エステティックサロンの選び方は、目的や住んでいる地域など基準はさまざまです。
施術も美顔、脱毛、痩身など多様化し、ブライダル専門のエステもあるので迷いますね。
この記事では、トラブルに合わないためのエステティックサロンの選び方の基本をご紹介します。
CONTENTS
1.エステティックサロンで施術を受けてみたいあなたへ
若い女性からエイジングケア世代まで、美肌をキープしたい方が通うエステティックサロン。
今では受けられる施術もさまざまで、サロンも大手から個人経営のものまでがあります。
だから、初めてエステティックサロンを利用したいと思う方にとっては、選び方が難しいのではないでしょうか。
ただし、最近では無料カウンセリング、体験コースが用意されているエステティックサロンが増えているので、契約前に雰囲気やスタッフの接客態度、施術などを試してみることも可能です。
また、口コミやレビューなどを掲載しているサイトもあり、参考にできる情報も増えています。
では、実際にエステティックサロンを選ぶにはどうすればよいのでしょうか?
この記事では、トラブルに合わないためのエステティックサロンの選び方の基本をご紹介します。
「エステティックサロンってどんなところ?」
「初めてエステティックサロンに通うので選び方を知りたい!基準は?」
「エステティックサロンをトラブルに合わないように選びたい!」
「エステティックサロンを選ぶ際にチェックするポイントは?」
「ブライダルエステに行きたいけど、どんなところがよいの?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてください。
<全国のエステティックサロンが調べられる!>
- エステティックサロンとは、美容に関する知識とアイテムを用いて、人の心に満足と心地よさと安らぎを与えるとともに、 肌や身体を健康的で美しい状態に保つサービスを提供する施設です。
- エステティシャンは、全身美容のプロフェッショナルと位置付けられます。しかし、公的な資格制度がないことやエステ関連の協会によって認定制度が異なるため、知識や施術のレベルに開きがあります。
- 日本のエステティックサロンの数は2万店以上もあります。規模や提供するサービス、施術のレベルも多種多様です。そんな中から、上手に自分にあったエステティックサロンを選ぶことが大切です。
- エステティックサロンを選ぶには、まず目的を明確化することが大切です。その上で、施術、期間、料金、店舗の清潔さ、スタッフの接客レベルや相性などを総合的に検討して選びましょう。
- 最近では、強引な勧誘、希望していないサービスの提供などを行うエステティックサロンは減っています。それでもゼロではないので、契約前にはキャンセルポリシーを確認したり、自分が不安な点をしっかり確認することで事前にトラブルを回避しましょう。
2.エステティックサロンを理解しよう
1)エステティックサロンとは
「エステティック」という言葉は、英語の「aesthetic」のことです。
本来、「審美的な」あるいは「美を見極める」という意味の言葉で、美容だけでなく芸術などの分野の美しさを表す言葉です。
しかし、日本では、エステティックは美容を表す言葉として使われています。
スキンケアやエイジングケア、美白で美肌になること、メイク、痩身、脱毛など全身の美容からリラクゼーションまでを含めることがあります。
エステティックサロンの健全な振興を図る組織の1つである一般社団法人日本エステティック振興協議会では、『「エステ」とは、一人ひとりの異なる肌、身体、心の特徴や状態を踏まえながら、手技、化粧品、 栄養補助食品および、機器、用具などを用いて、人の心に満足と心地よさと安らぎを与えるとともに、 肌や身体を健康的で美しい状態に保持、保護する行為をいう。』と定義づけています。
エステティックサロンとは、この定義にある行為を行う施設のことです。
2)エステティシャンってどんな人?
エステティシャンとは、主にエステティックサロンで働く全身美容のプロフェッショナルのことです。
エステを行うためには美容や施術に関する一定水準の知識と技術が必要ですが、現在のところ美容師のような国家資格はありません。
公的な資格制度が確立していないため、さまざまな団体・企業などがエステティシャン資格を認定しています。
例えば、日本エステティック協会では、「認定エステティシャン」をはじめ「認定上級エステティシャン」や「認定トータルエステティックアドバイザー」といったエステティシャンのレベルの指針となる認定資格があります。
他でも日本エステティック業協会(AEA)の認定エステティシャン資格制度などもあります。
現在、エステティシャンは全国に約70,000名が活動していると言われています。
主な職場は、もちろんエステティックサロンですが、ブライダルサロンや化粧品メーカー、理容室・美容室・ホテルなどで働くエステティシャンもいます。
3)エステティックサロンの今は?
エステティックサロンのサービスの中心メニューは、フェイシャルエステとボディエステです。
フェイシャルエステは、主に皮膚のマッサージやフェイスパック・フェイスマスクなどの化粧品によるケアです。
ボディエステは身体全体をケアするトリートメントで、スキンケア系やプロポーションメイキング系、リラクゼーション系などに大別されます。
現在、日本のエステティックサロンの数は実に2万店以上と言われています。エステティックサロンは、今や大手から個人経営やサロネーゼによる経営まで多種多様です。
そのため使用する化粧品もメーカーから調達したエステ専用コスメからオリジナルコスメなどもあったり、機器、施術方法にもそれぞれ個性があります。
そんな中、今、日本のエステティックサロンは分業化が進んでいます。
エステと言えば、リラックスできストレスを発散し、痩身・脱毛・ネイルケアなど総合的に美容をサポートしてくれる場として認知されていました。
しかし現在では、エステティックサロンの数が増えたことで、大手以外は分業化が進みつつあります。
例えば、痩身なら痩身専門、脱毛なら脱毛専門など、個別のサービスに特化して高いレベルの技術を持つサロンも増えています。
一方、簡単な講習を数日受講しただけで開業しているエステサロンもあります。
そのため、上手にエステティックサロンを選ぶことが大切になってきました。
3.エステティックサロンで施術を受けるメリットは?
エステティックサロンで施術を受ける一番のメリットは、プロフェッショナルによるレベルの高いケアを受けられることです。
自分でケアをすることには限界があります。背中など自力ではケアしづらい箇所があることも事実です。
サロンを利用すれば、ケアしてほしいと思っている箇所をしっかりケアすることができます。
またエステティックサロンなら、美肌のための食事やアンチエイジングのための生活習慣など、普段自分が気付きにくい点も総合的なアドバイスをしてもらえます。
プロのアドバイスなので、無駄な部分がなく結果がでやすいです。
エステティックサロンには、求める結果を得やすい環境が整っていることがメリットと言えるでしょう。
身体的ケアと同時に、精神的なケアも受けられます。
リラックスできる空間が用意されているので、ストレス解消など心身ともによい効果を期待できます。
エステティックサロン発祥の地であるヨーロッパでは、エステティックサロンは美しくなるためのプロのケアが受けられる場所として認知されており、幅広い年齢層の人が通っているのです。
日本では、どちらかというと若い人が利用する場所というイメージがありましたが、近年ではエイジングケア世代の女性の利用も多くなっています。
化粧水や美容液などの化粧品や美顔器を使って家庭で行うケアと比較すれば、高額の費用負担が発生しますが、目に見える効果を得られることも多いので、モチベーションを保ちながら継続できます。
4.エステティックサロンでよくあるトラブルは?
日本のエステティックサロンの先駆けとなる存在は、明治時代には存在したと言われています。
その後、時代が進み、1972年(昭和47)に「日本エステティシャン協会」が、そし1987年(昭和62)には「全日本エステティック業連絡協議会」が設立されました。
1980年代は、強引な勧誘による契約上のトラブルが報告されている事例もありますが、現在では法律の整備が進められ、契約関係のトラブルは少なくなっています。
ただし、現代でも巧妙な手法で高額の費用を請求し、トラブルに発展するケースもあるので注意が必要です。
例えば「初回無料」「2回目までは◯◯円」と安い価格で集客をして、徐々に高額な請求をしてくるパターンがあります。
また、希望していないサービスをいつの間にか付けられ、トラブルに発展するケースもあるので気をつけましょう。
強引な勧誘、希望していないサービスの提供、キャンセル料の請求、対応する店員の態度に納得がいかないなど、施術・料金・契約・スタッフの対応などでトラブルが生じる場合があります。
エステティックサロンは、お店によって差がありますので、慎重に選ぶことが大切です。
万が一トラブルに発展した場合は、弁護士への無料相談などを利用して、対処する方法もあります。
5.エステティックサロンの選び方の基本
エステティックサロンを選ぶためのポイントは、次のとおりです。
- 目的を明確化する
- 予算や期間を事前に考えておく
- 費用の相場やサロンについて調べておく
- 店内が清潔かどうか
スタッフとの相性
1)目的を明確化する
エステティックサロンにはさまざまなメニューが用意されています。
どれも女性が美しくなるためにある程度役に立つことは事実です。
しかし、どのメニューが必要かは人によって違いがあります。
目的を明確化しないでエステティックサロンに行くと、不要なサービスを受けてしまう場合があるので注意しましょう。
エステティックサロンに行く前に、自分の受けたいサービスをはっきりさせておき、不要なサービスは避けることをおすすめします。
解決したい肌悩みなどを明確にし、目的に合致した信頼性の高いサロンを選ぶことによって、満足度の高い技術やサービスを受けるようにしましょう。
2)予算や期間を事前に考えておく
人によって、エステに使える予算や時間は違います。
エステティックサロンに行くと、ついつい目移りしてしまう場合があるので、事前に予算や通う期間を考えておきましょう。
予算や期間をオーバーしてしまうと、エステティックサロンを利用しても満足度が下がります。
期間内に望んだ成果を得られないのなら、そのサービスをやめる選択をすることも大切です。
コストパフォーマンスの高さも、エステティックサロン選びのポイントと言えるでしょう。
3)相場やサロンについて調べておく
エステティックサロンは数が多く、店によってサービス提供の価格設定が違うことも多々あります。
いくつかの異なるサロンで価格を調べ、自分が受けたいメニューの相場を事前に確認しておくことをおすすめします。
中には、一般的な相場より価格設定の高いサロンもあるので、事前にリサーチすることで不当な値段でメニューを受けることを回避しましょう。
なお、サロンの品質について事前に電話などで問い合わせをすることで、接客対応をチェックする方法も効果的です。
料金設定が妥当で、支払い回数などの相談に乗ってくれるサロンは優良サロンである可能性が高いです。
最初から1店に決めず、複数のサロンを比較検討して自分にあったお店を選ぶとよいでしょう。
4)店内が清潔かどうか
来店したら清掃が行き届いているかチェックしましょう。
メニューにもよりますが、エステティックサロンは一度通い始めたら長期間通うことになります。
快適に過ごすためにも、店内が清潔かどうかをチェックすることは大事なポイントと言えます。
特に、シャワールームやメイクルームは掃除が行き届いていないと汚れが目立ち、快適に使用できない場所ですので、忘れずに確認しておきましょう。
5)スタッフとの相性
どんなによいサービスを提供するお店でもスタッフとの相性が悪いと残念ですよね。
サービス内容をチェックすることと合わせて、スタッフとの相性を確かめましょう。
担当者を指名したり、どうしても合わない担当者を変えることも可能です。
自分が気持ちよくサービスを受けられる担当者に巡り会うと、より効果を期待できます。
6.目的別のエステティックサロンの選び方
1)脱毛
脱毛には大きく分けてエステ脱毛(光脱毛)と医療脱毛の2種類があります。
エステ脱毛とは、エステティックサロンで提供される光脱毛。そして医療脱毛は美容クリニックなどの医療機関でのみ提供されるレーザー脱毛です。
光脱毛は、フラッシュ脱毛とも呼ばれますが、医療脱毛より肌への負担が少なく、日頃のお手入れの手間を軽減してくれる脱毛です。
脱毛を実施しているエステサロンを選ぶ時は、通いやすさや予約の取りやすさ、料金設定、サロンの雰囲気やキャンセルした場合の対応など、幅広くチェックしてからサロンを決めることをおすすめします。
①通いやすさでエステを選ぶ
まず、通いやすさは重要なポイントです。
脱毛は、毛の周期に合わせて定期的にエステティックサロンに通う必要があります。
自宅や職場から通いやすい位置にあるか、営業時間内に行くことができるかなどをチェックしておくと、負担感もなく通うことが可能です。
②予約しやすいかもポイント
予約の取りやすさもチェックしておきましょう。
おすすめは口コミを確認する方法です。
人気店の場合、予約が取りにくいことがあるので注意しましょう。
自分が行きたい時に予約ができるエステティックサロンを選ぶと、予定していた期間内に脱毛が完了する可能性が高くなります。
なお、1店舗だけでなく系列の複数の店舗で予約が取れる仕組みのエステサロンは、希望する時間に予約を取りやすくなります。
③料金設定
料金設定も重要なポイントと言えます。
近年では月額設定を採用しているエステティックサロンも増えてきました。
しかし、月額でやすそうに見えても、総額でいくらかかるのか確認しておくことが必要です。
自分の望むコース料金以外にエイジングケア化粧品などコスメや機器などの付属品を購入しなくてもよいか、入会金などは発生しないか、何回まで通うことができるのかなどを、あらかじめ確認してから契約するようにしましょう。
料金設定が明確なお店は信用できる確率が高いです。
④雰囲気や相性
サロンの雰囲気は、実際に来店することで確かめることができます。
サロン全体の清潔感と合わせて、スタッフの対応力なども確認しておくと安心です。
無料カウンセリングの機会をうまく活用して、自分にあったお店を見つけることをおすすめします。
⑤キャンセルポリシー
また、キャンセルをする場合の対応も契約前に確認しておきましょう。
予約をキャンセルしなければならなくなった時の対応だけでなく、コース契約をする場合には、途中で通うことができなくなった時に違約金などが発生しないかなどもチェックしておくことが大切です。
長期間の契約の場合、状況が変わって通えなくなる場合もあります。
自分に不利な契約をしないためにも、エステティックサロン選びは慎重に行うことが大切です。
2)痩身
一口に痩身エステといってもその手法はさまざまです。
自分が希望する施術を実施しているサロンを選びましょう。
エステティックサロンの痩身には、ハンドトリートメントマッサージ、マシンを使った脂肪分解除去、筋肉運動などさまざまな手法があります。
また、痩せたい部位に施術を行なっているかどうか確認することもポイントです。
注意点として、痩身エステに通えば必ず痩せると保証されているわけではありません。
定期的に通うことで初めて効果を実感できます。
そのため、無理なく通えるサロンを選ぶことも重要なポイントです。
3)ブライダル
晴れの舞台であるブライダルに向けてのケアを行うブライダルエステは、サロンによって料金設定の差が大きい傾向があります。
一般的にブライダルエステは、料金は通常のエステよりも高めに設定されている場合があるので、複数のお店を比較検討して、自分が納得できる値段のサロンを選ぶことが大切です。
ブライダルエステには、カップルで受けるメニューもあります。
新郎にはメンズ向けの眉毛、ひげ、襟足などのシェーピングなどのサービス、顔であれば角質ケア、フェイスシャルマッサージなどがあります。
新婦には通常のケアやシェービングの他に、超音波ケア、小顔ケア、クレンジングによる毛穴ケアなどもお悩み別ケアもあります。
またケアをする箇所も、フェイシャルやデコルテ、背中、自宅でのボディケアやスキンケアなど、さまざまなメニューが用意されています。
ウェディング前の手の乾燥肌予防やむくみの予防をはじめ、美しい手肌のためのハンドエステがメニューに含まれているお店もあります。
的確なサロン選びのためにも、あらかじめケアしたいパーツを決めておきましょう。
通いやすい立地にあるサロンを選ぶこともポイントと言えます。
結婚式場の近くのサロンを選んでもよいでしょう。
ブライダルエステに関しては、結婚式場や結婚相談所で情報が公開されています。
インターネットやパンフレットを参考にサロンを選ぶことがおすすめです。
7.まとめ
エステティックサロンの選び方の基本や施術・目的ごとのチェックポイントなどをご紹介しました。
いかがでしたか?
エステティックサロンで施術を受ける際は、目的や施術をあらかじめ明確にすることが大切です。
その上で、信頼性、立地、料金設定、通う期間、コスパ、スタッフのレベルや相性などをチェックしましょう。
上手にあなたに合うエステティックサロン見つけて、美しいボディやお肌をキープしてくださいね。
著者・編集者・校正者情報
(監修 村上清美)
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長。
<資格>
・日本エステティック協会認定エステティシャン
・日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
・ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
・コスメコンシェルジュ
・化粧品検定1級
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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