルなどの美容オイルです。
いずれも大切なので、肌のハリをキープするためには、保湿の3つのプロセスを大切にしましょう。
4)肌のハリを保つ保湿化粧品の選び方
肌のハリをキープする化粧品には、資生堂やコーセー、ポーラなどの大手にもたくさんのブランドがあります。
また、アスタリフト、オルビスユー、ファンケル、アテニア、エトヴォス、アヤナスなどのブランドがよく知られています。
最近では、無印良品、韓国コスメなどプチプラコスメも登場しています。
そんなたくさんある化粧品の中で、肌のハリを保つための保湿化粧品はどのように選べばよいでしょうか?
それは、成分をしっかり理解して選ぶこと。
化粧水や美容液ならオススメの1つは、プロテオグリカン。
最近の化粧水ランキングや美容液ランキングでは、新しい高保湿成分であるプロテオグリカン化粧水やプロテオグリカン美容液の人気が高まっています。
なぜなら、プロテオグリカンにはコラーゲンやヒアルロン酸を増やすはたらきがあるので、肌のハリをキープする効果が期待されるからです。
もう1つのオススメは、セラミド化粧品。
なぜなら、セラミドは肌のバリア機能をサポートするとともに、水分を挟み込んで保持してくれるので乾燥肌の強い味方だから。
中でも、ヒト型セラミドが特にオススメです。
ヒト型セラミドは、角質層にあるセラミドと同じ構造なので、そのはたらきも人のセラミドに近いのです。
そんなセラミド配合の化粧品の選び方は、次の記事を参考にしてください。
また、インナードライ肌や敏感肌の方は、保湿化粧品を選ぶ場合も気を付ける必要があります。
そんな敏感肌の化粧品の選び方は、次の記事を参考にしてください。
*おすすめの敏感肌化粧水!選び方はランキングより刺激成分を避ける
5)肌のハリを保つプラスアルファのエイジングケア
保湿成分に加えて機能性の高いエイジングケア化粧品成分が配合されたエイジングケア化粧品を使うことで、プラスアルファのハリのケアが期待できます。
最近では、化粧品成分の開発は進化して、コラーゲンやエラスチンの産生を増やす成分や高い抗酸化作用を持つ成分が増えています。
また、医薬部外品として使われるナイアシンアミド、ニールワン、純粋レチノールなどはシワ改善の効能を取得しています。
もちろん、化粧品なので医薬品のような効果は期待できません。
だから、「ハリが甦る」「ハリの低下が改善する」とまではいえません。
それでも、ハリをキープするためのプラスアルファのエイジングケアが可能です。
そんなコラーゲンやエラスチンをサポートする成分が、ナールスゲンやネオダーミルです。
また、比較的よく知られている成分としては、ビタミンC誘導体やビタミンA誘導体(レチノールやレチノイン酸トコフェリル)もコラーゲンを増やす作用のある成分です。
抗酸化作用のある成分としては、ビタミンE誘導体、アスタキサンチン、金コロイド、レスベラトロール、フラーレン、コエンザイムQ10などが有名です。
さらに、最近では、ヒト幹細胞培養液をはじめ、EGFやFGFなどの成長因子を含む成分配合の化粧品も登場しています。
これらも肌のハリをキープする効果が期待できます。
これらの成分を含むエイジングケア化粧品のアイテム別の選び方は、次の記事を参考にしてください。
また、年代別のエイジングケア化粧品の選び方は、次の記事をご覧ください。
*60代・70代でも大切!エイジングケア化粧品の選び方と使い方
6)フェイスマッサージで肌のハリをキープ
フェイスラインのたるみは、皮膚や皮下脂肪が重力に負けて垂れ下がってしまうことで起こり、肌のハリ不足を招きます。
その原因となる血行の悪化や老廃物の滞留によるむくみを解消するために、血行やリンパの流れを改善するフェイスマッサージを習慣化することも肌のハリをキープするにはよい方法です。
マッサージクリームやフェイスクリームを使って、肌に摩擦の少ない状態で優しく行いましょう。
1回あたりの時間を長くするのではなく、3〜5分程度にして、毎日の習慣にすることがよい方法です。
詳しくは、「フェイスマッサージは正しく行うことがエイジングケアに大切!」をご覧ください。
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5.肌のハリをキープする日常生活の方法とは?
続いて、日常生活で肌のハリをキープする方法、ハリの低下を予防する方法です。
これは、第2章で挙げた原因を防ぐ方法です。
エイジングケアやアンチエイジングのための生活習慣については、「アンチエイジング的生活習慣は肌老化予防にエイジングケアより大切」で詳しく取り上げていますので、ここではポイントをご紹介します。
1)食べ物と栄養素でハリをキープ
肌にハリをもたらす栄養素としては、ビタミンAやビタミンC、ミネラルなどのコラーゲンを増やす栄養素を意識しましょう。
また、ポリフェノールをはじめとする抗酸化成分や鉄分や亜鉛、ほかではイソフラボンやパントテン酸なども肌のハリを保つのをサポートする成分です。
コラーゲンやエラスチンはたんぱく質なので、肉や魚などをバランスよく摂れば、特にサプリメントを摂る必要はありません。
ただし、食生活が不規則であったり、たんぱく質が不十分だと感じる場合は、アミノ酸やコラーゲンなどを含むサプリメントもよい選択肢です。
<ハリに効果的なビタミンなどを含む食べ物・飲み物>
ビタミンA レバー(鶏・豚)、うなぎ、ホタルイカ、モロヘイヤなど
ビタミンE アーモンドなどのナッツ類、あん肝、イクラ、すじこ、ナタネ油などの植物油など
ビタミンC 赤ピーマン、黄ピーマン、ブロッコリー、レモン、キウイ、イチゴなど
パントテン酸 レバー(鶏・豚・牛)、卵黄、鶏の心臓(ハツ)、
ビタミンU キャベツ、レタス、パセリ、アスパラガス、ブリッコリー、セロリなど
イソフラボン 大豆製品(納豆・豆乳)、プルーン、山芋など
亜鉛 かき、からすみ、たにし、わたりがに、豚レバー、牛赤身肉など
銅 レバー(牛)、フォアグラ、干しエビ、しゃこ、いか、ごまなど、
女性ホルモンと関係の深いイソフラボンとパントテン酸について少し詳しく取り上げます。
①イソフラボン
イソフラボンは大豆や大豆食品に多く含まれる成分で女性ホルモンであるエストロゲンに似た作用があります。
イソフラボンを補うことで、コラーゲンの生成が期待できるのでハリの低下予防に役立ちます。
また、加齢によって女性ホルモンが減少するために起こる症状の緩和や予防に役立ちます。
②パントテン酸
パントテン酸は、5番目に見つかったビタミンBで、ビタミンB5のことです。
しかし、この呼び名はあまり使われません。
パントテン酸は、肉や魚などの動物性食品にも、野菜などの植物性食品にも幅広く含まれています。
パントテン酸は、糖質、脂質、たんぱく質の代謝とエネルギー産生に不可欠な酵素を補助します。
また、コレステロール、ホルモン、免疫抗体などの合成にも関係しています。
さらに、ビタミンCのはたらきを助けるので、コラーゲンの産生にも関わって肌のハリを保つのに役立つのです。
<参考記事>
2)控えたい食べ物
一方、脂身の多い肉など高脂肪な食べ物はお肌の老化の原因になるので控えめにしたり、糖質の多い食べ物、GI値(グリセミックインデックス)の高い食べ物は、お肌の糖化の原因になるので控えめにしましょう。
肌のハリに関係の深い食べ物に関する情報は、下記を参考にしてください。
*スーパーフードはアンチエイジング・美容・ダイエットに効果!
*乾燥肌は食べ物と飲み物で内側から保湿を!おすすめ10の栄養素とは?
*アーモンドミルクの日は5月30日!人気秘密はスゴイ美肌効果
*アーモンドを食べる習慣のある人は顔のシワが少ない?研究結果発表!
*ほうれい線を予防・改善する食べ物・飲料・栄養素と食べ方は?
*カカオが豊富なダークチョコレートで美肌・健康とアンチエイジング!
3)サプリメントを上手に摂ろう
社会で活躍するようになった女性にとって、すべての栄養素を食事で摂るのは時間的に難しいこともあります。
そんな場合は、上手にサプリメントを活用することもおすすめです。
ビタミン類やコラーゲンサプリ、エクオールなども肌のハリをサポートするためにおすすめです。
*コラーゲンはなぜ必要?その解説とおすすめコラーゲンサプリご紹介!
*プルプル美肌になる!コラーゲンサプリメントの種類と選び方のコツ
*コラーゲンの敵!紫外線による光老化から肌を守るコラーゲンペプチド
*コラーゲンを毎日食べて、紫外線による光老化や肌老化を予防しよう!
4)肌のハリキープは適度な運動で
適度な運動習慣もお肌のハリをキープするために必要です。
なぜなら、運動で代謝がアップし、血行が促進したり、免疫力が上がるからです。
また、適度な運動は成長ホルモンの分泌が増えます。
つまり、適度な運動でお肌の新陳代謝や回復力が上がり、ターンオーバーも改善するのです。
さらに、運動を習慣化することでお肌の酸化を予防する力も身につきます。
運動は、軽い体操、ストレッチやウォーキングでも十分なので、自分ができる範囲のことを習慣化しましょう。
ウォーキングについては、「一般社団法人 日本姿勢と歩き方協会」や「エイジングケアに良い姿勢とウォーキング | 高岡よしみさん」を参考にしてください。
5)十分な睡眠でハリをキープ
質の高い十分な睡眠を取ることは、お肌のハリの維持や回復にとてもよい影響があります。
しっかりと眠れると体調もよく、ハリだけではなくツヤもある肌になるので、化粧ノリもよくなります。
なぜなら、夜、しっかり眠っていれば、成長ホルモンが脳から分泌されて新陳代謝が活発化するからです。
成長ホルモンは、睡眠後の2~3時間で最も活発になるといわれているので、眠る間から熟睡できる環境を整えることが大切なのです。
睡眠については、「夜の上手なスキンケアとエイジングケアでハリ・ツヤ美肌! 」も参考にしてください。
6)温活でハリの低下を予防
顔冷えをはじめ、からだの冷えは代謝の低下や血行不良の原因です。
だから、冷えを予防し、改善することが、肌のハリの低下を防ぐ対策の1つです。
最近では、体温を維持する活動を、温活と呼んでいます。
温活に関連する記事としては、下記を参考にしてください。
*低体温は体調不良のもと!体温を高く保つ5つの生活習慣で健康と美肌
*体温アップで免疫を高める!不眠・肩こりを改善して健康と美肌へ
また、最近、話題の免疫アップのたんぱく質の1つに「ヒートショックプロテイン(HSP)=熱ショックタンパク質」があります。
その中でお肌と関係が深いHSP47は、コラーゲンと同じく、真皮の線維芽細胞でつくられます。
そして、「コラーゲン」とだけ結びついて、コラーゲンが美しい3重のらせん構造になるのを助けるのです。
お肌のハリのアップには、HSP47を増やすこともよい方法です。
<参考記事>
*HSP(ヒートショックプロテイン)を増やす7つの方法で美肌へ!
*ヒートショックプロテイン(HSP)47はエイジングケアに大切な成分
*HSP(ヒートショックプロテイン)でシワやほうれい線が予防できる!
6.なくなったお肌のハリを取り戻す方法は?
日常生活の工夫やエイジングケア化粧品は、お肌のハリをキープする上では効果的ですが、一度なくなったお肌のハリを取り戻すには、大きな効果が期待できません。
そのため、なくなったハリを取り戻すには、ほかの方法も組み合わせることが必要です。
1)表情筋のトレーニング
表情筋トレーニングは、筋肉を鍛えて衰えたハリを復活させることを目的に行います。
表情筋を鍛えることで、血行もよくなって、お肌への栄養や酸素も行きわたりやすくなります。
だから、表情筋のトレーニングは、筋力アップによるハリの改善以外の効果もあるのです。
表情筋トレーニングで最も簡単なのは、「あ・い・う・え・お」体操と呼ばれるエクササイズです。
特に口元に筋肉が鍛えられるので、マリオネットラインの予防やフェイスラインを引き締め効果も期待できます。
あいうえお体操の手順は、
①「あ」…口を大きく丸く開ける
②「い」…口を横に広げて頬を上に上げるように
③「う」…口を尖がらせて前に出す
④「え」…口角を上に上げると下唇の左右に力を入れる
⑤「お」…上唇と鼻の下の筋肉を意識する
これを1日、10セット程度行ってください。
表情筋のエクササイズやトレーニングについては、「ほうれい線の予防・解消は表情筋のエクササイズ&マッサージで!?」も参考にしてください。
2)美顔器でハリを取り戻す
美顔器には種類がたくさんありますが、肌のハリを取り戻したり、アップさせるのを助けてくれるものがあります。
正しく選び、正しく使ってお肌のハリのアップに役立てましょう。
ただし、たるみでなくなったハリを劇的に改善することまでは期待できません。
①超音波美顔器
ラジオ波やサブマイクロ波、高周波で美肌効果をもたらす美顔器です。
超音波治療で、肌に刺激を与えることで、フェイスマッサージに近い効果が得られます。
つまり、血流を促進させて、肌のハリや弾力をアップさせるのをサポートします。
また、振動数が高いものはお肌の細胞を活性化し、コラーゲンの産生アップも期待できます。
振動数によって効果が違うので、チェックした上で自分の目的に合ったものを選びましょう。
②イオン導入美顔器
イオン導入美顔器は、基礎化粧品の美容成分をイオンが反発しあう力でお肌の奥へ浸透させる美顔器です。
マイナスイオンを帯びた分子量の小さな成分であるビタミンC誘導体、アミノ酸誘導体、プラセンタなどがイオン導入美顔器に向いています。
コラーゲンや高分子ヒアルロン酸など、分子が大きい成分は向いていません。
<参考記事>
*イオン導入に適したおすすめエイジングケア化粧水の選び方と使い方
③ローラー美顔器
ローラー美顔器は、ローラーを顔の上で転がして、表情筋をマッサージしたり、お肌に刺激を与えることでお肌のハリをアップさせることが期待できる美顔器です。
また、表情筋を鍛えることでリフトアップ効果も期待できます。
力を入れ過ぎると皮膚を傷つけてしまうので、注意が必要です。
特に目元や口元は軽く押さえる程度にしましょう。
④LED美顔器
LED美顔器は、その名のとおりLED=発光ダイオードをあてることで、さまざまな美肌効果を期待できる美顔器です。
LEDの色によって波長が違うので、効果が異なります。
赤色LEDは、肌の血行促進、コラーゲン合成の促進で肌のハリの復活を期待するものです。
青色LEDは、ニキビや黒ずみ毛穴の改善、皮脂分泌の抑制を期待するものです。
オレンジLEDは、美白効果やシミ、くすみ改善を期待するものです。
⑤EMS美顔器
EMSとは、Electrical Muscle Stimulationの略で、筋肉を刺激して収縮させる低周波のことです。
だから、EMS美顔器は、EMSを搭載して、表情筋にシグナルを送って肌のハリを取り戻すことが期待できます。
また、血液やリンパの流れがよくなることで老廃物が排出され、ターンオーバーが改善します。
このように美顔器といってもそのメカニズムが違うので、それぞれの特徴を理解して肌のハリのアップにうまく活用しましょう。
美顔器については、「美顔器の種類・役割と肌悩みへの効果や限界を知って正しく使おう!」も参考にしてください。
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3)エステティックサロンで肌のハリを取り戻す!?
エステティックサロン(エステサロン)は、医療ではないのでたるみによる肌のハリを元通りアップさせることまでは難しいかもしれませんが、施術の知識のあるエステティシャンンが一種類だけでなく複数の方法を組み合わせるフェイシャルコースを提案してくれます。
施術としては、フェイスマッサージ、美顔器の利用が中心で、エイジングケア化粧品の相談にも乗ってくれます。
セルフケアで不十分な場合は、で施術をエステティックサロン(エステサロン)受けるのもハリを取り戻す選択肢の1つです。
よいエステティックサロン(エステサロン)、エステティシャンを選ぶには、受ける側もある程度のエイジングケアの知識を持つことが大切です。
また、内容、費用面などもコンサルティングを受ける際に、クリアにしましょう。
*エステティックサロンを探すなら美容施設・店舗検索【エイジングケアアカデミー】
<参考記事>
4)美容医療でハリを取り戻す
肌のハリを取り戻す美容医療は、顔のたるみを改善する美容医療と同じです。
そんな美容医療は、最近では医薬品を使うもの、メスを使わない施術などさまざまな選択肢が増えています。
それらは、「ほうれい線を消す、改善するための対策がすべてわかる! 」や「顔のたるみの症状と原因から予防のエイジングケアと改善対策」でも紹介しています。
ここでは、上の記事で紹介していない美容皮膚科、美容外科や美容整形外科で受けることができる美容医療によるたるみ治療、肌のハリを取り戻す方法をご紹介します。
①水光注射や白玉注射による弾力改善
水光注射とは、Vital injector(バイタル・インジェクター)という水光注射専用のマシンで、ヒアルロン酸をはじめ、ビタミン、アミノ酸などを肌の表面の層に均一かつダイレクトに注入することで、お肌のハリを取り戻す方法です。
水光注射は、短時間で終了し、痛みや内出血の心配も少ない比較的安全な施術で、ダウンタイムも少ないことが特徴です。
おでこ(額)のしわ、目元の小じわ、首のしわなど肌のハリ・弾力の低下による肌悩みを改善します。
また、最近、話題になっているのがグルタチオンを注射や点滴する施術。
白玉注射や白玉点滴と呼ばれます。
グルタチオンは私たちのからだの中にある、生命を維持するために欠かせない物質で、グルタミン酸、システイン、グリシンという3つのアミノ酸から構成されているトリペプチドの1つです。
グルタチオンには、強い抗酸化作用や美白作用があります。
酸化を防ぐことで肌のハリがキープできるのです。
<参考記事>
②プラセンタ注入
プラセンタエキスを注射器で直接肌に注入して、真皮まで届けます。
プラセンタの作用で、真皮の線維芽細胞が活性化しコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を増やし、肌のハリ・弾力を取り戻す方法です。
③フォトフェイシャル
フォトフェイシャルは、「IPL(Intense Pulse Light)」という光を顔全体に照射する治療法です。
IPLによって、線維芽細胞を活性化させ、肌のハリや弾力を取り戻す方法です。
美容医療には、ほかにもケミカルピーリング、レーザー治療、メスを使う施術などさまざまな選択肢があります。
肌のハリを取り戻す手段としては、最も効果が目に見える方法ですが一定のリスクがあり、また経済的な負担も他の手段よりも大きくなります。
美容医療を検討する場合は、しっかりと医師に相談して、メリットやデメリットなどを理解した上で受けるようにしましょう。
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7.まとめ
肌のハリとは何か?をご紹介しました。
また肌のハリがなくなる原因とメカニズム、そしてキープする方法、取り戻す方法についてご紹介しました。
いかがだったでしょうか。
肌のハリは、弾力によってもたらされるものです。
赤ちゃんや若い場合は、何もしなくても大丈夫なので気になりませんね。
しかし、エイジングケア世代にとっては一大事。
なぜなら、ハリや弾力が失われるのは、エイジングなどで真皮、皮下組織、表情筋が衰えるから。
そして、弾力がなくなってしまうと、復活させるのは大変です。
だから、生活習慣とスキンケアやエイジングケアでハリをキープし続けるように努力することが何より大切。
でも、エイジングサインが進めば美容医療に頼る必要も。
だから、気になる前から予防して美肌を目指しましょう。
この記事「肌のハリとは?弾力がなくなる原因と取り戻すための方法・対策」が、エイジングケア世代の皆様のお役に立てば幸いです。
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著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
ナールスエイジングケアアカデミー編集長
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。文部科学省後援日本化粧品検定1級。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト。
著作(共著)KOLドクターの的確な人選と良好な関係作りのコツ
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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