顔のシワは気にしても、手肌のシワはそれほどでもない、という女性も多いようです。
あなたは、手肌のシワが気になりませんか?
また、今、気にならなくても、できればシワのない手肌でありたいと思いますよね。
この記事では、そんな手肌のシワの予防やエイジングケアの対策をご紹介します。
また、春や夏も使いやすい手のシワ対策にオススメのハンドクリームもご紹介します。
ぜひ、続きを読んでいつまでも美しい手肌をキープしてくださいね。
- 手のシワの主な原因は、顔と同じくエイジング、乾燥肌、紫外線ダメージです。だから、予防のためには、保湿と紫外線対策が大切です。
- 手のシワのエイジングケアは、20代から行いましょう。また、手荒れ予防も大切です。
- 手のシワを防ぐためには、紫外線対策はとても大切です。夏だけではなく、冬もしっかり紫外線をブロックしましょう。
- 手のシワのエイジングケアは、エモリエント成分だけのケアでは不十分です。セラミドなどの保湿成分、ナールスゲンなどのエイジングケア化粧品成分の入ったハンドクリームがおすすめです。
- 深く刻まれた手のシワは、エイジングケア化粧品で消すことはできません。ハンドメイクで隠したり、美容医療で改善することが手のシワ対策になります。
*手のシワの原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
CONTENTS
1.手のシワが気になるあなたへ
「手のシワはエイジングケアハンドクリームと紫外線対策で予防を」をお届けします。
自分の手のシワが気になって、電車に乗ったとき、つり革につかまった自分の手と隣の人の手を見比べてしまったことってありませんか?
隣の若い女性は、手のシワがなく、ピーンと張った皮膚をしているのに、自分の手はおばあちゃんみたいにシワシワの手だったら落ち込みますよね。
今回は、いつまでも美しく、年齢を感じさせない、シワのない手肌をキープするためには、どのようにすればいいのか?
この記事では、シワ予防のための日常生活で実践したいエイジングケアを意識したハンドケアのポイントをご紹介します。
また、手のシワ対策やエイジングケアを意識したハンドクリームやエイジングケア化粧品の使い方なども紹介します。
「手のシワの原因は老化だけなの?他にあるの?」
「手のシワの予防をハンドクリームで行いたい!おすすめは?」
「少し手のシワが目立ってきたので改善したい!よい方法が知りたい!」
「手のシワの予防には紫外線対策も大切なの?」
「手のシワって消すことはできないの?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをお読みくださいね。
<手肌のシワのエイジングケアに!>
*ダマスクローズが50%配合のハンド美容ジェル「ナールス ロゼ」
手のシワよりも前に、シワのエイジングケアの基本を知りたい方は、「しわが目立つ7つの原因と5つのプロセスを知ろう」と「しわの4種類(小じわ・真皮じわ・表情じわ・たるみ)の症状・原因・対策」をご覧ください。
さらに全体的なシワ対策については、「しわを取る、消す対策は本気で!10の改善法と7の美容医療」をご覧ください。
また、手のシワ対策のハンドクリームの選び方は、「ハンドクリームのランキングでは明かされない選び方と使い方」をご覧ください。
2.手のシワの原因は?
1)手肌のエイジングケアが不十分
手は、身体の中で最もよく使うパーツなので、外部刺激を受けやすく、顔やその他の部位に比べ、角質層が厚く、比較的防御力が高いのが特徴です。
しかし、その特徴ゆえに、スキンケアやエイジングケアを怠りがちなパーツでもあります。
また、紫外線ケアも顔に比べると、ついついおろそかになっている方も多いのではないでしょうか?
そのため、気付かないまま手のエイジングが進み、手のシワが増えていた、ということがよくあります。
あなたの手のシワも、もしかしたら同じ状況ではないでしょうか?
そんなことにならないように、手のシワ対策は20代から行いましょう。
2)加齢・乾燥・紫外線の3つが手のシワの原因に!
手のシワの原因も、顔のシワの原因と基本は同じです。
エイジングによる肌の衰え、乾燥肌、紫外線ダメージが主な原因です。
①加齢
顔とは少し構造的な違いはあるものの、手の皮膚も、表皮と真皮があります。
表皮では、ターンオーバーが行われ、また、バリア機能がはたらいています。
表皮は、汗と皮脂が混じってできる皮脂膜で覆われ、角質層には、角質細胞、NMF(天然保湿因子)、セラミドなどでできた角質細胞間脂質があります。
真皮には、線維芽細胞があり、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンが細胞外マトリクスを構成しています。
②紫外線ダメージ
手肌も加齢や紫外線ダメージの影響で、コラーゲンやエラスチンが減少すると手肌にシワができるのです。
つまり、手も光老化でシワが目立つのです。
③手肌の乾燥
手肌の乾燥も手のシワの原因になります。
乾燥は表皮へダメージを与えますが、それが改善しないと真皮へのダメージも進み、シワの原因となります。
では、シワのない美しい手を保つには、どうすればいいのでしょうか?
3.手のシワ予防のスキンンケア&エイジングケア
1)手のシワ予防の基本
今、ご紹介したとおり、顔と同様に手のシワも「乾燥」「紫外線」「加齢(老化)」が大きな原因です。
そのため、手のシワ対策にも、この3つを意識したエイジングケアが必要なのです。
つまり、保湿による手の乾燥肌対策、紫外線対策、内側からのアンチエイジングを意識した生活習慣です。
年齢を感じさせず、いつまでも美しく、シワのない手肌をキープするために、日常生活で実践したいエイジングケアを意識したハンドケアをご紹介します。
シワのない美しい手、エイジレスな手肌を目指して、しっかり、手のエイジングケアを実践しましょう。
2)手肌の乾燥対策
手肌のシワ予防の基本は、ハンドクリームなどによるスキンケアです。
一般的には、ハンドクリームといえば、シアバター、ワセリン、スクワランなどの油溶性成分(エモリエント成分)の比率が多く、比較的しっとり、あるいはべたつくタイプが多いのです。
油溶性成分の保湿力は、「水分の蒸発を防ぐ」ことで発揮されます。
一方、ヒアルロン酸やコラーゲンなど水溶性の保湿成分は、水分を抱え込んで保持することで保湿力を発揮します。
また、油溶性成分であるセラミドは、水分を挟み込んで保持することで高い保湿力を発揮します。
手肌の保湿力を高めるには、「水分を保持する」ことと「水分の蒸発を防ぐ」ことの両方が大切です。
だから、手のシワ予防のためには、春や夏もこれらの保湿成分を補うことが大切です。
例えば、春や夏には手肌に保湿化粧水を使ったり、水溶性の保湿成分の多いジェルタイプのハンドクリームを使うなどの方法があります。
手肌の乾燥対策は、ハンドクリームによる保湿だけではなく、日常的な対策もあります。
それらも手のシワの予防には大切です。
春からハンドクリームを使いましょう。
<参考記事>
*コロナ禍の手荒れ対策 薬剤師オススメの保湿成分・クリームとは?
①手が濡れたらすぐに拭く
手についた水分が蒸発するとき、もともと肌に残っている水分も一緒に蒸発してしまうので、水に濡れたときはしっかり拭き取ることがシワ対策のポイントです。
乾燥や手荒れを防ぐためには、濡れたままにしないことが大切です。
水仕事や手洗い後はすぐに拭くようにしましょう。
その際、タオルやハンカチで、擦るのではなく、軽く押さえながら優しく手の水分を吸収させましょう。
さらに、指先や指の間もしっかり拭き取るように徹底するとよいです。
まずは「濡れたらしっかり拭くこと」を、手のシワ対策では徹底しましょう。
②水仕事をするときはゴム手袋を着用する
水仕事や掃除をする時は、ゴム手袋を着用する習慣をつけましょう。
洗剤に含まれている刺激の強い界面活性剤は、手荒れの原因となることがあります。
ゴム手袋を着用して、洗剤による手荒れから手を守り、シワ対策を行いましょう。
ただし、ゴム手袋でかぶれてしまうこともありますので、素材に注意しましょう。
ゴム手袋でかぶれてしまう方は、ゴム手袋の下に木綿の手袋をつけることも1つの方法です。
また、ハンドクリームを塗ってからゴム手袋を着用すると、保湿パックをしているような状態になるので、一石二鳥です。
③水仕事はぬるま湯で
皆さんは水仕事の時、お水を使っていますか?
それともお湯を使っていますか?
高め温度のお湯を使うと、潤いに必要な皮脂まで落としてしまうため、手のシワの原因になる乾燥や手荒れをひどくしてしまう恐れがあります。
かといって、お水だったらダメージがないかというと、そうでもありません。
水でもお湯でも肌には負担をかけています。
だったら、食器の油などを洗い流しやすく、手早く終わらせることができるぬるま湯程度がベストです。
水仕事は、時間がかかればかかるほど、手荒れやシワの原因になると自覚して効率的に行いましょう。
3)手の紫外線対策でシワ予防
紫外線の中でも、UVA波は真皮にまで届き、シワやたるみを引き起こすことはご存知ですね?
紫外線を浴びると、肌の酸化が進んで、真皮にダメージを与えるのです。
特に、波長の長いロングUVAは手肌の奥まで浸透します。
紫外線によるお肌の老化は、光老化と呼ばれますが、なんとこれがお肌の老化原因の80%を占めることが、米国皮膚科学会(AAD)で発表されています。
つまり、手肌のシワに最も悪影響を与えるのは紫外線なのです。
このため、シワ対策のためには、顔やボディと同じように、手の甲にも必ず日焼け止めを塗るようにしましょう。
UVカット効果のあるハンドクリームを使えば、紫外線対策とハンドケアが一度に両方できます。
また、手袋などを使って紫外線カットをすることも、シワ対策には有効です。
もちろん、シワだけでなくシミも嫌ですね。
紫外線はA波、B波ともしっかりと対策を心掛けましょう。
さらに、紫外線のアフターケアも手肌のシワ予防には大切です。
アフターケアの1つとして、ビタミンACEを含む食べ物を積極的に摂ることをオススメします。
また、外出時間が長い日や真夏の紫外線を浴びた日は、ビタミンACEの誘導体を含むエイジングケア化粧水などを手につけることもよい方法です。
紫外線は年中降り注いでいます。
顔同様に、手も紫外線対策がエイジングケアの基本なので、夏の紫外線対策だけでなく春、秋、冬の紫外線対策も怠らないようにしましょう。
4)内側から手のシワ予防
手肌も身体の一部です。
だから、手肌も内側からのエイジングケアを考えることが大切です。
顔のお肌と同様、バランスのよい生活習慣が手肌の老化やシワの予防につながります。
手の美肌にもバランスのよい食べ物、十分な睡眠、適度な運動などがよい影響を与えます。
手の老化予防やシワ予防に効果的なのは、たんぱく質を十分に摂ること、またビタミンCやケイ素(シリコン)などのミネラル、さらには銅や亜鉛などの摂取も心がけましょう。
なぜなら、ビタミンCやケイ素、銅、亜鉛などのミネラルには、コラーゲンの生成を助けるはたらきがあるからです。
コラーゲンが増えれば手肌のシワの予防につながります。
手のシワ予防のために、たんぱく質に加えて、ビタミンCやケイ素、銅、亜鉛を含む食べ物を積極的に摂りましょう。
①ビタミンCを豊富に含む食べ物
野菜なら⇒ピーマン、パプリカ、トマト、ゴーヤ、ブロッコリー
果物なら⇒アセロラ、キウイ、いちご、柑橘類
などです。
②ケイ素を多く含む食べ物
穀物なら⇒キビ、小麦、トウモロコシ、
野菜なら⇒ジャガイモ、アスパラガス
海藻類なら⇒青海苔、ひじき
などです。
銅は、牛レバー、しゃこ、ほたるいか、桜エビなどに多く、亜鉛は、牡蠣、カニ、ホタテ、しじみなどに多く含まれます。
なお、食べ物や睡眠に関しては、下記の記事も参考にしてください。
*美肌は質の高い睡眠中に作られる!3つのホルモンを活かす4つの対策
4.手のシワ対策ができるハンドクリーム
ここからは、より実践的な手のシワのケアについてご紹介します。
1)お手持ちのハンドクリームで十分な保湿ができていますか?
こまめにハンドクリームを塗っている割には、どんどん手のシワが増えていくと感じたことはありませんか?
先ほども保湿について触れましてが、安価なハンドクリームの場合、ワセリンなど油溶性の「水分の蒸発を防ぐ」成分が中心で、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が配合されない、あるいは配合量が少ない製品が多いです。
この場合、潤いが蓄えられていない手肌に、いきなり油溶性成分だけを塗っていることになります。
つまり、水分のない状態の手肌に油分でフタをしているだけなのです。
これでは、保湿されているとは言えず、お肌の保湿力は高まっていません。
だから、このスキンケアだけでは、そのうち、シワが増えてしまいます。
若いときは、そんな油分の多いハンドクリームだけでもお肌内部が潤っているので問題ありませんが、年齢とともにお肌の水分量は減っていきます。
そのため、シワが気になるエイジングケア世代は、ハンドクリームを使う前に、手肌に水分を与え、与えた水分を保持することが必要になってくるのです。
つまり、大切なのは、手肌の一時的な保湿ではなく、保湿力の高い手肌を育てることなのです。
2)手のシワ対策のエイジングケア化粧水を
20代や30代前半なら、ヒアルロン酸やコラーゲン配合の比較的安い保湿化粧水、プチプラ化粧水でも、手のシワ予防の保湿には十分です。
しかし、30代半ば以降、40代、50代になるとやはり高い保湿力とエイジングケアも必要です。
そこでオススメなのが、ハンドクリームを使う前に、保湿成分やエイジングケア化粧品成分を配合したエイジングケア化粧水を使うことです。
特に、手のシワ対策を考えるなら、ナールスゲンやビタミンC誘導体、ナイアシンアミドなどのコラーゲンやエラスチンにアプローチするエイジングケア化粧水もよい選択肢の1つです。
また、プロテオグリカンなど、水溶性でも高い保湿力のエイジングケア化粧品成分を配合したエイジングケア化粧水もおすすめです。
ただ、いくらシワ対策のためとはいえ、手を洗うたびに1回1回化粧水をつけるのは大変なので、朝晩2回程度、ハンドクリームの前に化粧水をつけるようにしてみてはいかがでしょうか?
3)セラミドやエイジングケア化粧品成分が配合されたハンドクリームを使う
ハンドクリームの前に化粧水をつけるのは面倒、という方には、セラミドやエイジングケア成分が配合されたハンドクリームをオススメします。
セラミドの場合は、特にヒトのセラミドと同じ構造のヒト型セラミドがオススメです。
また、最近では、抗酸化作用を持つビタミンA誘導体(レチノール・レチノイン酸トコフェリル)やビタミンC誘導体(水溶性ビタミンC誘導体・油溶性ビタミンC誘導体、APPS)、ビタミンE誘導体、ナールスゲンなどのエイジングケア化粧品成分を配合したハンドクリームも発売されています。
さらに、バラの女王と呼ばれるダマスクローズが配合された高級ハンドクリームもあります。
ダマスクローズについては、「絶世の美女愛用!バラの女王ダマスクローズの5つの効果で憧れの美肌」で詳しく取り上げていますが、その芳醇な香り以外にも、抗菌効果、保湿効果、リラックス効果に加えて紫外線を吸収する効果もあります。
これは、エイジングケアにも、とてもよいことです。
今、ご紹介した成分を含むハンドクリームは、比較的価格は高い商品が多いですが、シワのない若々しい手を取り戻したい方は、エイジングケア化粧品成分やセラミドが配合されたハンドクリームを使ってみてはいかがでしょうか?
こうしたエイジングケア向けのハンドクリームは、手のシワを予防する意味でも有効です。
4)化粧水やハンドクリームの力を発揮させるために、おやすみ時に手袋をする
就寝時に化粧水とハンドクリームをしっかり塗ったら、そのまま手袋をはめて寝ます。
たったそれだけですが、手肌の乾燥はかなり改善されます。
お手入れをサボって手荒れが悪化したときなどの応急処置にもぴったりな方法です。
手袋は薬局や100円ショップなどで売っている綿の手袋で十分効果的です。
5.手のシワ対策に!おすすめのエイジングケアハンドジェルと使い方
1)手のシワケアにオススメのエイジングケアハンドジェル
手のシワケアに春も夏も使えるエイジングケアハンドジェルをご紹介します。
ダマスクローズ水を50%もの高濃度で配合したハンド美容ジェル「ナールスロゼ」です。
ナールス ロゼは、べたつきを抑えるため、水溶性成分を中心に配合した年中使えるハンドジェルです。
保湿効果、抗菌効果、紫外線吸収作用、リラックス効果を持つダマスクローズ水を50%も配合していますので、芳醇な香りが楽しめます。
他のバラ成分として、センチフォリアバラ花エキス、カニナバラ果実エキス、ノイバラ果実エキス、イザヨイバラエキスを配合しています。
エイジングケア化粧品成分としては、コラーゲン、エラスチン、熱ショックたんぱく質の1種であるHSP47、抗酸化物質グルタチオンを増やすナールスゲンを推奨濃度で配合。
さらに、抗酸化作用のあるビタミンC誘導体であるアスコルビン酸Na、ビタミンE誘導体であるトコフェリルリン酸Naを配合しています。
他の保湿成分としては、ヒト型セラミドでお肌に最も多いセラミド2、赤い色の成分シアノコバラミン(ビタミンB12)を配合しています。
無香料・無着色・防腐剤無添加のエイジングケアハンドジェルなので、敏感肌ほかどんな肌質でも使えます。
手のシワのケアやエイジングケアにオススメのハンド美容ジェルです。
2)ハンドクリームはハンドマッサージと一緒に!
手の血行促進も手のシワ予防につながります。
その方法の1つが、お風呂上がりなどにハンドマッサージをしながらハンドクリームをつけること。
① 手の指のマッサージ
まず、ハンドクリームを多めに手に取って、手のひらでしばらく温めます。
次に、ハンドクリームが温まったら、手全体に広げます。
そして、小指、薬指、中指、人差し指、親指の順番にマッサージをします。
マッサージは、爪のまわりを軽く押すことから始め、指先から指の付け根に向かって滑らせます。これを数回くりかえします。
② 手の甲のマッサージ
手の指が終わったら、手の甲のマッサージです。
まず、親指の付け根部分を、軽く押しましょう。
そして、手の甲全体を円を描くようにしてマッサージを続けます。
③ 手のひらをマッサージ
続いて、手のひらです。
手のひらも親指の付け根を軽く押します。
そして、手のひら全体を軽く押しながらマッサージしましょう。
④ 仕上げ
仕上げは、手全体のマッサージです。
手全体を手のひらで包み込むように仕上げのマッサージをしましょう。
また、左右の手の指を絡めて手首を回すなども取り入れましょう。
5分程度でできるので、お風呂上りや仕事、家事の合間の空き時間に行って、手のシワ予防を心がけてくださいね。
通常のハンドクリームの使い方は、「ハンドクリームの効果的な使い方・塗り方で手肌美人!」を参考にしてください。
6.手のシワは美容医療で治療できる!
どんなに高価なエイジングケア化粧品成分を配合したハンドクリームでも、深く刻まれた手のシワを完全に消すことはできません。
そこで、シワを改善する選択肢の1つとして美容医療があげられます。
ただし、保険診療で治療はできないため、自費診療となります。
最近ではメスを使わないアンチエイジング医療も発展し、治療法の選択肢が増えています。
お金をかけても良い場合は検討してみてはいかがでしょうか。
1)注入治療
手の甲にヒアルロン酸や脂肪、成長因子(グロースファクター)などを注入することでシワを改善することが可能です。
また、骨や歯を形成するカルシウムハイドロキシアパタイト(CaHA)が主成分とする「レディエッセ」という薬剤を注入する治療もあります。
最も簡便な方法はヒアルロン酸注入です。
ヒアルロン酸注入は、即効性がありますが、効果は数ヶ月~半年ほどで薄れてしまうため、定期的な治療が必要です。
<参考記事>
*ヒアルロン酸注射の肌への効果・持続期間はいつまで?ボトックスとの違いも解説!
*レディエッセとは?効果や持続期間、ヒアルロン酸との違いについて解説
2)光治療
光治療は、広域の波長をもつIPL((Intense Pulsed Light)で行う治療です。
フォトフェイシャルという医療器械を使うことが多いため、この治療はフォトフェイシャルとも呼ばれます。
比較的エネルギーの小さな光線を手にあてることで、少しずつシワを改善します。
<参考記事>
*フォトフェイシャルの効果がすごい!?毛穴やシミにはいつから?
3)レーザー治療
手のシワはレーザー治療で目立たなくすることが可能です。
その場合は、フラクショナルCO2レーザーという極めて細かい照射径の炭酸ガスレーザーで皮膚表面に小さな穴をあけ、創傷治癒効果によって手肌のハリを取り戻しシワを目立たないようにします。
また、最近ではピコレーザーという1兆分の1秒で照射できる機器でフラクショナル照射をすることで、手のシワの治療が可能になってきました。
<参考記事>
*ピコフラクショナルレーザーの効果はいつから?毛穴や小じわに効く?
4)ケミカルピーリングやマッサージピール
ケミカルピーリングは主に酸性の薬剤を使用して肌表面の余分な角質や汚れを除去し、肌トラブルを改善する美容医療の施術です。
肌のターンオーバーを整えることで、手の浅いシワを目立たなくすることが可能です。
一方、マッサージピールとは、「PRX-T33」と呼ばれる専用の薬剤を使った、ケミカルピーリング治療です。
コラーゲンの生成を促す効果があるため、クリニックによっては「コラーゲンピール」と呼ばれることもあります。
薬剤が真皮に働きかけて線維芽細胞を刺激し、コラーゲンの生成を促進し手のシワを改善します。
<参考記事>
*ケミカルピーリングの効果はいつから?ニキビ跡や毛穴にも効果が?
5)PRP療法や再生医療
血液採取で自分の血小板を濃縮させた液体で、手肌のシワなどの劣化した組織を修復するPRP療法(血小板療法)も選択肢に加わりました。
また、自分自身の線維芽細胞を耳の裏のダメージの無い部位から採取して、培養したものを手のシワのある部位の注入することで、線維芽細胞を増やす再生医療でも手のシワの治療が可能です。
興味のある方は、美容整形外科や美容皮膚科で相談してみてはいかがでしょうか?
<手のシワの美容医療なら>
7.手のシワを隠す裏ワザならこれ!
1)ハンドメイクで手のシワを隠す
どうしても手のシワを消したい時ってありますね。
そんな、特別な日にはハンドメイクをするのはいかがでしょう?
顔に使っているファンデーションを薄くのばす他、コンシーラーでカバーしたり、BBクリームを軽く塗ると、手のシワだけでなく、手のシミも目立たなくなります。
時と場合によっては、手のシワをハンドメイクで上手に隠しましょう。
2)ネイルケアで手のシワを目立たせない
ネイルがキレイに塗られていると、視線を爪に集めて手のシワや手のアラを隠す効果があります。
ネイルを塗るなら、ビビットな色よりも肌なじみのよいヌーディカラーの方が色白の手に見せることができます。
この方法も、手のシワを隠す1つの方法です。
8.まとめ
手のシワの原因から予防の対策、美容医療による治療法まで幅広くご紹介しました。
ご理解いただけましたでしょうか?
手も顔の肌と同様に、加齢とともに老化していきますので、シワ対策やエイジングケアが必要です。
日頃から、しっかりと保湿や紫外線対策を心掛けて、手のシワを意識しなくてもいいような手肌を目指しましょう。
エイジングケア世代になってもっと本格的に予防したい場合は、エイジングケア化粧品成分や保湿成分が配合されたハンドクリームも多数販売されていますので、手のシワ対策のためにご自分にあったハンドクリームを探してみてください。
また、すでに気になるので早く改善したい場合は、美容医療に頼るのも1つの方法です。
この記事が、手のシワを予防したい方、改善したい方のお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト。
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報をご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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