乾皮症や皮脂欠乏性湿疹(皮脂欠乏性皮膚炎)は、肌の乾燥が原因の皮膚疾患です。
遺伝や全身の病気とは関係なく、皮膚表面の細胞の剥脱が遅延することで始まり、小さな白い鱗屑(隣接)が目立ちます。
皮膚の病気には、お肌の乾燥やバリア機能の低下と関わりの深いものがたくさんあります。
その1つが乾皮症であり、それが進んだ皮脂欠乏性湿疹(皮脂欠乏性皮膚炎)です。
乾皮症や皮脂欠乏性湿疹は、基本的には高齢の方に多い皮膚の病気ですが、最近では若い方でもこの病気になる方もいるようです。
そんな乾皮症と皮脂欠乏性湿疹の予防は、乾燥肌の対策と通じるものがあります。
つまり、乾燥肌の原因を取り除き、改善を目指すスキンケアや日常生活が、そのまま皮脂欠乏性湿疹を遠ざけてくれるのです。
一方、ひどい場合は皮膚科で治療を受けることが必要です。
この記事では、そんな乾皮症と皮脂欠乏性湿疹の原因と改善の対策、治療方法をご紹介します。
- 皮脂欠乏性湿疹は、皮脂欠乏性皮膚炎とも呼ばれるバリア機能の低下にともなう皮膚の病気です。乾皮症の1つの症状で、刺激などによって湿疹化した肌状態です。
- だから、乾燥肌を予防するケアや乾燥肌の対策は、乾皮症や皮脂欠乏性湿疹の予防にもつながります。そのためには、保湿をしっかり行うことが大切なのです。
- 皮脂欠乏性湿疹は、中高年、高齢者のすねや背中、肩、手足などによく見られます。エイジングケア世代になったら、予防のために特に保湿に力を入れましょう。
- 一方、アトピー素因がある方や、美容師など薬品を使う機会の多い方は、若くても皮脂欠乏性湿疹になる場合があります。そんなリスクのある方は、手肌を含めてしっかり乾燥肌対策を行いましょう。
- 皮脂欠乏性湿疹は、季節的な影響が大きい皮膚の病気です。冬に症状がひどくなり、春や夏には改善、または治ることがあります。
- 皮脂欠乏性湿疹の原因は、アトピー素因、老化以外にもあります。からだを洗う際の刺激、よくない生活習慣、衣類による刺激など外的なものも原因となります。
- 皮脂欠乏性湿疹で、湿疹や炎症がひどい場合は、早めに皮膚科などを受診することをおすすめします。治療法には、ステロイドをはじめいくつかの選択肢があります。
京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事
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CONTENTS
1.乾皮症や皮脂欠乏性湿疹が気になるあなたへ
「【皮膚科医監修】乾皮症と皮脂欠乏性湿疹の症状・原因と予防・治療」をお届けします。
乾皮症や皮脂欠乏性湿疹もその1つ。
乾皮症は、角質層の水分が減少し、皮膚が乾燥した状態で乾燥肌の医学的な呼び方です。
ドライスキンと呼ぶことがあります。
皮膚の表面の皮脂が少なくなり、水分量が減少することから、皮脂欠乏症とも呼ばれます。
そんな状態に、炎症が加わって湿疹を生じたのが皮脂欠乏性湿疹です。
これは、皮脂欠乏性皮膚炎や乾燥性皮膚炎とも呼ばれ、足の外側やひじなどによく見られます。
皮膚表面に細かいシワが目立ったり、ひどい場合は、さざ波状や網目状になって、ひび割れや腫れが出る場合もあります。
いずれも原因はお肌の乾燥です。
そして、保湿能が低下した状態です。
だから、改善のためには乾燥肌の予防・改善が大切です。
また、症状がひどい場合には、皮膚科を受診して治療することをおすすめします。
<乾皮症になるとバリア機能が低下する>
この記事では、そんな乾皮症と皮脂欠乏性湿疹(皮脂欠乏性皮膚炎)の症状や原因とスキンケアやエイジングケアによる対策をご紹介します。
また、医薬品や皮膚科で受ける治療の基本も取り上げます。
「乾皮症や皮脂欠乏性湿疹の知識を持って予防したい!教えて!」
「手足の乾燥肌がひどくて痒みもある!どうすれば改善するの?」
「すねに湿疹がでてきた!これって皮脂欠乏性湿疹?」
「背中に粉が吹いてきた!乾皮症だと思うのでお薬を使いたい!」
「乾皮症や皮脂欠乏性湿疹は、皮膚科でどんな治療をするの?」
今挙げた症状がある方は、乾皮症や皮脂欠乏性湿疹で悩んでいるのではないでしょうか。
こんな症状があると、美肌から遠ざかりますね。
だから、乾皮症や皮脂欠乏性湿疹は早く改善の対策や治療に取り組むことが大切です。
乾燥肌を含め、「皮脂欠乏性湿疹かも?」とご不安のある方は、ぜひ、続きをお読みくださいね。
また、先に乾燥肌の原因や改善の対策を知りたい方は、
「乾燥肌とは?原因は12の要素!メカニズムを知ることで対策」
「乾燥肌の予防や改善対策は正しいエイジングケアが大切!」をご覧ください。
<乾皮症や皮脂欠乏性湿疹になる前に!>
<保湿もしっかりできる、エイジングケア化粧品>
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2.乾皮症と皮脂欠乏性湿疹(皮脂欠乏性皮膚炎)の違いと症状
この皮膚の病気の名前だけを聞くと、聞いたことがない名前だと思うかもしれませんね。
実は「皮脂欠乏性湿疹」は、皮膚科を受診する患者さんの中では、比較的よく見られる病気です。
一般の方が、こうした医学的な病名を理解することはなかなか難しく、覚えにくいですが、皮脂欠乏性湿疹は、お肌の乾燥、つまり、皮脂の減少、バリア機能の低下、ターンオーバーの機能低下など、スキンケアやエイジングケアのお話でもよく聞くお肌の悩みが深く関係しています。
1)乾皮症と皮脂欠乏性湿疹の違いは?
皮脂や汗の分泌が減り、お肌が乾燥して光沢を失い、肌理(キメ)が粗くなっている状態を、医学用語で「乾皮症(皮脂欠乏症)」といいます。
■乾皮症の典型的な症状
このように、表皮の角質層のバリア機能も低下しています。
また、加齢とともにターンオーバーもおそくなって新陳代謝も不活発になります。
乾皮症の中でも、肌老化が原因のもので高齢の方のものを「老人性乾皮症」と呼びます。
皮脂欠乏性湿疹とは、乾皮症の症状がある上に、お肌に何らかの刺激物が接触することで、刺激性接触皮膚炎などが加わって、湿疹を生じた状態のことです。
お肌が健やかな状態であれば外的な刺激から肌を守り、皮脂や汗などのバランスを保つことができます。
しかし、皮脂が不足してしまうと、十分な量の皮脂膜をつくれなくなります。
皮脂膜が減少してしまうと、肌の乾燥を引き起こす上に、刺激が加わると湿疹までできてしまうのです。
また、バリア機能の低下で、花粉などのアレルゲンや微生物が侵入しやすくなることも症状が悪化する原因です。
さらに、pH バランスが弱酸性からアルカリ性に傾くと、皮膚常在菌のバランスが崩れ感染症のリスクも高くなります。
2)皮脂欠乏性湿疹(皮脂欠乏性皮膚炎)の症状チェック
皮膚の疾患といっても種類はさまざまで、自分の症状が本当に「皮脂欠乏性湿疹」なのかわかりませんよね。
皮膚科などで医師にちゃんと診断してもらうのが一番ですが、セルフチェックをする方法をお伝えします。
■皮脂欠乏性湿疹の特徴
- 足(特にすねの外側)や腕、背中、腰、わき腹などに痒みがある
- 粉を拭いたようなカサカサや掻きむしった跡がある
- 冬になると症状が悪化する
- 洋服によって痒みがひどくなる時がある
石鹸や洗剤をよく使用する職業である(主婦も含め)
これは、乾燥肌をはじめ肌荒れやほかの湿疹の症状でもありますが、このチェックポイントに1つでも当てはまった人は、「皮脂欠乏性湿疹」の可能性があります。
複数当てはまった人はすぐにでも改善することが大切です。
「皮脂欠乏性湿疹かも?」と思ったら、早めに、医師の診察を受けるのをおすすめします。
<乾皮症が好発する部位>
3)皮脂欠乏性湿疹(皮脂欠乏性皮膚炎)の特徴
①皮脂欠乏性湿疹になりやすい人は?
皮脂欠乏性湿疹の特徴として、中高年者の手足、特にすねの外側に痒みを感じる方が多いようです。
高齢になると誰でも皮脂の分泌量は減るので乾燥肌になりやすいですね。
だから、高齢の方ほどそのリスクは高くなります。
また、若い方でも洗剤や化学成分などをよく使う美容師さんなどもかかりやすい傾向にあります。
②皮脂欠乏性湿疹の季節性は?
空気が乾燥しはじめる秋から冬にかけて症状がひどくなることがあります。
症状の重さは通常、真冬がピークです。
一方、春から夏には軽くなったり、症状が治まる場合もあります。
だから、皮脂欠乏性湿疹の予防には冬の乾燥肌対策が特に大切です。
③若い人は皮脂欠乏性湿疹にならないの?
若い人は、皮脂分泌も多いので、健康な方ならそのリスクは低いでしょう。
しかし、皮脂欠乏性湿疹は、近年、子どもや若い世代にも増えてきています。
たとえば、アトピー素因のある子ども、潔癖症でからだを強く洗う人もリスクが高くなります。
そういう点では、「皮脂欠乏性湿疹は、若くてもなる可能性があるもの」というのが、正しいかもしれません。
また、2020年から続く新型コロナウイルス感染予防のために、過度に手やからだを洗うこともリスクになります。
④皮脂欠乏性湿疹はどう進行するの?
最初はお肌の乾燥を感じ、気付けば角質がはがれることからはじまります。
同時に、痒みもともなうこともあります。
その後、皮脂欠乏性湿疹の治療など対策をしなければ、皮膚がひび割れたり、炎症を起こすとともに痒みが増していきます。
皮脂欠乏性湿疹がひどくなるのは、どんどんバリア機能が低下していくことなので、少しの刺激でも肌が過剰に反応しやすくなるのです。
また、バリア機能が正常にはたらいていないので、細菌も繁殖しやすく、肌の感染症などを引き起こすリスクも高くなってしまうのです。
⑤皮脂欠乏性湿疹と乾燥肌はどう違うの?
年齢とともにお肌の水分量、天然保湿因子(NMF)、セラミド、ヒアルロン酸、皮脂分泌は減っていきます。
だから、程度の差こそあれ誰でも乾燥を感じることが増えてきます。
皮脂の欠乏も老化の1つで、乾皮症(皮脂欠乏症)も大きな意味では乾燥肌の症状の1つといえます。
どこからが境目かは難しいポイントですが、乾燥肌や乾皮症の症状が進んで、ひび割れ、炎症、かゆみのいずれか、または複数をともなってくれば、皮脂欠乏性湿疹といえます。
また、皮脂欠乏性湿疹は、症状が出やすい場所が特徴的です。
すね、背中、腕などによく出てきます。
人によっては場所が違うので特定しづらいのですが、乾燥がきついと感じる部位では注意することが必要です。
⑥皮脂欠乏性湿疹の痒みの原因って?
そもそも皮脂欠乏性湿疹や皮膚の乾燥で、どうしてお肌に痒みが出てしまうのか気になりますよね。
皮膚の一番外側には「角質層」があり、健康な状態を保っていると外からの刺激を防ぐことができます。
しかし、バリア機能の低下で「角質層」に隙間ができてしまうと、ダイレクトに外部の刺激を受けます。
その原因は、乾皮症の皮膚では、感覚神経の末端が表皮にまで伸びていること。
かゆみは、感覚神経の末端の受容器によって感知されます。
本来、健やかな肌なら真皮でとどまっている感覚神経が肌表面まで伸びることで、軽度の刺激に反応しやすくなっているのです。
その結果、肌が敏感になって、痒みをもたらす「ヒスタミン」を誘発してしまいます。
ヒスタミンは、真皮層にあるマスト(肥満)細胞から分泌されるアミノ酸からつくられるアレルギーと関係が深い成分です。
この傾向は、乾燥性敏感肌の方でも同じです。
なお、お肌の痒みと乾燥の関係については、
「乾燥肌によるかゆみはつらい!原因と改善のスキンケアと治療」をご覧ください。
3.乾皮症や皮脂欠乏性湿疹(皮脂欠乏性皮膚炎)の原因は?
「乾皮症」や「皮脂欠乏性湿疹」の原因は、バリア機能が低下して皮膚の潤いが減ってしまうことです。
内的な原因と外的な原因に分かれますが、「皮脂欠乏症」の名のとおり「皮脂腺から分泌される皮脂の欠乏」が大きなものです。
また、アミノ酸や尿素からできている天然保湿因子(NMF)とセラミドやコレステロールからできている角質細胞間脂質も減った状態です。
つまり、保湿の3大因子が十分にはたらいていないのです。
その結果、バリア機能が低下します。
これは、乾燥肌の原因と同じですね。
1)内的な原因
皮脂欠乏性湿疹の内的な原因としては、大きくはアトピー素因などの先天性のものとお肌の老化によるものに分かれます。
皮脂欠乏性湿疹の外的な原因としては、お肌への外的な「刺激」です。
具体的には、過度な空気の乾燥、洗剤などに含まれる界面活性剤などの皮脂への接触、紙ほか物理的な刺激との接触があります。
2)外的な原因
外的な原因は、日常生活で「洗剤や石けんなどでの洗いすぎ」「よくない生活習慣」「職業的なもの」が関係しています。
何が「乾皮症」や「皮脂欠乏性湿疹」の原因となっているのか知り、それを取り除くことで、皮脂欠乏性湿疹を改善させることが大切です。
「乾皮症」や「皮脂欠乏性湿疹」の原因となる要素を説明していきますが、あなたは当てはまるものがあるでしょうか?
今は、大した症状がなくても、乾燥肌の対策や乾皮症や皮脂欠乏性湿疹の予防のために、除去できる原因はなくしたいものですね。
<乾燥肌が進むメカニズム>
4.乾皮症・皮脂欠乏性湿疹になることが多い7つのケース
1)もともと皮膚に疾患がある人(アトピー性皮膚炎)など
昔からアトピー性皮膚炎に悩んでいて、湿疹がひどく病院にかかっている人もいますよね。
こういったアトピーで悩んでいる人は、もとからセラミドや天然保湿因子(NMF)のもととなるフィラグリンというたんぱく質が少ないためバリア機能が低い場合が多いのです。
だから、お肌に余計な刺激を与えることや洗いすぎは絶対にNGです。
お肌が過剰に反応して、皮脂欠乏性湿疹や他の皮膚の病気などを引き出してしまう可能性があります。
アトピー性皮膚炎で悩んでいる人は、アミノ酸系洗浄成分やできるだけ余計な成分が含まれていないシンプルな石鹸を使うなどで、お肌が本来持っている治癒能力を引き出すことが大切です。
今使っている洗浄料で刺激を感じる時は、一度使用を中止しましょう。
また、洗浄剤の使用の是非も主治医とも相談してください。
<フィラグリンと天然保湿因子の関係>
<参考記事>
*ケラトヒアリン顆粒とは?バリア機能を支え紫外線から肌を守る!
2)潔癖症・過剰にからだを洗う方
①洗う回数が多すぎる
乾皮症や皮脂欠乏性湿疹の原因で多いのが「洗いすぎ」による強い刺激。
潔癖症な人は1日2回以上お風呂やシャワーに入ったり、洗浄力の強い石鹸を使っている場合もあります。
しかし、それではお肌が本来持っているバリア機能を壊してしまい、外敵からの刺激を受けやすい状態をつくり出してしまいます。
皮脂膜は、強く擦り過ぎることや、過剰に洗うことで剥がれてしまいます。
さらには、天然保湿因子(NMF)やセラミドまで洗い流してしまうことさえあるのです。
これが、皮脂欠乏性湿疹の原因になるのです。
②ゴシゴシ洗い
皮脂欠乏性湿疹の原因には、熱いお風呂に長くつかることや、洗浄力の強い洗浄料でゴシゴシこすりながら洗うなどが原因になっていることがあります。
「みんなそうやってゴシゴシ洗っているのではないの?」
「自分が洗い過ぎかどうかわからない!」
と思うかもしれませんが、少なくとも「自分がゴシゴシと感じる力」で洗うことは避けましょう。
熱いお風呂に入れば、皮脂膜が剥がれてしまいますし、強く洗いすぎれば気持ちはいいかもしれませんが、引っ搔いていることと同じなのでお肌に負担をかけることになるのです。
人間は加齢とともに皮脂の分泌も低下し、肌はより乾燥しやすくなるので注意が必要です。
お風呂の入り方については、次の記事も参考にしてください。
3)皮脂欠乏性湿疹になりやすい職業
皮脂欠乏性湿疹は、職業が関係する場合もあります。
皮脂欠乏性湿疹になりやすいのは「美容師」「看護師」などの職業はもちろん、よく紙に触れる「運送業」「銀行員」など、物理的な刺激を受けやすいことが多い職業です。
特に「美容師」や「看護師」は、薬品を使う頻度の多い職業です。
そのため、1日に何度も石鹸を使ったり、消毒することがあります。
これらの職業は、手肌の乾燥による手荒れや手湿疹になることや、薬剤アレルギーのリスクもあります。
また、身近なところでは「主婦」も洗浄剤をよく使いますよね。
家事や洗濯など毎日当たり前の作業になりますが、こういった洗剤や石鹸を使う頻度が多いと手湿疹や、皮脂欠乏性湿疹を引き起こしやすくなるとされているのです。
4)生活習慣の乱れで皮脂欠乏性湿疹に
皮脂欠乏性湿疹に悩む人は、生活習慣の乱れが原因になっている場合もあります。
日々の生活に追われてしまい、自分のことなんて後回しになっている人は要注意。
食生活の偏りや、睡眠不足、肌の状態が気になってはいても仕事から帰ってきたらお手入れすることなく寝てしまうなど、忙しい生活で自分のことがおろそかになっていると危険です。
内側からのストレスが原因となって肌荒れが起こるので、乾皮症や皮脂欠乏性湿疹のリスクが高くなるのです。
お肌は、心や生活習慣を写す鏡ともいわれています。
生活が乱れている人がお肌の状態をキレイに保てるわけがありません。
皮脂欠乏性湿疹は、「生活を見直して欲しい」というお肌の訴えだと思って、自分の生活を一度見直してみるといいかもしれません。
美肌のためには食べ物を意識したり、アンチエイジングを意識した生活を心がけましょう。
5)過度なアルコール消毒
2020年から続くコロナ禍で、手などをアルコールで消毒する頻度が増えています。
ウイルス対策という点では有効なアルコールですが、刺激性や揮発性があるため肌の乾燥を助長します。
アルコール消毒は、1日に何度も行うと乾皮症や皮脂欠乏性湿疹のリスクになってしまいます。
「新型コロナウイルス感染予防で手洗いした後はたっぷり保湿を!」を参考にしてくださいね。
6)エアコンによる空気の乾燥
皮脂欠乏性湿疹は、冬に症状が悪化するとお伝えしました。
それは、冬が最も乾燥する季節だからです。
寒い冬に暖房をつけない人はいないと思いますが、実はこの暖房が乾燥をより助長させてしまうのです。
なぜなら、暖房することで、空気を乾燥させて湿度を下げてしまうからです。
冬の次にリスクが高い季節といえば意外にも夏。
皮脂欠乏性湿疹の場合、夏でも症状が改善しない人は、エアコンにあたりすぎのかもしれません。
エアコンも湿度を下げ、乾燥を進行させる原因なので、皮脂欠乏性湿疹を悪化させることもあります。
エアコンの過度な使いすぎは避けましょう。
その対策は、「エアコンによる乾燥肌には保湿と加湿~冬のエイジングケア~」を参考にしてください。
7)静電気なども危険
そのほかにも、冬に多く発生する静電気も乾燥肌のリスクなので、乾皮症や皮脂欠乏性湿疹の原因になることもあります。
また、コタツに長時間入ったり、電気毛布の使用、化学繊維の衣類も乾皮症や皮脂欠乏性湿疹を悪化させる原因になることがあります。
5.皮脂欠乏性湿疹(皮脂欠乏性皮膚炎)の予防・改善の生活とスキンケア
ここまで、「皮脂欠乏性湿疹」の症状や原因について取り上げてきましたが、痒みや炎症がある方は、できるだけ早い段階で改善したいものですね。
皮脂欠乏性湿疹を軽減、改善するためには、可能な限りその原因を取り除くことです。
肌質や年齢によっても改善の方法は若干異なることはありますが、皮脂欠乏性湿疹の予防や改善の方法は、大きく分けると「生活習慣の見直し」「着用する衣服の工夫」「保湿剤などでの保湿ケア」の3つです。
生活習慣に関しては、今すぐにでも実践できる簡単なものばかりです。
思い当たる人は、まずは生活習慣から見直してみてくださいね。
1)生活習慣の見直しで皮脂欠乏性湿疹を改善
皮脂欠乏性湿疹の症状を少しでも改善するために、ボディの乾燥肌対策として日常的に気を付けて欲しいことがあります。
- 暖房を使う時は必ず加湿器などを使い、お部屋の空気を乾燥させないで適度な湿度(40%~60%)を目安にする
- ストレス過多な生活にならない工夫をする
- お風呂上がりは皮膚に潤いがある間にボディクリームなどで必ず保湿をする
- 熱すぎるお風呂はからだに負担をかけるばかりか、肌の乾燥の原因になるのでぬるめ(40℃程度)にする
- タオル(特にナイロンタオル)やボディーブラシなどで強く擦るのは絶対にやめる
- 洗浄料や洗顔料、クレンジング料、シャンプーなどは、刺激の少ないものを選ぶ
- 肌の調子がよくないなと感じている時は、石鹸を使わない日もつくる
- 乾燥肌対策になる食べ物と飲み物やセラミドを含む食べ物を積極的に摂る
- お酒、香辛料、生姜、にんにくなど血行を促進する食べ物はかゆくなりやすいので、摂る量を控える
- 腸内環境を整えて便秘などを予防する
紫外線対策も怠らない(症状がひどい場合は、医師に相談)
こうした対策を行っても、痒みが出て搔いてしまうと、お肌がダメージを受けて皮脂欠乏性湿疹だけではなく、お肌が黒ずんでしまったり、内出血してしまうこともあります。
生活習慣の改善だけでは難しい場合、早めに医師に相談することをおすすめします。
<参考記事>
2)肌触りがいい衣類を着て、乾皮症や皮脂欠乏性湿疹を改善
衣類によってチクチクした刺激があると感じたことがありませんか?
同じ衣類を着ていても、お肌が乾燥している場合やバリア機能の状態によって、感じ方は変わってきます。
また、乾燥肌の人でも衣類の素材によって刺激を感じる度合いは変わります。
だから、衣類の素材や加工の方法を知って、できるだけ刺激が少なくなる工夫が大切です。
- コットン(綿)製の衣類、できれば品質のよいコットンの衣類を着る
- 締め付けがきつい衣類は避ける
- 自分に合わない素材、刺激を感じる素材は避ける
- 紫外線カット加工、抗臭・抗菌加工がほどこされた衣類に注意する
- ホルムアルデヒドなどの染料にも注意する
衣類は清潔に保つ
3)保湿剤などで保湿ケア
皮脂欠乏性湿疹を改善するための保湿ケアのスキンケアアイテムとしては、ボディローションやボディクリーム、軟膏などのタイプがあります。
また、医薬部外品のものもあります。
さらには、医師が処方したり、薬局で買える医薬品もあります。
保湿剤は、毎日朝夜2回、必要に応じて3回程度塗ることが目安です。
夜は、入浴後に早め(入浴後5分以内)に塗りましょう。
皮膚から水分の蒸発を防ぐ効果は、油分の多いもののほうが高い傾向にあります。
一般的には、春や夏はサッパリタイプのローションが、秋や冬はクリームや軟膏がおすすめです。
化粧品や医薬部外品は、ドラッグストアなどで選ぶことが多いと思いますが、その場合は有効成分や刺激のある成分についての知識があることが望ましいでしょう。
医薬品の場合は、薬剤師さんと相談して、自分に合ったものを選びましょう。
ここでは、皮脂欠乏性湿疹を改善するためのボディケアアイテムや医薬部外品に含まれる成分について簡単にご紹介します。
①グリセリン
化粧品、医薬部外品、医薬品でも使われる水溶性の保湿成分です。
多くの場合、「基材(基本成分)」として使われます。
刺激も少なく安全性の高い成分で、水分を吸着して保湿します。
ヒューメクタントとして分類されます。
水分を保持する力はありますが、水分の蒸発を防ぐ力はありません。
グリセリンについての詳しい情報は、
「グリセリンとは?効果と安全性を知って化粧品や化粧水を使おう!」をご覧ください。
②黄色ワセリン
精製度が低く、価格が安いのが黄色ワセリンです。
黄色ワセリンは、医薬品ではなく医薬部外品扱いです。
皮膚トラブルのない人が使用する分には、問題ありませんが、黄色ワセリンは、不純物を含む割合が高いので、アレルギーや刺激の原因になることがあります。
だから、乾皮症や皮脂欠乏性湿疹の場合は、黄色ワセリンが配合された保湿アイテムは、避けましょう。
③白色ワセリン
最近では、ワセリンといえば「白色ワセリン」のことを指す場合がほとんどです。
白色ワセリンには、第3類医薬品と医薬部外品の2種があります。
油溶性の成分で、皮脂膜に近いはたらきをして水分の蒸発を防ぎ、保湿効果を発揮します。
白色ワセリンのべたつきを嫌う人もいますが、乾皮症や皮脂欠乏性湿疹の保湿剤としては、刺激も少なく適した成分です。
白色ワセリンをさらに精製して純度を高めたのが「プロペト」や「サンホワイト」です。
これらは、通常の白色ワセリンよりも刺激が少ないといわれています。
プロペトは医薬品ですが、サンホワイトは医薬部外品です。
これは、老人性乾皮症はもちろん、赤ちゃんの乾燥肌でも使えます。
④尿素
尿素には天然保湿因子(NMF)も含まれます。
化粧品成分、医薬部外品、医薬品のいずれもあります。
水分保持することで保湿効果を発揮するとともに、角質を柔らかくする作用があります。
角質肥厚や肌がカサカサしている場合にはよい成分ですが、長い期間使いすぎるのはオススメできません。
尿素についての詳しい情報は、
「尿素のメリットとデメリットは?エイジングケアの視点から」をご覧ください。
⑤ヘパリン類似物質
ヘパリン類似物質という一般名よりも、「ヒルドイド」というブランド名のローションや軟膏が有名です。
ヘパリン類似物質は、高い水分保持作用と血行促進作用をあわせ持っています。
乾皮症の治療薬として、健康保険で使えるので、皮膚科で医師が処方する代表的な保湿剤となっていましたが、最近では濃度を低くした医薬部外品が登場しています。
皮膚の状態によっては、しみるなど刺激があることもあるので、その点に注意が必要です。
⑥セラミド
今や保湿成分としてエイジングケア化粧品に使われることでも有名になったセラミド。
化粧品成分ですが、医薬部外品でも医薬品でもありません。
水分を挟み込んで保湿し、バリア機能の正常化をサポートします。
最近では、ボディクリームや軟膏にもセラミドを配合した製品が増えてきました。
医師が処方するものではなく、薬局やドラッグストアなどで購入することができます。
セラミド配合の保湿製品、特にヒト型セラミド配合のセラミド美容液やセラミドクリームは、ほかの成分より高価な傾向にあります。
⑦まだある乾皮症に使われる医薬品や保湿成分
今、紹介した以外でもビタミンAやビタミンE(トコフェロール)などが医薬部外品や医薬品として使われます。
ビタミンEは血行を促進する作用があります。
また、抗炎症剤としては、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルレチン酸ステアリル、アラントインなどもあります。
これらは、乾皮症や皮脂欠乏性湿疹の治療に使われることがあります。
化粧品成分としては、スクワランやシアバターなどのエモリエント成分が乾燥肌のスキンケアでよく使われる成分です。
これらの成分も乾皮症や皮脂欠乏性湿疹の予防に使うことができます。
⑧そのほかの注意点
皮脂欠乏性湿疹の場合、ボディクリームを選ぶ際に注意して欲しいことがあります。
ドラックストアなどで販売されているものの中には、アルコールや石油系界面活性剤配合のものがあります。
それらは、刺激の原因になることもあるので、肌が敏感になっている乾皮症や皮脂欠乏性湿疹の方は、避けたほうがよいでしょう。
ノンアルコール化粧品やアルコールフリー化粧水などを選びましょう。
<参考記事>
6.皮膚科・クリニックの皮脂欠乏性湿疹治療は医薬品
さまざまな対処法を試しても、いまひとつ乾皮症や皮脂欠乏性湿疹に対する効果を感じられない人は早めに皮膚科を受診しましょう。
もちろん、症状がひどい場合は、早めの受診をおすすめします。
なぜなら、悪循環が続くと重篤化することがあるからです。
たとえば、冬に肌が乾燥してカサカサして、その後、痒みが強くなります。
そこで、皮膚を掻くこと湿疹がでます。
その結果、さらに痒みがひどくなって、また掻くことにより湿疹がさらに悪化します。
つまり、乾燥皮膚→痒み誘発→掻破→湿疹誘発→痒み増強→掻破→湿疹増悪、という、痒みと掻破行為の悪循環になってしまうリスクがあるのです。
これをitch-scratch cycleと言います。
症状の重篤化を防ぐためにも、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。
治療に関しては、痒みがひどい場合は、眠ることもできないことがあるので、皮脂欠乏性湿疹治癒の前に症状を抑えるお薬が処方される方が多いようです。
皮膚科で処方されるのは、大きくは「保湿剤」「ステロイド外用薬」「抗ヒスタミン薬」の3種です。
1)医薬品の保湿剤
保湿剤は、すでに説明しましたが、ここでは深く学んでみましょう。
皮膚科では、有効成分としてヘパリン類似物質を含んだヒルドイド軟膏やローション、スプレーなどが処方されます。
また、尿素を含んだケラチナミンクリームも処方されます。
ヘパリン類似物質は、ヒルドイド0.3%製剤として有名です。
表皮の基底層まで浸透して保湿します。
炎症を抑えるはたらきや血行を促進させる効果もあります。
ヒルドイドソフト軟膏、ヒルドイドクリーム、ヒルドイドローション、ヒルドイドフォームと剤型が豊富で、季節や好みで使い分けが可能です。
たとえば、夏は、べたつきの少ないローションタイプのヒルドイドローションを使い、冬は、ヒルドイドソフト軟膏やヒルドイドクリームを使うなどの方法があります。
保湿力はワセリンや尿素より高く、ヒルドイドの中では、ヒルドイドローションの効果が高いというデータがあります。
今では、ジェネリックも登場しています。
出血性血液疾患(血友病、血小板減少症、紫斑病など)のある患者さんや僅少な出血でも重大な結果を招くことが予想される患者さんには使えません。
血行促進効果があるので、かゆみの副作用があります。
ワセリンは、刺激が少ない成分ですが、乾皮症には医薬品である精製度の高い白色ワセリンやプロペトが使われます。
尿素は、保湿効果と肌を柔らかくするはたらきがあります。
しかし、刺激があるため、連用には注意が必要です。
<保湿剤別の保湿効果の比較>
<ヘパリン類似物質の剤型による保湿効果の比較>
続いて、「ステロイド外用薬」と「抗ヒスタミン薬」について説明します。
2)ステロイド外用薬
皮膚外用合成副腎皮質ホルモンで炎症を抑える塗り薬です。
リンデロン-VG軟膏0.12%やマイザー軟膏0.05%などがあります。
皮脂欠乏性湿疹の根本的な治癒の前に、炎症を抑えることで痒みを緩和することが目的の医薬品です。
ステロイド外用薬は、効果の強さで5段階に分類されています。
ステロイドの5段階 | 代表例 |
弱い(weak) | プレドニゾロン、ヒドロコルチゾン酢酸エステルなど |
普通(medium) | プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル、トリアムシノロンアセトニドなど |
強い(strong) | ベタメタゾン吉草酸エステルなど |
とても強い(very strong) | モメタゾンフランカルボン酸エステルなど |
最も強い(strongest) | クロベタゾールプロピオン酸エステルなど |
皮脂欠乏性湿疹に使う場合、症状の重さや部位、年齢などにあわせて使い分けられます。
また、症状の変化によって切り替えが行われます。
「とても強い(very strong)」と「最も強い(strongest)」に分類されるステロイド外用薬は、医師や薬剤師など専門家の管理が必要であるため、医師の処方箋が必要な医療用医薬品としてのみ用いられています。
一方、弱いほうから3ランク(「弱い(weak)」「普通(medium)」「強い(strong)」)に属する成分のものは、OTC医薬品として薬局などで購入できます。
ステロイド外用薬は、長期間、使用しつづけると、皮膚が薄くなるリスクがあります。
また、肌が弱くなってしまうことがあります。
その結果、顔に血管が浮き出て赤ら顔になったり、ニキビなども出やすくなるので注意が必要です。
正しく使えば効果的な薬なので、医師や薬剤師の指導の下で適切に使いましょう。
3)抗ヒスタミン剤
痒みを抑える飲み薬です。
アリメジンシロップ0.05%、アレジオン、アレグラなどがあります。
この薬も皮脂欠乏性湿疹の根本的な治癒のためのものではありません。
かゆみを起こす原因であるヒスタミンが肥満細胞から出るのを抑えたり、ヒスタミンの作用をブロックするはたらきのある治療薬です。
抗ヒスタミン剤の副作用としては、眠気、のどや口の渇き、便秘などがあります。
また、前立腺肥大や緑内障を患っている方は、抗ヒスタミン剤の内服で悪化することがありますので、必ず医師や薬剤師に相談することを忘れないでください。
もちろん、医師はあなたの症状から、一番合うと判断する治療法を提案してくれるので、つらい痒みも軽減されることが期待できます。
そのほか、かゆみが強い場合は抗アレルギー剤の飲み薬を処方されたり、漢方薬を処方されるケースもあります。
ただし、皮膚科でもらった薬だけでは皮膚の疾患は完治しづらく、何度でも繰り返してしまうこともあります。
皮膚科のお薬と日常の生活習慣改善を意識して、並行して皮脂欠乏性湿疹の完治を目指すことが大切です。
<乾皮症や皮脂欠乏性湿疹の参考書籍>
皮膚科医のための香粧品入門(〔皮膚科の臨床 2014年10月臨時増刊号[56巻11号] 〕、金原出版株式会社)
7.乾皮症・皮脂欠乏性湿疹(皮脂欠乏性皮膚炎)に関するよくある質問
Q1.乾皮症の初期症状は?
肌の乾燥で角質が剥がれ、小さな鱗屑が見られます。また、比較的小さなかゆみを伴うこともあります。
Q2.乾皮症はヒリヒリしますか?
乾皮症が進み、肌がひび割れ症状を引き起こすと、些細な刺激に対してもヒリヒリとした痛身を伴います。
Q3.皮脂欠乏性湿疹を放置するとどうなる?
の皮脂欠乏性皮膚炎を放置すると、「貨幣状湿疹」や「自家感作性皮膚炎」といった湿疹に発展して、重症化することがあります。
Q4.皮脂欠乏性湿疹はエアコンで悪化しますか?
エアコンを使用すると、室内は乾燥しやすくなるため、皮脂欠乏性湿疹が悪化するリスクが高くなります。
Q5.ビニール肌は乾皮症や皮脂欠乏性湿疹のリスクが高いですか?
ビニール肌とは、何らかの原因で肌のキメが失われ角層が薄くなった状態で、バリア機能が低い肌です。
そのため、ビニール肌は乾皮症や皮脂欠乏性湿疹のリスクが高いです。
<参考記事>
8.まとめ
「乾皮症」や「皮脂欠乏性湿疹」は聞き慣れない名前ですが、ご高齢の方は振り返ってみると経験したことがある方もいるのではないでしょうか。
乾皮症や皮脂欠乏性湿疹は、最近では、高齢者だけではなく、若い世代にも増えています。
お肌に痒みがあったり、ひび割れ、炎症がある場合は、単なる「乾燥肌」だと勝手に判断してしまうのは危険です。
スキンケアや生活習慣の見直しを行い、痒みがおさまらない時は、早めに皮膚科など医療機関にかかるなど早期の改善に努めてくださいね。
皮脂欠乏性湿疹は、長期間続いてしまうと、知らず知らずのうちに掻きむしってしまい、跡が残ってしまうことも…。
お肌のトラブルは、早期改善が何よりも大切です。
ぜひ、早めに乾皮症や皮脂欠乏性湿疹の改善や治療に取り組みましょう。
この記事「【皮膚科医監修】乾皮症と皮脂欠乏性湿疹の症状・原因と予防・治療」が、エイジングケア世代をはじめ、健やかな肌を願う方のお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
ナールスエイジングケアアカデミー編集長
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
文部科学省後援日本化粧品検定1級。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト。
著作(共著)
KOLドクターの的確な人選と良好な関係作りのコツ
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
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