あなたは、朝、目覚めた寝起きの顔にくっきりほうれい線があるのを見つけて、ショックを受けたことがありませんか?
昼間や夜はそれほどでもないのに、朝、顔を洗おうと鏡をみたら大ショック。こんなにほうれい線が目立っているなんて。
この記事では、朝の寝起きに目立つほうれい線の原因と解消・改善の対策について幅広くご紹介します。
- ほうれい線には乾燥で目立つ浅いほうれい線とたるみで目立つ深いほうれい線があります。自分に目立っているのはどちらかを見極めましょう。
- 朝だけ目立つほうれい線は、浅いほうれい線である場合が多いので、その場合は、スキンケアやエイジングケアで消すことができます。気付いたらすぐに対策しましょう。
- 朝だけ目立つほうれい線でも、ハリや弾力の低下が影響しているケース、つまりたるみが襲いつつあるほうれい線もあります。これを放置すると、朝だけではなく昼もほうれい線が目立つようになるので、早く対策を行うことが大切です。
- 乾燥による朝のほうれい線は、夜のスキンケアで保湿したり、お部屋の乾燥対策や食べ物で改善します。しっかり乾燥肌対策を行いましょう。
- たるみによるほうれい線は、エイジングケア化粧品だけでの対策には限界があります。他の手段を組み合わせることが必要です。
- たるみによるほうれい線は、フェイスマッサージや表情筋エクササイズなどで予防・対策することも必要です。ただし、正しい方法で行うことが大切です。
- むくみが原因で朝の寝起きに目立つほうれい線は、血行促進、代謝アップのために温活や運動などを取り入れることが大切です。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
*ほうれい線の原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
CONTENTS
1.朝起きた際にほうれい線が目立って気になるあなたへ
夜のスキンケアの後は何ともなかったのに、朝起きて鏡を見ると、なぜか、ほうれい線が目立っている。
こんな経験があれば、女性は誰だってショックですね。
また、男性でもほうれい線が朝に目立つこともあります。
そんな朝のほうれい線を消す対策はどうすればよいのでしょうか?
ほうれい線は加齢やその他の原因で目立つようになりますが、朝の寝起きの際に目立つことがあります。
この記事では、朝の寝起きに目立つほうれい線の原因とエイジングケア対策を幅広くご紹介します。
また、朝のスキンケアにおすすめのほうれい線対策の化粧水をご紹介します。
「なぜ、朝の寝起きにほうれい線が目立つの?教えて!」
「まだ20代なのに朝起きたらほうれい線が目立っている!解消法は?」
「朝の寝起きのほうれい線を消す方法を知りたい!保湿だけでよいの?」
「30代になって、寝起きの顔にほうれい線が目立つことが増えてきた!たるみかな?」
「朝のほうれい線を予防する夜のスキンケア方法って?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをお読みくださいね。
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2.ほうれい線の原因と対策の基本
1)浅いほうれい線と深いほうれい線
朝の寝起きに目立つほうれい線の原因を考える前に、ほうれい線の全体像を理解しましょう。
ほうれい線とは頬と口もとの皮膚の境界線です。
だから、目立つかどうかは別として、誰にでもあるものです。
ほうれい線の原因や年代別の特徴は、「ほうれい線の原因と20代、30代、40代、50代の特徴」で詳しく取り上げていますので、ここではポイントを整理してご紹介します。
ほうれい線は、大きく分ければ、次の3つです。
- 表皮の乾燥で目立つ浅いほうれい線
- 真皮、表情筋、皮下組織などの衰えで目立つ深いほうれい線
- 骨格の歪みや骨粗鬆で目立つほうれい線
2)浅いほうれい線の原因と対策の基本
浅いほうれい線は、20代や30代などの比較的若い年代に多いほうれい線で、乾燥による小じわに似た状態です。
そんな浅いほうれい線の対策は、表皮の角質層のスキンケアで乾燥肌の原因をなくすことです。
スキンケアでは、肌の水分量をキープするための保湿が大切です。
乾燥肌対策として、保湿を十分にすることで、バリア機能やターンオーバーが正常になれば、乾燥によるほうれい線は解消するのです。
もちろん、アンチエイジングを意識した生活習慣も大切ですし、食べ物で乾燥肌対策することもほうれい線の目立たない美肌のために大切です。
3)深いほうれい線の原因と対策の基本
深いほうれい線は、おもに30代の後半から40代、50代と年齢が進むにつれ目立ってきます。
深いほうれい線の原因は、主に顔のたるみです。
これは、お肌の老化が原因です。
20代の若く健やかなお肌はハリと弾力があってたるみにくいお肌です。
しかし、エイジングをはじめ紫外線のダメージなどでお肌が酸化し、真皮の線維芽細胞が衰え、コラーゲンやエラスチンが減少すると、たるみが目立ち始めます。
たるみの原因は、真皮の衰えと表情筋の衰え、皮下脂肪の衰え以外にもあります。
むくみによるたるみ、生まれつきの骨格、骨粗鬆症で骨が薄くなることもほうれい線が目立つ原因なのです。
また、若い世代でも、スマートフォンの使い過ぎでたるみができる場合もあります。
猫背になって、首が前に突き出すよくない姿勢がずっと続くことが原因です。
そんな深いほうれい線は、たるみの種類や骨格でタイプが異なりますが、エイジングケア化粧品などの化粧品やスキンケアでは改善することは難しくなります。
だから、深いほうれい線の対策としては、日常生活でほうれい線の予防を心がけることが大切なのです。
もし、深いほうれい線が目立った場合は、1つの方法では改善が難しいので、表情筋のほうれい線対策、皮下脂肪のほうれい線対策などを組み合わせて取り組む必要があるのです。
また、早く改善したい場合は、美容整形に頼ることも1つの方法です。
このように、浅いほうれい線と深いほうれい線では原因が異なるので対策も異なるのです。
3.朝の寝起きにほうれい線が目立つ原因は?
今ご紹介したほうれい線の原因と対策の基本を踏まえて、ここからは朝の寝起きに目立つほうれい線の原因と対策を考えていきます。
実は、朝は1日のうちでもほうれい線が目立ちやすい時間なのです。
まずは、なぜ、朝の寝起きでほうれい線が目立つのかを考えて見ましょう。
もちろん、朝のほうれい線も、今挙げたほうれい線の原因のいずれかによるものです。
その原因は主に3つが考えられます。
1)寝起きのほうれい線の原因は乾燥
1つ目は、お肌の乾燥です。
寝ている間も人間の身体は休みなく動いています。
そのため、大量の汗をかいていて、平均で約500ml、多いときには1リットルもの水分が失われると言われています。
前日の水分補給が不十分だったり、お酒を飲みすぎたりした場合は、起き抜けの身体では水分が減ってカラカラに乾いていることもあります。
そんな場合は、お肌の乾燥で寝起きにほうれい線が目立ちやすくなっているのです。
また、寝相が悪くて顔を枕に擦りつけてしまった場合なども、朝の寝起きでほうれい線が目立つ原因になります。
寝る前にスキンケアをしていたとしても、シーツなどに美容液や保湿クリームが吸収されてしまって、乾燥を防ぎづらくなっているということもあるのです。
こちらのタイプのほうれい線は10代や高校生でも目立つことがあります。
先ほどもお伝えしたとおり、乾燥で目立つ朝のほうれい線は、表皮の角質層の問題なので、朝のスキンケアやエイジングケアで比較的簡単に解消することが可能です。
2)たるみが進み始めると朝の寝起きのほうれい線に
朝の寝起きのほうれい線が目立つ原因の2つ目は、肌のハリや弾力の衰えです。
年齢を重ねるとお肌の弾力は失われ、お肌を押してもすぐに戻ってきません。
エイジングとともに、寝ている間のシーツ跡などが起き抜けの顔に残ることが多くなってきます。
それと同じで、寝ている間の口の周りのお肌への圧力によって、朝の寝起き後、すぐ元に戻らないことでほうれい線が目立つのです。
これは、真皮の衰えや皮下組織、表情筋などの衰えによるほうれい線で、お肌の老化が原因です。
- 30代以上
- しっかり保湿をしている
- 前日もお酒を飲んでいない
という方で、朝、ほうれい線が目立つなら、深いほうれい線になる前の状態かもしれません。
お肌がたるみ始めた証拠なので、保湿に加えてエイジングケアや他のほうれい線対策を開始しましょう。
3)むくみでも朝の寝起きにほうれい線が目立つ
3つ目の原因は、顔のむくみです。
一般的に朝の顔はむくみやすいと言われています。
日中は重力の影響によって身体の水分は足の方に下がっていますが、寝ている間は脚、腕、などとほぼ同じ高さに顔があり、下に溜まっていた水分が顔の方に移動しやすいのです
朝にむくみがあるとほうれい線が目立つことがあります。
むくみについては、
「顔のむくみの原因と解消のためのエイジングケアの秘密」で詳しく取り上げていますが、大きく分けて、次の2つが原因です。
- 水分の体内での滞留
- 心臓のポンプ機能の低下
水分が体内で滞留するのは、水分、塩分、糖分、アルコール(お酒)の摂り過ぎによって血行が悪くなったり、リンパ管の流れが悪化していることが原因です。
一方、心臓のポンプ機能の低下は、加齢、運動不足、内臓の病気などが原因です。
もし、朝だけではなく、長時間、むくみが取れない場合は病気の可能性もあるので、すぐにクリニックや病院を受診することをおすすめします。
20代や30代前半の若い方で朝だけ目立つほうれい線の場合は、比較的、短期的な水分の滞留が原因のむくみの方が多く、まだ、ほうれい線は浅いのです。
一方、30代後半や40代以降になると、冷え性などで朝のむくみが習慣的になることもあります。
また、40代以降にむくみが続くとたるみの原因になります。そうなるとしだいにほうれい線が深くなります。
なぜなら、お肌は上から「表皮」「真皮」「皮下組織」「筋肉(表情筋)」とつながっているからです。
顔がむくむと皮下組織の脂肪層に水分が溜まり脂肪が膨張します。
その結果、肌をたるませてしまい、ほうれい線が目立ちやすくなるのです。
つまり、朝のむくみが原因で寝起きに目立つほうれい線は、むくみを早く改善しないと浅いほうれい線であっても深くなるリスクがあるのです。
若い時は、顔にむくみがあっても対策をとればすぐ解消しますので、早く対策を行うことが大切です。
もちろん、40代でも手遅れではありません。
ほうれい線を今以上に目立たせないためにも、健康のためにも、むくみを改善しましょう。
また、40代超えると真皮の衰え、表情筋の衰え、皮下組織の肥大化、姿勢の問題などさまざまな要素が重なり、お肌がたるみやすくほうれい線が目立ちやすいという特徴があります。
他にも、睡眠不足やバランスの悪い食生活などが影響して、肌のターンオーバーが乱れてしまうことも朝のほうれい線が目立ちやすくなる原因です。
4.乾燥が原因で目立つほうれい線の対策
乾燥が原因で朝の寝起きに目立つほうれい線は、浅いほうれい線なので消すことが可能です。
そのためのスキンケアの対策は、大きく分けて3つあります。
1)普段のスキンケアと夜のスキンケアで保湿力アップ
乾燥で朝ほうれい線が目立つ対策としては、スキンケアで乾燥肌対策をしっかり行うことです。
①クレンジングや洗顔をチェック
保湿ケアは、化粧水や保湿クリームを塗ることだけを考えがちですが、実はクレンジングや洗顔が乾燥の原因になっている場合もあります。
間違ったスキンケアをしていると、乾燥を助長させてしまうことがあるのです。
最近では10代の頃からメイクを楽しむ方も増えてきましたが、クレンジングや洗顔の正しい方法を実践していないと、乾燥しやすい肌になってしまうので気をつけましょう。
クレンジングや洗顔のポイントは刺激を与えすぎないことです。
特に洗顔は以下の点に注意して行いましょう。
- 洗顔料をしっかり泡立てて、優しく洗う。
- ゴシゴシ洗いはしない。
- Tゾーンから洗い、次にUゾーン、最後に目元や口元を洗う。
- 泡を残さないように、しっかりと32~34℃程度のぬるま湯ですすぐ。
- 洗顔の時間は、1~5分程度。
- 洗顔は1日2回まで。
Tゾーンなどは気になってつい洗いすぎてしまうという方も多いようです。
不要な力をかけてしまうのを避けるために、小指や薬指で洗うようにするという方法もあります。
顔の皮膚は薄くデリケートですので、丁寧に優しく洗うことを心がけましょう。
特に、ほうれい線が目立つ口元(Oゾーン)はその中でも皮膚が薄いので注意が必要です。
また、すすぐときにシャワーの水流を当てる方がいますが、これも避けたほうがよい方法です。
水流では強すぎるので、両手でお湯をすくいパシャパシャとかけながらすすぎましょう。
正しい方法でクレンジングや洗顔をすることで、保湿化粧水などの成分が肌に浸透しやすくなります。
なお、ほうれい線予防のクレンジングの選び方は、「ほうれい線を予防するクレンジング料の選び方と使い方」を参考にしてください。
②基礎化粧品でしっかり保湿ケア
保湿ケアと言えば、瞬間、瞬間のことではなくて、正しいスキンケアで長期的に保湿力の高いお肌を育てることです。
年齢や肌質に合った基礎化粧品でしっかり保湿を行いましょう。
洗顔後は、保湿化粧水を使い、必要に応じて美容液や保湿クリームを使います。
寝ている間の乾燥対策として、十分な保湿ケアを行いましょう。
保湿成分は、水溶性の保湿成分であるヒューメクタントなどと油溶性の保湿成分であるエモリエントに分かれます。
水溶性の保湿成分でオススメは、プロテオグリカン、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンなどです。
油溶性の成分でオススメは、セラミド、シアバター、スクワランほか、馬油やオリーブオイルなどの美容オイルです。
中でも、セラミドはラメラ構造をつくって保湿するので、バリア機能の正常化に有効です。
乾燥で目立つ朝のほうれい線対策には、人が持つセラミドと同じ構造のヒト型セラミド配合のセラミド美容液やセラミドクリームをオススメします。
③乾燥肌対策もエイジングケアで
また、「エイジングケアって、いつから(何歳から)始めればいいの?」というのは、女性にとっては大きな関心事ですね。
若い間は必要ないと考える方がいるかもしれませんが、20代でエイジングケアを始めてもよいのです。
必要性を感じたときがエイジングケアを始めるタイミングなのです。
できるなら30代以降は、徐々にエイジングケア化粧品に切り替えていくことがオススメです。
朝起きた時のほうれい線を予防する対策を実行する段階で、化粧品を見直してみるのもよいでしょう。
エイジングケア化粧水やエイジングケア美容液、エイジングケア保湿クリームを使って乾燥肌を予防しながら保湿ケアを行いましょう。
初めてのエイジングケア化粧品はエイジングケア化粧水から始めるのがよいでしょう。
その場合は、化粧水ランキングや口コミを参考にしてもよいですが、しっかり成分を理解して選びましょう。
④夜寝る前の乾燥対策
また、夜寝る前に、身体に水分を補っておくことは、朝に目立つ乾燥によるほうれい線予防に有効です。
コーヒーや清涼飲料などよりもお水、できれば白湯(さゆ)をコップ一杯(約200ml)飲んでベッドに入りましょう。
なお、夜の保湿やエイジングケアの詳しい情報は、
「夜の上手なスキンケアとエイジングケアでハリ・ツヤ美肌!」をご覧ください。
⑤基礎化粧品の使い方の基本
まずは、化粧水の使い方です。
化粧水は、手またはコットンを使ってじんわりと肌に浸透させます。
優しく浸透させることが肝心です。
パッティングは、上手にできないなら肌への刺激になってしまうので、オススメできません。
ハンドプレスを基本としましょう。
保湿ケアには水分と同時に油分が必要になります。
化粧水で水分を十分に肌に与えた後は、美容液や乳液や、保湿クリームを使って油分を与え、水分の蒸発を防いでうるおいを閉じ込めましょう。
続いて美容液の使い方です。
美容液は、顔全体になじませた後、ほうれい線が目立ちやすい部分に重ね塗りをしましょう。
2種類の美容液を使う場合は、テクスチャーの軽いものから使用していきます。
美容液に限らず、化粧品は継続して使用していくことが大切です。
日々のケアに取り入れていくことで、数年後もそれほどほうれい線が深くならないなどの効果が期待できます。
最後に乳液や保湿クリームの使い方です。
乳液や保湿クリームは、顔に付ける前に手のひらで温めることがポイントです。
より肌になじみやすくなり、有効美容成分を肌の奥に届けやすくなります。
頬、額、あごの3点または、左右の頬、鼻のてっぺんを加えた5点に、適度にあたためた保湿クリームを置き、両手で中央から外に向かうイメージで顔全体に伸ばしていきます。
強くこするのはNGです。優しく丁寧に塗り伸ばしましょう。
なお、全ての化粧品は適量を使うことがコツです。
足りないと十分にケアできませんが、多すぎても肌に浸透する量には限りがあるため、より高い効果が期待できるというわけではありません。
自分にとっての適量を把握するように、まずは各化粧品に記載されている量を守って使用していきましょう。
ケアを続けながら、自分に適した量はどのくらいなのか、お肌の変化を見ていきながら調整する方法が有効です。
正しい方法でスキンケア・エイジングケアを積み重ねることで、ほうれい線ができにくい美肌を維持しやすくなります。
2)夜の乾燥を防ぐお部屋の対策
特に冬場の乾燥の季節では、お部屋の乾燥対策も大切です。
また、夏でもエアコンを使う場合も気をつけましょう。
加湿器に加え、次のような工夫を考えましょう。
- 濡れタオルや水を入れたコップを置く
- 観葉植物を置く
- 霧吹きで水を撒く
- マスクを着用する
- 鍋料理を自宅で楽しむ
- 浴槽に水を入れ、風呂場のドアを開ける
- 洗濯物を部屋干しにする
詳しくは、
「エアコンによる乾燥肌には保湿と加湿~冬のエイジングケア~」
をご覧ください。
3)食べ物で乾燥を防ぐ
バランスのよい食生活を心がけ、朝目立つほうれい線を予防しましょう。
たんぱく質をはじめ、バランスよく栄養素を摂ることで、ほうれい線を予防することができます。
また、乾燥肌を予防する食べ物やセラミドを増やす食べ物を積極的に摂ると、身体の内側から乾燥を防ぐことも可能です。
さらに、冬場などは特に身体を温める食べ物を積極的に摂りましょう。
乾燥だけでなく、むくみが原因で目立つ寝起きのほうれい線予防にもつながります。
例えば、とうがらしに含まれる辛味成分であるカプサイシンを摂ることで、血行をよくして顔冷えを改善することが期待できます。
野菜や果物ならニンジン、ゴボウ、生姜、やリンゴなど寒い地域で採れるものの多くは身体を温めるのでオススメです。
また、抗酸化作用のある栄養素やたんぱく質は、たるみが原因で目立つ寝起きのほうれい線予防にもつながります。
バランスよく身体に必要な栄養素を摂っていくことが、ほうれい線の予防をはじめお肌の老化予防につながるのです。
食べ物については、「ほうれい線を予防・改善する食べ物・飲料・栄養素と食べ方は?」や
「美肌をもたらす食べ物と飲み物は?その種類から栄養素まで」、
「美肌のための食事のとり方とアンチエイジングへの効果は?」を参考にしてください。
なお、十分な睡眠を取ることや喫煙しないことも乾燥だけではなくあらゆる原因のほうれい線の予防につながります。
そんな睡眠やタバコに関しては、
「美肌は、睡眠中のホルモンによってつくられるってホント!?」や
「喫煙がお肌の老化を加速!タバコで老け顔になる原因と対策」を参考にしてください。
5.たるみで朝の寝起きに目立つほうれい線対策
たるみで目立つほうれい線は、スキンケアでは改善しませんが、朝だけほうれい線がめだっているならまだそれほど進んでいません。
今ご紹介した、乾燥が原因で朝に目立つほうれい線の対策に加えて、大きく3つの対策があります。
1)エイジングケア化粧品によるほうれい線対策
肌の弾力やハリを保ってくれる真皮層で生成されるコラーゲンやエラスチンは、加齢によって減少します。
コラーゲンやエラスチンの生成を促すエイジングケア化粧品成分や抗酸化成分の配合のエイジングケア化粧品がオススメです。
ただし、エイジングケア化粧品にできることはほうれい線の予防美容です。
深いほうれい線を消すことはできません。
レチノールやレチノイン酸トコフェリルなどのビタミンA誘導体、ナールスゲン、ネオダーミル、浸透型ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)、水溶性ビタミンC誘導体、油溶性ビタミンC誘導体VCIP、ビタミンE誘導体、フラーレン、アスタキサンチン、プラセンタエキスなどがオススメの成分です。
なお、ほうれい線対策の化粧品に関しては、次の記事を参考にしてください。
2)美容医療によるほうれい線対策
短期間でより深いほうれい線を目立たなくする為には、美容医療を選択する人もいます。
美容医療とは、病院や美容外科・美容皮膚科・美容クリニックで受けることができる医療のことです。
代表的なものとしては、皮膚科などで処方されるトレチノイン(レチノイン酸)などの外用の医薬品を取り入れる方法や、ヒアルロン酸注射によるほうれい線対策などがあげられます。
医療なので、自宅での対策よりも高い効果を実感しやすいことは事実です。
ただし、リスクもあり、それぞれのやり方にメリットとデメリットの両方がありますので、行うかどうかは専門医に相談した上で慎重に判断しましょう。
ほうれい線の美容医療については、「ほうれい線は美容皮膚科で消す!クリニックと施術の選び方」や「美容整形でほうれい線を消したい!施術の種類と選び方」を参考にしてください。
3)フェイスマッサージを取り入れる
たるみが原因で目立つ朝の寝起きのほうれい線対策に、フェイスマッサージを取り入れてみることもオススメできます。
やり方は、次の通りです。実践してみましょう。
- 首を左右に回す(3回ずつ)
- 首と頭の境目のツボを親指で押す
- 親指で押した位置から耳を中心にして後ろから前に順にツボを押す
- 耳の後ろから真上の部分を揉む
筋肉がほぐれ、たるみが解消してほうれい線が改善しやすくなります。
フェイスマッサージの後で表情筋エクササイズを行うと、さらに高い効果を期待することができます。
4)表情筋を鍛える
表情筋を鍛えることも、ほうれい線対策の1つです。
もちろん、朝、寝起きに目立つほうれい線の予防になります。
顔の筋肉が弱くなると、皮膚がたるみやすく、老けた印象にもつながってしまいます。
若々しい印象を保つためにも、表情筋トレーニングを習慣にすることをオススメできます。
ただし、表情筋は他の筋肉よりも薄く繊細です。
過度に刺激を与えることは控えましょう。
適度なエクササイズが一番高い効果を発揮してくれます。
代表的なものとしては「あいうえお体操」があります。
その名の通り、あ・い・う・え・おの順で口を動かすことで表情筋のエクササイズになります。
やり方としては、次のとおりです。
①全体に大きく口を広げて「あ~」
②口の両端を左右に大きく広げながら「い~」
③唇を尖らせ、前に押し出して「う~」
④口角を上方左右に広げて「え~」
⑤口を大きく上下に伸ばて「お~」
この①~⑤を10回程度繰り返します。
効果が目に見えて表れるまで1カ月程度かかると言われていますので、根気強く行ってみましょう。
他にも「フグ体操」や「ベロ回し体操」などがあります。
試してみながら、自分に合ったエクササイズを見つけると、継続しやすいですね。まずは、自分にできることから取り入れてみるとよいでしょう。
他にも次のような方法があります。
*気になるほうれい線は消せる?かっさを使うマッサージのコツ!
*ほうれい線を消すには歯ブラシが効く?マッサージやエクササイズ
5)紫外線対策も大切
たるみによる朝のほうれい線の予防には、紫外線対策が大切です。
日焼け止めをはじめ、衣類などファッションでも紫外線対策を行いましょう。
また、紫外線による光老化はUVAやロングUVAが主な原因です。
これらは冬でも降り注いでいます。
だから、夏の紫外線対策だけでなく、冬の紫外線対策も大切です。
さらに、目から入る紫外線に加えて、近赤外線やブルーライトも肌の老化の原因になることがわかってきました。
これらの有害光線と紫外線カットができるサングラスもおすすめです。
最後にもう1つ大切なことが紫外線のアフターケア。
外出の後は、ビタミンACEを含む食べ物を摂ったり、酸化を防ぐ成分が入ったエイジングケア化粧品を使いましょう。
6.朝のほうれい線にオススメのエイジングケア化粧品
1)ほうれい線対策のエイジングケア化粧水「ナールスピュア」
朝のスキンケアにおすすめのほうれい線対策のエイジングケア化粧水が、ナールスピュア。
ナールスゲン、プロテオグリカン、APPSを含む2種のビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体(トコフェリルリン酸Na)を配合したシンプルなエイジングケアが可能なエイジングケアローションがナールスピュアです。
アルコールフリーの化粧水で界面活性剤が無添加の化粧水です。
お肌の環境にはたらきかけ、お肌のキメを整え、じっくりとお肌の潤いとハリやツヤを取り戻します。
@コスメの化粧水ランキングでも2位を獲得しました。
2)ほうれい線対策のオススメのエイジングケア美容液
ほうれい線ケアにおすすめのエイジングケア美容液が、目元・口元美容液である「ナールス ネオ」です。
私たちの美容液ランキング1位です。
6種のヒト型セラミド配合に加え、ナールスゲンとスイス発のバイオテクノロジーで開発されたネオダーミル、さらに大学発のプロテオグリカンなどのエイジングケア化粧品成分を配合しました。
ほうれい線をはじめ目もと・口元など気になるエイジングサインを集中的にエイジングケアします。
また、水溶性ビタミンC誘導体の中でも効果が高く刺激が少ないVCエチル(エチルアスコルビン酸)と、浸透性の高いAPPSを配合。
さらに、半永久的に抗酸化作用を発揮する金コロイドとともに、強力な抗酸化成分であるコエンザイムQ10やエルゴチオネイン、レスベラトロール、ブドウエキスを配合することで、お肌の酸化を防ぎます。
安全性への配慮の点では、無香料・無着色に加え、パラベン、フェノキシエタノールほか、アルコール性防腐剤の無添加化粧品です。
また、アルコールフリー化粧品です。
*フェノキシエタノール、パラベンが、キャリーオーバーとして微量含まれます。
7.むくみで朝の寝起きに目立つほうれい線対策
むくみによる朝の寝起きで目立つほうれい線対策は、今あげた乾燥肌やたるみが原因のほうれい線対策に加えて、次の3つを実践してくださいね。
1)お風呂や下着の対策
むくみの原因は、冷えによる血行不良なので身体を温めたり代謝アップで血行を改善することが大切です。
一番効果的なのは全身が温まる入浴ですが、内臓の温度は身体の温度にも影響するため、お腹を温めるように工夫しましょう。
また、生足や薄着などは避け、身体が冷えないようなファッションを心がけましょう。
「温活でボディのエイジングケア!シルクの下着に秘められたパワー」や
「温活でエイジングケア!冷え性対策、まずは足元から始めよう」も参考にしてください。
2)冬は顔冷え対策でほうれい線予防
顔冷え対策も、むくみを解消するエイジングケアの1つです。
冬は特に顔冷えの対策を意識することで、むくみによるほうれい線だけではなく、さまざまな肌悩みの予防にもつながるのです。
顔冷えの対策の基本は、冷え性と同じですが、冬場に特に顔を意識した対策としては、
①マスクで顔冷え予防
マスクで保温することでむくみの予防になって、朝のほうれい線の予防につながります。
マスクと言えば、風邪や花粉症の対策の必須アイテムですが、冬には顔の冷え対策にも使えるのです。
②首周りも保温してむくみ予防
冬は襟元があいた服装などは避けましょう。
外出時はマフラーやストールで首周りの保温を心がることが大切です。
顔冷え対策は、顔だけではなく首やデコルテにもすることで、朝起きて目立つほうれい線の予防につながります。
③スキンケアは温かな手で
化粧水をなじませる時などは、温めた手で行うことで顔冷えを予防しましょう。
また、ハンドプレスすれば、手の温もりによって美容成分の浸透もアップします。
少しでも顔を冷やさない工夫が、朝のほうれい線予防に役立つのです。
3)適度な運動でむくみを解消する
適度な運動習慣を取り入れることも大切と言えます。
運動習慣があることで、身体の血行が促進されるなどの健康増進に役立つだけでなく、気持ちが前向きになるなどの効果を期待することができます。
とは言っても、ジムなどでハードなトレーニングをする必要はありません。
無理のない範囲、心身がリラックスできる運動であれば何でもよいです。
例えばウォーキングやヨガなど、自分が楽しみながら取り組める運動を始めてみるとよいでしょう。
最初は週1程度でよいので、少しずつ日常に取り入れてあげると、無理なく運動が習慣になっていきます。
8.まだある!朝の寝起きに目立つほうれい線対策
1)笑いもほうれい線対策の1つ
朝のほうれい線対策だけではなく、エイジレスな美肌のために日常生活の中でできることがあります。
たとえば、楽しく過ごすことやよく笑うことも美肌効果やアンチエイジング効果があります。
笑いはほうれい線の原因になると心配される方がいますが、不自然な笑い方やあまりに大きな口を開ける笑い方をしなければ心配はありません。
物理的には、表情筋を動かすことになりますので、ほうれい線を目立たなくすると同時に、予防にもなります。
また、「笑う」ことそのもので免疫が上がることが医学的に認められていますし、気持ちも明るくなり内面からのアンチエイジングにつながるでしょう。
詳しくは、「笑顔はほうれい線の原因?それとも対策?笑いとほうれい線」をご覧ください。
2)いざという時は、ほうれい線をメイクでカバー
朝の寝起きで目立つほうれい線がなくならないけど、お出かけをしなければならない時もありますね。
そんな場合は、ほうれい線をメイクでカバーをすることを考えましょう。
ほうれい線が気になる箇所に、リキッドタイプかクリームタイプのファンデーションを薄く塗りましょう。
ほうれい線が目立つと、ついついカバーしたくなり厚く塗ってしまいがちですが、かえって逆効果なので避けましょう。
上手なメイクで、ほうれい線が目立たないようにお化粧しましょう。
たるみで出来てしまったほうれい線を目立たなくするのは容易なことではありません。
寝起きに目立つほうれい線はまだ解消や改善ができる状態です。
気付いたら、いち早くほうれい線ケアを実践しましょう。
なお、ほうれい線のメイクは、「60代のほうれい線や口元のシワを目立たなくするメイク術」も参考にしてください。
9.まとめ
朝、寝起きに目立つほうれい線の原因とその予防や改善の対策についてご紹介しました。
また、おすすめのエイジングケア化粧水とエイジングケア美容液をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
朝だけ目立つほうれい線であっても、お肌の乾燥、エイジングやその他の原因で、お肌のハリがなくなっていることが主な原因です。
まだ、ほうれい線が目立つのが朝だけなら、昼間にも目立ってしまう前に早めのケアで、ほうれい線が深くならないための改善・対策を実践しましょう。
正しいエイジングケアを取り入れることで、乾燥やむくみに負けない美肌を維持して、朝のほうれい線の予防や改善を心がけてくださいね。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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nahlsエイジングケアアカデミーを訪れていただき、ありがとうございます。nahlsエイジングケアアカデミーでは啓発的な内容が中心ですが、ナールスコムでは、ナールスブランドの製品情報だけでなく、お客様にご参加いただいた座談会やスキンケア・エイジングケアのお役に立つコンテンツが満載です。きっと、あなたにとって、必要な情報が見つかると思います。下記から、どうぞ。ナールスゲン配合エイジングケア化粧品なら「ナールスコム」
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