男性だから無理して紫外線対策をする必要はない!なんて考えていませんか?
紫外線をブロックせずに放置すると、からだや肌にダメージを与えるのは女性も男性も同じです。
この記事ではメンズに向けて、老け顔や目の老化を防ぐための紫外線対策のコツを幅広くご紹介します。
また、おすすめの日焼け止めやUVカットサングラスをご紹介します。
- 男性でも、紫外線対策は必要です。肌老化を防ぐためには夏だけではなく、どの季節でも何らかの紫外線対策を行うことが大切です。
- 紫外線対策のためには、男性でも日焼け止めを使いましょう。男性でもエイジングで乾燥肌になるので、優しいノンケミカルタイプの日焼け止めで保湿成分配合のものがおすすめです。日焼け止めは、男性のエイジングケアアイテムの1つなのです。
- 目の紫外線対策のためには、UVカットレンズのついたサングラスがおすすめです。レンズの濃い薄いはUVカット力とは関係ありません。透明レンズでも、99%以上UVをカットできるものがあります。
- 紫外線対策をしていても100%ブロックすることはできません。男性でも外でスポーツした後や日焼けを感じた場合は、アフターケアが大切です。紫外線のアフターケアには、からだを冷やす、保湿する、酸化を防ぐ食べ物を摂る、十分な睡眠を取るなどがあります。また、コラーゲンペプチドも紫外線による肌ダメージを防ぐことができます。
- もちろん、毎日の生活習慣も大切です。アンチエイジングを意識した健康的な生活習慣が、結果的に紫外線ダメージに強いからだや肌をつくります。
京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事
ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
CONTENTS
1.男性だけど紫外線で老け顔になるのは嫌なあなたへ
「男性も紫外線対策は重要!老け顔を防ぐ日焼け止めとエイジングケア」をお届けします。
女性も男性も紫外線ダメージは平等です。
むしろ、男性は、仕事でも外に出る機会が多く、また、ゴルフなど外でスポーツする機会が多いので、ダメージを受けるリスクが高くなります。
もし、そんな男性が、何も紫外線対策をしないとどうなるのでしょうか?
まず、下の写真をご覧ください。
これは、世界中の医学雑誌のなかでも最も権威があるといわれている「The New England Journal of Medicine」に掲載された写真です。
28年間トラック運転手をしていたこの男性は、ガラス越しに顔の左側だけ直射日光に当たり続けた結果、片側だけが極端に肌が老化して、老け顔になってしまったのです。
男性なのにほうれい線も目立っていますね。
これは、紫外線による「光老化」が原因ですが、加齢よりも紫外線の影響のほうが皮膚の老化が進んでしまうということが、よくわかる例です。
<光老化で片方だけ老け顔の男性>
(New England Journal of Medicine 2012; 366: e25)
ほかにも紫外線は、男性のシミやソバカスをはじめ、さまざまな肌悩みの原因になります。
いまや、男性のエイジングケアは当たり前になってきました。
また、男性のスキンケアはいまや国際的なビジネスマナーともいわれている現在、メンズ用の化粧水などを使う方が増えています。
そんな現代では、男性の紫外線対策も必須です。
この記事では、いつまでもエイジレスな肌で見た目もカッコよくいたいメンズのために、老け顔や目の老化を防ぐための紫外線対策のポイントをご紹介します。
また、おすすめの日焼け止めやUVカットサングラスをご紹介します。
「男なのでいままで紫外線対策はしてこなかった!基礎から教えて欲しい!」
「日焼け止めを塗れば、男でも肌の老化って防げるの?どんなものを選べばよいの?」
「目の紫外線対策は普通のサングラスではだめ?どんなものがおすすめ?」
「男性の紫外線対策で日焼け止め以外にできることは?教えて欲しい!」
「いつまでも若々しい肌でいたいので、いろんな紫外線対策を教えて欲しい!」
などが気になるメンズ諸氏は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。
<動画で見る紫外線対策>
【紫外線対策】肌老化の80%は紫外線が原因!知っておくべき最低限のこと
<男性の紫外線対策におすすめの日焼け止め>
SPF50+&PA++++ 夏の海でもゴルフでもOK!
<男性でも使える紫外線やブルーライト・近赤外線を防ぐUVカットサングラス>
*透明なクリアレンズで紫外線を99%以上カットできるアイケアメガネ
*目からのウイルス・花粉の侵入、紫外線を99%以上カットできるアイケアメガネ
2.男性のための紫外線基礎講座
男性のための紫外線の基本講座です。
紫外線は、放射線と近い性質があることをご存知でしたか?
放射線と聞けば、怖いですよね。
まず、そんな紫外線について理解を深めましょう。
1)紫外線は太陽光線の1つ
<さまざまな太陽光線と波長>
①紫外線はデメリットが大きい
紫外線は太陽光線の1つです。
太陽光線には、紫外線ほか赤外線、可視光線があります。
紫外線には、UVAとUVB、UVCがありますが、UVCは地上に届きません。
また、特に波長の長いUVAをロングUVAと呼びます。
可視光線には、ブルーライトやその一部であるHEV(高エネルギー可視光線)があります。
赤外線には近赤外線と遠赤外線があります。
紫外線はビタミンDの合成を助けたり、紫外線治療に使われるなどのメリットがあります。
しかし、日光皮膚炎の原因になるほか、紫外線で免疫が低下したり、肌老化の原因になるなどデメリットもがたくさんあります。
それは、紫外線が強いエネルギーを持っていて、からだや肌の活性酸素を増やすことで、細胞やDNAにダメージを与えるからです。
②ブルーライトも健康によくない?
ブルーライトは朝の短時間浴びると、サーカディアンリズムが整うメリットがあります。
しかし、紫外線同様に肌の老化や目の老化の原因になったり、生活習慣病の原因になることが明らかになってきました。
なかでも、HEV(高エネルギー可視光線)は、白内障や加齢黄斑変性症の原因として問題視されています。
③近赤外線も問題?
近赤外線は、がんの光免疫療法に使用されるメリットがあります。
しかし、肌老化や目の老化の原因となります。
特に、皮膚の真皮の奥まで届き、顔のたるみやそれが原因で目立つほうれい線、しわ、たるみ毛穴などの原因になります。
2)紫外線による日焼けとは?
①日焼けには2種類
サンバーンは、主にUVBのダメージによって、肌が赤くなったり水疱ができる症状です。
ひどい場合を、日光皮膚炎と呼びます。
一方、夏に強い紫外線を浴びると、3日目以降から肌が小麦色や褐色など黒っぽくなることがあります。
これがサンタンです。
紫外線によって、メラニン色素が生成され、色素沈着を起こすことが原因です。
サンタンは、数週間~数か月続きます。
どちらも日焼け止めを塗ることや衣類や帽子などで紫外線対策することで予防することが可能です。
②スキンタイプで日焼けのしやすさが違う
男性でも女性でも日焼けをしますが、その影響は肌の色で決まります。
日本人の肌は、Japanese Skin Type (JST)と呼ばれるタイプ分類で3つに分かれます。
タイプ1は、紫外線による日焼けですぐに赤くなり、あまり黒くならないタイプ。
つまり、サンバーンになりやすい肌で、日本人の15%程度の割合です。
タイプ2は、ある程度赤くなって、ある程度黒くなるスキンタイプ。
日本人の典型で70%程度います。
タイプ3は、紫外線に当たってもあまり赤くならず、黒くなりやすいタイプ。
つまり、サンタンになるタイプで日本人の15%程度です。
紫外線による日焼けは、男女の違いではなく肌タイプの違いによるのです。
日本人の肌タイプは3種類(JST : Japanese Skin Type)
スキンタイプ | タイプ1 | タイプ2 | タイプ3 |
比率 | 15% | 70% | 15% |
サンバーン (赤くなる日焼け) | 赤くなりやすい | 赤くなる | 赤くなりにくい |
サンタン (黒くなる日焼け) | あまり黒くならない | 黒くなる | かなり黒くなる |
(参考)
一般社団法人日本コスメティック協会 検定試験参考図書(メディカルレビュー)
日本人の肌タイプ別 日焼けしやすさの違いと肌への影響
タイプ | サンバーンまでの時間 | 紫外線のダメージ |
タイプ1 | 夏の晴れの日なら20分以内でサンバーンになる | +++ |
タイプ2 | 夏の晴れの日なら20分以内でサンバーンになる | ++ |
タイプ3 | 夏の晴れの日でも20分でサンバーンにならない | + |
なお、国際的にはフィッツパトリック(Fitzpatrick)分類といって、スキンタイプIからVI の6つに分類されます。
<スキンタイプによる日焼けの分類>
3.紫外線が男性の肌やからだへ与えるダメージ
1)男性なら紫外線ダメージは小さい?大きい?
当たり前ですが、紫外線は男性の肌へもダメージを与えます。
また、毛髪や頭皮、首やデコルテ、腕や手肌など、紫外線を浴びるパーツのすべてにダメージを与えます。
男性も女性も皮膚の構造や役割の基本は同じです。
男性は女性と比べ皮脂分泌が多く、角質層の水分の量が少ないことが特徴ですが、これによる紫外線のダメージの違いはそれほどありません。
問題は、男性には、紫外線ダメージや洗顔への意識の低い方が少なからずいることです。
紫外線に無頓着であったり、洗顔で肌ダメージを受けていると紫外線の影響が大きくなります。
だから、一般的にいえば、男性は女性と比べて肌老化が進みやすいのです。
では、紫外線が男性の肌やからだにどんな影響を与えるかを整理しましょう。
2)紫外線が与えるダメージ
①紫外線で男性も乾燥肌に
紫外線によって乾燥肌になります。
なぜなら、紫外線によってバリア機能がダメージを受けるからです。
バリア機能とは、皮脂腺から出る皮脂と汗でできる皮脂膜、表皮の角質層にあるアミノ酸や尿素からなる天然保湿因子(NMF)、セラミドやコレステロールからなる角質細胞間脂質の3つが発揮する肌の保湿を保つはたらきです。
紫外線ダメージで、肌に活性酸が増えてバリア機能が低下すると、肌が乾燥するのです。
また、紫外線ダメージで表皮の代謝であるターンオーバーも乱れるので、乾燥肌が進んでしまうのです。
その結果、肌のキメが乱れることで、乾燥肌が原因の肌悩みが目立ちます。
たとえば、小じわ、くすみ、角栓やいちご鼻など毛穴の悩み、肌荒れ、敏感肌、インナードライ肌などがあります。
特に、男性は毛穴の悩みが多いのですが、これは紫外線対策が不十分なことである場合が多いのです。
詳しくは、「目立つ毛穴と紫外線の深い関係を知って対策を!」をご覧ください。
もちろん、紫外線ダメージで、手肌の乾燥やボディの乾燥も起こります。
また、毛髪がパサパサとしてしまいます。
②肌の老化も進む
UVAは光老化の主な原因になります。
特に、ロングUVAは、真皮の奥へ届いて、肌の酸化を進め、コラーゲンやエラスチンなどに大きなダメージを与えます。
この記事の冒頭でもご紹介したとおり、紫外線による肌老化は、加齢によるものと違って、日光があたるところが目立つようになります。
光老化で、肌のハリが失われ、顔のたるみによるシワやほうれい線、たるみ毛穴などの原因となるのです。
ほかにも、目の下のたるみや目の下のクマ、ゴルゴライン、マリオネットラインなども紫外線の長期的なダメージの影響が大きいのです。
さらに、老人性色素斑(日光黒子)やソバカスも紫外線ダメージでメラニンが増えることが原因です。
炎症性色素沈着、脂漏性角化症、後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)、肝斑なども紫外線の影響が発症や悪化に関係があると考えられています。
③皮膚の病気や目の病気
肌のダメージが蓄積されると、最悪、皮膚がんになることも指摘されています。
皮膚がんには、悪性黒色腫(あくせいこくしょくしゅ=メラノーマ)、基底細胞がん(きていさいぼうがん)、有棘細胞がん(ゆうきょくさいぼうがん)があります。
これらは、紫外線ダメージによる免疫低下が影響しています。
また、紫外線で白内障、加齢黄斑変性症、翼状片(よくじょうへん)などの目の病気が進みます。
また、ドライアイも紫外線の影響が考えられます。
④体調不良や感染症
全身や顔全体に紫外線を浴びると、免疫の低下で疲れやすくなったり、風邪やそのほかの感染症になることがあります。
治まっていた口唇ヘルペスなどが夏の外出の後に再発するのは、紫外線ダメージの影響であることが多いのです。
⑤光線過敏症のリスクも
紫外線は、光線過敏症の原因になることもあります。
太陽光線を皮膚に浴びると、赤みやかゆみ、炎症をともなう皮疹(発疹)ができるのが典型的な症状です。
ソラレンという成分を含むオレンジなど柑橘系の果物やパセリ、セロリなどの野菜を食べた後に、太陽光線を浴びると発症する場合があります。
ただし、柑橘系フルーツでは可食部にはソラレン類が含まれていないか、あるいは少量しか含まれていません。
皮や葉に多く含まれる場合があるため、注意が必要です。
このように紫外線のダメージで、肌や全身に大きなダメージを受けます。
だから、からだの健康やアンチエイジングのためには、男性でも紫外線対策が大切なのです。
<参考記事>
*紫外線によるシミがあると見た目が10歳も老ける!ケアや対策は?
4.男性のための日焼け止めの選び方とおすすめ
ここからは、男性の紫外線対策のポイントをお届けします。
1)日焼け止めは大きく2種類
日焼け止めに使う成分としては、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2種類があります。
一般的に、紫外線吸収剤はケミカル、紫外線散乱剤はノンケミカルと呼ばれます。
紫外線吸収剤のメリットは、防御力の高さや使い勝手のよさです。
一方、デメリットは、時間の経過で効果が低下する光劣化が起こることや肌への負担が大きいことなどです。
ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸オクチル、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシルが代表的な成分です。
紫外線散乱剤のメリットは、肌への負担が小さく紫外線の幅広い波長に防御力を発揮できることです。
一方、デメリットは、白浮きすることやべたつくこと、紫外線吸収剤と比べると防御力が低いことです。
このほか、酸化鉄も紫外線散乱剤です。
男性でも日常生活では紫外線散乱剤を、スポーツやレジャーなどでは紫外線吸収剤を使うことをおすすめします。
<ケミカルとノンケミカルの日焼け止めの違い>
2)PAとSPFと日焼け止めの使い分け
①PAとSPF
日焼け止めの紫外線ブロック力を示す指標として、「SPF」や「PA」の2つがあります。
SPFとは、主にUVBを防ぐ効果の指標です。
1〜50+まであります。
一方、PAとは主にUVAを防ぐ効果の指標です。
「+」マークで表示され、「+」~「++++」の4段階があり、+の数が多いほど紫外線防御力が高くなります。
②日焼け止めの使い分け
日焼け止めは、紫外線の強さによって使い分けることが大切です。
過度に高い紫外線防御力を求めるのではなく、季節や使用シーンなどに合ったものを使いましょう。
詳しくは、「日焼け止めの使い分けと選び方は、年齢・季節・利用シーンで!」をご覧ください。
また、SPFやPAと日焼け止めの選び方や使い分けについては、「日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「Q13.サンスクリーン剤の使い方」」がとても参考になります。
<日焼け止めの生活シーンに合わせたSPF・PAの選び方・使い分け>
3)男性のための日焼け止めの選び方
①男性にはどんなタイプの日焼け止めがおすすめ?
日焼け止めには、クリーム、ジェル、スプレー、パウダーなどがあります。
日焼け止めクリームが一般的なタイプです。
崩れにくく汗にも強いウォータープルーフのものも多く、UVカット効果が持続しやすい日焼け止めです。
顔にも全身に使えて、春の紫外線対策や夏の紫外線対策にも使いやすいタイプです。
ジェルタイプは、さらっとした使い心地で保湿力があるものが多く、乾燥肌でも使いやすい日焼け止めです。
顔だけではなく、面積の広いからだ全体にも使えるので、男性でも使いやすいタイプです。
一般的に、クリームよりは効果の持続力が低いのがデメリットです。
スプレータイプの日焼け止めは、肌に吹きかけて使用するタイプです。
背中や襟足、足、頭皮、髪の紫外線対策に便利です。
また、べたつき感が少ないことがメリットです。
レジャー、スポーツなど汗をかいたときの携帯用としても便利で、男性の紫外線対策にも使いやすいタイプです。
一方、スプレーの特性上、塗りムラができやすいことがデメリットです。
紫外線ブロック力が高くないので、秋の紫外線対策や冬の紫外線対策にはよいのですが、それ以外の季節には、ほかの日焼け止めとの併用が必要です。
パウダータイプの日焼け止めは、サラッとしていて、メイク後の肌に乗せるだけで使えます。
一般的に女性向けなので、男性の紫外線対策には向いていません。
つまり、男性では顔用はクリームを基本に、ジェルとスプレーをボディに使うことがおすすめです。
②男性の日焼け止めにはどんな成分がおすすめ?
先ほどもお伝えしたとおり、男性の紫外線対策でもノンケミカルがおすすめです。
また、乾燥肌対策のための保湿成分が入っている日焼け止めがおすすめです。
なぜなら、男性でもエイジングで乾燥肌になるからです。
特に、男性でも夏にインナードライ肌になる方もいます。
インナードライ肌は一見、脂性肌ですが、肌内部が乾燥しています。
だから、セラミドやヒアルロン酸などの水分を保持する成分やスクワランなどのエモリエント成分で水分の蒸発を防ぐことができる日焼け止めがおすすめです。
一方、合成着色料、合成香料、PGなど、肌にとって不要な成分や刺激のリスクのある成分は避けることをおすすめします。
全成分表示をチェックして選んでくださいね。
<参考記事>
*SPF値だけで決めてはダメ?! UVケアを完璧にする日焼け止め選びとは?
4)男性のための日焼け止めの使い方
日焼け止めの使い方のポイントは、適量を使うことと正しい方法で塗ることです。
「日焼け止めは適切な使用量を使って紫外線をブロック!」や「日焼け止めは正しい塗り方と使い方が大切!紫外線をカットするコツ」で詳しく紹介していますので、ここでは男性のためにポイントをご紹介します。
また、日焼け止めを塗る前に、男性向けの化粧水などで保湿ケアを行いましょう。
①日焼け止めの適量は?
日焼け止めの使用量は思っているより多く使うのが適量です。
顔全体に必要な日焼け止めの適切な使用量は、0.7~0.9gになります。
クリームや乳液ならパール粒2つ、液体タイプなら1円玉2つ分程度です。
手や腕や使用する場合は、塗りたいパーツに容器から直接、直線を描くようにつけます。
それをもう1度繰り返せば、適量となります。
②日焼け止めの塗り方
顔に日焼け止めを塗る際は、左右の頬、おでこ、鼻の上、口の下あたりの5カ所に分けてのせます。
その後、指の腹全体を使って大きく手を動かしながら、すみずみまでていねいになじませて顔全体に伸ばします。
しっかり紫外線をブロックしたいなら、全体に同じ量を二度塗りすることがベターです。
また、日焼け止めは、塗り直すことが大切です。
なぜなら、水分や汗、皮脂、擦れなどで落ちるからです。
特に、活動量の多い男性の場合は、2〜3時間おきに塗り直しましょう。
もう1つは、日焼け止めの使用期限や保管方法に注意すること。
未開封なら期限は3年ですが、開封後はそのシーズンで使い切ることがベターです。
③マスク生活でも使おう
一般的なマスクでは紫外線を完全にブロックすることはできません。
だから、紫外線対策のために日焼け止めを使うことが大切です。
マスク着用時の日焼け止めを選ぶ条件は、汗や水に強い、刺激が少ない、摩擦に強い、光劣化しない、適度な紫外線ブロック力です。
使い方のポイントは、マスクが触れやすい両方の頬、鼻の上、口の下から顎はしっかりと重ね付けすることです。
<参考記事>
5.男性でも使えるおすすめの日焼け止め
男性の紫外線対策にオススメの日焼け止め・UV化粧下地として、ナールスヴェールをご紹介します。
「ナールス ヴェール」は、京都大学と大阪市立大学で共同開発されたエイジングケア化粧品成分「ナールスゲン」を推奨濃度で配合した紫外線散乱剤だけのノンケミカルタイプの日焼け止めです。
紫外線散乱剤のみの配合ですが、SPF50+、PA++++という高いUVカット力を実現しています。
だから、夏のスポーツやレジャーの際でも使えます。
また、乾燥肌をはじめ敏感肌やインナードライ肌でも使える、優しいタイプの日焼け止めです。
さらに、独自処方により、つけているのを忘れるほど軽いテクスチャーであることも大きな特徴です。
ナールス ヴェールの特徴を整理すると、次のとおりです。
- SPF50+&PA++++でどの季節でも日常生活や外出時の紫外線をしっかりカット
- 敏感肌の方にもオススメのノンケミカル&ノンパラベンでお肌に優しい処方
- お肌になじみやすい独自処方の肌色で白浮きしない
- べとべとしないノンオイリー処方で脂性肌の化粧下地としても使いやすい
- 汗や水でもメイクが崩れにくいウォータープルーフ処方
- ナールスゲン&ビタミンC誘導体配合でエイジングケアもできる
スクワランやセラミド、ヒアルロン酸、グリセリンなどの保湿成分配合でうるおいをキープ
<全成分>
シクロペンタシロキサン、水、酸化亜鉛、ジメチコン、BG、ポリグリセリル-3ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー 、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー、リンゴ酸ジイソステアリル、水酸化Al、PEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、ハイドロゲンジメチコン、ステアリン酸、イソステアリン酸、グリセリン、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2、ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、スクワラン、ジステアルジモニウムヘクトライト、カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル(*)、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、セラミドNP、ヒアルロン酸Na、グリチルリチン酸2K、ヒメフウロエキス、イザヨイバラエキス、マグワ根皮エキス、トコフェロール、EDTA-3Na、フェノキシエタノール、酸化チタン、酸化鉄
(*)ナールスゲン
さらに、「酸化鉄配合の日焼け止めでブルーライトはカットできる?検証結果!」でご紹介していますが、ナールス ヴェールがブルーライトをカットすることがわかりました。
このグラフが示すように、波長の短いブルーライトの場合、ほとんど透過しません。
真ん中あたりだと15%程度透過、つまり85%程度をカット、最も長い500nmなら25%程度透過、つまり75%カットしています。
これは平均で84.8%のカット率です。
完全に十分とはいえませんが、ノンケミカルで敏感肌でも使えるタイプの日焼け止めなのに、ここまでブルーライトをカットできるなら、とても良い検証結果です。
6.男性のためのUVカットサングラスの選び方とおすすめ
1)目の紫外線対策も大切なのはなぜ?
紫外線は、皮膚だけでなく、目の老化や加齢黄斑変性症、白内障や紫外線角膜炎などの病気の原因になります。
また、目に入った紫外線で、日焼けを起こしてシミの原因になることが、マウスを使った実験で証明されています。
だから、男性にとっても目の紫外線対策は大切です。
目の紫外線対策には、UVカットサングラスをかけることが効果的です。
また、つばの広い帽子や日傘を使うことでもある程度、目から入る紫外線をカットすることが可能です。
2)濃いレンズのサングラスは男性の目によい?悪い?
濃い色のレンズのほうが、紫外線をカットできると思っていませんか?
実はサングラスのレンズの色と紫外線ブロック力は関係がありません。
濃いサングラスは、周りが暗くなったと目が認識して瞳孔を広げ、かえって紫外線を受け入れてしまうリスクが指摘されています。
だから、色にこだわらず紫外線カット力の高いサングラスを選ぶことがおすすめです。
男性でも濃い色のレンズに抵抗がある方には朗報ですね。
3)メンズのためUVカットサングラスの選び方のポイント
UVカットサングラスの選び方のポイントは大きく3つです。
①紫外線透過率1%未満がおすすめ
1つは、UVの透過率が小さいこと。
サングラスの商品表示ラベルなどには、「紫外線透過率」が数字で表示されています。
たとえば、「紫外線透過率10%」と表記があれば、紫外線カット率は、90%です。
最近では、「外線透過率1%」のものがあるので、それらがおすすめです。
また、「UV420」「UV400」と表記されているタイプもおすすめです。
UV400は紫外線カット率が99%、UV420なら紫外線に加えて、可視光線のHEVまでカットすることができます。
②ブルーライトなどをカットできるサングラスがおすすめ
ブルーライトは太陽光線だけではなくパソコンやスマホからもでています。
また、近赤外線も同じです。
最近では、紫外線だけではくこれらの有害光線をカットするアイケアメガネも登場しています。
男性でもPCやスマホに触れる時間の長い方は、こうしたアイケアメガネがおすすめです。
③紫外線など光線を吸収してカットするレンズを選ぶ
UVカット機能のあるレンズには、光線を反射してカットするタイプと吸収してカットするタイプがあります。
反射してカットするタイプでは、目の上、横、後ろから入る紫外線を防ぐことができません。
しかし、吸収してカットするタイプなら、どの角度から紫外線が来てもカットできます。
山や海、スポーツ、車の運転などでは紫外線はさまざまな角度から反射します。
アクティブな男性ほど紫外線の反射によるデメリットが大きいのです。
だから、吸収してカットするレンズがおすすめです。
<男性でも使える紫外線やブルーライト・近赤外線を防ぐUVカットサングラス>
*透明なクリアレンズで紫外線を99%以上カットできるアイケアメガネ
*目からのウイルス・花粉の侵入、紫外線を99%以上カットできるアイケアメガネ
7.メンズのための日焼け後のスキンケアの方法
紫外線対策を行っていても、すべてのダメージをなくすことができません。
また、日焼け止めをつけ忘れて日焼けしてしまうことも。
そんな場合には、紫外線による日焼けのアフターケアが大切です。
1)まずからだや肌を冷やして炎症を鎮める
日焼けは、火傷(やけど)です。
肌の細胞がダメージを受け、バリア機能が低下して弱っています。
だから、まずは、水をかけて冷やす、おしぼりで冷やすことが大切です。
ただし、おしぼりで肌を強くこするなどはNGです。
また、炎症を早く鎮めることも大切です。
グリチルレチン酸ステアリル、グリチルリチン酸2K、アラントイン、プラセンタエキス、ビタミンE(トコフェロール)やトコフェリルリン酸Naなどを配合した化粧水や薬用化粧品を使うことで、紫外線による炎症を鎮め、肌荒れを改善するのを助けます。
2)保湿をする
また、紫外線のアフターケアには、保湿も大切です。
ヒアルロン酸、プロテオグリカン、コラーゲンなど、刺激性が低く保湿力の高い保湿成分が配合された保湿化粧水を使いましょう。
男性であっても、アルコール(エタノール)やメンソールなどが配合された収れん化粧水は紫外線のアフターケアには向きません。
3)水や抗酸化成分を摂る
からだの内側に水や栄養素を補給することも大切です。
紫外線を浴びた後は、水分をしっかり補給しましょう。
また、酸化を防ぐビタミンA,C,Eを含む食べ物を摂ることも、紫外線のアフターケアに大切です。
ニンジン、ほうれん草、かぼちゃなどの野菜には、体内でビタミンAに変わるβ―カロテンが豊富です。
いちごやアセロラ、オレンジ、グレープフルーツなどの果物のほか、ブロッコリー、ジャガイモ、赤ピーマンやゴーヤなどビタミンCが豊富です。
アボカド、キウイ、アーモンドなどのナッツ類には、ビタミンEが豊富です。
このように、ビタミンA,C,Eは美肌のための栄養素であり、アンチエイジングや健康にもよいので、男性も日常的に摂ることをおすすめします。
詳しくは、「紫外線対策の食べ物と飲料!日焼けや肌老化を防ぐ7つの栄養素とは?」をご覧ください。
4)抗酸化成分の入ったエイジングケア化粧品を使う
抗酸化成分配合のエイジングケア化粧品を使うこともよい方法です。
たとえば、男性用化粧水でも紫外線のアフターケアに使うならビタミンC誘導体化粧水などがおすすめです。
ほかにも、ナールスゲンやフラーレン、ビタミンE誘導体など、抗酸化成分配合のエイジングケア化粧水がおすすめです。
5)十分な休息と睡眠
日焼けで傷んだ肌や疲れたからだの回復には、睡眠が大切です。
なぜなら、眠っている間に分泌がさかんになる成長ホルモンが、日中に受けた紫外線ダメージを修復するからです。
つまり、毎日の十分な睡眠が健やかなからだや美肌の源なのです。
夏場に外出時間が多かったり、スポーツをした後は、十分に睡眠を取って、次の日に備えましょう。
これらはすべてアンチエイジングを意識した生活です。
紫外線対策だけでなく、健康のために大切です。
8.男性でも紫外線対策にコラーゲンもおすすめ
「コラーゲンサプリといえば、女性の美肌のものだから、男には関係ない!」と思っていませんか?
男性でもコラーゲンを摂ることで紫外線対策になるのです。
最近の研究で、サプリメントに使われるコラーゲンペプチドが光老化を予防することがわかってきました。
また、コラーゲンペプチドが免疫を高めることもわかってきたのです。
さらに、コラーゲンに20〜30%含まれるアミノ酸であるグリシンは、睡眠の質を高めるはたらきもあります。
その上、グリシンが老化の症状改善も期待できることがわかってきました。
なかでもおすすめは、吸収がよい天然海水魚由来のマリンコラーゲンです。
このようにコラーゲンのサプリメントは、男性の紫外線対策や健康増進も期待できます。
もちろん、日焼け止めなどの紫外線ブロックをしっかり行った上で、活用することを忘れないようにしましょう。
*天然のタラの皮100%!無添加のナールスの低分子純粋コラーゲン
9.まとめ
「男性も紫外線対策は重要!老け顔を防ぐ日焼け止めとエイジングケア」をお届けしました。
いかがだったでしょうか。
男性の方は女性と比較すれば、美容や紫外線対策への興味は高くないでしょう。
しかし、それでも見た目の若さを気にする方も多いのではないでしょうか。
いまの時代は、ビジネスでもやはり若々しく見えて、しわやたるみのない男性のほうが好印象です。
この記事「男性も紫外線対策は重要!老け顔を防ぐ日焼け止めとエイジングケア」が、メンズの若々しさを保つヒントになれば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト。
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
ぜひご登録をお待ちしております。
▶キレイと健康のお役立ち情報が届く、ナールスのメルマガ登録はこちらから
nahlsエイジングケアアカデミーを訪れていただき、ありがとうございます。nahlsエイジングケアアカデミーでは啓発的な内容が中心ですが、ナールスコムでは、ナールスブランドの製品情報だけでなく、お客様にご参加いただいた座談会やスキンケア・エイジングケアのお役に立つコンテンツが満載です。きっと、あなたにとって、必要な情報が見つかると思います。下記から、どうぞ。ナールスゲン配合エイジングケア化粧品なら「ナールスコム」
SNS Share
\ この記事をシェアする /