ほうれい線が目立つ原因の1つが、骨粗鬆症であることをご存知でしょうか?
実は、医学論文でほうれい線の原因の1つが骨粗鬆症であることが示されています。
多くの方は知らないのではないでしょうか。
女性は更年期以降に、骨密度が低下し骨粗鬆症のリスクが高まるので要注意です。
この記事では、ほうれい線と骨粗鬆症の関係についてご紹介します。
- 女性は、男性に比べて骨粗鬆症になりやすいことがわかっています。それは、更年期のエストロゲンの急激な減少によって、骨密度が急激に減ってしまうからです。
- 最近の研究で、骨の老化や骨粗鬆症がほうれい線の原因の1つであることがわかってきました。他にも、顔のたるみが原因となるマリオネットラインや目の下のたるみも同様です。
- 骨粗鬆症で深くなったほうれい線は、エイジングケア化粧品や毎日の生活習慣で改善することはできません。だから、早い時期からケアを行うことが大切です。
- 骨粗鬆症で深くなったほうれい線の美容医療による治療には、ヒアルロン酸注射、PRP療法、脂肪注入などがあります。
- 更年期の骨粗鬆症やほうれい線を予防するには、更年期より前の若い時期から女性ホルモンや骨量を意識した日常生活を送ることが大切です。また、エイジングケア化粧品による予防も早い時期から開始しましょう。
*ほうれい線の原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
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CONTENTS
1.更年期の骨粗鬆症とほうれい線が気になるあなたへ
「ほうれい線は骨粗鬆症で目立つ!更年期のエイジングケア」をお届けします。
更年期と言えば、一般的に閉経をはさんだ45歳~55歳の約10年間です。
もちろん、閉経年齢には個人差があるので、40代前半からはじまる方もいますし、50代を超えてからの方もいます。
まさにこの時期は、エイジングケア世代の真っただ中です。
そして、多くの女性が気になる肌悩みの代表が、たるみが原因のほうれい線です。
<ほうれい線の有無による見かけの印象に違い>
肌老化によるエイジングサインは女性なら誰でも避けたいですね。
だからこそ、ほうれい線は、40代のエイジングケアでしっかりケアしたいですね。
そんなほうれい線が骨粗鬆症(こつそしょうしょう)と深く関係があることをご存知でしょうか?
骨粗鬆症は、骨密度の低下などが原因の更年期の女性がかかりやすい病気の1つ。
そして、骨粗鬆症がほうれい線の原因の1つであることが、最近の医学研究でわかってきたのです。
だから、更年期はエイジングケアに加えて、アンチエイジングを意識した生活習慣が大切です。
この記事では、更年期や骨粗鬆症とほうれい線の関係について、研究報告の紹介とともにその予防や対策などをご紹介します。
美容医療による治療、日常生活やエイジングケア化粧品による予防などが含まれます。
ぜひ、更年期や骨粗鬆症とほうれい線の対策のために活用ください。
「更年期になるとなぜ骨粗鬆症になるの?」
「骨粗鬆症ってどんな病気?症状は?」
「なぜ、骨量が減るとほうれい線の原因になるの?」
「骨の健康にはどんな生活習慣がよいの?食べ物は何を摂れば良いの?」
「骨粗鬆症によるほうれい線の予防や対策は?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをお読みくださいね。
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2.骨の構造と代謝とは?加齢で骨粗鬆症のリスクアップ
1)骨は主にカルシウムとコラーゲン
骨は体積ベースでは、カルシウム類が約50%、コラーゲンが約50%とほぼ同じくらいです。
重さでは、カルシウムが80%、コラーゲンが20%です。
骨は、よく鉄筋コンクリートに例えられます。
- 外側のコンクリートに相当する部分がカルシウム
鉄筋に相当する分がコラーゲン
カルシウムは主の骨の強さの源です。
一方、コラーゲンは骨のしなやかさを支え、骨の質を高めます。
<骨の構造>
2)骨と新陳代謝
骨は、常に新陳代謝を繰り返していますが、骨代謝または「骨のリモデリング(骨改変)」と呼ばれることもあります。
健康な骨では、骨吸収(骨を壊す働き)と骨形成(骨をつくる働き)のバランスがつり合って、骨代謝が正常に行われています。
この期間は、若い方であれば3年程度と考えられています。
しかし、高齢になるとスピードが遅くなって、5~10年程度の期間が必要と考えられています。
<骨の代謝>
<参考記事>
*コラーゲンは骨の50%を占める成分。骨粗鬆症の予防のために大切!
3.更年期と骨粗鬆症
1)更年期の身心の問題
更年期になって閉経すると、卵巣のはたらきが衰えます。
その結果、女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が急激に減ります。
特にエストロゲンが減少すると、女性ホルモンのバランスが乱れ、今まではたらいていた身体の機能がはたらかくなって、自律神経の調節がうまくいかなくなります。
その結果、肩こり、疲れやすい、頭痛、のぼせ・ほてり・発汗、腹痛・腰痛、便秘、不眠、イライラ、動悸・息切れ、冷え、うつ状態・不安感、めまいなど、さまざまなトラブルが出現します。
これが更年期障害です。
また、この時期にストレスが多いと余計に女性ホルモンが乱れます。
その結果、肌荒れや肌老化がさらに進んで美肌をキープできなくなってしまいます。
だから身体や皮膚の健康のためには、更年期の過ごし方がとても大切なのです。
2)更年期は骨量が減る
エストロゲンは骨形成を進め、骨吸収を抑えて、骨をしっかりとつくるサポートをする女性ホルモンです。
しかし、閉経前後からエストロゲン分泌が激減します。
その結果、骨を十分につくるサポートができなくなります。
つまり、エストロゲンの分泌量が減ることで、骨量も減るのです。
骨量が減り続けると骨がもろくなります。
<年齢と骨粗鬆症の関係>
<参考記事>
*女性ホルモンのはたらきを知って更年期対策とアンチエイジング!
*メノポーズ週間に女性ホルモンによる肌悩みと体調不良を考えよう!
4.骨粗鬆症ってどんな病気?
1)骨粗鬆症とは?
骨粗鬆症は、骨の強度が低下することで起こる病気です。
骨の強度は、骨密度と骨の質 で決りますが、70%が骨密度の影響で、残りの30%は骨質の影響と言われています。
つまり、カルシウムが70%、コラーゲンが30%の影響を及ぼしているのです。
骨粗鬆症とは、簡単に言えば、骨がスカスカになって、ちょっとしたダメージで骨折するリスクが高くなる病気です。
先ほどの章で、骨の代謝について触れましたが、骨粗鬆症では、骨吸収がどんどん進んで骨形成を上回ってしいます。
そのために、骨がスカスカしてもろくなるのです。
しかし、骨粗鬆症には症状がなく、自分ではあまり気づきません。
転倒したり、くしゃみをするだけでも骨が折れてしまうことありますが、そこで初めて気づく場合もあります。
先ほど、エストロゲンが減ると骨粗鬆症になりやすいことをお伝えしましたが、患者さんの80%以上が女性なのです。
2)骨粗鬆症の原因
加齢や女性ホルモン分泌の低下が主な原因です。
エイジングを重ねるとビタミンDや副甲状腺ホルモンのはたらきが低下して、骨代謝のバランスが崩れてしまいます。
更年期の女性の場合は、その上にエストロゲンの分泌が激減します。
これが、主な骨粗鬆症の原因です。
他にも、無理なダイエットや偏食などによる栄養バランスの偏りで、カルシウムやタンパク質、ビタミンD、ビタミンKなどが不足することも原因になることがあります。
さらに、遺伝も骨粗鬆症の原因です。
こうした骨粗鬆症は、原発性骨粗鬆症と呼ばれます。
一方、甲状腺機能亢進症やクッシング症候群などの病気、胃切除、ステロイド薬剤、糖尿病など別の病気が原因で起こる骨粗鬆症もあります。
これらは、続発性骨粗鬆症と呼ばれます。
原発性骨粗鬆症と続発性骨粗鬆症の患者さんの比率は、90:10程度と考えられています。
<参考記事>
5.ほうれい線と骨粗鬆症の関係って?
1)医学研究で分かったほうれい線と骨粗鬆症の関係
ほうれい線の原因と言えば、顔のたるみです。
そんな顔のたるみの原因は大きく3つです。
エイジングを重ねるとこの3つの原因が重なり、お肌のハリが減ってほうれい線が目立ちます。
さらに、3つの原因に加えて、骨格の問題や骨粗鬆症による頭蓋骨の崩れが、ほうれい線の原因になることが近年の医学研究で分かったのです。
2)研究の概要
その研究は、アメリカの美容・形成外科学誌「Plastic and Reconstructive Surgery Journal 2011」に掲載された医学論文の1つです。
ほうれい線は、今、挙げた3つの原因に加えて、骨量が減ってしまうことでさらに深く目立つことがわかったのです。
また、骨粗鬆症による頭蓋骨の崩れは、ほうれい線以外にも顔のたるみが原因である目の下のたるみや目の下のクマ、マリオネットラインも悪化させることがあることもわかりました。
この研究は白人男女120人を対象にしたものです。
若者グループ(20~40歳)、中年グループ(41~64歳)、高齢グループ(65歳以上)の3つのグループに分けて、頭蓋骨、特に顔の骨が年齢とともにどのように変化していくかを調査したものです。
高齢グループでは、骨の老化によってほうれい線をはじめ、目のくぼみ、目の下のクマ、目の下の小じわが他のグループより目立つことがわかったのです。
このようにほうれい線にはたるみの種類や骨格によるタイプがあるのです。
3)骨密度とほうれい線の関係
骨粗鬆症まで進まなくても骨密度の低下がほうれい線やたるみ、シワの原因になることがあります。
骨密度が低下すると、骨も委縮します。
そのため、顔の骨もやせ細ってしまいます。
骨がやせてその働きが弱くなると顔の靭帯(リガメント)を支える力が低下します。
その結果、靭帯がゆるみます。
靭帯がゆるむことで、表情筋や皮下組織などを支える力が低下します。
<リガメントの構造と種類>
そして、顔がたるんでほうれい線が目立ってしまうのです。
つまり、骨密度の低下はほうれい線の原因になってしまうのです。
また、ゴルゴライン、二重あご、マリオネットライン、首のシワなども起こす原因になることがあります。
<参考記事>
6.骨粗鬆症で進んだほうれい線は消せる?オススメは美容医療
残念ながら、エイジングケア化粧品などによるスキンケアで骨粗鬆症によって進んだほうれい線を消すことや解消することはできません。
ほうれい線ケア美容液やほうれい線ケア化粧水などを使っても効果がないのです。
だからこそ、早く予防を心がけることが大切なのです。
また、食べ物や栄養素でも深いほうれい線を改善することは難しいのです。
骨粗鬆症で進んだほうれい線を目立たなくする手段として、美容医療による治療が考えられます。
1)ヒアルロン酸注入
ほうれい線のくぼみにヒアルロン酸を注入する治療法です。
凹んだ部分を盛り上げることで、ほうれい線を目立たなくします。
骨がやせているので、皮膚の浅いところではなく奥までヒアルロン酸を注入する必要があると考えられています。
ヒアルロン酸注入のメリットとしては、感染症やアレルギーの心配がほとんどないことや安価で行えることです。
一方、デメリットとしては、効果の持続期間が長くても1年程度なので年1回~2回はヒアルロン酸注入が必要になることです。
<参考記事>
*ヒアルロン酸注射の肌への効果・持続期間はいつまで?ボトックスとの違いも解説!
*ヒアルロン酸注射は種類がいっぱい!石川佳奈先生に聞く使い分け
2)PRP注入
自分自身の血液から血小板を取り出して注入することで、ほうれい線を目立たなくする治療法です。
血小板のコラーゲン再生力を利用した治療法で、アメリカでは、ヴァンパイア療法と呼ばれることもあります。
PRPのメリットは、自分の血小板を使うのでアレルギーの心配がないことや効果の持続期間が1年以上~3年と長いことです。
一方、費用が少し高いことや注入量でのボリューム調整に限界があることがデメリットです。
3)脂肪注入
自分自身の太ももやお腹などから吸引して取り出した脂肪を、ほうれい線に注入する治療法です。
自分の皮下脂肪を使うので拒絶反応がないことや長期的な効果が期待できること、多くの量を注入可能なことがメリットです。
一方、脂肪を吸引する部位の痛みや腫れ、出血が伴うこと、生着率が悪い場合は2~3回吸引と注入を繰り返す必要があることなどがデメリットです。
いずれの治療法にもメリットとデメリットがあります。
また、美容外科や美容皮膚科によって使う薬剤や技術などが異なります。
ほうれい線の美容医療を検討する場合は、十分に専門医に相談しましょう。
<参考記事>
*ほうれい線を解消したい!効果的な美容医療と自分でできる対策
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<全国のさまざまな美容皮膚科・美容外科を探したいなら>
7.更年期のほうれい線を予防するために
1)更年期のほうれい線予防の基本
ほうれい線は、顔のたるみや骨粗鬆症が影響すると、普通のエイジングケアやスキンケアでは改善が難しいことがおわかりいただけたと思います。
更年期になって急にアンチエイジングを意識した生活習慣を始めたりエイジングケア化粧品を使い始めても、ほうれい線などの目立つエイジングサインを改善することはできません。
どんな女性でも更年期は訪れますが、若い年代からそれを見据えた生活習慣やエイジングケアを考えることが大切です。
ここでは、日常生活でできる更年期のほうれい線予防の対策をご紹介します。
2)骨と女性ホルモンを意識した食べ物や栄養素を摂る
食べ物は美肌の基本です。
若い時期から、骨と女性ホルモンによい栄養素や食べ物をしっかり摂ることが大切です。
それが、ほうれい線予防の食べ物です。
①骨形成によい食べ物
骨の形成によい栄養素は、カルシウムとビタミンD、ビタミンKです。
カルシウムは、牛乳やヨーグルトなどの乳製品、豆腐や納豆など大豆類、イワシや干しエビなどの魚介、チンゲン菜や小松菜などの野菜、ひじきなどの海藻に豊富に含まれています。
ビタミンDは、きくらげやまいたけ、しいたけなどのキノコ類、イワシやサケ、カツオなどに豊富に含まれています。
ビタミンKは、納豆やホウレン草、小松菜、ニラ、ブロッコリー、サニーレタス、キャベツなどの野菜に豊富です。
②女性ホルモンを整える食べ物
女性ホルモンのバランスを整える食べ物を摂ることも大切です。
たんぱく質、糖質、脂質やビタミン、ミネラルをバランスよく摂ることが基本です。
まず大切なのが、女性ホルモンと似たはたらきをする「大豆イソフラボン」。
豆腐や納豆、おからなどが代表的な大豆食品です。
他では、酸化を防ぐセサミンやリノール酸、オレイン酸が含まれるゴマもおすすめです。
エストロゲンのはたらきを助けるビタミンB6が豊富なマグロやカツオ、サンマなどの魚類、牛・豚・鶏のレバーも意識的に摂りましょう。
もちろん、ビタミンAやビタミンC、ビタミンEなども健康や美肌、アンチエイジングによい栄養素です。
また、最近では、大豆イソフラボンが腸内細菌によって変化してできるエクオールも、女性ホルモンに似たはたらきをする成分として注目されています。
<参考記事>
③コラーゲンを増やす
骨の質を高めるためにコラーゲンを増やすことが大切です。
コラーゲンを含む食べ物を摂ることも良い方法ですが、アミノ酸に分解されるため効率は高くありません。
おすすめの方法は、ビタミンCを積極的に摂ることと、コラーゲンペプチドをサプリメントで摂ることです。
ビタミンCはコラーゲンを増やすはたらきがあります。
コラーゲンペプチドは、20%~30%は分解されず直接、血管や真皮線維芽細胞に届きます。
コラーゲンペプチドは、真皮線維芽細胞を刺激することで、コラーゲンを増やすことがわかっているのです。
<参考記事>
*コラーゲンをサプリメントで摂れば効果的。エビデンスを知って美肌に!
3)適度な負荷をかける運動を行う
骨は、負荷がかかるほど骨をつくる細胞が活発になります。
だから、ある程度、骨に負荷をかけるほど骨が強くなります。
骨によい運動は、ウォーキングやジョギング、ストレッチ、エアロビクスなどがあります。
これらの適度な運動は、女性ホルモンのバランスを整える上でもプラスです。
しかし、年齢を重ねてからは無理をするとストレスが増えて逆効果です。
また、既に骨粗鬆症を治療している場合や骨や筋肉などに痛みがある場合は、運動を開始する前に医師に相談しましょう。
4)女性ホルモンによくない生活習慣を止める
喫煙や受動喫煙、過度な飲酒、ファストフードやインスタント食品の摂り過ぎ、急激なダイエット、カフェインの摂り過ぎは、骨にとっても女性ホルモンにとってもよくありません。
こうした生活習慣は控えましょう。
特に、タバコや急激なダイエットはほうれい線を深くするリスクも高いので、避けていただきたいことです。
5)表情豊かに笑顔で過ごす
ほうれい線は表情筋を鍛えると予防できます。
だから、表情筋エクササイズやトレーニングもよい手段です。
また、表情豊かにしていたり笑うことでほうれい線予防につながります。
なぜなら、笑いは免疫力を高めるなど老化の対策なるからです。
さらに、楽しくすごしたり感動することは、ドーパミンやセロトニンというホルモンが分泌されて、エストロゲンの分泌も活発になります。
寄席やエンターテイメントなどを観ること、遊園地で遊ぶこと、映画、音楽に触れることも女性ホルモンバランスを整えることが期待できます。
8.更年期前からの骨の健康とエイジングケアでほうれい線予防
1)骨の健康を保つ
骨密度は20歳頃がピークで、その後は加齢で下がっていきます。
だから、更年期前からも骨の健康を保つ工夫が大切です。
特に、骨密度の低下については、自覚症状はないことから意識されないことが多いです。
更年期前の方も、この記事の7章で紹介した対策に取り組むことで骨粗鬆症を予防しましょう。
2)更年期前からのエイジングケア
スキンケアやエイジングケアも骨の健康と同じです。
更年期になってからほうれい線対策を意識するよりも早い時期からエイジングケアで予防を考えることが大切です。
ここでご紹介した生活習慣に加えてスキンケアやエイジングケアを正しく行えば、ほうれい線を予防できる可能性が高まります。
20代ならエイジングケアといっても特別なことは必要ありません。
エイジングケアの基本である保湿を正しく行うこと、洗顔やクレンジングを正しく行うこと、そして紫外線対策をしっかり行うことです。
この基本は、30代からのエイジングケアでも変わりません。
ただし、エイジングが進めば身体やお肌が老化します。
お肌は年々薄くなって、乾燥肌に傾きます。
また、バリア機能やターンオーバーのはたらきも低下し、肌のキメも乱れがちになります。
だから、ほうれい線対策の化粧品は機能性が高いエイジングケア化粧品成分が配合されたもので、かつ刺激の少ない安全性の高いアイテムを選びましょう。
特に、50代からのエイジングケアは優しさを重視しましょう。
<参考記事>
9.まとめ
ほうれい線が目立つ原因の1つが、骨粗鬆症や骨密度の低下などであることをご紹介しました。
また女性の更年期以降にそのリスクが高くなることをお伝えしました。
だからこそ女性は、更年期の前から女性ホルモンや骨粗鬆症を意識した生活習慣を身につけることが大切です。
それが骨粗鬆症によるほうれい線だけでなくさまざまなエイジングサインの予防につながるのです。
ぜひ、正しい生活習慣で美肌と健康をキープしてくださいね。
一方、骨粗鬆症が原因でほうれい線が目立った場合は、スキンケアやエイジングケアでは改善しません。
その場合は、美容医療で改善を目指しましょう。
この記事「ほうれい線は骨粗鬆症で目立つ!更年期のエイジングケア」がエイジングケア世代の皆様のお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報をご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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