美肌や健康、アンチエイジングのためには、季節ごとの栄養バランスのよい食べ物を摂ることが大切です。
では、梅雨の季節6月には、どんな食べ物がおすすめなのでしょうか。
この記事では、6月に旬を迎える美肌によい食べ物と美味しく味わうためのレシピをご紹介します。
- 美肌や健康を維持するためには、6月に旬を迎える食べ物を積極的に摂ることが大切です。その季節が旬の食べ物は、栄養価も高く美味しいのでおすすめです。
- 食べ物や飲料に加えて、6月に合ったスキンケアやエイジングケアで一層、美肌になることができます。梅雨時のスキンケアと食べ物を上手に組み合わせましょう。
- 野菜では、6月はパプリカや枝豆、ソラマメなどの豆類が多く出回る時期です。果物ではマンゴーやメロン、梅が旬です。
- 魚では、まあじ、あゆが6月に美味しく食べることができます。また、ホタテなどの貝やうにも旬を迎えます。
- 6月は高温多湿で過ごしにくく、ストレスが多い月。食べ物を楽しく食べることでストレス解消も意識しましょう。
- 月や季節に限らず、1年中出回る食べ物もたくさんあります。6月が旬の食べ物だけではなく、からだや美肌によい食べ物は積極的に摂りましょう。
京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事
ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。
<季節を意識した大切なポイント!>
<6月におすすめの旬の食材リスト>
食材 | 栄養素 | 備考 | |
野菜 | |||
あしたば | カルコンと呼ばれるフラボノイドやクマリン・β-カロテン・食物繊維などが豊富。 | ||
アスパラガス | アスパラギン酸、ルチンが豊富。それほど多くはないが、ビタミン類やカリウムなどを含んでいる。茹でるとカリウムは流出するが、栄養成分がほとんど流失しない。 | 北海道産は4月下旬~6月中旬、北海道以外の九州や本州のものは夏も旬。 | |
いんげん | カリウム、鉄などのミネラル類、ビタミンB1、B2、ビタミンK、β-カロテンなどのビタミン類が豊富。 | ||
えだまめ | タンパク質、ビタミンB1、カリウム、食物繊維、鉄分などが豊富。枝豆のタンパク質にはメチオニンなども含まれる。 | ||
おくら | 夏バテに効果のあるぬめりの成分はガラクタン、アラバン、ペクチン、といった食物繊維。βカロテンがレタスのおよそ3倍、カリウムやカルシウムも豊富。 | ||
きくらげ | ビタミンB群、鉄、カリウムが豊富。 | 生きくらげ。乾燥きくらげは一年中。 | |
きゃべつ | ビタミンC、ビタミンKが豊富でビタミンU、ジアスターゼも含まれる。紫キャベツ・レッドキャベツにはアントシアニンも含まれる。 | 葉は柔らかく巻きがゆるい春キャベツ、葉は硬く巻きがしっかりしている冬キャベツ。 | |
きゅうり | カリウムが豊富で、表皮のグリーンにはβ-カロテンが含まれる。 | イボが尖っているものが新鮮。 | |
グリーンピース | カリウムをはじめ、ミネラル、ビタミンB群、タンパク質、糖質、食物繊維が豊富。若い豆にはカロテン豊富。 | ||
クレソン | β-カロテン、カリウム、カルシウムなどが豊富。 | ||
さやえんどう | β-カロテン、カリウムをはじめ、ミネラル、ビタミンB群、必須アミノ酸のリジン、ビタミンCと糖質、食物繊維などが豊富。 | ||
さんしょう | サンショオールやシトロネラール、ジペンテン、フェランドレン、ゲラニオールなどの有効成分が含まれる。 | 花山椒は4~5月、実山椒は6月、粉は10~11月が旬。 | |
ししとう | ビタミンC、ビタミンE、β-カロテンなどが豊富。 | ||
しそ(大葉) | β-カロテン、ビタミンB群やビタミンEやビタミンK、鉄分をはじめ、カルシウムなどのミネラルが豊富。 | 赤シソは6~7月が旬。 | |
じゃがいも | ビタミンCが豊富で熱に強く、カリウムなども豊富でナイアシンも少し含まれる。 | 旬の時期に出回るのが新じゃがと呼ばれる。 | |
しんしょうが | マンガンが豊富でシネオール、ジンゲロール、ショウガオールなどが含まれる。 | 2~3ヶ月寝かせて、辛味を増したものが根生姜で旬はずれる。 | |
ズッキーニ | カリウムやβ-カロテン、ビタミンB類が豊富。ビタミンCなども含まれる。 | ||
ぜんまい | 不溶性食物繊維が豊富。 | ||
そらまめ | 植物性たんぱく質、カリウムやマグネシウム、リン、鉄分などのミネラル、ビタミンB群、ビタミンCが豊富。 | 鮮度の落ちやすい野菜で、日持ちは3日程度。買ってすぐたべるのがおすすめ。 | |
つるむらさき | β-カロテンやビタミンC、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富。 | ||
トマト | β-カロテンがやや豊富、カロテンの一種であるリコピンや「13-oxo-ODA」というリノール酸などが含まれる。 | ||
にんにく | アリシン、スコルニジン(スコルジン)が含まれる。 | ||
のびる | カリウムが非常に豊富で、カルシウムをはじめマグネシウム、リン、鉄分などのミネラルも豊富。 | ||
はしょうが(やなかしょうが) | カリウム、カルシウム、ビタミンB6、マンガンなどが豊富。 | ||
パプリカ | ビタミンC、β-カロテンが豊富、クエルシトリンも含まれる。 | ||
ピーマン | ビタミンC、β-カロテンが豊富、クエルシトリンも含まれる。 | ||
みょうが | ほとんどが水。水以外には、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、ビタミンB群、Cなどが含まれる。香りはアルファピネン。 | ||
らっきょう | 食物繊維が豊富、アリシン・S-アリル-L-システインが含まれる。 | ||
るっこら | β-カロテンを初めビタミンE、ビタミンK、ビタミンC、マグネシウムやカリウム、鉄といったミネラルが豊富。アリルイソチオシアネートも含まれる。 | ||
レタス | β-カロテンが豊富。 | 栄養素が最も多くなる時期は11月頃。 | |
果実 | |||
あんず | β-カロテン、クエン酸、リンゴ酸といった有機酸が豊富でギャバなども含まれる。 | 旬は短く、6月下旬~7月上旬の2週間ほど。 | |
うめ・うめぼし | 果物の中では比較的カリウムや鉄、ビタミンEが豊富。クエン酸やリンゴ酸などの有機酸が含まれる。 | ||
キウイ | ビタミンC、食物繊維が豊富でカリウム、ビタミンE、アクチニジンが含まれる。 | 5月~12月頃はニュージーランド産が旬。 | |
さくらんぼ | 主成分はブドウ糖、それぞれの成分量は多くないが、全体的には糖質、ビタミンAやビタミンC、それにリン、カルシウム、カリウム、鉄分などのミネラルそして、β-カロテン、ビタミンB1、B2などを少しずつバランスよく含んでいる。 | ||
なつみかん | ビタミンCが豊富でシネフィリン、クエン酸が含まれる。皮にはヘスペリジンが含まれる。 | ||
パイナップル | ビタミンC、ビタミンB1、食物繊維が豊富、ブロメライン、銅やマンガン、マグネシウムなどのミネラルも含まれる。 | 国産の場合。海外物は年中出回る。 | |
びわ | β-カロテンが豊富でβクリプトキサンチン、ポリフェノールが含まれる。 | ||
マンゴー | ビタミンCやカリウムが豊富で熟したものはβ-カロテンが豊富。消化酵素も持っている。 | 鹿児島、宮崎、沖縄で栽培される国産は主に5月~8月が旬。 | |
メロン | β-カロテン、カリウムが豊富。ククミシンが含まれる。 | ||
魚 | |||
あじ | たんぱく質、脂肪、ビタミンB群、カルシウムやミネラルなどすべての栄養素がバランスよく含まれており、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン | ||
あなご | ビタミンAが豊富でイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸が含まれる。 | 6月~8月頃は、脂分が少なく淡白でさっぱりしていおり、10月~12月頃は脂がのっている。 | |
あゆ | ビタミンA、ビタミンB12、ビタミンDをはじめリンやカルシウム、マグネシウムなどのミネラル、EPAやDHA豊富。 | ||
いさき | 多価不飽和脂肪酸の割合が多く良質な動物性たんぱく源、DHA、EPAが豊富。 | ||
いぼだい・えぼだい | 不飽和脂肪も豊富で、ビタミンB12やナイアシンを含む | ||
いわし | DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)をはじめとするn-3系脂肪酸(オメガ3)が豊富。 | ||
かじきまぐろ | DHAやEPA、ビタミンDが豊富でカリウムやアミノ酸が豊富。 | ||
かつお | DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)タウリンが豊富。 | ||
かます | カリウム、リン、マグネシウムが豊富でEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)ビタミンDやB12が含まれる。 | 6~8月はヤマトカマス、11~12月はアカカマスが旬。 | |
かわはぎ | 良質なタンパク質とカリウムが豊富で脂質が少ない。 | ||
かんぱち | DHAとEPAとビタミンDが豊富。 | ||
きす | 各種アミノ酸、良質なたんぱく質が豊富で、脂肪分が少ない。 | 脂がのるのは6月~9月。 | |
きびなご | ビタミンD、カルシウム、鉄分などが豊富。 | ||
さわら | DHAやEPA、ビタミンD、ビタミンB12、良質のたんぱく質やカリウム・亜鉛が豊富。 | 関東は12月~2月、関西は3月~5月が旬。 | |
すずき | 比較的ビタミンDが豊富で、DHAとEPAなど脂肪酸含有量も含まれる。 | ||
どじょう | たんぱく質、ビタミンD、ビタミンB2、ビタミンB12、ナイアシン、可食部に骨も含むためミネラルではカルシウム、リン、鉄、亜鉛が比較的豊富。 | ||
とびうお | ビタミンEが豊富でナイアシンも含まれる。 | ||
めばる | DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)等、高度不飽和脂質酸が豊富。 | ||
海産物 | |||
アオリイカ | 低脂肪、低カロリー、高たんぱくの食材でビタミン類やミネラル類もバランスよく含み、タウリンという成分も含まれる。 | ||
ウニ | ビタミンE、カロテンが豊富でビタミンB群も含まれる。 | バフンウニは3〜4月が旬。 | |
くるまえび | 低脂肪高タンパクで、グルタミン酸、グリシンまたロイシンやリジンなどの必須アミノ酸が豊富。アスタキサンチンも含まれる。 | ||
けがに | カルシウムやリンといったミネラル、グルタミン酸やアスパラギン酸をはじめ各種アミノ酸が豊富。殻にアスタキサンチンが含まれる。 | ||
コウイカ | タウリンが豊富でグリシン、アラニン、プロリンなどのアミノ酸、必須アミノ酸の一つであるリジンも含まれる。 | ||
さざえ | 良質なたんぱく質が豊富で脂質が少ない。ビタミン、ミネラルもバランスよく含み、コハク酸はアワビより多い。 | ||
スルメイカ | タウリンが豊富。 | ||
とりがい | ビタミンB12、パントテン酸が豊富。 | ||
ほや | 鉄、亜鉛などのミネラル、ビタミンE、B12が豊富で、DHAとEPA、タウリンなども含まれる。 | ||
まだこ | タウリンが豊富で低脂肪高タンパク。アスパラギン酸やグルタミン酸などのアミノ酸も含まれる。 | ||
もずく | カルシウムやマグネシウムなどのミネラル、食物繊維が豊富。 | ||
その他 |
CONTENTS
1.梅雨まっただ中6月が旬の食べ物を知りたいあなたへ
「梅雨の季節6月におすすめの美肌の食べ物とレシピご紹介」をお届けします。
どんな季節も健康やアンチエイジング、美肌のためには食べ物や飲料が大切です。
また、6月は気温が高くなって皮脂分泌が増えることからTゾーンがテカることも。
さらに、梅雨でじめじめした日も多くなります。
だから、6月は高温多湿を意識したスキンケアやエイジングケアが大切です。
また、Tゾーンのテカリや大人ニキビを予防する食生活と生活習慣やストレスで肌荒れにならないように過ごすことも大切です。
もちろん、晴れた日は紫外線ダメージで日焼けやシミ、ソバカスなどの肌悩みのリスクもありますし、シワやほうれい線などの光老化による肌老化のリスクが高くなります。
だから、6月という季節を踏まえて、アンチエイジングを意識した生活や食べ物の習慣を実践することがエイジレスな美肌のために大切です。
その上で、6月といった季節に合ったエイジングケアやスキンケアを行えば、より美肌をキープできます。
そこで、ナールスエイジングケアアカデミーは、月別でおすすめの美肌によい食べ物とレシピをご紹介しています。
今回は、6月が旬の美肌によい食べ物や飲料とレシピをご紹介します。
また、季節や月に限らず、大切な食べ物や栄養素の記事やおすすめの書籍をご紹介しました。
からだとお肌のアンチエイジングのために参考にしてくださいね。
「6月が旬の食べ物にはどんな栄養素が含まれるの?ビタミンやミネラルは?」
「どんな野菜や果物が6月の旬なの?美味しいものが知りたい!」
「6月にオススメの魚介類は?また、ほかの海産物は?」
「6月が旬の食べ物で肌老化の予防ができる食材は?教えて!」
「ほかにおすすめの6月の食材や飲料って?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。
<6月にコラーゲンを生み出す力をチェックしたいなら!>
<からだの内側から紫外線をケア>
紫外線によるシミや隠れシミの予防に!
天然海水魚皮(タラ科等)が100%の「マリンコラーゲン」
<食べ物で美肌へ!>
*本当にキレイになれる!動画「ナールス60日間美肌プログラム」とは?
<参考記事>
梅雨の肌ケアなら
2.美肌や健康によい6月におすすめの食べ物は?
6月の美肌の基本を支える食べ物をご紹介します。
1)6月が旬の野菜
野菜では、パプリカやピーマン、ズッキーニ、アスパラガス、新ごぼう、新しょうが、オクラ、キュウリ、ゴーヤなどが6月に旬を迎えます。
また、サヤエンドウやいんげん、えだまめ、スナップエンドウ、ソラマメなども美味しい季節です。
たとえば、野菜ではパプリカはビタミンCが豊富です。
また、コラーゲンが増えるのを助けたり、皮脂をコントロールして毛穴のケアも期待できますし、メラニンを還元して美白効果を発揮するので、シミやソバカスの予防にもおすすめです。
もちろん、隠れシミの予防にも効果的です。
さらに、ベータカロテンやポリフェノールの一種であるクエルシトリンも含まれているので、からだや肌の酸化を防いだり、皮膚や粘膜、髪の健康維持や目の老化予防の効果があります。
また、脂肪細胞の脂肪蓄積を抑制する、高血圧抑制、血中中性脂肪の上昇抑制、血流改善、関節炎予防効果等の効果が期待できます。
枝豆は、たんぱく質、ビタミンB1、カリウム、食物繊維、鉄分などが豊富です。
枝豆に含まれる必須アミノ酸の一つメチオニンは、ビタミンB1、ビタミンCとともにアルコールの分解を助けます。
また、カリウムも豊富でむくみの予防や改善の効果が期待できます。
さらに、鉄分も豊富なので、貧血の予防にも役立ちます。
2)6月が旬の果物
果物では、ビワやメロン、アンズ、ヤマモモ、国産マンゴーなどが旬を迎えます。
また、ライチやマンゴスチン、パッションフルーツ、ブルーベリー、サクランボ、梅も出回ります。
果物では国産マンゴーは、ビタミンCやカリウムが豊富です。
また、熟したものはベータカロテンが豊富です。
さらに、パパイヤと同じような、消化を助ける酵素も含まれていることがわかっています。
梅には、クエン酸やリンゴ酸などの酢にも豊富な有機酸が含まれています。
だから、生活習慣病予防や疲労回復に効果的です。
また、アルカリ食品なので、からだが酸性になるのを中和するはたらきがあります。
<参考記事>
*ビタミンC不足は毛穴を目立たせ、老化スピードも速めてしまう!
3)6月が旬の魚介類
魚では、あなご、まあじ、きびなご、いさき、トビウオ、キス、かつお、すずき、あゆなどが6月に美味しく食べることができます。
また、ウニやホタテ、トリガイ、クルマエビ、クリガニ、ハサカキガニなども豊富に出回ります。
たとえば、まあじは、とても栄養バランスのよい魚で、たんぱく質、脂肪、ビタミンB群、カルシウムやミネラルなどすべてが含まれます。
特にたんぱく質としては、イソロイシンやロイシン、リジンなど必須アミノ酸と、アルギニンやアラニン、グルタミン酸などのうまみ成分が豊富です。
また、オメガ3脂肪酸であるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)も豊富です。
ウニにはビタミンE(トコフェロール)が豊富で、酸化を防ぐ作用や血行をよくするはたらきがあります。
そのため、冷え症の予防効果が期待できます。
また、ベータカロテンやビタミンB1やB2、植物からは得られないB12などが含まれています。
ほかでは、エビやカニには、質の高い睡眠をサポートするグリシンが豊富です。
また、グリシンには「老化の症状改善にコラーゲンに含まれるグリシンが効果を」で紹介しているとおり、老化を防ぐはたらきがあります。
6月が旬の魚介類には、肌悩みや肌老化の予防にもおすすめのものがたくさんあります。
6月の夏の乾燥肌対策や夏の紫外線対策を意識した食べ物や栄養素なども積極的に摂取しましょう。
このほか、6月の食べ物だけにこだわらず、バランスよく栄養素が摂れるような食卓を心がけましょう。
美肌のための食べ物や乾燥肌を防ぐ食べ物は、次の記事を参考にしてください。
*乾燥肌は食べ物と飲み物で内側から保湿を!おすすめ10の栄養素とは?
なお、「老化に影響大の「オーラルフレイル」。危険性がある人は5割超え!」でご紹介したとおり、加齢で口腔機能が衰えます。
どんな食べ物でも取れるように口腔ケアも意識しましょう。
3.6月のオススメレシピは?
6 月にオススメのレシピをご紹介します。
なお、このレシピや情報のご提供は、「T’s FOOD LAB」さんです。
食欲がなくなる梅雨の時期にさっぱり召し上がれるよう、寿し飯には、しょうが、みょうが、大葉といった3種類の薬味をたっぷり使い、りんご酢でフルーティーな香りとまろやかさをプラスしました。
ホームパーティーにもピッタリ! ケーキのような華やかな飾り付けにしました。
これから夏までの間、気温や湿度が高い日があるかと思えば、からだが冷える雨の日が続いたりと、気候が定まらないため、からだのお悩みも増えてきます。
特に、食に関しては、食欲がなくなり、冷たいものを飲んだり食べたり、また食中毒菌の繁殖が活発になるので、食の安全にも注意が必要です。
そんな時期にオススメなのが薬味です。
薬味といえば、お刺身や冷ややっこ、うどん、そばなど、さまざまな料理の添え物として登場します。
薬味は、香りや美味しさをプラスしてくれるのはもちろん、昔から薬味の殺菌作用や食欲増進作用などの健康効果が広く知られていました。
梅雨の季節は、薬味を積極的に使ってみましょう。
薬味の代表である「しょうが、みょうが」は常備しておきたい野菜です。
<しょうがについて>
- しょうがの旬は初夏と秋です。
- 普段食べているしょうがは、根しょうがとも呼ばれています。
- 収穫してから約2ヵ月保管してから出荷されますが、新しょうがは収穫後すぐに出荷されます。
- 新しょうがの辛さは優しく、食感がやわらかいので甘酢漬けや和え物、サラダなどに使われます。
血行を促進させ、からだを温める効果が期待できます。
<みょうがについて>
- みょうがとしょうがは、同じショウガ科ですが、特徴はまったく違います。
- みょうがは香り、しょうがは、辛さを楽しむ薬味です。
- みょうがの香りは、α-ピネンと呼ばれる精油成分です。
ストレスを緩和し、頭をスッキリさせる効果があります。
6月のレシピ【薬味たっぷり、さわやか野菜のちらし寿し】の材料
『12センチの型1台分(2~3人前)』
ご飯・・・350g (約お茶碗2杯半)
みょうが・・・2本
新しょうが・・・1片
大葉
いりすりごま (白)・・・小さじ2杯
「すし酢」
りんご酢・・・大さじ2杯
砂糖・・・大さじ1杯
塩・・・小さじ1/3杯
★A
オクラ・・・4本
塩・・・少々
★B
ラディッシュ・・・5個
はちみつ・・・小さじ1杯
レモン・・・スライス1杯
塩・・・少々
★C
きゅうり・・・1/2本
塩・・・少々
■飾り
イタリアンパセリ、パクチーなど
《下準備》
★A オクラ
オクラは、ヘタの周りのかたい部分を面取りするように取り除き、上のかたい部分を切り除きます。
その後、塩をまぶして全体を板ずりします。
沸騰した湯に塩を加え、オクラを入れ、さっとゆでます。
目安は1分以内です。
すぐに冷たい水につけて、色止めし、ザルに上げて水気を切り、輪切りにします。
★B ラディッシュ
ラディッシュは、根と茎の部分を切り除き、1/4に切ります。
器に、はちみつ、レモン、塩を入れてよく混ぜて、約30分置きます。(ジップロックなどに材料をすべて入れ、もみ込むようにすると味がしみやすいです)
★C きゅうり
きゅうりはピーラーを使って縦にうすく切っておきます。
全体に塩を軽く振りかけて、しんなりさせます。
《作り方》
①合わせ酢を作ります。耐熱容器に、すし酢の材料を入れて、電子レンジで約30秒、砂糖と塩が溶けるまで加熱します。(沸騰させないように注意をしてください)
②熱いうちに、みょうがと新しょうがのみじん切りを入れて、よく混ぜます。
③ご飯に、①といりすりごま(白)を加えて、よく混ぜ合わせ冷ましておきます。
最後にみじん切りにした大葉を入れて、軽く混ぜ合わせます。
④型に、3を入れて軽く押します。型から出して、上に、下準備を済ませたAのオクラ、Bのラディッシュを飾り、まわりにCのきゅうりを巻きます。
⑤お好みで、イタリアンパセリやパクチーなどを飾ってください。
『栄養成分12センチの型1台分』
エネルギー 718kcal
たんぱく質 11.9g
脂質 4.0g
炭水化物 154.1g
食物繊維総量 5.8g
糖質量 148.3g
食塩相当量 2.6g
4.6月の食べ物の記念日からピックアップ
この時期は紫外線も強くなります。
紫外線は、免疫低下の原因にもなります。
そこで、ここでは6月の食の記念日の中で、免疫や新型コロナウイルス感染予防につながる食べ物の日を取り上げます。
1)6月1日はチューインガムの日
平安時代から元旦と6月1日は「歯固めの日」としてお餅などを食べる風習がありました。
それに由来して、日本チューイングガム協会が6月1日をチューインガムの日に制定しました。
チューインガムをよく噛むことは、免疫を高めるサポートをする可能性があることがわかってきました。
唾液の分泌量は、早食い、食べ物をよく噛まない、喫煙、加齢、ストレス、口呼吸、不規則な生活、糖尿病や甲状腺などの病気、薬の副作用など、さまざまな要因で減少します。
一方、ガムを噛むことで唾液とウイルスや細菌を予防するIgAが増えることがわかりました。
その結果、感染予防につながる免疫力を高める可能性があることがわかりました。
また、唾液の分泌は、口の中の汚れを流して清潔に保つのにも役立ちます。
特にキシリトール入りのガムは虫歯予防に役立ちます。
ほかにも、ガムを噛むことは脳内の血流を増やして脳を活性化したり、認知症予防にもつながるといわれています。
さらに、口の周りの表情筋をよく使うことになります。
だから、口元のシワや顔のたるみといったエイジングサインを予防します。
ガムを噛むことは、感染予防だけでなく、口元のハリをキープして、美肌の維持にもつながるのです。
<参考記事>
2)6月16日は十六茶の日
アサヒ飲料株式会社が「十六茶」の名前に由来し、毎月16日を「十六茶の日」に制定しました。
十六茶はその名のとおり、緑茶など16種のお茶をブレンドした商品です。
緑茶には、ポリフェノールの1種であるカテキンやビタミンCが豊富です。
その抗酸化力などが、美肌や健康やアンチエイジングをサポートします。
たとえば、メタボリックシンドローム、肥満、生活習慣病、がん、認知症などの予防効果が研究結果から期待されています。
また、美白作用もあるのでシミのない透明感のあるお肌をキープすることができます。
そして、お茶にはもう1つ注目すべき効果の可能性が。
奈良県立医科大学が、市販のお茶によって新型コロナウイルスが無害化するという効果を確認したと発表しました。
まだ、基礎研究段階ですが、試験管内でウイルスが1分間お茶に触れると、最大99%が感染力を失うという結果を得ました。
手軽に飲めるので、6月も意識してお茶を飲みたいですね。
<参考記事>
5.食べ物についてもっと学ぶなら
ナールスエイジングケアアカデミーでは、6月に限らずさまざまな食べ物や飲料に関する最新の情報を発信しています。
また、ダイエットや栄養素の記事もあります。
さらに、編集部ニュースでもトピックスを取り上げたり、エイジングケア書籍レビューでも食べ物に関する本を紹介しています。
ここでは、それらをご紹介します。
1)食べ物や栄養素・サプリメントの記事
ナールスエイジングケアアカデミーの食べ物や栄養素・サプリメントの記事です。
6月だけではなく、どの季節や月でも役立ちます。
興味がある記事をぜひ、チェックしてくださいね。
*ほうれい線を予防・改善する食べ物・飲料・栄養素と食べ方は?
*お酢で始める!美肌もダイエットもできる欲張り習慣(飯塚美香さん)
*カカオが豊富なダークチョコレートで美肌・健康とアンチエイジング!
*ソラレンを含む食べ物で紫外線による日焼けがしやすくなるのはなぜ?
<コラーゲンの参考記事>
*コラーゲンはなぜ必要?おすすめの低分子コラーゲンサプリご紹介!
*プルプル美肌になる!コラーゲンサプリメントの種類と選び方のコツ
*コラーゲンの敵!紫外線による光老化から肌を守るコラーゲンペプチド
*コラーゲンを毎日食べて、紫外線による光老化や肌老化を予防しよう!
*プルプル美肌になる!コラーゲンサプリメントの種類と選び方のコツ
*コラーゲンをサプリメントで摂れば効果的。エビデンスを知って美肌に!
*毛細血管のゴースト化でコラーゲンも老化!美肌を取り戻す方法
*コラーゲンは骨の50%を占める成分。骨粗鬆症の予防のために大切!
2)編集部ニュースの食べ物関係の記事
ナールスエイジングケアアカデミーの編集部員がピックアップした、さまざまな食べ物や栄養素・サプリメントに関する記事です。
6月ではなくても、年間をとおした食べ物の興味深い研究やトピックスが満載です。
*アーモンドミルクの日は5月30日!人気秘密はスゴイ美肌効果
*アーモンドを食べる習慣のある人は顔のシワが少ない?研究結果発表!
*ヨーグルトは夜に食べるのが効果的!おすすめの食べ方と乳酸菌の効果
*夏は痩せやすい季節ってホントなの?脳腸相関でダイエットの工夫!
*毛髪に朗報!ノニと魚由来コラーゲン入りドリンクで抜け毛が減った
*「発酵食品で体を元気に!」@健康ラボステーションのセミナーに参加してきました
3)おすすめの食べ物関連の書籍
これらの書籍は、6月の食べ物だけではなくアンチエイジングや美肌を叶える上でとても役立ちます。
気になる一冊があればぜひ、チェックしてくださいね。
*コラーゲン完全バイブル(真野博 著、株式会社 幻冬舎メディアコンサルティング)
*医者が教える食事術 最強の教科書-20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68 (牧田善二 著、株式会社ダイヤモンド社)
*石原結實の病気を治す「野菜力」 (石原結實 著、株式会社ナツメ社)
*便活ダイエット ~便秘外来の医師が教える、排便力がアップする11のルール~(小林弘幸 著、株式会社ワニブックス)
*医者が教える最高の美肌術(小林暁子 著、株式会社アスコム)
*化粧いらずの美肌になれる3つのビューティケア(菅原由香子 著、株式会社三笠書房)
*美しい肌が生まれるところ ‐腸とこころをととのえる‐(山﨑まいこ 著、株式会社ワニブックス)
6.まとめ
「梅雨の季節6月におすすめの美肌の食べ物とレシピご紹介」をお届けしました。
また、季節や月に限らず、大切な食べ物や栄養素の記事やおすすめの書籍をご紹介しました。
いかがでしたか?
6月は夏を迎えるとともに梅雨が本格化する月。
野菜では、パプリカほか夏が旬の野菜、豆類が美味しい季節です。
果物ではマンゴーやメロンが旬。
そして、魚ではまあじやアユが美味しい季節を迎えます。
一方で、6月は高温多湿で、過ごしにくい季節。
スキンケアやエイジングケアに加えて、旬の食べ物を楽しく食べてストレスを発散させる工夫も大切です。
この記事「梅雨の季節6月におすすめの美肌の食べ物とレシピご紹介」を参考に、健康や肌によい栄養素を食べ物や飲料から摂っていただければ幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト。
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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