あなたは、ご自分の肌質や肌タイプをご存知でしょうか?
また、肌質や肌タイプでのお悩みはあるでしょうか?
肌質や肌タイプという呼び名のイメージの影響で、「肌質は変わらないのでは?」とお考えの方も少なからずおられます。
もちろん、遺伝的な肌質もあり、変えにくい肌のケースはありますが、日常生活の改善やスキンケアで肌質を変えることは可能なのです。
この記事では、肌質、肌タイプの見分け方と改善の方法を紹介します。
ご自分の肌質や肌タイプでお悩みの方は、ぜひ、続きをお読みくださいね。
- 肌質(肌タイプ)は、「皮脂の分泌量」と「角質の水分量」によって分けることができます。
- 肌質は、「普通肌」「乾燥肌」「脂性肌」「乾燥性脂性肌」の基本的に4タイプに分かれますが、他にも混合肌などもあります。
- 肌質(肌タイプ)やお肌の状態は10の要素によって変化します。
遺伝の要素はありますが、「変えられない」のでなく「ある程度はよい方向に変えられる」と考えましょう。 - スキンケアやエイジングケアは肌質(肌タイプ)に合った方法を選びましょう。
- 肌質そのものに過度にこだわらずに、正しいスキンケアやエイジングケア、さらに日常生活で健やかな素肌を目指しましょう。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
*乾燥肌の原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
*大人の脂性肌あの原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
CONTENTS
1.肌質の改善方法が気になるあなたへ
1)肌質は改善できる!
女性の多くが持つ悩みですが、あなたは、
「肌質ってどうやって見分けるの?」
「敏感な肌質を変えたい!」
「今の肌状態を改善したい!」
など、ご自身の肌質(肌タイプ)で悩むことはありませんか?
そんな悩みを解消できる肌質改善の方法を知りたいですよね。
今からご紹介するのは、
「肌質(肌タイプ)を改善したい」
「肌状態を健やかに保ちたい!」
「肌質(肌タイプ)を変えたい」
と考える方にとって大切な記事です。
でも、「肌質や肌タイプをどうやって診断すればよいの?」「見分け方はどうすればよいの?」って思いますよね。
美肌のために肌質をしっかり診断して、改善することが大切だということは、誰もが納得することです。
でも、診断の方法や改善の方法となると、よくわからないという方が多いのが実際です。
肌質(肌タイプ)は、遺伝を含め10の要素で決まります。
そして、その要素を考えた対策をすることで、肌質を改善したり、変えたりすることが可能です。
また、要素の1つである「年齢」を考慮して、エイジングケアの視点を取り入れることで、より効果的な肌質の改善が可能です。
なぜなら、肌質の改善の方法は、実はエイジングケアと同じ対策であることが多いから。
この記事では、肌質(肌タイプ)の診断から改善方法、肌質別のスキンケアの基本を解説しています。
2)肌質・肌タイプは過度にこだわらず改善を!
肌質(肌タイプ)は、主に
の4タイプに分かれます。
また、乾燥肌がひどくなってバリア機能が大きく低下した状態が敏感肌です。
これは肌質の分類では乾燥肌にあたります。
さらに、最近話題になることの多い「混合肌(コンビネーションスキン)」を加えて、肌質を5つとする考え方もあります。
肌質(肌タイプ)を見極めることは、自分に合ったスキンケアやエイジングケアを考える上で、とても大切です。
しかし、肌質(お肌のタイプ)はいつも同じではありませんし、過度にこだわる必要もありません。
なぜなら、どんな肌質(肌タイプ)であっても、バランスの取れた日常生活や適切なスキンケアで、健やかで美しい素肌を目指すことは可能だからです。
そういう意味では、肌質というより「肌状態」と考えた方がよいでしょう。
さらに、エイジングケアの視点を加えることで、年齢を重ねても、いつまでも健やかな素肌、エイジレスな美肌を維持することができるのです。
この記事は、どんな肌質(肌タイプ)の方も、健やかで美しい素肌を目指すためのヒントを提供しています。
「肌質の簡単な診断方法、見分け方を知りたい方」
「肌質を改善したい方」
「自分の肌状態に合ったスキンケアに取り組みたい方」
「肌質に合った正しいエイジングケアに取り組みたい方」
「全ての肌質に共通するスキンケアを理解したい方」
は、ぜひ、続きをお読みください。
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2.肌質、肌タイプの診断
肌質の改善や肌質に合ったスキンケア、エイジングケアを考える上で、まず、あなた自身がどんな肌質、肌タイプなのかを知ることが大切です。
改善を考える第一歩になるので、ぜひ、チェックしましょう。
ここでは、簡単な肌質の診断方法の基本的なポイントについてご紹介します。
エステサロンや百貨店などのカウンターでも肌質チェックや検査を行っていますが、以下の方法ならいつでも手軽に簡単にできます。
1)簡単、肌質診断法
まずは、あなたの肌質(お肌のタイプ)を診断する簡単な方法です。
Step1:いつもどおりに夜の洗顔を行う。
Step2:タオルなどで顔を拭いて、スキンケアをせず、春~夏なら10分、秋~冬は5分程度放置。
この状態で、お肌の状態をチェックしてみましょう。
①しっとり感があって、お肌のツッパリがない。また、Tゾーンのテカリや脂っぽい感じもない。
→ 肌質簡易診断では、普通肌で健やなお肌状態
②お肌にツッパリ感を感じ、特に目元や口元、頬などにカサツキを感じる。
→ 肌質簡易診断では、乾燥肌、ひどければ敏感肌の可能性もあり
③しっとり感があって、お肌のツッパリがない。しかし、顔全体にテカリや脂っぽい感じがある。
→ 肌質簡易診断では、オイリー肌(脂性肌)、インナードライ肌の可能性もあり
④目元や口元、頬など特定の部位だけにカサツキを感じる。または、Tゾーンだけ脂っぽい。
→ 肌質簡易診断では、混合肌またはインナードライ肌
簡単な方法ですが、肌質を見分ける目安となります。
また、スキンケアやエイジングケアで、お肌がどう変わるかをチェックするのにも参考になる方法です。
誰でも簡単に肌質が診断できるので、一度、お試しになってみてはいかがでしょうか?
2)肌質(肌タイプ)を診断し、見分ける要素は?
では、肌質(お肌のタイプ)は何できまるのでしょうか?
それは、お肌の「皮脂の分泌量」と「角質の水分量」です。
皮脂は、汗などと混じって天然の保湿クリームである「皮脂膜」をつくるので、水分の蒸発を防ぐために大切な成分です。
だから、適度な量であれば、お肌を守るのに役立ちます。
しかし、皮脂が過剰に分泌されるとオイリー肌に向かってしまいます。
こうした理由から、肌質を決める要素の1つに「皮脂の分泌量」が選ばれているのです。
もう1つ、乾燥肌かそうでないかを決めるのがお肌の「角質の水分量」です。
お肌の水分は、表皮の角質層のバリア機能によって守られ、保持されています。
だから、バリア機能が正常なら潤いのあるお肌を保てます。
しかし、バリア機能が低下すれば水分量は減ってしまい、乾燥肌へと向かいます。
この2つの要素だけでお肌の質のすべてが左右されるわけではありませんが、肌の状態や傾向をわかりやすく表現できるので、皮脂と水分量のバランスで肌質(肌タイプ)が分けられるのです。
だから、肌質を診断し、見分けることは、自分のお肌を知るとともに、スキンケアやエイジングケアを行う上での方向付けとしてはよい方法です。
ただ、これだけでお肌のすべてがわかるわけではありませんし、今から説明する要素で変わることもあるので、肌質を過度に意識することは避けましょう。
3.肌質(肌タイプ)や状態に影響を与える10の要素と改善
肌質(肌タイプ)や状態に影響を及ぼすのは次の10の要素です。
読み進めていただくとわかりますが、遺伝、年齢、性別以外はある程度コントロールすることが可能です。
だから、肌質は変わらないわけではなく、変えることができるのです。
「質」という言葉にイメージで「変わらない」と思いがちですが、どちらかといえば「肌状態」と考えた方が理解しやすいですね。
もちろん、遺伝の要素が大きかったり、老化が進んでしまえば難しい部分はありますが、ご自身でできることはやって、肌質改善に取り組みましょう。
1)遺伝
遺伝によって、ある程度、肌質が決まります。
日本人と欧米人では肌の色や強さなどが違うことはよく知られています。
つまり、民族や人種でも肌質や肌の色が違うのです。
このことからも、遺伝が肌質に影響を与えることはよくおわかりだと思います。
遺伝の影響で、若い時期の肌質にその方の基本的な肌質が現われることがあります。
たとえば、アトピー性皮膚炎の原因であるアトピー素因やアレルギーなどが遺伝する場合もあります。
肌の色、皮脂腺の数や毛穴の大きさ、肌理(キメ)なども両親の影響を受けます。
だから、お肌の悩みが親子で共通したり、お肌の老化の速さが兄弟姉妹で似るのです。
しかし、遺伝はあくまで肌質に影響を与える1つの要素です。
そのため、その他の要素についてしっかりと対策をすれば、肌質を改善することが可能です。
例えば、同じ双子の姉妹でもタバコを吸う女性とタバコを吸わない女性で、おの状態が違うケースとして有名なのが、この写真の例です。
二人は双子で、ともに40歳の時の写真です。
環境や生活が肌質や肌老化に影響が大きいことがよくわかりますね。
2)性別
皮膚の構造や役割の基本に男女差はありませんが、性別で少し特徴が異なります。
女性ホルモンは女性らしいお肌に大きな影響を与えます。
女性のか身体やお肌が柔らかく瑞々しいのは、女性ホルモンが影響しているからです。
一方、男性は女性と比べて皮脂量が多い傾向にありますので、男性の場合はオイリー肌の方が多くなります。
同時に、男性の肌は、水分量が少ないので乾燥肌にもなりやすいのです。
つまり、性別が肌質を決める要素の1つなのです。
なお、男性でエイジングケアが気になる方は、
「メンズ(男性)にもエイジングケアが必要な3つ理由と5つの対策」をご覧ください。
また、男性の化粧水の選び方は、
「メンズ(男性)も化粧水を使う!ランキングに頼らない選び方」をご覧ください。
3)年齢
年齢とともに皮脂量も保湿能力も低下します。
そのため、年齢を重ねればお肌は乾燥しやすくなります。
つまり、エイジングによって肌質は乾燥肌に傾くのです。
だからこそ年齢を重ねるほど、エイジングケアの基本である保湿に注意を払う必要があるのです。
さらに、年齢を重ねると皮脂量や保湿能力だけでなく、その他にもさまざまな機能が低下します。
一方、肌からの水分蒸発(水分蒸散)量は、年齢とともに減ることがわかっています。
これは、角質層が年齢ともに厚くなることが影響しています。
年齢を重ねて、面の皮は厚くなるのです。
年齢による皮脂量や水分量の変化は、「「エイジングインデックス」は、エイジングケアの道しるべ!」に詳しい情報があります。
皮脂の分泌量、水分量がともに、20代、30代、40代、50代、60代と年齢を重ねると減少することがよく分かるので、ぜひご覧ください。
4)食べ物
生活習慣も肌質に影響を与えますが、中でも食べ物や飲み物は大きく影響します。
バランスのよい食事が「皮脂の量」と「保湿能力」を支えます。
ここでは、肌質を決める2つの要素である、保湿能力を高める食べ物について簡単に説明します。
お肌の乾燥を避けるための食事としては「ビタミンA(βカロテン)」と「鉄分」がオススメです。
どうしても食事だけで栄養素が摂れない場合は、サプリメントなどで補うことも選択肢の1つです。
★ビタミンA(βカロテン)
お肌のターンオーバーを活発にして、お肌に潤いをもたらします。油脂と一緒にとると吸収率が高まります。
レバー、うなぎ、モロヘイヤ、にんじん、かぼちゃ、春菊などに多く含まれます。
★鉄分
お肌の栄養は、皮膚毛細血管から届けられます。その血液を支えるのが鉄分です。
鉄分不足では、お肌がカサカサになってしまうので、お肌の保湿能力を高めるためにも鉄分を意識して摂りましょう。
レバー、しじみ、まぐろ、かつお、ひじき、納豆、小松菜、菜の花、大豆などに多く含まれます。
他にも、ビタミンB、C、Eなどのビタミン類、亜鉛などのミネラル、セラミドやα-リノレン酸も乾燥肌を防ぐ食べ物です。
乾燥肌のための食べ物について、
詳しくは「乾燥肌は食べ物と飲み物で保湿!+エイジングケア化粧品!」をご覧ください。
食べものに関するエイジングケアアカデミーの記事は下記も参考にしてみてください。
さらに、食べ方も肌質に影響を与えることがあります。
5)体温
冷え性や低体温などもお肌の質を低下させます。
35℃台の低体温では、お肌の代謝も悪くなり、ターンオーバーが低下します。
その場合は、「皮脂の量」、「保湿能力」ともに低下するので、肌質は “乾燥肌” に傾きます。
低体温や冷えは、血行も悪くなるので、くすみやシミの原因にもなっていまいます。
入浴や靴下を履くなどして、体温を36℃台に維持することで、免疫がアップし、お肌の保湿能力も高まります。
また、顔が冷える「顔冷え」にも注意が必要です。
*体温に関する対策については、後で詳しく説明します。
6)ホルモン
女性ホルモンであるエストロゲンには、お肌の水分量を増やすはたらきがあります。
一方、プロゲステロンには、皮脂の分泌を増やすはたらきがあります。
エストロゲンは、生理後に分泌が増え、逆に、プロゲステロンは生理前に分泌が増えるので、お肌の状態は周期的なものになります。
つまり、生理後2週間は概ね潤ったお肌、生理前の2週間はニキビができやすくお肌の状態はオイリーに傾きます。もちろん、肌荒れにもなりやすいタイミングです。
女性ホルモンは年齢とともに分泌が減り、40代後半から50代の閉経を迎えると急激に減少します。
そのため、40代以降は「皮脂の量」「保湿能力」ともに低下します。
つまり、女性ホルモンの減少が肌質を乾燥肌に変えるのです。
大豆や大豆食品に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンに似たはたらき(女性ホルモン様作用)があるので、女性ホルモンを増やすためにも40代からは食品で積極的に摂りたい食品の1つです。
エクオールをサプリメントで摂ることもよい方法です。
また、無理なダイエットは、ホルモンバランスを崩すので避けましょう。
さらに、ほうれい線を目立たせる原因になることもあるので要注意です。
女性ホルモンとコラーゲンの関係は、「いつまでもシンデレラでいるために ~女性ホルモンとコラーゲンと美白のお話~」の座談会記事を参考にしてください。
7)気温
気温の変化も肌質に影響を与えます。
気温が高い春から夏は湿度が高く、気温が低くなる秋から冬にかけては空気が乾燥しやすくなります。
それは、気温によって、空気に含むことができる水蒸気の量が変わるからです。
気温が高いほど水蒸気を含むことができ、気温が低いほど含めなくなります。
そのため、春から夏はお肌の潤いが増し、秋から冬はお肌が乾燥しやすいのです。
なので、秋から冬の時期は、しっかりと保湿を意識することが大切です。
肌質の観点で言えば、春から夏は皮脂分泌量も角質の水分量も高くなるので、普通肌からオイリー肌へと傾きます。
秋から冬は、逆に皮脂分泌量も角質の水分量も低くなるので、乾燥肌に傾きます。
8)睡眠
睡眠もお肌の状態や肌質に影響を与えます。
なぜなら、お肌のターンオーバーや栄養補給は睡眠中に行われるからです。
睡眠中に成長ホルモンが分泌され、お肌の潤いをもたらし、バリア機能が回復に向かいます。
睡眠不足は肌荒れや乾燥肌の原因になるので、1日6時間は睡眠を取りましょう。
睡眠については、次の記事も参考にしてください。
9)運動
適度な運動もお肌の状態や肌質によい影響を与えます。
なぜなら、運動によって血行が改善され、お肌のターンオーバーも改善されるからです。
また、運動にはセロトニン分泌を促す効果があり、ストレス解消にも役立ちます。
血行不良によるお肌のくすみや目の下のくま(青くま)などにも適度な運動は大切です。
ただし、過度な運動は、活性酸素を過度に発生させてしまい、肌質悪化や老化につながるので避けましょう。
運動については、「エイジングケアによい姿勢とウォーキング | 高岡よしみさん特別寄稿」も参考にしてください。
10)スキンケア
スキンケアでお肌の状態や肌質が改善されるのはご存じの通りです。
特に、年齢を重ねると正しいエイジングケアが大切です。
30代からは、よい肌質をキープしたり、改善するためには、保湿の3大因子である皮脂膜、NMF(天然保湿因子)、角質細胞間脂質が減ってくることから、特にエイジングケアを意識することが大切です。
スキンケアやエイジングケアの基本は、
- 保湿
- 紫外線対策
- 清潔(顔なら洗顔)
の3つです。
この3つについては、「エイジングケアで本当に大切なのは紫外線対策と保湿と洗顔」をご覧ください。
スキンケアでは、この3つの要素を意識して、お肌の細胞の力を高めましょう。
とくに、エイジングケアでは、
- お肌を元からつくる力
- お肌が生まれ変わる力
- お肌が自ら潤う力
のことを考えましょう。
3つの力について詳しくは、
「エイジングケアの意味と目的は?3つの素肌力で美肌を保つ!」をご覧ください。
また、洗顔やクレンジングについては、
「洗顔の正しい知識でランキング不要のオススメの洗顔料の選び方」
「クレンジングの効果アップ!メイク落としの選び方と使い方」をご覧ください。
さらに、紫外線対策は、日焼け止めだけではなく、ビフォーケアやアフターケアも大切です。
なぜなら、どれだけ紫外線対策をしても完全に防ぐことが難しいので、それを補う必要があるからです。
紫外線のビフォーケア、アフターケアについての詳しい情報は、「10年後に差が付く!紫外線のアフターケア」をご覧ください。
いかがでしたでしょうか?
「遺伝」、「性別」、「年齢」を変えることはできませんが、他の要素は自分でコントロールすることが可能です。
つまり、上記3つ以外の7つの要素の工夫で、肌質(お肌のタイプ)は変えることができるのです。
4.肌質(肌タイプ)の特徴
最初にお伝えしたとおり、肌質(お肌のタイプ)は主に4つに分類されます。
ここでは、それぞれの肌質(お肌のタイプ)の特徴を挙げます。
最初にご紹介した簡易診断と合わせて、自分がどんなお肌なのかを確認しましょう。
1)普通肌(ノーマルスキン)
普通肌は、皮脂量が少なめ(バランスがよい状態)で水分量が多い肌質。
角層の状態が健やかで潤いが十分な肌質。
- 肌トラブルに悩むことが少ない
- お肌はしっとりしているがベタつくほどではない
- 気温や室温が変化してもあまり乾燥が気にならない
- 季節の変化などで、乾燥肌やオイリー肌に傾くこともある
- 肌理(キメ)細かくハリやツヤも感じる
毛穴は比較的小さく、目立たない
2)乾燥肌(ドライスキン)
ここでは、肌質を乾燥肌と敏感肌に分けてポイントを示します。
①乾燥肌
乾燥肌は、皮脂量が少なめで水分量も少ない肌質。あるいは肌状態です。
バリア機能の低下やターンオーバーの乱れも。
角層の状態がよくなく、潤い不足の肌質。
- 洗顔後、短時間でツッパリを感じる
- 朝、起きたときカサツキを感じる
- 小ジワが目立つ(目元のしわ、口元のしわ、乾燥によるほうれい線など)
- ちょっとした刺激で肌が赤くなるなどのトラブルが多い
- 肌理(キメ)は細かく、若いときの毛穴は小さく目立たないことが多い
ニキビに悩むことは少ない
②敏感肌
また、敏感肌は乾燥肌が進んでバリア機能が著しく低下した肌質です。遺伝なども原因ですが、肌が乾燥している場合が多くあります。
次のような症状が典型的な症状です。
- 肌荒れや大人ニキビになりやすい
- 洗顔料で顔を洗うと赤くなってしまう
- 普通の化粧品を使っただけで、炎症が起こりお肌がピリピリする
- タオルや衣類などでも、お肌に刺激を感じることがある
- 生理前にお肌が荒れる
季節の変わり目は、お肌の調子が悪く、普段使っている化粧品でも使えなくなる時がある
3)脂性肌(オイリースキン)
脂性肌は、皮脂量も水分量も多い肌質。
角層の状態は比較的よいが脂っぽい。
- 洗顔後、短時間でお肌がテカり、朝起きたときにもテカリを感じる
- お肌の見た目が脂っぽい
- 毛穴の開き・詰まりが気になることが多い
- 若いころから角栓やいちご鼻で悩んでいた
- 加齢とともに、お肌のごわつきや硬さが気になってくる
にきび、吹き出物などもできやすい
4)乾燥性脂性肌(インナードライ肌)
乾燥性脂性肌(インナードライ肌)は、表皮の皮脂量が多くて水分量が少ない肌質。
角層の状態がよくなく、潤いが不足している肌質。
- 洗顔直後はカサツキを感じる
- しかし、少し時間が経つとベタツキを感じる
- かつては乾燥肌だった
- 毛穴が開きやすい
- 肌にハリ感がない
- ニキビや吹き出物に悩むことが多い一方で、お肌のカサツキを感じる場合もある
以上の4つが肌質の基本です。
5)混合肌(コンビネーションスキン)
しかし、最近では、顔の中で乾燥している部分と脂っぽい部分が混在している「混合肌」も肌質の1つとして注目されています。
どんな方でも、お肌の特性からTゾーンはテカり気味で、Uゾーンはかさつき気味です。
混合肌は、その差が顕著な状態です。
30代以降のホルモンバランスの乱れや、間違ったスキンケアが混合肌の原因と考えられています。
なお、デコルテのニキビ対策については、
「デコルテのニキビ対策は、エイジングケアも意識!」をご覧ください。
5.肌質(肌タイプ)別のスキンケア
ここでは、肌質別の具体的なスキンケアの方法についてご紹介します。
どんな方にも100%合うエイジングケアやスキンケアはありません。
だから、自分の肌質に合ったスキンケアを行いましょう。
普通肌以外は肌質改善も必要なので、その点を意識して取り組みましょう。
1)普通肌(ノーマルスキン)のスキンケア
皮脂量と水分量のバランスがよいので、ベーシックなスキンケアで十分です。
つまり、保湿、紫外線対策、正しい洗顔を行えば、大きな問題はないはずです。
また、新しい化粧品やイオン導入など美顔器を使った集中ケアなどを行っても、トラブルに見舞われる可能性の少ないタイプです。
しかし、肌質が普通肌でも年齢とともに皮脂量、水分量ともに減っていくので、30歳以降はエイジングケア化粧品を使うことも考えましょう。
また、基本は普通肌であっても極端に皮脂が少ない方は、摩擦、紫外線、メイクなどの刺激に弱く、かゆみなどを感じやすい場合があります。
お肌のキメが細かく潤いがあるのに、洗顔後に乾燥を感じる場合は、このタイプのお肌の可能性があります。
そんな場合は、刺激の少ない化粧品を使うことや油分の多い保湿クリームを使うこともよい方法です。
普通肌だからと言って油断せずに、しっかり保湿をしましょう。
保湿についての詳しい情報は、「お肌の保湿とは?本当にわかるスキンケアの基本と保湿成分」をご覧ください。
2)乾燥肌(ドライスキン)のスキンケア
乾燥肌(ドライスキン)は、皮脂量、保湿能力ともに低く、外的刺激を受けやすいお肌です。
エアコンの普及や社会への進出に伴うストレスなどによって、日本の女性の多くが乾燥肌(ドライスキン)に悩んでいます。
また、加齢も乾燥肌(ドライスキン)の大きな要因です。
スキンケアとしては、バリア機能を高めることを意識した保湿が大切です。
乾燥肌を改善する基礎化粧品は、化粧水ランキングや美容液ランキング、口コミなどだけに頼らず、しっかりと成分を理解して、自分に合ったものを選びましょう。
保湿成分としては、保湿力の高いセラミドなどが特にオススメの成分です。
なかでも、ヒト型セラミドはヒトのお肌のセラミドと同じ構造なのでオススメです。
他にも、水溶性の保湿成分としては、グリセリン、アミノ酸、コラーゲン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンなどがあります。
また、エイジングケアと保湿を兼ね備えたナールスゲンもオススメの成分です。
乾燥肌の場合は、保湿化粧水だけではなく美容液や乳液、保湿クリームも使うことがベターです。
また、化粧水の中では、拭き取り化粧水や収れん化粧水はアルコール濃度が高い場合が多く、乾燥肌の肌質改善には不向きです。
さらに、メイク落としは、アミノ酸系界面活性剤配合のクレンジングジェルやクレンジングクリームなど、敏感肌でも使えるクレンジング料を使いましょう。
乾燥肌(ドライスキン)の原因については、「乾燥肌の原因は12の要素!メカニズムを知ることで対策」をご覧ください。
また、乾燥肌(ドライスキン)の対策についての詳細は、「乾燥肌の予防や改善対策は、正しいエイジングケアが大切!」をご覧ください。
さらに、乾燥肌はひどくなると敏感肌になる場合があります。
乾燥肌がひどい方やお肌が敏感な方は、「敏感肌を改善!症状・原因と10のエイジングケア対策」に加えて、下記の記事もご参考にしてください。
3)脂性肌(オイリースキン)のスキンケア
皮脂量も水分量も十分な脂性肌(オイリースキン)のスキンケアは、油分を必要以上与えすぎないことが大切です。
つまり、肌質が脂性肌なら、皮脂コントロールが改善のためには大切なのです。
まず、洗顔で不要な皮脂をしっかり落とすことが基本です。
良質な石けんなど、しっかりと皮脂が取れる洗顔料を選びましょう。
お肌に問題がないなら、「石けん」がオススメです。
なぜなら、石けんは必ずしも刺激性が低い洗顔料とは言えませんが、敏感肌や乾燥肌の方以外なら、問題になることは少ないはずです。
石けんは、環境にも優しくすぐに分解されるので、お肌に残らないことを考えれば、よい石けんを使うことが脂性肌(オイリースキン)の洗顔には適しています。
なお、脂性肌(オイリースキン)で角栓に悩む場合は「酵素洗顔」もオススメです。
酵素洗顔の詳しい情報は、「酵素洗顔とパウダーの全て!ランキング無用の正しい選び方」をご覧ください。
また、食事でも脂質の過剰な摂取は避けましょう。
飽和脂肪酸を多く含むバターや牛脂、ラード、ショートニングなども避けましょう。
スキンケア化粧品は、過剰な皮脂分泌を抑制するビタミンC誘導体配合のものがオススメです。
アイテムとしては、ビタミンC誘導体配合化粧水やローション、サッパリタイプのビタミンC誘導体美容液がオススメです。
ビタミンC誘導体の中でも、VCエチルやAPPS(アプレシエ)は、刺激が少ないタイプなので脂性肌のエイジングケアにオススメします。
こってりタイプの美容液や固いタイプの保湿クリームは、油分が多いので避けましょう。
ただし、脂性肌だと思っていたら実は乾燥が原因で皮脂分泌が過剰だったということもあります。
あるいは角栓や皮脂を取りによるバリア機能の低下で、さらに皮脂が増えたり、未成熟な角質が肌表面にある状態にもなるので、過度に皮脂を取ることには注意が必要です。
脂性肌(オイリースキン)の対策について、詳しくは、「脂性肌(オイリー肌)は改善できる!7つの原因と5つの対策」をご覧ください。
脂性肌(オイリースキン)肌のためビタミンC誘導体配合ローション
4)乾燥性脂性肌(インナードライ肌)のスキンケア
皮脂量は多いのに、保湿能力の低い肌質が、乾燥性脂性肌(インナードライ肌)。
原因の1つは、誤って脂性肌(オイリースキン)のスキンケアを行ってきた場合であることが多いのです。
つまり、乾燥を防ごうとして、余計に皮脂の分泌が増えているケースが多くみられます。
乾燥性脂性肌(インナードライ肌)の本質は、「乾燥肌」であることを考えましょう。
もし、サッパリしすぎるクレンジングや洗顔を行っていたなら、即座に止めましょう。
そして、セラミドなど保湿力の高い化粧品成分を含む美容液や保湿クリームを使いましょう。
お肌の表面がべたついているので、保湿クリームは使いにくいかもしれませんが、乾燥が改善すれば、皮脂の過剰分泌も改善する可能性が高いのです。
インナードライ肌について詳しくは、「インナードライ肌の予防と改善の対策はエイジングケアで!」をご覧ください。
また、クレンジング料の選び方は、「インナードライ肌を改善するクレンジング料の選び方と使い方」をご覧ください。
5)混合肌(コンビネーションスキン)のスキンケア
顔の中に、乾燥肌(ドライスキン)や脂性肌(オイリースキン)が混在している混合肌(コンビネーションスキン)のスキンケアは、部分的に替えなければなりません。
そのため、最も緻密なスキンケアが求められる肌質(お肌のタイプ)です。
乾燥しているパーツは、乾燥肌(ドライスキン)のスキンケア、テカりを感じる箇所には、脂性肌(オイリースキン)のスキンケアが必要です。
とは言っても、混合肌の本質は乾燥肌なので、肌質改善のためにはその点を意識したスキンケアやエイジングケアを行ないましょう。
どんな方でも、季節や生活習慣など、最初に説明した10の要素の変化で、「混合肌(コンビネーションスキン)」的なお肌の状態になってしまうことがあります。
混合肌の対策について、詳しくは、「混合肌の原因と改善の対策は、スキンケアと日常生活にあり!」をご覧ください。
6.肌質(肌タイプ)の改善にエイジングケアの視点は大切
肌質を改善にする際には、年齢に応じてその特徴や機能の低下を踏まえたスキンケアが必要です。
また、エイジングケア化粧品も自分に合ったものを選ぶことが大切です。
つまり、肌質の改善を考えるには、常にエイジングケアの視点が大切なのです。
1)肌質改善のポイント
ここでは、特にエイジングケアを考える際に、大きな影響を与える要素とそれを踏まえた肌質改善のポイントについて紹介します。
肌質(肌タイプ)を決める要素の1つである年齢。
また、それと深い関係にあるのが女性ホルモンと体温です。
女性ホルモンは、30代半ばから後半以降は加齢とともに減少してしまいます。
エストロゲンは保湿やコラーゲン産生と関係していますし、プロゲステロンは皮脂分泌と関係しています。
これらの分泌は、加齢によってともに低下します。
そのため、誰でも年齢とともに皮脂量やお肌の保湿能力が低下するのです。
そして、肌質は乾燥肌(ドライスキン)に傾いてしまうのです。
さらに40代後半または50代の閉経後は、エストロゲンの分泌量がほとんど無くなってくるため、その傾向はさらに強くなります。
先ほども、お話しましたが、大豆食品などのエストロゲン様作用のあるものを摂ることも肌質改善の手段の1つです。
肌質改善のもう1つのポイントは「体温の低下」。
年齢とともに、体温や基礎代謝の低下の影響で低温化傾向にあります。
その理由は完全に解明されているわけではありませんが、運動機能や生理機能の衰えが関係していると考えられています。
体温の低下は、基礎代謝、免疫などを低下させるため、血管やリンパ管のはたらきも弱くなり、お肌へ届く栄養も減ってしまいます。
だから、肌質改善のためには、身体を少しでも暖かい状態にすることが大切です。
最近では、「温活」という言葉も生まれ、多くの女性が冷え防止など体温を保つ活動を行っています。
これは肌質改善のエイジングケアとしてはよい方法です。
温活については、「温活でエイジングケア!冷え性対策、まずは足元から始めよう」を参考にしてください。
このように、年齢にともなう女性ホルモン減少や体温低下の傾向は全ての方に起こることです。
こうしたことから、肌質改善のためには、常に年齢を考えたエイジングケアを意識することが大切なのです。
最初にお話しましたが、私達はお肌の老化と関係の深い要素が年齢ごとにどのように変化するのかを「お肌のエイジングインデックス」という、レーダーチャートに表しました。
年齢ごとのお肌の状態や肌質を改善するためには、年齢によるお肌の影響を考え、年齢に合わせたエイジングケアが大切なのです。
2)肌質改善のためのエイジングケア化粧品
肌質が普通肌以外の場合、さまざまな肌悩みが目立ちやすくなります。また、老化も早くなります。
だから、20代の若い時代からスキンケアで予防美容を行うことが大切です。
また、30代以降はエイジングケア化粧品を上手に選んで正しく使うことも大切です。
肌質別にエイジングケア化粧品を選ぶためのポイントは、大きく分けて2つです。
普通肌の方は、基本的にはどんな化粧品も使えます。
乾燥肌や乾燥性脂性肌(インナードライ肌)は、敏感肌用の化粧品を選べばよく、脂性肌の方は、皮脂コントロールを意識してビタミンC誘導体などを配合したものを選べばよいでしょう。
さまざまな観点からエイジングケア化粧品をランキングや人気などに頼らず選びたい方は、こちらもご参考にしてください。
また、肌質と年齢を意識したエイジングケア化粧品の選び方については、次に記事をご覧ください。
*50代のエイジングケアと化粧品の選び方と大切な7つの真実!
*60代・70代でも大切!エイジングケア化粧品の選び方と使い方
7.美容医療や医薬品による肌質改善
1)市販の医薬品による肌質改善
市販の医薬品でも肌質の改善が可能です。
インターネットでも買えるのが、「第三類医薬品」です。
第三類医薬品とは、服用することで体調に影響があったとしても日常生活に支障を来すには至らないレベルのものが区分されます。
そんな中で、アスコルビン酸(ビタミンC)、トコフェロール(ビタミンE)、リボフラビン(ビタミンB2)、ピリドキシン(ビタミンB6)、シアノコバラミン(ビタミンB12)などを配合した医薬品で、お肌の悩みに効能・効果があるのがロスミンローヤルです。
ビタミンCには、皮膚や粘膜の正常な働きを助けるとともに、抗酸化作用があります。
ビタミンEには、抗酸化作用があります。
また、血行に障害をあたえる過酸化脂質ができるのを抑えて、血行を改善します。
そのため、腰や首、手足の冷えやしびれを和らげる効果が期待できるのです。
ビタミンB2は、脂肪の代謝に関与し、エネルギー産生に欠かせない成分です。
また、ビタミンCやビタミンEのはたらきをサポートします。
ビタミンB6は、たんぱく質からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の正常な働きを助けます。
シアノコバラミンには、悪性貧血を防ぐ、神経機能を正常に保つ、睡眠のリズムを整える、たんぱく質やアミノ酸の合成をサポートするなどの作用があります。
こうしたビタミンの力とこれらの成分とシャクヤク、ニンジンなどの生薬を配合した医薬品の1つが、ロスミンローヤルです。
効果効能は、次の通りです。
- しみ、そばかす、にきび、はだあれ、小じわ
- 肩こり、腰痛、神経痛
- のぼせ、目まい、耳なり
- 冷え症、手足の冷感、腰部冷感
- 妊娠授乳期・病中病後・肉体疲労・食欲不振などの場合の栄養補給
肌悩みの解消や肌質改善の選択肢の1つして、比較的、安心して飲める医薬品です。
2)肌質改善は、医師や薬剤師に相談することも大切
セルフケアで色々と試してみても、肌質が改善しない場合は医薬品、漢方、美容医療などに頼るのも1つの方法です。
いくら頑張ってもシミが増えてしまったり、ほうれい線やシワが改善しないなど肌質だけではなく、も気になる場合もありますね。
今では、レーダーをはじめとするさまざまな医療機器や手技などの選択肢が広まっていますし、自分の線維芽細胞を取り出して再注入する再生医療なども可能です。
もし自力での肌質改善が難しいと感じるなら、皮膚科、美容外科などの専門家と相談してみるのもよいでしょう。
美容医療による肌質改善の方法をいくつかご紹介します。
①お肌の再生治療で肌質改善
お肌が元から持つ再生能力を引き出すことで、肌質の改善を図る治療です。
★フラクセル3デュアル
レーザーでお肌に細かい穴をあけ、皮膚を刺激することでターンオーバーを促します。
その結果、お肌の細胞の入れ替えが早まります。
コラーゲンの産生も促進するため、肌トラブルや肌質の改善が期待できます。
毛穴の開き、ニキビ跡、小じわ、シミ、くすみ、肝斑などに効果が期待できます。
★PRP療法
自分自身の血液の血小板成分を取り出し、それをお肌に注入すること治療法です。血小板成分には、多くの成長因子を含まれるので、お肌の細胞を再生するはたらきが期待されます。
小じわ、毛穴の開き、くすみ、乾燥肌、敏感肌などに効果が期待できます。
★ダーマローラー
微小な針付のローラーで、肌にとても細かい穴をあける治療法です。
真皮への刺激によって、線維芽細胞の活性化や成長因子の分泌を促しコラーゲンの産生を促進します。
毛穴の開き、ニキビ跡、小じわなどに効果が期待できます。
②美容成分をお肌に補給して肌質を改善する治療
★水光注射(ダーマシャイン)
ヒアルロン酸をはじめアミノ酸、ミネラル、ビタミンを直接お肌に注入して、お肌の改善を図る治療法です。
小じわ、肌のキメ・はり・ツヤ、乾燥、くすみなどに効果が期待できます。
肌質改善のための美容医療を受ける際は、信頼できる専門医としっかり相談して、納得した上で治療を受けてくださいね。
8.肌質改善のまとめ
肌質(肌タイプ)の簡単な診断方法、肌質(肌タイプ)ごとのスキンケア、そして改善の方法についてご紹介しました。
いかがでしたか?
また、肌質(肌タイプ)の特徴とそれぞれに合ったスキンケアやエイジングケアや改善方法についてもご紹介しました。ご理解いただけましたでしょうか?
肌質(肌タイプ)は、皮脂の量と水分量によって分けることができますが、ここで紹介した10の要素によって変化します。
さらに、どんな肌質であっても、コントロール可能な要素を工夫すれば、改善することが可能です。
だから、あきらめる必要はないのです。
肌質そのものに過度にこだわらず、正しいスキンケアやエイジングケア、さらに日常生活で健やかな素肌を目指しましょう。
自分自身の肌質を知って、上手なスキンケアを実践いただければ幸いです。
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※1引き上げるように動かすこと ※2年齢に応じた肌ケアのこと
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
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