あなたは、顔にできるしわにいくつかの種類があるのをご存知でしょうか?
エイジングケアでしわ対策を考えるには、しわの種類を知っておくことが大切です。
なぜなら、しわの種類によって原因が異なるので、対策が違うから。
この記事では、そんなしわの種類とその原因や特徴についてご紹介します。
しわのエイジングケアなら!
- しわには、大きく分けて、小じわ、真皮じわ、表情じわ、たるみじわの4種類があります。それぞれ原因と改善の方法が異なります。
- しわの中でエイジングケア化粧品が確実に効果を出せるのは、乾燥による小じわだけです。それ以外の種類のしわは、美容医療でなければ改善が難しいのです。
- 真皮じわは、その名のとおり、真皮の老化によるしわで、エイジングケア化粧品だけでは消すことはできません。コラーゲンやヒアルロン酸注入による治療が有効です。
- 表情じわは、その名のとおり、表情のクセが原因のしわなので、これもエイジングケア化粧品が効かないしわです。ボツリヌス毒素での治療が有効です。
- たるみじわは、顔全体がたるんで落ちてきた状態です。外科的な治療でリフトアップすることが有効です。
- しわは、加齢とともに顔では目の周りから目立ち始め、口周りへ進みます。そして、首周りへと進みます。
- しわ対策は、目立たない時からの保湿、紫外線対策と内側からの予防が大切です。また、アンチエイジングを意識した日常生活も大切です。
*シワの原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
CONTENTS
1.しわの種類別の改善方法が気になるあなたへ
「しわの4種類(小じわ・真皮じわ・表情じわ・たるみ)の症状・原因・対策」をお届けします。
しわといえば、代表的なお肌の老化のサインで、発生の原因や目立つパーツによっていくつかの種類があります。
たとえば、おでこ、目元、頬、口元など、顔のいろいろなところで目立ってしまいます。
もちろん、顔以外の首や手にもしわが目立ってしまうことも。
しかし、その種類や原因をしっかり理解すれば、予防や改善のためのエイジングケアが可能です。
しわの種類や状態によっては、エイジングケア化粧品を上手に使って進行を防ぐことができるのです。
一方、なかなか改善が難しいタイプも。
しわは発生の原因によって、基本的には「小じわ(ちりめんじわ)」、「真皮じわ(大じわ)」、「表情じわ」の3種類に分けられます。
さらに、輪郭や皮下組織などの崩れによる「たるみじわ」があるので、合計4種類あるのです。
この記事では、しわの種類別の特徴や原因およびエイジングケアの基本を紹介します。
また、スキンケア以外の予防や改善のポイントを取り上げます。
「自分のしわの種類が知りたい!また、原因は?」
「しわの種類と年齢との関係は?教えて!」
「しわの種類の見分け方を知りたい!どう考えれば良いの?」
「種類別のしわのエイジングケアが知りたい!おすすめの方法は?」
「大じわの場合、どんな治療法があるの?」
などとお考えの方は、ぜひ、読み進めてください。
<しわ対策を3分間動画で学ぶなら>
小じわ対策を3分間で理解したい場合は、下記の動画をご覧ください。
小じわのエイジングケア
しわ対策のエイジングケア美容液の選び方
<しわのエイジングケアなら>
<乾燥による小じわ予防に使えるナールスのエイジングケア化粧品「トラベルセット」>
<どんな種類のしわでも美容クリニックを探すなら>
2.しわで見た目が10歳変わる!種類と進み方は?
1)しわで見た目が老けるは本当?
しわのあるなしで見た目の印象が違うことは、感覚的に誰もがわかりますね。
もちろん、美肌でないことは確かです。
では、実際どの程度老けて見えるのでしょうか?
実は、見た目年齢としわの影響を研究した「The effects of skin colour distribution and topography cues on the perception of female facial age and health」という医学論文があります。
この論文によると、200名にしわのある顔の撮影画像を見せた後、それを取り除いて何歳若く見えるかを聞いたところ、平均10歳若く見えるという結果でした。
逆にいえば、しわがあると10歳老けて見えるということです。
これは海外の研究ですが、私たちの感覚ともそれほどずれていないと思いますが、いかがでしょうか。
<参照文献>
B Fink 1, P J Matts:J Eur Acad Dermatol Venereol. Apr;22(4):493-8,2008.
2)しわの種類と進み方
お肌は、表面から順に表皮、真皮、皮下組織の3つの層から成り立っていて、その奥に表情筋があります。
しわは、これらのいずれかの問題によって目立つのですが、お肌の奥の問題であればあるほど改善が難しくなります。
そんな、しわの種類について理解を進めましょう。
しわは、医学的には表皮または真皮にエイジングなどによって、皮膚表面の形状が変化した陥凹性の溝です。
しわは、原因によって4つに分けられます。
それは、小じわ、真皮じわ、表情じわ、たるみによるしわです。
そんなしわは、一般的に、まず目の周りから目立ち始め、口の周り、そして首周りへ進むと考えられています。
つまり、エイジングが進むにつれて、次の順でしわが目立つのです。
↓
↓
↓
↓
顔全体のたるみ
↓
頬のたるみや広頚筋部のたるみ(首のしわ)
また、表情が豊かな人では、若くても眉間のしわやおでこのしわが目立つことがあります。
これらは、表情じわです。
*広頚筋は、頸部(デコルテ)前面に広く分布する筋肉です。
頸部の筋肉ではありながら、口角を引き下げるはたらきがあります。
つまり、表情筋のように顔の動きに関わっています。
<参照文献>
FedokFG:The Aging Face.Facial Plast Surg 12:107-115,1996
<参考記事>
3.小じわの症状・原因と改善の対策
1)小じわとは?
小じわは、目尻や口元に小さく刻まれたもので、「ちりめんじわ」や「乾燥小じわ」とも呼ばれます。
年齢が若くても、皮膚の薄い目元や口元などにできやすいのが特徴です。
小じわは、浅くて細かいので、スキンケアやエイジングケア化粧品で改善あるいは消すことができるしわの種類なのです。
つまり、最も軽い症状のしわです。
2)小じわの原因
小じわの原因は、主にお肌の乾燥です。
角質層の水分が不足し、その体積が小さくしぼむことで目立ってしまう種類のしわです。
乾燥肌の原因は、加齢だけではなく大気の乾燥、紫外線などの外的な要素やストレス、喫煙などの内的な要素などさまざまです。
したがって、若い時期でも乾燥肌の方は小じわが目立つことがあります。
なので、小じわは乾燥じわと呼ばれることもあります。
なお、しわの原因についてのより詳しい情報は、「しわの原因とメカニズムを理解してエイジングケア!」をご覧ください。
3)小じわのエイジングケア
小じわの対策は、乾燥を防ぐことです。つまり、予防は乾燥肌対策を行えばよいのです。
保湿によってお肌のうるおいとバリア機能を高めることで予防や改善が可能です。
まず、小じわのエイジングケアの基本は乾燥対策なので、乾燥肌の対策の詳しい情報が掲載されている「乾燥肌の予防や改善対策は正しいエイジングケアが大切!」をご覧ください。
スキンケアは、保湿成分をしっかり含んだスキンケア化粧品を使うことが基本です。
スキンケア化粧品、エイジングケア化粧品は、保湿力が強いセラミドやプロテオグリカンなどを成分として含んだ種類の製品がオススメです。
セラミドとプロテオグリカンについて簡単に説明します。
◎セラミド
セラミドとは、もともとヒトの肌の中にある成分です。
表皮の外側にある角質層に存在している「角質細胞間脂質」を構成する成分の1つです。
しかし、セラミドは年齢を重ねるごとに減少してしまいます。
セラミドが不足すると角質細胞間脂質がスカスカになって隙間ができてしまい、肌のバリア機能の低下や、乾燥が進む原因となってしまうのです。
こうして年齢とともに減ってしまったセラミドを補うのが、化粧品成分としてのセラミドなのです。
セラミドの中では、特にヒト型セラミドが小じわの改善にオススメです。
セラミドに関しては「セラミドは肌の保湿力の鍵!その秘密と化粧品の選び方」を参照ください。
なお、最近ではセラミドを増やす成分も登場しています。
ナイアシンアミド、セラミドプロモーター、ライスパワーNo11などです。
これらも乾燥が原因のしわ予防におすすめです。
◎プロテオグリカン
プロテオグリカンは、セラミド同様にヒトの肌の中にある成分です。
ただし、セラミドと違って表皮ではなく真皮にある成分です。
コラーゲンやヒアルロン酸と同じように保水のはたらきがあり、お肌の保湿やハリに関わっています。
エイジングケア化粧品成分として多くの化粧品に配合されていますが、その原料は鮭の鼻軟骨から抽出されています。
プロテオグリカンに関しては「プロテオグリカンはアンチエイジングやエイジングケアで期待」や「プロテオグリカンの効果は保湿とエイジングケア化粧品の要!」を参照ください。
また、天然保湿因子(NMF:Natural Moisturizing Factor)の成分であるアミノ酸や、ナールスゲン®などのアミノ酸誘導体が含まれるエイジングケア化粧品もよい選択肢の1つです。
乾燥が気になる目元・口元などは、目元・口元専用の美容液やアイクリームなどの種類を使用するのもいいですね。
30歳を超えると、小じわと真皮じわの区別がわからなくなってしまうこともあるので、あわせて真皮じわのエイジングケアも実施しましょう。
しわ対策の化粧品に関しては、下記を参考にしてください。
*シワ対策のエイジングケア化粧水!選び方の3つのポイントと使い方
*しわケアにおすすめの化粧水!ランキングの高い人気&売れ筋11選
また小じわのケアなら、乾燥によるほうれい線を消すサポートをするナールスピュアがオススメです。
4.改善が手ごわい種類!真皮じわの予防・改善の対策
1)真皮じわとは?
老化によって肌内部の構造が乱れ、弾力がなくなることで、肌表面にしわとなってあらわれてしまう種類のしわで、「大じわ」「構造じわ」「加齢じわ」と呼ばれることもあります。
ほうれい線も真皮じわが原因となる場合があります。
深刻なのは、一度できた真皮じわはスキンケアやエイジングケア化粧品だけでは元に戻すのが難しいことです。
2)真皮じわの原因
真皮じわの原因は、老化によるコラーゲンやエラスチンの減少や変性です。
コラーゲンやエラスチンをつくる線維芽細胞の機能が低下して、コラーゲンやエラスチンが減ったり、変性したりすることで、お肌のハリや弾力が失われます。
なお、線維芽細胞についての詳しい情報は、「線維芽細胞とは?お肌のハリを保つエイジングケアの秘密」をご覧ください。
コラーゲンの変性は、加齢よりも紫外線による影響が大きいといわれています。
ゴルフやテニスなど、屋外スポーツのプロ選手で年齢のわりにしわが目立つ方が多いのは、紫外線による光老化がお肌に悪影響を与えているからなのです。
◎光老化
紫外線によるお肌の老化。
米国皮膚科学会では、老化の約80%が、加齢以外の紫外線など外部環境が影響していると発表しており、加齢よりも光老化のほうが、皮膚の老化の大きな要因だとも言われています。
なお、光老化についての詳しい情報は、「光老化とは?紫外線ダメージによる肌老化のメカニズムと対策・治療法」をご覧ください。
加齢、光老化によってお肌が老化することに加えて、皮下脂肪が肥大化したり衰えるとたるみが進み、真皮じわは一層、深くなることあります。
また、顔だけではなく、首などもお肌がたるんで真皮じわが目立つこともあります。
さらに、生活習慣が真皮じわの原因になることもあります。
デスクワークやスマホ習慣によって、猫背などのよくない姿勢が続くことで、お肌や筋肉が悪影響を受けて真皮じわが目立つこともあるのです。
3)真皮じわのエイジングケアと改善の対策
真皮じわは、小じわとは原因が違うので、対策も違ったものとなります。
スキンケアの基本である保湿はもちろん大切ですが、コラーゲンやエラスチンにアプローチするエイジングケアが必要です。
特に、若い時期に紫外線を多く浴びた方は、真皮じわになりやすいので、早い時期から予防美容で対策をすべきです。
スキンケア化粧品、エイジングケア化粧品は、コラーゲンやエラスチンなどを増やす基礎データのある成分や抗酸化成分が含まれたものを選びましょう。
レチノールやレチノイン酸トコフェリルなどのビタミンA(誘導体)、ビタミンC(誘導体)、ビタミンE(誘導体)やアミノ酸誘導体のナールスゲン®を含む美容液や保湿クリームなどがよい選択肢です。
古くなった不要な角質を酸や酵素で取り除き、ターンオーバーを促進するピーリングも線維芽細胞を活性化することができます。
また、最近では新しい化粧品原料の開発も進んでいます。
細胞のエネルギー源となる「ネオダーミル」というスイスで開発されたエイジングケア原料も注目の成分の1つです。
しわの体積を減らすというエビデンスもあるので、しわに効果が期待できるエイジングケア化粧品成分です。
※ビタミンA誘導体や、ピーリングは刺激が強いので、お肌が赤くなったりした場合は、使用を一旦ストップして専門医に相談しましょう。
エイジングケア化粧品以外では、β-カロテン、ビタミンA、C、Eなどを含む抗酸化作用のある食べ物やサプリメントを摂ることで、しわの進行を防ぐことができます。
ビタミンACEに関する詳しい情報は「外出時の紫外線による日焼けのアフターケアはビタミンACEで!」を参照ください。
また、女性ホルモンのエストロゲンを促すイソフラボンを摂り入れることも大切です。納豆や豆腐など大豆を含む女性ホルモンを増やす食品を積極的に食べましょう。
「乾燥肌は食べ物と飲み物で内側から保湿を!おすすめ10の栄養素とは?」では、お肌にうるおいをもたらしてくれる食べ物について解説していますので、あわせてお読みください。
エイジングケア化粧品やスキンケア、食事だけで真皮じわを改善するのには限界がありますし、一旦できてしまった真皮じわを完全に元に戻すことは難しいのが実際です。
エイジングケア化粧品の役割は、真皮じわの進行を遅らせることや予防ということを理解し、大きな改善を望む場合は、美容外科や再生医療による治療が選択肢となります。
真皮じわのお悩みが深い場合は、専門医に相談しましょう。
しわの原因や美容医療について深く知りたい場合は、「しわを取る、消す対策は本気で!10の改善法と7の美容医療」をはじめとして、次の記事をご覧ください。
*目の下のたるみの予防と改善・解消!全てが学べる7つのポイント
<参考記事>
*アーモンドを食べる習慣のある人は顔のシワが少ない?研究結果発表!
5.動的な種類の表情じわの原因・症状と改善の対策
1)表情じわとは?
笑ったり眉をしかめたりすると、その表情によってできる種類のしわで、「笑いじわ」と呼ばれることもあります。
表情じわは、目尻や眉間、額や鼻根部などがよく目立つしわです。
表情筋の動きで目立ってしまいますし、加齢によっても深くなってしまう種類のしわです。
表情じわも、真皮じわ同様に、スキンケアやエイジングケア化粧品だけでは元に戻すのが難しいしわです。
おでこのしわや眉間のしわは、人相が悪くなるので特に気をつけたいですね。
2)表情じわの原因
表情じわは、表情筋が衰え、過剰に収縮することで、お肌にしわができてしまう種類のものです。
表情が豊かな方は、表情じわができやすいと考えられています。
表情じわは、長年続けてきた表情のクセが刻まれたもので、加齢によってコラーゲンやエラスチンなどが減少すれば、元に戻らなくなってしまいます。
3)表情じわのエイジングケアと改善の対策
長年の表情のクセが表情筋に影響しているので、エイジングケア化粧品での効果は期待できません。
そのため、美容医療が最良の選択肢となります。
表情じわの改善を望む場合は、美容皮膚科などの専門医に相談しましょう。
ただし、まだできて時間があまり経っていない浅い表情じわは、表情のクセを治すことで改善することもあります。
また、表情筋のトレーニングは、予防的には効果が期待できますが、場合によってはかえって表情じわを深くする場合もあります。
表情筋のトレーニングも専門家に相談しましょう。
「ほうれい線解消は表情筋対策と顔の運動・エクササイズで!」ではほうれい線のための表情筋対策を紹介していますので、あわせてお読みください。
ただし、表情筋のエクササイズや顔ヨガなどは、かえってシワを深めるリスクになるので要注意です。
6.たるみじわとは?
1)たるみじわとは?
これは、たるみだけが目立っていたものが、皮膚が折り返された状態が続き、折りジワとして定着したものです。
もともと、皮膚がたるんでいるので、伸ばしてもしっかりシワとして線が残ってしまうのです。
2)たるみじわの原因
たるみじわの原因は、顔のたるみや輪郭の崩れ、支持組織の脆弱化など、皮膚より深い部位の老化や衰えです。
3)たるみじわのエイジングケアと改善の対策
たるみじわは、残念ながらエイジングケアでは改善しません。
美容医療での改善が基本です。
それでも深く刻まれたたるみによるシワを改善するのは難しいといわれています。
<参考記事>
7.しわの種類別の美容医療は?
ここでは、美容外科や美容皮膚科で受けることができるしわの種類別の美容医療の基本をご紹介します。
1)小じわの美容医療
小じわの美容医療は、レチノイン酸を使ったり、ビタミンCをイオン導入する方法があります。
これらは、化粧品より強力な医薬品や医療機器が使われます。
また、RFレーザーやピーリング剤を塗布するだけのマッサージピール、ヒアルロン酸を注入、水光注射、白玉点滴などが使われることもあります。
2)真皮じわの美容医療
真皮じわの美容医療としては、コラーゲンやヒアルロン酸を注入する治療法があります。
薬物を充填することで溝が埋まってしわが目立たなくなるのです。
ほかにも小じわと同じく、マッサージピールや水光注射を使ったり、肌再生FGF注入治療を行うケースもあります。
3)表情じわの美容医療
表情じわの美容医療としては、ボツリヌス毒素(菌)を注入する治療法があります。
ボツリヌス毒素(菌)によって、表情筋を麻痺させて、リラックスさせることでしわを改善する方法です。
1970年代からアメリカで導入されている安全性が高い治療法です。
短時間で治療が済み、数日後から効果を感じ始め、3〜4ヶ月間、効果が持続します。
代表的な製剤名はボトックスビスタ、ゼオミン、ニューロノックスの3種類です。
4)たるみじわの美容医療
たるみによるしわは、治療が難しい種類です。
たるみじわの美容医療としては、リフトアップやスレッドリフトなどの外科手術が最も効果が高い治療法です。
メスを使わない治療法としては、フラクショナルレーザーやラジオ波を使ったものがあります。
ヒアルロン酸などの注入治療、また凹んだ部分の組織を再生させるPRP再生治療、線維芽細胞を移植する再生医療などを用いたり、組み合わせることもあります。
▼たるみによるシワを美容医療で改善するなら
8.特殊なしわやパーツ別のしわの種類
1)眉間のしわ
眉間のしわは、人相が悪く見えてしまう嫌な肌悩みです。目立たない時からスキンケアやエイジングケアで予防することが大切です。
眉間のしわの原因は、ほかの顔のしわと同じく、加齢や紫外線ダメージによる肌の老化、乾燥などで表皮や真皮、皮下組織、表情筋などが衰えることです。
中でも、表情のクセが眉間のしわの大きな原因です。
詳しくは、「眉間のしわを消したい!4つの原因と予防・改善の対策総ざらい」をご覧ください。
2)下あごのしわ
下あごのしわは、「梅干しじわ」とも呼ばれます。
下あごのしわは、「オトガイ筋」という、食事などで口を動かすときによく使う表情筋です。
なので、下あごのしわは、表情じわの1種と言えます。
骨格や呼吸も影響しているので、下あごにしわが目立っている場合は、美容クリニックで専門医に相談しましょう。
下あごのしわについての詳しい情報は、「下あごのしわ、梅干しジワの原因と予防・改善のための対策」をご覧ください。
3)鼻のまわりのしわ
鼻の周りには、鼻の付け根の横じわと鼻筋に沿って縦じわが目立つ場合があります。
鼻の場合は、多くは横じわで、縦じわが目立つのは少数派です。
鼻の横じわは、鼻の付け根にある「鼻根筋」という表情筋の収縮によるものです。
だから、鼻の横じわは、「表情じわ」の1種です。
鼻の縦じわは、乾燥や鼻まわりをいじったりするクセが原因になってシワが寄ってしまう場合が多いようです。
鼻のしわの予防にも保湿が大切です。
鼻のしわについての詳しい情報は、「鼻の周りのシワの原因と予防・改善のエイジングケア対策」をご覧ください。
4)首のしわ
首には表情はありませんが、悪い姿勢が影響してしわが目立つことがあります。
長時間のデスクワークで下を向く姿勢が続いたり、枕が高すぎて首の曲がる角度が大き過ぎる場合などが一例です。
ほかには、乾燥や紫外線ダメージも首のしわの原因です。
だから、首のしわ予防にためには、保湿や紫外線対策が大切です。
また、首から胸元にかけてのデコルテラインも、しわやたるみなどの年齢が出やすいパーツです。
デコルテは、皮脂量が少なく、紫外線の影響によって乾燥しやすいので、首のしわ予防とあわせてデコルテのケアも心がけたいですね。
首のしわについての詳しい情報は、「首のしわの原因と改善の対策はエイジングケアと美容医療で!」をご覧ください。
また、デコルテのケアについては、「デコルテのケアなら、効果的な化粧品で魅せる素肌へ導く」の記事を参考にしてください。
5)手のしわ
手は、からだの中で最もよく使うパーツのため、外部刺激を受けやすいという特徴があります。
そのため、顔やそのほかの部位に比べて、角層が厚く、比較的防御力が高いのです。
その分、スキンケアやエイジングケアを怠りがちなパーツです。
そんな、手のしわの大きな原因は、「乾燥」「紫外線」「加齢(老化)」です。
特に、紫外線のダメージによる光老化が手の真皮じわの原因です。
だから、手肌の乾燥予防や手にも日焼け止めや手袋を使うことが大切なのです。
また、ハンドクリームは春や夏には、ナールスゲン、ビタミンC誘導体やビタミンE誘導体などエイジングケア化粧品成分が配合されたものを選ぶのがオススメです。
なお、手のしわ対策については、「手のしわ対策はエイジングケアハンドクリームと紫外線対策」を参考にしてください。
9.しわの種類に限らない基本的なスキンケア
小じわ、真皮じわ、表情じわ、たるみじわの4種類のしわについて、その原因とエイジングケアについて簡単に説明を加えました。
ナールスエイジングケアアカデミーでは、しわに関してたくさんの記事を用意していますので、ここでは、それをまとめながらしわのエイジングケアの基本について紹介します。
この記事でも、しわの種類ごとにしわのエイジングケアについて紹介しましたが、その基本は「保湿と紫外線ケア」です。
しわの予防のためにも、今、目立っているしわが今以上に進行しないためにも、保湿と紫外線ケアを徹底しましょう。
保湿についての詳しい情報は、「お肌の保湿とは?本当にわかるスキンケアの基本と保湿成分をご覧ください。
また、紫外線ケアについての詳しい情報は、「紫外線対策こそエイジングケア!日焼けダメージの肌老化を防ぐ対策」をご覧ください。
さらに、しわをはじめエイジングサインは、スキンケアだけではなく、健康やアンチエイジングを意識した日々の正しい生活習慣も大切です。
10.まとめ
今回の「しわの4種類(小じわ・真皮じわ・表情じわ・たるみ)の症状・原因・対策」は、いかがでしたか?
しわには、小じわ、真皮じわ、表情じわ、たるみじわの4つの種類があることをご紹介しました。
このように、しわにも種類があり、それぞれ原因とエイジングケアや改善策が異なることをご理解いただけましたでしょうか?
また、ご自分のしわがどの種類にあてはまるかもおわかりいただけましたでしょうか?
自分のしわの種類がわかればそれだけ改善策は立てやすいのですが、エイジングケア化粧品でケアできる範囲とできない範囲があります。
だから本当に大切なことは、しわの予防美容なのです。
できれば、しわが目立つ前からエイジングケア化粧品や内側からのエイジングケアで予防することを心がけ、しわで悩む年齢を遅らせるようにしましょう。
ぜひ、しわの種類を知って、毎日のケアの参考にしてみてください。
この記事「しわの4種類(小じわ・真皮じわ・表情じわ・たるみ)の症状・原因・対策」が、エイジングケア世代の皆様の肌悩み解消にお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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