高校生なのにほうれい線が目立つ!と聞けば驚きますね。
ほうれい線と言えば、通常、エイジングケア世代の肌悩み。
しかし、10代の高校生でも目立つことがあるのです。
この記事では、高校生をはじめ、若い世代でほうれい線が目立つ原因と解消の対策や予防法をご紹介します。
- 高校生でもほうれい線が目立つことがあります。多くの場合、エイジングケア世代とは原因が異なります。
- 高校生や10代のほうれい線の原因は、骨格の異常、乾燥肌、歯科矯正、スマホの使い過ぎ、急激なダイエットなどです。真皮の衰え以外が原因となる場合が多いのです。
- 顔のエクササイズで表情筋を鍛えるなどの対策によって、10代や高校生のほうれい線の予防ができます。
- また、メイクを工夫することで、ほうれい線を即効的に目立たせないことが可能です。
- ほうれい線を予防するには、高校生の頃から保湿、紫外線対策、洗顔を正しく行うことが大切です。10代でも20代以降でもこの3つが大切なのです。
- 高校生でもほうれい線を消すために美容整形を受けることは可能です。保護者や医師と十分に相談して施術するかどうかを決めましょう。
- ほうれい線の予防は、食べ物をはじめとする日常の生活習慣が大切です。10代や高校生のうちからよい生活習慣を身につけましょう。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
*ほうれい線の原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
CONTENTS
1.ほうれい線を美容皮膚科で消したいあなたへ
10代や高校生でもまれにほうれい線に悩む方がいるのをご存知でしょうか?
ほうれい線と言えば多くは、顔のたるみをはじめ肌老化が原因のエイジングケア世代の肌悩みです。
しかし、若い女性でも目立ってしまい、悩んでいる方がいます。
高校生など10代の若い人でも、もちろん目立つほうれい線を消したいですよね。
そんな若い世代のほうれい線対策は、エイジングケアとは少し視点が異なりますが、共通の対策もたくさんあります。
この記事では、高校生など10代や若い世代の女性にほうれい線の原因を知ってもらうとともに、改善が期待できるスキンケアやマッサージやメイク術をご紹介します。
「高校生なのにほうれい線が目立つ!何とか解消したい!」
「なぜ10代でもほうれい線が目立つの?原因と対策を教えて!」
「今、高校生だけど将来のほうれい線を予防するには?」
「10代らしいメイクでほうれい線を目立たなくする方法は?」
「高校生でもほうれい線のスキンケアって必要?」
などが気になる方は、ぜひ、この記事の続きをチェックしてくださいね。
2.高校生以下の若い人でもほうれい線ができてしまう原因とは?
高校生や10代の若い方のほうれい線は、エイジングによる真皮の衰え、表情筋の衰え、皮下組織・皮下脂肪の衰えなどによる顔のたるみが原因のケースはほとんどありません。
ここでは、高校生やそれ以下の若い人でもほうれい線ができてしまう原因についてご紹介します。
1)骨格が原因でほうれい線が目立つ
生まれつきの骨格が原因で、ほうれい線が目立ちやすいことがあります。
この場合の骨格とは、頭蓋骨のことです。
頬骨が高い方、顎が小さい方、口元が出ている方などは、口周りに折れ目ができやすく、ほうれい線が目立ちやすい傾向があります。
骨格が原因の場合、年齢を重ねるごとに目立ちやすくなることも特徴です。
また、更年期以降になると骨粗鬆症が原因でほうれい線が目立つこともあります。
2)肌の乾燥で10代でもほうれい線が目立つ
年齢が若くとも、濃いメイクや間違ったスキンケアなどが原因で肌が乾燥していると、口元の弾力がなくなります。
保水力が保たれた健康な肌であれば、口周りが動いても癖がつかずに元に戻りますが、乾燥している状態では口元のしわが癖になって、ほうれい線として目立つようになるのです。
10代であっても、乾燥しがちな肌の人は、将来、深いほうれい線ができやすいので注意が必要です。
3)歯科矯正が原因かも?
歯科矯正が原因の場合、加齢によるほうれい線と同じようにたるんだ皮膚が原因でほうれい線が目立ちます。
歯科矯正をすると、長期間口のなかに矯正器具を付けていることになりますよね。
矯正器具の影響で口周りの皮膚が伸びてしまうと、矯正が終了して器具を外した時に、伸びた皮膚が余ってたるんでしまい、ほうれい線が目立ちやすいのです。
矯正器具が入っている間、口をあまり動かせないことも、口周りの筋肉が衰える原因となり、皮膚のたるみにつながることがあります。
4)スマホやパソコンの使い過ぎ?
もはや生活に欠かせなくなったスマホやパソコンがほうれい線の原因となることもあります。
スマホやパソコンを使う時は、下を向いていることが多いですよね。
顔が下を向いていると、重力で頬が垂れ下がってしまいほうれい線の癖がつきやすくなります。
また、スマホやパソコンを使っている間は表情が固まりがちで、表情筋をあまり使いません。
表情が動かない時間が長い程、表情筋が衰えてほうれい線ができやすくなる傾向があります。
詳しくは、「スマホ習慣がたるみやシワ、老け顔の原因!美肌への影響は?」をチェックしてみてください。
5)急激なダイエットもほうれい線の原因
急激で無理なダイエットもほうれい線の原因となります。
身体に不可をかけるダイエットによって、たんぱく質が不十分になって肌細胞が痩せてしまうと、肌のハリや弾力がなくなりがちです。
また、急激に痩せた場合は、脂肪や筋肉は減っても皮膚は余った状態になります。
すると、加齢によるほうれい線と同様、たるみの原因となりほうれい線が生じるのです。
成長途中の時期に無理なダイエットをしてしますと、お肌に必要な栄養が届かなくなってしまうので危険です。
3.高校生や10代のほうれい線解消法
今気になっているほうれい線を消すため、さらに今後のエイジングによるほうれい線予防のために、今のうちから習慣にしておきたいエクササイズについてご紹介します。
1)あいうえお体操
あいうえお体操は、表情筋を鍛える簡単な体操です。
シンプルながら、ほうれい線の予防に効果を発揮します。
①やり方
あいうえお体操は、大きな動きで「あいうえお」と言い、表情筋を鍛えます。
実際に声を出しながら行いましょう。
入浴中、テレビを見ながら、就寝前など、リラックスしている時に行うと効果的です。
1日3回程度行うことをおすすめします。
それぞれの動きのポイントは下記です。
1.あ:「あ」の形に口を大きく開けます。目も同時に大きく開けましょう。
2.い:「い」の形に口を横に引っ張ります。
3.う:「う」の形に力を入れて口をすぼめます。
4.え:「え」の形に頬を上げて口を横に開きます。
5.お:「お」の形でほうれい線を伸ばすように口を縦に開きます。
②期待できる効果は?
簡単ながら表情筋が鍛えられて、お肌のハリがキープできる上にたるみ予防につながります。
また、適度に表情筋を動かすことで血行がよくなって顔色がよくなる効果も期待できます。
やりすぎるとお肌の負担になりますので、適度な引き締めを意識しましょう。
2)舌回し体操
ほうれい線ができやすい部分を適度にストレッチできる体操です。
テレビで紹介されたこともあり、有名になりました。
①やり方
1.口を閉じた状態で、歯と歯の間に舌を挟みます。
2.舌でほうれい線を押しながら、円を描くように20回ましましょう。
3.同じように逆回りで20回、回したら終了です。
舌をしっかり出して行うことがポイントと言えます。
普段ストレッチし辛いところを動かせるので、心地よい疲労感を感じられます。
なお、舌回し体操をしている間は面白い顔になりやすいので、ひと目のないところで行うことをおすすめします。
②期待できる効果は?
表情筋が鍛えられるので、お肌のハリがキープでき、たるみ予防になります。
また、口の中から筋肉を動かすことで、ほうれい線の改善・解消が期待できる体操です。
普段あまり動かさない部分を動かすため、血行がよくなり、顔色が明るくなる効果も期待できます。
顎舌骨筋(顎周りの筋肉)が鍛えられますので、二重あご解消につながることもあります。
3)エクササイズの注意点
ほうれい線が気になるとついやりすぎてしまう場合がありますが、口周りの筋肉を鍛えすぎると、かえってほうれい線を目立たせる原因になります。
決められた回数は守るようにしましょう。
また、口元の筋肉を動かすことに集中して、顔の他の部分の筋肉は動かさないようにすることがポイントです。
例えば、目を見開くときなど、額にしわが寄らないように注意しましょう。
動かしてしまうと額のしわの原因になる可能性があります。
なお、顎に痛みを感じるなど異常を感じた場合は直ちに中止してください。
4.高校生でもできる!ほうれい線を目立たなくするメイク術
普段のメイクでほうれい線を目立たせないようにする方法をご紹介します。
1)ポイントになるメイク用品
①化粧下地
化粧下地はしわを目立たなくするものを使いましょう。
ほうれい線の溝を埋められるシリコン入りのものを使うと、ほうれい線だけでなく毛穴も目立なくなります。
化粧下地を使って、できてしまっているほうれい線の溝を物理的に伸ばしたり埋めることで目立たなくさせることが可能です。
ただし、化粧下地は厚塗りするとファンデーションがよれる原因になりますので、薄く均一に塗りましょう。
10代は刺激に弱い敏感肌の方も少なくありません。
成分をチェックして自分のお肌にあった化粧下地を選ぶことも、ほうれい線ケアにつながります。
②コンシーラー
ほうれい線をカバーする方法として、溝を埋めて隠す以外にも「ほうれい線の影を明るくする」ことで目立たなくさせることも可能です。
ほうれい線は、影ができることで、さらに目立ちやすい特徴があります。
肌の色よりも明るめのコンシーラーをほうれい線の影部分に塗ると、明るくなって目立たなくなりやすいです。
「ライト」や「明るめ」と書かれたコンシーラーを選びましょう。
お肌と同じ色、もしくは暗い色ですと、明るさが足りずほうれい線が目立ちやすいので注意しましょう。
2)メイクのポイント
①ファンデーションは厚塗りしない
気になる部分があると、つい化粧が厚くなりがちです。
しかし、ファンデーションを厚塗りすると、かえってほうれい線を目立たせてしまいます。
ほうれい線を隠すために、溝の部分を埋めたり重ね塗りすることは逆効果です。
ファンデーションも化粧下地と同様、薄く均一に塗りましょう。
顔全体に薄く伸ばすイメージで塗ると、キレイに伸びやすくなります。
②ハイライトでほうれい線の影を飛ばす
ほうれい線の影を飛ばすことで、さらに目立ちにくくなります。
コンシーラーで影を明るくして、さらにハイライトを塗ることでほうれい線の影を光で飛ばしましょう。
クリームタイプのハイライトはコンシーラーと同時に使い、パウダータイプのハイライトはファンデーションの後に使うことがポイントです。
③目元に視線を集める
目立つ部分があると、ほうれい線が目立ちにくくなります。
アイメイクにポイントを置くことで、口元から視線をそらすことが可能です。
リップは肌なじみのよい色で主張しすぎず、チークも頬の上の方に入れると、口元よりも顔の上半分に視線が集まるようになります。
目元のメイクをしっかりと行って、口元ではなく目元の印象を強くすることがおすすめです。
5.高校生の今からやっておくべきスキンケア
ほうれい線だけでなく、今後の肌悩みを予防するために今からやっておくべきスキンケアについてご紹介します。
それは、10代のスキンケアでもエイジングケア的な発想は大切ということ。
基本は、保湿でしっかり乾燥肌対策を行うこと、紫外線対策、清潔を保つための洗顔です。
この3つを高校生の時から行うことで美肌がキープできるのです。
1)保湿で乾燥肌対策
先ほどもお伝えしましたが、高校生でも肌が乾燥していると、笑いジワなどの表情ジワの癖がつきやすく、ほうれい線として目立ってしまいます。
若い頃からしっかり保湿ケアの習慣を身につけることで乾燥肌を防ぎ、潤いを保つことが大切です。
また、乾燥肌はさまざまな肌トラブルの原因になります。
日ごろから保湿をしっかり行いましょう。
若いうちから保湿ケアを意識することで、30代、40代になってもほうれい線が気にならない、若々しい肌を目指せます。
もし保湿ケアをしていても乾燥が気になるなら、ケア方法が間違っている可能性が高いです。
正しい方法でケアできているか定期的に見直すことをおすすめします。
詳しくは、「乾燥肌のスキンケアは、優しい洗顔・クレンジングと保湿!」を参考にしてください。
2)紫外線対策で光老化予防
紫外線は肌を黒くするだけではなく、肌の奥でお肌のハリや弾力を支えている成分であるコラーゲンやエラスチンなどにダメージを与えます。
また、それらをつくっている線維芽細胞にもダメージを与えるのです。
日焼けは目に見えてわかりますが、肌の奥深くに起きているダメージは目に見えないうえ、すぐに肌トラブルにはつながらないので気付きにくいのです。
これが、紫外線、特にUVAによる光老化の特徴です。
数年以上たってから、しみやほうれい線などのダメージとして現れることもあるので注意しましょう。
若いうちから紫外線対策をしておくことで、将来の肌トラブルに備えることができます。
日焼け止めや紫外線カット効果があるファッションで対策するなど、気を配ることが大切です。
もちろん、春や夏だけでなく冬でも外線対策を行いましょう。
3)洗顔で清潔を保つ
お肌に汚れがあると肌トラブルの原因となります。
正しい洗顔を行い、お肌を清潔に保つことは、ほうれい線予防の観点からも大切です。
朝のスキンケアの最初に洗顔を行いましょう。
また、メイクをした日は、夜のスキンケアの最初にクレンジングをしっかり行いましょう。
メイクは当日に落とすことが基本です。
その日のうちに落とさないと肌の酸化の原因になってお肌にダメージを与え、肌老化や肌トラブルの原因になることもあります。
ゴシゴシこするのではなく、適度な優しい力加減で洗顔を行うことがポイントです。
ほうれい線を防ぐための洗顔やクレンジングについては、次の記事も参考にしてください。
6.高校生でもほうれい線を消す整形手術を受けられるの?
骨格などが原因のほうれい線だと高校生や10代でもきになってしまいますね。
高校生でもほうれい線を消す整形手術を受けられるのでしょうか?
一般的には、美容外科でほうれい線の美容整形を受けるのはエイジングケア世代の方がほとんどです。
しかし、美容整形に年齢制限はないため高校生でも施術は可能です。
ただし、18歳未満の場合、保護者の名義で申し込むことになります。
18歳以上20歳未満は本人名義で保護者の同意書が必要です。
また、カウンセリングや施術の際に、保護者の同伴や電話で保護者に同意確認を行う必要もあります。
未成年のうちは保護者や医師とよく相談して、整形手術を受けるかどうか決めましょう。
7.日常生活にも気をつけてほうれい線を予防
できてしまったほうれい線をなくすことは難しいです。
高校生でも日頃からほうれい線を予防することが大切です。
日常生活でも、規則正しい生活を心がけ、予防につなげましょう。
そのためには、まず、バランスのよい食生活が美肌の基本です。
ファストフードばかりで済ますなどの偏った食生活を避け、肉や魚などでたんぱく質を十分に摂ったり、野菜や果物などもしっかり摂りましょう。
詳しくは、「ほうれい線を予防・改善する食べ物・飲料・栄養素と食べ方は?」をご覧ください。
また、適度な運動やスポーツ、十分で質の高い睡眠も大切です。
他にも毎日、よく笑うこともほうれい線の予防になります。
さらに自分の普段の表情をチェックすることもおすすめです。
特にスマホなどをいじっている時は無表情になりやすい傾向があります。
先ほど説明したエクササイズを取り入れるなど、表情筋を動かすことを意識するとよいでしょう。
日常生活のちょっとして心がけでほうれい線を予防できるのです。
ぜひ、高校生の時からほうれい線対策を心がけましょう。
8.まとめ
ケースは少ないですが、10代でも高校生でほうれい線が目立つことがあります。
そこで、若い世代や高校生でほうれい線になる原因と解消の対策や予防法をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
10代や高校生のほうれい線の原因は、エイジングケア世代とは異なっています。
とはいっても、解消法はそれほど大きな違いがあるわけではありません。
この記事が高校生や10代で目立つほうれい線の予防や解消のお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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