ノニ果汁・魚由来コラーゲンペプチドを含有したドリンクを飲むと毛髪の状態が改善されると、モリンダワールドワイドインクが第19回日本抗加齢医学会総会で発表しました。
ノニ果汁・魚由来コラーゲンペプチドのドリンクを飲んだアンケート結果でも白髪、抜け毛などが有意な改善が認められたとのことです。
この研究報告の概要をご紹介します。
また、おすすめのコラーゲンペプチドをご紹介します。
CONTENTS
1.ノニ果汁とコラーゲンペプチドの毛髪や美肌への効果が気になるあなたへ
「毛髪に朗報!ノニと魚由来コラーゲン入りドリンクで抜け毛が減った」をお届けします。
今回の編集部ニュースでは、ノニ果汁・コラーゲンペプチド含有ドリンクのアンチエイジングの効果への研究発表を紹介するとともに、2つの成分の効果や安全性を検証してみました。
ノニ果汁・魚由来コラーゲンペプチドのドリンクを飲んだアンケート結果をご紹介する前に、2つの成分について簡単におさらいます。
1)ノニ果汁の基本
ノニにはたくさんの名称があります。
インディアン・マルベリー、ヤエヤマアオキ、モリンダなどです。ノニは、太平洋諸島、東南アジア、オーストラリア、およびインドにある常緑樹です。
ノニジュースとして健康のために飲まれることが多い植物です。
ノニの栄養素はビタミンC、ビタミンB群、ポリフェノール、食物繊維、ミネラル類、アミノ酸などさまざまです。
わかっているだけでも、140種以上あり、栄養成分の豊富さはほかの果物に見られないものです。
そのため、健康や美肌のフルーツであり、スーパーフードの1つとも考えられています。
一方、副作用や健康被害も懸念されています。
そのため、日本医師会などからノニの安全性へのコメントが出されています。
2)コラーゲンペプチドの基本
コラーゲンは有名な美容成分でヒトの美肌に大切です。
ヒドロキシプロリン、スレオニン、アスパラギン酸、イソロイシン、パリン、グルタミン酸、ロイシン、チロシン、グリシン、リジン、アルギニン、プロリン、メチオニン、ヒスチジン、セリン、フェニルアラニン、アラニン、ヒドロキシリジンといった18種のアミノ酸でできています。
ヒトのからだや皮膚にもある成分で、動物や魚から抽出して分子を小さくしたコラーゲンペプチドが、コラーゲンサプリメントやコラーゲン化粧品に使われています。
コラーゲンも、「ドリンクを飲んだらお肌がプルプルになった!」という話から、「サプリメントで摂っても意味がない!」という話まで、さまざまな情報が飛び交っています。
そんな中、最近では、ノニ果実やコラーゲンペプチドを摂取すると線維芽細胞が活性化されるという研究が進みつつあります。
今回の研究報告はその1つです。
お肌を健康に維持するには、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンが正しく形作られていることが大切で、それでハリや弾力が保てます。
このコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸は、真皮内の線維芽細胞によってつくり出されています。
<コラーゲンを生み出す力をチェックしたいなら!>
3)ノニ果汁・魚由来コラーゲンペプチドのドリンクの毛髪への効果の研究
頭皮もお肌の一部であり、毛髪の成長に関わる毛母細胞などは頭皮の真皮内に存在しています。
つまり、頭皮の状態が、抜け毛や白髪、といった毛髪の状態を左右するともいえるわけです。
もちろん、女性の薄毛にも影響を与えます。
今回、モリンダ ワールドワイド インクは、線維芽細胞を活性化するノニ果汁とコラーゲンペプチドを含有したドリンク剤を飲むことで、毛髪の状態が改善されたという結果を得て、第19回日本抗加齢医学会総会で報告しました。
2.「毛髪へのノニ果汁とコラーゲンペプチドの影響」の研究概要
「毛髪へのノニ果汁とコラーゲンペプチドの影響」の研究概要は、次のとおりです。
1)被験者
24歳~57歳の健常者16名(女性:15名、男性:1名)。
2)調査方法
1日に1回、ノニ果汁・魚由来コラーゲンペプチド含有ドリンク(50ml)を8週間続けて摂取。
また、ドリンクを摂取していない状態も検証するため、8週間の摂取終了後の4週間は、ドリンクの摂取を控えた。
摂取開始前および摂取8週間後に、毛髪数本を毛根のついた状態で採取して、毛根部近くの毛髪の太さを頭皮測定機A-ONE Tab(ボムテク社)を用いて計測。
また、毛髪の状態(白髪・抜け毛・切れ毛や枝毛・髪の指通り・髪のごわつき感)について5段階で評価するアンケートも実施した。
この方法で、ノニ果汁・魚由来コラーゲンペプチド含有ドリンクの毛髪改善効果を調査しました。
3.ノニ果汁と魚由来コラーゲン入りドリンクの毛髪改善結果は?
8週間、ノニ果汁・コラーゲンペプチド含有ドリンクを飲んだあとの被験者の毛髪を測定した結果ですが、次のとおりでした。
- 毛根部近くの毛髪が、摂取前112±0.01mmに比べて、摂取後0.126±0.01mmは有意に太くなったことが確認された。
ドリンクの摂取を止めると毛髪は細くなり(0.015±01mm)、「白髪」、「抜け毛」の評価平均は、2.69±1.5、3.25±1.2とそれぞれ低下したことが確認された。
<毛髪の太さの変化>
5段階評価のアンケートから、「白髪」の評価のスコアは、摂取前は38±1.4でしたが、摂取後は3.06±1.4と有意に改善していました。
<白髪に関するアンケートの評価>
- また、「抜け毛」の評価のスコアは、摂取前00±1.4であったのが、摂取後は3.75±0.70と有意に改善していました。
- 「切れ毛」、「枝毛」、「髪の指通り」、「髪のごわつき感」については、アンケートの評価では有意な変化は認められませんでした。
- ドリンクを8週間連続で摂取したことによる有害事象の報告はなかったとのこと。
<抜け毛に関するアンケートの評価>
以上の検証から、研究者たちは、ノニ果汁・コラーゲンペプチド含有ドリンクを飲むことで繊維芽細胞が活性化され、頭皮状態が改善したため、毛髪に対する有用な作用がはたらいたのではないかと推測しています。
まだ、今後詳細な研究が必要となりますが、ノニ果汁・コラーゲンペプチド含有ドリンクのアンチエイジングの効果が期待できる結果ですね。
4.ノニ果実の効果と安全性は?
1)ノニの効果への期待
厚労省の『「総合医療」情報発信サイト』によると、ノニは、抗酸化能、免疫刺激能、抗腫瘍能があることが基礎研究で示されているそうです。
民間療法で、ノニジュースは健康強壮剤や、がんおよび心血管疾患、糖尿病などの慢性疾患に使われていますが、米国NCCIH(国立補完統合衛生センター)も、ノニの安全性及び腫瘍や症状に対する潜在的効果を確認することを目的とした研究や、前立腺がん細胞に対するノニの作用の研究を助成しており、科学的見地からも、ノニのがんや心血管疾患に対する可能性が期待されているようです。
2)ノニの安全性への懸念
ノニは、多量のカリウムを含んでいるため、腎臓病を患っている方は摂取を控えることが望ましいと考えられています。
また、肝毒性をあらわす可能性があります。
さらに、医薬品との相互作用のリスクが懸念されています。
たとえば、肝毒性を有する医薬品を飲んでいる場合は控えたほうが良さそうです。
また、ノニにはビタミンK が含まれるので、ワルファリンを併用すると、その抗凝固作用が阻害され、薬の効果が減ってしまう可能性も懸念されます。
ほかにも、ACE 阻害薬やアンジオテンシンⅡ受容体遮断薬<ARB>、利尿薬(カリウム保持性利尿薬)といった高血圧治療薬との相互作用の可能性も。
さらに、ノニは民間伝承的に中絶薬、月経促進薬として用いられてきたことから、妊娠中には控えたほうが良さそうです。
今回の結果で毛髪の状態が改善できる期待が高まるノニですが、メリットとデメリットを理解することが大切です。
5.コラーゲンの効果と安全性
1)コラーゲンの効果への期待
コラーゲン完全バイブル(真野 博 著、株式会社 幻冬舎メディアコンサルティング 発刊)では、肌の水分量や肌のハリがアップした効果や隠れシミ(肌の中にあるシミ)を改善した効果、髪が太くつややかになった効果、もろい爪が改善してキレイになったり、爪の縦のシワなどが改善した効果などが紹介されています。
さらに、コラーゲンに最も多く含まれるアミノ酸であるグリシンには、セロトニンを増やして深くて質の良い睡眠をもたら効果があります。
ほかにも、血行促進を促進して冷え性を防ぐ効果で、むくみ、目の下のクマ、顔冷えの予防が期待できます。
なお、コラーゲンは化粧品としては保湿効果を発揮します。
2)コラーゲンの効果のエビデンス
コラーゲンを摂ることにより、体調改善効果や美肌効果があることが明らかになってきました。
その大きなきっかけは、2005年に口から摂ったコラーゲンペプチドが血中で、ヒドロキシプロリン単独やヒドロキシプロリンとプロリンが結びついた形で存在することがわかったことです。
ヒドロキシプロリンとプロリンが結びついた形のコラーゲンペプチドは、線維芽細胞を増やすことがわかったのです。
ただし、血中のコラーゲンペプチドの量は人種差や個人差が大きいため、コラーゲンペプチドの効果にも個人差があるようです。
また、最近ではコラーゲンペプチドに関する臨床的な研究もいくつか登場しています。
さらに、魚由来のコラーゲンの効果が高いことがわかってきました。
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3)コラーゲンの安全性への懸念
コラーゲンの安全性を考える場合には、原料そのものと加工プロセスの安全性を考える必要があります。
まず、原料で気になるのは牛由来ですね。
最近では、牛由来のコラーゲンはBSE感染リスクの懸念にために流通量が減っています。
また、オーストラリア産のウシを使うなどリスクのないように工夫されています。
そのため、コラーゲンペプチドは安全性の高い食品です。
化粧品の場合は、加水分解で、アレルゲンとなる可能性のあるテロペプチドが除去されているので、安全性にほとんど問題はないと考えられています。
ただし、コラーゲン注射で使う場合は、医師による事前のパッチテストが必須です。
6.おすすめの魚由来のコラーゲン
1)おすすめのマリンコラーゲン
ノニ果汁・魚由来コラーゲンペプチドを含有したドリンクとは直接関係はありませんが、おすすめのサプリメントをご紹介します。
コラーゲンには、動物由来のコラーゲン(アニマルコラーゲン)と魚由来のコラーゲン(フィシュコラーゲン)があります。
魚由来には、養殖魚のウロコ由来のものとタラ、カレイなどの天然魚の皮由来のものがあります。
天然魚由来のコラーゲンはマリンコラーゲンとも呼ばれますが、活性が失われにくく、吸収も良いほか、においがほとんどないため飲みやすいのです。
これが、マリンコラーゲンのメリットです。
また、動物由来のものに比べてアレルギーが起こりにくいともいわれています。
こうしたことから、天然魚由来のコラーゲンペプチドがおすすめです。
わたしたちのおすすめは、ナールスモイストコラーゲン。
きれいな海で獲れた天然魚(タラ)の皮由来のマリンコラーゲンを主成分に、4つの美肌成分をプラスしたパウダータイプのコラーゲンペプチドです。
2)マリンコラーゲンのお試し実感や効果
実際に、ナールスのコラーゲンサプリを試された方々の声をご紹介します。
ナールスエイジングケアアカデミーのエイジングケアひろばで、サポーターを務めていただいている皆様のお声です。
なお、こちらのレビューは、リニューアル前のナールスのコラーゲンサプリ「低分子純粋コラーゲン」について書かれたものです。
*巣ごもり中のおうち美容第2弾!ナールス低分子純粋コラーゲン byあやぴ
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7.編集後記
「毛髪に朗報!ノニと魚由来コラーゲン入りドリンクで抜け毛が減った」をお届けしました。
エイジングケア世代の女性にとっては興味深い結果だったのではないでしょうか?
ノニジュースって、「スーパーモデルも愛飲!」って感じでメディアで騒がれている、海外セレブが飲むオシャレな流行りのものか、というイメージを勝手に持っていましたが、栄養素が豊富でバランスに優れていて、かつ科学的根拠のある食品なんですね。
一方で気をつける点もあります。
どんな食べ物もサプリメントもメリットとデメリット、効果や安全性をしっかり理解して摂ることが大切ですね。
コラーゲンはナールスエイジングケアアカデミーでも記事をたくさん掲載していますし、安全であることが分かっているので安心です。
特に、天然海水魚由来のコラーゲンは、品質的にも安心です。
最近、発酵食品をはじめ健康食品や健康ジュース、サプリメントに興味があります。
今、副作用のリスクのある医薬品も飲んでいないので、今度、ノニジュースにチャレンジしてみようと思います。
今回の記事「毛髪に朗報!ノニと魚由来コラーゲン入りドリンクで抜け毛が減った」が、エイジングケア世代の女性の美肌のために、お役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
医学出版社、医学系広告代理店にて編集・ライターとして、医師向け、患者向けの情報提供資材や書籍等の記事の編集・執筆や、国内・海外医学会取材・記事執筆を行う。
(編集・校正:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
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