エアコンが乾燥肌の原因になることをご存知ですか?
冬はだれもが乾燥しやすい季節です。大気は乾燥するためお肌の乾燥がきつくなることも多く、しっかりと保湿を行うことが大切です。
そんな冬の季節の思わぬ敵は、エアコンによる暖房。
エアコンによる暖房は、相対湿度を下げるため、乾燥肌の原因になることも。
また、夏の冷房もリスクがあります。
この記事では、エアコンによる乾燥肌の予防や対策について幅広くご紹介します。
- 冬場のエアコンによる暖房は、相対湿度が低下することで、乾燥肌を進行させます。だから、部屋の保湿対策が必要です。
- 冬の暖房にエアコンを使う場合は、お部屋を加湿するようにしましょう。相対湿度を上げることで乾燥肌を防ぐための対策になります。
- また、エアコンの風にあたると乾燥肌を助長します。だから、直接、風に当たらない工夫もしましょう。
- お部屋のエアコン対策に加えて、冬場の保湿対策は、スキンケアやエイジングケアも大切です。美容液に加えて、保湿クリームやスキンオイルがおすすめです。
- エアコンによる部屋の乾燥対策、スキンケアやエイジングケア以外にも気を付けるポイントがあります。冬場の乾燥対策は、水分補給も忘れずに。また、体温を上げて代謝アップすることも大切です。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
*乾燥肌の原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
CONTENTS
1.エアコンによる乾燥肌が気になるあなたへ
空気が乾燥する冬の肌トラブルといえば「乾燥肌」。
多くのエイジングケア世代の肌悩みですね。
外に出れば北風が肌を乾燥させ、室内ではエアコンなどの暖房によって、肌の水分が奪われてしまいます。
そして、エアコンによる暖房でお肌が乾燥し、オフィスやお部屋でもメイクが崩れて粉浮きしたり、お肌がパリパリ、カサカサしてくることもあります。
また、小じわ・ちりめんじわが目立ってしまうこともあります。
水分が奪われやすいこの時期に間違ったスキンケアをすると、せっかくエイジングケアをしていても、肌の老化を進めしまう可能性があります。
冬のこの時期は、乾燥に負けないスキンケアやエイジングケアが大切です。
この記事では、冬ならではの肌のお悩みをシリーズで紹介します。
今回は「エアコン暖房による乾燥」にスポットを当てて紹介します。また、夏の冷房と乾燥肌の関係についても触れていきます。
「なぜ、エアコンによる暖房でお肌が乾燥するの?教えて!」
「エアコンの効いた部屋の中でできる乾燥肌の予防対策って?」
「エアコンが効いたオフィスでの乾燥肌対策は?」
「暖房の効いた部屋での湿度対策は?」
「夏の冷房でも乾燥肌になるの?」
などが気になる方や、冬の乾燥対策のために、エアコンとの付き合い方やお部屋の加湿などの具体的な方法を知りたい方は、ぜひ、続きをお読みください。
この他、冬の乾燥肌を乗り切るエイジングケアシリーズはコチラ
*乾燥しているのにテカる?冬のインナードライ肌の対策は?
*冬(12月・1月・2月)の乾燥肌対策は保湿とエイジングケア
*春が待ち遠しい!2019年2月のスキンケアとエイジングケア
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エアコンによる乾燥肌のエイジングケアなら
2.なぜ、エアコンでお肌は乾燥するの?
外に出れば北風が肌を乾燥させ、室内に入ってもエアコンなどの暖房によって、お肌の水分はぐんぐん奪われていきます。
しかし、室内の乾燥対策は自分でできることも多いので、是非、実践して、冬の乾燥から肌を守ってエイジングケアをしてください。
そもそも、なぜエアコン暖房で肌が乾燥するのでしょうか?
1)エアコンによる相対湿度の低下を理解しよう
エアコンの暖房による乾燥肌は、相対湿度の低下が原因です。
一般的に「湿度」というときは「相対湿度」のことです。
相対湿度とは、ある温度の空気中に含みうる最大限の水分量(飽和水蒸気量)に比べて、どの程度の水分を含んでいるかを示す値で「%(パーセント)」で表します。
エアコン暖房による「肌の乾燥」は、室内の空気中の水蒸気量が減少しているわけではなく、室内の温度が上昇して相対湿度が下がるために起こるのです。
中学か高校の理科の授業のようなお話で恐縮ですが、少しお付き合いください。
空気中に含むことができる水蒸気の量(飽和水蒸気量)は、空気の温度によって異なり、暖かい空気ほど多くの水蒸気を含むことができます。
これが何を意味するかと言えば、空気中の水分量が変わらなくても、温度が変われば湿度がかわるということです。
今、温度が20度で、飽和水蒸気量を100、水分を仮に「60」としましょう。
この時、湿度は、60/100で、60%です。
エアコンで、温度が25度になったら、飽和水蒸気量が上がるので、仮に120としましょう。
水分は、60で変わりませんから、この時の湿度は、60/120で、50%となります。
エアコン暖房は、ガスや灯油を使用する燃焼系の暖房と異なり、空気を直接温めることで部屋全体の温度を上げるので、水蒸気は発生しません。
そのため、空気中の水蒸気量は増えずに、温度だけが上昇するので、飽和水蒸気量が増加し、相対湿度が低下してしまうのです。
2)乾燥と相対湿度の関係
「でも、水分量は変わってないなら、お肌は乾燥しないのでは?」と思いませんか?
実は、そうではないのです。
不思議なことに、人の身体は、絶対的な空気中の水蒸気の量ではなく、相対的な乾燥の状態、つまり、相対湿度で反応してしまうのです。
さきほどの例の場合で言えば、「湿度が10%下がったので、お部屋が乾燥した」と感じてしまうのです。
だから、お肌もそれに倣って、乾燥してしまうのです。
これが、エアコン暖房による乾燥肌のメカニズムです。
だとすると、「石油ストーブやガスファンヒーターで水蒸気を発生させれば、相対湿度は下がらないので、乾燥肌にならないのでは?」という疑問がわいてきますね?
答は、「Yes」です。
石油ストーブやガスファヒーターでの暖房は、加湿を同時に行えるので、乾燥肌になる可能性はエアコンより低いのです。
しかし、リサーチ会社の報告によると、暖房器具の60%以上がエアコンなんだそうです。
オフィスや商業施設はほぼエアコン暖房ですし、家庭でもエアコン暖房を利用している方は多いので、室内でも乾燥環境にある、といっても過言ではありませんね。
「エアコン暖房は乾燥する」ということを念頭に置いて保湿やエイジングケア対策が必要です。
3)夏のエアコンで部屋が乾燥するのはなぜ?
実は、エアコンによるお肌の乾燥は、冬の暖房だけではなく、夏の冷房でも起こります。
本来は、夏は湿度が高く、お部屋の湿度も高くなります。
ところが、エアコンで冷房すると、室内の空気を冷やそうとエアコンが稼働した際に、エアコン内部の熱交換器が稼働します。
実は、この熱交換器が、室内の空気の熱を取ろうとする際、お部屋の水分も一緒に持っていって外へ出してしまうのです。
つまり、エアコンによる夏の冷房は、同時に除湿も行っているのです。
もちろん、湿度が高すぎる場合の除湿は問題ありませんが、長時間のエアコンで除湿し過ぎると、お部屋が乾燥してしまうのです。
だから、夏場でもエアコンによる冷房が、お肌の乾燥の原因になるリスクもあるのです。
今回の記事は、主に冬の乾燥肌対策がテーマなので、夏の乾燥肌対策については、「夏(6月・7月・8月)も乾燥肌の対策に気を抜かないで!」をご覧ください。
4)何もしなくても水分は減る!不感蒸泄とは?
私たちの身体は、汗をかく以外にも「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」といって、肌からも水分が蒸発していきます。
お肌からの蒸散のみを指すという考え方と呼気からの蒸散を含む考え方がありますが、不感蒸泄の量は、常温安静時には健常成人で1日に約900ml(皮膚から約600ml,呼気による蒸泄分が約300ml)程度と言われています。
不感蒸泄の量は、身体の発熱や換気状態、湿度などの諸条件で変動しますが、空気の乾燥も不感蒸泄で水分が失われやすくなります。
だから、エアコンで湿度が低くなると不感蒸泄でも乾燥肌になりやすくなるのです。
3.エアコンによる乾燥を防ぎ健康によい湿度とは?
1)お肌にとってよい湿度は?
肌にとって最適な湿度は、60~65%と言われています。
70%を超えるとジメジメと蒸し暑く感じ、50%を下回ると乾燥を感じてしまいます。
では、日本の湿度の状況は、どうでしょうか?
「1875年から2019年までの東京の月別の相対湿度(気象庁)」で、東京の月別の平均相対湿度をチェックしてみましょう。
2019年は、
1月 51%
2月 59%
3月 60%
4月 63%
5月 65%
6月 81%
7月 89%
8月 80%
9月 79%
10月 80%
11月 69%
12月 63% (※現在は未確定)
です。
11月から2月の冬場でも、50%を下回ることはありません。
つまり、気候的に言えば日本の湿度は高いので、それほど乾燥肌によくない国ではないのです。
一方、夏場は蒸し暑く感じる日が多いこともわかりますね。
だから、大気の問題より、今回のテーマであるエアコンによる暖房や冷房など、自分たちが生み出した生活環境に問題がありそうですね。
2)身体の健康と湿度
冬場の乾燥と関係の深いのが、インフルエンザ。
エアコン暖房は乾燥肌に加えて、インフルエンザのリスクにもなります。
厚生労働省のインフルエンザQ&Aによると、「空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。
特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です」とあります。
また、厚生労働省の「建築物環境衛生管理基準について」によると、「空気調和設備を設けている場合の空気環境の基準では、40%から70%」とされています。
これらの情報を鑑みると、お肌や健康に理想的な湿度が、60%~65%と言われているのは納得感がありますね。
夏でも冬でも、エアコンをつけた場合でも、お肌の乾燥の予防のためには、少なくとも、50%~70%にしたいですね。
なお、風邪やインフルエンザについては、「風邪に抗生物質(抗菌薬)はNG!腸内細菌を乱して肌荒れのリスクも」も参考にしてください。
4.エアコン乾燥の対策を考える
ここでは、エアコンによる暖房や冷房時における乾燥肌を防ぐ対策をご紹介します。
1)直接、エアコンの風に当たらない
エアコンによるお肌の乾燥対策で、すぐ取り入れられることは、エアコンの風に直接あたらないことです。
エアコン暖房は乾燥することをお伝えしましたが、風が肌に直撃することで、さらに乾燥を招いてしまいます。
だから、エアコンの風が顔や身体に直接当たらないように工夫をしましょう。
なぜなら、風が当たることで、表皮の角質層がダメージを受けて乾燥肌の原因になるからです。
特に、すでに乾燥肌なら、お肌の乾燥でもろくなっている角質層に、直接、エアコンの風で刺激してしまうと、さらに水分が失われることになってしまうからです。
エアコンの送風口の角度を変えたり、風除けを取り付けたりすることをオススメします。
2)部屋の保湿で乾燥対策
もう1つは、お部屋を加湿してエアコン乾燥から肌を守ることです。
せっかく保湿化粧品やエイジングケア化粧品を使ってケアをしていても、過酷な乾燥環境にいたら、その効果も半減してしまいます。
保湿力の高いお肌なら、お部屋の乾燥にも耐えることができますが、どんな女性もエイジングとともに、お肌が乾燥やすくなります。
少しでも乾燥を感じるなら、今すぐ加湿をして、エアコン乾燥から肌を守りましょう。
加湿して室内の湿度を上げることにより、相対湿度も上げることができるので、お肌から水分が蒸発していくことを減らすことができます。
加湿器はもちろん、加湿器以外にもさまざまな方法で湿度をあげることができますので、ご紹介します。
①加湿器でエアコン乾燥を防ぐ
部屋全体を加湿する大型のものから、デスクに置ける小さいものまで、加湿器はさまざまな種類のものが販売されていますよね。
自分のデスク周りだけなら簡易型の小さいタイプのもので十分です。
パソコンのUSBから電源がとれるものもあり、種類は充実しています。
上手に利用して、肌の乾燥を防ぎましょう。
②加湿器要らずの加湿方法
加湿器を用いずに加湿する方法もたくさんあります。
いくつかを併用するのも効果的ですので、工夫してみてください。
- 濡れタオルや水を入れたコップを置く
- 観葉植物を置く
- 霧吹きで水を撒く
- マスクを着用する
- 鍋料理を自宅で楽しむ
- 浴槽に水を入れ、風呂場のドアを開ける
- 洗濯物を部屋干しにする
原始的な方法のような気がしますが、水を入れたコップをデスクに置いておくだけでも有効です。
また、部屋が乾燥しているのは、エアコンによって部屋の温度が高くなっているからなので、数時間に1度は部屋の窓を開けて、換気をするのもいいでしょう。
換気は風邪やインフルエンザの予防にもなりますので、取り入れたいですね。
3)加湿のやり過ぎに気をつけよう!
いくらエアコンによる乾燥が気になるからと言って、あまりに湿度を上げるのもよくありません。
ご存知にように湿度が高いとカビなどの原因になってしまうのです。
だから、加湿したら換気をすることが大切ですし、過度に加湿することも控えましょう。
換気することで部屋のほこりも減りますし、気分も切り替わって気分転換にもプラスです。
ストレスも肌の老化や乾燥肌の原因なので、気分転換も乾燥肌対策なのです。
4)オフィスのエアコンは危険?
自宅のお部屋なら自由に加湿ができますが、職場のオフィスなどではそうもいきませんね。
オフィスは、密閉性が高く、また、窓を開けて換気する機会が少ないので、自宅のお部屋よりも乾燥しやすい傾向があります。
また、エアコンも自分の思い通りに温度や湿度を調整できません。
さらに、オフィス内にはキッチンや浴室などもない場合がほとんどです。
だから、先ほどご紹介した机に設置できる加湿器などを利用したり、机周りやいす周りに濡れタオル、ハンカチをかけておくなどの工夫によって、乾燥肌を予防することが大切です。
5.エアコン乾燥を防ぐ冬のスキンケアは保湿クリームと水分補給で!
1)冬の乾燥肌は徹底した保湿が大切
冬の乾燥肌対策は、もちろんエアコンの対策だけでは不十分です。
冬のスキンケア、エイジングケアで心掛けたいのは、徹底した保湿です。
1年中でいちばん保湿が必要な季節ですので、十分すぎるぐらいの保湿を行ってください。
保湿が十分な肌とは「適切な量の水分が、保湿成分によって肌のなかにつなぎ止められ、さらに油分によって水分の蒸発を防ぎ、肌にしっかり保持されている状態」のことを示します。
スキンケアやエイジングケアで保湿を考えた際は、以下の3つの要素を意識しながらケアを行いましょう。
- 水分を与える
- 水分を保持する
- 水分の蒸発を防ぐ
なかでも、冬に特に重視したいのは、「水分の蒸発」を防ぐことです。
冬は温度が下がることで、代謝が低下したり、血行不良になりがちです。
だから、お肌のくすみや目の下のクマ(青クマ)、むくみの原因になることも。
そうなると、いくら化粧水や美容液で「水分を保持する」保湿成分を補っても、不十分な場合もあるのです。
冬は、お肌の皮脂分泌量や汗が減って、皮脂膜が減ってしまうからです。
だからこそ、冬場は、「水分を保持する」だけではなく、「水分の蒸発を防ぐ」を徹底しましょう。
特に、年齢が高くなればなるほど、お肌の乾燥のリスクは高まるので、より徹底的な保湿が大切です。
そのためには、シアバター、スクワラン、ワセリン、ホホバオイルといった油性の「エモリエント」を補うことが大切なのです。
エモリエントは、保湿クリームやスキンオイル(美容オイル)などに多く配合されます。
だから、冬場のスキンケアは、保湿クリームやスキンオイルがおすすめです。
敏感肌の方やインナードライ肌の方は、特に刺激の少ない優しいタイプの保湿クリームを使いましょう。
保湿クリームの中でも、セラミドなどの「水分保持する成分」とエモリエントが両方配合されたものは特におすすめです。
冬場の保湿対策は、保湿化粧水やエイジングケア化粧水だけではカバーしきれないことが多いので、保湿クリーム、乳液、美容オイルを上手に使いましょう。
なお、エアコンによる乾燥肌を防ぐエイジングケア化粧品の選び方は、次の記事も参考にしてください。
2)知っておきたい!冬の保湿力アップのこんな方法
①冬の前から保湿力アップを意識する
エアコン暖房による冬の乾燥肌の対策として、「水分の蒸発」を防ぐことが大切だとお伝えしました。
もちろん、そうなのですが、角質層のバリア機能が強く、天然保湿因子(NMF)や角質細胞間脂質が健やかならば、エアコンの乾燥にも負けない、保湿力の高い素肌が育つのです。
だから、冬だけ乾燥対策を意識するのではなく、1年を通して、「保湿力の高い素肌を育てる」ことを意識することが最も大切です。
そのためには、乾燥肌を防ぐ食べ物やセラミドを増やす食べ物など内側からのエイジングケアが大切です。
さらに、年齢を重ねるとバリア機能の要であるセラミドが減るので、セラミド美容液やセラミドクリームなどのエイジングケア化粧品でセラミド、中でもヒト型セラミドを補うことをオススメします。
②目元や口元は、専用美容液を
目元や口元はもともと乾燥しやすいパーツですが、冬は特にそれが目立ちます。
エアコンによる乾燥が気になるなら、アイクリームや目元専用美容液なども必要に応じて使いましょう。
お手持ちのエイジングケア美容液を目元や口元に重ね塗りしてもOKです。
③フェイスマスクもオススメ
冬場の乾燥肌対策には、週1回程度、フェイスマスクを使うこともオススメです。特に、バイオセルロース製マスクは密閉効果が高く、乾燥肌対策にオススメです。
④洗顔やクレンジングにも注意
冬場やエアコンによる乾燥がある場合に限りませんが、スキンケアの基本の1つが、正しいクレンジングや洗顔です。
毎年冬が来るたびに、年齢を重ねているので、エイジングケアのためには、クレンジング料や洗顔料も優しいものに変えていきましょう。
ミルクタイプやジェルタイプのクレンジング料など、肌にやさしいものがオススメです。
もちろん、洗顔料も、アミノ酸系界面活性剤や石鹸など刺激の少ないものを使って優しく洗顔することを心がけましょう。
なお、「冬のクレンジングは要注意!優しく正しく行おう」も参考にしてください。
⑤睡眠と夜のスキンケアも大切
夜のスキンケアを丁寧に行ったあと、エアコンを適温に調節して、しっかり睡眠を取りましょう。
それを生活習慣に取り入れれば、お肌のハリやツヤはアップします。
詳しい情報は、「美肌は質の高い睡眠中にホルモンで作られるってホント!?」や「夜の上手なスキンケアとエイジングケアでハリ・ツヤ美肌!」をご覧ください。
3)水分補給も乾燥肌対策
さらに、水分補給も忘れずに行いましょう。
冬場は夏場に比べ、水分補給が滞りがちです。
体内の水分が足りていないことが原因で乾燥肌にもなりますので、意識して水分補給をしましょう。
身体が冷えないように、常温か温かいドリンクがオススメです。
1日に必要な水分量は「体重 × 20~30 mL」といわれています。
体重50kgの人の場合は1日1,500 mLの水分が目安となります。
コーヒーや紅茶などカフェインを含む飲み物は、利尿作用があるので、過度に摂ることはオススメできません。
乾燥肌対策の食べ物や飲み物は、「乾燥肌は食べ物と飲み物で保湿!+エイジングケア化粧品!」を参考にしてください。
6.エアコンに負けない顔以外の乾燥肌対策
乾燥するのは顔だけではありません。エアコンで暖房しているお部屋では、空気に触れるお肌のパーツは全て乾燥します。
だから、ボディの各パーツの乾燥肌対策も大切なのです。
1)手肌の乾燥対策
手肌もエアコンの環境下では、乾燥しやすくなります。
また、手は水仕事や手洗いなどで酷使されやすいパーツです。
冬場は、オフィスや自宅で手を洗った後、水を使った後は、こまめにハンドクリームを使って保湿しましょう。
エイジングケア世代の方は、次のことおすすめします。
ハンドケアに関しては、次の記事も参考にしてください。
2)ドライアイも気をつけよう
エアコンの効いたオフィスでパソコンなどの作業を続けると、目を守るのに必要な水分(涙)の量が不足したり、バランスが崩れることがあります。
また、目の表面に傷を伴うことがあります。
これが、ドライアイです。
高齢の方やコンタクトレンズを付けている方は、特に注意が必要です。そんな時はドライ
アイ用の目薬(点眼薬)などを使って目を潤し、乾燥を防ぐことも必要です。
3)ひざ・ひじ・かかとの乾燥にも要注意!
ひじやひざ、かかとは、顔のお肌などに比べて皮脂腺が少なく、皮脂の分泌が十分ではないために乾燥しやすい部分です。
だから、エアコンの環境では一層、乾燥しやすくなります。
冬は、ボディクリームや乳液などでしっかり保湿しましょう。
詳しくは、「ひじ・ひざ・かかとの黒ずみと乾燥とエイジングケアの秘密」や「かかとのエイジングケアは保湿!ガサガサから美しいかかとへ」をご覧ください。
7.まとめ
冬ならではのエアコン暖房による乾燥について、予防や改善の対策を解説しました。
いかがだったでしょうか?
冬場は室外も室内も肌にとっては過酷な環境です。
エアコンなどで乾燥した環境はエイジングケアにとって大敵といえます。
しかし、少しの工夫で乾燥から肌を守ることができます。
エアコンの特徴を理解して、あらかじめ対策を行いましょう。
また、冬場のスキンケアアイテムとしては、保湿クリームがおすすめ。
セラミドなどの水分保持力の高い保湿成分と、シアバターやスクワランなどの水分の蒸発を防ぐ力の強い保湿成分がともに入ったものを使って、冬の乾燥を乗り切るエイジングケア対策をぜひ実践しましょう。
この記事を参考に、冬のエアコン暖房による乾燥を乗り切ってくださいね。
★ナールス ユニバ
大学発の成分「ナールスゲン」に加えて、さまざまなエイジングケア成分を配合し、「育む」「攻める」「守る」エイジングケアを1つに統合した保湿クリームです。
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冬場の乾燥対策のために、徹底的に保湿をしたい方にオススメです。
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著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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