メイクは紫外線を防げる点ではメリットがあり、上手に使えば美肌になるのを助けます。
一方、メイクはお肌の負担になります。
また、メイクを落とさずに寝るなど放置すると、酸化して肌老化の原因にもなります。
だから、クレンジングで優しく、またしっかりとメイク落としをすることが、エイジングケアにとっては大切なのです。
この記事では、メイクのメリットとデメリットとともに、肌悩み別のテクニックをご紹介します。
また、エイジングケア世代の方のためのメイク落としの際のクレンジング料の選び方のコツをご紹介します。
- 今やメイクアイテムやメイクの方法は無数ともいえるほど増えているため、女性にとっての楽しみ方も広がっています。肌悩みをカバーするテクニックをマスターしましょう。
- メイクは外見を美しく見せるとともに、心をウキウキさせることで免疫をアップさせるなどの心理的な効果があります。だから、メイクが心身や肌にもよい影響を与えるのです。
- また、メイクで紫外線ダメージを防ぐこともできたり、最近では保湿も可能になってきました。つまり、美肌のためのアイテムにもなるのです。
- 一方、メイクは化学物質をお肌に乗せて一定時間置くので、負担になります。肌質や肌状態に合わなければ、肌トラブルの原因になることもあるのです。
- また、油分でできているので酸化しやすく、しっかり落とさなければ肌トラブルや肌老化の原因にもなります。決して、メイクをしたまま寝落ちしないように心がけましょう。
- メイクをしっかり、優しく落とすことは、美肌のためにとても大切なので、適切なクレンジング料を選んで正しく使いましょう。優しくてしっかりと落ちるものを選んで正しく使いましょう。
- エイジングとともにお肌のはたらきは低下して刺激に弱くなります。エイジングケアを意識すれば、メイクは控えめにしてクレンジング料は優しいものを使いましょう。
CONTENTS
1.メイクのメリットとデメリットを知って美肌になりたいあなたへ
今の時代では、ほとんどの女性がメイク、つまり、お化粧をしていますね。
メイクには、エイジングサインや肌悩み、肌の欠点をカバーしたり、顔を美しく整えることで、外見的な印象をよくするというメリットがあります。
つまり、美肌になる手段の1つです。
だから、仕事やイベント、お出かけの際などにはメイクすることが当たり前ですし、ある意味、礼儀のようになっていますね。
でも若い時代からずっとメイクを続けていると、肌に負担がかかってしまうことも事実です。
また、メイクに含まれる成分は酸化しやすいので、メイク落としをせずに寝てしまうと肌老化の原因になってしまいます。
一方、メイクするだけでも紫外線をカットできるので紫外線ダメージを大幅に軽減することができます。
これは光老化やシミの対策になるので、エイジングケアにとって大きなメリットです。
できればこのメリットだけをいかして、エイジレスな美肌をキープしたいですね。
この記事では、そんなメイクのメリットとデメリット、また、肌悩み別のテクニックのポイントをご紹介します。
さらに、特にエイジングケア世代の方がデメリットを避けるためのクレンジング料やメイク落としの方法についてご紹介します。
「メイクによる外見や心理面のメリットは?」
「肌悩み別のテクニックのコツが知りたい!」
「メイクの成分ってどんなもの?」
「メイクの負担やデメリットは?」
「化粧を落とさず寝落ちしたらどうすればよいの?」
「お肌の老化を避けたり負担を減らすメイク落としの方法は?」
「エイジングケア世代に向くクレンジング料はどんなもの?」
などが気になる方は、ぜひ、チェックしてくださいね。
なお、メイクアップの心理効果について詳しくは、「メイクアップのエイジングケア効果と心理的なメリットは?」をご覧ください。
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2.そもそもメイクって?
1)メイクとは?
メイクとは、「メイクアップ」「メイキャップ」の略で、英語では「Make Up」のこと、いわゆる「お化粧」のことです。
今では、「メイク」と言う言葉で使われることが多くなっています。
ほとんど全ての女性が「美しくありたい」という願いを秘めています。
メイクをしなくても生きていくことはできますが、メイクをすることで女性のより美しくなりたいという願望を叶えることが可能です。
例えば、肌ツヤを演出したり、肌がより明るくなり、目元が活き活きし、口元が上品になるなど、さまざまな魅力を演出してくれます。
自分により自信がつき、毎日をハッピーに彩ることができるなど、心理的にもよい効果を得ることができます。
また、現代では、一般的に大人の女性が化粧をすることは、社会人としてのマナーや身だしなみの一つとして考えられているのです。
メイクの方法はとてもたくさんの種類があります。
仕上がりも自由に演出することが可能です。
一昔前は雑誌などを参考にして、芸能人やモデルなどのメイクを研究し自分のメイクに取り入れる人が多かったですが、現代ではSNSなどが発達したこともあって、より簡単に自分の好きな芸能人などのメイク方法を知ることができます。
また、「美容系Youtuber」と言って、メイクの仕方やスキンケア方法を動画で解説したり、化粧品を紹介する人も登場し始め、動画にアップされたコスメが品切れすることも。
若い世代では、有名メイクアップアーティストより、より身近に感じられる美容系Youtuberの情報を参考にしている女性も増えているようです。
2)メイクに使うアイテムを知ろう
一般的にはベースメイクとポイントメイクにわかれます。
ベースメイクに使うアイテムとしては、次のようなものがあげられます。
- 紫外線から肌を保護する「日焼け止め」
- ファンデーションを肌に密着させ仕上がりを滑らかに整える「化粧下地」
- 肌色を美しくする「ファンデーション」
- ファンデーションでは補正できない肌悩みを部分的にカバーする「コンシーラー」
ファンデーションの仕上げに使う「フェイスパウダー」
ポイントメイクとしては、次のようなものがあげられます。
- 眉の形を整える「アイブロウ」
- 目元を華やかに演出する「アイシャドウ」
- 目元を強調する「アイライナー」
- まつげを長く見せる「マスカラ」
- 頬に血色感を与える「チーク」
唇に血色感を与えメイクを引き締める「口紅」
3)メイクに使う成分を知ろう
化粧品は「薬機法(旧:薬事法)」という法律に基づいてつくられており、化粧品に使える成分と使えない成分などが決まっています。
薬機法で認められた成分を使って化粧品はつくられているのです。
現在、国内で使われている化粧品原料は10000種を越えると推定されています。
「そんなにたくさんあって安全性は大丈夫?」と不安になるかもしれませんが、各メーカーとも厚生労働省が定めている「化粧品基準」「ポジティブリスト」「ネガティブリスト」などを厳格に守って、厳しいテストをしているので、安全性は保たれていると言えるでしょう。
メイクの主な原料は、化粧品に色を付ける成分である色材です。
色材には主に「無機顔料」「タール色素(有機合成色素)」「天然色素」の3つがあります。
また、メイクアイテムにキラキラとした輝きを与える「光輝性顔料」「真珠光沢顔料」も色材です。
①白色顔料
その名の通り、肌を白く見せるための顔料です。
酸化チタンや酸化亜鉛が代表的な成分です。
②体質顔料
メイクアイテムの安定性やテクスチャー、光沢などを調節するための顔料です。
タルク、カオリン、マイカ、シリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどがあります。
③有色顔料
その名の通り有色の無機顔料です。有機顔料(タール色素の一種)ほどカラフルではありませんが、耐光性、耐熱性に優れ、変色・退色しにくいメリットがあります。
酸化鉄、グンジョウ、コンジョウ、酸化クロム、水酸化クロム、マンガンバイオレット、カーボンブラックなどがあります。
④光輝性顔料・真珠光沢顔料
いわゆる「パール感」を演出する顔料です。光の当たる角度やほかの原料との配合具合によって色彩が変化します。
雲母チタン、オキシ塩化ビスマスなどがあります。
このように、メイクアイテムには顔料をはじめとするベースとなる油性原料に加えて、界面活性剤、保湿成分、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、香料などが入っています。防腐剤、殺菌剤、酸化防止剤などが入っていることもあります。
また、ビタミン、アミノ酸など、各メーカーが独自性を出すために配合する特殊添加成分も使われているのです。
どのアイテムにどんな成分が入っているかは、化粧品の全成分表示を確認すればわかります。
効果と合わせて成分にも着目し、お肌になるべく負担をかけないメイクアイテムを選ぶことも大切です。
3.肌悩み別のメイクテクニック
ナールスエイジングアカデミーでは、メイクアップアーティストのMANAMIさんのご協力・監修のもと、「ナールス美肌メイクレッスン」と題した記事と動画を配信中です。
ここでは、肌悩み別のメイクテクニックのポイントをご紹介します。
<MANAMIさんプロフィール>
単身海外でのモデル活動を経験し、帰国後は芸能人を始め専門家や経営者、企業、ミスコンテスト出場者などのヘアメイク・ファッション・歩き方など「見た目全てに関わるプロデュース」を手がける。
2019年に開催された世界五大ミスコンのミススプラナショナルジャパン東京神奈川大会オフィシャルビューティキャンプアドバイザー。
著書は「メイクの超基本テクニック」(マイナビ)他5冊。雑誌、新聞掲載、テレビ出演中。
40歳にして中央大学法学部試験に合格。2020年春より中央大学法学部法律学科4年生。
*アメブロ
<MANAMIさんが語るナールス化粧品の魅力>
1)ニキビ跡の赤みを消すメイク法
ニキビ跡には、お肌と同じ明るさの黄味寄りの色のコンシーラーがおすすめです。
ブラシで赤みのあるニキビや吹き出物の上に、輪郭よりもはみ出るくらいにのせるのがポイントです。
はみ出た部分のみ、お肌になじませた後、パウダーファンデーションで押さえて仕上げます。
ニキビ跡の赤みの消し方は、「30代以上の悩ましいニキビ跡の赤みの消し方|メイク動画」をご覧ください。
2)目元のくすみを明るくするメイク法
目元のくすみには、コントロールカラー、もしくはお手持ちのクリームチークをくすみが気になる部分に入れて、血色をあたえるようにするのがポイントです。
目元のくすみのメイクは、「30代の目元のくすみをパッと明るくするメイク術|レッスン動画」をご覧ください。
3)毛穴を目立ちにくくするメイク法
化粧下地を塗る際、毛穴が気になる箇所をくるくると円を描くように塗ることがポイントです。
また、ファンデーションも円を描きながら、叩き込むように塗っていきます。
全ての動作を、「下から上へと動かす」ことを意識しましょう。
目立つ毛穴でお悩みの方は、「30代以上必見! 毛穴を目立ちにくくするメイク術|メイクレッスン動画」をご覧ください。
4)マリオネットラインを目立たたなくするためのメイク法
マリオネットラインは、お肌より1段明るめの色のコンシーラーを使って隠します。
マリオネットラインの下部分に光を与えるようにブラシでコンシーラーを伸ばすことがポイントです。
マリオネットラインをカバーしたい方は、 「30代以上のマリオネットラインを目立たたなくするメイクポイント|動画」をご覧ください。
マリオネットラインや口元のハリがないなどでお悩みの方は、ぜひ、チェックしてみてくださいね。
5)血行の悪いくすみ肌は、メイク前のマッサージで解決!
血行の悪いくすみ肌は、いきなりメイクを始めるよりまず、血行を改善することポイントです。
メイクの前に行うフェイスマッサージなら、「40代血行の悪いくすみ肌はメイク前のマッサージで解決!|メイク動画」をご覧ください。
また、冷えや顔冷え改善のために、からだを温める効果が高い食べ物を摂りましょう。
6)目の下のクマをナチュラルに隠すメイク法
目の下のクマは、茶クマなら、オレンジのコンシーラー(スティックタイプ)がおすすめです。
青クマの場合は、コントロールカラーを使って補正し、黒クマはファンデーションより明るめのリキッドタイプのコンシーラーを使うことがナチュラルなメイクのポイントです。
目の下のクマでお悩みの方は、「 40代、目の下のクマをナチュラルに隠すメイク法|メイクレッスン動画」は、をご覧ください。
7)しみ・そばかすは、メイクでこうカバー!
しみやそばかすは、大きさによってコンシーラーの種類やカバーの仕方を変えるのがポイントです。
小さめのしみにはお肌と同色程度のコンシーラーを使います。
そして、しみの中心部から外に向かってブラシでのばした後、ぼかします。
大きめのしみは、コンシーラーはブラシではなく、指で叩き込んでいきます。
そばかすは、その上にコンシーラーを点状にのせて、薬指でたたきこみます。
シミやそばかすでお悩みの方は、「40代のしみ・そばかすはメイクでこうカバー!|メイクレッスン動画」をご覧ください。
8)目元のシワを目立たせないメイク法
目元のシワは、お肌よりも一段明るいリキッドコンシーラーを選ぶことがポイント。
コンシーラーを横向きの目元のシワに対して垂直にしっかりと叩きこむように塗って、指でなじませましょう。
目元のシワでお悩みの方は、「40代の気になる目元のシワを目立たせないメイクポイント|メイク動画」をご覧ください。
9)ゴルゴラインを目立たせないためのメイク法
ゴルゴラインのメイクには、ファンデーションよりも1段明るいコンシーラーを選ぶことがポイント。
また、リキッドタイプがおすすめです。
コンシーラーをブラシにとって、影が気になる部分にライン状にのせていきます。
ゴルゴラインでお悩みの方は、「50代のゴルゴラインを目立たせないためのメイクのポイント|動画」をご覧ください。
10)目元やくちびるのエイジングを隠すメイク法
目元のメイクは、アイシャドウは下から上へと塗っていきます。
一番濃い色をまつ毛の際から塗り、中間の色はアイホール全体に薄くのばし、濃い色との境目をぼかします。
最後は、ハイライトカラーを眉下からまつ毛の方に向かって下ろすように入れていき、中間色との境目をぼかします。
リップは1本で華やかになれる赤みのある色を、お肌の色味にあわせて選びましょう。
まずくちびるの中央からざっくりと塗り、最後にくちびるの輪郭よりも1~2ミリ大きめに輪郭を描くようにするのがポイントです。
目元のハリやくちびるのシワなどが気になっている方は、「50代のメイクレッスン目元やくちびるのエイジングを隠すメイク術」をご覧ください。
11)おでこや眉間のシワをカバーするメイク法
おでこのシワや眉間のシワは、ファンデーションは眉のすぐ上あたりにのせて、シワに垂直になるよう、下から上に髪の生え際までスポンジで塗り広げていくことがポイントです。
ファンデーションがフィットして、しわがカバーできます。
おでこのシワや眉間のシワの肌悩みがある方は、「50代のおでこや眉間のシワをカバーするメイク法|動画」をご覧ください。
12)ほうれい線や口元のシワを目立たせないメイク法
ほうれい線や口元のシワのメイクは、お肌の色よりも1~2トーン明るいコンシーラーを選ぶことがポイント。
リキッドタイプがオススメです。
ほうれい線を中心にして、内側と外側を縫うようにおいていき、指でたたきながら、内側と外側を往復するようにコンシーラーを伸ばします。
ほうれい線や口元のシワでお悩みの方は、「60代のほうれい線や口元のシワを目立たなくするメイク術|動画」をご覧ください。
4.メイクのメリットは美肌って本当?
1)メイクで紫外線をカット
顔は、身体と違って衣服に覆われているわけではないので、紫外線を受けやすくなっています。
そもそもメイクするだけでも紫外線を一定量カットしますし、紫外線反射剤や紫外線吸収剤などを配合したメイクアイテムを使うことで、紫外線対策にもなります。
例えば、ファンデーションは、一種の紫外線散乱剤を含むため、紫外線防止効果があります。
UVカット表示がない場合でも、UVカット効果があるのです。
また、UVカット化粧下地などもあります。
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肌への負担を考えるなら、紫外線防止効果が高く、メイク落としによる肌への刺激が少ないパウダーファンデーションの活用が一番効果的でしょう。
いきなりパウダーファンデーションを使ってしまうと、密着度も悪く、化粧崩れの原因になったり、粉吹きしてしまう可能性があります。
パウダーファンデーションを使う前には、保湿化粧水や美容液、保湿クリームでしっかり保湿ケアを行い、肌の状態を整えます。
10分程度時間をおき、美容液やクリームと自分の皮脂が自然になじむのを待ちます。
そして、化粧下地で整えた後、ファンデーションを顔全体に付けていき、完成です。
時間がたって崩れてきた場合は、ファンデーションではなくフェイスパウダーで直すようにするとキレイな状態を保ちやすくなります。
なお、海や山など、紫外線が強い場所に行く時は、日焼け止めとファンデーションをダブルで活用する方法が効果的です。
ただし、日焼け止めは、十分な量を使わないと、望む効果を発揮してくれません。
日焼け止めの説明書に記載の量を守って、適切な量を使うことが大切です。
一般的には、顔ならだいたい500円玉くらいの量は必要です。
特に紫外線によるシミ(老人性色素斑)がでやすい頬の部分は、重ね塗りをしてしっかり守りましょう。
また、しわが目立ちやすい首や耳の後ろ、デコルテなども塗り忘れのないように気をつけましょう。
日焼け止めは、ウォータープルーフなら強いクレンジング料が必須ですが、それ以外なら優しいクレンジング料や洗顔料でも落ちます。
このほか、パウダーファンデーションを重ね塗りすることも紫外線対策として有効です。
さらに、帽子やサングラスなどファッションでも入念な紫外線ケアを行えば、大切な肌をよりしっかりと守ることが可能です。
もちろん、UVカットサングラスも有効です。
なお、最近、ブルーライトや近赤外線も、目の老化や肌老化の原因になることがわかってきました。
その点では、これらの有害光線を防ぐサングラスがおすすめです。
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2)メイクで保湿も可能
メイクで保湿も可能です。ポイントはベースメイク。
下地クリームやファンデーションには、ヒアルロン酸などの保湿成分が含まれているものも多くあります。
メイクをしながら保湿ができるので、乾燥肌対策を兼ねることが可能です。
多くのファンデーションが発売されていますが、保湿効果などがある美容成分を含んでいることを全面に出して紹介されているものもあります。
そんな乾燥肌向けのファンデーションは、美容液ファンデーションと呼ばれることもあります。
乾燥肌が気になるなら、美容成分が豊かに配合されたものを選ぶと、お肌のケアをしながらメイクを楽しむことが出来るでしょう。
含まれている成分は各メーカーによって違いますが、代表的なものを3つ見てみましょう。
①ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は、もともとお肌の表皮の奥と真皮にあってお肌の保湿をサポートしたり肌のハリをもたらす成分です。
化粧品成分としては、水分を抱え込んで保持する水溶性の保湿成分です。
肌のうるおいを保ち、キメを整えたり、肌ツヤをもたらします。
②セラミド
セラミドは、もともと表皮の角質層の角質細胞間脂質の約半分を占める成分です。
そして、セラミドなどの脂質の層と水分の層が重なり合ってラメラ構造を形成し、お肌のバリア機能を担っています。
化粧品成分としては油溶性の成分で保湿力が高く、乾燥から肌を守ることに効果を発揮します。
中でも特に保湿力が高い成分が、ヒト型セラミドです。
そんなヒト型セラミド配合のセラミド美容液やセラミドクリームは、エイジングケア化粧品としても人気の高いアイテムです。
③スクワラン
もともと表皮の皮脂膜をつくる成分の1つがスクワランで、これはお肌に大切な保湿成分です。
スクワランは人だけではなく哺乳類やサメ、植物オイルなどにも含まれています。
化粧品成分としてのスクワランは、主に深海ザメの肝油から抽出したスクワランに化学的に水素を添加して安定化させた油溶性の保湿成分で、エモリエントと呼ばれます。
スクワランは、皮脂膜と同じように水分の蒸発を防ぐことで保湿力を発揮します。
このような保湿成分に着目してファンデーションを選ぶこともよい方法です。
また、メイク直しの際に、ミスト型の化粧水を顔全体にシュッと吹きかけ保湿をすることも可能です。
ただし、メイクでの保湿ケアに過度な期待をするのはやめましょう。
メイクは、顔の上に余分なものを塗っている状態ですので、最後は寝る前にしっかり落として、十分なスキンケアをしてあげることが必要です。
3)メイクは医療分野にも応用が期待
メイクをすることで気分が高揚し、リラックス効果が得られることもわかっています。
また、この心理的な効果によって、生体防御機能の1つである抗酸化力が高まることも証明されています。
このため、活性酸素が原因のシミやしわなどのエイジングサインを予防する効果や、免疫力の向上にも期待が高まっているのです。
メイクアップの効果は「コスメティックセラピー」「メイクセラピー」などと呼ばれ、化粧療法として医療分野への応用が期待されています。
5.メイクのデメリットは肌老化!
1)メイクによる肌の負担は?
ここまで、ご紹介した通り、最近のメイクアイテムは進化しており、メイクのメリットも増えています。
しかし、自分の肌質や肌状態に合わないメイクアップ料を使うと、肌にダメージを与えてしまいます。
その結果、肌荒れをはじめさまざまな肌悩みの原因になることもあります。
また、普通肌の人には特に問題がないメイクも、乾燥肌や乾燥性敏感肌、敏感肌など、肌のバリア機能が低下している人にとってはダメージを与えてしまうことがあるので注意が必要です。
自分の肌質や肌の状態をよく確認しておきましょう。
もし、肌が弱っている状態なら、ナチュラルメイクに切り替えたり、なるべく肌に負担が少ない成分のメイクアップ料を選ぶなど、配慮することが大切です。
基本的には、濃いメイクのほうが薄いメイクより肌への負担が大きくなります。
皮膚の薄い目元に濃いアイシャドウなどを使っていると、ダメージを与えてしまいます。
肌への負担が気になるなら、日頃からナチュラルメイクを心がけるようにしましょう。
2)メイクを残すと酸化で肌老化に
メイクは主に油分でできています。
メイクオフが十分でなく、お肌にメイク汚れが残っていると油分が酸化してしまい、お肌の老化の原因になってしまいます。
つまり、しわやたるみ、たるみが原因で起こるほうれい線などをもたらすことがあるのです。
お肌の酸化を防ぐためにも、夜のスキンケアでその日のメイクはその日の内に落とすことがポイントです。
また、毛穴に残ったメイクが、ホコリや汗などと混じり角栓が増えることで、毛穴を塞いでしまいます。
そこに紫外線が当たると、角栓が酸化して、毛穴の黒ずみになってしまうのです。
毛穴の黒ずみは目立つため、見た目にも影響を及ぼします。
さらに、角栓で毛穴が塞がっている状態は、通気性も悪く、ニキビの原因となる皮膚常在菌であるアクネ菌が繁殖してしまい、ニキビができやすいというデメリットもあります。
汚れが肌に残っているのは、心理的にも気持ち悪いですよね。
日中メイクをしたなら、その日の夜にはしっかり落としてあげましょう。
6.肌老化を防ぐエイジングケアを意識したクレンジングとは?
1)エイジングケアのクレンジングは、優しさと適度な洗浄力
メイクにはメリットとデメリットがありますが、どんなメイクでも大切なことはしっかりメイクを落とすことです。
これがクレンジング料の役割です。
しかし、メイクはしっかり落とせばよいだけではないのです。
洗浄力が強すぎると、逆に肌に負担をかけて乾燥肌の原因になってしまうのです。
クレンジングは、肌への負担が少ない適度な洗浄力がポイントです。
また、お肌はエイジングとともに薄くなって、そのはたらきが衰えます。
だからエイジングケア世代の方には、より優しいクレンジングが大切なのです。
2)クレンジング料の種類
クレンジング料は、油分と界面活性剤とその他の成分からできています。
オイルや界面活性剤が含まれているので、どんなクレンジング料でも、肌には一定の負担になります。
エイジングケアのポイントはできるだけ刺激の少ないクレンジング料を選ぶことですが、最近ではクレンジング料が多様化して選び方が難しくなっています。
クレンジング料には主に、次のタイプがあります。
- オイルタイプ
- リキッドタイプ
- ジェルタイプ
- クリームタイプ
- ミルクタイプ
- バームタイプ
- シートタイプ
- ポイントメイク専用タイプ
一般的に、オイルタイプやリキッドタイプは洗浄力が強いため肌の負担になりやすく、ミルクタイプやクリームタイプは比較的刺激がマイルドで肌の負担になりにくいのですが、洗浄力が弱いという欠点があります。
ただ、最近ではアルガンオイルなど美容オイルと同じ成分でつくった優しいクレンジングオイルもあります。
オイルタイプとミルクタイプの中間的な位置づけが、ジェルタイプ、つまりクレンジングジェルです。
弾力のあるテクスチャーで肌にのばしやすいことから摩擦が少なく、優しい使い心地で適度な洗浄力があります。
ジェルタイプのクレンジング料には、水性と油性タイプがあります。
水性タイプのジェルクレンジングは、洗い上がりがさっぱりとしている上に、マツエクをつけていても使用可能です。
洗浄力は少し弱いので、濃いメイクには洗浄力不足を感じることもありますが、エイジングケアのクレンジングには水性タイプのジェルクレンジングがオススメです。
3)エイジングケアのための界面活性剤
年齢とともにお肌は衰え、自分に合うクレンジング料も変わります。
自分の肌に合っていないクレンジング料を使っていると、老化を早めてしまう原因になるので、今の自分の肌に合ったクレンジング料に切り替えることが大切です。
エイジングケアの視点では、界面活性剤にはラウロイルグルタミン酸Naなどのアミノ酸系界面活性剤を使っているクレンジング料がオススメです。
比較的新しい界面活性剤なので、聞きなれない方も多いと思いますが、低刺激で肌の負担になりにくいという特徴があります。
アミノ酸系界面活性剤といっても、界面活性剤の親水基を構成する「アミノ酸」の種類により、複数の種類があります。
多くは、お肌の表皮と同じく弱酸性で、刺激が少なく皮膚常在菌のバランスを崩すリスクが少ないことがメリットです。
また、アレルギーのリスクもほとんどないため、安全性が高いといえます。
だから敏感肌のクレンジング料にもオススメです。
4)メイク落としは優しく
クレンジング料の使い方も重要なポイントと言えます。
コツは優しい力加減で手早く行うことです。
すすぎの時間を含めても、40秒から長くても1分くらいで終わらせるようにしましょう。
また、クレンジング料の使用量が少ないと、摩擦が起きやすく肌に負担を与えてしまいます。
各化粧品メーカーの説明文を参考に、適量を使い、優しくメイクオフすることが大切です。
まず、皮膚の強いTゾーン、次にUゾーンに伸ばして、最後に目元や口元など繊細な箇所(Oゾーン)にのばします。
小鼻は指を上下に動かし、唇の下は指の腹を使ってクルクル円を描くようになじませると、メイクが落ちやすくなります。
すすぎは人肌程度のぬるま湯を使って、手早く行います。もしシャワーで一気に洗い流している人がいたら、肌の刺激になってしまうのでやめましょう。
顔にパシャパシャお湯をかけるように優しくすすぐことがポイントです。
もちろん、メイク落としの後は、保湿化粧水、美容液、乳液や保湿クリームを使い、エイジングケアの基本である保湿をしっかり行うことも大切です。
7.エイジングケア世代にオススメのクレンジング料
エイジングケア世代の方にオススメのアミノ酸系界面活性剤配合クレンジングジェル「ナールス エークレンズ」をご紹介します。
水性のオイルフリーのクレンジングジェルで、アミノ酸系界面活性剤であるラウロイルグルタミン酸Naが主な洗浄成分で、敏感肌でも使えるクレンジング料です。
ナールス エークレンズは、皮膚科医監修で、次の特徴があります。
- アミノ酸系界面活性剤により、お肌に負担の少ない優しいクレンジングが可能です。
- 粘りのあるジェルがお肌に密着し、汚れをしっかり落としながらも、優しく洗い上げます。
- クレイ(軟質多孔性の海泥)が毛穴の汚れを吸着し、クリアな素肌をサポートします。
- アーチチョーク葉エキス配合で、毛穴のたるみ、開き、詰まり、いちご鼻、ザラつきなどの毛穴の悩みにアプローチし、毛穴の目立ちにくいお肌をサポートします。
- ナノサイズまで小さくした「金コロイド」を配合。永続する抗酸化効果で、お肌の老化の原因となる活性酸素を除去し、お肌の酸化を防ぎます。
- 酒粕エキス、トウミツ、ユズ果実エキスの効果で、バリア機能の改善をサポートします。
- 肌荒れ防止成分のカワラヨモギ花エキス、シソ葉エキスが、デリケートなお肌を優しくいたわり、肌荒れを感じさせない健やかな素肌へと導きます。
- 12の無添加(無香料、無着色、無鉱物油、オイルフリー、アルコールフリー、パラベンフリー、フェノキシエタノールフリー、石油系界面活性剤フリー、PG・DPGフリー、紫外線吸収剤フリー、旧表示指定成分フリー)を実現しています。
- マツエクもOKのクレンジング料です。
W(ダブル)洗顔は、原則として不要です。
<全成分>
水、BG、ラウリン酸ポリグリセリル-10、ペンチレングリコール、グリセリン、ラウロイルグルタミン酸Na、ヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸、酒粕エキス、トウミツ、金、タナクラクレイ、カワラヨモギ花エキス、シソ葉エキス、ユズ果実エキス、アーチチョーク葉エキス、ダマスクバラ花油、PEG-60水添ヒマシ油、カルボマー、ポリアクリル酸Na、水酸化K
8.まとめ
メイクとは何か、アイテムや原料をご紹介しました。
また、肌悩みを隠すメイクテクニックのポイントをご紹介しました。
さらに、メイクのメリットとデメリットについてご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
メイクは外見を美しく見せる、心理面によい影響を与えるなどのメリット以外にも、紫外線ダメージを防ぐという大きなメリットがあります。
つまり、肌老化を防ぐのです。
一方、メイクは肌に負担があります。だから、上手に落とさなければ、肌老化の原因になってしまいます。
そこで、エイジングケア世代の方がメイクのデメリットを避けるためのクレンジング料をご紹介しました。
エイジングケア世代の皆さんには、上手に肌悩みをカバーしてメイクを楽しんでいただければ幸いです。
そして、夜のスキンケアでは優しくて適度な洗浄力のクレンジング料でしっかりメイクを落とし、美肌をキープしましょう。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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