肌荒れとは、肌が赤くなる、カサカサになる、かゆみが出る、吹き出物がある、大人ニキビがあるなど、お肌のトラブルのさまざまな状態です。
これは、バリア機能の低下による角質の水分量が減ることや外部の刺激に対する反応です。
また、皮膚の病気で起こる場合もあります。
この記事では、そんな肌荒れの原因と症状、改善の対策をご紹介します。
肌荒れの予防のためにナールスゲン配合エイジングケア化粧品ナールス
- 肌荒れとは肌トラブルの総称ですが、初期の症状としてお肌のカサつきやザラつきが現れることが多くあります。この段階で改善の対策を行うことが大切です。
- 肌荒れの原因は、お肌のバリア機能の低下とターンオーバーの乱れで、お肌が刺激に弱くなることです。これは、乾燥肌や敏感肌と同じ原因です。
- 肌荒れは、物理的または化学的な刺激、加齢、お肌の乾燥、紫外線ダメージ、間違ったスキンケア、免疫機能低下、栄養バランスの悪さ、過度のストレス、花粉など、からだの内外の悪い刺激によって起こります。つまり、お肌への刺激や機能低下が原因なのです。
- 肌荒れの予防のスキンケアやエイジングケアの基本は、優しい洗顔やクレンジング、適切な保湿、紫外線対策です。特にエイジングケア世代は、この3つを優しく行いましょう。
- 誰もがエイジングでお肌の機能が下がるので、エイジングケア化粧品は刺激の少ない優しいものを使いましょう。40代、50代とエイジングを重ねるほど、お肌への優しさを意識しましょう。
- 肌荒れの予防や改善は、食生活をはじめとする生活習慣が大切です。日々の生活習慣を見直してみましょう。
- 肌荒れが改善しない場合は、早めに皮膚科などを受診しましょう。医薬品で治療することが大切です。
京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事
ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
*肌荒れの原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
CONTENTS
1.肌荒れでお悩みのあなたへ
「肌荒れの原因・症状と改善!3つのスキンケアと5つの対策」をお届けします。
あなたは少なくとも一度は、肌荒れに悩んだことがあるのではないでしょうか?
若い世代からエイジングケア世代の女性まで、経験がないという方は少ないはずです。
また、もしかしたら今も肌荒れでお悩みでしょうか。
「肌荒れ」という言葉は、広く普及しているので、誰もが知っています。
一方、肌荒れといっても、その症状はたくさんあります。
また、医学的に決まった定義もありません。
だから、肌荒れと皮膚の病気の境目がどこにあるかを判断することも難しいのが現実です。
スキンケアやエイジングケアでケアできる肌荒れもあれば、クリニックや病院での治療が必要なひどい肌荒れ、つまり皮膚の病気もあります。
だから、その原因や症状、重症度などによって異なった対策が必要です。
また、できれば予防したいものですね。
この記事では、そんな肌荒れの原因と症状、改善の対策を幅広くご紹介します。
さらに、おすすめのエイジングケア化粧品やサプリメントなどもご紹介します。
「肌荒れの症状にはどんなものがあるの?教えて!」
「肌荒れの原因って何?どんなことに気をつければよいの?」
「肌荒れを改善するにはどうすればよいの?また、予防策は?」
「肌荒れを防ぐ食べ物ってどんなもの?ぜひ、教えて欲しい!」
「私の肌荒れは、やっぱり皮膚科にいくべきなの?どんな治療をするの?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをお読みくださいね。
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2.肌荒れとその症状
1)肌荒れとは?
肌荒れの症状はさまざまで、人によって違いがあります。
お肌がカサカサしてかゆくなったり、赤くなることが肌荒れの代表的な症状です。
また、ニキビなどの吹き出物が出ることもあります。
ほかには、ターンオーバーも上手くいかなくなり、くすみが生じたり、毛穴が目立つようになることもあります。
女性の場合、ファンデーションのノリが悪くなるなどの変化も肌荒れが原因かもしれません。
肌荒れがあると、メイクをしても粉が吹いたように見えたり、メイクができないこともあり、困ってしまいますね。
このように「肌荒れ」とは、決まった皮膚症状で定義されるのではなく、肌トラブルや肌悩みの総称として使われる言葉なのです。
2)肌荒れの初期症状と進行
健康なお肌は、表皮の角質層が十分に保湿されて、潤った状態です。
しかし、年齢、季節、健康状態、外的な刺激などで角質層のバリア機能が低下したり、ターンオーバーが乱れると肌荒れが起こります。
そんなお肌は、肌理(キメ)が粗くなっています。
肌理(キメ)とは皮膚表面の凹凸のことであり、溝にあたる「皮溝(ひこう)」、丘のように見える「皮丘(ひきゅう)」から成っています。
肌に十分な水分が保たれていると皮丘がふっくらとして瑞々しいですが、うるおいが不足すると皮丘がしぼみ形も不規則になって、肌理(キメ)が乱れて見えてしまうのです。
肌の肌理(キメ)が乱れると、「肌荒れ」を感じ始めます。
肌荒れの初期の症状として現れるのがお肌のカサつきやザラツキ。
さらに、乾燥肌が進んだり、肌に残った皮脂が酸化するなどで、ニキビや吹き出物ができることもあります。
ここでしっかりケアを行わないとバリア機能がさらに低下してしまいます。
その結果、顔の赤みや炎症、ピリピリとしたかゆみをともなうことにまで進むこともあります。
もちろん、肌荒れが進むと敏感肌や乾燥性敏感肌になることもあります。
さらに、乾燥性皮膚炎や皮脂欠乏性皮膚炎になってしまうこともあるのです。
こうなると薬局で薬を買ったり、皮膚科で治療することが必要になります。
3.肌荒れの原因
1)肌荒れの原因は、バリア機能の低下とターンオーバーの乱れ
肌荒れには複数の原因が考えられますが、その根本的な原因は、お肌のバリア機能の低下によるお肌の乾燥です。
肌の構造や役割を理解すると、バリア機能についてわかりやすくなりますので解説します。
この内、お肌の肌理(キメ)と最も関わりが深いのは表皮です。
表皮は、外側から「角質層(かくしつそう)」、「顆粒層(かりゅうそう)」、「有棘層(ゆうきょくそう)」、「基底層(きていそう)」の4つの層でできており、厚さはわずか0.2㎜しかありません。
特に一番外側にあたる「角質層」は、お肌を外部刺激から守るバリア機能とお肌のうるおいを保つ保湿機能において重要な役割を果たしています。
角質層には、次のものがあります。
これらは、保湿の3大因子と呼ばれます。
お肌が健康な状態なら、3大因子がお互いに助け合い、水分をキープして透明感のある肌をつくり出してくれています。
また、皮膚常在菌や角質細胞を包む膜であるCE(コーニファイドエンベロープ)、隣り合う上皮細胞同士が密着して、お肌の中の成分が細胞と細胞の間を通過するのを防ぐ装置としての「タイトジャンクション(密着結合)」もバリア機能をサポートして肌荒れからお肌を守っています。
さらに、健やかな肌なら顔ダニもバランスが取れています。
しかし、エイジングなど何らかの原因で、いずれかの量や質に問題が起こってバランスが崩れると、肌のpHはアルカリ性に傾き、バリア機能が低下します。
バリア機能が低下すると、お肌の水分量が低下するとともにお肌は外部からの刺激に弱くなり、肌荒れになってしまうのです。
バリア機能の低下はターンオーバーの乱れにもつながります。
ターンオーバーが遅くなれば、角質肥厚などが起こって肌荒れになります。
また、速くなっても弱い角質層ができて肌荒れの原因になるのです。
<参考記事>
2)加齢も肌荒れの原因
特に健康状態に問題がなくても、エイジングでお肌は衰えます。
私たちは、その8つの要素をエイジングインデックスと呼んでいます。
具体的には、エイジングとともに、次のようにお肌の機能が低下します。
だから、高齢になると乾燥肌になりやすくなって、肌荒れのリスクも増えます。
3)病気などで免疫機能が低下しても肌荒れに
私たちのからだには、細菌やウイルスなどの外敵からからだやお肌を守り撃退する力、「免疫機能」が備わっています。
しかし、エイジングや過度のストレス、不規則な生活、病気などで免疫機能が低下すれば、お肌のバリア機能が弱まります。
その結果、大気汚染、花粉、ほこりや雑菌などの影響を受けやすく、肌荒れになってしまうことがあるのです。
<参考記事>
4)紫外線ダメージで肌荒れに
お肌が紫外線を多量に浴びると、表皮ではメラニン色素が増えてしまったり、また、角化細胞にも異常が起こってしまいます。
その結果、お肌の防御機能がはたらき、ターンオーバーが過度に促進されることがあります。
そうなると、未熟な角質細胞が肌表面にでてしまいます。
十分に角化されていない角質は、弱い角質層をつくるため、バリア機能も不十分なのです。
それが、肌荒れの原因になるのです。
また紫外線ダメージは、
紫外線の強さ × 紫外線を浴びる時間
で決定されます。
強い紫外線を受けたり長い時間紫外線を浴びると、紫外線ダメージは表皮だけでなく真皮まで及ぶため、お肌が酸化して光老化の原因になるので注意が必要です。
真皮の線維芽細胞、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸がダメージを受けると、肌荒れだけでなく顔のたるみやシワ、ほうれい線などのお肌の老化を助長させてしまいます。
5)間違ったスキンケアに注意!
良かれと思って行っているスキンケアも、やり方を間違うと肌にダメージを与えてしまいます。
特に多いのがクレンジングと洗顔の間違いです。
お肌のメイク汚れや皮脂汚れをとろうとして、脱脂力の高いミネラルオイルや強い界面活性剤の入ったクレンジング料や洗顔料を選ぶと、本来肌に必要な成分まで洗い流してしまい、肌荒れを起こす原因になります。
また、洗いすぎや擦りすぎも注意が必要です。
必要以上に洗い過ぎたり、強い力で擦りすぎると、セラミドや天然保湿因子(NMF)を洗い流してしまうのです。
その結果、お肌のバリア機能が低下し、刺激に弱くなって肌荒れになるリスクが高まるのです。
特に年齢を重ねると、バリア機能の正常化に時間がかかるので、正しいスキンケアを行うように日頃から気を配ることが大切です。
6)悪い栄養バランスで肌荒れに
①栄養不足や偏り
からだやお肌に必要な栄養素が不足したり、バランスが悪いと肌荒れの原因になります。
なぜなら、お肌の細胞は、毎日の食べ物で摂る栄養素で作られるので、栄養素が不足したり偏ると健康な細胞が育たないのです。
特に、お肌にとって大切な栄養素としては、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンCです。
ビタミンAは、お肌や唇、鼻の粘膜の健康に大切な成分です。
ビタミンB群の中のビタミンB2やビタミンB6は、肌細胞の主成分であるタンパク質や糖質の代謝を助けます。
また、かつてビタミンB5と呼ばれていたパントテン酸は、糖質、脂質、たんぱく質の代謝とエネルギー産生に不可欠な酵素を補助したり、コレステロール、ホルモン、免疫抗体などの合成にかかわってお肌や粘膜の健康維持を助けます。
ビタミンCは、美白やコラーゲン産生のサポート、抗酸化作用を発揮します。
ミネラルの不足も肌荒れの原因になります。
鉄分が不足すると、酸素を運ぶヘモグロビンの数が減少してしまい、酸素が十分にからだのすみずみまで供給されないので、肌荒れを悪化させることがあります。
また、亜鉛不足はターンオーバーの乱れを招いて肌荒れの原因になってしまいます。
だから肌荒れを防ぎ美肌を維持するには、これらのビタミンやミネラルを過不足なく、またバランスよく継続的に摂ることが大切なのです。
もちろん、お肌の主成分であるタンパク質、皮脂の成分になる脂質、肌細胞のエネルギーになる糖質もバランスよく摂らないと肌荒れの原因になってしまいます。
<参考記事>
*ビタミンC不足は毛穴を目立たせ、老化スピードも速めてしまう!
②栄養過多も肌荒れの原因
一方、栄養素の摂り過ぎが肌荒れの原因になることもあります。
たとえば、油分の多い食事は皮脂の分泌を過剰にするため、過度に摂れば角栓過剰やニキビの原因となります。
塩分の過剰摂取は、体内のナトリウム量を増加させ、細胞の水分を奪ってしまうため、乾燥肌を助長します。
糖分は摂り過ぎると体内のビタミンB群の消費を早めてしまうので、注意が必要です。
また、糖分や焦げたたんぱく質を必要以上に摂ってしまうと「お肌の糖化」を引き起こし、肌荒れや肌老化を招きます。
美肌のためには、バランスのよい食事のほかに、肌荒れの原因になる食べ物に気を配ることが必要です。
7)過度なストレスで肌荒れと肌老化に
人はストレスを過度に感じると、ホルモンバランスが乱れて肌荒れを起こしやすくなります。
ストレスに対抗しようとしてアンドロゲンやコルチゾールなどのホルモンが分泌されます。
アンドロゲンが過剰に分泌されると皮脂が過剰になり、毛穴の詰まりやニキビの原因になってしまいます。
コルチゾールは、免疫機能を低下させるので肌荒れや皮膚の感染症の原因になることもあります。
このように、ストレスで肌荒れやお肌のトラブルが生じてしまうのです。
また、コラーゲンやエラスチンの合成を低下させるので、肌のハリがなくなったり、たるみ、ほうれい線、シワの原因になることもあるのです。
会社での異動、転勤、転職ほか、生活環境の変化でストレスがたまった場合も肌荒れの原因になります。
それ以外にも妊娠・出産といった女性の一大イベントもストレスの原因になるので、このような場合は特にストレスを溜めないことを意識しましょう。
8)睡眠不足で肌荒れに
睡眠が不足すると、成長ホルモンの分泌が減少し、お肌のターンオーバーが乱れがちになります。
また、ストレスが増えホルモンバランスも崩れます。
その結果、肌の肌理が乱れる、乾燥肌や大人ニキビになる、毛穴の開きやくすみが目立つなど、さまざまなエイジングサインや肌悩みが現れてしまいます。
たっぷりと質の高い睡眠を確保することは、エイジングケアの観点からも重要です。
<参考動画>
【ゴールデンタイムは非常識?】睡眠は化粧品よりも美肌に大切ってホント?
9)肌荒れは女性ホルモンの乱れから
また、年齢とともに女性ホルモンであるエストロゲンの分泌は減少します。
エストロゲンが少なくなることで、肌のうるおいやハリが失われ、乾燥や老化を招くことがあります。
女性ホルモンが乱れると、肌の状態にダイレクトに影響を及ぼすのです。
女性ホルモンは、女性らしいからだの丸みや曲線をつくるエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つがあります。
この2つの女性ホルモンは、女性の生理周期と深く関わっています。
プロゲステロンは、生理周期の28日間のうちの排卵から月経までの高温期の14日間は、分泌が多く、エストロゲンより優位にはたらきます。
この期間はお肌が脂性肌に傾く傾向にあります。
特に、月経前はプロゲステロンの分泌が増え、皮脂が過剰に分泌され、ニキビや毛穴の黒ずみ、肌荒れ原因になってしまうことがあります。
<女性ホルモンの周期>
一方、エストロゲンは、美のホルモンとも呼ばれ、水分の保持やコラーゲンを増やすはたらきがあります。
しかし、30代半ばを過ぎて40代を超えると急激に分泌量が低下します。
プロゲステロンも同じく加齢とともに減少し、肌のみずみずしさが減り、肌荒れや乾燥肌をもたらすのです。
<加齢による女性ホルモンの減少>
<参考記事>
*女性ホルモンのバランスを整えて美肌をキープ!(飯塚美香さん)
10)腸内環境の乱れや便秘で肌荒れに
人間の腸内にはたくさんの菌が生息しています。
これらは、腸内細菌と呼ばれ、健康に役立つ善玉菌、健康に有害な悪玉菌、そして中立的な性質の日和見菌の3種が、バランスを保って存在しています。
その状態を腸内環境といいます。
善玉菌が優位にはたらけば、腸内環境が整い美肌効果などの嬉しい効果が期待できます。
一方、悪玉菌が優勢になり腸内環境が乱れると、便秘、下痢などの腸の不調につながるともに肌荒れの原因にもなってしまうのです。
また、抗菌薬も腸内細菌叢を乱して肌荒れの原因となります。
<参考記事>
11)花粉や細菌などのアレルゲンの侵入
アレルギー反応を起こすような抗原を「アレルゲン」と呼びます。
花粉やダニは、アレルゲンの1種であり肌荒れの原因になります。
花粉が肌につくとかゆみが生じることがあります。
これが、花粉症皮膚炎です。
かゆみがひどいとかきむしってしまうこともあります。
また、細菌やウイルスが侵入すれば、肌荒れや皮膚の感染症の原因になることもあります。
そのほかの強い刺激も炎症の原因となるので、肌荒れをもたらすこともあります。
たとえば、強い力でグイグイとフェイスマッサージをしてしまったために、シミやシワを増やしまう場合もあるので注意が必要です。
エイジングケア化粧品を使う時に、パタパタと叩くくせがある人も、肌荒れや赤ら顔になりやすいので気をつけましょう。
また、化粧品かぶれや金属や医薬品、ゴム、ハウスダスト、ダニ、うるしなどの植物がアレルゲンとなって肌荒れ起こす接触皮膚炎も要注意です。
<参考記事>
12)withコロナ時代はマスクも肌荒れの原因に
2020年から続くwithコロナ時代の今では、新型コロナウイルス感染予防のためのマスク着用によって、肌荒れを経験する方も増えています。
マスクによる刺激が物理的なストレス、つまり摩擦による肌へのダメージで肌荒れを起こすのです。
また、マスクで口の周りの肌が蒸れてしまってニキビができたり、マスクを取った際の乾燥で肌荒れがおきることも。
さらに、外出の自粛なども精神的なストレスになって肌状態が悪化することがあります。
<参考記事>
*マスクによる肌荒れ・肌ダメージを防ぐ!選び方と使用時のスキンケア
*巣ごもり便秘が急増!新型コロナウイルスで外出自粛やテレワークの人は注意
*マスク生活になって半年、あなたは敏感肌になっていませんか?
4.肌荒れを予防・改善する3つのスキンケア
1)お肌を清潔に保つ正しいクレンジングと洗顔
クレンジングや洗顔でメイクや汚れをしっかり落とすことが、肌荒れ予防の基本です。
毎日、清潔なお肌をキープしましょう。
一方、刺激の強いクレンジングや洗顔が肌荒れの原因になってしまうこともあります。
①肌荒れを防ぐクレンジング料を使おう
肌荒れを改善し美肌を育むために、毎日のスキンケアを見直しましょう。
クレンジング料にはさまざまな種類がありますが、油性のメイクを落とすために界面活性剤が含まれているため、どうしてもお肌には負担となります。
エイジングを重ねると、お肌は肌荒れしやすくなります。
エイジングケア世代の方は、肌質が普通肌で強くても、できるだけ優しくクレンジングを行うことが大切です。
肌荒れを予防するなら、お肌への負担が少ないミルクやクリーム、または水性のジェルタイプのクレンジング料がオススメです。
肌荒れがある方は、ラウロイルグルタミン酸Naなどの弱酸性のアミノ酸系界面活性剤を洗浄成分として配合している敏感肌向けのクレンジング料なら使いやすいでしょう。
クレンジングでの肌荒れ対策を行うためには、お肌の負担を減らすダブル洗顔不要のクレンジング料がおすすめです。
クレンジングは、優しい力加減で手早く行うことが肌荒れを防ぐ基本です。
クレンジング料をなじませるまでに40秒、すすぎに20秒、トータルで1分くらいを目安に行いましょう。
クレンジング料を使う時は、顔の中でも比較的肌が強いおでこ・鼻のTゾーンから洗いはじめます。
指の腹を使ってメイクとなじませていくことがコツです。
続いてUゾーン、最後に目元や口元の0ゾーンというふうに、繊細な部分へ移ります。
すすぎは33~35℃ぐらいのぬるま湯で洗い流します。
②洗顔も優しく肌荒れ予防を
ダブル洗顔が必要な場合は、続いて洗顔です。
洗顔料は、泡立ちがよく、皮脂や汚れをやさしく洗い落とせるシンプルな処方のものを選ぶことが基本です。
「固形タイプ」「パウダータイプ」「フォームタイプ」「泡タイプ」「ジェルタイプ」などさまざまなものがありますが、「固形タイプ」「パウダータイプ」は余計な油分が含まれていないことが多いので、オススメです。
中でも良質な石鹸素地配合のものがおすすめです。
しっかり泡立てて、Tゾーンや顎などの皮脂が多い部分から洗い始めます。
肌荒れを防ぐためには、くれぐれも優しい力加減で行うようにしましょう。
なお、乾燥しがちな目元や口元などは、泡を乗せるだけで十分です。
最後に念入りにすすぎを行い、清潔なタオルで顔を押さえるように水分を取り除きます。
まれにタオルでゴシゴシと擦る方がいますが、肌にダメージとなりますので控えましょう。
お肌は繊細ですので、丁寧にケアすることが大切です。
2)正しい保湿で肌荒れ対策
①肌荒れ予防のコスメの選び方
洗顔を済ませた後は、保湿ケアをしていきます。
肌荒れの予防や改善には、保湿もとても大切です。
お肌をみずみずしく保つためには、水分を保持するはたらきがある保湿成分を補いましょう。
保湿成分は、セラミドなどの「水分を挟み込むタイプ」、プロテオグリカンやヒアルロン酸などの「水分を抱え込むタイプ」、グリセリンやアミノ酸などの「水分を吸着するタイプ」の3種類に分かれます。
保湿力は
水分を挟み込むタイプ >水分を抱え込むタイプ >水分を吸着するタイプ
の順に高くなります。
タイプが違う成分を組み合わせることで、全体の保湿効果がアップします。
洗顔が終わったら、保湿化粧水でしっかりと肌をうるおわせます。
化粧水を使うことで、水溶性の美容成分がお肌に浸透し、次の効果が得られます。
ただし、保湿力の高いセラミドは脂溶性成分なので、セラミド化粧水よりもセラミド美容液、セラミドクリームの方がセラミド本来の良さを実感できます。
肌荒れの予防や改善には、特にヒト型セラミドがおすすめです。
ただ、コメなどからつくられるグルコシルセラミドは、水溶性の成分なので化粧水でも使いやすい成分です。
保湿という観点から見ると、化粧水だけでは水分を挟み込む力が弱いので、セラミドなどが含まれた美容液やクリームを使い、水分をお肌にキープできるようにケアしていきます。
炎症を防ぐ成分には、アラントインやグリチルリチン酸2K、グリチルレチン酸ステアリルなどがあります。
また、ビタミンE誘導体は、血行促進して肌荒れを防ぎます。
肌荒れが気になる時はこれらの成分が入ったエイジングケア化粧品などを使いましょう。
さらに、最近ではセラミドを増やす美容成分も登場しています。
3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸、ナイアシンアミド、ライスパワーNo.11がそうです。
特にナイアシンアミドは、医薬部外品として肌荒れ改善の効能があります。
ほかでもカワラヨモギ花エキス、シソ葉エキスなどもおすすめの成分です。
<参考記事>
②コスメを正しく使うことも大切
洗顔後のスキンケアは
化粧水 → 美容液 → 乳液 → 保湿クリーム
の順番で行うことが基本です。
水溶性の割合が高い化粧品から使うことで、有効成分がお肌に効率よく浸透していきます。
化粧水の後、美容液をなじませたら、水分が蒸発しないように2~3分後には乳液、保湿クリームを使うことが大切です。
また、美容オイルは最後に使いましょう。
使い方としては、適量を手にとって、体温であたためます。
少しあたためることで保湿クリームが柔らかくなり、肌になじみやすくなるのです。
なお、ものによっては最初から柔らかいものもあるので、各化粧品メーカーの説明文をチェックしておきましょう。
続いて頬、額、あごの3点に保湿クリームをつけて両手で優しくのばしていきます。
場合によってはプラスして、左右の頬、鼻のてっぺんを加えた5点につけてもよいでしょう。
ムラが生じないように全体になじませ、最後にじんわりとハンドプレスをしてお肌に美容成分を届けます。
正しいエイジングケアで肌荒れを防ぎましょう。
<参考記事>
*化粧水、美容液、乳液、保湿クリームの役割の違いとつける順番は?
3)しっかりと紫外線対策を行うこと
サンバーン(日焼け)は日光皮膚炎という火傷による肌荒れ状態です。
また、肌荒れの予防や改善のためには、冬も紫外線対策が必要です。
女性の場合、生理前や妊娠中などは、ホルモンの影響で肌荒れになりやすく、またシミなどもできやすくなっていますので、気をつけましょう。
また、日焼け止めは日常生活なら紫外線散乱剤(ノンケミカル)を使いましょう。
肌ダメージが少ないので、肌荒れのリスクも少ないタイプです。
一方、スポーツやレジャーなど紫外線が強い場合は、紫外線吸収剤が必要です。
紫外線が強い場合は、しっかりUVカットすることが肌荒れの予防につながります。
日焼け止めは、説明書の記載に従って、適量を顔に塗ります。
その際に、頬骨の上を重ね塗りすることがコツです。
紫外線によるシミなどの肌トラブルは、頬骨のあたりからできはじめることが多いので、入念にケアしておきましょう。
パウダーファンデーションも、少し厚塗りになるくらいしっかり塗っておきましょう。
日焼け止めは、顔だけでなくボディに塗ることも忘れないことがポイントです。
外出すると、汗などでせっかく塗った日焼け止めも落ちてきてしまうので、理想としては2時間おきくらいに塗り直すようにしましょう。
特に、紫外線吸収剤の光劣化には注意しましょう。
また、日焼け止めだけでなく、大きめの帽子やUVカットサングラスなどを着用し、ファッションでも紫外線対策を行いましょう。
さらに、紫外線を浴びたあとは、ビタミンACEを含む食べ物で紫外線のアフターケアを行うことも大切です。
なお、紫外線の強い日の外出前は、レモンやライムなど光毒性のあるソラレンを含む食べ物に注意しましょう。
<参考記事>
5.肌荒れを予防するエイジングケアの基本
何度もお伝えしていますが、エイジングとともに誰もが肌荒れしやすくなるので、30代、40代を迎えるとエイジングケアを正しく行うことが大切です。
また、肌荒れを予防するには予防美容を実践することが大切です。
そこで、肌荒れを予防するためのエイジングケアの基本やエイジングケア化粧品の選び方の基本をご紹介します。
1)肌荒れ予防と角質ケア
年齢とともにターン―バーが遅くなるので、お肌がゴワゴワして角質肥厚の傾向になることもよくあります。
これも肌荒れの症状の1つです。
そんなときに頼りたくなるのが、いわゆる「角質ケア」です。
これは、古い角質が「ケラチン」というたんぱく質であることを考えて、「ケラチンを分解する」ケアです。
たとえば、ピーリングや拭き取り化粧水、収れん化粧水などを使い、グリコール酸などの酸を使って古い角質を溶かします。
また、酵素洗顔は酵素の力で角質を溶かします。
これらは、上手に使えば即効性もあるので角質が柔らかくなってお肌のごわごわを改善しますが、やりすぎると未成熟な角質をつくり出してバリア機能を低下させます。
これでは肌荒れを改善するのではなく、むしろ悪化させてしまうことになります。
特にエイジングケア世代の方は、肌荒れ予防のための角質ケアは慎重に行いましょう。
2)優しいエイジングケア化粧品を使う
肌荒れ予防のためには、自分に合ったエイジングケア化粧品を上手に選ぶことが大切です。
どんな肌質であっても年齢とともに優しい化粧品へとシフトすることを考えましょう。
30代からは機能性の高いエイジングケア化粧品を使うことをオススメしますが、エイジングケア化粧品成分をはじめ、配合されている成分のメリットとデメリットを理解して選ぶことが肌荒れ予防の第一歩です。
肌荒れ予防のためにエイジングケア世代で避けたいのは、PG(プロピレングリコール)やアルコール(エタノール)などの刺激の強い成分です。
だから、肌荒れ予防には、アルコールフリー化粧水などのノンアルコール化粧品がオススメです。
また、合成香料や合成着色料などにも刺激の強い成分があるので注意しましょう。
防腐剤や界面活性剤も刺激のある成分ですが、化粧品の品質維持のためには必要な成分です。
自分に合わない防腐剤などを知っておけば、それが含まれたエイジングケア化粧品を避ければよいですし、不安な場合はパッチテストをしましょう。
特に、敏感肌の方は、敏感肌化粧水などの敏感肌化粧品を選びましょう。
なお、年代別のエイジングケア化粧品の選び方は、次の記事を参考にしてください。
*50代のエイジングケアと化粧品の選び方と大切な7つの真実!
*60代・70代も大切!エイジングケア化粧品の選び方と使い方
6.肌荒れを予防・改善する生活習慣
肌荒れの予防は、化粧品によるスキンケアやエイジングケアだけでできるものではありません。
どんなよいエイジングケア化粧品を使っても、生活習慣に問題があればダメなのです。
良い生活習慣こそが肌荒れの予防対策の第一であり、美肌への近道と心得ましょう。
ここからは、具体的な肌荒れ予防や改善で美肌を導くアンチエイジングや健康を意識した生活習慣の実践対策をご紹介します。
1)食べ物で肌荒れを予防・改善する
①肌荒れの予防や改善と食べ物の関係
バランスのよい食べ物を摂ることは美肌の基本です。
また、美肌のための食べ方も大切です。
特に、肌荒れの予防や改善のためには、ビタミンやミネラルをバランスよく摂ることがオススメです。
先ほどもご紹介しましたが、ビタミンAには、皮膚細胞のはたらきを正常に戻し肌の本来の力を引き出す作用があります。
ビタミンB群には、肌の再生力や抵抗力アップを促す効果がありますし、ビタミンCには美白効果や抗酸化作用、ニキビ改善効果、そしてビタミンEには強い抗酸化作用があることが知られています。
また、鉄、珪素(シリカ)、亜鉛などのミネラルも肌荒れ予防に大切です。
ビタミンやミネラルはさまざまな野菜に含まれています。
野菜の摂り方を工夫することで、肌荒れを予防しましょう。
野菜は種類によって生で摂る方がよい野菜や温野菜などがよい場合があります。
野菜の栄養素や摂り方は、「野菜の食べ方で美肌に差がつく!?エイジングケアによい野菜」を参考にしてください。
ただし、肌荒れ改善に効果があるからと、偏った栄養の食事はNGです。
基本として、バランスよく栄養を摂取することを心がけましょう。
毎食バランスを整えることは難しいため、1日トータルで栄養バランスが整うように調整する方法がオススメです。
たとえば、昼にガッツリ炭水化物をとったら、夜はご飯を控え野菜スープをとるなど、1日の中で栄養のバランスを調節していきましょう。
なお、肌荒れの対策は、食べ物で乾燥肌対策を行うことも大切です。
「乾燥肌は食べ物と飲み物で内側から保湿を!おすすめ10の栄養素とは?」や「セラミドを食べ物、飲み物で!乾燥肌とシワにも効果が期待?」も参考にしてください。
②肌荒れを予防・改善する栄養素と食べ物
ここで紹介するビタミン類は、肌荒れ予防に効果的な栄養素です。
そんな栄養素を含む肉や魚、野菜、果物などを紹介します。
☆ビタミンAを豊富に含む食べ物
鶏レバー、豚レバー、うなぎ、あんこうのきも、にんじんなど
☆ビタミンB1を豊富に含む食べ物
豚肉、生ハム、たらこ、うなぎ、大豆など
☆ビタミンB2を豊富に含む食べ物
豚レバー、牛レバー、鶏レバー、とうがらし、納豆など
☆ビタミンB6を豊富に含む食べ物
まぐろ、牛レバー、酒かす、とうがらし、にんにくなど
☆パントテン酸を豊富に含む食べ物
鶏レバー、豚レバー、牛レバー、卵黄、納豆など
☆ビタミンCを豊富に含む食べ物
赤ピーマン、芽キャベツ、ブロッコリー、レモン、柿、いちごなど
☆ビタミンEを豊富に含む食べ物
ひまわり油、紅花油、アーモンド、ピーナッツ、いくら、ツナ缶、モロヘイヤなど
☆鉄分を豊富に含む食べ物
豚レバー、鶏レバー、パセリ、はまぐり(佃煮)、卵黄など
☆亜鉛を豊富に含む食べ物
牡蠣、煮干し、豚レバー、ゴマ、チーズなど
☆珪素を豊富に含む食べ物
キビ、ジャガイモ、小麦、昆布、ハマグリなど
<参考記事>
*アーモンドミルクの日は5月30日!人気秘密はスゴイ美肌効果
*アーモンドを食べる習慣のある人は顔のシワが少ない?研究結果発表!
2)睡眠で肌荒れを改善する
肌荒れの予防や改善のためには、質の高い睡眠が非常に大切です。
お肌は寝ている間に再生しますので、1日6時間以上キチンと寝るようにしましょう。
日中活動中は、血液のほとんどが脳に集中します。
睡眠中にはじめてからだの各パーツに栄養が行き渡るようになり、肌にも栄養が届くようになります。
たっぷり睡眠をとることで、お肌の再生を促すことができ、肌荒れ改善が見込めるのです。
特に寝初めの90分は成長ホルモンの分泌が盛んになるので、質のよい睡眠が取れるように配慮しましょう。
今では、肌のゴールデンタイムは成長ホルモンの分泌とは関係ないことがわかっていますが、それでも遅くまで起きていると翌朝の健康や肌状態には良くありません。
遅くとも午前0時頃には寝るようにするとよいでしょう。
就寝1時間前くらいから、照明を暗くしていき、リラックスタイムをつくり出すと効果的です。
お風呂に入った後、ヨガやストレッチを軽く行い、からだをほぐしておくのもよい方法でしょう。
就寝時間は毎日一定になるように配慮しておくこともポイントです。
また、スマホやパソコン、テレビなどは入眠の妨げになるので、寝る前は使わないようにしましょう。
トリプトファンなどのアミノ酸やビタミンB2、ビタミンB6は睡眠のサポートに役立ちますので、寝つきが悪い方は、これらの成分を意識的に摂ることもよい方法です。
睡眠と美肌の関係については、「美肌は質の高い睡眠中に作られる!3つのホルモンを活かす4つの対策」や「夜の上手なスキンケアとエイジングケアでハリ・ツヤ美肌!」をご覧ください。
3)運動で肌荒れを改善する
適度な運動をすることで血行が促進され、新陳代謝がアップし、肌荒れの改善につなげることができます。
また、冷え性の予防にもなります。
エイジングケア世代の方はハードな運動はかえってお肌の老化を進ませるので、ウォーキングやストレッチなど続けやすい運動がオススメです。
ウォーキングすることで、セロトニンという成分が分泌され、気持ちも明るくなります。
まずは1日30分くらい、週2日程度をベースにウォーキングを取り入れてみましょう。
正しい姿勢を意識することで、さらに運動効果を高めることができます。
自分の行いやすい方法を見つけ、無理せず継続していきましょう。
4)ストレス解消で肌荒れを改善する
さきほど、ストレスが肌荒れの原因であることをお伝えしました。
だから、肌荒れの予防や改善には、ストレスを溜めずに、上手に解消していくことが大切です。
ストレスがかかると、自律神経の交感神経が緊張状態になります。
まずは、交感神経の緊張をほぐしてあげましょう。
何もしないでボーとしたり、腹式呼吸を意識してゆったりとストレッチを行うと効果的です。
激しい運動やショッピングなど、何かをしてストレスを発散する方法もありますが、まずは、神経の緊張を緩和してあげることが大切です。
アロマテラピーやぬるめのお風呂にゆったりとつかること、自然の中をのんびり歩くなど、さらには、笑うことなどでストレスを解消していきましょう。
「笑いと笑顔で美肌を?エイジングケア効果とアンチエイジング」でも詳しく触れていますが、笑うことは免疫力もアップになる上に、お手軽なので肌荒れ予防にオススメです。
ストレスを上手に解消することで、心身ともによい効果が期待できます。
<参考記事>
*ストレスオフの女性がこの2年で増加!そのリラックス方法TOP10
*ストレスオフの秘訣は「音楽習慣」だった! 20代からシニアまで大調査
5)血行促進も大切
「人は血管から老いる」という言葉があります。
血のめぐりが悪くなると、顔冷えや肌荒れのほかにも、からだの老化を早めてしまう危険があります。
規則正しい生活習慣と合わせて、適度なマッサージを行い血行促進することも効果的です。
何もつけないでフェイスマッサージをするとお肌の負担になってしまいますので、マッサージクリームや美容オイルなどを使用し、やさしくゆっくりとマッサージをしましょう。
強い力は基本的にNGです。
お顔全体で3~5分と短時間のフェイスマッサージを、できれば毎日繰り返すことをオススメします。
継続することで、血行促進効果を高めることができるでしょう。
6)サプリメントや医薬品も生活に取り入れよう
肌荒れの対策は、今ご紹介した生活習慣や正しいスキンケアやエイジングケアで行うことが基本です。
それでも仕事などの関係で十分な栄養素が摂れなかったり、睡眠不足などが続く場合があります。
そんな場合は、サプリメントや健康食品を補助的に使ったり、市販の医薬品などで肌荒れを治療することも考えてみましょう。
ここでは、いくつかのサプリメントや医薬品をご紹介します。
①チョコラBBリッチセラミド
チョコラBBでおなじみの製薬会社エーザイが開発した
機能性表示食品のセラミドドリンク
②美チョコラ
チョコラBBでおなじみの製薬会社エーザイが開発したエイジングケアサプリ
③ロスミンローヤル
肌荒れやさまざまな肌悩みに効果が期待できる医薬品『ロスミンローヤル』
7.症状別の肌荒れ対策
1)お肌がカサカサ!乾燥肌と肌荒れ
表皮の角質層の水分や皮脂が減ると、お肌が乾燥してカサカサになります。
また、ターンオーバーが遅くなると古い角質が溜まりお肌がゴワゴワします。
春や夏より秋や冬のほうが、お肌が乾燥しやすく、肌荒れになりやすい季節です。
冬によく経験する手荒れも肌荒れの一種です。
こうした肌荒れは、乾燥肌の改善対策を行うことが基本です。
乾燥肌のスキンケアは保湿を中心に優しく行うことを心がけましょう。
刺激の強いスキンケアは、肌荒れの原因になるので逆効果です。
乾燥肌対策については、次の記事も参考にしてください。
*秋(9月・10月・11月)に気になる乾燥肌!予防・改善の対策とは?
*冬(12月・1月・2月)の乾燥肌対策は保湿とエイジングケア
*乾燥肌は静電気を感じやすい~冬に大切な保湿とエイジングケア~
2)毛穴のトラブルも肌荒れ
毛穴のトラブルも肌荒れの症状の1つです。
ひどくなるとファンデーションでも隠せないくらい毛穴が開いてしまうこともあります。
毛穴のトラブルは、次のような原因が考えられます。
- 主に過剰な皮脂分泌とそのケアが不十分なこと
- お肌の乾燥
エイジングによるお肌の老化
20代や30代前半では、皮脂が過剰な毛穴の黒ずみやいちご鼻、角栓などで悩む場合が多いのですが、30代半ばからは、顔のたるみが原因でたるみ毛穴などで悩むことが増えます。
毛穴の対策はその原因で異なるので、しっかりと原因を見分けることが大切です。
毛穴対策の詳しい情報は、「毛穴ケアで黒ずみや開きをなくす!?目立つ毛穴の原因と対策」をご覧ください。
また、次の記事も参考にしてください。
*毛穴汚れにオススメのクレンジング料の選び方とおすすめ・人気12選
*毛穴の黒ずみを解消したい!化粧水の選び方・使い方とスキンケア
3)大人にきび・吹き出もの
大人ニキビとは、吹き出物のことで、肌荒れの代表的な症状の1つです。
ニキビは、主に思春期の肌悩みですが、大人になってもできる大人ニキビがあります。
思春期のニキビは、皮脂の過剰分泌で毛穴に酸化した皮脂や古い角質が詰まり、アクネ菌が過剰繁殖して炎症を起こしている状態です。
また、思春期のニキビは、皮脂分泌の多い額や鼻のまわりにできるのが特徴です。
一方、大人ニキビは、さまざまな原因で起こります。
肌荒れの原因でも取り上げたホルモンバランスの乱れ、食生活の乱れや睡眠不足などのよくない生活習慣、ストレスなどが原因です。
大人ニキビが目立つのは、口元やあご、頬など乾燥しやすいUゾーンで、体調の変化や季節変化で繰り返すことが多いのが特徴です。
大人ニキビは、炎症がない場合は、保湿を中心としたスキンケアや生活習慣を改善することが対策の基本です。
しかし、炎症を起こした場合は、治りにくいこともあるので、皮膚科などを受診しましょう。
4)お肌の赤み、湿疹、かゆみ、かぶれ
肌荒れには、かゆみ、赤み、湿疹、かぶれなどさまざまな症状が現れます。
これらの原因はさきほど挙げたように多様です。
いずれの場合も、肌荒れの改善のためには、お肌を清潔にすること、保湿をしっかり行うこと、紫外線対策を行うことに加えて生活習慣の改善が大切です。
中には、金属や化学物質などのアレルギーや細菌感染で皮膚炎を起こしている可能性もあるので、症状がひどい場合や改善がみられない場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。
8.肌荒れもこんな時は皮膚科へ
1)気になる肌荒れは早めに皮膚科へ
基本的に治らない肌荒れがある方は、皮膚科の医師に相談してみることをオススメします。
軽度な肌荒れなら自宅のスキンケアと生活習慣で改善することが多いですが、いつまでも治らない時は、炎症が悪化して化膿を起こしている可能性があります。
また、肌荒れをともなう皮膚の病気は、アトピー性皮膚炎、老人性乾皮症、酒さ、ほかさまざまです。
顔だけでなく手荒れ、手湿疹、ひび割れやあかぎれも肌荒れの1種です。
先ほどもお伝えしましたが、気になる肌荒れは、皮膚科などの医師に見てもらいましょう。
皮膚科のクリニックや病院であれば、医療機関しか行えない専門的な治療や、治療効果の期待できる医療用医薬品を処方してもらうことができます。
2)肌荒れ治療のために皮膚科で処方される医薬品
皮膚科や病院で肌荒れの症状や原因に合わせて処方される医薬品の基本的な情報をお届けします。
肌荒れには、保湿剤やステロイド剤の外用薬、かゆみを抑えるために抗ヒスタミン剤や抗アレルギー薬などの内服薬が処方されることがあります。
①保湿剤
肌荒れの症状が軽い場合は、乾燥肌の改善のために保湿剤が処方されます。
皮膚の水分蒸発を防ぐワセリン、水分を保持する尿素やヘパリン類似物質(ヒルドイド)などがあります。
②抗菌薬
肌荒れが細菌などの感染が原因の場合は、その原因菌に効果のある抗菌薬の塗り薬や内服剤が処方されます。
抗菌薬は長期間使うと耐性菌があらわれたりするので、医師の指導の下で適切な期間使うことが大切です。
③ステロイド外用薬
肌荒れで炎症がひどい場合は、ステロイド外用薬が処方されます。
ステロイド外用薬は、炎症を抑える効果の強さで種類が分けられています。
症状に合わせて医師が使い分けを行います。
副作用に注意する必要はありますが、短期間の使用では、比較的に安全に使えます。
④抗ヒスタミン薬
乾燥などによるお肌のかゆみを引き起こす作用のあるヒスタミンという物質を抑える薬です。
肌荒れは、肌を掻くことで症状が悪化するので、かゆみを抑えることは肌荒れの治療にとって大切です。
抗ヒスタミン薬には、眠気、めまい、倦怠感といった副作用があります。
最近では、かなり副作用が軽減された抗ヒスタミン薬が登場していますが、服用時の車の運転は避けたほうがよいでしょう。
⑤抗アレルギー薬
アトピー性皮膚炎やアレルギーをともなう肌荒れに処方される医薬品です。
アレルギーを起こす体内のタンパク質を抑えるはたらきがあります。
副作用は比較的少ないのですが、効果があらわれるまでに時間がかかることがあります。
⑥免疫抑制薬
アトピー性皮膚炎は、過剰な免疫反応によって皮膚に炎症が起きています。
そんなアトピー性皮膚炎の炎症を鎮静化するための過剰な免疫反応を抑える医薬品です。
刺激感が強いなど、副作用には注意が必要ですが、治療上のメリットも大きな医薬品です。
9.まとめ
肌荒れについてその症状、原因、スキンケアの対策、日常生活の対策から皮膚科で使われる医薬品まで幅広く紹介しました。
いかがでしたか?
肌荒れは、お肌のバリア機能低下やターンオーバーの乱れが主な原因ですが、バリア機能の低下をもたらす要素はお肌だけではなく、からだの内側、外部の刺激などさまざまです。
そのため、肌荒れの予防や改善には、スキンケアやエイジングケアだけでは不十分です。生活習慣のさまざまな角度から予防や改善の対策を考えることが大切です。
また、肌荒れがひどい場合は、放置すれば悪化して治りにくくなります。
早めに皮膚科などを受診しましょう。
ぜひ、正しい知識身につけて、肌荒れの予防や改善を行ってくださいね。
そして、いつまでも美しい素肌を保ってくださいね。
この記事「肌荒れの原因・症状と改善!3つのスキンケアと5つの対策」が、エイジングケア世代の女性の皆様にお役に立てば幸いです。
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著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
ナールスエイジングケアアカデミー編集長京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。文部科学省後援日本化粧品検定1級。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト。
著作(共著)
KOLドクターの的確な人選と良好な関係作りのコツ
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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