夏も乾燥肌対策に気を抜いてはいけません。
秋から冬は、誰もが気を付ける『乾燥肌』。
でも、6月、7月、8月の夏の時期でも保湿やエイジグケアなどに気を抜くと乾燥肌に悩むことがあります。
なぜなら、夏もやっぱり乾燥肌の原因になる要素が身の回りにたくさんあるから。
この記事では、そんな夏場(6月・7月・8月)の乾燥肌の予防や改善の対策、スキンケアやエイジングケアのコツについて、幅広くご紹介します。
- 夏は湿度が高く、季節的には乾燥肌になりにくいのですが、加齢、紫外線、エアコンなど乾燥肌の原因はたくさんあります。これらの対策を行って美肌をキープしましょう。
- 夏の乾燥肌対策の基本は、スキンケアの基本と同じく正しい洗顔、保湿、紫外線対策です。この3つはどの季節でも同じですが、夏は特に紫外線をブロックすることが大切です。
- 夏は汗腺の活動が活発になって汗をよくかきます。汗のかき過ぎも乾燥肌の原因になるので、こまめに汗を拭くことも大切です。
- お肌がオイリーでテカっていても、実は乾燥肌だということがあります。これが、夏のインナードライ肌です。脂性肌と間違って皮脂を取るケアをしないように気をつけましょう。
- 夏も食べ物や飲み物には気をつけましょう。特に、冷たい飲料、カフェイン入りの飲料の摂り過ぎは控えましょう。逆に、ミネラルが豊富でノンカフェインの麦茶などがオススメです。
化粧品成分上級スペシャリスト&京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事
ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。
CONTENTS
1.夏の乾燥肌が気になるあなたへ
「夏(6月・7月・8月)も乾燥肌の対策に気を抜かないで!」をお届けします。
あなたは、もしかしたら夏なのに乾燥肌でお悩みではないでしょうか?
乾燥肌といえば、秋から冬の肌悩みの代表。
春から夏になって気温と湿度が上がることで、比較的少なくなる肌悩みです。
しかし、夏だからといって、しっかりと保湿することを怠たるなど、スキンケアで気を抜いてしまうと、乾燥肌になることもあります。
また、30代、40代、50代と年齢を重ねると誰でも乾燥肌になりやすいので、夏でもエイジングケアは大切です。
だから、夏でもエイジングケア世代の方は、正しくエイジングケア化粧品を使って乾燥肌の予防や改善に取り組みましょう。
この記事では、夏場の乾燥肌の予防や改善の対策、スキンケアやエイジングケアのコツについて、幅広くご紹介します。
「え!夏でも乾燥肌になるの?原因は何なの?」
「夏なのに私は、乾燥肌。早く改善したい!」
「去年は大丈夫だったのに、今年の夏は乾燥が気になる!対策は何があるの?」
「夏の乾燥肌対策によいエイジングケア化粧品は?おすすめを教えて!」
「スキンケア以外でも夏の乾燥肌の予防や改善のためにできることって?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをお読みくださいね。
なお、乾燥肌対策全般について知りたい方は、
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2.夏の乾燥肌の原因
1)乾燥肌とは?
乾燥肌とは、お肌の表皮の最も表面にある角質層の水分量が、正常よりも少ない状態です。
角質層には、水分が約20~30%あるのが健やかなお肌ですが、それを下回れば、乾燥肌です。
お肌は、次の3つが相互にはたらき、お肌を外的から守るとともに水分を維持するためにはたらいています。それが、バリア機能です。
このバリア機能は、角化外膜とも呼ばれるCE(コーニファイドエンベロープ)という角質細胞の周りを覆う頑丈なたんぱく質の膜状構造、またタイトジャンクションと呼ばれるお肌のなかで隣り合う上皮細胞同士の密着結合のサポートによって、十分に潤った素肌を維持しています。
しかし、加齢をはじめとするさまざまな原因で、これらの量や機能が低下するとバリア機能が低下し、角質層の水分量が少ない状態になります。
これが、お肌の乾燥です。
夏でもこの状態になれば乾燥肌になります。
2)乾燥肌の原因
乾燥肌の原因については、
で詳しく取り上げていますので、ここではポイントを絞って解説します。
乾燥肌の原因は「内部的な問題」と「外部的な問題」に分かれます。
乾燥肌の原因となる内部的な問題とは、次のとおりです。
- 加齢と肌の質(タイプ)
- 女性ホルモンのバランスの乱れや減少
- よくない生活習慣・ライフスタイル(食生活、睡眠、運動など)
- 皮膚病などの病気(皮脂欠乏性湿疹・老人性乾皮症・アトピー性皮膚炎など)
乾燥肌の原因となる外部的な問題とは、次のとおりです。
- 紫外線ダメージ
- 外気の乾燥
- 急激な温度や湿度の低下
- 大気汚染や花粉などのアレルギー源の影響
です。
これらは、常に私たちの身の回りにあります。
このなかで、加齢は誰もがコントロールできません。
だから、毎年、夏でも乾燥肌になりやすいのです。
特に、高齢の方は乾燥肌の対策をしっかり行うことが大切です。
3)なぜ、夏でも乾燥肌になるの?
6月、7月、8月の夏の時期の湿度は、65パーセントを下回ることはなく、ほとんどの日で70%以上です。
だから、大気の影響で乾燥するリスクはほとんどありません。
そんな夏でも、乾燥肌になる特徴的な原因として考えられるのは、次にあげるとおりです。
①紫外線ダメージ
夏の乾燥肌の原因で最も気を付けたいのが紫外線ダメージ。
紫外線には、A波(UVA)とB波(UVB)があります。
このなかで、夏には特にエネルギーの強いUVBが表皮に大きなダメージを与えることで、バリア機能を破壊するリスクが高まります。
また、お肌は紫外線から自分自身を守ろうと、皮脂を過剰に分泌させたり、未成熟な角質層を肌表面に上げてしまいます。
これが、乾燥肌や角質肥厚を招くのです。
その結果、夏のくすみが目立ちます。
夏の紫外線といえば、シミの原因として有名ですが、乾燥肌の原因にもなるのです。
乾燥肌になるとターンオーバーの乱れによって、お肌のキメが粗くなり、透明感や肌ツヤ、肌のハリも減って、くすみをもたらしてしまいます。
そんな肌状態をそのまま放置すると、夏後半になって肌疲労が積み重なって、夏老け肌になるのです。
なお、UVAは、UVBほどエネルギーは大きくありませんが、真皮まで届き、線維芽細胞、コラーゲン、エラスチンにもダメージを与えます。
つまり、UVAは、光老化によって、たるみ、ほうれい線、しわなどのお肌の老化の原因になってしまうのです。
<参考>
②洗顔・ボディを洗う回数の増加や間違ったスキンケア
夏は汗や皮脂がいっぱい。だから、洗顔の回数やからだを洗う回数が増えます。
お肌を清潔に保つことは大切ですが、その一方で、お肌に摩擦や刺激を与える機会も増えるのです。
洗浄力の強い洗顔料の使用、ゴシゴシ洗顔、長時間のシャワー、洗浄力の強いボディソープ、ナイロンタオルによるお肌への刺激が乾燥肌の原因になってしまいます。
もう1つ気を付けたいのは、夏に清涼感を求めるスキンケアをやり過ぎてしまうことです。
皮脂を取り除いたり、毛穴を引き締めるために、アルコール濃度の高い拭き取り化粧水や収れん化粧水などを使いすぎることも乾燥肌の原因になることがあります。
③汗のかき過ぎ
しかし、大量の汗をかき続けることは乾燥肌の原因になります。
大量の汗をかき、汗が肌に留まると、角質層は水浸し状態です。
そして、それが乾く際に、水分や天然保湿因子、皮脂が減ってしまいます。
1回や2回ならこれは大きな問題ではありませんが、夏に毎日この状態を繰り返すと、バリア機能が低下して乾燥肌をもたらしてしまうのです。
汗はコマメに優しく拭き取りましょう。
④エアコン(冷房)の影響
お肌の保湿力が不十分だと、夏は冷房やエアコンが乾燥肌の原因になることがあります。
外から部屋に入った際の急激な温度変化、部屋の乾燥、吹き続ける冷風による肌ダメージなどで、お肌の角質層の水分が蒸発してしまうのです。
扇風機は、部屋の温度は下げませんが、直接肌に風を吹き付けます。だから、扇風機でも水分蒸発による乾燥肌の原因になります。
ただ、3大保湿因子が健やかな状態でバリア機能が正常にはたらいていれば、エアコンによる乾燥肌は防ぐことができるので、短時間のエアコンなどを過度に気にする必要はありません。
しかし、長時間にわたりエアコンが効いた部屋にいることは、夏の乾燥肌の原因になってしまいます。
⑤季節的な環境やよくない生活習慣
人間の身体は急激な温度変化を物理的ストレスとして受け取るため、屋外と屋内を行き来するたびにストレスを感じ、ストレス反応で交感神経が刺激され、交感神経優位になります。
この状態は肌バリアの機能低下を引き起こす男性ホルモンが分泌されやすくなるため、内分泌の問題からも肌のバリア機能にダメージが及ぶことになります。
つまり、ストレスが乾燥肌や肌荒れの原因になるのです。
また、冷たい飲料の摂り過ぎ、アルコールの飲みすぎなどにも注意しましょう。
このように夏でも、乾燥肌になる要素はたくさんあります。バリア機能の低下は、大人ニキビや角栓による毛穴の詰まりなどの肌悩みをもたらすこともあるのです。
3.特に夏に気を付けたいインナードライ肌
夏に気を付けたい乾燥肌のなかで、特に注意したいのが、インナードライ肌。
7月のスキンケアでも取り上げましたが、一見、皮脂過剰と思って誤ったスキンケアを続けてしまうリスクもあります。
インナードライ肌は、お肌表面は、皮脂でテカテカ、でもお肌の内側は、カラカラの乾燥状態のことです。
見た目は、脂性肌のような症状ですが、その本質はバリア機能の低下によってターンオーバーが乱れている状態。ひどくなれば、敏感肌になってしまうこともあります。
だから、皮脂を取り除くケアは間違いです。
刺激の強い洗顔料やクレンジング料を使うことも皮脂を取り過ぎて、夏のインナードライ肌の原因になることもあります。
また、刺激になる収れん化粧水や拭き取り化粧水、ピーリング、スクラブ洗顔、酵素洗顔などは控え、しっかりとした保湿によるバリア機能の回復が大切なのです。
夏でもお肌の内側が乾燥すると、次のような症状がでることもあります。
- お肌が乾燥している気がするのにニキビができる
- 皮脂が多いのに、お肌にツッパリを感じる
- 吹き出物ができやすくなる(大人ニキビなど)
- 毛穴が黒ずんでいたり開きも目立つ
そんな場合は、インナードライ肌かもしれません。
また、夏でもTゾーンはテカテカでも目元・口元などのOゾーンやフェイスラインなどのUゾーンがカサカサの混合肌になることもあります。
インナードライ肌の改善については、
こちらも参考にしてください。
4.夏の乾燥肌の予防と対策のスキンケア
乾燥肌のスキンケアは、優しい洗顔・クレンジングと保湿、さらに紫外線対策です。
ここからは、夏の乾燥肌の予防や改善の具体的な対策をご紹介します。
1)クレンジングや洗顔を見直す
夏にお肌の乾燥を感じる方は、クレンジングや洗顔を見直しましょう。
まずは、次の5つのポイントをチェックして、心当たりがあれば改善しましょう。
- ごしごしと摩擦や刺激の強いクレンジングや洗顔をしていないか?
- 夏だからといって毎日、3回以上洗顔をしていないか?
- ついついクレンジングや洗顔が雑になっていないか?
- スクラブ洗顔や酵素洗顔を使いすぎていないか?
拭き取り化粧水を使いすぎていないか?
一方、日ごろ、正しいクレンジングと正しい洗顔を行っている方で、お肌のトラブルが起こるなら、それはエイジングのせいかもしれません。
去年の夏より1つ年を重ねているので、もしかしたらクレンジング料や洗顔料が合わなくなっていることも否定できません。
クレンジングはメイクを落とすものですが、脱脂力が強くメイクを簡単に落とせるものがあります。
おおむね、オイルクレンジングや泡状クレンジングなどは洗浄力が強いため、お肌への負担も大きくなります。
もし、強めのクレンジング料を使っていると感じるなら、クリームタイプやジェルタイプで、エイジングケア世代向け、敏感肌向けのアミノ酸系界面活性剤のクレンジング料に切り替えるのもよい方法です。
また、ダブル洗顔をしなくて済むのであれば、それにこしたことはありません。
ただし、クレンジングをしてもメイク落ちや汚れ落ちが不十分な場合は、刺激の少ない固形石鹸、アミノ酸系界面活性剤の洗顔料でダブル洗顔を行いましょう。
夏の乾燥肌対策のクレンジングや洗顔については、次の記事も参考にしてください。
*おすすめのダブル洗顔不要のクレンジング料!その選び方とは?
2)乾燥肌の予防には、夏でもボディソープは1日1回で
夏の乾燥肌を予防するために、ボディも洗いすぎは避けましょう。
夏はボディの汚れも気になりますが、洗浄料でからだを洗うのは1日1回で十分です。また、ナイロンタオルでのゴシゴシ洗浄するのもNGです。
また、ボディへのシャワーも激しいしシャワーは控えましょう。
からだを拭く際は、できればコットンのタオルで優しく水分を吸い取るように拭きましょう。
夏でも乾燥肌予防には、ボディクリームや乳液を使ってもOKです。
ひじ、ひざ、かかとなどは乾燥しやすいので特に注意してケアしてくださいね。
「ボディの乾燥肌対策も大切!からだの保湿ケアを」も参考にしてください。
3)夏でも保湿が大切
保湿は、スキンケアやエイジングケアの基本ですが、夏の乾燥肌対策でもやはり保湿は大切です。
とはいっても、汗や皮脂が多いこの時期、べたつきのある乳液や保湿クリームは使いたくないですし、肌状態や肌質によっては不要です。
一方、この時期でも上手に保湿化粧水や美容液は取りいれていただきたいと思います。
①夏の化粧水で乾燥肌対策
夏は、テクスチャー自体はサッパリ系を使ってもよいですが、保湿力の高い化粧水を使いたいところです。
保湿成分としては、プロテオグリカン、アミノ酸系の成分、ヒアルロン酸やコラーゲンなら加水分解ヒアルロン酸、加水分解コラーゲンなどは、比較的粘性が低いです。
だから、これらの成分を配合した化粧水ならサッパリしたテクスチャーでも保湿力の高い化粧水があります。
ナールスピュアなどのプロテオグリカン化粧水が夏の乾燥肌対策にオススメです。
ナールスピュアは、@コスメの化粧水ランキングでも1位になったことのあるオススメのエイジングケア化粧水です。
夏だからといって、アルコール濃度の高い収れん化粧水の使い過ぎは、乾燥肌の原因になるので注意しましょう。
詳しくは、「夏はどんな化粧水がオススメ?エイジングケアと季節性で考えよう!」をご覧ください。
②30代からは、夏のエイジングケアを意識しよう
夏はどんなに対策しても紫外線でお肌が酸化しやすい季節です。そう考えるとエイジングケアを意識することも大切です。
保湿と合わせてナールスゲン、プラセンタエキス、ビタミンC誘導体(APPS、VCエチルなど)、ビタミンE誘導体、コエンザイムQ10、レスベラトロール、金コロイド、エルゴチオネイン、アスタキサンチン、フラーレンなどのエイジングケア化粧品成分もオススメです。
20代、30代、40代、50代、60代以降のエイジングケアについては、次の記事を参考にしてください。
乾燥肌対策以外の情報もたくさん手に入ります。
*50代のエイジングケアと化粧品の選び方と大切な7つの真実!
*60代・70代も大切!エイジングケア化粧品の選び方と使い方
③夏も美容液で目元・口元のケア
また、美容液なども必要に応じて使いましょう。
特に、目元や口元などの乾燥しやすいパーツは、目元美容液などを使ってケアしましょう。
乳液や保湿クリームもべたつきのあるものは使いづらいでしょうから、ジェルタイプのものなどを使えばよいでしょう。
詳しくは、「夏の美容液で肌老化を防ぐエイジングケアを!」をご覧ください。
④タオルを使って保湿と血行促進
夏でもお肌を温めることは大切ですし、血液が滞ることを防ぐことで乾燥肌、目の下のクマ、くすみなどが予防できます。
とくに、40代や50代のエイジングケア世代の女性には、取り入れて欲しい対策です。
電子レンジなどで温めたタオルを、顔の上に2~3分乗せて気持ちよい時間を過ごしましょう。
タオルは温めすぎないようにして火傷に注意しましょう。
温かいタオルの後は、冷たいタオルを使えば、顔や毛穴が引き締まります。
また、顔だけでなく、首やデコルテのケアとして行うこともよい方法です。
⑤週1回程度のスペシャルケア
フェイスマスクなどで週に1回程度のスペシャルケアを行うことも、夏の乾燥肌対策になります。
スペシャルケアのフェイスマスクとして、密閉効果の高いバイオセルロース製のマスクなどがオススメです。
いつも使っている化粧水や美容液とは異なった成分のフェイスマスクを使うことで、プラスαの美肌効果も期待できます。
⑥夏でも手肌の乾燥対策を
手荒れは冬が最も多いのですが、水をたくさん使う美容師などの職業の方や感染症の予防で手洗いの回数が増えると、夏でも手肌が乾燥します。
だから、夏でもハンドクリームで保湿を行うことが大切です。
夏はジェルタイプのハンドクリームなどがおすすめです。
また、「新型コロナウイルス感染予防で手洗いした後はたっぷり保湿を!」も参考にしてください。
4)夏の乾燥を防ぐスキンケアの要は紫外線対策
6月、7月、8月は、日本中のどの地域でも紫外線の量はピーク。
乾燥肌対策としても、お肌の老化予防、美白対策としても、夏はとにかく紫外線をカットすることが大切です。
日焼け止めは、海、プールや山などレジャーに出かけるとき、屋外でのスポーツ以外は、SPF30 PA+++程度のもので十分です。
高いSPF、PAのものを使うよりも、こまめに塗り直すことが大切です。
日焼け止めはもちろんですが、衣類や日傘、帽子ほか紫外線対策グッズなども使ってファッションでも紫外線対策を行い、日焼けを防ぎましょう。
また、夏は目の紫外線対策も大切です。紫外線カットができるサングラスを使いましょう。
さらに、最近ではブルーライトや近赤外線も肌ダメージを与えて乾燥肌などの原因になることがわかっています。
肌や目をこうした有害光線から守ることも大切なので、太陽光線をさまざまな方法でカットしましょう。
もちろん、紫外線を浴びた後のアフターケアとして、保湿やビタミンACEを摂ることも忘れずにも行ってくださいね。
30代からのエイジングケアには、水溶性のビタミンC誘導体や両親媒性ビタミンC誘導体のAPPS、両親媒性ビタミンE誘導体トコフェリルリン酸ナトリウムなどを配合したエイジングケア化粧水を、紫外線のアフターケアにお使いになることをオススメします。
ただし、ビタミンC誘導体化粧水は乾燥肌の原因になることもありますので、注意しましょう。
紫外線については、夏の時期のスキンケア情報なども参考にしてください。
5)夏でもお部屋の乾燥対策を!
いま、お伝えした4つの夏の乾燥肌対策をしっかり行えば、夏のエアコンやお部屋の乾燥に過度に敏感になる必要はありません。
それでも、最近では、オフィスも自宅も冷暖房完備で、長い時間、エアコンの効いたお部屋にいる機会が増えてきました。
特に、夏はお部屋がキンキンに冷えたオフィスで勤務する方もいます。
そんな場合は、乾燥肌を防ぐ工夫も必要です。
夏はもともと湿度が高いので、お部屋そのものの対策までは必要ありませんが、化粧水や保湿美容液だけではなく、乳液やべたつきの少ないサッパリタイプの保湿クリームを使うなど、お肌の状態に応じて工夫してくださいね。
5.日常生活でできる夏の乾燥肌の対策
これまでに挙げた4つのスキンケアやエイジングケアでの対策が十分できていれば、夏の乾燥肌は改善します。
しかし、スキンケアは見直したのに、夏の乾燥肌に悩んでいるなら、生活習慣に問題があるかもしれません。
まずは、食生活を中心に改善を心がけましょう。
1)食べ物で夏の乾燥肌を予防する
お肌にとってよいとされる栄養素、美肌をもたらす栄養素は、良質のたんぱく質、ビタミン類、ミネラルなどです。
乾燥肌対策として、積極的に摂りたいのが、ビタミンA、B、C、Eなどのビタミン類、亜鉛や鉄などのミネラル、セラミドやα-リノレン酸です。
夏場に取りたい食べ物としては、次のようなものです。
からだの内側に水分を与えることも大切です。あまり冷たくない水やハーブティなどで水分補給も積極的に行いましょう。
詳しくは、次の記事もご覧ください。
「セラミドを食べ物、飲み物で!乾燥肌とシワにも効果が期待?」
「紫外線対策の食べ物と飲料!日焼けや肌老化を防ぐ7つの栄養素とは?」
2)夏は飲み物や飲み方にも注意
夏の乾燥肌を予防するためには、カフェインイ入りの飲料はあまり摂らないことも大切です。
なぜなら、カフェインには利尿作用があるので、おしっこの回数が増えて、水分を体外へ出してしまうことになるからです。
コーヒー、紅茶、緑茶、コーラ、ココア、アルコール、栄養ドリンクなどの摂り過ぎに注意しましょう。
ただし、コーヒー、紅茶、緑茶、カカオが豊富なココアは、お肌の酸化の予防に役立つので夏でも適度に飲むのはよいことです。
また、一度に多く飲むよりも、回数を分けて少しずつ飲んだり、食事前はたくさん飲まないように注意しましょう。
一度にたくさん飲むと、胃液が薄くなり栄養素の吸収が低下します。
夏バテや体調不良になるリスクがあり、夏老け肌や肌疲労の原因になることもあります。
オススメは、ノンカフェインでミネラルの多い麦茶、ハト麦茶、ドクダミ茶、そば茶やルイボスティー、黒豆茶、ゴーヤ茶、甜茶(てんちゃ)などです。
も参考にしてください。
ほかでは、夏に限りませんが、乾燥肌の予防にとって、十分な睡眠も美肌やアンチエイジングにはとても大切です。
また、喫煙習慣や受動喫煙なども肌老化や乾燥肌の原因になることもあります。
生活習慣とお肌の関係については、
「エイジングケアより大切な日常の生活習慣で肌老化の予防を!」
こちらを参考にしてください。
<夏の参考記事>
*気になる夏のニオイ!アンケート調査に見る1位の対策と予防のコツ
*夏は痩せやすい季節ってホントなの?脳腸相関でダイエットの工夫!
6.まとめ
夏の乾燥肌の原因、またその予防や改善の対策について幅広くご紹介しました。
いかがだったでしょうか。
夏に乾燥肌でお悩みの方で、思い当たる点はあったでしょうか?
本来、夏は気温も湿度も高く、乾燥肌をまねく外的要因は、紫外線を除けば少ない季節です。
それでも、乾燥肌になってしまうリスクがないわけではありません。
だから、美肌をキープするためには
スキンケアやエイジングケアが大切です。
ぜひ、この記事でご紹介したスキンケアやエイジングケア、そのほかの対策を実践していただき、夏の乾燥肌の予防に役立てていただければ幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 やすだともよ)
医学出版社、医学系広告代理店にて編集・ライターとして、医師向け、患者向けの情報提供資材や書籍等の記事の編集・執筆や、国内・海外医学会取材・記事執筆を行う。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
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