紫外線による免疫低下は、皮膚がんや感染症の原因になるリスクがあることが知られています。
目や肌にダメージを与える日焼けや光老化だけでなく、からだの健康状態を悪化させ、さまざまな病気の原因にもなるのです。
この記事では、紫外線による免疫低下のメカニズムやがんや感染症との関係についてご紹介します。
- 紫外線には皮膚や目、からだを酸化させたり、免疫を低下させるはたらきがあります。その結果、からだや肌にさまざまな障害が起こるのです。
- ネズミを使った実験で、紫外線による免疫低下が明らかになっています。免疫の低下によって、皮膚がんの発生と増殖のどちらにも影響を与えることがわかったのです。
- 紫外線によるダメージには、急性のものと慢性のものがあります。急性には、日焼け、紫外線角膜炎、免疫低下による体調不良や感染症があります。一方、慢性のものには、シワなどの肌老化、皮膚がん、白内障などがあります。
- 紫外線にはデメリットだけではなくメリットもあります。殺菌作用を利用したUV除菌器や免疫低下のはたらきを活用する紫外線治療などはメリットの活用事例です。
- 紫外線対策は、1年中必要です。日焼け止め、衣類や日傘、UVカットサングラスなどを活用しましょう。また、栄養バランスの取れた食生活を心がけることもおすすめです。日焼けサロンなどは避けましょう。総合的な紫外線対策が免疫低下の予防に有効です。
京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事
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CONTENTS
1.紫外線の免疫や病気への影響が気になるあなたへ
「紫外線による免疫低下は皮膚がんや感染症の原因になるリスクが!」をお届けします。
紫外線は美肌の敵。
でも、それだけではなく健康被害の原因にも。
だから、紫外線対策は、日焼け(サンバーンやサンタン)による肌悩みや光老化による肌老化の予防だけが目的ではありません。
紫外線ダメージは、メラニンの増加によるシミやソバカスの原因になることや、肌の酸化を進ませてしわやほうれい線の原因になることがよく知られています。
しかし、からだ全体や皮膚病への影響などはあまり知られていません。
実は、紫外線には、免疫を低下させて皮膚がんや感染症の原因になるリスクがあるのです。
また、急性や慢性のさまざまなからだへのダメージや病気の原因になります。
だから、紫外線対策は、エイジングケアだけではなく、健康維持や病気の予防、アンチエイジングのためにも大切なのです。
この記事では、紫外線による免疫低下のメカニズムやがんや感染症との関係についてご紹介します。
また、紫外線による急性と慢性のダメージや病気もご紹介します。
さらに、紫外線対策の基本もご紹介します。
「なぜ、紫外線で免疫が低下するの?教えて!」
「紫外線で免疫が低下するとどんな問題が起こるの?皮膚がんになるって本当?」
「紫外線による免疫低下を防ぐ方法は?日焼け止めで十分なの?」
「紫外線は目にもダメージを与えるの?どんな問題があるの?」
「紫外線で免疫が低下すると風邪もひきやすくなるの?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。
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2.免疫について理解しよう!
免疫とは、「疫(えき)から免れる(まぬがれる)」ことを意味する言葉です。
具体的には、ウイルスや細菌などの異物がからだに入り込んだ時に、それを見つけだして、からだから取り除くという仕組みのことです。
免疫が正しくはたらくと、自分自身の細胞と外から入ってきた異物を見極めて、自分の細胞は攻撃せずに、外から入ってきた異物のみを攻撃することで、からだを守ります。
そのために、体内にあるいろいろな特徴をもった免疫細胞がお互い協力し合っているのです。
そんな免疫は、大きくは「自然免疫」を担当する細胞と「獲得免疫」を担当する細胞の2つに分かれます。
自然免疫とは、細菌・ウイルス・寄生虫などの病原体に特徴的なものを見つけ出し、攻撃する免疫です。
自然免疫に関わる細胞として代表的なものには、マクロファージ、NK(ナチュラルキラー)細胞、好中球、マスト細胞があります。
一方、獲得免疫は、自然免疫で排除できなかった特定の病原体に対し、免疫細胞を選抜して感染した細胞を攻撃したり、特徴に合わせて抗体をつくり出して攻撃する免疫です。
抗体は、病原体が入ってきてから1週間〜2週間後にできます。
獲得免疫は、病原体の情報を記憶し、一度つくった抗体や選抜した免疫細胞をいつでも使えるように備えることができる特徴があります。
獲得免疫に関わる免疫細胞として、代表的なものに樹状細胞、T細胞(キラーT細胞・ヘルパーT細胞・制御性T細胞)、B細胞があります。
そんな免疫のはたらきは、体温アップなどで良くなることがある一方、加齢や紫外線などで免疫細胞にダメージを受けると弱くなってしまうことがあるのです。
<参考記事>
*体温アップで免疫を高める!不眠・肩こりを改善して健康と美肌へ
3.なぜ紫外線が免疫機能を下げるの?
ここでは、紫外線が免疫を低下させるメカニズムや実験でそれが明らかになった例をご紹介します。
1)紫外線が免疫を低下させるメカニズム
皮膚の表皮には、細菌やウイルス、化学物質などの侵入を感知するセンサーの役割をもつ「ランゲルハンス細胞」があります。
脳やリンパ節がランゲルハンス細胞からの情報を得ると、感染症などの病気を予防する免疫システムが作動します。
その結果、異物に対する特異的な免疫反応が起きて、異物を排除します。
だから、ランゲルハンス細胞が正常なら、からだの免疫も正常に保たれています。
ところが、紫外線を多く浴びると、活性酸素によってランゲルハンス細胞のDNAが傷いてしまいます。
そうなると、ランゲルハンス細胞のセンサー機能がうまくはたらかなくなります。
そのため、からだや肌の危険をリンパ節や脳に伝えることがうまくできなくなるのです。
これが紫外線による免疫低下のメカニズムです。
その結果、体調不良や風邪、ウイルスや細菌による感染症にかかりやすくなります。
たとえば、海やスキーで急激な紫外線を浴びた後に、疲労が激しくて体調不良になってしまうことやヘルペスができやすくなるのも免疫低下が原因である場合が多いのです。
また、ランゲルハンス細胞は、加齢でも減少します。
そこに紫外線ダメージを受ければ、一層、免疫力が低下するのです。
だからこそ、エイジングケア世代や高齢の方にとっては、紫外線対策がより大切なのです。
このように紫外線対策は、日焼けや日光皮膚炎、光老化によるシミ・そばかす、シワなどの肌悩み・肌老化の予防だけではなく、感染症や病気の予防のためにも大切です。
また、目も紫外線でダメージを受けるとドライアイや白内障、加齢黄斑変性症などの目の老化が原因の病気になったり、目からもウイルスが侵入しやすくなります。
だから、目の紫外線対策も必要なのです。
2)紫外線の免疫低下の実験
公益社団法人日本皮膚科学会の「皮膚科Q&A 日焼けQ9.日光にあたると免疫力が落ちると聞きましたが?」では、ネズミを使った実験で紫外線によって免疫が低下した例が紹介されています。
つまり、紫外線は、免疫を低下させて皮膚がんの発生と増殖のどちらにも影響を与えることがわかったのです。
ネズミの背中にかぶれを起こさせる実験をするとき、あらかじめ皮膚に紫外線をあてておくとかぶれが起きないという現象が知られています。
これを免疫学的トレランスといいます。
免疫に関連するさまざまな細胞は、紫外線照射でその機能が抑えられます。
このような現象を光免疫抑制と総称しています。
かぶれが起きなくて好都合と思いがちですが、この光免疫抑制は皮膚がんの発生にも大きく関わっています。
すなわち、紫外線によりがん細胞が皮膚内に発生したとき、そこに紫外線が当たっていると、がん細胞を異物と見なすことができず、普通なら免疫反応で排除すべきところが、がん細胞の増殖を許してしまうことになります。
つまり、紫外線は皮膚がんを発生させるとともに、皮膚がんの増殖を許すという、ダブルパンチを皮膚に与えてしまうわけです。
4.紫外線ダメージによる急性のトラブルは?
紫外線ダメージによる急性のトラブルには、肌、目、全身にかかわるものがあります。
急激な紫外線ダメージによる免疫低下が原因です。
1)日焼け
日焼けも免疫と関係があります。
日焼けには、サンバーンとサンタンがあります。
紫外線ダメージを受けると、皮膚に炎症が起こり、肌が赤くなったり痛みをともなう日焼けを感じます。
これがサンバーンです。
症状がひどい場合は、日光皮膚炎とも呼ばれます。
サンバーンは、紫外線を受けた後、数時間後から赤くひりひりとした炎症が起こります。
その後、8時間〜 24 時間でピークとなります。
ひどくなければ2、3日で自然に消えますが、ひどい場合は水ぶくれとなって皮がむけてしまうことがあります。
もし、症状がひどい場合は、早めに皮膚科医の診察を受けるようにして下さい。
一方、紫外線に当たった後、数日後に現れる黒っぽい日焼けがサンタンです。
サンタンは、紫外線で色素細胞が刺激され、メラニンが増えることが原因で、数週間〜数ヵ月続きます。
<参考記事>
2)紫外線角膜炎も免疫低下が影響
紫外線角膜炎は、電気性眼炎(雪目)とも呼ばれます。
強い紫外線を浴びたときに目の中に見られる炎症です。
結膜(白目部分)の充血、異物感などをともない、ひどくなると強い痛みを感じることがあります。
雪山や海、溶接工事などで、昼間に紫外線を浴びると、夜から翌朝にかけて発症することが多くあります。
ひどくなければ、1日〜2日で治ります。
3)紫外線ダメージで免疫が低下して体調不良や感染症に
全身や顔全体に紫外線を浴びると、免疫の低下が起こり疲れやすくなったり、風邪やそのほかの感染症になることがあります。
たとえば、口の周りなどの紫外線ダメージで口の周りに単純ヘルペスが再発することもその一例です。
特に体調が悪い場合や、糖尿病やがんなどの持病がある方は元から免疫が低下しているので、紫外線を浴びると感染症にかかるリスクが高くなります。
4)光線過敏症
光線過敏症とは、日光アレルギーとも呼ばれます。
また、日光皮膚炎の1つとして分類されることもあります。
太陽光線を皮膚に浴びると、赤みやかゆみ、炎症をともなう皮疹(発疹)ができるのが典型的な症状です。
高血圧治療薬や抗菌薬をはじめとする一部の医薬品を飲んだ後や、ソラレンという成分を含むグレープフルーツなど柑橘系の果物やパセリなどの野菜を食べた後に、太陽光線を浴びると発症する場合があります。
それらの物質が紫外線に過敏に反応してしまうことが引き金となりますが、原因は遺伝やアレルギーなどさまざまです。
<参考記事>
*ソラレンを含む食べ物で紫外線による日焼けがしやすくなるのはなぜ?
5.紫外線のダメージや免疫低下がもたらす慢性の皮膚・目の病気
長期の紫外線曝露は、酸化を進めたり、免疫低下状態が続くことになります。
その結果、皮膚や目の慢性の病気につながる可能性があります。
1)肌悩みや肌老化
UVAは光老化の主な原因になります。
特に、波長の長いロングUVAは、真皮の奥へ届いて、コラーゲンやエラスチンなどに大きなダメージを与えます。
だから、長く浴び続けると肌のハリが失われ、顔のたるみによるシワやほうれい線、たるみ毛穴などの原因となるのです。
また、角質が厚くなってくすみが目立って、肌の透明感も失われます。
紫外線による肌老化は、加齢によるものと違って、日光があたるところが目立つようになります。
ほかにも、目の下のたるみやゴルゴライン、マリオネットラインなども紫外線の長期的なダメージが原因となる場合があります。
また、典型的なシミである老人性色素斑(日光黒子)やソバカスも紫外線ダメージでメラニンが増えることが原因です。
炎症性色素沈着、脂漏性角化症、後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)、肝斑なども紫外線の影響が発症や悪化に関係があると考えられています。
<参考記事>
2)免疫の低下で皮膚の病気に
紫外線対策といえば、女性の多くは肌老化予防を意識していると思います。
一方、医学的に紫外線対策が重要なのは、長期的浴び続けることで皮膚がんが発生するためです。
①前がん状態
前がん状態には、日光角化症 (にっこうかくかしょう)や悪性黒子があります。
日光角化症では、淡い色や紅色のシミのような症状が目立ちます。
悪性黒子は、比較的大きなシミが少しずつ大きくなっていきます。
これらは、皮膚がん(悪性腫瘍)へ進行するリスクがあります。
②皮膚がん
皮膚がんには、悪性黒色腫(あくせいこくしょくしゅ=メラノーマ)、基底細胞がん(きていさいぼうがん)、有棘細胞がん(ゆうきょくさいぼうがん)があります。
いずれも紫外線ダメージによる免疫低下が影響しています。
悪性黒色腫は、日焼けをしやすい白色人種に発生しやすいといわれています。
日本人にも比較的見られる皮膚がんで、悪性度が高く皮膚がんによって亡くなる人の約 80%を占めています。
基底細胞がんは、高齢の方に発症しやすく、皮膚の下にある筋肉や骨にまで深く侵入する皮膚がんです。
幸いにも、ほとんど転移はせず、亡くなる人は多くありません。
有棘細胞がんは、悪性黒色腫と基底細胞がんの中間レベルの悪性度の皮膚がんです。
皮膚以外の臓器やリンパ節へ転移するリスクがあります。
3)目の慢性疾患
紫外線が原因となる目の慢性疾患には、白内障、加齢黄斑変性症、翼状片(よくじょうへん)があります。
白内障は、水晶体のたんぱく質が変性し、視力が落ちてくる目の老化による病気です。
加齢に加えて、紫外線も影響を与えると考えられています。
加齢黄斑変性は、加齢により網膜の中心部である黄斑に障害が生じ、モノが見えにくくなる病気です。
加齢に加えて、紫外線や喫煙、遺伝などが原因と考えられています。
翼状片は、白目と黒目の境界が紫外線で傷つくことで、白目の組織が異常増殖して黒目にかかってしまう病気です。
また、ドライアイも紫外線の影響が考えられます。
ドライアイにおける角膜上皮障害の発症に酸化ストレスが関係していますが、紫外線でそれが大きくなるリスクがあるのです。
6.紫外線や太陽光線のメリットも知っておこう
1)紫外線のメリット
多くの場合に悪者扱いされる紫外線ですが、からだにとってよいはたらきもあります。
まず、紫外線にはビタミンDをつくり、殺菌作用や新陳代謝を高めるはたらきがあります。
最近の研究で、ビタミンDが免疫力低下を抑える可能性があることもわかってきました。
また、紫外線には殺菌作用があります。
そんな紫外線の殺菌作用を利用した機能性家電であるUV除菌器が市販されています。
洋服やスマホ、手袋、マスク、ゴーグル、各種スポーツ用品や子ども用品、介護用品などに照射することで、ウイルスなどを除菌することができます。
さらに、免疫を低下させるはたらきを利用した紫外線治療もあります。
これは、外用薬などではなかなか改善しない尋常性乾癬やアトピー性皮膚炎の治療を行う手段です。
海外では、臓器移植にも紫外線の免疫抑制作用が活用されています。
<参考記事>
2)太陽光線のメリット
紫外線以外の太陽光線は、バイオレットライトやブルーライト、赤外線があります。
また、バイオレットライトは近視の進行を抑制することが知られています。
ブルーライトもがんや免疫低下の原因としてよくない影響が指摘されています。
なかでも、高エネルギー可視光線(HEV)は、白内障や加齢黄斑変性になることなどで問題視されています。
一方で、ブルーライトを朝の短時間浴びると体内時計がはたらき、よい生活リズムができます。
赤外線の中の近赤外線は、真皮や皮下組織まで浸透して炎症を促す物質を増やすはたらきがあります。
そのため、顔のたるみの原因となるデメリットがあります。
一方、血管を広げ、筋肉や神経の緊張を解きほぐすメリットがあるのです。
太陽光線は、睡眠・食欲・気分に対する作用など、生体リズムに大きな影響力を持っています。
起床とともに朝の早朝に10分間の太陽光を浴びると、1万歩あるいたほどの効果があるとのことです。
また、抑鬱症状の人の治療に高照度の光照射が有効なことから、認知症予防にも有効ではないかといわれています。
7.免疫を下げないための紫外線対策のポイント
紫外線による免疫の力を低下させない7つのポイントをご紹介します。
1)季節に応じた紫外線対策を行う
免疫を低下させないために、紫外線対策は1年中必要です。
しかし、季節によって紫外線量が異なったり、住む地域やライフスタイル、生活パターンも違います。
だから、季節に応じた紫外線対策を行うことが大切です。
たとえば、春や夏は、日差しが強まる10~14時頃の外出を控えることも免疫を下げないためによい方法です。
季節別の紫外線対策は、次の記事を参考にしてください。
2)日焼け止めを使う
①日焼け止めの選び方の基本
紫外線対策の基本は、季節や生活シーン、肌質や年齢に合った日焼け止めを選んで、正しく使うことです。
これで免疫の低下を防ぐことができます。
日常生活で浴びる紫外線を防ぐには、SPF10〜20やPA+やPA++で十分です。
春や夏に出かける場合には、外出シーンに応じた日焼け止めを使いましょう。
日焼け止めの選び方や使い方は、次の記事を参考にしてください。
*日焼け止めは正しい塗り方と使い方が大切!紫外線をカットするコツ
*日焼け止めの使い分けと選び方は、年齢・季節・利用シーンで!
*紫外線ブロックの指標SPFとPAを知って正しく日焼け止めを選ぼう!
*SPF値だけで決めてはダメ?! UVケアを完璧にする日焼け止め選びとは?
*男性も紫外線対策は重要!老け顔を防ぐ日焼け止めとエイジングケア
②一歩進んだ日焼け止めの選び方
エイジングケア世代や肌質でどう日焼け止めを選ぶか、また、UV化粧下地などでも紫外線対策を考えることが大切です。
たとえば、敏感肌やインナードライ肌などの方はより優しい日焼け止めが必要です。
そんな一歩進んだ日焼け止めの選び方は、次の記事を参考にしてください。
*エイジングケアもできる日焼け止めの選び方とおすすめアイテム
*乾燥肌におすすめの日焼け止め11選!選び方の5つのコツと使い方は?
*敏感肌におすすめの日焼け止め厳選11種をご紹介!選び方と使い方は?
*ノンケミカルの日焼け止めの選び方とおすすめは?人気11選をご紹介!
3)衣類や帽子などで紫外線対策を
長袖の衣類、日傘、つばの広い帽子などを活用しましょう。
これらは、UVカット加工が施されていれば、より高い紫外線ブロック効果が見込めます。
目の紫外線対策には、紫外線のカット率99%以上(透過率0.1%以下)のUVカットサングラスがおすすめです。
紫外線カット表示のある色のあまり濃くないものを選ぶようにします。
色の濃いサングラスは瞳孔が開いて目の負担になるので、色の薄いレンズがおすすめです。
最近では、ブルーライトや近赤外線をカットできるものもあります。
免疫低下を防ぐために、からだも目も紫外線をカットしましょう。
<紫外線に加えてブルーライトや近赤外線をカットできるおすすめのアイケアメガネ>
*透明なクリアレンズで紫外線を99%以上カットできるアイケアメガネ
*目からのウイルス・花粉の侵入、紫外線を99%以上カットできるアイケアメガネ
4)日焼けサロンを避ける
紫外線ダメージを受けることから、日焼けサロンはおすすめできません。
日焼けサロンとは、人工的にUVBをカットして、UVAをからだに当てることで、サンタンを起こしているのです。
水泡やシミなどの肌トラブルや目のダメージのリスクもあります。
WHOでは、日焼けサロン利用の危険性を考慮し、18歳以下の使用を禁止するように勧告しています。
もとからある免疫力を守る意味でも、わざわざお金を払って紫外線を浴びることはおすすめできません。
5)食べ物で紫外線対策
アンチエイジングを意識した毎日の生活習慣も紫外線対策の1つ。
なかでも、食べ物は美肌の基本です。
紫外線対策も、食べ物でたんぱく質、脂質、糖質をバランスよく摂ることが大切。
また、酸化を防ぐビタミンACEを含む野菜や果物を積極的に摂りましょう。
栄養バランスの取れた食生活は、紫外線で受けた免疫力低下の回復をサポートします。
<参考記事>
*外出時の紫外線による日焼けのアフターケアはビタミンACEで!
6)しっかり眠ることも大切
質の高い十分な睡眠も紫外線ダメージの回復に大切です。
睡眠中には成長ホルモンが分泌し、お肌やからだのダメージを回復します。
また、女性ホルモンのバランスも整います。
紫外線で低下した免疫を回復させるためにも、しっかり睡眠を取りましょう。
7)コラーゲンペプチドも免疫をサポート
コラーゲンペプチドを毎日食べることで免疫によいはたらきがあることがわかってきました。
だから、コラーゲンサプリメントを摂ることで、紫外線による免疫低下を防ぐことが期待できます。
また、コラーゲンに20%〜30%含まれるアミノ酸の1つであるグリシンには、質の高い睡眠をサポートするはたらきや「老化の症状改善にコラーゲンに含まれるグリシンが効果を」で取り上げたとおり、老化を防ぐはたらきがあります。
そんなコラーゲンのなかでは、吸収のよいフィッシュコラーゲン、なかでも天然の海水魚由来のマリンコラーゲンがおすすめです。
詳しくは、「コラーゲンの敵!紫外線による光老化から肌を守るコラーゲンペプチド」や「コラーゲンを毎日食べて、紫外線による光老化や肌老化を予防しよう!」をご覧ください。
天然海水魚の皮100%!コラーゲン以外は一切、無添加
このように、コラーゲンペプチドを摂り続けることも紫外線による免疫低下を防ぐ方法の1つなのです。
8.紫外線と免疫の研究
紫外線は、がんをはじめ免疫に関係の深い病気への影響があることから、医学面でも研究されています。
また、学会ほかさまざまな団体でも光老化対策の啓発が行われています。
次の外部情報も参考になれば幸いです。
9.まとめ
紫外線による免疫低下のメカニズムや、がんや感染症との関係についてご紹介しました。
また、紫外線による急性と慢性のダメージや病気の症状、その特徴も取り上げました。
いかがだったでしょうか?
紫外線は、肌悩みや肌老化の原因となるだけでなく、免疫を低下させることで皮膚がんや感染症などのリスクを高めます。
また、目の急性疾患や慢性疾患の原因になることもあります。
そんな紫外線による免疫低下を防ぐには、1年中しっかりと対策することです。
紫外線対策の基本もご紹介していますので、ぜひ、できることを1つずつ行って、健康とエイジレスな美肌をキープしましょう。
この記事「紫外線による免疫低下は皮膚がんや感染症の原因になるリスクが!」が、エイジングケア世代の皆様の健康や美肌のお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト。
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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