ひじ・ひざ・かかとの黒ずみや乾燥が気になりませんか?
ひじ・ひざ・かかとのお肌には共通する特徴があります。
それが原因で乾燥しやすく、黒ずみが目立ちやすいのです。
さらに、日頃のスキンケアも怠りがちです。だから、ハンドクリームやエイジングケア化粧品でケアを!
この記事では、ひじ・ひざ・かかとのスキンケアやエイジングケアのポイントをご紹介します。
- ひじ・ひざ・かかとは、角質層が厚い、皮脂が少ない、物理的な刺激を受けやすいなど、共通の特徴があります。つまり、顔とは違う特徴があります。
- ひじ・ひざ・かかとは、そんな特徴から乾燥しやすくお肌がガサガサになる、黒ずみが目立つなど、共通の肌悩みがあります。だから、まずは保湿ケアで予防することが大切です。
- かかとは、メラノサイトがない、毛穴がないことがひじ・ひざとの違いです。だから特に角質ケアが大切です。
- ひじ・ひざ・かかとの角質がゴワゴワする場合の応急処置としては、角質ケア用のやすりで擦ったり、ピーリングを適度に行うことも必要です。ただし、バリア機能の低下を防ぐためには、強くやりすぎないようにすることが大切です。
- ひじ・ひざ・かかとを美しく保つために大切なことは、保湿ケアをしっかり行うことです。また、強い刺激や摩擦を避けることです。
- ひじ・ひざの黒ずみの改善は、メラニンの抑制や排出を考えたケアを行うことが必要です。つまり、ターンオーバーの正常化を図ることが大切です。
- ひじ・ひざ・かかともお肌の一部なので生活習慣を整えることが大切です。ボディの乾燥肌対策の一環としてしっかりケアしましょう。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
*乾燥肌の原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
CONTENTS
1.ひじ・ひざ・かかとの黒ずみと乾燥が気になるあなたへ
「ひじ・ひざ・かかとの黒ずみと乾燥とエイジングケアの秘密」をお届けします。
エイジングケア世代になるとひじ・ひざ・かかとの黒ずみと乾燥が気になってきたという方が増えているようです。
これには、年齢、季節といった要因もありますが、ひじ・ひざ・かかとのお肌の特徴も関係しています。
顔ほどではないにしろ、ひじ・ひざ・かかとが黒ずんだりカサカサするのは嫌ですね。
おわかりのとおり、乾燥肌対策やエイジングケアが必要なのは、顔や手肌だけではありません。
ひじやひざ、かかとも顔のお肌のエイジングケアや手荒れのハンドケアと同様、ボディクリームやボディローション、ハンドクリームやエイジングケア化粧品で忘れずにお手入れする習慣が大切です。
なぜなら、ひじ・ひざ・かかとは、身体の中でも乾燥しやすいパーツ。
また、摩擦などの刺激も多いパーツだからです。
だからこそ、ひじ・ひざ・かかとの黒ずみと乾燥は、目立つ前の予防が大切なのです。
でも、黒ずみなどの肌悩みに気付くまでは、ついつい日頃のスキンケアも怠りがちです。
多くの方がそうなので気持ちはよくわかります。
でも誰だって、ひじ・ひざ・かかとに黒ずみやカサカサ、ゴワゴワが目立ってきたら、早く改善したいですね。
そこで、今回は、ひじ・ひざ・かかとのお肌の特徴やトラブルの原因、またその改善のための対策や化粧品の使い方について解説します。
「ひじの黒ずみが目立つので何とかしたい!どんなケアが良いの?」
「ひざがかさかさするので改善したい!角質ケアはどんなアイテムがよいの?」
「冬にひじが乾燥するのを予防したい!保湿ケアの方法は?」
「かかとが固くならないための予防って?コツを教えて欲しい!」
「40代なのでひじ・ひざ・かかともエイジングケアをしたい!」
などとお考えの方は、この記事を参考に、ひじ・ひざ・かかとのエイジングケアを実践し、見た目も気になるパーツを美しく、健やかに保ちましょう。
2.乾燥しやすい、ひじ・ひざ・かかとに共通する特徴
1)ひじやひざの特徴
ひじやひざをじっくり見てみると、予想以上にカサカサしていたり、黒ずんでいたりすることがありませんか?
ひじやひざは、顔のお肌などに比べて皮脂腺が少なく、皮脂の分泌が十分ではないために乾燥しやすい部分です。
また、服で擦れたり、圧迫されることもあります。
特に、ひじやひざの外側は、机にひじをついたり、床にひざをついたりして、摩擦を受けやすい部分。
そのため、乾燥してカサカサしたり、刺激を受けることによって皮膚が厚く硬くなり、徐々に色素が沈着して黒ずみになってしまうのです。
顔や手に比べて目立たないところですが、ボディの乾燥肌対策やエイジングケアは大切ですね。
2)かかとの特徴も同じ?
足のかかとは、足裏に皮脂を分泌する皮脂腺がなく、とても乾燥しやすい部分。
また、歩いたり、運動したりすることで刺激や圧力を受けることが多く、もとから厚い角質がさらに厚くなってしまいます。
若い時は、肌の内側の水分が多く、ターンオーバーも活発なため、かかとも柔らかく保たれていますが、顔のお肌のエイジングケアと同じく、加齢によってターンオーバーが遅れがちに。
そのうえ乾燥によって水分が奪われると、角質化してガサガサやゴワゴワがすすみます。
ストッキングがかかとから伝線するのは、かかとのエイジングサインといえますね。
さらに、体重を支えるかかとは、歩く時や動かす時の圧力によってひび割れてしまうことも。
そのまま放っておくと、痛みや出血をともなうこともあるので、早めのケアが必要です。
かかとに関する詳しい情報は、「かかとのエイジングケアは保湿で!ガサガサから美しいかかとへ」をご覧ください。
3)顔の肌とひじ・ひざ・かかとのお肌の違いの整理
皮膚の構造や役割は、大きな意味ではからだのどのパーツでも同じですが、進化の過程で少しずつ構造や特徴が異なってきました。
ここでは、顔の肌とひじ・ひざ・かかとのお肌の違いについて整理してみます。
<ひじ・ひざ・かかと・顔の特徴>
3.ひじ・ひざ・かかとの黒ずみの原因
今、整理した顔とひじ・ひざ・かかとの特徴の違いで、なぜ3つのパーツが乾燥しやすいかがおわかりいただけたと思います。
続いて、ひじ・ひざ・かかとの黒ずみの原因を考えてみましょう。
メラノサイトのあるなしでひじ・ひざとかかとの黒ずみの原因を別々に考えてみます。
1)かかとの黒ずみの原因
かかとで黒ずみが目立つ原因のほとんどは、古い角質が留まって厚くなってしまうこと、つまり、角質肥厚です。
かかとへの刺激、乾燥、加齢によってターンオーバーが遅れることで、余分な古い角質が残ってしまうのです。
特に冬の季節は外気が乾燥したり、部屋でもエアコンで乾燥するなどが原因で、かかとの乾燥が進みます。
このように、かかとは摩擦や刺激に加えて、もともと乾燥しやすい特徴があり、その上に大気の乾燥など乾燥肌の原因が重ねれば、角化が進んで黒ずみが目立つのです。
さらに、組織の末端であるかかとは血行不良に陥りやすいのです。
そうなると肌に栄養が届かなくなったり、体温が下がって冷え性になることも。
こうしたこともかかとの乾燥や黒ずみの原因になります。
2)ひざやひじの黒ずみの原因
①ひじやひざの角質が厚くなって黒ずみが目立つ
ひじやひざの黒ずみも、かかとと同じく物理的な刺激(摩擦・圧力)と乾燥が原因です。
摩擦は、衣類、机、床などとの接触で起こりますし、姿勢などでもひじやひざに強い圧力がかかって角質が厚くなってしまいます。
角質が厚くなると、かかとと同様に、ひじやひざに黒ずみが目立つことがあるのです。
②メラニンによる色素沈着でひじやひざに黒ずみが目立つ
ひじ・ひざの黒ずみでかかとと異なる原因は、メラニンによる色素沈着です。
かかとにはメラノサイトがありませんが、ひじやひざにはあります。
ひじやひざに摩擦や圧力が加わると、お肌のバリア機能などが低下してダメージを受けやすくなります。
そうすると、お肌はダメージを避けるためにメラノサイトからメラニンを出して、お肌を守ろうとします。
そのメラニンが沈着して、ひじやひざに黒ずみが目立つのです。
メラニンといえば、紫外線ダメージによるシミが思い浮かびますが、物理的な刺激でも作られます。
③毛穴に汚れが詰まって黒ずみに
少ないとはいえ、ひじやひざには毛穴があります。
だから、ひじやひざの毛穴がつまることで黒ずみが目立つことがあります。
角質層の乾燥で毛穴まわりが硬くなるので、毛穴から分泌される皮脂が毛穴に詰まるのです。
また、毛穴に留まっている古い皮脂が酸化して、ひじやひざの毛穴が黒ずむこともあるのです。
これは、いちご鼻などと近い原因でおこる黒ずみです。
メラニンによる黒ずみと比較すると頻度は少ないですが、ひじやひざの黒ずみの原因の1つです。
4.3つのポイントでひじ・ひざ・かかとの乾燥対策
ここからは、ひじ・ひざ・かかとの乾燥を防ぐお手入れ方法やエイジングケアのポイントについてご説明します。
また、乾燥肌対策は、ひじ・ひざ・かかとの黒ずみの予防につながります。
1)硬くなった古い角質をオフする
本来は、日々のスキンケアで保湿を徹底し、角質が厚くなるのを予防することが大切です。
しかし、角質化してガサガサ、ゴワゴワしてしまった肌に、ボディクリームやエイジングケア化粧品、保湿クリームを塗っても効果は得られません。
まずは、不要な角質を取り除くことから始めましょう。
その際に気をつけたいのは、いきなりヤスリや軽石でゴシゴシ削らないこと。
また、古い角質の除去は、週1回程度から始めて、少しずつ状態がよくなっていけば、2週間に1回、1ヶ月に1回と回数を減らしていきましょう。
なぜなら、皮膚を必要以上に傷つけてしまうと、お肌を守るために防御機能がはたらくので、よけいに角質が硬く、厚くなってしまうからです。
お風呂にゆっくり浸かり、角質を柔らかくしてから、ガーゼなどの布でやさしく取り除いたり、スクラブ入りの洗浄料などでマッサージするといいでしょう。
ひじ・ひざ・かかとは、ターンオーバーが遅いパーツでもあり、一度のケアですっきりキレイになるわけではありません。
入浴タイムを利用して、少しずつケアしていくことも大切です。
顔のお肌も、ひじ・ひざ・かかとも、「優しく」「じっくり」というエイジングケアポイントは同じですね。
2)たっぷり潤いを補う
①保湿は、ひじ・ひざ・かかとのスキンケアの基本
古い角質を取り除いたら、そのあとは保湿を忘れないようにしましょう。
角質の除去は、応急処置ですが、保湿は肌質改善につながる本質的なケアです。
入浴後には、ボディローションやふだんお使いの保湿化粧水、エイジングケア化粧水で水分を補給。
その後、クリームや美容オイルなどでエモリエント効果のある油分を補うと効果的です。
ひじやひざは皮脂腺が少ないパーツなので、汗と混じってできる皮脂膜もあまりできません。
だから、外側からたっぷりと潤いをもたらす美容成分を与えるのがポイント。
まず、化粧水では「水分を保持する」保湿成分であるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、プロテオグリカン、アミノ酸誘導体、グリセリンなどを与えます。
その後、ボディクリームなどでセラミド、シアバター、スクワランオイル、ワセリン、馬油、アルガンオイル、椿オイルなど「水分の蒸発を防ぐ」油分を与えましょう。
ひじ・ひざ・かかとにクリームを塗った後は、ハンドプレスで保湿成分を肌に浸透させましょう。
特に、高齢の方は乾燥肌になりやすいのでしっかり保湿しましょう。
②ひじ・ひざ・かかとの角質ケアができる尿素
古い角質が残っている場合は、尿素配合の保湿クリームも選択肢の1つです。
なぜなら、尿素は、もともとNMF(天然保湿因子)の成分の一部で、保湿効果とともにたんぱく質(ケラチン)を溶かす作用があるからです。
その作用で、角質が柔らかくなって、肌の状態が改善されていきます。
そのため、あかぎれやしもやけ、アトピー性皮膚炎や老人性乾皮症、皮脂欠乏性湿疹(皮脂欠乏性皮膚炎)、乾燥性皮膚炎などの症状では、外用薬として病院やクリニックなどで処方されることもあります。
しかし、尿素は使いすぎると、ターンオーバーのサイクルが早くなることもあります。
そうなると、まだ十分に育っていない表皮が角化し始め、角質層は未熟な角質が増えてしまいます。
そして、バリア機能の低下で乾燥が進み、敏感肌になってしまうこともあります。
だから、尿素はある程度、ひじ・ひざ・かかとの角質が柔らかくなったら、使う量を減らしたり休止することをオススメします。
③ひじ・ひざ・かかとのエイジングケア
エイジングケアのポイントは、部位がどこであれ、お肌の状態に応じて、ハンドクリームやエイジングケア化粧品を使い分けることです。
ひじ・ひざ・かかとも同じです。
今もお伝えしたとおり、尿素入りの保湿クリームは、メリットとデメリットがあります。
だから、使いすぎないよう、また、続け過ぎないよう、うまく使うことが大切です。
では、30代、40代、50代と年齢を重ねていった際のひじ・ひざ・かかとのエイジングケアのポイントは何でしょうか?
それは、次の3つです。
- エイジングに応じて、保湿により注意を払う
- エイジングに応じて、安全性への注意を払う
- エイジングケアも楽しみながらリラックスして行う
しっかりと保湿を考えるなら、セラミドの中でもヒト型セラミド配合のセラミドクリームもよい選択肢ですね。
安全性に関してはいえば、エイジングケアのためにはアルコール、合成香料、合成着色料などは避けたほうがよい成分です。
40代をすぎればボディクリームなどもノンアルコール化粧品や敏感肌化粧品を取り入れることをオススメします。
さらに、エイジングケア化粧品成分として人気の高いダマスクローズ配合のものなら、香りによるリラックス効果も得られるので、気持ちのよいエイジングケアも。
その理由と効果は、「絶世の美女愛用!バラの女王ダマスクローズの5つの効果で憧れの美肌」の記事も参考にしてくださいね。
④ひじ・ひざ・かかとにオススメのエイジングケア化粧品
30代以上のひじ・ひざ・かかとのエイジングケアにオススメは、ナールスゲン配合エイジングケアローション「ナールスピュア」。
ナールスピュアは、京都大学発のエイジングケア化粧品成分ナールスゲンを推奨濃度配合したエイジングケアローション。
ナールスゲンは、線維芽細胞にはたらきかけ、コラーゲン、エラスチン、HSP(ヒートショックプロテイン)47を増やす作用とともに、抗酸化物質グルタチオンを増やす成分です。
また、最近ではヒアルロン酸やHSP(ヒートショックプロテイン)70を増やすこともわかっています。
ナールスピュアは、高い保湿力に加えてエイジングケア効果も高く、顔だけでなくひじ・ひざ・かかとにも使えます。
ナールスピュアは、@コスメの化粧水ランキングで3位にまでなりました。
そんなナールスピュアの特徴は、次のとおりです。
◎水溶性ビタミンC誘導体と両親媒性ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)を配合
◎高い保水力のあるプロテオグリカン配合
◎界面活性剤完全フリーを実現
そんなナールスピュアは、2020年秋にリニューアル。
ポイントは、保湿ケアを強化するために3つの成分を追加したことです。
一つ目は、両親媒性ビタミンC誘導体の3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸。
これは、セラミドを増やすはたらきがあるビタミンC誘導体です。
続いて、ナイアシンアミド。
ビタミンB群の一種で、別名「ニコチン酸アミド」または「ビタミンB3」とも呼ばれ、シワ改善、肌荒れ対策、美白ケアの医薬部外品の有効成分として認可を得ています。
3つ目は、PCA-Na。
ピロリドンカルボン酸ナトリウムのことで「ピーシーエーエヌエー」とも呼びます。肌では角質層にあって、NMF(天然保湿因子)を構成する成分です。
これらの3つの美容成分で内側からの保湿力がアップしました。
<参考記事>
*HSP(ヒートショックプロテイン)でシワやほうれい線が予防できる!
*シミを予防するHSP(ヒートショックプロテイン)の効果とは?
*新しいタイプのエイジングケア化粧水「ナールスピュア」
3)生活やクセを見直す
かかとについていえば、サイズの合わない靴は、靴の中で足が圧迫されたり、歩くたびに足が動いたりしてかかとに刺激が加わります。
靴を見直すのも、かかとのエイジングケアにとっては重要ですね。
また、テーブルに肘をついたり、頬杖をつく、ひざをついて動作をするなど、日常のちょっとしたクセを直すことで、トラブルの予防になり、エイジングケア効果も高まります。
もちろん、ひじ・ひざ・かかともアンチエイジングを意識した生活習慣が大切です。
食べ物にも気を配りましょう。
食べ物については、「美肌をもたらす食べ物と飲み物は?その種類から栄養素まで」や「美肌のための食事のとり方とアンチエイジングへの効果は?」も参考にしてください。
また、ひじ・ひざ・かかとの肌老化を防いで、美肌を維持するためには十分に睡眠を取ることやタバコによる肌老化を防ぐために喫煙習慣を持たないことなどが大切です。
さらに、ストレスも肌荒れの原因になるので、溜めこまないことも大切です。
<参考記事>
*乾燥肌は食べ物と飲み物で内側から保湿を!おすすめ10の栄養素とは?
5.ひじ・ひざ・かかとの黒ずみ改善の対策
かかとの黒ずみは、今、ご紹介した方法で角質がキレイになればなくなります。
しかし、ひじやひざで目立つメラニンによる黒ずみや皮脂が詰まった黒ずみは、ほかの改善の対策が必要な場合があります。
ここでは、ひじ・ひざの黒ずみの改善の対策をご紹介します。
1)ひじ・ひざの摩擦を少なくする
ひじ・ひざの摩擦を少なくすることが黒ずみの予防や改善には大切です。
いくらスキンケアや角質ケアを行っても、摩擦や刺激をひじ・ひざに与えては効果が半減します。
具体的には、次のとおりです。
- 衣類や下着は、化学繊維は避け、綿やシルクなど肌に優しいものを選ぶ
- PCや事務仕事の際は、デスクとひじの間には、タオルを挟む
- ひじやひざを洗うときは、綿のタオルを使用する
- 素肌を出す場合は、ひじやひざも紫外線対策を行う
2)ホームピーリングでひじ・ひざの黒ずみを改善
ひじ・ひざの黒ずみを改善するために、過度にならないレベルでホームピーリングを取り入れることも対策の1つです。
ホームピーリングとは、グリコール酸や乳酸などのAHA(αヒドロキシ酸)を使って、酸の力でひじ・ひざの角質を溶かすケアです。
ピーリングは、ターンオーバーを正常化させるはたらきもありますので、適切に行えば、エイジングケア全体にもプラスにはたらきます。
たとえば、肌をやわらかくし、毛穴つまりの改善もできます。
ただし、ピーリングは、バリア機能にダメージを与えるため、やりすぎはNGです。
3)美白化粧水を使ってひじ・ひざの黒ずみを改善
顔の美白と同じようにひじ・ひざに美白化粧水を使うことで、メラニンをできにくくし、排泄を促進する方法です。
ただし、美白は「シミやソバカスの予防」という意味なので、黒ずみを劇的に改善する効果は期待できません。
4)美容医療によるメラニンによる黒ずみの対策
美容クリニックなどで医薬品を使って、ひじ・ひざの黒ずみを治療する方法もあります。
使われる医薬品は、ハイドロキノンやトレチノインです。
ハイドロキノンは、メラニンをつくるチロシナーゼという酵素の活性を阻害することで、黒ずみができるのを防ぎます。
トレチノインはビタミンA誘導体のひとつで、レチノールの100倍の効果があると考えられています。
肌の代謝を促進し、メラニンが沈着した細胞を表皮の角質層へ押し上げることで黒ずみをなくすのです。
いずれも刺激や副作用もあるので、信頼できる医師のカウンセリングを受けて治療を選択するかどうかを考えましょう。
6.まとめ
ひじ・ひざ・かかとの黒ずみと乾燥の原因から予防や改善の対策をご紹介しました。
いかがだったでしょうか。
ひじ・ひざ・かかとは、皮膚の特徴から、乾燥などのトラブルが起こりやすく、見た目も気になるパーツといえます。
また、黒ずみが目立ってしまう場合もあります。
服や靴下で隠せるからといってそのままにせず、ご紹介したひじ・ひざ・かかとのエイジングケアをぜひ実践し、素足や半袖にも自信が持てる素肌をめざしましょう。
ひじ・ひざ・かかとのエイジングケアには、角質ケアをはじめ、エイジングケア化粧品、ハンドクリーム、ボディクリームなどを上手に使ってくださいね。
この記事「ひじ・ひざ・かかとの黒ずみと乾燥とエイジングケアの秘密」が、エイジングケア世代の皆様の健康や美肌のお役に立てば幸いです。
<デリケートゾーンの黒ずみにお悩みなら>
著者・編集者・校正者情報
医学出版社、医学系広告代理店にて編集・ライターとして、医師向け、患者向けの情報提供資材や書籍等の記事の編集・執筆や、国内・海外医学会取材・記事執筆を行う。
(編集:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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