紫外線対策は1年中必要ですが、特に紫外線量が最大になる夏は、室内外を問わず日焼け止めを塗って、光老化を防ぐことは必須です。
そんな紫外線対策の選択肢の一つに「貼る日焼け止め」が新登場。
この記事では、貼る日焼け止めのご紹介と、目とお肌を紫外線から守るための対策をわかりやすくまとめています。
CONTENTS
1.貼る日焼け止めが紫外線対策の選択肢として新登場
「貼る日焼け止め登場!紫外線対策によるエイジングケアの新しい選択」をお届けします。
夏本番となり、毎日の紫外線対策は欠かせません。
ご存じの通り、夏は降り注ぐ紫外線の量が最も多いため紫外線によるダメージが大きく、乾燥肌になりやすく、また日焼けやしわ、シミ、ソバカス、顔のたるみ、ほうれい線、たるみ毛穴の悩みなどが引き起こされやすくなります。
紫外線対策としては、からだには日焼け止め、お顔はUV化粧下地を使うことが最も一般的です。
でも、日焼け止めを使っているときにベタつき感が気になったり、黒やネイビーなどの色の濃い服やバッグなどに付着して白く汚れて目立ってしまい困ることもありますよね。
また、汗によってせっかく塗った日焼け止めも流れてしまうこともあります。
そのほかに、肌質が敏感肌や乾燥肌で、日焼け止めそのものを塗れない人もいることでしょう。
そんな場合の紫外線対策として新たに選択肢が増えました。
貼る日焼け止めです。
今回は、この貼る日焼け止めをご紹介するとともに、エイジングケア世代の方にとって避けたい夏老け肌や肌疲労を起こさないためのポイントをご紹介します。
2.日本人向けPatch MD「貼るテンプマジック UV」って?
Patch MDはからだに貼るパッチ型のサプリメントで、小さなシートをお肌に貼るだけで効果が得られるというので、アメリカでは主流になりつつあるそうです。
紫外線ケアとして新発売されたPatch MD「貼るテンプマジックUV」(Putch MD JAPAN)は、紫外線の抵抗とお肌の老化を早めるフリーラジカルの中和をサポートするように配合されていて、お肌が酸化することで受けるダメージや光老化を予防します。
配合されている成分は日焼け止めクリームと同類で、紫外線吸収剤の役割を果たすポリポジウムレウコトモス葉エキス、日焼けに効果的といわれるナイアシン、抗酸化作用のあるセレンです。
これら有効成分を直接皮膚から吸収して紫外線をブロックします。
ほかには、ビタミンD3であるコレカルシフェロール、ビタミンCであるアスコルビン酸、ビタミンEであるトコフェロール、抗炎症成分のグリチルリチン酸2Kなどの美肌のための成分が配合されています。
使い方は簡単で、二の腕やおへその上に貼るだけ。
日焼け止めクリームに比べてお肌への負担が軽いので、敏感肌や乾燥肌の方でも使えるとのことです。
ただし、シートに使われている接着剤がお肌に合わず、お肌が赤くなったりかゆみが出たりなどの肌荒れの症状が出たときには使用するのをストップしてください。
「貼るテンプマジックUV」
内容量:30パッチ入り(30日分)
パッチサイズ:縦約3.1cm×横約3.1cm
生産国:アメリカ
*「Patch MD(パッチMD) 貼るコスメ」公式ホームページ
https://www.patchmd.jp/store/
3.まだある!貼る日焼け止め
最近では、ほかにも貼る日焼け止めが登場しています。
2つ紹介しますが、機能はほぼ同じようです。
1)医療現場向けに開発されたUVケア専用テープ「エアウォールUV」
メラニンの生成や色素沈着を抑え、傷跡を残りにくくするUVブロックフィルムです。
- 透明・極薄の7ミクロンフィルムで、まるでテープを貼っていないかのようなゼロ感覚の貼り心地。
- テープ表面に貼っていることが目立たない特殊加工がされており、上からメイクも可能です。
- 柔軟性・透湿性に優れ、汗・皮脂・こすれに強く、剥がれにくいテープです。
- 防水加工なので水に濡れてもUVブロック率が落ちることはありません。
フィルムが剥がれない限りUVブロック効果も持続しますので、安心してお使いいただけます。
2)97%UVカット!医療現場から誕生した貼る日焼け止め「FILMOR(フィルモア)」
わずか7ミクロンの薄さのフィルムながら、約97%のUVをブロック。
この高いUVブロック率は、貼っている間も落ちていきません。
さらに“貼る”フィルムなので、日焼け止めクリームのような塗り直しの手間もかかりません。
- 高いUVブロック率約97% UV BLOCK
貼っている間ずっとUVブロック効果が続くフィルムなので、クリームなどの塗りなおしの手間が一切ありません。
- 顔まわりの刺激から敏感な肌を守る
敏感状態の肌へ直接メイクをしたり、日焼け止めを塗ることが怖い方にぴったり。
髪や手、空気中の汚れや刺激物などが肌に直接触れず、術後の敏感肌にも安心。
- まるで、付けていないような感覚のやわらかさ
普段のメイクにとけこむから、周りにも気づかれにくく自然。
気持ちまでも前向きに、快適に過ごしていただけます。
4.貼るだけでなく塗る日焼け止めによる紫外線ブロックが大切
1)各種日焼け止めのメリット・デメリット
塗るタイプでも、貼るタイプでも、日焼け止めを使って紫外線をブロックすることは、美肌を維持するうえでとても大切です。
また、紫外線は免疫を低下させたり、皮膚がんを引き起こすリスクがあるといわれていますので、お肌の健康面からもしっかりと防御することが必要といえます。
貼るタイプは言葉通り「貼る」だけで簡単ですが、汗などで剥がれたり、貼っているところが紫外線にさらされていると、そこだけ白くなったりすることもあるので、塗る日焼け止めでカバーすることがオススメです。
塗るタイプの日焼け止めには、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2つのタイプがあります。
SPF50やPA++++など強力な日焼け止めでは、多くが紫外線吸収剤を使っています。
長時間、太陽の下にいるシーンではこのタイプの日焼け止めがオススメです。
でも、お肌への負担は大きいので、外出から戻ったらすぐに落とすようにしましょう。
また、太陽光線に当たることで紫外線ブロック力が低下する光劣化を起こすこともデメリットです。
一方、日常生活で使いやすいには紫外線散乱剤を使った日焼け止めです。
酸化亜鉛や酸化チタン、酸化鉄が主な成分で、ノンケミカルの日焼け止めと呼ばれています。
低刺激なのでお肌への負担が少ないのと、汗で落ちたりタオルで拭いたりしない限り塗りなおす必要はないというメリットがあります。
反面、紫外線ブロック効果は紫外線吸収剤よりは低く、使用感も落ちます。
でも最近では、紫外線ブロック効果が高いものや、使用感を改良したものも出てきています。
2)シーンに合わせた日焼け止めの使い分け
シーンにあわせて日焼け止めを使い分けていただくために、SPF(主にUVBの防止効果を示す)とPA(主にUVAの防止効果を示す)の目安をご紹介します。
UVAは生活紫外線とも呼ばれ、全体の紫外線の約75%以上といわれています。
真皮にまで到達するので、線維芽細胞を破壊したり、コラーゲンやエラスチンにダメージを与えます。
顔のたるみ、ほうれい線、しわ、たるみ毛穴、シミの原因がUVAです。
UVBは、日焼け(サンバーン)の原因となる紫外線です。
全体の紫外線の約5%ですが、夏場に最も照射量が増えます。
表皮を中心としてダメージを与えるため、バリア機能の低下による肌荒れや炎症、かゆみの原因となります。
<シーン別日焼け止めのSPFとPAの目安>
条件 | 防御対象波長 | 防御効果 | 備考 | |
SPF | PA | |||
日常生活 | UVB UVA | 5 | + | 光老化予防 |
軽い屋外活動、ドライブなど | 10 | ++ | サンバーン、光老化予防 | |
晴天下のスポーツ、海水浴など | 20 | +++ | サンバーン、光老化予防 耐水性のあるものを選ぶ | |
熱帯地方での屋外活動 | 30 | ++++ |
(出典:日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「Q13.サンスクリーン剤の使い方」)
3)マスクの下にも日焼け止めはしっかり塗って!
新型コロナウイルスの影響で、マスクをするのが日常となりましたが、ずっとマスクをしていることによる蒸れや摩擦で肌荒れなどの肌トラブルが急増しています。
マスクによる肌ダメージ予防のために、スキンケアやエイジングケアでお肌の保湿をしっかりするなど気をつけている人は多いと思います。
でも、マスクをしているときに化粧下地などのベースメークをしていない人は4割近くいることが、「新しいライフスタイルとメイクに関する意識調査」(株式会社伊勢半調べ)でわかっています。
意外に多くないでしょうか?
マスクをしているからといって、UVカット効果のある素材を使ってない限り、マスクを通して紫外線はお肌に届いています。
マスクをする際にはファンデーションをつけなくても、UV化粧下地や日焼け止めなどを塗って、しっかりと紫外線対策をしてください。
<参考記事>
そのほかに、日焼け止めの選び方や使い方、紫外線を浴びた後のケア、からだの内側からのケアについては、以下の記事も参考にしてください。
<日焼け止めの選び方>
*日焼け止めの使い分けと選び方は、年齢・季節・利用シーンで!
*SPF値だけで決めてはダメ?! UVケアを完璧にする日焼け止め選びとは?
*日焼け止めは正しい塗り方と使い方が大切!紫外線をカットするコツ
*夏の紫外線対策はエイジングケアの要!UVカットで美肌キープ
*秋も紫外線対策は大切!斜め横からの光線を日焼け止めでブロック
*春の紫外線対策。しっかりブロックして日焼けの無い美肌をキープ!
<紫外線アフターケアのスキンケアアイテムの選び方>
*夏はどんな化粧水がオススメ?エイジングケアのための選び方と使い方
*夏の美容液のおすすめは?正しい選び方と使い方で肌老化を予防
*外出時の紫外線による日焼けのアフターケアはビタミンACEで!
<からだの内側からのケア>
*紫外線対策の食べ物と飲料!日焼けや肌老化を防ぐ7つの栄養素は?
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*SPF50+・PA++++ ナールスゲン推奨濃度配合UV化粧下地「ナールス ヴェール」
5.目の紫外線対策はUVカットサングラス
日焼け止めだけでなく、UVカット効果のある洋服や手袋、帽子、日傘などのアイテムを活用して紫外線をブロックしていますよね。
これに加えて忘れてはいけないのが、「目の紫外線対策」です。
目の周りや目元のシワ、目元のくすみが増えたり、目元のハリがなくなる、目からくるお肌の日焼けを予防するには、UVカットのサングラスで紫外線をブロックするのが必須です。
また、目から紫外線が入ると目そのものの老化を進め、白内障や加齢黄斑変性症になる原因となります。
特に、加齢黄斑変性症は患者数が増えており、最悪の場合は失明に至ってしまいます。
さらに、近赤外線やブルーライト、最近注目が集まっている高エネルギー可視光線(HEV)といった有害光線が、目やお肌に悪影響を及ぼすことがわかってきています。
だから、目の健康の観点からも、目を無防備な状態にしないでサングラスで目を守りましょう。
もし、サングラスをかけるのに抵抗のあるかたは、このような有害光線をブロックする透明のレンズを使ったアイケアメガネもありますので、そういうものを利用して、ぜひ目だけでなくお肌を守ってください。
ナールスでは、レンズの正面からの紫外線・有害光線だけでなく、目の横や後ろから入り込む紫外線・有害光線も吸収して、目の中に入り込まないようにするタイプのレンズを使ったアイケアメガネを発売しています。
レンズの色も透明タイプと、薄い青色やブラウンのタイプ、フレームの形状も様々ご用意しています。
ナールスのUVカットレンズ付きアイケアメガネを詳しく知りたい方は、お好みのレンズタイプをクリックしてくださいね。
<目は日焼け止めが使えない!目の紫外線対策のために!>
*紫外線・近赤外線をカットするアイケアメガネを40代美女が試着
*高エネルギー可視光線(HEV)は目の老化の原因!メガネでカットが大切
6.編集後記
「貼る日焼け止め登場!紫外線対策によるエイジングケアの新しい選択」をお届けしました。
気温が30度を超えて焼け付くような暑さの時は、日焼け止めでしっかりお肌を守るのは絶対必要なんですが、そんな日は汗がひっきりなしに出るので、ベタベタするのが気持ちよくはないですよね。
そんな時は、貼るタイプの日焼け止めを使うのもアリですね。
まだ使ったことがないので、一度試してみようと思いました。
でも、顔はしっかりとUV化粧下地のナールス ヴェールをつけて、ダブルで守らなくちゃですね。
「貼る日焼け止め登場!紫外線対策によるエイジングケアの新しい選択」が、ナールスエイジングケアアカデミーの読者のみなさまのお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
医学出版社、医学系広告代理店にて編集・ライターとして、医師向け、患者向けの情報提供資材や書籍等の記事の編集・執筆や、国内・海外医学会取材・記事執筆を行う。
(編集・校正:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト。
著作(共著)
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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