目立つ毛穴を化粧品や医薬部外品を使ったセルフケアで対策したいと考えているなら、どんな成分が効果的かを知ることが近道です。
この記事では、毛穴の詰まり・黒ずみ・開き・たるみに効果的なおすすめ化粧品成分48選を一挙公開します。
これらの成分が入ったコスメや医薬部外品を使いましょう。
岩手医科大学歯学部卒業後、都内歯科矯正施設で矯正歯科医として表側・裏側矯正や小児の顎骨成長発育誘導多数から成人矯正まであらゆる矯正治療を習得。
その後、矯正と審美歯科、美容皮膚科、美容外科、再生医療、免疫療法を組み合わせた日本で初めてのトータルビューティを実現できるクリニック「医療法人社団 サカイクリニック62」を開業。
歯と美容医療を組み合わせたパイオニアとしてドクター向け講師として活躍する稀有な存在として有名。
得意分野は、口元と肌の若返り美容。美容マシンに関する目利きがずば抜けており、世界でも安全・安心で効果の高いマシンを毎年数台導入するなど、常に患者さまにとって満足度の高い施術を行えるよう心がけている。
CONTENTS
1.目立つ毛穴に効果的な成分を知りたい方へ
目立つ毛穴の悩みには、毛穴の詰まりや開き、たるみなどいくつかの種類があります。
これらは原因が違う場合があったり、いくつかの原因が重なっていることがあります。
そのため、同じ目立つ毛穴でも種類や原因によって、使うべき化粧品成分や医薬部外品成分が異なります。
毛穴ケアのためには、洗顔料やクレンジング料、化粧水や美容液、保湿クリーム、日焼け止めが使われます。
<正常な毛穴>
その中で、毛穴が目立つ原因にアプローチできる有効成分を含んだアイテムを選ぶことが大切です。
この記事では、毛穴の原因や種類別に、目立ちを予防・改善するのに効果的な化粧品成分や医薬部外品48種を紹介します。
なお、毛穴の目立ちの中でたるみ毛穴やすり鉢毛穴は、スキンケアやエイジングケアだけでは改善が難しいタイプです。
改善には、美容医療での医薬品や医療機器による施術が必要なケースが多いです。
サカイクリニック62 坂井万里先生からのメッセージ
毛穴の黒ずみ・開き・たるみを一緒に治療するおすすめは?
美容医療なら、イオン導入やエレクトロポレーションとハイドロピーリング、高周波治療またはハイフを同時に行えば、毛穴の黒ずみ・開き・たるみを一緒に治療できます。
サカイクリニック62では、メソアクティスというエレクトロポレーションとエンディメッドプロといった高周波治療や、ウルトラセルQ+やウルタイトといったハイフも提供しています。
毛穴の悩みなら、お気軽にサカイクリニック62にご相談くださいね。
<参考記事>
毛穴の構造・特徴とはたらきは?目立つ理由とNG&おすすめ対策
「ためしてガッテン」の毛穴ケアは効果がある?ない?今検証する!
2.毛穴ケアは原因や種類にあった成分で!
1)毛穴の原因へ化粧品成分や医薬部外品有効成分でアプローチ
毛穴の目立ちには、詰まり、黒ずみ、開き、たるみなどさまざまな種類があります。
そして、それぞれ原因が違うことがあります。
たとえば、皮脂が過剰分泌で目立つ毛穴やマスク生活で肌の乾燥で毛穴が目立つ、加齢で毛穴が目立つなどさまざまです。
そのため、化粧品成分や医薬部外品などの美容成分は、原因に合うものを使うことがおすすめです。
また、原因が複合していることもあるので、スキンケアやエイジングケアのアイテムには、毛穴が目立つ原因にアプローチする成分が複数配合されているものがおすすめです。
毛穴の目立ちを防ぐ有効成分は次のようなものです。
- 皮脂の過剰分泌をコントロールする成分
- コラーゲンやエラスチンを増やす成分
- 酸化を防ぐ成分
- 肌のターンオーバーの正常化を助ける成分
- 肌のバリア機能を守り乾燥肌を予防・改善する保湿成分
- 炎症を防ぐ・鎮める成分
- 角栓を溶かす成分
- ピーリング成分
- 毛穴汚れを吸着する成分
<参考記事>
角栓の除去はダメ!?鼻の毛穴に詰まる原因と正しいエイジングケア
2)毛穴の種類
毛穴の種類は次のとおりです。
①詰まり毛穴
②黒ずみ毛穴
③開き毛穴
④すり鉢毛穴
⑤たるみ毛穴
⑥乾燥毛穴
⑦メラニン毛穴
<参考記事>
目立つ毛穴と紫外線の深い関係を知って対策を!(飯塚美香さん)
3)毛穴の種類や原因とおすすめの成分による対策の基本
毛穴の目立ちは、肌質や年齢も関係しますが、原因や対策はおおむねその種類で大別できます。また、最近ではマスク生活も毛穴の原因となってきました。
ここでは、毛穴の種類と原因、おすすめの成分による対策の基本を表にまとめます。
これらのうち、たるみ毛穴やすり鉢毛穴は成分だけでは改善が難しいタイプです。
毛穴の種類 | 原因と特徴など | 予防・改善に効果的な美容成分 |
詰まり毛穴 | 皮脂の過剰分泌 ニキビの始まり 放置すると黒ずみへ進む | 皮脂を抑える効果の成分 ターンオーバーの正常化を助ける成分 |
黒ずみ毛穴 | 皮脂の過剰分泌 角栓の酸化 鼻で目立つといちご鼻 | 皮脂を抑える効果のある成分 ターンオーバーの正常化を助ける成分 酸化を防ぐ成分 |
開き毛穴 | 皮脂過剰と酸化から進む角化異常(角化不全) | 酸化を防ぐ成分 ターンオーバーの正常化を助ける成分 炎症を防ぐ成分 |
すり鉢毛穴 | 角化異常後のひどい炎症 化粧品成分や医薬部外品だけでは改善が難しい | 酸化を防ぐ成分 ターンオーバーの正常化を助ける成分 炎症を防ぐ成分 |
たるみ毛穴 | 肌老化によるたるみ 化粧品成分や医薬部外品だけでは改善が難しい | 酸化を防ぐ成分 コラーゲンやエラスチンを増やす成分 |
乾燥毛穴 | 肌の乾燥 乾燥を改善すれば毛穴を消すことが可能 | 保湿成分 バリア機能を守る成分 |
メラニン毛穴 | 紫外線ダメージ 紫外線を防ぐことが大切 | 日焼け止め成分 酸化を防ぐ成分 メラニンを抑える成分 ターンオーバーの正常化を助ける成分 |
産毛毛穴 | 産毛 顔脱毛がおすすめ |
<参考記事>
毛穴悩みやトラブルは年齢&エイジングで原因・種類・部位が違う!
毛穴の開き・黒ずみ・たるみの治療!費用と美容クリニックの選び方
3.超オススメ!マルチな効果の毛穴ケア成分10選
毛穴の目立ちのケアにおすすめの成分の中には、マルチな効果で複数の原因にアプローチできる成分があります。
まずは、超オススメ成分としてそれらをご紹介します。
1)レチノール
レチノールはビタミンA誘導体の1つです。
ターンオーバーの正常化をサポートするとともに、コラーゲンやヒアルロン酸を増やすはたらきがあります。
毛穴の開きやたるみ毛穴のケアにおすすめ美容成分です。
ニキビのケアに使われることもあります。
また、「純粋レチノール」は、医薬部外品として「シワ改善」の効能を取得しています。
刺激性があるので、敏感肌などの方は要注意です。
<参考記事>
2)ナイアシンアミド
ナイアシンアミドは、ビタミンB3のことです。
コラーゲンやセラミドを増やすはたらきがあります。また、メラニンを抑えるはたらきや皮脂を抑えるはたらきがあります。
たるみ毛穴、乾燥毛穴、メラニン毛穴などのケアにおすすめの成分です。
ナイアシンアミドは、医薬部外品として「シワ改善」、「美白」、「肌荒れ改善」の3つの効能を取得しています。
効果は比較的緩やかですが、刺激性がないため肌質を選ばず使えます。
<参考記事>
ナイアシンアミドの効果は?話題のシワ改善化粧品のおすすめ紹介!
3)ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体は、万能のビタミンとも呼ばれるほどさまざまな美肌効果があります。
コラーゲンを増やすはたらきや皮脂をコントロールするはたらき、酸化を防ぐはたらき、メラニンを抑えるはたらきがあります。
このはたらきから、毛穴の詰まりや黒ずみ、開き、たるみ毛穴、メラニン毛穴の予防や改善をサポートします。
ビタミンC誘導体には、水溶性・両親媒性・油溶性の3種があります。
水溶性ビタミンC誘導体には、アスコルビルリン酸Na、アスコルビルリン酸Mg、3-O-エチルアスコルビン酸などがあります。
両親媒性ビタミンC誘導体には、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)や3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸があります。
油溶性ビタミンC誘導体には、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)があります。
<参考記事>
ビタミンC不足は毛穴を目立たせ、老化スピードも速めてしまう!
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)は油溶性ビタミンC誘導体
4)3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸
3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸は、ビタミンC誘導体なので前項で取り上げています。
しかし、ほかのビタミンC誘導体と異なり、セラミドを増やすというはたらきも確認されているユニークなビタミンC誘導体です。
その特性からセラミドプロモーターとも呼ばれます。
そのため、乾燥肌や敏感肌の方でも使えます。
<参考記事>
3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸はセラミドを増やすビタミンC
セラミドを増やす3つの美容成分と日常生活でバリア機能正常化!
5)ビタミンE誘導体
ビタミンEはトコフェロールと呼ばれる油溶性のビタミンです。その誘導体トコフェリルリン酸ナトリウムは、水にも溶けやすい両親媒性です。
ビタミンE誘導体には高い抗酸化作用があります。また、最近ではヒアルロン酸やセラミドを増やすことや、紫外線ダメージによるコラーゲンの変性を抑える効果があることがあきらかになってきました。
そのため、毛穴の開きやたるみ、メラニン毛穴のケアにおすすめです。
さらに、ビタミンCと一緒に使うことで抗酸化作用が持続します。
<参考記事>
トコフェロール(ビタミンE)化粧品で美肌になる5つの効果とは?
ビタミンE誘導体トコフェリルリン酸Naは化粧水にも配合できる成分
安定化ビタミンE誘導体VEP-Mは4番目のシワ改善の医薬部外品
6)グリシルグリシン
グリシルグリシンは、アミノ酸であるグリシンが2つ結合したペプチドです。
グリシルグリシンは、毛穴に詰まった皮脂に含まれる不飽和脂肪酸による炎症を抑え、毛穴の開きを小さくする効果が期待できます。
また、高い保湿効果を発揮し、肌のキメを整えることもわかっています。
7)ナールスゲン
ナールスゲンは、京都大学で発明された後、大阪市立大学(現 大阪公立大学)との共同開発を経て、2012年に産学連携で創生されたエイジングケア化粧品成分です。
化粧品成分としては、アミノ酸誘導体の1つです。
保湿作用に加えて、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸、HSP(ヒートショックプロテイン)48、HSP70を増やすはたらきがあります。また、抗酸化成分であるグルタチオンを増やします。
こうしたはたらきから、さまざまな毛穴の目立ちの予防や改善に効果が期待できます。
※ナールスゲンは株式会社ナールスコーポレーションの登録商標です。
<参考記事>
8)ヒト幹細胞培養液エキス(上清液)
ヒト幹細胞培養液エキスとは、文字通りヒトの幹細胞を培養した上澄み液です。したがって、幹細胞が入っているわけではありません。
しかし、豊富なたんぱく質、糖質、脂質に加え、多様な成長因子やサイトカインが含まれています。それらが、肌の細胞の活性化やコラーゲンを増やすはたらき、ターンオーバーを促進するはたらきを担っています。
<参考記事>
9)プラセンタエキス
プラセンタとは、「胎盤」のことです。化粧品で使われるのは、馬や豚、羊の胎盤から抽出した「プラセンタエキス」です。
プラセンタエキスには、アミノ酸をはじめ糖分、脂質、ビタミン、ミネラル、酵素など、生命維持に必要な多種多様な成分が含まれています。また、EGFやFGFなどの成長因子が含まれています。それらが、肌の細胞の活性化やコラーゲンを増やすはたらき、ターンオーバーを促進するはたらきを担っています。
<参考記事>
10)アーチチョーク葉エキス
アーチチョーク葉エキスは、アーティチョークの葉から抽出された成分です。化粧品、医薬部外品、サプリメントなどに使われています。
アーチチョーク葉エキスの効果は、「シナロピクリン」によるものです。毛穴のトラブルや老化の原因となるNF-κB(エヌエフカッパービー)のはたらきを抑えることで発揮されます。
アーチチョーク葉エキスは、毛穴を引き締め、毛穴の黒ずみを目立たなくし、ハリと弾力を与えます。
<参考記事>
アーチチョーク葉エキスで毛穴レスな美肌!とても不思議な効果とは?
<超オススメ成分がケアできる毛穴の種類>
詰まり・ 黒ずみ毛穴 | 乾燥毛穴 | たるみ毛穴 | 開き毛穴 | |
レチノール | 〇 | 〇 | 〇 | |
ナイアシンアミド | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ビタミンC誘導体 | 〇 | 〇 | 〇 | |
セラミドプロモーター | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
トコフェリルリン酸ナトリウム | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
グリシルグリシン | 〇 | 〇 | 〇 | |
ナールスゲン | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ヒト幹細胞培養液エキス | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
プラセンタエキス | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
アーチチョーク葉エキス | 〇 | 〇 | 〇 |
*すり鉢毛穴の改善は、化粧品成分や医薬部外品の有効成分では難しいため、表から省いています。開き毛穴を防ぐ成分にはある程度の予防効果が期待できます。
4.皮脂を抑える4成分で毛穴の詰まりケア
皮脂の過剰分泌は毛穴の詰まりの原因となり、放置すると黒ずみや開きへ進みます。特に、脂性肌に方にとっては、皮脂をコントロールすることが大切です。
ここでは、皮脂をコントロールする成分をご紹介します。
1)ライスパワーNo.6
ライスパワーNo.6は、「皮脂分泌の抑制」というほかにないユニークな効能を持つ医薬部外品の有効成分です。
ライスパワーNo.6は皮脂腺に作用し、皮脂腺細胞の脂質合成を低下させ、過剰な皮脂分泌を抑制することで毛穴の詰まりや黒ずみを防ぎます。
2)ピリドキシンHCL
ピリドキシンHCL(Pyridoxine Hydrochloride:ピリドキシン塩酸塩)は、ビタミン B6誘導体です。皮脂をコントロールするはたらきを持つため、毛穴の詰まりの改善に有効な成分です。また、医薬部外品の有効成分としてニキビケア化粧品にも配合されています。
3)10-ヒドロキシデカン酸
10-ヒドロキシデカン酸は、ローヤルゼリーに含まれる有効成分で、ローヤルゼリー酸とも呼ばれます。
ニキビの元となるコメドを溶解するなど、皮脂をコントロールすることで毛穴の詰まりを防ぎます。
4)フィチン酸
マンダムの研究では、ライスミルク由来のフィチン酸に高い皮脂抑制効果があることを明らかになっています。
<参考記事>
皮脂を抑えるエイジングケアで美肌になる!不足もやりすぎもNG
5.コラーゲンやエラスチンを増やす9成分でたるみ毛穴ケア
真皮のコラーゲンやエラスチンの減少は、肌のハリがなくなり、たるみ毛穴の原因になってしまいます。
そのため、コラーゲンやエラスチンの産生をサポートする成分が予防に役立ちます。
1)ネオダーミル
ネオダーミルは、線維芽細胞のエネルギーとコラーゲンやエラスチンの産生に着目し、グリセリン、水、メチルグルコシド6 リン酸(MG6P)、銅、リシン、プロリンを混合したエイジングケア化粧品成分です。
そのため、化粧品の全成分表示で「ネオダーミル」という表記はされません。
主軸成分は、エネルギー分子 メチルグルコシド6リン酸(MG6P)で、これを肌の細胞に与えることで、Ⅰ型コラーゲンやⅢ型コラーゲン、エラスチンなどの合成を促進することが科学的に証明されているのです。
<参考記事>
2)ペプチド8成分
ペプチドとは、アミノ酸が2個〜数十個、ペプチド結合(-CONH-)という一本の鎖状につながった構造を持つ物質の総称です。
最近では、線維芽細胞へのはたらきで化粧品成分としても注目されています。
①FGF-1
FGFとは、Fibroblast Growth Factorの略で、日本語では線維芽細胞増殖因子と呼びます。
線維芽細胞を刺激してコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を増やすのを助けるはたらきがあり、化粧品や美容医療に利用されています。
化粧品成分としてのFGFは、FGF-1とFGF-7の2種があります。FGF-1の全成分表示名称は、「ヒト遺伝子組換ポリペプチド-11」(ヒトオリゴペプチド-13(旧称))です。FGF-7の全成分表示名称は、「ヒト遺伝子組換ポリペプチド-3」(ヒトオリゴペプチド-5(旧称))です。FGF-1は、コラーゲンを増やす効果が期待でき、たるみ毛穴、しわ、ほうれい線などの予防に役立ちます。
②アセチルデカペプチド-3
アセチルデカペプチド-3は、アルギニン、トレオニン、セリン、チロシン、トリプトファンのアミノ酸と酢酸が結合したペプチド成分で、製品名「リジュリン」としてよく知られています。
FGF(線維芽細胞増殖因子)とよく似たはたらきがあり、線維芽細胞の再生や増殖に関わっています。
コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を増やす効果があり、たるみ毛穴ケアが可能です。
③パルミトイルトリペプチド-1&パルミトイルトリペプチド-7
パルミトイルトリペプチド-1とパルミトイルトリペプチド-7の2つのペプチドを混合した製品が、「マトリキシル3000」です。
パルミトイルトリペプチド-1は、コラーゲンを増やします。
パルミトイルテトラペプチド-7は、肌の炎症を引き起こす物質IL(インターロイキン)の増加を抑えるはたらきがあります。
つまり、マトリキシル3000は、たるみ毛穴や開き毛穴のケアにおすすめです。
④パルミトイルトリペプチド-4
マトリキシルの製品名でよく知られている成分です。
Ⅰ型コラーゲンに加えて、ベビーコラーゲンと呼ばれるⅢ型コラーゲンや表皮真皮結合部にあるⅣ型コラーゲンにアプローチします。
マトリキシルは、たるみ毛穴におすすめの成分です。
⑤テトラペプチド-5
アラニン、ヒスチジン、セリンからなるペプチドで、エラスグロウの製品名でよく知られています
エラスチンの産生をサポートして、たるみ毛穴をケアします。
⑥オリゴペプチド-24
表皮細胞や線維芽細胞にはたらきかけることで、肌ダメージの回復を促します。
また、成長因子の1つであるIGF(Insulin-like growth factor:インスリン様成長因子)を活性化し、ターンオーバーの正常化を促します。
⑦シグナルペプチド
Ⅰ型コラーゲンに加えて、ベビーコラーゲンと呼ばれるⅢ型コラーゲンにアプローチすることで、表皮と真皮の結合部を守ります。
⑧パルミトイルヘキサペプチド-14
Ⅳ型コラーゲン、フィブロネクチン、ラミニン-5、エラスチンの産生をサポートして、肌老化を防ぎます。
<参考記事>
FGF(Fibroblast Growth Factor=線維芽細胞増殖因子)とは?特徴とはたらき
6.酸化を防ぐ5成分で開き毛穴やたるみ毛穴ケア
毛穴に詰まった皮脂や角栓が酸化すると、毛穴の黒ずみやいちご鼻の原因になってしまいます。
だから、酸化を防ぐことも毛穴ケアにとても大切です。
<参考記事>
1)フラーレン
フラーレンは、C60という化学式で炭素だけでつくられる成分です。フラーレンにはビタミンCの100倍以上の抗酸力があるといわれています。また、抗酸化力が持続することも大きなメリットです。
2)アスタキサンチン
アスタキサンチンは、魚介類・甲殻類・紅藻などが紫外線ダメージから身を守るために体内に蓄えている赤い色素「カロテノイド」の一種です。
高い抗酸化力があります。中でも、「シワの生成」と深く関わる“一重項酸素”の消去する効果が高いのが特徴です。
3)コエンザイムQ10
コエンザイムQ10は、化粧品成分としては「ユビキノン」と呼ばれます。
抗酸化作用や保湿作用を発揮します。
<参考記事>
4)金コロイド
金コロイドとは、金を細かなナノ粒子にして溶液中に分散させた成分です。そのため浸透性の高い化粧品成分です。
金コロイドには、抗酸化作用があります。
その抗酸化力は半永久的に続くことが特徴です。
<金コロイド>
5)レスベラトロール
レスベラトロールとは、ブドウの果皮や赤ワインなどに豊富なポリフェノールの一種です。高い抗酸化力があります。また、ニキビの発症・悪化の原因となる皮膚常在菌の1つであるアクネ菌が増えることを抑えます。
<参考記事>
7.保湿成分及びバリア機能を守る成分4選
乾燥による毛穴の目立ちを防ぐには保湿ケアが大切です。
化粧品成分にはたくさんの種類の保湿成分がありますが、ここで水にも油にもなじみやすい成分、バリア機能を守るための4つの保湿成分をご紹介します。
もちろん、ここで紹介する以外の保湿成分で乾燥肌を防いで肌の肌理を整えれば、毛穴の目立ちを予防・改善することは可能です。
<参考記事>
1)セラミド
セラミドは、もともと肌の角質の細胞間脂質の約半分を占める成分で、バリア機能を守っています。
それに近いはたらきをするのが、化粧品成分としてのセラミドです。
その中で、人の持つセラミドとほとんど同じ構造を持つのが、ヒト型セラミドです。
化粧品成分としてのヒト型セラミドは、全成分表示で、「セラミド2」、「セラミド3」や「セラミドNG」、「セラミドNP」などのように、数値またはアルファベットで表します。
数値は旧表記、アルファベットが新表記です。
角質細胞の外を覆う膜であるCE=Cornified Envelope=コーニファイドエンベロープやお肌の中の成分が細胞と細胞の間を通過するのを防ぐ結合であるタイトジャンクションなども保護し、高いバリア機能を発揮します。
<参考記事>
ラメラ構造とは?角質細胞間脂質「セラミド」はバリア機能の鍵!
2)アクアインプール
アクアインプールは、全成分表示名称「ポリオキシエチレン(14)ポリオキシプロピレン(7)ジメチルエーテル」で、資生堂独自の保湿成分です。
水にも油にも溶ける性質があり、高い保湿力を持つ成分です。
資生堂によって、不飽和遊離脂肪酸による毛穴の周りの皮膚の不全角化を抑える効果があることが報告されています。
3)ウィルブライド S-753
ウィルブライドS-753は、全成分表示名称「PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン」です。
アクアインプールとよく似た性質を持つ、水にも油にもなじみやすい両親媒性の保湿成分です。
水溶性ビタミンC誘導体などの経皮吸収を促進させる効果も確認されています。
<参考記事>
ウィルブライドS-753は上手に使えば潤い美肌になれる化粧品成分
4)ライスパワーNo.11
ライスパワーNo.11は、勇心酒造が「醸造発酵」という技術によって、イネ科植物ジャポニカ米を複数の微生物によって発酵・熟成させて得られる米発酵エキスです。
慣用的に、「ライスパワーエキス」と呼ばれています。
「セラミド」を産生するはたらきがあり、医薬部外品の効能として、唯一「水分保持能の改善」効果を認可されています。
8.炎症を防ぐ成分5選
角栓のできやすい肌は、小さな炎症が起こっている可能性があります。
また、毛穴の黒ずみを放置するとアクネ菌が過剰に繁殖して炎症が起こり、毛穴が開くリスクになります。
そのため、抗炎症効果のある成分は毛穴ケアに大切なのです。
1)グリチルリチン酸2K
グリチルリチン酸2Kは、カンゾウから抽出したグリチルリチン酸からつくったグリチルリチン酸誘導体です。この成分は、水溶性です。
グリチルリチン酸2Kは、抗炎症作用を持ち、ニキビや大人のニキビの炎症を鎮めるはたらきが期待できます。
また、刺激性が少なく安全性の高い成分です。だから、肌質を選ばず、敏感肌やインナードライ肌でも使うことができます。
<参考記事>
2)グリチルレチン酸ステアリル
グリチルレチン酸ステアリルは、カンゾウからつくったグリチルリチン酸を、さらに酸で分解することで得られる酸油溶性の成分です。
グリチルリチン酸2Kと同様に、抗炎症作用を持ち、ニキビや大人のニキビの炎症を鎮めるはたらきが期待できます。
<参考記事>
3)アラントイン
アラントインは、19世紀頃に牛の羊膜の分泌液から発見された成分です。近年では化学合成でつくられています。
抗炎症作用、組織修復賦活(ふかつ)作用、抗刺激作用の3つの効果があります。
<参考記事>
3つの作用で美肌へ!アラントインの化粧品や医薬品としての効果は?
4)ツボクサエキス
ツボクサエキスは、英語名「Centella asiatica extract」の略称CICA(シカ)という名前が有名です。
抗炎症効果や美白効果・肌修復効果を兼ね備えています。
また、紫外線など外的刺激を受けて活性化するセラミド分解酵素「セラミダーゼ」を抑制し、セラミドが減少するのを防ぐ作用もあります。
5)フィトスフィンゴシン
フィトスフィンゴシンは、人の肌にあるスフィンゴシンによく似た成分です。
保湿効果、抗炎症効果、抗菌効果があります。
フィトスフィンゴシンは、有名な保湿成分であるセラミドとも似た構造をしています。
<参考記事>
フィトスフィンゴシンは子供も使える化粧品成分!保湿効果で美肌へ
9.角栓を溶かす成分やピーリング成分・吸着成分11選
ピーリング成分は、化粧水をはじめ、洗顔料などでも使われます。
酵素は主に酵素洗顔料で使われます。
吸着成分は、洗顔料やクレンジング料で使われます。
これらは、毛穴の詰まりや黒ずみの除去に効果的です。
1)酵素
酵素にはパパインやプロテアーゼ、リパーゼなどがあります。
パパインやプロテアーゼは、主にたんぱく質である角栓を溶かす成分です。
リパーゼは皮脂を落とすために配合されます。
<参考記事>
パパインはピーリング効果のある化粧品成分!その秘密と安全性は?
パパインは酵素洗顔で人気のパパイヤの酵素!エイジングケアに大切?
2)ピーリング成分
毛穴のホームケアでは、角質への刺激を抑えて剥離することで、ターンオーバーの正常化をサポートするマイルドなピーリング成分がおすすめです。
AHA(アルファヒドロキシ酸)であるクエン酸、乳酸、グリコール酸、リンゴ酸、酒石酸などがあります。
<参考記事>
3)毛穴汚れの吸着成分
毛穴汚れの元になっている皮脂を吸着するカオリン、ペントナイト(モンモリロナイト)、クレイなども洗顔料やクレンジング料でおすすめの成分です。
<参考記事>
毛穴汚れにおすすめのクレンジング料の選び方とおすすめ・人気12選
10.まとめ
毛穴の詰まり・黒ずみ・開き・たるみに効果的なおすすめ化粧品成分48選を一挙公開しました。特に、超オススメの10成分は、毛穴ケアに使っていただきたい化粧品成分や医薬部外品有効成分です。
ぜひ、これらを毛穴が目立つ予防や改善に役立てましょう。
また、たるみ毛穴やすり鉢毛穴は美容成分だけでは改善が難しいこともあるので、その場合は美容医療も検討しましょう。
この記事が、化粧品成分や医薬部外品有効成分で毛穴の目立ちを予防・改善したい方のお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
医学出版社、医学系広告代理店にて編集・ライターとして、医師向け、患者向けの情報提供資材や書籍等の記事の編集・執筆や、国内・海外医学会取材・記事執筆を行う。
(編集・校正:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
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