デコルテのお悩みの中でも、ニキビはできてしまうと治りにくく、痕が残ることもあり、やっかいなものの1つです。
また、ほかの皮膚の病気と間違えたり、皮膚科での治療が必要なことも。
原因はさまざまですが、毎日のエイジングケアで予防できることもあります。
デコルテのニキビの予防と改善で、胸元をキレイに保ち、素肌美人をめざしましょう!
- デコルテのニキビは、原因を知ることが大切です。アクネ菌の増殖による炎症が引き金ですが、乾燥、皮脂の過剰分泌、ホルモンバランスの乱れ、シャンプーなどに含まれる成分による外的な刺激なども原因となります。
- デコルテのニキビは、食べ物をはじめとする生活習慣の見直しが予防につながります。甘いものや脂っこいものは控え、バランスの良い食事や十分な睡眠を心がけましょう。
- デコルテのニキビは、保湿で予防が可能です。肌に合うスキンケア化粧品やエイジングケア化粧品で予防&ケアを心がけましょう。
- 紫外線対策やデコルテを清潔に保つこともニキビ予防に大切です。首の周りも日焼け止めを使ったり、枕などの寝具も清潔にしましょう。
- 炎症があるなどデコルテのニキビがひどい場合は、早く皮膚科などを受診して治療を行いましょう。また、見間違いやすい毛嚢炎などの皮膚の病気もあるので、気になる場合は、医師に相談しましょう。
京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事
ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆日本化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
*大人ニキビの原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
*ニキビ痕の原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
CONTENTS
1.デコルテのニキビが気になるあなたへ
「デコルテのニキビの予防と改善対策のスキンケアと治療法」をお届けします。
デコルテのブツブツやニキビに、悩んでいませんか?
特に夏はそんな方が増えますね。
デコルテの肌悩みは、エイジングケア世代の女性でもよく経験します。
そんなデコルテにニキビができてしまうと治りにくく、ニキビ痕が残ることもあり、やっかいなものの1つです。
デコルテラインにプツプツとニキビや肌荒れが目立ってしまうので、Vネックや襟ぐりが広いファッションが着られないなど、薄着の季節は特に気になりますね。
首から鎖骨周辺のお肌は、皮脂腺も少なく、乾燥しやすいパーツなのですが、胸元に近い中央部分は皮脂分泌の多いところ。
女性は、胸と胸の間に汗が溜まりやすいこともあり、エイジングケア世代でもニキビができやすいと考えられます。
また、下着や衣類の刺激を受けるために、炎症をおこして悪化することもあるので注意が必要です。
この記事では、デコルテにニキビができる原因とともに、その予防法やできてしまったデコルテのニキビの改善のためのケア方法やエイジングケアをご紹介します。また、見間違いやすい皮膚の病気や皮膚科などでの治療法についても取り上げます。
気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。
なお、デコルテのお肌の特徴やおこりやすい肌トラブル、エイジングケアのポイントなどについては、「デコルテのケアなら、効果的な化粧品で魅せる素肌へ導く」をお読みください。
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2.デコルテのニキビと間違いやすい病気
1)アクネ菌がデコルテニキビの引き金
ニキビは顔だけではなく、からだの中でも皮脂腺の多い背中や胸元などにもできてしまいます。
首筋から胸元にかけてできるデコルテのニキビは、背中のよりも目につきやすいので、ファッションにも気を遣いますね。
また、デコルテのニキビは、皮脂分泌のさかんな10代の頃はできなくても、20代を過ぎてから、あるいはエイジングケア世代になってからできやすくなるという特徴もあります。
デコルテのニキビは美肌の敵ですね。
ニキビは、皮脂の分泌が多いことと毛穴の先が詰まることで、毛穴の中に皮脂がたまることで始まります。
この状態が面皰(めんぽう)です。
面皰の中は、皮脂が豊富で酸素が少ないため、皮膚常在菌の1つであるアクネ菌(Propionibacterium acnes)が増えやすい環境にあります。
これが、直接的にデコルテにニキビを引き起こします。
アクネ菌によるニキビは、芯があって痛みやかゆみをともなうことが多く、数が増えると炎症を起こして赤いぶつぶつしたニキビや膿がたまったニキビを引き起こします。
また、強い炎症を生じて、毛穴の周りの皮膚に障害を与えると、ケロイド状に盛り上がったり凹んだりしてニキビ跡を残すこともあります。
2)デコルテのニキビは毛嚢炎かも?
デコルテのニキビかと思った赤いブツブツは、「毛嚢(のう)炎(毛包炎)」と呼ばれる皮膚の病気の可能性もあります。
1つには、マラセチア菌が原因の場合があります。
この場合、芯がない小さなぶつぶつが広範囲に見られますが、痛みやかゆみは少ないといった特徴があります。
デコルテは、マラセチア菌によるニキビができやすいパーツです。
ただし、医学的には、マラセチア菌によるニキビは、「マラセチア毛包炎」という病気でニキビとは区別されます。
また、悪玉菌である黄色ブドウ球菌などの細菌のほかに、真菌(カビの一種)が原因で毛包炎起こることも多いといわれています。
細菌や真菌が毛穴の奥の毛包という皮膚組織層まで侵入し、過剰繁殖することが原因です。
増えすぎた細菌や真菌によって、毛穴のある場所にボツボツした発疹ができ、周囲に赤みが起こるのです。
3)化学物質や金属による皮膚炎
デコルテや首に使う化粧品などで、化粧品かぶれになることもあります。
また、デコルテに触れる金属がアレルゲンとなって起こる接触皮膚炎もあります。
これらも赤みや発疹をともないますが、ニキビではありません。
3.デコルテのニキビの原因は?
デコルテのニキビの原因は、肌の常在菌バランスが崩れることです。
また、pHも酸性からアルカリ性に傾いていることが多くなります。
ここでは、デコルテのニキビの直接的な引き金となるアクネ菌や、そのほかの菌が増える原因を取り上げます。
<参考記事>
*美肌づくりに欠かせない「美肌菌」!増やすためのプログラムとは?
*敏感肌では皮膚常在菌の1つ表皮ブドウ球菌が少ない!改善法は?
*発見!季節や年齢肌で皮膚常在菌に違い。お肌でどんな変化が起こってる?
<参考書籍>
*皮膚常在菌ビューティ!(川上愛子 著、株式会社ワニブックス)
1)乾燥がデコルテにニキビの原因に
首から鎖骨にかけては皮脂腺が少なく、乾燥しやすい部分です。
また、顔は念入りにスキンケア、エイジングケアしても、デコルテのケアは怠りがち。
しっかり保湿しているという人は少ないのではないでしょうか。
こうしたお手入れ不足に加え、入浴時にボディタオルを使って、からだのほかの部分と同じようにデコルテをゴシゴシ洗うと、さらにお肌は乾燥が進みます。
お肌の乾燥は、お肌のバリア機能を低下させ、また角質の水分が不足して厚くなり、毛穴を角質が塞いでしまうことからニキビや吹き出物ができやすいのです。
冬のエアコンで乾燥肌になることや静電気なども原因になることがあります。
<参考記事>
*乾燥肌は静電気を感じやすい~冬に大切な保湿とエイジングケア~
2)皮脂や汗の過剰分泌でニキビに!
デコルテゾーンでも、胸元は汗腺や皮脂腺が多く、汗でむれたり皮脂や汚れがたまりやすく、毛穴が詰まることからニキビができやすくなります。
特に、胸と胸の間は汗がたまりやすく、下着による締め付けなども影響して、ニキビやあせもといった肌トラブルがおこりやすいので、つねに清潔にしておきたい部分といえます。
3)ホルモンバランスの乱れ
デコルテのニキビは、女性ホルモンバランスの乱れによってできやすくなることも。
強いストレスを感じると、ストレスホルモンとも呼ばれる副腎皮質ホルモンが多く分泌され、皮脂腺のはたらきが活性化し、皮脂過剰に。
毛穴に皮脂が詰まりやすくなり、デコルテのニキビの原因になるのです。
また、ホルモンバランスが崩れることにより、お肌のターンオーバーが乱れ、古い角質と皮脂が混ざって毛穴を塞いでしまいます。
女性の場合は生理周期、さらに睡眠不足、偏った食生活などもホルモンバランスの乱れにつながるので、特に注意が必要です。
<参考記事>
*女性ホルモンのはたらきを知って更年期対策とアンチエイジング!
4)摩擦や刺激、蒸れやすいことでニキビに
入浴の際、ボディタオルで強くこすって洗うなど、摩擦もデコルテのニキビの原因になります。
また、下着や衣類など、お肌に触接触れる素材からの刺激も、炎症を悪化させると考えられます。
さらに、蒸れやすいこともデコルテのニキビの原因です。
デコルテは、衣類で覆われていることが多いので、蒸れると菌が繁殖して肌荒れやニキビの原因になるのです。
5)すすぎ残し
洗い流した後のシャンプーやヘアーコンディショナー、ボディソープがお肌に残ってしまうこともデコルテのニキビをできやすくします。
なかでも、ボディソープには、洗いあがりのお肌がしっとりするように油分が多く含まれているものもあり、毛穴が詰まる原因になるのです。
また、長い髪の場合、洗い流さないトリートメント剤などが毛先に付いていると、デコルテを刺激することもあるので気をつけたいですね。
6)紫外線ダメージ
夏に強い紫外線を浴びるとからだがダメージを受けます。
つまり、紫外線によって免疫の低下が起こるのです。
その結果、感染に弱くなり、皮膚常在菌のバランスが崩れて細菌や真菌(カビ)が必要以上に増殖することがあります。
それが、デコルテのニキビの原因になることがあります。
7)下着や寝具の汚れ
夏などは下着が汚れていたり、枕などの寝具が汚れていると菌が増殖しやすくなります。
それがデコルテについてニキビや肌荒れの原因になることがあります。
4.デコルテのニキビの予防のために
デコルテのニキビの原因について、おわかりいただけましたか?
では、次に、デコルテのニキビの原因を取り除き、ニキビをできにくくするための予防方法や対策について説明します。
デコルテのニキビを予防するポイントは、7つです。
1)常に清潔を心がけてニキビ予防
基本的なことですが、汗をかいたらこまめにふき取る、シャワーや入浴で皮脂や汚れを洗い流す、肌に触れる下着や衣類は清潔なものを身につけるなど、デコルテを清潔に保つことを心がけましょう。
ただし、洗うときには、強くこするなどの洗いすぎは乾燥の原因にもなるので、やさしく洗うことがポイント。
シャンプーやボディソープがからだに残らないように、しっかりと洗い流すことも大切です。
2)保湿も大切な予防対策
顔と同じでデコルテをしっかり保湿することが大切です。
お手持ちの保湿化粧水やエイジングケ化粧水を使って保湿することで、デコルテのニキビが予防できます。
デコルテの中でも胸元は汗腺や皮脂線が多く、ニキビができやすいパーツです。
肌質がオイリー肌ならビタミンC誘導体化粧水などを使うことがオススメです。
一方、首や鎖骨周辺は汗腺や皮脂腺は多くありませんので、より保湿を意識しましょう。
このパーツには、ボディクリームや保湿クリーム、美容液などを使って乾燥肌対策をすることもよい方法です。
<参考記事>
3)刺激を避けてニキビ予防
化学繊維の衣類による摩擦もデコルテのニキビの発生や悪化の要因になるため、コットンなど、肌触りや通気性のよい素材を選ぶようにしましょう。
また、髪の毛をロングにしている場合などは、毛先がデコルテに触れないように束ねておくといいですね。
4)食事や睡眠などの生活習慣が大切
ホルモンバランスは、不規則な生活やストレスによって崩れてしまうため、食事や睡眠といった日常生活を見直してみることも大切です。
睡眠不足が続くと、お肌のターンオーバーが正常にはたらかなくなり、角質がたまることでニキビを誘発することがあります。
睡眠時間の確保とともに、質のいい睡眠がとれるよう心がけましょう。
食事面では、脂っこいものや香辛料などは避け、野菜や果物などビタミンを豊富に含む食品を積極的に摂取しましょう。
特に、お肌の新陳代謝を促進するビタミンAをはじめ、皮脂の分泌を抑えるはたらきのあるビタミンB1、B2、抗酸化作用とともに皮脂の分泌や炎症を抑えるビタミンC、血流を改善し、角化異常の発生を防ぐビタミンEなどがおすすめです。
また、ホルモンバランスを整えるには、女性ホルモン エストロゲンに似たはたらきがあるイソフラボンの摂取が効果的とされています。
イソフラボンは、豆乳など大豆製品に多く含まれています。
ほかにもエクオールのサプリメントもおすすめです。
各栄養素を多く含む食品については、「美肌をもたらす食べ物と飲み物は?その種類から栄養素まで」や「美肌のための食事のとり方とアンチエイジングへの効果は?」を参考にしてください。
<参考記事>
5)優しいエイジングケアを習慣にする
デコルテも顔の一部と考え、入浴後などには保湿成分やエイジングケア化粧品成分が配合されたエイジングケア化粧品でのお手入れを習慣にしましょう。
デコルテのケアにおすすめのエイジングケア化粧品成分は、ビタミンC誘導体。
中でも、最新のAPPS(アプレシエ)は、刺激が少なく浸透性が高いので特にオススメです。
ビタミンC誘導体には抗酸化作用があり、ニキビやシミを防いでくれます。
同時に、コラーゲンを増やすはたらきで、しわやたるみの予防にも効果的です。
ビタミンC誘導体配合のエイジングケア化粧水、またビタミンC誘導体と保湿成分セラミドが配合されたエイジングケア保湿クリームなどでのお手入れをおすすめします。
ビタミンC誘導体の化粧水について詳しく知りたい方は、「ビタミンC誘導体化粧水の選び方はエイジングケアの視点で」をぜひお読みください。
また、具体的なエイジングケア化粧品なら、ビタミンC誘導体配合エイジングケアローション「ナールスピュア」、3種のヒト型セラミド配合のエイジングケア保湿クリーム「ナールス ユニバ」が、デコルテのニキビ予防にもおすすめです。
6)紫外線を避けてニキビを予防
紫外線を避ける対策も大切です。
デコルテに紫外線があたると、悪化させたり痕が残ったりするため、デコルテもUVケアを徹底することが大切です。
特に、首や鎖骨周辺は、紫外線や外部刺激にさらされやすい部分です。
ニキビだけでなく、紫外線ダメージによる首のしわの原因にもなります。
デコルテもしっかり日焼け止めを使って、紫外線対策を行いましょう。
ただし、刺激になる場合もあるので、ノンケミカルの日焼け止めがおすすめです。
また、日焼け止めに加えて、衣類やストールなどでデコルテをカバーしましょう。
<参考記事>
7)角質ケア
基本的に、ニキビは角質がたまって毛穴が詰まることから起こります。
できてしまったデコルテのニキビも、角質で塞がれたままで放っておくと菌が増殖し続け悪化してしまいます。
さらに、炎症を起こすと痕が残ってしまうこともあるので、軽度のうちに角質ケアをしてデコルテの毛穴の詰まりを取り除くとよいでしょう。
角質ケアの方法としては、石けんタイプのピーリング剤、スクラブ入りの洗顔料、また角質を柔らかくする成分を配合した薬用化粧品などがあります。
(敏感肌などで刺激を感じやすい方などは、使用前にパッチテストをして、自分のお肌に合ったものを選ぶようにしてください)
また、お肌の角質の70%はたんぱく質でできているため、たんぱく質を分解するはたらきのある酵素洗顔料でデコルテをやさしく洗うことも選択肢の1つです。
そんな場合は、できるだけ刺激が少ないシンプルなエイジングケアに適した洗顔料を選びましょう。
酵素洗顔の詳しい情報は、「酵素洗顔とパウダーの全て!ランキング無用の正しい選び方」をご覧ください。
いずれの方法も、デコルテの角質ケアの後は、保湿を入念にすることも大切なポイントです。
大人になってからのデコルテのニキビは、基本は予防や日々のエイジングケアが大切。
でも、できてしまった場合は、エイジングケア化粧品やセルフケアでは対応できない場合があります。
もし、デコルテのニキビが、炎症を起こしていたり、かゆみが強い場合には、早めに皮膚科を受診するようにしましょう。
5.デコルテのニキビを改善するためのOTC医薬品のセルフケア
市販のニキビ対策のOTC医薬品や薬用化粧品などでもデコルテのニキビを改善できます。
ニキビケア化粧品には、炎症を抑える成分であるグリチルリチン酸ジカリウムやアラントインが配合されているものなどです。
この2つの成分は刺激が少ないので安心して使えます。
また、イソプロピルメチルフェノールという成分がニキビ対策の化粧品でよく使われます。
イソプロピルメチルフェノールは、殺菌作用のある成分で、防カビ剤、殺菌剤、防腐剤といった役割を持つ添加物としても使われます。
イソプロピルメチルフェノールは、抗真菌作用(防カビ作用)があるので、アクネ菌だけでなくデコルテニキビの原因となるマラセチア菌の対策が可能です。
ただし、この成分は、厚生労働省によって、アレルギーなどの害をもたらす可能性がある102種類の表示指定成分の1つとされていました。
濃度が高くなければそれほど問題ではありませんが、全成分表示の1行目や2行目に「イソプロピルメチルフェノール」の表示がある場合は要注意です。
医薬品では、クロマイ-N軟膏は、カビに効く抗真菌成分「ナイスタチン」と抗生物質「クロラムフェニコール」、「フラジオマイシン硫酸塩」の両方が配合されているので、デコルテのニキビのセルフメディケーションにおすすめです。
6.デコルテのニキビの治療
薬局でOTC医薬品を買って、セルフケアを行ってもデコルテのニキビが改善しない場合や気付いた時にはすでに炎症を起こしているなど、症状がひどい場合は治療が必要です。
ニキビの皮膚科治療のメリットとしては、医師の適切な診断や治療を受けることで症状の悪化を防ぎ、早く改善できることです。
デコルテのニキビの原因がアクネ菌かマラセチア菌で治療法も変わりますが、セルフケアでは原因を特定することが難しいので、症状が悪化しないうちに皮膚科を受診することをオススメします。
ニキビの皮膚科での治療法には、塗り薬と内服薬があります。
塗り薬としては、アダパレン(製品名:ディフェリンゲル)というゲルが、ニキビの第一選択薬として使われます。
また、抗生物質が含まれた塗り薬が処方されることもあります。
さらに、過酸化ベンゾイル、レチノイドなどもニキビの症状に応じて使われます。
内服薬としては、漢方薬、抗生物質、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンCなどが使われます。
皮膚科での治療は多くの場合、保険適応となりますが、美容皮膚科などで受けるケミカルピーリングは自由診療のため、全額自己負担になります。
7.まとめ
デコルテのニキビの原因、予防や改善の対策から皮膚科で受ける治療まで幅広くご紹介しました。
いかがだったでしょうか。
ニキビは顔にできるだけではなく、デコルテや背中などにもできてしまいます。
また、10代や20代の時だけでなく、エイジングケア世代になってもそのリスクがあります。
デコルテにできてしまったものは目立つこともあり、衣類などで隠してしまい、気が付けばひどくなっていることもあるので早めのケアが必要です。
もちろん、毎日の生活習慣で予防することが大切です。
なぜなら、デコルテのニキビは、一度できてしまうと治りにくいこともあり、セルフケアで改善しないこともあるからです。
原因がアクネ菌ではなく、真菌ほか、別の菌の場合もあります。
症状がひどい場合は、皮膚科などで早めに治療することが大切です。
この記事「デコルテのニキビの予防と改善対策のスキンケアと治療法」を参考に、食事や睡眠に気遣うとともに、エイジングケア習慣によって、ニキビに悩まない美しいデコルテをめざしましょう。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
ナールスエイジングケアアカデミー編集長京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。文部科学省後援日本化粧品検定1級。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト。著作(共著)KOLドクターの的確な人選と良好な関係作りのコツ
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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