肌にツヤがあれば、明るい印象をあたえ、とても若々しく見えますよね。
あなたも、そんなツヤ肌に憧れるのではないでしょうか?
肌のツヤは、主に肌表面の健康状態で決まりますが、その要素やメカニズムをご存知でしょうか?
この記事では、そんな肌のツヤについてしっかり学んで、ツヤを失うことなくキープするための方法や、なくなったツヤを取り戻す方法を幅広くご紹介します。
いつまでもツヤのある若々しい素肌を目指すため、ぜひ、チェックしてくださいね!
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- 肌のツヤとは、「表皮の状態を反映した光の反射による肌の見え方」のことです。肌の透明感とも大きな関係があります。
- 肌のツヤに影響を与えているのは、肌理(キメ)と角質層の健康状態です。角質層に潤いが十分なら健康な状態を維持できます。
- 肌のバリア機能やターンオーバーが正常であれば、潤いがあり、肌理(キメ)の整った透明感のある肌をキープできるので、肌にツヤがもたらされます。そのためには、正しいスキンケアやエイジングケアが大切です。
- 肌の真皮の状態、肌のハリも肌のツヤに影響を与えます。だから、ハリとツヤはセットで語られることが多いのです。
- 肌のツヤは、保湿と紫外線対策、清潔に加えて、血行を促進することや正しい生活習慣でキープしたり、取り戻すことが可能です。つまり、スキンケアやエイジングケアに加えてインナーケアが大切なのです。
化粧品上級スペシャリスト&京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事
ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。
エイジング美容研究家、美容ライター
ウェブや雑誌などに美容コラムを執筆する傍ら、テレビやラジオ、新聞、雑誌などのメディアやコスメブランドの広告などへの出演、執筆も行う。
*乾燥肌の原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
CONTENTS
1.肌のツヤを取り戻したいあなたへ
「肌のツヤとは?無くなる原因と改善・取り戻す方法と対策」をお届けします。
肌のツヤは、美肌のための条件の1つ。
いつまでも若々しい肌でいるためには、肌のツヤはとても大切ですね。
肌にツヤがあれば元気そうに見えますし、性格まで明るいイメージを持たれるので、男性にも女性にも好印象を与えます。
そんな肌のツヤは、ご存知のとおりファンデーションやメイクで演出することが可能です。
しかし、本当に大切なのは、スッピンの肌のツヤ。
なぜなら素肌にツヤがなければ化粧ノリも悪くなって、メイクでもツヤ肌を演出するのが難しくなるから。
やはり、エイジングを重ねても、素肌のツヤはキープしたいですね。
そのためには、肌にツヤをもたらす要素やメカニズムをしっかりと理解することが大切です。
また、肌のツヤが無くなる原因を知ることで、ツヤを取り戻す対策や改善の方法もわかります。
この記事では、肌のツヤをキープする方法を幅広くご紹介します。
スキンケアやエイジングケア、またインナーケアまでご紹介します。
「肌のツヤってそもそも何なの?教えて!」
「肌のツヤってハリと違うの?また、キメとはどう違うの?」
「肌のツヤがなくなった気がするので早く取り戻したい!何をすれば良いの?」
「テカリ肌とツヤ肌ってどこでわけられるの?」
「カサカサの肌をツヤツヤの肌にするには?どんなスキンケアが良いの?」
などの疑問がある女性は、必見の記事です。
正しいエイジングケアの知識で、肌のツヤのキープや改善のための対策を実施しましょう。
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2.肌のツヤとは?
1)肌のツヤって?
肌に関する言葉は、たくさんありますが、ツヤやハリという言葉はとてもよく聞く言葉。
そして、ツヤとハリは、セットで使われることがあります。
このツヤやハリのある肌とは、どんな肌でしょうか?
ツヤのある肌といえば、ほかの表現では、きめ細かな肌、湯上りたまご肌、透き通る肌、玉の肌などさまざまです。
これらの表現はどれも感覚的な言葉ですね。
実は、「肌のツヤ」を定める定義があるわけではないので、見た目のイメージや主観で語られる表現なのです。
私たちは、肌のツヤがあるか、ないかは、「表皮の状態を反映した光の反射による肌の見え方」で決まると考えています。
ツヤのある肌とは、肌の表皮、特に角質層の状態が健やかであって、光が均一に反射して見える肌です。
もちろん、この状態は、ファンデーションなどメイクである程度は「つくる」ことができますが、根本的な「ツヤ肌」のためには素肌の健康状態こそが大切なのです。
具体的には、肌のツヤには、肌の肌理(キメ)が大きな影響を与えています。
肌の肌理(キメ)は、皮膚が盛り上がった皮丘(ひきゅう)と谷である皮溝(ひこう)によって形作られます。
肌の表面全般で、この皮丘と皮溝の落差がほどよくあれば、肌はふっくらした状態であり、角質の水分も十分な状態です。
これは、皮溝の深さは均一であり、密度もバランスよく分散されている状態です。
見た目では、皮溝と皮丘でつくられた立体の中に水が入った柔らかなブロックが整列したようなイメージです。
これが、肌理が整った肌です。
もう1つは、肌の角質層の中に余計なものがなく、水分をはじめ必要なものが適度にあることも大切です。
最も余計なものは、メラニンです。
このメラニンが無ければ光の反射は乱れません。
肌理も整い、メラニンによる反射の乱れのない状態が透明感のある肌です。
この状態であれば、肌は光を均一に反射して、肌にツヤのある状態をもたらすのです。
このように、肌のツヤは主に表皮の状態に左右されているのです。
2)ツヤ肌とテカリ肌はどう違うの?
先ほど、肌のツヤは、角質層の水分が適度にある状態とお話しました。
水分に加えて、肌の状態や肌質に影響を与える要素は、肌表面の皮脂などの油分の量です。
ツヤのある肌では、水分量は十分で油分も適度な状態です。
「適度」とは、肌を手で触れた際に油分が手にあまり付かない状態で、肌はしっとりとした感触がある状態のことです。
しかし、肌を手で触れた際に、手に油分がたくさんつくと感じたり、肌にべたつきを感じたら、テカリのある状態です。
ツヤのある肌の方でも、鼻やおでこ、頬などの皮脂の分泌が多いパーツはテカりやすい傾向にあります。
また、インナードライ肌の方は、ツヤが無くテカりますし、脂性肌の方もツヤがあるというよりテカっているというイメージに近いものです。
つまり、ツヤとテカリの違いは、油分の量の違いなのです。
3)ツヤ肌とマット肌の違いは?
では、ツヤのある肌とマット感のある肌ではどう違うのでしょうか?
肌の状態を表す言葉は、主観的、感覚的なものなので、なかなか難しいですし、定義もありませんが、ツヤのある肌より若干、水分量の少ない状態で、透明感が少し減った肌がマット肌です。
マット肌からさらに水分量が減ってしまえば、カサカサした肌、つまり乾燥肌になります。
このツヤ肌とマット肌は、ファンデーションの使い方との関係で語られることが多く、マット肌を演出するならパウダーファンデーションを、ツヤ肌を演出するならクリームファンデーションが選ばれるケースがよくあります。
下の図は、ツヤのある肌、テカリ肌、マット肌、カサカサ肌、ベタベタ肌を水分量と油分の量で表したイメージです。
肌の水分量は、保湿化粧水や美容液、保湿クリームによる保湿の状態、汗、さらにはベースメイク顔料の種類などで変わるので、一定ではなく比較的よく変化します。
ですから、水分と油分のバランスで肌の見え方が変化するのです。
<ツヤのある肌の水分と油分>
このように肌の状態を表す言葉は、ハリ、ツヤ、テカリ、マット、カサカサ、ガサガサなどがありますが、いずれも表皮の水分と油分の量で決まるのです。
4)メイクで工夫することも必要
素肌のツヤは大切ですが、多くの女性はメイクをします。
メイクで失敗するとせっかくのツヤがテカリに見えてしまうことも。
そんな失敗を防ぐポイントは、Tゾーンのテカリを抑えることです。
Tゾーンは皮脂分泌量が多く、それがテカリの原因となってしまいます。
収れん効果のある化粧水などでスキンケアをしたり、化粧崩れ防止効果の高い化粧下地を使ったりしてテカリを防ぎましょう。
また、ファンデーションやフェイスパウダーなどでマットに近い質感の肌に仕上げるのもひとつの手です。
特に、小鼻や額の生え際、鼻と口の間がテカって見えないように、マットに近い質感にすることで、頬の高い部分などのツヤを際立たせ、若々しい肌を演出することができます。
5)肌のツヤとハリの関係は
では、肌のツヤとハリはどんな関係にあるのでしょうか?
肌のハリについては、「肌のハリとは?弾力が無くなる原因と取り戻すための方法・対策」で詳しく取り上げていますので、ここではポイントだけを紹介します。
ハリのある肌とは、重力に負けないで「ピーン」と張った状態の肌のことで、見た目も弾力に富んで、たるみのない肌です。
肌のハリは、引っ張ったときの強度と押したときの戻りで測ることができるものです。
そんな肌のハリは、真皮の状態や表情筋、皮下組織と深い関係があります。
一方で、肌のツヤは、お話したとおりで肌の表皮、表面の状態に影響される部分が大きいのです。
ここで大切なことは、次の2つです。
- 肌にハリがあっても、ツヤがなければ、肌はハリがあるように見えない
ハリがない肌だと肌表皮の形も整わなくなるので、ツヤは出にくい
このように、ツヤのある肌を目指すには、同時にハリのことも考える必要があります。
ここで知っておいていただきたいのは、表皮と真皮の改善に要する時間軸の違いです。
表皮の肌状態の改善は、ターンオーバーの期間、つまり、約1カ月から数カ月単位で考えることができますが、真皮については新陳代謝が3~5年と長いので改善には時間がかかります。
つまり、肌のツヤはハリよりも取り戻すのが比較的容易と言えます。
とはいっても、先ほどもお話したとおり、肌のハリはツヤを支えているので、真皮の状態も大切であることはいうまでもありません。
真皮は一度、衰えると改善するのは難しいので、エイジングケア化粧品に加えて日々のアンチエイジングを意識した生活習慣によって、からだや肌の老化を予防することが大切なのです。
3.肌にツヤをもたらす要素は?
肌のツヤに影響を与えるのは、肌の肌理(キメ)や肌の透明感であるとお伝えしました。
ですから、肌のツヤを決める要素については、肌の肌理(キメ)や肌の透明感が何によって決まるかがわかればよいですね。
それは、次の2つです。
- 肌のバリア機能が正常に保たれていること
ターンオーバーが正常であること
この状態は、肌が十分に保湿された状態です。
バリア機能は、次の3つが大きな要素です。
皮脂膜は、皮脂腺から出る皮脂と汗腺から出る汗などが混じってできる油分で、肌を天然のヴェールで包んでうるおいを逃がさないようにします。
天然保湿因子は、ターンオーバーの過程でできるフィラグリンというたんぱく質が分解されてできるアミノ酸類や、クエン酸塩、尿素などからできています。水分を吸着することでうるおい肌に閉じ込めます。
角質細胞間脂質は、主にセラミドやコレステロールからできていて、水分を挟み込んでラメラ構造をつくっています。
この3つが適度な量であれば、ターンオーバーも正常にはたらくのです。
これら以外でも、肌のバリア機能を関係が深いものがあります。
たとえば、肌の中で隣り合う上皮細胞同士が密着し、肌の中の成分が細胞と細胞の間を通過するのを防ぐタイトジャンクション、角質細胞を包む膜であるコーニファイドエンヴェロープもバリア機能と深く関係しています。
また、皮膚常在菌のバランスも肌の健康に大切な要素です。
ターンオーバーが正常であれば、メラニンも適切に排泄され、透明感のある肌が維持できるので、ツヤのある肌を導くことができます。
さらに、肌の状態はもちろん、からだの健康状態もよく血液やリンパの流れもよければ、必要な栄養素が十分に肌に届くとともに、不要な老廃物が排泄されます。
これらの条件が揃っていれば、ツヤのある肌に整うと考えられます。
<参考記事>
*タイトジャンクションを守る!バリア機能正常化と敏感肌対策のコツ
*CE(コーニファイドエンベロープ)を守り敏感肌から解放された美肌へ
*皮膚常在菌の種類と働きを知って一歩進んだエイジングケアで美肌へ!
4.肌のツヤがなくなる原因
1)肌のツヤがなくなる直接の原因は?
今、肌のツヤの要素についてお話を進めました。
具体的には、次の3つの要素に問題がある時に肌のツヤがなくなると考えられます。
- バリア機能の低下
- ターンオーバーの乱れ
血液やリンパの流れの滞り
①バリア機能の低下
バリア機能を低下させるいちばんの要因は、肌の乾燥です。
肌の中の表皮のもっとも表面にある角質層の水分量が減少すると、肌は乾燥し、バリア機能が低下します。
これが、肌のツヤがなくなる大きな原因です。
②ターンオーバーの乱れ
ターンオーバーは、バリア機能の低下や加齢ほかさまざまな要素で乱れます。
ターンオーバーは、速すぎても遅すぎても問題で、適切なスピードで行われることが大切です。
たとえば、毛穴の黒ずみや角栓が目立つ、肌のテカリといった肌悩みもターンオーバーが過度に促進され、角質細胞が未成熟にできあがってしまったことが関係しています。
そして、これらの肌悩みがツヤを減らす原因にもなります。
③血液やリンパの流れの滞り
血管を流れる血液の色も肌の色に影響を与えます。
血行不良が原因の肌悩みとしては、くすみや目の下のくま(青くま)があります。
これらが目立っていると、肌のツヤは失われます。
また、リンパの流れが滞ると顔のむくみの原因になってしまいます。
むくみがあると肌表面の均一性も保たれにくくなるので、やはり肌のツヤ不足につながります。
<参考記事>
*毛細血管のゴースト化でコラーゲンも老化!美肌を取り戻す方法
2)肌のツヤがなくなる原因のそのまた原因は?
加齢は、肌の老化の原因であり、ツヤがなくなる原因の1つです。
しかし、加齢以外にも肌のツヤの低下につながる要素はたくさんあります。
①肌の乾燥
肌の乾燥は、ありとあらゆる肌悩みと関係しています。
乾燥肌の原因である大気の乾燥、大気汚染、花粉、女性ホルモンのバランスの乱れや減少、乱れたライフスタイル、アトピー性皮膚炎や乾皮症などの皮膚病、間違ったスキンケアや化粧品の使い方なども間接的に肌のツヤがなくなる要素となりえます。
②紫外線のダメージ
紫外線ダメージは、乾燥肌の原因やシミ、くすみの原因になるので肌のツヤがなくなる原因となります。
もちろん、紫外線のダメージは真皮の衰え、線維芽細胞、コラーゲン、エラスチンにも大きな影響を与えます。
③誤ったスキンケア
誤ったスキンケアも乾燥肌やバリア機能低下などの原因になるので、肌のツヤがなくなる原因の1つです。
脱脂力の強いクレンジングや刺激の強い洗顔などがバリア機能低下の原因になります。
そのほか、1日に何度も洗顔することや熱いお湯で顔をすすぐこと、自分に合わないスキンケアアイテムの使用なども肌のツヤがなくなることがあります。
④冷えや顔冷え
からだの冷え(冷え性や低体温)や顔冷えなども血行不良の原因になるので、肌のツヤが減る原因の1つです。
顔冷えとは、気温の低下などによって顔の血管が収縮して血行が悪くなることです。
その結果、顔の肌の体温が下がって、酸素や栄養分が十分に肌の細胞に届かなくなります。
⑤乱れたライフスタイル
偏った食生活、乱れた食習慣、睡眠不足や過労などストレスの多い生活習慣も肌のツヤがなくなる原因の1つです。
もちろん、乱れたライフスタイルは、肌のツヤだけでなくハリがなくなる原因にもなり、ほかの肌悩みや肌老化の原因となります。
ですから、ツヤ肌をキープするには、日々の生活習慣が土台になるのです。
健やかな肌のための生活習慣については、「アンチエイジング的生活習慣は肌老化予防にエイジングケアより大切」を参考にしてください。
3)気をつけたいパーツはここ!
肌で特に気をつけたい顔のパーツは、目元や口元。
なぜなら、目元や口もとは皮膚が薄く外部の刺激を受けやすので、乾燥しやすいパーツです。
ですから、目元のハリやツヤは失われやすく、口元も同様です。
特に、2020年から続く新型コロナウイルス感染予防のためのマスク生活で、口元の肌荒れやニキビなどのリスクが高まっています。
そのため、口元の肌のツヤにも悪影響を及ぼしています。
肌のツヤやハリを考える上でも目元や口元は、特に意識してスキンケアやエイジングケアが必要なパーツといえます。
<参考記事>
*マスクによる肌荒れ・肌ダメージを防ぐ!選び方と使用時のスキンケア
5.肌のツヤを出すためのスキンケア
肌の土台である真皮の状態に大きな問題がなければ、肌のツヤを出すためのスキンケアやエイジングケアを行うことで、比較的、短期間で結果に結びつく見込みがあります。
そうなれば、ファンデーションや化粧下地などでツヤ肌を演出することも容易です。
肌が健やかなら、ファンデーションのパウダーが皮丘にも皮溝にもしっかりとバランスよく行きわたるので、パウダー粒子がうまく光を反射し、肌がツヤっぽく見えるのです。
また、化粧崩れもしにくくなります。
そんなツヤ肌を手に入れるためのスキンケアを考えましょう。
といっても、ここまでこの記事をしっかり読めばお分かりかと思いますが、肌のツヤを出す、あるいは取り戻すスキンケアやエイジングケアに特別な方法があるわけではありません。
- バリア機能が正常でセラミド、天然保湿因子、皮脂膜が過不足なくあり、肌が十分に潤った状態
ターンオーバーが正常で不要な角質が適切な速度ではがれ、メラニンも排出されている状態
この状態であれば、肌の肌理は整い、均一に光が反射されて、ツヤのある肌に見えます。
この状態をキープする、あるいはこの状態を取り戻すためには、スキンケアの基本である清潔、保湿、紫外線対策を適切に行うことが大切です。
さらに、先ほどお伝えした肌のツヤをなくす原因を1つ1つ解消していけばよいのです。
また、今、肌のツヤが十分にキープできていたとしても、エイジング自体がリスクの1つになります。
ですから、30代、40代、50代と年齢が進めば進むほど、エイジングケアを強く意識しましょう。
1)適切なクレンジングと洗顔で肌を清潔に
肌のツヤを保つ第一歩は、肌を清潔に保つこと、つまり、正しい洗顔やクレンジングを行うことです。
肌のツヤに悪影響を与えるのは、摩擦や刺激、脱脂力の強い洗顔料やクレンジング料を使うことなどです。
なぜなら、肌のバリア機能の低下の原因となり、肌の乾燥をもたらすからです。
保湿に必要な肌の成分であるNMF(天然保湿因子)やセラミドを守る洗顔を心掛けましょう。
肌質が乾燥肌、インナードライ肌、敏感肌の方は、特に気をつけましょう。
30代以上のエイジングケア世代なら、乾燥肌・敏感肌向けのクレンジング料がおすすめです。
クレンジング料のタイプとしては、クレンジングジェル、クレンジングミルク、クレンジングクリームが、成分としてはアミノ酸系界面活性剤が比較的肌に優しいです。
また、クレンジング中のマッサージは、NGです。
なぜなら、長時間肌にクレンジングをのせていることなどにより肌ダメージに繋がる恐れがあるからです。
一方、メイクや汚れ、不要な皮脂などをしっかりと落とすことも大切です。
なぜなら、古い皮脂やメイクをしっかり洗い流さないと酸化して、過酸化脂質になり、肌老化の原因になえるだけでなく、肌トラブルを引き起こす可能性があるからです。
特に、毛穴の汚れをしっかり落とせるクレンジング料を選びましょう。
クレンジングや洗顔については、次の記事を参考にしてください。
*ダブル洗顔のメリットとデメリット!正しい方法は肌質や年齢で違う
*洗顔の正しい方法と洗顔料の使い方10選!乾燥肌なら特に注意!
2)保湿を工夫してツヤ肌をキープ
肌のツヤをキープする、あるいは取り戻すために最も大切な保湿。
それは、「水分を与える」「水分を保持する」「水分の蒸発を防ぐ」の3つのプロセスがあります。
「水分を与える」は、「水」が担うので、水を多く含む化粧水が得意なプロセスです。
「水分を保持する」のは、美容液が得意でセラミド、プロテオグリカン、ヒアルロン酸、コラーゲンなどが代表的な保湿成分です。
もちろん、化粧水にこれらの保湿成分が配合されるのですが、美容液の方が凝縮されてより高い濃度で配合される場合が多いです。
バリア機能やラメラ構造をサポートするための高保湿な成分がセラミドです。
中でもヒト型セラミドは保水力が高くおすすめです。
セラミドは、油溶性成分なのでセラミド化粧水よりもセラミド美容液、セラミドクリームがおすすめです。
そして、「水分の蒸発を防ぐ」のが、シアバターやスクワラン、アルガンオイルなどの美容オイルです。
これらはすべて保湿に大切な成分なので、肌の状態や季節などに応じて、化粧水、美容液、保湿クリームを上手に使いましょう。
また、保湿のためのスペシャルケアとしては、バイオセルロースのフェイスマスクなどで密閉効果を高めることもよい方法です。
化粧水の使い方は、コットン、パック、パッティング、ハンドプレスなどがあるのでそれぞれの特徴を理解した上で取り入れることによって、肌のツヤのアップに役立ちます。
下記の記事を参考に、上手に取り入れてください。
*化粧水パックのコットンでの失敗で美肌が遠のく!正しい方法は?
*化粧水をコットンで使うことはエイジングケア世代に良いの?悪いの?
*化粧水のパッティングは、エイジングケアにとって良いつけ方?
また、美容液や保湿クリームの使い方は、次の記事を参考にしてください。
*保湿クリームの正しい使い方と塗り方で美肌のエイジングケア!
3)エイジングケアで肌のツヤを取り戻す
保湿を基本としながらも年齢が上がるごとにエイジングケアを意識することもツヤをキープする上で大切です。
具体的には、抗酸化作用のあるエイジングケア化粧品成分の配合されたエイジングケア化粧品を使うことが、ツヤとハリの両方のキープに役立ちます。
抗酸化作用のある成分としては、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体、アスタキサンチン、フラーレン、コエンザイムQ10、レスベラトロールなどが有名です。
また、コラーゲンやエラスチンの産生を増やす成分もあります。
ナールスゲン、ネオダーミル、ビタミンC誘導体やビタミンA誘導体(レチノールやレチノイン酸トコフェリル)、ナイアシンアミドなどです。
中でも京都大学発のナールスゲンは、コラーゲンやエラスチンに加えて、ヒートショックプロテイン47やグルタチオンを増やす作用のある水溶性のエイジングケア化粧品成分です。
ナールスゲン配合化粧水は、おすすめのエイジングケア化粧水です。
これらの成分を取り入れることで、ツヤをキープするためのプラスアルファのエイジングケアが可能です。
そんな基礎化粧品の選び方や年代別のエイジングケア化粧品の選び方は次の記事を参考にしてください。
*60代・70代も大切!エイジングケア化粧品の選び方と使い方
4)フェイスマッサージで血行促進
フェイスマッサージは、血行の促進や老廃物のスムーズな排泄によって肌のツヤをキープしたり、取り戻す対策の1つです。
また、エイジングサインであるくすみ、たるみ、むくみなどの予防も可能です。
フェイスマッサージは、短時間で習慣的に行うことがポイントなので、1度に長時間行ったり、刺激が強いとかえって肌のツヤのキープに逆効果です。
詳しくは、「フェイスマッサージは正しく行うことがエイジングケアに大切!」をご覧ください。
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6.紫外線対策でメラニンをつくらない
肌のツヤを保つために美白を意識して美白化粧水を使うことも選択肢の1つですが、もっと大切なのは、はじめから無駄にメラニンをつくらないことです。
本来、メラニンは肌を紫外線から守るためにできるものなので、紫外線ダメージを避ければメラニンはできません。
肌のツヤをキープして減らさないためには、紫外線を防ぐことが大切なのです。
紫外線対策は、春や夏だけではなく、1年中行うことが大切です。
また、日焼け止め以外でも、日傘やサングラス、衣類などで紫外線対策を行いましょう。
さらには、目や目元の紫外線対策や紫外線を浴びた後のアフターケアも大切です。
紫外線対策については、次の記事を参考にしてください。
*外出時の紫外線による日焼けのアフターケアはビタミンACEで!
7.食べ物や日常生活で肌のツヤを取り戻す
1)食べ物や飲み物で肌のツヤを取り戻す
①肌のツヤのための食べ物
健康でツヤのある美肌のためには、たんぱく質、炭水化物、脂肪の3大栄養素をバランスよく摂ることや、ビタミン類やミネラルも意識して摂ることが大切です。
たんぱく質は、お肉や魚をはじめ大豆食品(豆腐やおからなど)でも摂れますので、いろんなレシピを考えてみましょう。
脂肪では、オメガ3脂肪酸が健康やターンオーバー促進に大切です。
オメガ3脂肪酸は、アマニ油、インチカインオイル、アーモンドなどのナッツ類、サバ、ブリ、さんまなどの青背の魚に豊富です。
さらに、糖化対策や便秘予防なら、食物繊維が豊富で糖質の少ない野菜がオススメ。
ほうれん草やキャベツ、ルッコラ、白菜などがそうです。
肌のツヤをキープする食べ物についての詳しい情報は、次の記事を参考にしてください。
*乾燥肌は食べ物と飲み物で内側から保湿を!おすすめ10の栄養素とは?
*スーパーフードはアンチエイジング・美容・ダイエットに効果!
*アーモンドを食べる習慣のある人は顔のシワが少ない?研究結果発表!
②肌のツヤのための飲み物
水や飲料も肌のツヤのために大切です。
適量の水を飲むことで、肌が内側からうるおい肌にツヤがもたらされます。
また、肌の酸化を防ぐポリフェノールを含むコーヒーや緑茶なども、適量を飲めば肌のツヤにとって効果的です。
肌のツヤをキープする飲み物についての詳しい情報は、次の記事を参考にしてください。
2)生活習慣を見直し、肌のツヤを取り戻す
肌のツヤを取り戻すためには食べ物だけでなく、日々の生活習慣を見直すことが大切です。
ストレスが多いと大人ニキビや肌荒れになったり、一時的な敏感肌であるゆらぎ肌になることがあります。
趣味やスポーツ、お出かけ、旅行、お風呂などでリラックスできる時間を持つこと、笑いのある時間を持つことが大切です。
一方、睡眠不足、運動不足、喫煙は肌のツヤにとってマイナスの影響をもたらします。
肌のツヤをキープする日常生活についての詳しい情報は、次の記事を参考にしてください。
*美肌は質の高い睡眠中に作られる!3つのホルモンを活かす4つの対策
*喫煙(タバコ)で肌老化・スモーカーズフェイスになる原因と対策
8.まとめ
肌のツヤとは何か、またツヤをキープしたり、取り戻す方法について幅広く取り上げました。
肌の状態を表す言葉はたくさんありますが、肌のツヤはその中でもよく登場する言葉です。
肌のツヤは、主に肌の表皮の状態が光で反射されて見える姿です。
そんな肌のツヤは、ターンオーバーの正常化とバリア機能の正常化でキープすることができるのです。
実は、それはスキンケアの目指す肌の状態と一致します。
ぜひ、正しいスキンケアやエイジングケアでツヤのある肌を目指しましょう。
この記事「肌のツヤとは?無くなる原因と改善・取り戻す方法と対策」が、エイジングケア世代の皆様のお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報をご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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