メイクアップには心理的な効果があります。
「素肌の欠点をカバーする」、「人によい印象を与える」など、外見的評価を高める効果に加えて、最近では心理的な側面からも、メイクアップの効用が期待されています。
この記事では。メイクがもたらす注目の心理的メリットとエイジングケアとの関係をご紹介します。
- メイクアップには、お肌の外見をキレイに見せる以外にも、保湿、皮脂抑制、紫外線カットなどの効果があります。つまり、スキンケアやエイジングケアの効果も期待できるのです。
- 最近、メイクによる心理面の研究も進んできて、気持ちの高揚効果、リラックス効果などが注目されています。これによって、お肌にもよい影響があります。
- さらに、うつ病や認知症などの医療面におけるメイクアップの研究も報告されています。今後、さらに研究が進むことが期待されています。
- メイクが映えるには、素肌の美しさも大切です。清潔、保湿、紫外線対策を徹底しましょう。
- 30代からはエイジングケア化粧品でスキンケアを行い、メイクが映える素肌を目指しましょう。両面から美肌を目指すことが大切です。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
CONTENTS
1.メイクアップの心理効果が気になるあなたへ
みなさんは、毎日メイクアップをしていますか?
「外出する時はメイクするけど、家に居る時は、基礎化粧品だけでノーメイク」という方も多いでしょうね。
さて、今回は、メイクアップの心理効果について。
エイジングケア化粧水やエイジングケア美容液など基礎化粧品によるエイジングケアのお話ではありません。
メイクアップには、次のような外的な効果が知られています。
- 肌の欠点をカバーして、素肌をよりキレイに見せる
- 顔を美しく整えることで、外見的な印象をよくする
- 紫外線やほこりなどの外的ストレスから素肌を守る
これらの外的な効果もエイジングケアに役立ちますが、実はこれ以外にも、メイクアップには、心理面でもさまざまな効果があるのをご存じでしょうか?
今回は、心身ともにエイジングケアに役立つといわれる、メイクアップの心理的な効用についてご紹介します。
「メイクのキレイに見せる以外の効果は?」
「メイクの心理面の効果って?何が期待できるの?」
「メイクが映えるエイジングケアは?」
などが気になる方は、ぜひ、チェックしてみてくださいね。
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2.ベースメイクのエイジングケア効果を考える
大人の女性の身だしなみとしても大切なファンデーション。
お肌のしみや色ムラ、顔のくすみ、ニキビ跡など、欠点をカバーしてくれます。
また、化粧下地やファンデーションを塗ることは、見た目を美しく整えるだけでなく、スキンケア、エイジングケアとしても有効なのです。
つまり、ベースメイクそのものが美肌の対策になるのです。
1)紫外線を防ぐエイジングケアもメイクアップで
紫外線対策はエイジングケアの要です。
そんな紫外線対策は冬場でも大切です。
つまり、日焼け止め化粧品によるUVケアは、夏場だけではなく、年間を通して大切なエイジングケアの基本といえます。
さらに、ファンデーションをつけてカバーすることによって、パウダーに含まれた色つきの膜が1枚増えるので、紫外線がお肌まで到達しにくいという効果があります。
また、ファンデーションは、紫外線だけでなく、花粉やほこりなどの外部刺激からもお肌を守ってくれます。
特に、花粉症の方は、花粉による肌荒れである「花粉症皮膚炎」を防ぐためにもファンデーションは大切です。
紫外線対策と外部刺激からの防御は、エイジングケアの大切なポイントですね。
そのため、最近ではUV化粧下地やUVファンデーションも登場しています。
このように、メイクアイテムでも紫外線対ができるようになっているのです。
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2)皮脂を防ぐエイジングケアもメイクアップで
意外に思われるかも知れませんが、ファンデーションは余分な皮脂を吸収し、お肌を快適に、清潔に保つはたらきがあります。
皮脂によるテカリやベタベタをそのままにしておくと、酸化によってお肌に刺激や炎症などのダメージを与えてしまいます。
その結果、嫌な肌悩みである角栓が目立ったり、いちご鼻など毛穴の黒ずみをもたらすことがあります。
肌トラブルや肌老化を防ぐためにも、ファンデーションで皮脂対策をしておきたいですね。
皮脂の酸防止もエイジングケアの1つです。
ただし、メイクをしたまま寝てしまうのは厳禁です。
もし、化粧を落とさず寝落ちした場合は、「メイクを落さず寝落ちした私!翌朝のスキンケアと対策は?」を参考にリカバリーしてくださいね。
3)乾燥を防ぐエイジングケアもメイクアップで
保湿をしっかり行って乾燥肌対策することは、スキンケアやエイジングケアの基本です。
そのために、保湿化粧水ほかさまざまな基礎化粧品があります。
また、エイジングケア化粧品も主な目的は保湿です。
最近では、ベースメイクの下地クリームやファンデーションにはセラミド、スクワラン、ヒアルロン酸といった保湿成分が含まれているものも多く、エイジングケアの大敵、乾燥からお肌を守ってくれます。
また、ファンデーションに含まれる油分は冷たい空気を緩和してお肌に伝えるため、寒さから皮膚を守るはたらきをします。
冷たい空気にさらされたお肌は、表皮の一番上の角質層部分が厚くなってごわごわしたり、血行不良でターンオーバーが乱れ、しみやくすみ、肌荒れを招くことに。
メイクアップをしておくことで、こうした冬の肌トラブルも防ぐことができます。
メイクアップは、ここでも、エイジングケアの大切な乾燥対策として役立ちます。
4)肌悩みを隠すメイクアップ本来の効果
お肌の老化による肌悩みで、改善するのが難しいのがほうれい線とたるみ毛穴。
エイジングケア化粧品でもほうれい線を消すことやたるみ毛穴をすぐに目立たなくすることは難しいのです。
そこで役に立つのがメイクです。
お出かけ前や大切な仕事で人に会う前には、メイクで肌悩みを隠すことも大切です。
ほうれい線やたるみ毛穴のメイクの詳しい情報は、「ほうれい線を今すぐ無くすメイクなら、この方法でカバー!」や「たるみ毛穴のカバーはエイジングケア化粧品とメイクで!」をご覧ください。
3.メイクアップで若返る!?心理面からのエイジングケア
メイクアップのこうした外的効果に加えて、最近注目されているのがお化粧をすることによる内面的な効果によるエイジングケアです。
メイクアップには、気分を高揚させる、酸化を防ぐ、気持ちをリラックスさせるなどの心理効果が期待できるのです。
1)メイクアップで気分が高揚
メイクアップをしている女性の脳の中では、やる気スイッチを押してくれる脳内ホルモン ドーパミンが分泌され、脳が若返る効果をもたらしていることがわかってきたのです。
私たちは、ふだん慣れている作業であれば、あまり頭をはたらかせなくても無意識のうちに行動し、日常生活を送ることができるそうです。
しかし、この頭を使わない習慣が、脳の老化につながっているのです。
「最近なんだかやる気が出ない…」
「すぐに気が散ってしまう」
というのは、脳の疲れや老化によってみられる症状です。
老けた脳の持ち主がやる気が出ないのは、ドーパミンの分泌が少なくなっていることが関係しています。
ドーパミンは、私たちが「がんばろう」と意欲を出す時にたくさん分泌されるもの。
ドーパミンを増やすことで脳は若返り、次のようなプラスの効果がもたらされます。
- 気分が明るくなる
- 自分が好きになる
- リラックスする
疲労感が和らぐ
2)メイクアップで抗酸化
さらに、こうした気分の高揚やリラクゼーション効果などの心理的効果は私たちの身体に備わっている抗酸化力を高めることもわかってきました。
細胞にダメージを与えて老化を促進する活性酸素。
活性酸素が原因で生じるシミやしわ、顔のたるみなどのエイジングサインがメイクアップで予防できるなら、ぜひ毎日の習慣にしたいですよね。
3)メイクアップの医療への応用
最近では、メイクアップの効果は「コスメティックセラピー」「メイクセラピー」などと呼ばれ化粧療法として医療分野にも応用されています。
例えば、メイクアップでうつ病の患者さんが自発的に意思表示をしたり、気分のばらつきが少なくなる、積極性が増すなど、症状が軽減するなどの研究があります。
高齢の認知症の患者さんも、表情が明るくなったり、身だしなみに気をつけるようになるなどの研究報告もあります。
当社がインタビューさせていただいたイメージコンサルタントの是藤 華恵(これとう はなえ)さんのお話でも、入院されている女性のメイクのお手伝いをすると90歳を超えた認知症の方でも、すごく喜ばれるというお話もありました。
是藤 華恵(これとう はなえ)さんインタビュー
このようにメイクアップは、心理面からのエイジングケアとしても有効なのです。
4.美しさの基本は素肌!メイクが映えるエイジングケア
1)素肌の美しさの基本
さて、メイクアップをより美しくに仕上げるにはベースとなる素肌づくりが大切ですよね。
そのために大切なのは、清潔と保湿と紫外線対策です。
これは、スキンケアやエイジングケアの基本です。
まず、清潔。
メイクは必ず夜にクレンジングで落とすことが大切です。
夜、メイクをしたまま寝るとメイクの油分が酸化するので絶対にやめましょう。
また、クレンジング後の洗顔は、肌にダメージを与えないように優しく行いましょう。
ちゃんと保湿をしていれば、お肌のバリア機能を維持できて肌理(キメ)が整います。
肌のハリやツヤがあり、透明感のあるお肌は保湿によってもたらされるのです。
そんなお肌はメイクの乗りもよくなります。
最後に紫外線対策。
さきほどファンデーションでも紫外線対策ができることをお伝えしましたが、日焼け止めを使ったり、帽子や衣類、UVカットサングラスなどファッションでも紫外線対策を行いましょう。
なお、最近、ブルーライトや近赤外線も、目の老化や肌老化の原因になることがわかってきました。
その点では、これらの有害光線を防ぐサングラスがおすすめです。
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また、セラミドなどによる保湿成分による乾燥対策に加えて、真皮にある線維芽細胞にはたらきかけ、美肌のもとになるコラーゲンやエラスチンを増やすことも大切。
ナールスゲンやネオダーミル、ビタミンA誘導体、ビタミンC誘導体、プラセンタエキス、ビタミンE誘導体などの成分が配合されたエイジングケア化粧品を使うのもよい選択です。
ビタミンA誘導体は、レチノールやレチノイン酸トコフェリルなどです。
ビタミンC誘導体には、水溶性ビタミンC誘導体、油溶性ビタミンC誘導体、両親媒性ビタミンC誘導体(APPS=アプレシエ)があります。
もちろん、その前にアンチエイジングを意識した生活習慣も大切です。
タバコはお肌にもよくないことはよく知られています。喫煙習慣のある方は努力して止めることをオススメします。
また、バランスの取れた食生活、質の高い十分な睡眠が、お肌を内側から元気にし、メイクアップが映える素肌づくりをサポートします。
5.メイクアップの心理効果&エイジングケア効果のまとめ
メイクアップのエイジングケア効果や心理面の効果についてご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
メイクアップには、外見的な変化だけでなく、心理的効果や抗酸化力の低下を防ぐ効果があるということをおわかりいただけましたか?
エイジングケア化粧品と同様に、メイクアップを習慣として取り入れ、心身のエイジングケアに役立てていきたいですね。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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