朝のスキンケアやエイジングケアは、その目的や使用するアイテムが夜とは異なる場合があります。
朝は、これからの1日を過ごす上でお肌をしっかり守ることが大切です。
この記事では、朝のスキンケアとエイジングケアの目的や美肌をキープするための上手な方法をご紹介します。
- 朝のスキンケアの目的は、これから始まる1日を通して、肌を外部の刺激から守ることです。そのためには、お肌を清潔にして保湿と紫外線対策をしっかり行うことが大切です。
- 中でも、朝のスキンケアで重視したいのは紫外線対策です。なぜなら、紫外線による光老化が肌老化の大きな原因だからです。特に春や夏の紫外線ダメージには要注意です。
- 朝のスキンケアで使うアイテムは、夜とは違うこともあります。しかし、基本的には肌質やエイジングで化粧品を選ぶことがポイントです。
- 朝でも夜でも、エイジングを重ねるほど刺激の少ない化粧品を使うことをおすすめします。エイジングケア世代では、アルコールやPGなどの成分は控えたほうがよいでしょう。
- 朝の寝起きにほうれい線が目立つことがあります。その原因は、肌の乾燥、たるみ、むくみなどです。お肌の乾燥は朝のスキンケアで改善可能ですが、たるみやむくみはほかの対策が必要です。
化粧品成分上級スペシャリスト&京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事
ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン配合エイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
CONTENTS
1.朝のスキンケアを上手に行いたいあなたへ
「朝のスキンケアとエイジングケアを上手に行って美肌へ!」をお届けします。
毎日、朝起きて行うスキンケアやエイジングケアは、女性の美肌にとって大切ですね。
そんな朝のスキンケアは何のために行うのでしょうか?
多くの女性は、夜のスキンケアではクレンジングでメイク落としを行いますが、朝は洗顔からスタートする方がほとんどではないでしょうか?
また、今では多くの女性が働いていることもあり、朝のスキンケアの後にはメイクをして外出される方も多いでしょう。
さらに、大気や太陽光線に肌がさらされることも意識することが大切です。
こうした点も、朝のスキンケアのポイントですね。
この記事では、朝のスキンケアやエイジングケアの目的から上手に行うコツをご紹介します。
また、アイテムを使う順番についてもご紹介します。
「朝の肌状態に合わせたスキンケアを教えて!何が大切?」
「朝のエイジングケアを行う際の肌質との関係は?違いはあるの?」
「朝のスキンケアと夜では何が違うの?役割の違いが知りたい!」
「エイジングは意識したほうがよいの?」
「朝にやってはいけないスキンケアやエイジングケアってあるの?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。
<朝の洗顔にも使えるクレンジングジェル>
*朝の洗顔にも使える医師監修のクレンジングジェル「ナールス エークレンズ」
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朝のスキンケアにも使えるエイジングケア化粧品
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2.朝のスキンケアと夜のスキンケアでは何が違うの?
「エイジングケアで本当に大切なのは紫外線対策と保湿と洗顔」でご紹介したとおり、朝も夜も大切なことの基本は同じです。
しかし、時間帯によってスキンケアやエイジングケアの工夫が必要です。
1)朝と夜ではスキンケアの目的が違う
①朝のスキンケアは外的刺激をブロックすることが大切
朝は現代女性にとってとても忙しい時間帯です。
それでもスキンケアやエイジングケアは大切ですね。
そんな朝のスキンケアは、これから活発な活動を行う前に、お肌をしっかり外部の刺激から保護することが大切です。
なぜなら、皮膚は、日中に紫外線や活性酸素、乾燥、花粉、有害化学物質などの外部環境から全身を守る大切な役割を担うパーツだから。
朝から昼のお肌やからだは、バリア機能によって守られていますが、できるだけ外部からのダメージを小さくするスキンケアやエイジングケアが大切なのです。
朝のスキンケアを怠ると、ストレスを受けて肌荒れになったり、お肌の酸化によってお肌の老化も進んでしまいます。
だから、お肌へのダメージをいかに小さくするかを意識することが大切なのです。
②朝は夜の汚れを清潔にする
また、もう1つ朝のスキンケアの目的は、寝ている間に出た汗や皮脂、汚れなどを落として肌を整えることです。
朝の肌は、夜寝ている間に分泌された皮脂や、肌に付着した寝具のダニやほこりなどで汚れています。
だから、皮脂や汚れをすっきり洗い流して、肌を清潔にすることが大切です。
これを怠ると毛穴の詰まり、ニキビ、肌荒れの原因になることもあります。
③保湿をしっかり行うことも大切
お肌が乾燥するとバリア機能が低下したり、ターンオーバーが乱れます。
その結果、ダメージを受けやすくなります。
朝の保湿ケアで健康な肌の状態をキープして肌のpHを弱酸性に保ちましょう。
また、季節や年齢に応じたケアも大切です。
④夜のスキンケアの目的は?
一方、夜は成長ホルモンなどが分泌してお肌が育つ時間。
夜のスキンケアも大切ですが、美肌のためには睡眠がとても大切なのです。
だから、スキンケアはシンプルに行ってお肌が育つ邪魔をしないことがポイントとなります。
<朝と夜のスキンケアの目的>
朝のスキンケアの目的 | ・寝ている間に出た汗や皮脂、汚れなどを落とす ・保湿でバリア機能を守る ・紫外線などの外的刺激から肌を守る |
夜のスキンケアの目的 | ・日中のメイクや皮脂、汚れを落とす ・紫外線など日中の外的刺激からの肌の回復や修復 |
<参考記事>
2)スキンケアアイテムの種類が異なることも
朝と夜とでは、使用するスキンケアアイテムの種類が違うこともあります。
朝のスキンケアの順番は、「化粧水、美容液、乳液、保湿クリームの役割の違いとつける順番は?」でもご紹介したとおり、通常、次のとおりです。
洗顔料 → 化粧水 → 美容液 → 乳液または保湿クリーム → 日焼け止め
夜のスキンケアの順番は、通常、次のとおりです。
乳液と保湿クリームはテクスチャーが少し違いますが、役割はほぼ同じです。
クレンジング料 → 洗顔料 → 化粧水 → 美容液 → 乳液または保湿クリーム
このように、朝と夜ではスキンケアに使うアイテムや順番が少し違う場合があります。
<参考記事>
*化粧水の正しい使い方とつけ方で美肌に!上手なエイジングケア
*保湿クリームの正しい使い方と塗り方で美肌のエイジングケア!
3.朝のスキンケアの実践法3選
1)朝の洗顔のポイント
朝、起きてからのスキンケアのスタートは洗顔です。
夜の眠っている間に分泌した皮脂を適度に取ることが大切です。
なぜなら、放置すると肌の酸化をもたらし、にきびや角栓、いちご鼻などの毛穴の悩みの原因になるからです。
だから、基本は洗顔料を使うことをおすすめします。
肌質(肌状態)が脂性肌や普通肌の方なら、石けん素地でつくった固形石鹸を使うことがおすすめです。
また、朝でも肌のゴワゴワが気になる場合は、酵素洗顔もおすすめです。
一方、乾燥肌、インナードライ肌、敏感肌、乾燥性敏感肌の場合は、弱酸性またはアミノ酸系界面活性剤などの優しい洗顔料を使いましょう。
もう1つ、夜のスキンケアで乳液や保湿クリームを使った場合なら、油分を落すためにクレンジング料を使う方法もあります。
また、夜にも皮脂が出ますが、クレンジングで落とすことが可能です。
この場合なら、ダブル洗願不要のクレンジング料を洗顔料として使いましょう。
摩擦の少ないクレンジングミルクやクレンジングジェルがおすすめです。
<朝の洗顔やクレンジングの参考記事>
*洗顔の正しい方法と洗顔料の使い方10選!乾燥肌なら特に注意!
2)朝はしっかり保湿ケアが大切
①朝の保湿の基本
朝にしっかり保湿ケアを行えば、化粧ノリがよくなり、日中の化粧崩れやくすみを防ぐことができます。
洗顔の後は、まず、保湿化粧水やエイジングケア化粧水でしっかり保湿を行いましょう。
その後は、肌質や肌状態、季節に応じて美容液、乳液、保湿クリーム、美容オイルを使いましょう。
②季節で変えたい朝の保湿
まず、春の朝は、ほこりや花粉などの外部刺激に対する注意が必要です。
ゆらぎ肌になりやすいので、優しくしっかりと保湿しましょう。
続いて、夏の乾燥肌対策なら、化粧水だけでも大丈夫な場合もあります。
ただし、夏老け肌で悩む場合などは、朝のスキンケアでフェイスマスクを使うこともおすすめです。
一方、秋や冬の乾燥肌対策なら美容液やそのほかのアイテムも使いましょう。
この季節の朝は、特にしっかり保湿を行うことが大切です。
ヒト型セラミドを配合したセラミド美容液やシアバター、スクワランなどを配合した保湿クリームがおすすめです。
また、朝、忙しくて時間が取れない方は、オールインワン化粧品を使うことも考えましょう。
アイテムが1つで済むので、摩擦によるダメージが減らせるというメリットがあります。
ただし、オールインワン化粧品では細やかなスキンケアができないというデメリットがあるので、肌質によってはおすすめできないこともあります。
<朝の保湿ケアの参考記事>
*保湿されたお肌は潤いのある美肌の源!|動画で3分間エイジングケア
*化粧水にピッタリの美容成分で美肌になれる保湿とエイジングケア!
3)紫外線対策を万全に
朝のスキンケアで、もっとも重要なのが紫外線対策です。
紫外線は光老化をもたらし、シミ、たるみ、ほうれい線、シワなどのエイジングサインの原因になります。
朝の外出の前には、日焼け止めやUV化粧下地などで紫外線対策を行いましょう。
また、紫外線は年中降り注いでいるため、冬でも紫外線対策は必要です。
特に、UVAやロングUVAは、曇りでもそれほど地上へ届く量が減りませんし、紫外線は窓やカーテンをすり抜けて降り注ぎます。
朝の紫外線対策には、日常的に、PA効果のある日焼け止めを使いましょう。
日焼け止めには、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2種類がありますが、どちらもメリットとデメリットがあるので、肌質、季節、使う場面で上手に使い分けましょう。
なお、最近では近赤外線やブルーライトの有害性も指摘されています。
だから、これらの対策も必要です。
<朝の紫外線対策の参考記事>
*日焼け止めの使い分けと選び方は、年齢・季節・利用シーンで!
*日焼け止めは正しい塗り方と使い方が大切!紫外線をカットするコツ
*ソラレンを含む食べ物で紫外線による日焼けがしやすくなるのはなぜ?
*ブルーライトをうまく浴びてアンチエイジングや健康に役立てよう!
4.朝のスキンケア化粧品も肌質や年齢肌で選ぶ
1)朝のエイジングケア化粧品の選び方の基本
ここまで、朝と夜のスキンケアの違いや朝のスキンケアのポイントをご紹介しました。
そんな朝のスキンケアやエイジングケアに使うアイテムは、どのように選べばよいのでしょうか?
中には朝専用のスキンケアアイテムもありますが、基本は肌質や肌状態、年齢に応じて自分にあったアイテムを選ぶことが大切です。
朝と夜でスキンケア化粧品やエイジングケア化粧品を変えるというよりも、自分が持っているものを朝と夜で使い分けるイメージです。
基本的な考え方としては、どのアイテムもエイジングが進むにつれお肌に優しいものを使うことがポイントです。
なぜなら、肌質はエイジングを重ねると乾燥肌に傾くからです。
また、年齢を重ねると、皮膚が薄くなります。
これは、女性ホルモンの分泌が低下することや、真皮のコラーゲンやエラスチンをつくり出す線維芽細胞の活力の低下などが原因です。
だから、今の年齢の肌質だけではなく、将来のお肌のさらなる衰えを意識してエイジングケア化粧品を選ぶことが大切なのです。
2)朝のスキンケアで予防美容
今、肌トラブルや肌悩みがなくても、予防的な観点を取り入れることは予防美容にもプラスです。
ポイントとしては、次の3つです。
- アルコールやPGなどの刺激性のある成分が無添加の化粧品を選ぶこと
- セラミドやヒアルロン酸など保湿力が高く、刺激性のない成分を配合した化粧品を選ぶこと
- ナールスゲンをはじめ酸化を防ぎ、コラーゲンの生成をサポートする成分を配合した化粧品を選ぶこと
レチノール配合の化粧品は朝に使わない、または必ず日焼け止めを一緒に使う
年代別のエイジングケア化粧品の選び方は次の記事を参考にしてください。
*60代・70代も大切!エイジングケア化粧品の選び方と使い方
*朝・昼・夜のスキンケアで美容専門家が重視するアイテムと、イチオシのアイテムは?
5.朝のほうれい線が気になる場合のスキンケア
今までは、一般的な朝のスキンケアについてご紹介してきました。
エイジングケア世代の女性で、朝起きてほうれい線が目立っていたことはないでしょうか?
そんなほうれい線は早くなくしたいですね。
朝は、1日のうちでもほうれい線が目立ちやすい時間帯です。
その理由は、3つです。
- 寝ている間にお肌が乾燥してしまって浅いほうれい線が目立つ
- たるみが進んで肌のハリがなくなることから、朝の寝起きにほうれい線が目立つ
むくみで朝の寝起きにほうれい線が目立つ
乾燥肌ならスキンケアで改善しますが、それ以外の問題はほかの手段や対策が必要です。
朝のほうれい線の改善対策としては、たるみやむくみを予防するため、美肌をキープする食べ物や栄養素をはじめアンチエイジングを意識した生活習慣が大切なのです。
6.まとめ
朝のスキンケアやエイジングケアの目的、美肌をキープするためのコツやポイントをご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
朝と夜のスキンケアの違いについても、ご理解いただけたのではないでしょうか。
朝のスキンケアは、これからの始まる1日を過ごす上で、外部からの刺激による肌ダメージを少しでも小さくすることが大切です。
そのためには、洗顔、保湿、紫外線対策をしっかり行って美肌をキープしましょう。
また、朝の素肌をいきいきと保つためにも、スキンケアやエイジングケアだけでなく、食生活や睡眠などの生活習慣にも気を配りたいですね。
この記事「朝のスキンケアとエイジングケアを上手に行って美肌へ!」が、エイジングケア世代の皆様のお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト。
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報をご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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